JP7244596B2 - 可変速度及び案内翼位置の両方を有する圧縮機の制御のための方法及びシステム - Google Patents

可変速度及び案内翼位置の両方を有する圧縮機の制御のための方法及びシステム Download PDF

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Description

可変速度及び可変案内翼位置を有する圧縮機は、圧縮機メーカーによって設計され、エンド・ユーザによって動作されることがある。いくつかの機械のために、圧縮機の相手先商標製品の製造会社(OEM:Original Equipment Manufacturer)は、2つの制御要素の両方に作用することによって、圧縮機の性能の変化を可能にする。2つの制御要素の存在は、機械性能の多次元制御を可能にし、最適制御アルゴリズムの設計のための挑戦及び機会を示す。
本明細書において記載されているシステム及び方法が実施されうる例示的なシステムの概略図である。 入口案内翼(IGV:Inlet Guide Vane)によって制御される主制御変数により、独立の同時制御ループを実施する図1のシステムの概略図である。 シャフト速度によって制御される主制御変数により、独立制御ループを実施する図1のシステムの概略図である。 流量ベースのプロセス変数設定点を有する異なる案内翼開口のための圧縮機の性能曲線を示す性能曲線図である。 圧力ベースのプロセス変数設定点を有する異なる案内翼開口のための圧縮機の性能曲線を示す性能曲線図である。 異なる圧縮機速度で異なる案内翼開口の性能曲線を示す代表的な圧縮機マップである。 異なる圧縮機速度で異なる案内翼開口の性能曲線を示す代表的な圧縮機マップである。 IGVによって制御される主制御変数を用いた実施態様に従う、速度設定点及び案内翼位置の両方を動的に制御し、圧縮機の動作条件を最適化するためのプロセス・フロー図である。 シャフト速度によって制御される主制御変数を用いた他の実施態様に従う、速度設定点及び案内翼位置の両方を動的に制御し、圧縮機の動作条件を最適化するための他のプロセス・フロー図である。 図1の制御器の例示的な物理的コンポーネントを示す図である。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。複数の図面における同一の参照符号は、同一又は同様の要素を識別してもよい。以下の詳細な説明は、本発明を制限するものではない。
本明細書において記載されているシステム及び方法は、概して、可変速度及び可変案内翼(例えば入口案内翼(IGV))位置を有する圧縮機のための自動制御方式に関する。より詳しくは、本明細書において記載されている実施態様は、2つの独立制御ループによって速度設定点及び案内IGV位置の両方を同時に制御することによって圧縮機性能を最適化するための方法及びシステムに関する。
従来の制御システムは、スプリット・レンジにおいて圧縮機速度及び案内翼位置を制御し、1つの制御要素が特定の閾値まで用いられ、その後、第2の制御要素が用いられるように設計されていた。従来のスプリット・レンジ制御アプローチは、これらの圧縮機の性能を制限し、結果として、提案された方法によって達成可能であるものより低い効率での動作につながりうる。スプリット・レンジ制御の使用によって、システムは、圧縮機の完全な動作エンベロープで圧縮機を制御することができず、最終的にプロセス要求を満たさず、圧縮機に、より低い効率の動作範囲においてより高い電力消費で動作させる。
本明細書において記載されている実施態様によれば、1つが速度を制御し、もう1つが案内翼位置を制御する2つの独立制御ループを用いて、ターボ圧縮機性能を最適化しうる。1つの制御方式において、メイン・プロセス制御変数は、入口案内翼位置によって主に制御されてもよい。他の制御方式において、メイン・プロセス制御変数は、速度設定点によって主に制御されてもよい。同時に、メイン・プロセス制御変数に作用しないどちらかの制御ループは、他方のアンチサージ制御器によって計算されるサージ制御ラインからの圧縮機偏差を制御するように動作してもよい。
入口案内翼によって主に制御されるプロセス制御変数を用いて、第1の性能制御アプリケーションは、プロセス設定点でメイン・プロセス変数を制御する主制御比例積分微分(PID:Proportional-Integral-Derivative)ループによって入口案内翼位置コマンドに作用する。第2の性能制御アプリケーションは、(a)偏差設定点で他方のアンチサージ制御ループによって計算される偏差を制御する主制御PIDループ、及び(b)他の制御アプリケーションのための主設定点±バイアスで計算される、リミット設定点でメイン・プロセス変数を制御するリミット制御PIDループによって、速度設定点コマンドに作用する。
