JP7246215B2 - プラント監視サーバ、プラント監視システム、プラント監視方法およびプラント監視プログラム - Google Patents

プラント監視サーバ、プラント監視システム、プラント監視方法およびプラント監視プログラム Download PDF

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Description

本願は、プラント監視サーバ、プラント監視システム、プラント監視方法およびプラント監視プログラムに関する。
上水道施設などのプラントでは、プラントの稼働状態を監視するためにプラント監視装置が用いられている。このプラント監視装置は、プラント全体の機器の配置、稼働状況などをグラフィカルに示す全体監視画像を生成し、この全体監視画像をプラント監視室などに設けられた大型の表示装置に表示している。また、プラント内を巡回して監視する監視員は、ノート型パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどの情報携帯端末を携帯している。
プラントを構成する機器に異常が発生した場合、プラント監視装置は、全体監視画像の中で異常が発生した機器の色を変化させて表示するあるいは異常が発生した機器を点滅させて表示するなどして、異常が発生した機器を強調した全体監視画像を生成する。そして、プラント監視装置は、異常が発生した機器を強調した全体監視画像を監視員が携帯している情報携帯端末へ送信する。しかしながら、全体監視画像は大型の表示装置に表示することを目的として生成されているため情報量が多く、その画像を情報携帯端末で縮小表示しても表示面積が小さいために文字が潰れて不鮮明になったり、異常が発生した機器と他の機器との区別ができなかったりするという問題があった。
このような問題を解決する従来のプラント監視装置は、全体監視画像から異常が発生した機器の周辺を切り取った拡大画像に異常が発生した機器のデータを添えた監視画像を生成し、この監視画像の情報量を削減して情報携帯端末に送信していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-186715号公報
しかしながら、異常が発生した機器に関連する機器は、異常が発生した機器の近くに配置されているとは限らない。また、異常が発生した機器に関連する機器は、全体監視画像では省略されている機器、あるいは異常が発生した機器が表示される監視画像とは別の監視画像にしか表示されていない機器である可能性もある。従来のプラント監視装置は、全体監視画像から異常が発生した機器およびその周辺を切り取った拡大画像を情報携帯端末に送信しているので、異常が発生した機器に関連する機器が情報携帯端末で表示されない場合があった。そのため、監視員が、異常が発生した機器に関連する機器を情報携帯端末で認識できないという問題があった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたものであり、異常が発生した機器に関連する機器が全体監視画像において異常が発生した機器の近くに配置されていない機器、あるいは別の監視画像にしか表示されない機器であっても、異常が発生した機器に関連する機器を加えた簡易監視画像を生成して情報携帯端末に送信できるプラント監視サーバを得ることを目的とする。
本願に係るプラント監視サーバは、複数の機器で構成されたプラントに係る異常発生の警報を受け取り、警報に基づいて異常が発生した機器を異常機器として特定する異常機器特定部と、プラントを構成する機器相互の関連度に基づいて、異常機器に関連する機器を関連機器として抽出する関連機器抽出部と、異常機器と関連機器とを1つの画面上に配置した簡易監視画像を生成する簡易監視画像生成部と、簡易監視画像を情報携帯端末に送信するデータ受配信部とを備え、簡易監視画像生成部は、異常機器および関連機器の画像描画データをデータベースに蓄積された監視画像データから取得し、関連度の高い関連機器を関連度の低い関連機器よりも異常機器の近くに配置した簡易監視画像を生成するものである。
