JP7249557B2 - 車両 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年1月9日~平成30年1月12日にCES2018にて展示
本開示は、自動車等の車両に関する。
なお、本開示は、2018年1月9日から12日まで、米国ネバダ州ラスベガスにて開催されたCES2018に、パナソニック株式会社が展示した車両に関連するものである。
従来、自動車等の車両において、外部からの光(例えば、太陽光)を遮蔽する技術として、例えば特許文献1に記載された車両用防眩装置がある。この車両用防眩装置は、太陽光が入射する入射領域を推定し、推定した入射領域と車両の現在位置とに基づいて、当該入射領域に車両が侵入する前にサンバイザ及び透明液晶パネルといった防眩手段を遮光状態に移行させる。
また、透明ディスプレイの透過率を制御する技術として、特許文献2に記載された車両用透過表示装置がある。この車両用透過表示装置は、透明ディスプレイの画面中で注意対象物体を含む領域がそれ以外の他の領域よりも相対的に高い明度で見えるように、注意対象物体を含む領域の透過率を他の領域の透過率よりも相対的に高くなるように制御する。
特開2007-76452号公報 特開2016-88187号公報
ところで、車両に入射する光は、太陽光に限らず、周囲の車両から発せられた光や、住宅や工場等から発せられた光等数多くあり、これらの光に対して自動的に遮光領域や透過率を変えたりするだけでは十分に対応することができない。搭乗者が手動で遮光領域を変えたり、透過率を変えたりすることができれば、車両に入射する様々な光に対して、一時的に眩惑されることがあっても、適切かつ直感的に遮蔽することができる。
本開示は、太陽光等の外部からの入射光を適切に、かつ直感的に遮蔽することができる車両を提供することを目的とする。
本開示の車両は、車室を備えた車体と、前記車体に固定され、前記車室内と車外を隔てる面状部材と、前記面状部材へのタッチを検出可能なタッチ検出回路と、を備え、前記面状部材は、少なくとも第1領域と、第2領域を有し、前記第1領域及び前記第2領域は所定の方向に沿って配置され、前記第1領域及び前記第2領域は、可視光についての透過率を変更可能であり、前記タッチ検出回路が、前記第1領域及び前記第2領域に対応する第1のタッチを検出した場合、前記第1領域の第1透過率を、前記第2領域の第2透過率より小さくするとともに、次に前記第1のタッチに連続して移動する第2のタッチを検出した場合、前記移動する第2のタッチに伴って、 前記第1透過率の前記第1領域の大きさを変化させる、車両であって、前記第1領域と前記第2領域は隣接して配置され、前記第1領域及び前記第2領域に対応する前記第1のタッチ及び前記第2のタッチは、前記第1領域と前記第2領域の境界線上へのタッチである
本開示によれば、車室内と車外を隔てる面状部材へのタッチを検出可能とし、面状部材の第1領域及び第2領域に対応する第1のタッチを検出した場合に、第1領域の第1透過率を第2領域の第2透過率より小さくするので、太陽光等の外部からの入射光を適切に、かつ直感的に遮蔽することが可能となる。
本開示の車両は、上記構成において、前記タッチ検出回路は、前記面状部材に重ねて配置されたタッチパネルを少なくとも含む。
本開示によれば、面状部材へのタッチ位置を検出することができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記所定の方向は、左右方向である。
本開示によれば、面状部材の第1領域と第2領域を左右方向に並べたことで、カーテンのように使用することができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記所定の方向は、上下方向であって、前記第1領域は、前記第2領域よりも上側に配置されている。
本開示によれば、面状部材の第1領域と第2領域を上下方向に並べたことで、サンシェードとして使用することができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記第1領域が前記第1透過率と異なる第3透過率である間に、前記タッチ検出回路が、前記第1領域及び前記第2領域に対応する前記第1のタッチを検出した場合、前記第1領域の前記第1透過率を、前記第2領域の前記第2透過率より小さくし、前記第3透過率は、前記第1透過率より大きい。
本開示によれば、第1領域を最初は明るく、第1領域及び第2領域にタッチした場合に第2領域より暗くする。
本開示の車両は、上記構成において、前記第3透過率と前記第2透過率は同一である。
本開示によれば、第1領域と第2領域の透過率を初期値において同一にする。
本開示の車両は、上記構成において、
前記面状部材は、
(1)前記車両の前部に配置された透明部材
(2)前記車両の後部に配置された透明部材
(3)前記車両の側部に配置された透明部材
上記(1)から(3)の少なくとも1つである。
本開示によれば、車両の前部、後部及び側部の少なくとも1つの部位において、第1領域の第1透過率を第2領域の第2透過率より小さくしたり、第1透過率の第1領域の大きさを変化させることが可能となる。
本開示の車両は、上記構成において、開閉可能なドアを少なくとも一つ備え、前記面状部材は、前記ドアに配置された。