速度設定点によって主に制御されるプロセス制御変数を用いて、第1の性能制御アプリケーションは、プロセス設定点でメイン・プロセス変数を制御する主制御PIDループによって速度設定点に作用する。第2の性能制御アプリケーションは、(a)偏差設定点で他方のアンチサージ制御ループによって計算される偏差を制御する主制御PIDループ、及び(b)他の制御アプリケーションのための主設定点±バイアスで計算される、リミット設定点でメイン・プロセス変数を制御するリミット制御PIDループによって、入口案内翼位置コマンドに作用する。
図1は、本明細書において記載されているシステム及び方法が実施されうるターボ圧縮機システム10の概略図である。図1に示すように、システム10は、圧縮機部分100(本明細書において、ターボ圧縮機100とも称される)及び蒸気タービン部分102を含む。タービン部分102は、ロータ(例えばシャフト)104を介して、圧縮機部分100に結合される。ロータ104は、例えば、発電機及び/又は機械駆動アプリケーションでもよい負荷(図示せず)にさらに結合されてもよい。本明細書において、「結合」という用語は、コンポーネント間の直接的な機械、電気及び/又は通信接続に限定されるものではなく、複数のコンポーネント間の間接的な機械、電気及び/又は通信接続も含んでもよい。
圧縮機100は、アクチュエータを含むアンチサージ弁110に接続されてもよい。圧縮機の動作条件に基づいて、アンチサージ制御器112は、アンチサージ弁110のアクチュエータに信号を送ることによって、アンチサージ弁110のための弁位置を設定してもよい。圧縮機100の動作条件は、さまざまなセンサ、例えば、圧力センサ、流量センサ、温度センサ及び/又は速度センサ(図示せず)によってモニタされてもよく、センサからのデータは、アンチサージ制御器112に送信される。例えば、吸気圧力送信機120は、吸気圧力センサからデータを収集及び送信し、吸気温度送信機122は、吸気温度センサからデータを収集及び送信し、排気圧力送信機124は、排気圧力センサからデータを収集及び送信し、排気温度送信機126は、排気温度センサからデータを収集及び送信し、流量送信機128は、排気流量センサからデータを収集及び送信する。
アンチサージ制御器112は、入口案内翼位置フィードバック送信機118、吸気圧力送信機120、吸気温度送信機122、排気圧力送信機124、排気温度送信機126及び/又は流量送信機128からデータを受信し、アンチサージ弁110を調整してもよい。アンチサージ制御器112は、入口案内翼位置フィードバック送信機118、吸気圧力送信機120、吸気温度送信機122、排気圧力送信機124、排気温度送信機126、流量送信機128からの信号及び/又は他のセンサからの信号を分析し、サージ制御ライン及び制御ループ応答からの偏差を計算し、例えば、アンチサージ弁110のための対応する位置を提供してもよい。
タービン102は、アクチュエータを含む速度制御弁130に接続されてもよい。タービン102の動作条件に基づいて、速度弁制御器132は、速度制御弁130のアクチュエータに信号を送ることによって、速度制御弁130のための弁位置を設定してもよい。タービン102の動作条件は、例えば、速度センサ(図示せず)によってモニタされてもよく、速度センサは、速度データを、速度送信機134を介して速度弁制御器132に報告する。
速度制御器132は、速度送信機134から速度データを受信し、速度データを分析し、制御ループ応答を計算し、蒸気制御弁130のための制御出力を提供する。例えば、所定の速度設定点に基づいて、速度制御器132は、蒸気弁130のアクチュエータに信号を送ることによって、ロータ104のためのロータ速度(又はタービン速度)を設定してもよい。
圧縮機100は、アクチュエータを含む調節可能な入口案内翼140を有するように構成されてもよい。選択されたプロセス変数に基づいて、プロセス制御器142は、入口案内翼140のアクチュエータに信号を送ることによって、入口案内翼140のための案内翼位置を設定してもよい。圧縮機100のプロセス変数は、さまざまなセンサ、例えば、圧力センサ、流量センサ、温度センサ、速度センサなど(図示せず)によってモニタされてもよい。図1の実例において、プロセス変数は、流量でもよく、流量送信機144は、流量データをプロセス制御器142及びプロセス制御器152に提供してもよい。