本願のプラント監視サーバは、プラントを構成する機器相互の関連度に基づいて、異常機器に関連する機器を関連機器として抽出する関連機器抽出部と、異常機器と関連機器とを1つの画面上に配置した簡易監視画像を生成する簡易監視画像生成部とを備えており、簡易監視画像生成部は、異常機器および関連機器の画像描画データをデータベースに蓄積された監視画像データから取得し、関連度の高い関連機器を関連度の低い関連機器よりも異常機器の近くに配置した簡易監視画像を生成しているので、異常機器に関連する機器が全体監視画像において異常機器の近くに配置されていない機器、あるいは別の監視画像にしか表示されない機器であっても、異常機器に関連機器を加えた簡易監視画像を生成して情報携帯端末に送信できる。
実施の形態1に係るプラント監視システムの構成図である。 実施の形態1に係るプラント監視システムの機能構成図である。 実施の形態1における簡易監視画像の一例を示す図である。 実施の形態2における関連機器抽出部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における関連機器抽出部が関連機器を抽出した例を示す図である。 実施の形態3に係るプラント監視システムの機能構成図である。 実施の形態3における情報携帯端末の表示画面を示した図である。 実施の形態4における情報携帯端末の表示画面を示した図である。 実施の形態4における情報携帯端末の表示画面を示した図である。 実施の形態1から4におけるサーバのハードウェアの一例を示す模式図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係るプラント監視システムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るプラント監視システムの構成図である。本実施の形態のプラント監視システム1は、複数の機器で構成されたプラント2を制御すると共にプラントの各種機器のデータを計測するプラント制御装置3と、プラント制御装置3から各種機器の計測データを取得すると共にプラントの稼働状況を監視するサーバ4と、各種機器の計測データを蓄積すると共にサーバ4が表示装置などに表示させる各種の監視画像データを蓄積するデータベース5とを備えている。また、プラント監視システム1は、プラント制御装置3、サーバ4およびデータベース5の間でデータ、制御指令などを相互に伝達する制御バス6を備えている。また、サーバ4は、監視員などのユーザが携帯するスマートフォンなどの情報携帯端末7とプラントの稼働状況、情報などを送受信する機能を備えている。
図2は、プラント監視システム1を構成するプラント制御装置3、サーバ4、データベース5および情報携帯端末7の機能構成図である。プラント制御装置3は、プラントを構成する各種機器を制御するためのプラント制御プログラム11を備えている。プラント制御装置3は、このプラント制御プログラム11に基づいてプラント2の各種機器の動作を制御する。データベース5は、各種の監視画像データ12を蓄積している。この監視画像データ12は、プラント全体の機器の配置、稼働状況などをグラフィカルに示す全体監視画像、プラントの電気配線の配線経路、通電状況などを詳しく表示する電気配線監視画像、冷却水などの冷媒配管の配管経路、流通状況などを詳しく表示する冷媒配管監視画像などの各種の監視画像データである。
サーバ4は、プラント全体を制御するための制御部13と、異常が発生した機器を異常機器として特定する異常機器特定部14と、異常が発生した機器に関連する機器を抽出する関連機器抽出部15と、情報携帯端末7で表示するための簡易監視画像を生成する簡易監視画像生成部16と、情報携帯端末7と相互にデータを伝達するデータ受配信部17とを備えている。情報携帯端末7も、サーバ4と相互にデータを伝達するデータ受配信部18を備えている。
制御部13は、プラント全体を制御するための制御信号をプラント制御装置3に送信したり、データベース5から受け取った全体監視画像をプラント監視室などに設けられた大型の表示装置に表示したり、データ受配信部17を介して情報携帯端末7と相互にデータを送受信したりする機能を有している。
