JP7250084B2 - 製品液管路内圧力の制御方法 - Google Patents
製品液管路内圧力の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7250084B2 JP7250084B2 JP2021143796A JP2021143796A JP7250084B2 JP 7250084 B2 JP7250084 B2 JP 7250084B2 JP 2021143796 A JP2021143796 A JP 2021143796A JP 2021143796 A JP2021143796 A JP 2021143796A JP 7250084 B2 JP7250084 B2 JP 7250084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product liquid
- pump
- water
- pressure
- pipeline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
この場合、第1制御部402は、流量センサからなる第1センサ401による、製品液管路337a内を流通する製品液又は水の流量の流量値を参照して、製品液管路内の流量が設定値となるように第1ポンプ336aの作動制御を行なう。
同様に、第二制御部404は、圧力センサからなる第2センサ403による製品液管路337a内を流通する製品液又は水が圧送される際の製品液管路内圧力値を参照して、製品液管路内圧力が設定値となるように第2ポンプ336bの作動制御を行なう。
第3制御部406は、圧力センサからなる第3センサ405による、冷却器335の下流の製品液管路337aの製品液管路内圧力を参照して、製品液管路内圧力が設定値となるように第3ポンプの作動を制御するように構成されている。
なお、第1ポンプ336a、第2ポンプ336b、第3ポンプ336cはロータリーポンプにより構成されている。
このため、滅菌装置330は「安全背圧」すなわち、製品液の圧力が熱媒液の圧力よりも高い圧力を確保した状態で運転されることが必要となる。「安全背圧」に関しては、滅菌装置330における製品液の滅菌時のみならず、上記の「原液排出」時及び「原液置換」時においても要請される。
この状態で第3制御部406の設定圧力値を大きくして、第3ポンプ336cの出力を下げる制御が行われた場合で、例えば、製品液が濃縮ジュース等であって粘度が水よりも高い場合には、第3ポンプ336cの出力低下により管内圧力が高くなり、安全弁から製品液が噴出する事態に至る場合がある。また、固形成分である粒入りジュース等であった場合には、製品液の液体成分のみが第3ポンプ336cから排出され、固形成分が第3ポンプ336cの上流に堆積する事態が生じ、制御不能の事態となり、製品液を正常に搬送することができなくなる場合がある。
一方、当該過渡期の晩期に同様の制御を行うと、流通液中における製品液の割合が大きいにもかかわらず、設定圧力値が切り替わるまでの間は通水時の制御が行われるため、第3ポンプ336cの出力が不足することになる。その結果、装置保護のための安全弁の設定圧力以上の管内圧力が発生し、安全弁から製品液が噴き出す可能性がある、という問題が存していた。
により製品液管路内の圧力制御を行う場合であって、製品液管路内の製品液を水で押し出して払拭する場合における下流端部ポンプの作動制御変更の開始時期は、製品液と水との境界領域が中間部ポンプ及び下流端部ポンプに到達するタイミングの時間を按分して決定する。
また、制御変更の態様は、前記境界領域が前記ホールディングチューブから前記下流端部ポンプに至る所要時間に亘り徐々に行うように構成されている。
従って、前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保することができ、常に「安全背圧」、「沸騰抑制圧」を確保しつつ、製品液が安全弁から噴き出すことなく運転することができる。
従って、前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保することができ、常に「安全背圧」、「沸騰抑制圧」を確保しつつ、製品液が安全弁から噴き出すことなく運転することができる。
従って、前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保することができ、常に「安全背圧」、「沸騰抑制圧」を確保することができると共に、製品液が安全弁から噴き出すことなく運転することができる。
従って、前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保することができ、常に「安全背圧」、「沸騰抑制圧」を確保することができると共に、製品液が安全弁から噴き出すことなく運転することができる。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の製品液管路内圧力の制御方法が適用される滅菌装置100は、製品液が内部を圧送されて流通する製品液管路130aと、製品液管路130a上において上流側から下流側に沿って設けられ、BT331からの製品液を段階的に加熱滅菌するための第1加熱器101a及び第2加熱器101bと、第2加熱器101bから送出された製品液を所定時間滅菌温度に保持するHTU102と、HTU102から送出された滅菌後の製品液を所定温度まで段階的に冷却する第1冷却器103a、第2冷却器103b及び第3冷却器103cと、製品液を圧送する第1ポンプ104a、第2ポンプ104b及び第3ポンプ104cと、第1制御器105a、第2制御器105b及び第3制御器105cと、を有している。第1ポンプ104a、第2ポンプ104b及び第3ポンプ104cには、それぞれロータリーポンプが用いられる。