アンチサージ弁110、吸気圧力送信機120、吸気温度送信機122、排気圧力送信機124、排気温度送信機126、流量送信機128、速度制御弁130、速度送信機134及び入口案内翼140は、それらのそれぞれのセンサ及び/又はアクチュエータとともに、本明細書において集合的に及び/又は全体的に「フィールド・デバイス」と称されてもよい。
プロセス制御器142は、流量又は圧力送信機144(又は異なるプロセス変数を提供する他のフィールド・デバイス)からデータを受信し、入口案内翼140の位置を調整してもよい。本明細書において後述するように、プロセス制御器142は、流量送信機144、アンチサージ制御器112からの信号及び/又は他のセンサ信号を分析し、例えば、入口案内翼140のための対応する位置に対する制御ループ応答を計算してもよい。プロセス制御器142は、入口翼案内140に提供される入口案内翼位置コマンド154に作用する性能制御アプリケーションを含んでもよい。
プロセス制御器152は、流量送信機又は圧力144からデータを受信し、速度設定点を調整してもよく、速度設定点は、速度弁制御器132に提供され、速度弁制御器132により実施されてもよい。本明細書において後述するように、プロセス制御器152は、流量又は圧力送信機144、アンチサージ制御器112からの信号及び/又は他のセンサ信号を分析し、例えば、速度制御器132のための対応する速度設定点に対する制御ループ応答を計算してもよい。プロセス制御器152は、プロセス制御器152が速度弁制御器132に提供する速度設定点コマンド160に作用する性能制御アプリケーションを含んでもよい。
図2A及び図2Bは、2つの独立制御ループによって速度設定点及びIGV位置の両方を同時に制御することによって圧縮機性能を最適化するシステム10の異なる構成を示す。図2Aの構成において、独立制御ループを用いて、入口案内翼140の位置によって主に制御されるプロセス制御変数(この実例では排気流量)により、システム10のための速度設定点及び案内翼位置を同時に制御する。
独立制御ループの1つは、(例えば性能制御アプリケーション143を用いて)プロセス制御器142によって管理されるPIDループである。性能制御アプリケーション143は、プロセス設定点158で、案内翼制御器142に提供される(例えば流量送信機144からの)メイン・プロセス変数156を制御する。
独立制御ループのもう1つは、(例えば性能制御アプリケーション153を用いて)プロセス制御器152によって管理されるPIDループであり、偏差設定点164で、アンチサージ制御器112によって計算される偏差162を制御する。性能制御アプリケーション153はまた、リミット設定点166でメイン・プロセス変数156を制御するリミット制御PIDループを動作してもよく、これは、他の制御アプリケーション143のための主プロセス設定点158±バイアス168で計算される。バイアス168は、例えば、操作値を動作リミットと区別するように構成された値でもよい。したがって、性能制御アプリケーション143が、例えばIGV位置の過渡期間の間、メイン・プロセス変数156を指定されたリミット内に維持することができない場合、性能制御アプリケーション153は、可変圧縮機速度を調節し、メイン・プロセス変数156(例えば流量)を制御するのを支援してもよい。
図2Bの構成において、独立制御ループを用いて、速度制御弁130の位置によって主に制御されるプロセス制御変数(この実例では排気圧力)により、システム10のための速度設定点及び案内翼位置を同時に制御する。図2Aと同様に、図2Bにおいて、プロセス制御器152は、プロセス制御器152が速度弁制御器132に提供する速度設定点コマンド160に作用する性能制御アプリケーション253を含んでもよい。図2Bにおいて、プロセス制御器152によって管理される主制御PIDループは、プロセス設定点258で、プロセス制御器152に提供される(例えば圧力送信機144からの)メイン・プロセス変数256を制御する。