本開示によれば、開閉可能なドアの少なくとも一つにおいて、第1領域の第1透過率を第2領域の第2透過率より小さくしたり、第1透過率の第1領域の大きさを変化させることが可能となる。
本開示によれば、太陽光等の外部からの入射光を適切に、かつ直感的に遮蔽することができる。
第1実施形態の車両を示す透視図 第1実施形態の車両の車室を示す斜視図 第1実施形態の車両の面状透明部材と表示器を示す断面図 第1実施形態の車両の面状透明部材と該面状透明部材に沿って配置された第1表示器を示す図 第1実施形態の車両の第2表示器を備える面状透明部材と該面状透明部材に沿って配置された第1表示器を示す図 第1実施形態の車両に搭載され、表示制御機能を有する車載装置の概略構成を示すブロック図 第2実施形態の車両の面状部材とタッチ検出回路を示す断面図 第2実施形態の車両への面状部材の配置を示す側面図 第2実施形態の車両が備える面状部材を示す平面図 第2実施形態の車両が備える面状部材の第1領域と第2領域の境界線上へのタッチ状態を示す図 第2実施形態の車両が備える面状部材の第1領域と第2領域の間に設けられた第3領域へのタッチ状態を示す図 (a),(b)第2実施形態の車両が備える面状部材への連続タッチによる第1領域の大きさの変化を示す図 第2実施形態の車両に搭載された車載装置の制御回路の動作を説明するためのフローチャート (a),(b)第3実施形態の車両における電子商取引の様子を示す図 第3実施形態の車両における電子商取引処理を説明するためのフローチャート 第3実施形態の車両における電子商取引処理を説明するためのフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る車両を具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下、本開示を実施するための好適な本実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
以下、図1及び図2を参照して、第1実施形態の車両1について説明する。図1は、第1実施形態の車両1を示す透視図である。図2は、図1の車両1の車室3を示す斜視図である。図1に示すように、車両1の実施形態は道路運送車両法に基づく自動車において自動走行可能な自動車を一例に挙げている。
車両1は、車室3を備えた車体2と、車室3内に配置された第1座席4,第2座席5及び第3座席6と、車室3の一部を構成する床面7と、車室3の側面に配置され、車室3内と車外を隔てる面状透明部材9と、車室3の側面において面状透明部材9に沿って配置され、複数画素を有する表示器10と、を備える。
第1座席4と第2座席5は、車室3の側面に沿って配置されている。即ち、X軸方向を車両1の前進方向とした場合、X軸方向に沿って配置されている。第3座席6は、X軸方向と直角のY軸方向で、第1座席4の左隣に配置されている。第1座席4は背凭れ41を有し、第2座席5は背凭れ51を有し、第3座席6は背凭れ61を有する。第1座席4と第3座席6は共に1人用の座席であり、第2座席5は複数人用の座席(所謂ベンチシートと呼ばれる)である。第1座席4は、回転軸を備え、該回転軸を中心に回動して、車両1の前進方向に向けることも、車両1の後進方向即ち第2座席5と向かい合う方向に向けることも可能になっている。第1座席4と第2座席5が向かい合うように配置した場合、第1座席4の背凭れ41と第2座席5の背凭れ51は対向することになる。
第1座席4の背凭れ41と第2座席5との背凭れ51とが対向して、第1座席4に座っている搭乗者と第2座席5に座っている搭乗者とが対面でき、搭乗者同士の対面会話が可能となる。第1座席4の背凭れ41と第2座席5との背凭れ51との対向は、第1座席4の搭乗者と第2座席5の搭乗者とが真正面に向き合う必要は無く、会話や打合せができる程度に対面している状態であれば良い。第3座席6も回転軸を有して回動自在であっても良く、自動または手動での第3座席6の回動が可能である。
なお、本実施形態の車両1では、面状透明部材9及び表示器10を車両1の前進方向右側の側面の第1座席4と第2座席5の間に配置しているが、車両1の前進方向左側の側面の第3座席6と第2座席5の間に配置することも勿論可能である。また、当然ながら双方に配置することも可能である。
図3は、面状透明部材9と表示器10を示す断面図である。同図において、面状透明部材9は、可視光について所定の透過率を有する。また、面状透明部材9は、車室3側の面の表面に、可視光について所定の透過率を有する表示器11を備える。表示器11は、例えば液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)で実現される。なお、表示器11を面状透明部材9の車室3側の面の表面に重ねて配置する以外に、表示器11を構成するガラスを面状透明部材9と兼ねるようにすることも可能である。また、以下の説明において、表示器10,11を識別し易いように、表示器10を“第1表示器10”と呼び、表示器11を“第2表示器11”と呼ぶこととする。また、図中矢印Y1は、第1表示器10の表示方向を示しており、矢印Y2は、第2表示器11の表示方向を示している。また、図中矢印Y3は、車室3側を示している。
