JP7246462B2 - パーラー廃水の処理方法及びその廃水処理装置 - Google Patents
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Description
た。すなわち、従来公知の既存の技術では、廃棄乳を含む汚染された廃液に、通常の脱水助剤や凝集剤などを添加してフロックを生成(形成)させても、残渣ケーキの含水率を約70%以下に低下させることは技術的にきわめて難しく、それを解決することは至難とされているのが実情であった。
(1)廃棄乳を含むパーラー廃水の処理方法であって、被処理水のパーラー廃水に、植物性繊維を機械的に粉砕した粒径1~100μmの粉砕物を主成分とし、Mp値(Moisture percentage value)がMp≦55乃至Mp=55~70を有する脱水助剤及びフロック(Flock;綿毛状沈殿)形成能を有する凝集剤とを添加して、フロック;特大(φ10mm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を含むことを特徴とするパーラー廃水の処理方法。
(2)少なくとも混和槽-反応槽-汚泥脱水機-中和槽-生物処理槽を備えた浄化施設において、混和槽で、被処理水のパーラー廃水に、上記特定の脱水助剤を添加する工程、次いで、反応槽で、被処理水に、フロック形成能を有する凝集剤を添加して、廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;特大(φ10mm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、汚泥脱水機で、該フロックを除去すると同時に、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を備えた、前記(1)に記載の処理方法。
(3)Mp値がMp=55~70を有する脱水助剤及びフロック形成能を有する凝集剤とを添加して、フロック;大(φ5~10mm)を形成させる工程、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を備えた、前記(1)又は(2)に記載の処理方法。
(4)被処理水の生物処理槽流入前に、廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロックを除去する操作を実行する、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の処理方法。
(5)被処理水の生物処理槽(曝気槽)流入前に、中和槽で、消毒剤の中和の操作を実行する、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の処理方法。
(6)被処理水のパーラー廃水に対して、混和槽で、上記脱水助剤を0.1%以下(対廃水容量)添加する、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の処理方法。
(7)被処理水のパーラー廃水に対して、反応槽で、凝集剤を1%以下(0.2%水溶液)添加する、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の処理方法。
(8)上記前記(1)から(7)のいずれかに記載のパーラー廃水の処理方法で使用するための廃水処理装置であって、
少なくとも混和槽-反応槽-汚泥脱水機-中和槽-生物処理槽を備えた浄化施設を含み、
1)混和槽で、被処理水の廃棄乳を含むパーラー廃水に、植物性繊維を機械的に粉砕した粒径1~100μmの粉砕物を主成分とし、Mp値がMp≦55乃至Mp=55~70を有する脱水助剤を添加する工程、
2)反応槽で、被処理水に凝集剤を添加して廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;特大(φ10nm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、
3)汚泥脱水機で、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、
を実行することにより、上記脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実施するようにしたことを特徴とする上記廃水処理装置。
(9)1)混和槽で、被処理水のパーラー廃水に、Mp値がMp=55~70を有する脱水助剤を添加する工程、
2)反応槽で、被処理水に凝集剤を添加して廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;大(φ5~10mm)を形成させる工程、
3)汚泥脱水機で、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55~70%とに分離する工程、