異常機器特定部14は、プラント制御装置3からの異常検知の警報を受け取り、この警報に基づいて異常が発生した機器(以下、異常機器と記す)を特定する機能を有している。
関連機器抽出部15は、プラントを構成する機器相互の関連度が定義付けされた関連度テーブルを用いて異常機器に関連する機器(以下、関連機器と記す)を抽出する機能を有している。
簡易監視画像生成部16は、異常機器と関連機器抽出部15で抽出された関連機器とを1つの画面に表示した簡易監視画像を生成する機能を有している。
次に、本実施の形態におけるプラント監視システムの動作について説明する。
例えば、プラント内の第1ポンプに異常が発生した仮定する。プラント制御装置3は、第1ポンプに異常が発生したことを検知し、第1ポンプのアドレスおよび物理データを取得する。ここで機器の物理データとは、当該機器の動作状況を示すデータであり、例えば当該機器がポンプであれば、そのポンプの回転数、動作温度などである。さらにプラント制御装置3は、制御バス6に異常検知の警報と第1ポンプのアドレスおよび物理データとを送信する。データベース5は、制御バス6に送信された第1ポンプのアドレスおよび物理データを格納する。
サーバ4の異常機器特定部14は、制御バス6に送信された異常検知の警報と第1ポンプのアドレスおよび物理データとを受け取り、異常が発生した第1ポンプを異常機器として特定する。異常機器特定部14は、異常機器のアドレスを関連機器抽出部15および簡易監視画像生成部16に受け渡す。関連機器抽出部15は、プラントを構成する各種機器のアドレスと各種機器同士の関連性が事前に定義された関連度テーブルを保持している。この関連度テーブルは、ある機器のアドレスから当該機器のアドレスが入出力として関連付けられた他の機器のアドレスが記載されている。関連機器抽出部15は、関連度テーブルを用いて受け取った異常機器のアドレスに基づいて異常機器に関連のある他の機器(関連機器)を抽出する。関連機器抽出部15は、抽出した関連機器のアドレスを簡易監視画像生成部16に受け渡す。なお、機器のアドレスとは、プラント内の各種機器を識別するために各種機器に割り当てられた固有の番号などである。
簡易監視画像生成部16は、受け取った異常機器のアドレスと関連機器のアドレスとをデータベース5に送信し、データベース5に蓄積されている監視画像データ12から、異常機器および関連機器の画像描写データを取得する。さらに、簡易監視画像生成部16は、異常機器の周辺に関連機器が配置された簡易監視画像を生成する。
図3は、簡易監視画像の一例を示す図である。図3に示すように、簡易監視画像では、異常が発生した第1ポンプが強調して示され、その周囲に第1ポンプに関連した機器である第2ポンプおよび第1バルブが配置されている。この第2ポンプおよび第1バルブは、関連機器抽出部15で関連機器として抽出された機器である。さらに、この簡易監視画像では、第1バルブに関連した機器として第1弁も配置されている。
制御部13は、簡易監視画像生成部16で生成された簡易監視画像をデータ受配信部17を介して情報携帯端末7へ送信する。情報携帯端末7は、データ受配信部18で受信した簡易監視画像を表示画面に表示する。
このように構成されたプラント監視システムは、異常機器の周囲に関連機器が配置された簡易監視画像を情報携帯端末に送信しているので、表示面積が小さい情報携帯端末でも異常機器を確認し易くなる。また、このプラント監視システムは、簡易監視画像生成部で異常機器の周囲に関連機器を配置した簡易監視画像を生成しているので、関連機器が全体監視画像では省略されている機器、あるいは別の監視画像にしか表示されていない機器であっても簡易監視画像に表示させることができる。
本実施の形態において、簡易監視画像生成部16は、簡易監視画像の中で関連度に応じて関連機器の配置を決定してもよい。例えば、簡易監視画像生成部16は、関連度テーブルを用いて異常機器のアドレスが入出力として関連付けられた他の機器を第1関連機器とし、第1関連機器のアドレスが入出力として関連付けられた他の機器を第2関連機器として抽出する。そして、簡易監視画像生成部16は、異常機器の近くに第1関連機器を配置し、第2関連機器を第1関連機器より遠くに配置した簡易監視画像を生成してもよい。例えば、図3において、第2ポンプおよび第1バルブが第1関連機器に相当し、第1弁が第2関連機器に相当する。