第1表示器10は、マイクロLED(Light Emitting Diode)、液晶パネル、有機ELなどで実現される。第1表示器10は、車室3側の面の表面に可視光について所定の透過率を有するシート12を備える。シート12は加飾シートであり、例えば木目、カーボンファイバー調を備えるか、あるいは本杢(ほんもく)で構成される。なお、以下の説明において、シート12を加飾シート12と呼ぶこととする。加飾シート12は、可視光について所定の透過率を備えているが、この透過率は面状透明部材9の所定の透過率より小さくするのが望ましい。即ち、加飾シート12の所定の透過率を第1の透過率とし、面状透明部材9の所定の透過率を第2の透過率とした場合、第1の透過率が第2の透過率より小さくなるのが望ましい。加飾シート12の透過率を面状透明部材9の透過率より小さくすることで、第1表示器10が面状透明部材9より視認し難くなり、加飾シート12を第1表示器10のカバーとして用いることが可能になる。
第1表示器10は、少なくとも7画素を備えることで、最低でもアルファベットや数値からなる情報を表示できる。なお、7画素を超えるものとすることも勿論可能であり、そのようすることで表示できる情報量を増やすことができる。第1表示器10は、面状透明部材9とともに第1座席4と第2座席5の間に配置されるが、少なくとも一部が第1座席4と第2座席5の間に入っていればよい。また、図2から分かるように、第1表示器10は、その面積が面状透明部材9の面積より小さく、また上下方向の幅が面状透明部材9の上下方向の幅より小さくなっている。第1表示器10には、車両1に係る情報を表示可能であり、その例としてエアコンの設定温度が挙げられる。図4は、第2表示器11を除いた状態の面状透明部材9と、該面状透明部材9に沿って配置された第1表示器10を示す図である。同図に示すように、第1表示器10にはエアコンの設定に関する情報が表示されている。なお、第1表示器10には、エアコンの設定温度の他に、室温、時計、目的地の情報、目的地への到着予定時刻等を表示するようにしてもよい。
一方、面状透明部材9が備える第2表示器11には、所定のコンテンツが表示される。また、第2表示器11に所定のコンテンツが表示されるときは、第1表示器10には、第2表示器11に表示されている所定のコンテンツに係る情報が表示される。図5は、第2表示器11を備える面状透明部材9と、該面状透明部材9に沿って配置された第1表示器10を示す図である。同図に示すように、第2表示器11には、所定のコンテンツとして富士山の映像が表示されており、第1表示器10には富士山に係る情報、即ちコンテンツのタイトル(「Mt.Fuji」)が表示されている。
図6は、本実施形態の車両1に搭載され、表示制御機能を有する車載装置20の概略構成を示すブロック図である。同図において、車載装置20は、2つの表示パネル21,22と、タッチパネル23と、マイク24と、スピーカ25と、無線通信回路26と、制御回路27とを備える。表示パネル21は、面状透明部材9と第2表示器11から構成される。表示パネル22は、第1表示器10と加飾シート12から構成される。表示パネル21には所定のコンテンツが表示され、表示パネル22には車両1に係る情報や所定のコンテンツに係る情報が表示される。タッチパネル23、マイク24及びスピーカ25は、本実施形態では必要としないので、説明を省略する。なお、図6に示す電子商取引サーバ30も本実施形態では必要としないので、説明を省略する。
制御回路27は、装置各部を制御するものであり、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、インタフェース及び記憶装置等を備える。ROMには、CPUを制御するためのプログラムが記憶されている。RAMはCPUの動作において使用されるワークメモリである。インタフェースは、表示パネル21,22、タッチパネル23、マイク24、スピーカ25及び無線通信回路26をCPUに接続する。本実施形態の車両1においては、制御回路27は、表示パネル21,22及び無線通信回路26のみ制御すればよいので、ROMにはこれらを制御するプログラムが記憶されている。記憶装置は、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体を備え、コンテンツや該コンテンツに係る情報等を記憶する。
制御回路27は、無線通信回路26を制御して、例えば携帯電話網(セルラー網)を介してクラウド上に構築されたコンテンツサーバ(図示略)にアクセスし、該コンテンツサーバに格納されているコンテンツ及び該コンテンツに係る情報をダウンロードする。そして、ダウンロードしたコンテンツを表示パネル21に表示し、該コンテンツに係る情報を表示パネル22に表示する。また、制御回路27は、車両に係る情報があれば、当該情報を表示パネル22に表示する。例えば、搭乗者が車両1に搭載されたエアコンの温度設定を行った場合、制御回路27は、設定された温度を表示パネル22に表示する。なお、車室3内には、室温を検出するための温度センサ(図示略)が設けられており、この温度センサで検出された温度が室温として表示パネル22に表示される。表示パネル21,22は、車両1の側面において第1座席4と第2座席5の間に配置されるので、第1座席4と第2座席5に着座している搭乗者に限らず、第3座席6に着座している搭乗者も含め、全搭乗者が効果的に表示を閲覧することができる。