第3制御器105cは、製品液及び水相互間の変更時に使用する時間データを記憶した時間データ記憶部107を有している。時間データは、製品液の粘度、第3ポンプ104cの性能、滅菌装置の各構成機器(バランスタンク331、加熱器101a、101b、製品液管路130a)の配置構成を考慮して、製品液毎に作成されている。これらの要素により滅菌装置100内の所定区間における滞液量が異なり、時間データも変化するからである。
時間データは、原液排出時(製品液を水で押して製品液管路130a内から払拭する場合)に使用される制御変更所要時間データD1a及び制御変更開始時期データD1bと、原液置換時(旧製品液を払拭した後、製品液管路103a内にある水を新たな製品液に置換する場合)に使用される制御変更所要時間データD2a及び制御変更開始時期データD2bとからなる。
制御変更後は、制御変更所要時間データD1aに基づき、製品液と水との境界領域がHTU102の出口108a(第1の所定位置)から第3ポンプ104c(第2の所定位置)に到達するのに要する時間に亘って第3ポンプ104cの作動制御変更が徐々に行われる。
また、同様に、固形成分である粒入りジュース等であった場合には、製品液の液体成分のみが第3ポンプ336cから排出され、固形成分が第3ポンプ336cの上流に堆積する事態が生じて製品液を正常に搬送することができなくなり、その結果、安全背圧及び沸騰抑制圧の確保が困難になる、という問題があった。
一方、原液排出が行われる際に、製品液と水との境界領域が所定の基準部位に到達した場合で、第3制御部406の設定圧力値を大きくして第3ポンプ336cの出力を下げる制御が行うタイミングが遅れた場合には、管路内圧力が下がりすぎ、安全背圧及び沸騰抑制圧の確保が困難になる、という問題があった。
しかしながら、本実施の形態におけるように、原液排出時には製品液と水との境界領域が製品液管路130a内を移動して第2ポンプ104bに到達する時点と、同境界領域が第3ポンプ104cに到達する時点から按分して、第3ポンプ104cの、製品液搬送から水搬送への制御変更開始タイミングが決定され、かつ、製品液と水との境界領域がHTU102の出口108a(第1の所定位置)から第3ポンプ104c(第2の所定位置)に到達する所要時間にもとづいて、第3制御器105cの設定圧力値を徐々に変更することから、第3ポンプ104cの、製品液と水との混合状態に対応した作動の変更制御がなされ、その結果、第3ポンプ104cにおいて製品液の上記のような搬送不良の事態が発生することを防止し、安全背圧を確保しつつ原液排出を行うことができる。
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。なお、図1に示した第1実施形態と共通の構成要素については、同一符号を付してその説明を適宜省略する。
即ち、中間部に配置された第2ポンプ104bは、上流端部に配置された第1ポンプ104aの下流側であって第2ポンプ104bとの間に配置され、製品液管路130a内を流通する製品液又は水の流量によりポンプの作動を制御する第一制御器105aにより作動制御されると共に、第1ポンプ104aは、第2ポンプ104bの上流側であって第1ポンプ104aとの間に配置され、製品液管路337a内を製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する第2センサ106bを有し、製品液管路130a内の圧力値に基づき作動を制御する第2制御器105bにより作動制御される。
時間データは、原液排出時に使用される制御変更所要時間データD3a及び制御変更開始時期データD3bと、原液置換時に使用される制御変更所要時間データD4a及び制御変更開始時期データD4bとからなる。
また、第1ポンプ104aの作動制御変更の所要時間に関しては、制御変更所要時間データD3aに基づいて、製品液と水との境界領域が第2制御器105bに付属する第2センサの測定位置108c(第1の所定位置)から第2加熱器101bの下流端部である出口108d(第2の所定位置)に到達する時間に亘って、第2制御器105bの設定圧力値を製品液流通時の値から通水時の値に徐々に変更する。
101a 第1加熱器(加熱部)
101b 第2加熱器(加熱部)
102 HTU
103a 第1冷却器
103b 第2冷却器
103c 第3冷却器
104a 第1ポンプ(第2実施形態の原液置換時における第1の所定位置)
104b 第2ポンプ
104c 第3ポンプ(第1実施形態における第2の所定位置)
105a 第1制御器
105b 第2制御器
105c 第3制御器
106a 第1センサ(流量センサ)
106b 第2センサ(圧力センサ)
106c 第3センサ(圧力センサ)
107 時間データ記憶部