プロセス制御器142は、入口翼案内140に提供される入口案内翼位置コマンド254に作用する性能制御アプリケーション243を含んでもよい。主制御PIDループは、プロセス制御器142によって管理され、偏差設定点264でアンチサージ制御器112によって計算される偏差262を制御する。性能制御アプリケーション243はまた、リミット設定点266でメイン・プロセス変数256を制御するリミット制御PIDループを含んでもよく、これは、他の制御アプリケーション253のための主プロセス設定点258±バイアス268で計算される。したがって、性能制御アプリケーション253が、例えば圧縮機速度の過渡期間の間、メイン・プロセス変数256を指定されたリミット内に維持することができない場合、性能制御アプリケーション243は、圧縮機入口案内翼位置を用いて、メイン・プロセス変数256(例えば圧力)を制御するのを支援してもよい。
図3は、異なる案内翼開口のための圧縮機100の性能曲線を示す性能曲線図300の実例である。図3の実例において、3つのIGV位置(例えば、-20度、-10度及び5度)のための性能曲線が示される。性能曲線は、例えば、一定の速度、吸気圧力、吸気温度、吸気圧縮率など、例えば表1の実例の条件において有効でもよい。
Figure 0007244596000001
(例えばプロセス設定点158に対応する)プロセス変数設定点は、第1の制御ループのための主入力として、プロセス制御器142のために提供されてもよい。図3の実例において、プロセス変数設定点は、特定の排気流量でもよい。(例えば偏差設定点164に対応する)偏差設定点は、第2の制御ループのための主入力として、プロセス制御器152のために提供されてもよい。図3に示すように、圧縮機速度が増加するにつれて、性能曲線(例えば、-20度、-10度及び5度)は、(例えば、全体的に図3に示す方向において)上昇してもよい。例えば図2Aの構成で示したような、プロセス制御器142及び152によって管理される二重制御ループは、最高の効率曲線(例えば、90%、95%など)内で、(例えば排気流量のための)プロセス変数設定点及び偏差設定点線が交差するところに圧縮機100の動作点を維持する。
図4は、異なる案内翼開口のための圧縮機100の性能曲線を示す性能曲線図400の実例である。図3と同様に、図4の実例では、3つのIGV位置(例えば、-20度、-10度及び5度)のための性能曲線は、一致した条件のセットの下で、例えば上記の表1の実例の条件の下で示される。(例えばプロセス設定点158に対応する)プロセス変数設定点は、第1の制御ループのための主入力として、プロセス制御器142のために提供されてもよい。図4の実例において、プロセス変数設定点は、特定のヘッド排気圧力でもよい。(例えば偏差設定点164に対応する)偏差設定点は、第2の制御ループのための主入力として、プロセス制御器152のために提供されてもよい。図4に示すように、圧縮機速度が増加するにつれて、性能曲線(例えば、-20度、-10度及び5度)は、(例えば、全体的に図4に示す方向において)上昇してもよい。例えば図2Aの構成で示したような、プロセス制御器142及び152によって管理される二重制御ループは、最高の効率曲線内で、(例えばヘッド排気圧力のための)プロセス変数設定点及び偏差設定点線が交差するところに圧縮機100の動作点を維持する。
図5及び図6は、異なる入口案内翼角度のための性能曲線の実例である。特に、図5及び図6は、圧縮機速度の変化が、異なる入口案内翼角度のための性能曲線をどのようにシフトするかを示す。図5及び図6において、プロセス設定点が205000立方メートル/時間であると仮定する。図5及び図6の性能曲線は、例えば、一致した吸気圧力、吸気温度、吸気圧縮率などにおいて有効でもよい。図5は、上記の表1の実例の条件のために有効でもよい。図5において、動作点は、所定のシャフト速度のための0度のIGV位置動作点を用いて達成される。図6において、圧縮機が、図5において用いられる同一の動作条件(例えば、吸気圧力、温度、圧縮率など)を有するが、表2の実例の条件のように、圧縮機速度が5%増加すると仮定する。
Figure 0007244596000002
したがって、図6において、性能曲線は、図5の性能曲線に対して上にシフトする。図6の動作点(例えば205000立方メートル/時間)は、新しいシャフト速度のための-20度のIGV位置動作点を用いて達成される。
図7は、速度設定点及び案内翼位置の両方を動的に制御し、圧縮機の動作条件を最適化するためのプロセス700のフロー図である。一実施態様によれば、プロセス700は、プロセス制御器142及びプロセス制御器152上で実行される性能制御アプリケーションによって実行されてもよい。他の実施態様では、プロセス700は、アンチサージ制御器112、速度弁制御器132及びフィールド・デバイスと連動して1つ又は複数のプロセス制御器によって実行されてもよい。