以上のように、第1実施形態の車両1は、車室3を備えた車体2と、車室3内に配置された第1座席4及び第2座席5と、車室3の側面に配置され、車室3内と車外を隔てる面状透明部材9と、車室3の側面において面状透明部材9に沿って配置され、少なくとも7画素を有し、車両1に係る情報やコンテンツに係る情報を表示可能な第1表示器10と、を備え、車室3の側面において第1表示器10を第1座席4と第2座席5の間に配置したので、第1座席4及び第2座席5から効果的に表示を閲覧することができる。
また、第1実施形態の車両1は、第1表示器10の表面に、可視光について所定の透過率を備える加飾シート12を有するので、第1表示器10の点灯時には表示による情報を提供でき、消灯時には第1表示器10を隠すことから(視認でき難くなることから)、第1表示器10を設けることによる美観の悪化を抑制できる(即ち、美観を損ねることがない)。
また、第1実施形態の車両1は、加飾シート12の透過率(第1の透過率)を、面状透明部材の透過率(第2の透過率)より小さくしているので、第1表示器10が面状透明部材9より視認でき難くなることから、加飾シート12を第1表示器10のカバーとして用いることができる。
また、第1実施形態の車両1は、第1表示器10の上下方向の幅を、面状透明部材9の上下方向の幅より小さくしているので、第1表示器10を設けることによる美観の悪化を抑制できる(即ち、美観を損ねることがない)。
また、第1実施形態の車両1は、面状透明部材9の車室3側の面の表面に、所定のコンテンツを表示可能な第2表示器11を備えるので、第1座席4及び第2座席5から所定のコンテンツを容易に閲覧することができる。また、第2表示器11に所定のコンテンツを表示した際に、第1表示器10に、所定のコンテンツに係る情報(例えば、所定のコンテンツのタイトル)を表示するので、第2表示器11にて所定のコンテンツを提供でき、第1表示器10にて所定のコンテンツに係る情報を提供できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の車両について説明する。第2実施形態の車両は、前述した図1の第1実施形態の車両1と同様であり、また車両1の車室3においても同様であるので、図1及び図2を援用する。但し、第1実施形態の車両1と区別するために、第2実施形態の車両には符号1Aを付すこととする。また、第2実施形態の車両1Aに搭載する車載装置は、図6に示す車載装置20で代用できる。但し、機能の一部に違いがあるため、車載装置に付す符号を20Aとし、またこの車載装置20Aを構成する制御回路に付す符号を27Aとする。また、図6に示す車載装置20のタッチパネル23は、第2実施形態の車両1Aの車載装置20Aが有するタッチ検出回路54(図7参照)に含まれるタッチパネルである。
図7は、第2実施形態の車両1Aの面状部材50とタッチ検出回路54を示す断面図である。同図において、面状部材50は、車室3内と車外を隔てるものであり、透明部材52と透過率変更部53を備える。面状部材50は、図6に示す車載装置20に示す表示パネル28に対応する。なお、図6に示す車載装置20の表示パネル21は、面状透明部材9と第2表示器11を備えたものであるが、表示パネル28は、面状部材50であって、透明部材52と透過率変更部53を備えたものである。
透明部材52と透過率変更部53は、共に薄板状で略同じ大きさの長方形状をなしている。透明部材52と透過率変更部53の配置関係は、透明部材52が車外側に、透過率変更部53は車室3内側になる。なお、図7中の矢印Y3は、車室3側を示している。タッチ検出回路54は、面状部材50の車室3内側の面に設けられる。タッチ検出回路54は、面状部材50へのタッチを検出するものであり、面状部材50に重ねて配置されるタッチパネルを少なくとも含んでいる。タッチパネルの方式には、静電容量方式、抵抗膜方向、表面弾性波方式等がある。以下、面状部材50はタッチ検出回路54を備えているものとして説明を続ける。なお、車両1は曲面が多いため、面状部材50は必ずしも長方形や平面になるとは限らない。
面状部材50は、車両1Aの前部、後部及び側部の少なくとも1つに設けられる。図8は、車両1Aへの面状部材50の配置を示す側面図である。同図において、面状部材50は、前部にあるフロントガラス70、側部にあるドア80のサイドガラス71又はドア81のサイドガラス72、後部にあるリアガラス73の少なくとも1つに設けられる。
面状部材50は、上下方向に配置された少なくとも2つの領域を有している。図9は、面状部材50を示す平面図である。同図に示すように、面状部材50は、少なくとも第1領域501と第2領域502を有し、これらの領域は上下方向に隣接して配置される。特に、第1領域501が第2領域502よりも上側に配置される。面状部材50の第1,第2領域501,502それぞれの面積の初期値は同じになっている。また、第1,第2領域501,502それぞれにおける可視光についての透過率の初期値は共に第3透過率に設定されている。第3透過率は、例えば最も多く光を透過させる透明に近い値であるとする。第1,第2領域501,502の透過率は変更可能となっており、透過率の変更は、透過率変更部53を制御することで行われる。