108a HTUの出口(第1実施形態の原液排出時における第1の所定位置)
108b 第1冷却器の出口(第1実施形態の原液置換時における第1の所定位置)
108c 第2センサの測定位置(第2実施形態の原液排出時における第1の所定位置、第2実施形態の原液置換時における第2の所定位置)
108d 第2加熱器の出口(第2実施形態の原液排出時における第2の所定位置)
109 時間データ記憶部
130a 製品液管路
130b 冷媒液管路
200 滅菌装置
300 滅菌装置
320 ブレンダ
331 バランスタンク
337a 製品液管路
337b 冷媒液管路
400 ACT(アセプティックサージタンク)
D1a 制御変更所要時間データ[原液排出時]
D2a 制御変更所要時間データ[原液置換時]
D1b 制御変更開始時期データ[原液排出時]
D2b 制御変更開始時期データ[原液置換時]
D3a 制御変更所要時間データ[原液排出時]
D4a 制御変更所要時間データ[原液置換時]
D3b 制御変更開始時期データ[原液排出時]
D4b 制御変更開始時期データ[原液置換時]
Claims (9)
- 製品液管路内の製品液を加熱するための加熱部と、前記加熱部により加熱された前記製品液を所定時間滅菌温度に保持するホールディングチューブと、前記製品液又は水を前記製品液管路内で圧送するポンプとを有する滅菌装置において、前記ポンプにより、前記製品液管路内の製品液を水に置換する際及び前記製品液管路内の水を製品液に置換する際の製品液管路内の圧力制御方法であって、
前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保するべく、前記製品液と前記水との間の置換の際に、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するとともに、前記設定圧力値を徐々に変更することを特徴とする製品液管路内圧力の制御方法。 - 前記製品液管路には、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサが検知した圧力値を参照しつつ、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するポンプ作動制御部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の製品液管路内圧力の制御方法。
- 予め取得された、前記製品液と前記水との間の置換の際の前記ポンプの作動の制御変更開始時期データ及び、前記ポンプの作動の制御変更が開始されてから完了するまでに要する制御変更所要時間データに基づいて、前記設定圧力値を徐々に変更することを特徴とする請求項2記載の製品液管路内圧力の制御方法。
- 前記製品液と前記水との境界領域が前記滅菌装置における前記製品液管路の第1の所定位置から第2の所定位置に到達するのに要する時間に基づいて前記制御変更所要時間データを作成することを特徴とする請求項3記載の製品液管路内圧力の制御方法。
- 製品液管路内の製品液を加熱するための加熱部と、前記加熱部により加熱された前記製品液を所定時間滅菌温度に保持するホールディングチューブと、前記製品液又は水を前記製品液管路内で圧送するポンプとを有する滅菌装置において、前記ポンプにより、前記製品液管路内の製品液を水に置換する際及び前記製品液管路内の水を製品液に置換する際の製品液管路内の圧力制御方法であって、
前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保するべく、前記製品液と前記水との間の置換の際に、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するとともに、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液管路には、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサが検知した圧力値を参照しつつ、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するポンプ作動制御部とが設けられ、
予め取得された、前記製品液と前記水との間の置換の際の前記ポンプの作動の制御変更開始時期データ及び、前記ポンプの作動の制御変更が開始されてから完了するまでに要する制御変更所要時間データに基づいて、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液と前記水との境界領域が前記滅菌装置における前記製品液管路の第1の所定位置から第2の所定位置に到達するのに要する時間に基づいて前記制御変更所要時間データを作成し、
前記ポンプは前記製品液管路の中間部及び下流端部に設けられると共に、前記ポンプ作動制御部は前記下流端部に設けられたポンプの上流側に設けられ、
前記製品液から水へ置換する場合には、前記制御変更開始時期データは、前記境界領域が前記中間部に設けられたポンプに至る時期及び前記下流端部に設けられた前記ポンプに至る時期を考慮して取得され、
前記制御変更所要時間データは、前記境界領域が前記ホールディングチューブから前記下流端部に設けられた前記ポンプに至る時間に基づき決定され、