を実行することにより、上記脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実施するようにした、前記(8)に記載の廃水処理装置。
本発明の被処理対象物であるパーラー廃水とは、搾乳機器や搾乳設備の洗浄排水や、消毒殺菌剤、搾乳施設の床面を洗い流す水や、廃棄乳、洗浄剤、屎尿などが含まれている搾乳施設から発生する廃水を意味する。このパーラー廃水については、当技術分野では、廃棄乳や、消毒殺菌剤などが未処理のまま曝気槽に流入されている場合があるため、生物処理槽(曝気槽)における生物処理(浄化処理)がうまく行かないという問題が多々見られた。
として、例えば、高分子凝集剤を使用することができる。ここで、植物性繊維を機械的剪断により粉砕した粒径1~100μmの粉砕物を主成分とするとは、当該粒径1~100μmの粉砕物を少なくとも50重量%以上(すなわち、半分以上)含有するものであることを意味する。上記脱水助剤の主成分である植物性繊維としては、例えば、針葉樹又は広葉樹の木粉、あるいは稈が木質化した単子葉植物である竹の粉末、間伐材チップや木工の切屑の粉砕物又は製材時に発生するノコ屑や廃棄物、サンダー掛けで発生する研削屑や、サンドブラストで発生する切削屑、製紙用パルプ、古紙パルプなどを例示することができるが、これらに制限されるものではなく、植物性繊維が含まれる原材料(素材)であればその種類に拘わらず適宜使用することができる。
撹拌すると、次第に、フロックが生成(形成)されるので、十分にフロックを形成させてから、汚泥脱水機による搾液処理を実行する。このフロックの生成(形成)に要する時間は、通常は、5~15分程度である。
(1)本発明では、搾乳機器の洗浄水や消毒剤、搾乳施設の床面を洗い流した水、洗浄排水や、牛の糞尿、廃棄乳などが含まれるパーラー廃水中の、特に、廃棄乳中の油脂分、カルシウムに着目し、これらを生物処理槽(曝気槽)流入前に効率よく除くために、特定の脱水助剤と凝集剤とを併用して、廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロックの形成と、フロック除去/脱水をすること、また、中和槽で消毒剤の中和も同時に行うことにより、生物処理槽(曝気槽)による生物処理を実行することを可能とした。
(2)上記特定の脱水助剤と凝集剤との併用により、パーラー廃水を、水質汚濁防止法による一般排水基準を満たす形で排水することを可能とした。
(3)残渣として発生する含水率70%以下、より詳しくは、含水率55%以下乃至55~70%の脱水ケーキを堆肥化施設で再利用することが可能である。
(4)パーラー廃水を、効率よく生物処理する方法及びその廃水処理装置(施設)を提供することができる。
(5)本発明により、フロック;大きさが特大(φ10mm以上)~大(φ5~10mm)の形成と、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;予想(期待)されるケーキ含水率70%以下、より詳しくは、含水率55%以下乃至55~70%とに分離することができ、原水のBODを78%以下に除去することを可能にした。
(6)BOD容積負担の低減、汚泥発生量の抑制及び必要酸素量の削減による安定した水処理効果を期待することができる。
パーラー舎から排出される廃棄乳、消毒殺菌剤、洗浄排水、家畜屎尿などで複雑に汚染された廃液であるパーラー廃水のBOD・SS負荷低減・脱水及び処理施設として、図1に示す、(パーラー舎→)原水槽→混和槽→反応槽→汚泥脱水機→調整槽→中和槽→生物処理槽→膜処理槽→処理水槽(→排水)を設置した。
脱水助剤を添加する混和槽の容量は、576リットルで、0.4kwの撹拌機を備えたSUS製とした。凝集剤(高分子凝集剤)を添加する反応槽の容量は504リットルで、0.4kwインバータで制御する撹拌機を備えたSUS製とした。
O2(kg/日)=0.5×BOD負荷量(kg/d)・・・(1)+0.07×MLSS濃度(kg/m3)・・・(2)×生物処理槽容量(m3)・・・(3)+4.6×N負荷量(kg/d)・・・(4)
また、必要な空気量(溶解効率5% 1m3/酸素0.28kg)は、146.2kg/日÷0.28kg/m3÷0.05=10.443m3/日=7.25m3/minと定めた。
なお、リセルバー製品としては、これらのリセルバー製品の他に、主成分の粉砕もみがらの他に、例えば、むぎわら、わら及び/又はコーンコブの粉砕物を添加した市販製品などが入手可能である。
試験対象物の試料として、パーラー廃水(TS濃度0.36%、p115.84、茶白濁色)を使用し、該廃水100mlに、脱水助剤として、試料(市販製品)のリセルバー(MT2000)を0.1%(対廃水容量)添加し、約30種類の凝集剤(高分子凝集剤など)を各々添加し、反応を確認した。例えば、凝集剤(品番:RB-PT)を0.05ml、凝集剤(品番:RB-C1805)を1ml添加し、フロック判定を行った。