本実施形態の車両1Aに搭載する車載装置として、図6に示す車載装置20を用いることができる。但し、機能の一部に違いがあるため、車載装置に付す符号を20Aとし、またこの車載装置20Aを構成する制御回路に付す符号を27Aとする。また、図6に示す車載装置20のタッチパネル23は、タッチ検出回路54に含まれるタッチパネルである。
面状部材50の第1領域501及び第2領域502に対応するタッチは、下記の(1)~(3)のいずれか1つである。
(1)第1領域501へのタッチ、又は第2領域502へのタッチである
(2)第1領域501へのタッチであって、第2領域502へのタッチではない
(3)第1領域501へのタッチではなく、第2領域502へのタッチである
複数種類のタッチを用意することで、所望の1つを選択することができる。
制御回路27Aは、タッチ検出回路54が面状部材50に対するタッチを検出することで、透過率変更部53を制御して、面状部材50における透過率を変更する。例えば、まず前提として、面状部材50の第1領域501が初期状態である第3透過率であるとする。また、この第3透過率は、第1透過率より大きいものとする。面状部材50の第1領域501が初期状態である第3透過率である間に、タッチ検出回路54が第1領域501及び第2領域502に対応するタッチを検出した場合、制御回路27Aは、透過率変更部53を制御して、第1領域501の第1透過率を、第2領域502の第2透過率より小さくなるように変更する。第1領域501の第1透過率が第2領域502の第2透過率より小さくなることで、第1領域501が第2領域502より暗くなる。即ち、第1領域501は、タッチが検出されるまでは明るいが、タッチが検出されると暗くなる。
なお、第3透過率と第2透過率は同一であってもよい。また、面状部材50の第1領域501及び第2領域502に対応するタッチは、第1領域501と第2領域502の境界線503(図9参照)上へのタッチでも可能である。図10は、第1領域501と第2領域502の境界線503上へのタッチを示す図である。同図に示すように、境界線503上を指先600でタッチしている。タッチした位置は、検出座標An(x,y)として制御回路27Aに取り込まれる。なお、図10では、第1領域501の透過率が第1透過率、第2領域502の透過率が第2透過率になっている。
また、面状部材50の第1領域501と第2領域502の間に第3領域を設けて、この第3領域へのタッチも可能である。図11は、第1領域501と第2領域502の間に設けられた第3領域504へのタッチ状態を示す図である。なお、同図においても第1領域501の透過率が第1透過率、第2領域502の透過率が第2透過率になっている。
上述したように、タッチ検出回路54が、面状部材50の第1領域501と第2領域502に対応するタッチ(例えば境界線503上へのタッチ)を検出した場合、制御回路27Aが、透過率変更部53を制御して、第1領域501の第1透過率を、第2領域502の第2透過率より小さくするが、その後にタッチ操作があると、制御回路27Aが、透過率変更部53を制御して、第1透過率の第1領域501の大きさを変化させる。
図12は、連続タッチによる第1領域501の大きさの変化を示す図である。同図の(a)は、最初のタッチによる第1領域501の透過率の変化を示し、(b)は最初のタッチから指先600を下方に移動させて行ったときの第1領域501の透過率の変化を示している。最初のタッチによって第1領域501が第2領域502より暗くなり、その後、指先600を下方へ移動させて行くことで、第1領域501が徐々に広がって行く。この摺動操作は“スワイプ”と呼ばれる操作である。
なお、タッチした状態で指先600を移動させる摺動操作以外に、タッチ位置を下方又は上方へ離散的に変えて行くことも可能である。
また、第1領域501と第2領域502の境界線503上をタッチした直後にタッチ部分を下方に跳ね飛ばすことで、その勢いに応じた分だけ第1領域501が広がる“フリック”という操作もある。このフリック操作では、タッチ部分を上方に跳ね飛ばすことで、第1領域501を狭めることができる。第1領域501と第2領域502の境界線503を起点としたスワイプ操作又はフリック操作は、第1領域501と第2領域502の間に設けられた第3領域504を起点としても同様に行うことができる。
図13は、本実施形態の車両1Aに搭載された車載装置20Aの制御回路27Aの動作を説明するためのフローチャートである。同図において、制御回路27Aは、まず初期設定として、面状部材50の全領域(第1領域501及び第2領域502)を第3透過率に設定し(ステップS1)、さらに入力座標を示す変数An(x,y)でxとyのそれぞれに0を代入する(ステップS2)。
制御回路27Aは、初期設定を行った後、タッチパネル23で入力座標を検出し(ステップS3)、座標入力があるかどうか判定する(ステップS4)。制御回路27Aは、この判定において座標入力が無い場合(「NO」の場合)、座標入力が有るまでステップS3及びステップS4の処理を繰り返し行う。座標入力が有る場合(「YES」の場合)、制御回路27Aは、変数An(x,y)のyを参照し、タッチパネル23の上下方向0からyまでの第1領域501を第1透過率に設定し、yからYmaxまでの第2領域502を第2透過率に設定する(ステップS5)。以後、上記ステップS3~ステップS5を繰り返し行う。なお、座標検出の頻度が高ければ、このフローチャートだけでも、タッチ操作、スワイプ操作及びフリック操作も表現できる。