前記制御変更開始時期データ及び前記制御変更所要時間データに基づき前記製品液管路の下流端部に設けられた前記ポンプ作動制御部により前記下流端部に設けられたポンプの作動を制御することを特徴とする製品液管路内圧力の制御方法。 - 製品液管路内の製品液を加熱するための加熱部と、前記加熱部により加熱された前記製品液を所定時間滅菌温度に保持するホールディングチューブと、前記製品液又は水を前記製品液管路内で圧送するポンプとを有する滅菌装置において、前記ポンプにより、前記製品液管路内の製品液を水に置換する際及び前記製品液管路内の水を製品液に置換する際の製品液管路内の圧力制御方法であって、
前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保するべく、前記製品液と前記水との間の置換の際に、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するとともに、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液管路には、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサが検知した圧力値を参照しつつ、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するポンプ作動制御部とが設けられ、
予め取得された、前記製品液と前記水との間の置換の際の前記ポンプの作動の制御変更開始時期データ及び、前記ポンプの作動の制御変更が開始されてから完了するまでに要する制御変更所要時間データに基づいて、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液と前記水との境界領域が前記滅菌装置における前記製品液管路の第1の所定位置から第2の所定位置に到達するのに要する時間に基づいて前記制御変更所要時間データを作成し、
前記ポンプは前記製品液管路の中間部及び下流端部に設けられると共に、前記ポンプ作動制御部は前記下流端部に設けられたポンプの上流側に設けられ、
前記ホールディングチューブの下流側には、前記ホールディングチューブにおいて加熱滅菌された前記製品液を冷却する冷却部が設けられ、
前記水から前記製品液へ置換する場合には、前記制御変更開始時期データは、前記境界領域が前記中間部に設けられたポンプに至る時期と、前記下流端部に設けられた前記ポンプに至る時期とを考慮して取得され、
前記制御変更所要時間データは、前記境界領域が前記冷却部から前記下流端部に設けられた前記ポンプに至る時間に基づき決定され、
前記制御変更開始時期データ及び前記制御変更所要時間データに基づき前記製品液管路の下流端部に設けられた前記ポンプ作動制御部により前記ポンプの作動を制御することを特徴とする製品液管路内圧力の制御方法。 - 製品液管路内の製品液を加熱するための加熱部と、前記加熱部により加熱された前記製品液を所定時間滅菌温度に保持するホールディングチューブと、前記製品液又は水を前記製品液管路内で圧送するポンプとを有する滅菌装置において、前記ポンプにより、前記製品液管路内の製品液を水に置換する際及び前記製品液管路内の水を製品液に置換する際の製品液管路内の圧力制御方法であって、
前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保するべく、前記製品液と前記水との間の置換の際に、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するとともに、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液管路には、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサが検知した圧力値を参照しつつ、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するポンプ作動制御部とが設けられ、
予め取得された、前記製品液と前記水との間の置換の際の前記ポンプの作動の制御変更開始時期データ及び、前記ポンプの作動の制御変更が開始されてから完了するまでに要する制御変更所要時間データに基づいて、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液と前記水との境界領域が前記滅菌装置における前記製品液管路の第1の所定位置から第2の所定位置に到達するのに要する時間に基づいて前記制御変更所要時間データを作成し、
前記ポンプは前記製品液管路の上流端部及び中間部に設けられ、
前記上流端部に設けられた上流端部ポンプの下流側であって前記中間部に設けられた中間部ポンプとの間に配置される第一のポンプ作動制御部により、前記製品液管路内を流通する前記製品液又は水の流量に基づき前記中間部ポンプの作動を制御すると共に、前記中間部ポンプの上流側であって前記上流端部ポンプとの間に配置される第二のポンプ作動制御部により、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知すると共に設定された圧力値に基づき前記上流端部ポンプの作動を制御し、
前記加熱部は、前記上流端部ポンプと前記中間部ポンプとの間に配置された第一加熱部及び前記中間部ポンプと前記ホールディングチューブとの間に配置された第二加熱部とにより構成され、