このように構成されたプラント監視システムにおいては、異常機器と関連機器との間の関連度をユーザが直感的に確認することができる。つまり、簡易監視画像において、異常機器と関連度の高い関連機器が異常機器の近くに、その機器よりも関連度の低い関連機器がより遠くに配置されている。
なお、本実施の形態においては、情報携帯端末としてスマートフォンを用いた例を説明したが、タブレット端末、ノート型パソコンであってもよい。また、関連度テーブルは関連機器抽出部に保持されているとして説明したが、データベースに蓄積されていてもよい。
また、本実施の形態においては、異常機器を異常が発生した機器としたが、必ずしも異常が発生した機器である必要はない。異常機器として、例えば異常ではないが物理データが時間とともに徐々に閾値に近づいている機器、物理データが許容範囲ではあるが変動が大きくなった機器などであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1のプラント監視システムでは、関連機器抽出部15は、事前に定義された関連度テーブルを用いて異常機器に関連のある他の機器(関連機器)を抽出している。この関連度テーブルは、ある機器のアドレスから当該機器のアドレスが入出力として関連付けられた他の機器のアドレスが記載されている。しかしながら、事前にすべての機器に対して、当該機器と関連する機器を関連付けた関連度テーブルを作成しておくことは多大な労力を要する。実施の形態2のプラント監視システムにおいては、関連機器抽出部は、プラント制御装置に蓄積されているプラント制御プログラムを活用して異常機器と関連のある関連機器を抽出する。
本実施の形態のプラント監視システムの構成は、実施の形態1と同様である。このプラント監視システムでは、関連機器抽出部の動作が実施の形態1と異なっている。以下に、本実施の形態におけるプラント監視システムの動作について説明する。
図4は、本実施の形態のプラント監視システムにおける関連機器抽出部の動作を示すフローチャートである。関連機器抽出部は、異常機器特定部14から異常機器のアドレスを受信する(ステップS1)。次に、関連機器抽出部は、n=0として、異常機器のアドレスを第nアドレスに設定する(ステップS2)。次に、関連機器抽出部は、プラント制御プログラムを用いて第nアドレスの入出力となる機器を抽出する(ステップS3)。次に、関連機器抽出部は、関連機器が抽出できた否かを判断する(ステップS4)。次に、関連機器抽出部は、関連機器が抽出できた場合は(YES)、nに1を加えて、抽出できた関連機器のアドレスを第nアドレスに設定する(ステップS5)。そして、関連機器抽出部は、ステップS3およびステップS4を繰り返す。関連機器抽出部は、ステップS4で関連機器が抽出できなかった場合は(NO)、第1アドレスからに第nアドレスに対応する機器をそれぞれ第n関連機器として特定する(ステップS6)。なお、本実施の形態のプラント監視システムにおいて、これ以外の動作は、実施の形態1と同様である。
図5は、本実施の形態のプラント監視システムにおける関連機器抽出部が上述のステップを用いて関連機器を抽出した例を示す図である。図5は、第1ポンプに異常が発生した場合の関連機器を示している。図5は、第1ポンプのアドレスに対して入出力となる関連機器として、第1バルブと第2ポンプとが抽出された例を示している。したがって、第1バルブおよび第2ポンプが第1関連機器として特定される。次に、関連機器抽出部は、第1バルブのアドレスに対して入出力となる関連機器を抽出し、第1弁を抽出する。この第1弁が第2関連機器として特定される。このようにして特定された関連機器は、実施の形態1の図3に示した簡易監視画像に表示される。なお、図4に示すフローチャートにおいて、nの値が異常機器と関連機器との関連度の高低を表し、nの値が小さい機器ほど異常機器との関連度が高いことを表している。