以上のように、第2実施形態の車両1Aは、車体2に固定され、車室3内と車外を隔てる面状部材50へのタッチをタッチ検出回路54で検出し、面状部材50の第1領域501及び第2領域502に対応するタッチを検出した場合に、第1領域501の第1透過率を第2領域502の第2透過率より小さくするので、太陽光等の外部からの入射光に対し、面状部材50にタッチするだけで、適切に且つ直感的に遮蔽することが可能となる。
また、第2実施形態の車両1Aは、最初のタッチ検出で、面状部材50の第1領域501の第1透過率を、面状部材50の第2領域502の第2透過率より小さくし、その後に連続的なタッチ操作により、第1透過率の第1領域501の大きさを変化させることができるので、第1領域の大きさを変化させるためのスワイプ操作が可能となる。
また、第2実施形態の車両1Aは、面状部材50の第1領域501が上側に来るように、第1領域501と第2領域502を上下方向に並べているので、サンシェードとして使用することができる。
なお、第2実施形態の車両1Aにおいて、面状部材50の第1領域501と第2領域502を左右方向に並べることも可能であり、このようにすることで、カーテンのような使用が可能となる。
また、第2実施形態の車両1Aにおいて、面状部材50へのタッチ検出をタッチパネル23で行ったが、タッチパネルに限らず、カメラ等で光学的にタッチ検出を行うようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の車両について説明する。第3実施形態の車両は、前述した図1の第1実施形態の車両1と同様であり、また車両1の車室3においても同様であるので、図1及び図2を援用する。この場合、第1実施形態の車両1と区別するために、第3実施形態の車両には符号1Bを付すこととする。また、第3実施形態の車両1Bに搭載する車載装置は、図6に示す車載装置20で代用できる。但し、機能の一部に違いがあるため、車載装置に付す符号を20Bとし、またこの車載装置20Bを構成する制御回路に付す符号を27Bとする。
第3実施形態の車両1Bは、目的地まで自律的に走行可能な車両であって、電子商取引に用いる手段として、複数の画素を備える表示回路及び音声を放音することが可能であるスピーカを備える出力回路と、タッチパネル及び音声の入力が可能なマイクを備える入力回路と、無線通信回路とを備えている。上記表示回路は、表示パネル21の第2表示器11であり、上記スピーカは、図6に示すスピーカ25である。また、上記タッチパネルは、タッチ検出回路54に含まれるタッチパネル23である。また、上記マイクは、図6に示すマイク24である。なお、表示パネル21は、第2表示器11と面状透明部材9とから構成される。タッチ検出回路54に含まれるタッチパネル23は、表示パネル21の第2表示器11の面上に重ねて配置される。
また、上記無線通信回路は、図6に示す無線通信回路26である。無線通信回路26は、外部の電子商取引サーバ30と通信可能である。電子商取引サーバ30との通信には、無線通信の他に、Link Ray(登録商標)等の光通信も可能である。
第3実施形態の車両1Bは、搭乗者が所望の商品を購入しようとして発話すると、その発話がマイク24で拾われて、音声信号として出力される。この音声信号を制御回路27Bが取り込むことで、電子商取引サーバ30上の所定の商品の購入の指示があったと判断し、電子商取引サーバ30との間で商品購入のための処理を行う。制御回路27Bは、AI(人工知能:Artificial Intelligence)機能を有しており、このAI機能により搭乗者の発話を解析したり、電子商取引サーバ30との間で商取引に係る処理を行う。
なお、電子商取引サーバ30は、一台のサーバで実現されるだけでなく、複数台のサーバを連携させ、一つの論理的な電子商取引サーバ30として実現されるようにしてもよい。
商品の購入が決まると、制御回路27Bは、目的地までの配送の提案をスピーカ25から音声として放音する。なお、商品の注文は、発話で行う以外にタッチパネル23の操作により行うことも勿論可能である。また、目的地までの配送の提案は、スピーカ25からの音声の放音以外に表示パネル21に表示することも勿論可能であり、また音声の放音と表示を同時に行うことも可能である。また、目的地は事前に設定できる。
図14(a)は、第3実施形態の車両1Bにおける電子商取引の様子を示す図である。車両1Bの搭乗者83は、第2座席5に着座した状態で商品A90を購入しようとしている。搭乗者83は所望の商品を購入するため発話すると、その音声がマイク24に拾われて、制御回路27Bがマイク24で拾われた音声を基に電子商取引サーバ30との間で商品A90を購入するための処理を行う。制御回路27Bは、商品A90の購入処理において、目的地までの配送の提案を出力する。目的地までの配送の提案の出力はスピーカ25から音声を放音するか、表示パネル21に提案の内容を表示する。目的地までの配送の提案を表示パネル21に表示する場合、表示パネル21は商品A90の付随情報90aとして、配送先として目的地を表示し、当該配送先へ商品A90を配送する場合の配送可能時刻、即ち納期を表示するようにしてもよい。図14(b)は、商品A90の付随情報90aの例を示すもので、この例においては、配送先は「レストランA」とし、配送可能時刻は「12:10」としている。