図7に示すように、プロセス700は、第1の性能制御アプリケーションのためのメイン・プロセス変数のためのプロセス設定点を受信するステップ(ブロック710)と、第2の性能制御アプリケーションのためのサージ・レベルのための偏差設定点を受信するステップ(ブロック720)と、を含んでもよい。例えば、図2Aの実施態様によれば、プロセス制御器142及び/又は性能制御アプリケーション143は、メイン・プロセス変数、例えば、入口流量又は排気圧力のためのプロセス設定点158を有する構成設定(例えばユーザー入力)を受信してもよい。同様に、プロセス制御器152及び/又は性能制御アプリケーション153は、サージ偏差のための偏差設定点164を有する構成設定(例えばユーザー入力)を受信してもよい。
プロセス700はまた、可変案内翼位置を操作することによって、第1の独立の主制御ループを実行し、プロセス設定点でメイン・プロセス変数を制御するステップ(ブロック730)を含んでもよい。例えば、プロセス制御器142は、(例えば入口案内翼位置コマンド154を介して)可変案内翼位置を操作することによって、第1の独立の主制御ループ内の性能制御アプリケーション143を実行し、プロセス設定点158でメイン・プロセス変数156を制御してもよい。
プロセス700は、圧縮機速度設定点を操作することによって、第2の独立の主制御ループを実行し、偏差設定点でサージ偏差レベルを制御するステップ(ブロック740)と、圧縮機速度設定点を操作することによって、リミット制御ループを実行し、リミット設定点でメイン・プロセス変数を制限するステップ(ブロック750)と、をさらに含んでもよい。例えば、プロセス制御器152は、(例えば速度設定点コマンド160を介して)圧縮機速度設定点を操作することによって、第2の独立の主制御ループ内の性能制御アプリケーション153を実行し、偏差設定点164でサージ偏差レベル162を制御してもよい。サージ偏差レベル162は、アンチサージ制御ループからアンチサージ制御器112によって計算される。プロセス制御器152はまた、圧縮機速度設定点を操作することによって、リミット制御ループ内の性能制御アプリケーション153を実行し、リミット設定点166でメイン・プロセス変数156を制限してもよい。リミット設定点166は、正又は負のバイアス値168をプロセス設定点158に加えることによって計算されてもよい。
図8は、速度設定点及び案内翼位置の両方を動的に制御し、圧縮機の動作条件を最適化するための他のプロセス800のフロー図である。一実施態様によれば、プロセス800は、プロセス制御器142及びプロセス制御器152上で実行される性能制御アプリケーションによって実行されてもよい。他の実施態様では、プロセス800は、アンチサージ制御器112、速度弁制御器132及びフィールド・デバイスと連動して1つ又は複数のプロセス制御器によって実行されてもよい。
図8に示すように、プロセス800は、第1の性能制御アプリケーションのためのメイン・プロセス変数のためのプロセス設定点を受信するステップ(ブロック810)と、第2の性能制御アプリケーションのためのサージ・レベルのための偏差設定点を受信するステップ(ブロック820)と、を含んでもよい。例えば、図2Bの実施態様によれば、プロセス制御器142及び/又は性能制御アプリケーション243は、メイン・プロセス変数、例えば、入口流量又は排気圧力のためのプロセス設定点258を有する構成設定(例えばユーザー入力)を受信してもよい。同様に、プロセス制御器152及び/又は性能制御アプリケーション253は、サージ偏差のための偏差設定点264を有する構成設定(例えばユーザー入力)を受信してもよい。
プロセス800はまた、圧縮機速度設定点を操作することによって、第1の独立の主制御ループを実行し、プロセス設定点でメイン・プロセス変数を制御するステップ(ブロック830)を含んでもよい。例えば、プロセス制御器152は、(例えば速度設定点コマンド160を介して)圧縮機速度設定点を操作することによって、第1の独立の主制御ループ内の性能制御アプリケーション253を実行し、プロセス設定点258でメイン・プロセス変数256を制御してもよい。