このようにして、関連機器抽出部は、事前に定義された関連度テーブルがなくても、異常機器と関連する関連機器を抽出することができる。また、関連機器抽出部は、機器のアドレスに基づいて段階的に関連機器を抽出しているので、異常機器との関連度に応じて関連機器を特定することができる。そのため、実施の形態1でも述べたが、簡易監視画像生成部は、関連度に応じて異常機器に対する関連機器の配置を決定することもできる。
このように構成されたプラント監視システムは、異常機器の周囲に関連機器が配置された簡易監視画像を情報携帯端末に送信しているので、表示面積が小さい情報携帯端末でも異常機器をユーザが確認し易くなる。また、このプラント監視システムは、簡易監視画像生成部で異常機器の周囲に関連機器を配置した簡易監視画像を生成しているので、関連機器が全体監視画像では省略されている機器、あるいは別の監視画像にしか表示されていない機器であっても簡易監視画像に表示させることができる。
また、このプラント監視システムは、事前に定義された関連度テーブルがなくても、プラント制御プログラムを活用して異常機器と関連する関連機器を抽出することができるので、プラントが改修された場合でも関連度テーブルを更新する必要がない。なお、関連機器抽出部は、関連度テーブルを用いた関連機器の抽出と、上述のプラント制御プログラムを活用した関連機器の抽出とを併用してもよい。例えば、関連機器抽出部は、未改修部分は事前に定義された関連度テーブルを用いて関連機器の抽出し、改修部分はプラント制御プログラムを活用して関連機器の抽出をすることもできる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係るプラント監視システムの機能構成図である。図6に示すように、本実施の形態のプラント監視システム1においては、サーバ4がイベントリスト生成部21を備えている。イベントリスト生成部21は、異常機器特定部14から異常機器のアドレスおよび関連機器のアドレスを取得する。また、イベントリスト生成部21は、取得したアドレスに基づいて、プラント制御装置3およびデータベース5から異常機器および関連機器の物理データを取得する。さらに、イベントリスト生成部21は、異常機器および関連機器の物理データを簡易監視画像で表示できる形式のイベントリストを生成して簡易監視画像生成部16へ送る。このイベントリストは、例えば当該機器の物理データそのものをリストしたもの、物理データに基づいて当該機器の状態を示したものなど、適宜設定される。
簡易監視画像生成部16は、異常機器の周辺に関連機器が配置された簡易監視画像を生成するときに、異常機器および関連機器のそれぞれ対応したイベントリストを簡易監視画像に追加する。このイベントリストは、情報携帯端末に表示された簡易監視画像の上で対応する機器がタップされたときに表示される。なお、本実施の形態のプラント監視システムにおいて、これ以外の動作は、実施の形態1と同様である。
図7は、情報携帯端末7の表示画面で、異常機器である第1ポンプがタップされたときのイベントリストの表示状態を示した図である。図7に示すように、第1ポンプがタップされたときに第1ポンプの動作状況を示すイベントリストが表示される。図7に示す例では、イベントリストは、当該機器の名称、複数の全体監視画像の中で当該機器が表示されている全体監視画像の番号、当該機器の状態、異常があればその異常の発生時刻などを示している。
このように構成されたプラント監視システムは、異常機器の周囲に関連機器が配置された簡易監視画像を情報携帯端末に送信しているので、表示面積が小さい情報携帯端末でも異常機器をユーザが確認し易くなる。また、このプラント監視システムは、簡易監視画像生成部で異常機器の周囲に関連機器を配置した簡易監視画像を生成しているので、関連機器が全体監視画像では省略されている機器、あるいは別の監視画像にしか表示されていない機器であっても簡易監視画像に表示させることができる。
また、このプラント監視システムは、情報携帯端末に表示された簡易監視画像で異常機器および関連機器がタップされたときに、タップされた機器のイベントリストが表示されるので、情報携帯端末を操作するユーザが、異常機器および関連機器の稼働状況などを確認することができる。
実施の形態4.