制御回路27Bは、目的地までの配送の提案を出力した後、搭乗者83から提案の採用の指示を待つ。この指示は発話で行われるか、タッチパネル23の操作により行われる。制御回路27Bは、所定時間に搭乗者83からの指示が無いと判断した場合、提案が採用されたものと判断して配送処理を進める。
次に、商品の購入者である搭乗者83と、車両1B側のAIエージェントである制御回路27Bと、電子商取引サーバ30との間で行われる処理を詳細に説明する。図15及び図16は、第3実施形態の車両1Bにおける電子商取引処理を説明するためのフローチャートである。ここで、ステップSAは搭乗者83における処理、ステップSBは制御回路27Bにおける処理、ステップSCは電子商取引サーバ30における処理を表している。
まず商品の購入者である搭乗者83が、電子商取引を発意して、電子商取引開始を発話する(ステップSA1)。電子商取引開始の発話により、車両1Bの制御回路27Bと電子商取引サーバ30が電子商取引を開始する(ステップSB1、ステップSC1)。制御回路27Bと電子商取引サーバ30との間で電子商取引が開始されることで、搭乗者83が所定の商品の購入を指示する。ここでは搭乗者83が「花束」を指定したとする。ここで、所定の商品の購入の指示とは、厳密な意味での指示に限らず、例えば、音声入力する場合、“花束を購入したい”と発話するといった、曖昧な指示を含むようにしてもよい。
そして、搭乗者83と制御回路27Bと電子商取引サーバ30との間で「花束」の検索が行われる。そして、電子商取引サーバ30が商品Aを提示すると(ステップSC2)、制御回路27Bは、商品Aを選定し、搭乗者83に提示する(ステップSB2)。制御回路27Bは、この提示をスピーカ25から音声を放音するとともに表示パネル21に表示する。搭乗者83は、制御回路27Bで選定された商品Aを選定する(ステップSA2)。制御回路27Bは、商品Aを選定して搭乗者83に提示した後、車両1Bの目的地を参照する(ステップSB3)。ここで、車両1Bは自動運転車両なので、予め目的地は入力されているが、目的地の入力は走行前であっても、走行中であってもよい。
制御回路27Bは、車両1Bの目的地を参照した後、電子商取引サーバ30に対し、商品Aを「車両1Bの目的地」、「次の目的地」に配送したときの納期確認を要求する(ステップSB4)。即ち、電子商取引サーバ30に対し、配送先ごとの納期を問い合わせる。配送先ごとの納期の問い合わせに対して、電子商取引サーバ30が商品Aを「車両1Bの目的地」、「次の目的地」に配送したときの納期を回答する(ステップSC3)。この回答は、納期情報として制御回路27Bに提示される。制御回路27Bは、電子商取引サーバ30から提示された納期情報を受け取り、その内容から「車両1Bの目的地」のスケジュールに納期が間に合うかどうか判定する(ステップSB5)。制御回路27Bは、この判定において、「車両1Bの目的地」のスケジュールに納期が間に合うと判断した場合(「YES」と判断した場合)、「車両1Bの目的地」を配送先に提案する(ステップSB6)。これに対し、制御回路27Bは、「車両1Bの目的地」のスケジュールに納期が間に合わないと判断した場合は(「NO」と判断の場合は)、「次の目的地」のスケジュールに納期が間に合うかどうか判定する(ステップSB7)。
なお、ステップSB5における「車両1Bの目的地」のスケジュールに納期が間に合うかどうかの判定は、車両1Bの「車両1Bの目的地」、「次の目的地」への到着予定時刻から所定時間経過した時刻より、納期が前である場合、納期が間に合うと判定するようにしても良い。この場合の所定時間は、例えば0分から30分の間のいずれかの時間、或いは0分から60分の間のいずれかの時間である。
制御回路27Bは、「次の目的地」のスケジュールに納期が間に合うと判断した場合(「YES」と判断した場合)、「次の目的地」を配送先に提案する(ステップSB8)。制御回路27Bは、「次の目的地」のスケジュールに納期が間に合わないと判断した場合は(「NO」と判断した場合は)、搭乗者83に対し、キャンセルするかを提案する(ステップSB9)。制御回路27Bは、搭乗者83に対し、目的地と納期から選択された配送先を提案するか、またはキャンセルするかを提案する。制御回路27Bは、この提案をスピーカ25から音声を放音するとともに表示パネル21に表示する。
なお、ステップSB8において、「次の目的地」を配送先に提案する際に、電子商取引サーバ30から提示された納期情報の納期とともに、提案するようにしてもよい。
搭乗者83は、スピーカ25から放音された提案の音声及び表示パネル21に表示された提案を見て、配送先を決定する(ステップSA3)。即ち、「車両1Bの目的地」又は「次の目的地」のいずれか一方を決定する。この決定は、発話で行われるか、タッチパネル23の操作により行われる。制御回路27Bは、搭乗者83が決定した配送先を決定し、電子商取引サーバ30に対し、配送先決定情報を送る(ステップSB10)。電子商取引サーバ30は、制御回路27Bからの配送先決定情報を受けると、制御回路27Bに対して、注文内容の最終確認を依頼する(ステップSC4)。制御回路27Bは、電子商取引サーバ30から注文内容の確認依頼を受けると、表示パネル21に注文内容を表示する(ステップSB11)。搭乗者83は、表示パネル21に表示された注文内容を最終確認し、OKであれば、注文確定OKの意思表示する(ステップSA4)。この意思表示は、発話で行われるか、タッチパネル23の操作により行われる。