次に、脱水助剤として、植物性繊維を機械的剪断により粉砕した粉砕物の中から、本発明に使用できる特定の粉砕物を選定するために、廃水100mlに、市販製品(リセルバー社製の「リセルバーMT2000」、「同MT5000」、「同MT7000」の3種類)を各々0.1%(対廃水容量)添加し、フロック判定(上澄水、大きさ、硬さ、握り感)及び総合評価を行った。その結果を、表2に示した。判定条件は、A~E:最高ランク~最低ランクとした。
廃水800mlに、脱水助剤の「リセルバー(MT2000)」を添加し、凝集剤(品番:RB-PT)0.4ml、凝集剤(品番:RB-C1805)8mlを添加してフロックを形成させた。次いで、フロックをスクリュープレス脱水機を備えた脱水試験機に投入し、脱水試験を行い、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキに分離し、分離した脱水ケーキの含水率を測定した。その結果を、表3に示した。上記特定の脱水助剤と凝集剤を併用することによって、脱水ケーキ含水率は、55%以下の54.54%であった。添加率は、対廃水容量に対するものとした。
原水(脱水前の廃水)と、上記脱水試験でフロックを除去した脱離液(“リセルバー脱水脱離液”と記載することがある)のBOD値をBOD計で測定した。その結果を、表4に示した。上記脱水助剤と特定の凝集剤を併用することによって、BOD値(生物学的酸素要求量)は、78.4%の除去が確認された。図2に、生物処理槽(曝気槽)設置条件について試験した結果を示した。図より、BOD容量負荷の低減、汚泥発生量の抑制及び必要酸素量の削減による安定した水処理効果が期待できることが判明した。
上記脱水試験によって、BOD値が4.560mg/lの原水から、BOD値が78.4%除去され、BOD値が985mg/lの脱水脱離液となった。また、上記特定の脱水助剤と凝集剤とを用いた脱水試験によって、脱水ケーキの含水率は、54.54%となった。上記脱水試験により、好適な脱水助剤は、「リセルバー、品番;MT2000」で、添加率は0.1%以下(対廃水容量)であるという結果が得られた。
パーラー廃水(TS濃度1.92%、pH4.56、白黄濁色)100mlに、脱水助剤として、試料(市販製品)の「リセルバー(MT2000)」を0.1%(対廃水容量)添加し、約30種類の高分子凝集剤(0.2%水溶液)を各々添加し、反応を確認した。その結果を、表6に示した。反応を確認したところ、フロック判定での上澄水の評価がRB-C1805において、全品番中最良のA~A+となったため、約30種類の高分子凝集剤の中から、凝集剤(RB-C1805)を脱水助剤リセルバー(MT2000)の適合高分子凝集剤として選定した。
次に、脱水助剤として、植物性繊維を機械的剪断により粉砕した粉砕物の中から、本発明に使用できる特定の粉砕物を選定するために、パーラー廃水100mlに、市販製品(リセルバー社製の「リセルバーMT2000」、「同MT5000」、「同MT7000」の3種類)を各々0.1%(対廃水容量)添加し、フロック判定を行った。その結果を、表7に示した。反応を確認したところ、フロック判定(上澄水、大きさ、硬さ、握り感)で、上澄水の評価が全品番で一番の評価のA~A+となったため、脱水助剤として、「MT2000」を選定した。
パーラー廃水500mlに、脱水助剤の「リセルバー(MT2000)」を0.10%(対廃水容量)添加し、凝集剤(品番:RB-C1805)を30ml添加してフロックを形成させた。次いで、フロックを試験機(加圧面積81cm2、圧力・保持時間可変)に投入し、脱水試験を行い、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキに分離し、分離した脱水ケーキの含水率の測定を行った。脱水加圧・保持時間は、スクリュープレス脱水機を使用した。その結果を、表8に示した。上記特定の脱水助剤と凝集剤を併用することによって、脱水ケーキ含水率は、55%以下の35.60%であった。
原水(脱水前の廃水)と、上記脱水試験でフロックを除去した脱離液(“リセルバー脱水脱離液”と記載することがある)のBOD値をBOD計で測定した。その結果を、表9に示した。上記特定の脱水助剤と凝集剤を併用することによって、原水のBOD値(12,300mg/l)からBOD値78.8%が除去され、BOD値が2,700mg/lの脱離液が得られた。図3に、生物処理槽(曝気槽)設置条件について試験した結果を示した。図より、BOD容量負荷の低減、汚泥発生量の抑制及び必要酸素量の削減による安定した水処理効果が期待できることが判明した。
上記脱水試験によって、BOD値が12.300mg/lの原水から、BOD値が78%除去され、BOD値が2,700mg/lmp脱水脱離水となった。上記特定の脱水助剤と凝集剤とを併用することによって、脱水ケーキの含水率は、35.6%となった。上記脱水試験により、好適な脱水助剤は、「リセルバー、品番;MT2000」で、添加率は0.1%以下;廃水処理量1m3に対し、1kg以下使用(対廃水容量)であった。また、好適な凝集剤の品番は、RB-C1805で、添加率は、6%;廃水処理量1m3に対し、0.12kg使用(0.2%水溶液)であった。