プロセス800は、可変案内翼位置を操作することによって、第2の独立の主制御ループを実行し、偏差設定点でサージ偏差レベルを制御するステップ(ブロック840)と、可変案内翼位置を操作することによって、リミット制御ループを実行し、リミット設定点でメイン・プロセス変数を制限するステップ(ブロック850)と、をさらに含んでもよい。例えば、プロセス制御器142は、第2の独立の主制御ループ内の性能制御アプリケーション243を実行し、(例えば入口案内翼位置コマンド154を介して)可変案内翼位置を操作することによって、偏差設定点264でサージ偏差レベル262を制御してもよい。サージ偏差レベル262は、アンチサージ制御ループからアンチサージ制御器112によって計算される。プロセス制御器142はまた、リミット制御ループ内の性能制御アプリケーション243を実行し、可変案内翼位置を操作することによって、リミット設定点266でメイン・プロセス変数256を制限してもよい。リミット設定点266は、正又は負のバイアス値268をプロセス設定点258に加えることによって計算されてもよい。
図7及び図8のフロー図のいくつかの部分は、経時的な一連のブロックとして表現されるが、他の実施態様では、異なるブロックは並列に又は連続して実行されてもよい。例えば、1つの実施態様では、サージ偏差制御及びリミット制御プロセスは、同時に実行されてもよいし、又は、非同期に実行されてもよい。
図9は、制御器900の例示的な物理的コンポーネントを示す図である。制御器900は、例えば、アンチサージ制御器112、速度弁制御器132、プロセス制御器142及び/又はプロセス制御器152の1つに対応してもよい。制御器900は、バス910、プロセッサ920、メモリ930、入力コンポーネント940、出力コンポーネント950及び通信インタフェース960を含んでもよい。
バス910は、制御器900のコンポーネント内の通信を可能にする経路を含んでもよい。プロセッサ920は、プロセッサ、マイクロ・プロセッサ又は命令を解釈し、実行してもよい処理ロジックを含んでもよい。メモリ930は、プロセッサ920による実行のための情報及び命令(例えばソフトウェア935)を格納してもよい任意のタイプの動的記憶装置、及び/又は、プロセッサ920により用いられる情報を格納してもよい任意のタイプの不揮発性記憶装置を含んでもよい。
ソフトウェア935は、関数及び/又はプロセスを提供するアプリケーション又はプログラムを含む。ソフトウェア935はまた、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語(HDL:Hardware Description Language)及び/又は他の形の命令を含むことを意図する。一実施態様によれば、ソフトウェア935は、例えば、性能制御アプリケーション143、153、243又は253の1つ又は複数を含んでもよい。
入力コンポーネント940は、ユーザが情報を制御器900に入力できるようにするメカニズム、例えば、キーボード、キーパッド、ボタン、スイッチ、タッチ・スクリーンなどを含んでもよい。出力コンポーネント950は、情報をユーザに出力するメカニズム、例えば、ディスプレイ、スピーカ、1つ又は複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などを含んでもよい。
通信インタフェース960は、制御器900が、ワイヤレス通信(例えば無線周波数通信)、有線通信又はワイヤレス及び有線通信の組み合わせを介して他のデバイス及び/又はシステムと通信することを可能にするトランシーバを含んでもよい。例えば、通信インタフェース960は、ネットワークを介して、他のデバイス又はシステム、例えば、吸気圧力送信機120、吸気温度送信機122、排気圧力送信機124、排気温度送信機126又は流量送信機128と通信するためのメカニズム、又は、他のデバイス/システム、例えば、(例えば蒸気プラント又は他のタイプのプラントにおける)複数のシステム10の動作をモニタするシステム制御コンピュータに通信するためのメカニズムを含むことができる。一実施態様では、通信インタフェース960は、入出力ポート、入出力システム及び/又は他のデバイスとのデータ送信を容易にする他の入出力コンポーネントを含む論理的コンポーネントでもよい。
制御器900は、コンピュータ可読媒体、例えばメモリ930内に含まれるソフトウェア命令(例えばソフトウェア935)を実行するプロセッサ920に応答して、特定の動作を実行することができる。コンピュータ可読媒体は、非一時的メモリ・デバイスとして定義されてもよい。非一時的メモリ・デバイスは、単一の物理メモリ・デバイス内のメモリ空間を含んでもよいし、又は、複数の物理メモリ・デバイスに散在してもよい。ソフトウェア命令は、他のコンピュータ可読媒体から、又は、他のデバイスからメモリ930に読み込まれてもよい。メモリ930内に含まれるソフトウェア命令は、プロセッサ920に本明細書において記載されているプロセスを実行させてもよい。代替的には、ソフトウェア命令の代わりに又はソフトウェア命令と組み合わせて、ハード・ワイヤードの回路を用いて、本明細書において記載されているプロセスを実施してもよい。したがって、本明細書において記載されている実施態様は、ハードウェア回路及びソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されるものではない。
制御器900は、図9において示されるより少ないコンポーネント、追加のコンポーネント、異なるコンポーネント及び/又は異なって配置されたコンポーネントを含んでもよい。実例として、いくつかの実施態様において、ディスプレイは、制御器900内に含まれなくてもよい。他の実例として、制御器900は、バス910の代わりに又はバス910に加えて、1つ又は複数のスイッチ・ファブリックを含んでもよい。追加的又は代替的に、制御器900の1つ又は複数のコンポーネントは、制御器900の1つ又は複数の他のコンポーネントによって実行されると記載されている1つ又は複数のタスクを実行してもよい。
本明細書において記載されているシステム及び方法によれば、可変案内翼位置及び可変速度設定点を有する圧縮機を最適化するための制御システムが提供される。1つ又は複数の制御器は、第1の性能制御アプリケーションのためのメイン・プロセス変数のためのプロセス設定点及び第2の性能制御アプリケーションのためのサージ・レベルのための偏差設定点を受信する。第1の性能制御アプリケーションは、可変案内翼位置又は可変速度設定点の一方を操作することによって、第1の独立の主制御ループを動作し、プロセス設定点でメイン・プロセス変数を制御する。第2の性能制御アプリケーションは、可変速度設定点又は可変案内翼位置の他方を操作することによって、第2の独立の主制御ループを動作し、偏差設定点でサージ偏差レベルを制御する。第2の性能制御アプリケーションはまた、可変速度設定点又は可変案内翼位置の他方を操作することによって、リミット制御ループを実行し、リミット設定点でメイン・プロセス変数を制限する。リミット設定点は、プロセス設定点+バイアス値で計算されてもよい。
上述した例示的な実施態様は、図示例及び説明を提供するが、包括的であることを意図するものではなく、又は、本明細書において記載されている実施例を、開示される正確な形に制限することも意図しない。修正及び変形は、上述した教示を考慮して可能であるし、又は、実施例の実行から得ることができる。例えば、図7及び図8に関して一連のブロックが記載されてきたが、ブロック及びメッセージ/動作フローの順序は、他の実施例において修正されてもよい。さらに、従属しないブロックは、並列に実行されてもよい。
本発明を詳細に上述してきたが、本発明が本発明の要旨を逸脱しない範囲で修正されてもよいということが当業者にとって明らかであるということを明確に理解されたい。形、設計又は配置のさまざまな変化(例えば、容量制御、速度制御又は他の制御アプリケーションの使用)は、本発明の要旨及び範囲から逸脱することなく本発明になされてもよい。
本出願の説明において用いられる要素、動き又は命令は、明確に記載されない限り、本発明にとって重要すなわち必須であるものとして解釈されるべきではない。また、本明細書において、単数形の記載は、1つ又は複数のアイテムを含むことを意図する。さらに、「基づく」という用語は、明確に他の意味が記載されない限り、「少なくとも部分的に基づく」を意味することを意図する。
本明細書において記載されている実施例は、ハードウェアによって実行されるソフトウェアの多くの異なる形で実施されてもよい。例えば、プロセス又は機能は、「ロジック」、「コンポーネント」又は「要素」として実施されてもよい。ロジック、コンポーネント又は要素は、例えば、ハードウェア(例えばプロセッサ920など)又はハードウェア及びソフトウェア(例えばソフトウェア935)の組み合わせを含んでもよい。ソフトウェア・コードは、本明細書における記載及び市販のソフトウェア設計環境及び/又は言語に基づいて、実施例を実施するように設計可能であるので、実施例は、特定のソフトウェア・コードに関係なく記載されている。例えば、コンパイラ型言語、インタープリタ型言語、宣言型言語又は手続き型言語を例えば含むさまざまなタイプのプログラミング言語を実施してもよい。