制御回路27Bは、搭乗者83からの注文確定OKの意思表示を確認すると、電子商取引サーバ30に対して注文確定指示を送る(ステップSB12)。電子商取引サーバ30は、制御回路27Bからの注文確定指示を受けると注文を確定し、制御回路27Bに対して注文確定の通知を送る(ステップSC5)。制御回路27Bは、電子商取引サーバ30からの注文確定の通知を受けることで、表示パネル21に注文内容を表示する(ステップSB13)。搭乗者83は表示パネル21に表示された注文内容を確認する。これにより、今回の注文が終了する。
以上のように、第3実施形態の車両1Bは、目的地まで自律的に走行可能な車両であって、マイク24及びタッチパネル23と、スピーカ25及び表示パネル21と、外部の電子商取引サーバ30と通信可能である無線通信回路26と、制御回路27Bとを備え、制御回路27Bは、マイク24又はタッチパネル23で、電子商取引サーバ30上の所定の商品の購入の指示を受けると、目的地までの配送の提案を出力するので、所定の商品の購入を指示した搭乗者83は、自身が指定した商品の目的地までの配送を把握することができる。
本開示の車両は、目的地まで自律的に走行可能な車両に有用である。
1,1A,1B 車両
2 車体
3 車室
4 第1座席
5 第2座席
6 第3座席
7 床面
9 面状透明部材
10 表示器(第1表示器)
11 表示器(第2表示器)
12 加飾シート
20,20A,20B 車載装置
21,22,28 表示パネル
23 タッチパネル
24 マイク
25 スピーカ
26 無線通信回路
27,27A,27B 制御回路
30 電子商取引サーバ
41,51,61 背凭れ
50 面状部材
52 透明部材
53 透過率変更部
54 タッチ検出回路
70 フロントガラス
71,72 サイドガラス
73 リアガラス
80,81 ドア
501 第1領域
502 第2領域
503 境界線
504 第3領域
600 指先

Claims (8)

  1. 車室を備えた車体と、
    前記車体に固定され、前記車室内と車外を隔てる面状部材と、
    前記面状部材へのタッチを検出可能なタッチ検出回路と、
    を備え、
    前記面状部材は、少なくとも第1領域と、第2領域を有し、
    前記第1領域及び前記第2領域は所定の方向に沿って配置され、
    前記第1領域及び前記第2領域は、可視光についての透過率を変更可能であり、
    記タッチ検出回路が、前記第1領域及び前記第2領域に対応する第1のタッチを検出した場合、前記第1領域の第1透過率を、前記第2領域の第2透過率より小さくするとともに、次に前記第1のタッチに連続して移動する第2のタッチを検出した場合、前記移動する第2のタッチに伴って、 前記第1透過率の前記第1領域の大きさを変化させる、車両であって、
    前記第1領域と前記第2領域は隣接して配置され、
    前記第1領域及び前記第2領域に対応する前記第1のタッチ及び前記第2のタッチは、前記第1領域と前記第2領域の境界線上へのタッチである、
    車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記タッチ検出回路は、前記面状部材に重ねて配置されたタッチパネルを少なくとも含む、
    車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両であって、
    前記所定の方向は、左右方向である、
    車両。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の車両であって、
    前記所定の方向は、上下方向であって、
    前記第1領域は、前記第2領域よりも上側に配置されている、
    車両。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記第1領域が前記第1透過率と異なる第3透過率である間に、
    前記タッチ検出回路が、前記第1領域及び前記第2領域に対応する前記第1のタッチを検出した場合、
    前記第1領域の前記第1透過率を、前記第2領域の前記第2透過率より小さくし、
    前記第3透過率は、前記第1透過率より大きい、
    車両。
  6. 請求項に記載の車両であって、
    前記第3透過率と前記第2透過率は同一である、
    車両。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記面状部材は、
    (1)前記車両の前部に配置された透明部材
    (2)前記車両の後部に配置された透明部材
    (3)前記車両の側部に配置された透明部材
    上記(1)から(3)の少なくとも1つである、
    車両。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両であって、
    開閉可能なドアを少なくとも一つ備え、
    前記面状部材は、前記ドアに配置された、
    車両。
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