上澄水の評価;濁→透明、フロックの評価;“大きさ”;フロックできない、小(φ3mm以下)、中(φ3~5mm)、大(φ5~10mm)、特大(φ10mm以上)、“硬さ”;柔→硬、“握り感”、E~Aランクの評価、予想(期待)されるケーキ含水率の評価の結果をまとめて、表10に示した。上記脱水試験によって、上澄水は、透明(フロックの大きさは、特大(φ10nm以上))であり、脱水ケーキの含水率は55%以下の35.6%であった。また、本発明では、Mp≦55の脱水助剤を用いた場合に限らず、Mp=55~70の脱水助剤を用いた場合にも、上澄水は、ほぼ透明(フロックの大きさは、大(φ5~10nm)であり、脱水ケーキの含水率は55~70%の範囲であり、浄化された液相を河川に廃棄できる程度に浄化できることが確認された。
Claims (7)
- 廃棄乳を含むパーラー廃水の処理方法であって、被処理水のパーラー廃水に、植物性繊維を機械的に粉砕した粒径1~100μmの粉砕物を主成分とし、Mp値(Moisture percentage value)がMp≦55乃至Mp=55~70を有する脱水助剤及びフロック(Flock;綿毛状沈殿)形成能を有する凝集剤とを添加して、フロック;特大(φ10mm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を含むことを特徴とするパーラー廃水の処理方法。
- 少なくとも混和槽-反応槽-汚泥脱水機-中和槽-生物処理槽を備えた浄化施設において、混和槽で、被処理水のパーラー廃水に、上記特定の脱水助剤を添加する工程、次いで、反応槽で、被処理水に、フロック形成能を有する凝集剤を添加して、廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;特大(φ10mm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、汚泥脱水機で、該フロックを除去すると同時に、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を備えた、請求項1に記載の処理方法。
- Mp値がMp=55~70を有する脱水助剤及びフロック形成能を有する凝集剤とを添加して、フロック;大(φ5~10mm)を形成させる工程、フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55~70%とに分離する工程、次いで、該脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実行する工程、を備えた、請求項1又は2に記載の処理方法。
- 被処理水の生物処理槽流入前に、廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロックを除去する操作を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の処理方法。
- 被処理水の生物処理槽(曝気槽)流入前に、中和槽で、消毒剤の中和の操作を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の処理方法。
- 上記請求項1から5のいずれかに記載のパーラー廃水の処理方法で使用するための廃水処理装置であって、
少なくとも混和槽-反応槽-汚泥脱水機-中和槽-生物処理槽を備えた浄化施設を含み、
1)混和槽で、被処理水の廃棄乳を含むパーラー廃水に、植物性繊維を機械的に粉砕した粒径1~100μmの粉砕物を主成分とし、Mp値がMp≦55乃至Mp=55~70を有する脱水助剤を添加する工程、
2)反応槽で、被処理水に凝集剤を添加して廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;特大(φ10nm以上)~大(φ5~10mm)を形成させる工程、
3)汚泥脱水機で、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55%以下乃至55~70%とに分離する工程、
を実行することにより、上記脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実施するようにしたことを特徴とする上記廃水処理装置。 - 1)混和槽で、被処理水のパーラー廃水に、Mp値がMp=55~70を有する脱水助剤を添加する工程、
2)反応槽で、被処理水に凝集剤を添加して廃棄乳中の油脂分とカルシウムを包接したフロック;大(φ5~10mm)を形成させる工程、
3)汚泥脱水機で、該フロックを除去した脱離液と、脱水ケーキ;含水率55~70%とに分離する工程、
を実行することにより、上記脱離液を生物処理槽(曝気槽)に投入して生物処理を実施するようにした、請求項6に記載の廃水処理装置。
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