実施の形態1から3で説明したプラント監視システムでは、簡易監視画像生成部が、異常機器の周辺に関連機器が配置された簡易監視画像を生成している。そして、制御部は、簡易監視画像生成部で生成された簡易監視画像をデータ受配信部を介して情報携帯端末へ送信している。簡易監視画像は、異常機器と関連機器とが拡大された画像であり、異常機器および関連機器を情報携帯端末で確認することを容易にしている。しかしながら、情報携帯端末を携帯するユーザは、異常機器がプラント監視室で表示されている全体監視画像の中でどの位置に表示されているか知りたい場合がある。例えば、異常が発生したとき異常機器の近くにいるユーザは、プラント全体の状況を把握しているプラント監視室の関係者と連絡を取りながら異常発生に対処するからである。
実施の形態4のプラント監視システムは、実施の形態3のプラント監視システムと同様の構成であるが、簡易監視画像生成部の動作が異なっている。
簡易監視画像生成部は、異常機器の周辺に関連機器が配置された簡易監視画像を生成するだけでなく、異常機器のイベントリストに表示された画像番号に対応する全体監視画像を取得する。さらに、簡易監視画像生成部は、取得した全体監視画像を用いて、全体監視画像の中で異常機器が含まれる部分のみを拡大した、簡易全体監視画像を生成する。そして、簡易監視画像生成部は、簡易監視画像に加えてこの簡易全体監視画像を制御部へ送る。
制御部は、簡易監視画像生成部で生成された簡易監視画像および簡易全体監視画像をデータ受配信部を介して情報携帯端末へ送信する。図8は、情報携帯端末の表示画面で、異常機器である第1ポンプがタップされたときのイベントリストの表示状態を示した図である。情報携帯端末は、異常機器が表示される全体監視画像の画像番号がタップされると、簡易監視画像から簡易全体監視画像に表示が切り替わる。
図9は、情報携帯端末の表示画面で、画像番号がタップされたあとの簡易全体監視画像の表示状態を示した図である。図9に示すように、簡易全体監視画像は、全体監視画像の一部を拡大したもので、異常機器である第1ポンプが強調して表示されており、その第1ポンプが全体監視画像のどの位置に配置されているかがわかる画像である。
このように構成されたプラント監視システムは、異常機器の周囲に関連機器が配置された簡易監視画像を情報携帯端末に送信しているので、表示面積が小さい情報携帯端末でも異常機器をユーザが確認し易くなる。また、このプラント監視システムは、簡易監視画像生成部で異常機器の周囲に関連機器を配置した簡易監視画像を生成しているので、関連機器が全体監視画像では省略されている機器、あるいは別の監視画像にしか表示されていない機器であっても簡易監視画像に表示させることができる。
また、このプラント監視システムは、情報携帯端末に表示された異常機器の画像番号がタップされたときに、異常機器が含まれる簡易全体監視画像が表示されるので、情報携帯端末を操作するユーザが、異常機器が全体監視画像のどの位置に表示されているかを確認することができる。
なお、実施の形態1から4で説明したプラント監視システム1のサーバ4は、ハードウェアの一例を図10に示すように、プロセッサ101と記憶装置102とから構成される。記憶装置は、図示していないが、ランダムアクセスメモリなどの揮発性記憶装置と、フラッシュメモリなどの不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクなどの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ101は、記憶装置102から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ101にプログラムが入力される。また、プロセッサ101は、演算結果などのデータを記憶装置102の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 プラント監視システム、 2 プラント、 3 プラント制御装置、 4 サーバ、 5 データベース、 6 制御バス、 7 情報携帯端末、 11 プラント制御プログラム、 12 監視画像データ、 13 制御部、 14 異常機器特定部、 15 関連機器抽出部、 16 簡易監視画像生成部、 17、18 データ受配信部、21 イベントリスト生成部、 101 プロセッサ、 102 記憶装置。

Claims (12)

  1. 複数の機器で構成されたプラントに係る異常発生の警報を受け取り、前記警報に基づいて異常が発生した機器を異常機器として特定する異常機器特定部と、
    前記プラントを構成する機器相互の関連度に基づいて、前記異常機器に関連する機器を関連機器として抽出する関連機器抽出部と、
    前記異常機器と前記関連機器とを1つの画面上に配置した簡易監視画像を生成する簡易監視画像生成部と、
    前記簡易監視画像を情報携帯端末に送信すると共に、前記情報携帯端末からデータを受信するデータ受配信部と
    を備えたプラント監視サーバであって、
    前記簡易監視画像生成部は、前記異常機器および前記関連機器の画像描画データをデータベースに蓄積された監視画像データから取得し、前記関連度の高い関連機器を前記関連度の低い関連機器よりも前記異常機器の近くに配置した前記簡易監視画像を生成することを特徴とするプラント監視サーバ