前記製品液から水へ置換する場合には、前記制御変更開始時期データは、前記境界領域が前記中間部ポンプに至る時期により決定されると共に、前記制御変更所要時間データは、前記境界領域が前記第二のポンプ作動制御部から前記第二加熱部の下流側端部に至る時間に基づき決定され、
前記制御変更開始時期データ及び前記制御変更所要時間データに基づき前記第二のポンプ作動制御部により前記上流端部ポンプの作動を制御することを特徴とする製品液管路内圧力の制御方法。 - 製品液管路内の製品液を加熱するための加熱部と、前記加熱部により加熱された前記製品液を所定時間滅菌温度に保持するホールディングチューブと、前記製品液又は水を前記製品液管路内で圧送するポンプとを有する滅菌装置において、前記ポンプにより、前記製品液管路内の製品液を水に置換する際及び前記製品液管路内の水を製品液に置換する際の製品液管路内の圧力制御方法であって、
前記製品液と前記水との間の置換状態に基づいて前記ポンプの出力を制御して前記製品液管路内圧力を確保するべく、前記製品液と前記水との間の置換の際に、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するとともに、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液管路には、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサが検知した圧力値を参照しつつ、前記製品液管路内圧力が設定圧力値となるように前記ポンプの作動を制御するポンプ作動制御部とが設けられ、
予め取得された、前記製品液と前記水との間の置換の際の前記ポンプの作動の制御変更開始時期データ及び、前記ポンプの作動の制御変更が開始されてから完了するまでに要する制御変更所要時間データに基づいて、前記設定圧力値を徐々に変更し、
前記製品液と前記水との境界領域が前記滅菌装置における前記製品液管路の第1の所定位置から第2の所定位置に到達するのに要する時間に基づいて前記制御変更所要時間データを作成し、
前記ポンプは前記製品液管路の上流端部及び中間部に設けられ、
前記上流端部に設けられた上流端部ポンプの下流側であって前記中間部に設けられた中間部ポンプとの間に配置される第一のポンプ作動制御部により、前記製品液管路内を流通する前記製品液又は水の流量に基づき前記中間部ポンプの作動を制御すると共に、前記中間部ポンプの上流側であって前記上流端部ポンプとの間に配置される第二のポンプ作動制御部により、前記製品液管路内を前記製品液又は水が流通する際の製品液管路内圧力を検知すると共に設定された圧力値に基づき前記上流端部ポンプの作動を制御し、
前記加熱部は、前記上流端部ポンプと前記中間部ポンプとの間に配置された第一加熱部及び前記中間部ポンプと前記ホールディングチューブとの間に配置された第二加熱部とにより構成され、
前記水から製品液へ置換する場合には、前記制御変更開始時期データは、前記境界領域が前記上流端部ポンプに至る時期により決定されると共に、前記制御変更所要時間データは、前記境界領域が前記上流端部ポンプから前記第二のポンプ作動制御部に至る時間に基づき決定され、前記制御変更開始時期データ及び前記制御変更所要時間データに基づき前記第二のポンプ作動制御部により上流端部ポンプの作動を制御することを特徴とする製品液管路内圧力の制御方法。 - 前記制御変更所要時間データは、前記製品液の粘度、前記ポンプの性能、前記滅菌装置の各構成機器の配置位置及び前記製品液管路の配置構成を考慮して作成されることを特徴とする請求項3~8のいずれか1項に記載の製品液管路内圧力の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021143796A JP7250084B2 (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 製品液管路内圧力の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021143796A JP7250084B2 (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 製品液管路内圧力の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023037194A JP2023037194A (ja) | 2023-03-15 |
JP7250084B2 true JP7250084B2 (ja) | 2023-03-31 |
Family
ID=85509227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021143796A Active JP7250084B2 (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 製品液管路内圧力の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7250084B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000262594A (ja) | 1999-03-19 | 2000-09-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 滅菌装置 |