現在当業者に公知であるか又は後で当業者に公知になる、この開示に記載されるさまざまな態様の要素に対するすべての構造及び機能の均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、請求項によって含まれることを意図する。特許請求の範囲の要素を修飾するための特許請求の範囲内の「第1の」、「第2の」、「第3の」などの序数の用語の使用は、それ自体が、1つの請求項の要素が他に対する優先、優位又は順序、方法のステップが実行される時間的順序、デバイスによって実行される命令が実行される時間的順序などを暗示するものではなく、単に、特定の名称を有するある請求項の要素を、(序数の用語の使用がなければ)同じ名称を有する他の要素と区別するためのラベルとして用いられ、請求項の要素を区別する。

Claims (10)

  1. 可変案内翼位置及び可変速度設定点を有する圧縮機システムを制御する方法であって、前記方法は、
    制御器への第1の入力として、第1の性能制御アプリケーションのためのメイン・プロセス変数のためのプロセス設定点を受信するステップと、
    前記制御器への第2の入力として、第2の性能制御アプリケーションのためのサージ偏差レベルのための偏差設定点を受信するステップと、
    前記可変案内翼位置又は前記可変速度設定点の一方を操作することによって、第1の独立の主制御ループ内の前記第1の性能制御アプリケーションを実行し、前記プロセス設定点で前記メイン・プロセス変数を制御するステップと、
    前記可変速度設定点又は前記可変案内翼位置の他方を操作することによって、第2の独立の主制御ループ内の前記第2の性能制御アプリケーションを実行し、前記偏差設定点で前記サージ偏差レベルを制御するステップであって、前記サージ偏差レベルは、アンチサージ制御ループによって計算される、ステップと、
    前記可変速度設定点又は前記可変案内翼位置の他方を操作することによって、リミット制御ループ内の前記第2の性能制御アプリケーションを実行し、リミット設定点で前記メイン・プロセス変数を制限するステップであって、前記リミット設定点は、前記プロセス設定点にバイアス値を加えた値で計算される、ステップと
    を含む、方法。
  2. 前記アンチサージ制御ループから前記サージ偏差レベルを計算するステップと、
    前記サージ偏差レベルを前記第2の独立の主制御ループに転送するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記可変速度設定点を前記圧縮機システムのための速度制御ループに適用するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の独立の主制御ループ及び前記第2の独立の主制御ループは、各々、制御比例積分微分(PID)制御を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記プロセス設定点は、排気流量、排気圧力、又は排気温度の1つを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記方法は、前記制御器への入力として、前記バイアス値を受信するステップをさらに含み、前記バイアス値は、正の値又は負の値の一方である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記方法は、前記圧縮機システムに関連付けられた1つ又は複数のフィールド・デバイスからデータを受信するステップをさらに含み、前記1つ又は複数のフィールド・デバイスは、
    吸気圧力送信機、
    吸気温度送信機、
    排気圧力送信機、
    排気温度送信機、又は
    流量送信機
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の性能制御アプリケーション及び前記第2の性能制御アプリケーションは、同時に動作する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記圧縮機システムのための制御器であって、請求項1から8までのいずれかに記載の方法を実行するように構成された制御器。
  10. 命令が書き込まれた1つ又は複数のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、プロセッサ上での実行に応答して、前記プロセッサに、請求項1から8までのいずれかに記載の方法を実行させることによって前記圧縮機システムを制御するように構成されている、1つ又は複数のコンピュータ可読媒体。
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