  2. 前記関連機器抽出部は、
    前記プラントを構成する機器同士の入出力が関連付けられた関連度テーブルを用いて前記異常機器に関連する機器を前記関連機器として抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラント監視サーバ。
  3. 前記関連機器抽出部は、
    前記プラントを構成する機器を制御するプラント制御プログラムを用いて前記異常機器に関連する機器を前記関連機器として抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラント監視サーバ。
  4. 前記異常機器および前記関連機器の物理データに基づいて前記異常機器および前記関連機器のイベントリストを生成するイベントリスト生成部をさらに備え、
    前記データ受配信部は、
    前記異常機器および前記関連機器のイベントリストを送信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプラント監視サーバ。
  5. 前記簡易監視画像生成部は、
    全体監視画像の前記異常機器が含まれる部分のみを拡大した簡易全体監視画像をさらに生成し、
    前記データ受配信部は、
    前記簡易監視画像に加えて簡易全体監視画像を送信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプラント監視サーバ。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載されたプラント監視サーバと、
    前記プラント監視サーバからの指令に基づいてプラントを制御するプラント制御装置と
    を備えたことを特徴とするプラント監視システム。
  7. 複数の機器で構成されたプラントに係る異常発生の警報を受け取る第1ステップと、
    前記警報に基づいて異常が発生した機器を異常機器として特定する第2ステップと、
    前記プラントを構成する機器相互の関連度に基づいて、前記異常機器に関連する機器を関連機器として抽出する第3ステップと、
    前記異常機器と前記関連機器とを1つの画面上に配置した簡易監視画像を生成する第4ステップと、
    前記簡易監視画像を情報携帯端末に送信する第5ステップと
    を備えたプラント監視方法であって、
    前記第4ステップは、前記異常機器および前記関連機器の画像描画データをデータベースに蓄積された監視画像データから取得し、前記関連度の高い関連機器を前記関連度の低い関連機器よりも前記異常機器の近くに配置した前記簡易監視画像を生成することを特徴とするプラント監視方法
  8. 前記第3ステップにおいて、
    前記プラントを構成する機器同士の入出力が関連付けられた関連度テーブルを用いて前記異常機器に関連する機器を前記関連機器として抽出する
    ことを特徴とする請求項に記載のプラント監視方法。
  9. 前記第3ステップにおいて、
    前記プラントを構成する機器を制御するプラント制御プログラムを用いて前記異常機器に関連する機器を前記関連機器として抽出する
    ことを特徴とする請求項に記載のプラント監視方法。
  10. 前記異常機器および前記関連機器の物理データに基づいて前記異常機器および前記関連機器のイベントリストを生成するステップをさらに備え、
    前記第5ステップにおいて、
    前記異常機器および前記関連機器のイベントリストを送信することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のプラント監視方法。
  11. 全体監視画像の前記異常機器が含まれる部分のみを拡大した簡易全体監視画像を生成するステップをさらに備え、
    前記第5ステップにおいて、
    前記簡易監視画像に加えて簡易全体監視画像を送信することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のプラント監視方法。
  12. プラント監視サーバに、
    複数の機器で構成されたプラントに係る異常発生の警報を受け取る第1処理と、
    前記警報に基づいて異常が発生した機器を異常機器として特定する第2処理と、
    前記プラントを構成する機器相互の関連度に基づいて、前記異常機器に関連する機器を関連機器として抽出する第3処理と、
    前記異常機器と前記関連機器とを1つの画面上に配置した簡易監視画像を生成する第4処理と、
    前記簡易監視画像を情報携帯端末に送信する第5処理と
    を実行させるプラント監視プログラムであって、
    前記第4処理は、前記異常機器および前記関連機器の画像描画データをデータベースに蓄積された監視画像データから取得し、前記関連度の高い関連機器を前記関連度の低い関連機器よりも前記異常機器の近くに配置した前記簡易監視画像を生成することを特徴とするプラント監視プログラム。
JP2019050844A 2019-03-19 2019-03-19 プラント監視サーバ、プラント監視システム、プラント監視方法およびプラント監視プログラム Active JP7246215B2 (ja)

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