JP2006176133A (ja) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Iwai Kikai Kogyo Co Ltd | 液体殺菌充填方法及びその装置 |
JP2009268431A (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hisaka Works Ltd | 蒸気混合型加熱殺菌装置 |
-
2021
- 2021-09-03 JP JP2021143796A patent/JP7250084B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000262594A (ja) | 1999-03-19 | 2000-09-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 滅菌装置 |
JP2006176133A (ja) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Iwai Kikai Kogyo Co Ltd | 液体殺菌充填方法及びその装置 |
JP2009268431A (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hisaka Works Ltd | 蒸気混合型加熱殺菌装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023037194A (ja) | 2023-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5149255B2 (ja) | 液体充填方法及び装置 | |
US10384240B2 (en) | Method and apparatus for sterilizing drink supply pipeline | |
CN111629989B (zh) | 饮料充填装置的清洗、杀菌方法 | |
CN111183111B (zh) | 饮料填充装置的清洗、杀菌方法 | |
US20120000492A1 (en) | System for treating and/or processing liquid products and method for cleaning components of such systems | |
US11034566B2 (en) | Sterilization process transition method, product filling apparatus, and method and apparatus of cleaning and sterilizing the product filling apparatus | |
US8430111B2 (en) | Efficient liquid processing system | |
CN112867672B (zh) | 加热杀菌系统的清洗方法以及清洗装置 | |
JP7250084B2 (ja) | 製品液管路内圧力の制御方法 | |
US20120160330A1 (en) | System and method for continuously producing a liquid mixture | |
DK2233010T3 (en) | A method of operating a pasteurizer and pasteurisation | |
JP6997028B2 (ja) | 充填システム | |
EP3957598A1 (en) | Method for sterilizing beverage filling device and beverage filling device | |
JP2023020621A (ja) | 滅菌装置 | |
JP2009268431A (ja) | 蒸気混合型加熱殺菌装置 | |
JPH0910286A (ja) | 製品液過熱殺菌装置および方法 | |
JP2000262594A (ja) | 滅菌装置 | |
JP2023139666A (ja) | 製造ラインおよび製造方法 | |
JP7454034B1 (ja) | 液状製品の製造システム | |
JP2024013726A (ja) | 製造ライン、製造方法、および製造ラインの製造方法 | |
JPH0631081B2 (ja) | 液殺菌装置の送液制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211022 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20220328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7250084 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |