JP7244514B2 - フラビウイルス診断アッセイ - Google Patents
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Description
1)捕獲工程 - 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、患者試料中に存在する抗体が固定化される;
2)クエンチング工程 - 固定化された抗体が、第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷され、第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への固定化された抗体の任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)。このクエンチング工程は、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原を特異的に結合する固定化された抗体の同定を効果的に可能にする;
3)第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体の検出を可能にする結合工程 - クエンチング工程によりブロッキングされないままである抗体は、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷される。第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体の存在下で、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原は、標識された複合体を形成する。第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体は、典型的には、始めから終わりまで固定化されたままで、標識された固定化された複合体を生じる;および
4)検出工程は、標識された複合体の存在(または非存在)の同定、および、したがって、対象が第1のフラビウイルス種に感染している(または感染していない)ことの確定を可能にすること。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に、
i.第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)、第2の抗原;および
ii.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を(例えば、同時に、または逐次的に)負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程を含み、
c.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に、
i.第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)、第2の抗原;および
ii.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を(例えば、同時に、または逐次的に)負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程、
c.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在または非存在を検出する工程を含み、
d.標識された複合体の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷する工程であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)、工程、
c.ブロッキングされないままである前記抗体に、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程を含み、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷する工程であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)、工程、
c.ブロッキングされないままである前記抗体に、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程、
e.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在または非存在を検出する工程を含み、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に、
i.第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への固有の抗原結合交差反応性を有する抗体(例えば、第1および第2の抗原に対する固有の交差反応性を有する抗体 - 好ましくは、増大した親和性で第2の抗原と結合する抗体)の検出を抑制する(例えば、ブロッキングする)、第2の抗原;および
ii.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を(同時に、または逐次的に)負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程を含み、
c.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に、
i.第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への固有の抗原結合交差反応性を有する抗体(例えば、第1および第2の抗原に対する固有の交差反応性を有する抗体 - 好ましくは、増大した親和性で第2の抗原と結合する抗体)の検出を抑制する(例えば、ブロッキングする)、第2の抗原;および
ii.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を(同時に、または逐次的に)負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程、
c.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在または非存在を検出する工程を含み、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷する工程であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への固有の抗原結合交差反応性を有する抗体(例えば、第1および第2の抗原に対する固有の交差反応性を有する抗体 - 好ましくは、増大した親和性で第2の抗原と結合する抗体)の検出を抑制する(例えば、ブロッキングする)、工程、
c.ブロッキングされないままである前記抗体に、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程を含み、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に第2の(異なる)フラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷する工程であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、第2のフラビウイルス種への固有の抗原結合交差反応性を有する抗体(例えば、第1および第2の抗原に対する固有の交差反応性を有する抗体 - 好ましくは、増大した親和性で第2の抗原と結合する抗体)の検出を抑制する(例えば、ブロッキングする)、工程、
c.ブロッキングされないままである前記抗体に第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在または非存在を検出する工程を含み、
e.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
a.第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む固相支持体;
b.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原;および
c.第2のフラビウイルス種由来の標識されていない第2の抗原
を含み、第1の抗原および第2の抗原が同じポリペプチド/タンパク質の種間ホモログであり、第1および第2のフラビウイルス種が異なる種である、キットが提供される。
a.第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む固相支持体;
b.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原;および
c.第2のフラビウイルス種由来の標識されていない第2の抗原
を含み、第1の抗原および第2の抗原がNS1タンパク質であり、第1および第2のフラビウイルス種が異なる種である、キットが提供される。
a.第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む固相支持体;
b.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原;および
c.第2のフラビウイルス種由来の標識されていない第2の抗原
を含み、第1の抗原および第2の抗原が同じポリペプチド/タンパク質の種間ホモログであり、第1および第2のフラビウイルス種が異なる種である、キットの使用が提供される。
a.第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む固相支持体;
b.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原;および
c.第2のフラビウイルス種由来の標識されていない第2の抗原
を含み、第1の抗原および第2の抗原がNS1タンパク質であり、第1および第2のフラビウイルス種が異なる種である、キットの使用が提供される。
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、ジカウイルス由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程、
b.前記固定化された抗体に、
i.デングウイルス(例えば、デング1、2、3、および/または4ウイルス)由来の第2の抗原(例えば、NS1)であって、前記第2の抗原のその抗体との結合が、デングウイルスへの任意の固有の抗原結合交差反応性を抑制する(例えば、ブロッキングする)、第2の抗原;および
ii.ジカウイルス由来の標識された第1の抗原を(同時に、または逐次的に)負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程、
c.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在または非存在を検出する工程を含み、
d.標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の存在が、ジカウイルスによる対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体(例えば、標識された抗原-抗体複合体)の非存在が、ジカウイルスによる対象のウイルス感染がないことを示す、方法を提供する。
Rice,M.R.ら、(1985)、Science 229巻、p.726-733;
Heinz,F.X. & Stiasny,K.(2017)、Microbiol. and Mol. Biol. Rev. 81巻、1号、p.1-27;および
Bosch,I.ら、(2017)、Sci. Transl. Med.、9、p.1-13
1)第1のフラビウイルス種由来の組換え第1の抗原が、固相支持体上に固定化されており、抗原と結合する対象(患者)試料中に存在する任意の抗フラビウイルス抗体を捕獲するように提示されている、DABA(直接的抗原結合アッセイ)。その後、結合した抗体は、好ましくは、第1のフラビウイルス種由来の組換え第1の抗原の標識された等価物によって同定される;または
2)抗体(例えば、ウサギ源)が固相支持体上に、例えば、そのFc領域を介して、固定化される、抗ヒト捕獲抗体。その時、抗体は、対象試料中に存在する任意のヒト抗体を捕獲するようにFab結合ドメインを提示する。その後、結合した抗体は、(上記のように)第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原によって同定され得る。抗ヒト捕獲抗体は、それが、例えば、(上記のように)ヒトIgGまたはヒトIgM抗体に特異的であるように、選択/デザインされ得る。
様々な配列アラインメント方法のいずれでもパーセント同一性を決定するために用いることができ、その方法には、非限定的に、グローバル的方法、ローカル的方法、およびハイブリッド方法、例えば、セグメントアプローチ方法が挙げられる。パーセント同一性を決定するためのプロトコールは、当業者の能力の範囲内での日常的手順である。グローバル的方法は、その分子の先頭から終端までの配列をアラインメントし、個々の残基ペアのスコアを合計し、かつギャップペナルティを課すことにより、最良のアラインメントを決定する。非限定的方法には、例えば、CLUSTAL W、例えば、Julie D. Thompsonら、CLUSTAL W:Improving the Sensitivity of Progressive Multiple Sequence Alignment Through Sequence Weighting, Position- Specific Gap Penalties and Weight Matrix Choice、22(22) Nucleic Acids Research 4673-4680 (1994)参照;および反復改良、例えば、Osamu Gotoh、Significant Improvement in Accuracy of Multiple Protein. Sequence Alignments by Iterative Refinement as Assessed by Reference to Structural Alignments、264(4) J.Mol.Biol. 823-838(1996)参照、が挙げられる。ローカル的方法は、インプット配列の全部によって共有される1つまたは複数の保存モチーフを同定することにより配列をアラインメントする。非限定的方法には、例えば、Match-box、例えば、Eric DepiereuxおよびErnest Feytmans、Match-Box:A Fundamentally New Algorithm for the Simultaneous Alignment of Several Protein Sequences、8(5) CABIOS 501-509(1992)参照;ギブスサンプリング、例えば、C.E. Lawrenceら、Detecting Subtle Sequence Signals:A Gibbs Sampling Strategy for Multiple Alignment、262(5131) Science 208-214(1993)参照;Align-M、例えば、Ivo Van Walleら、Align-M - A New Algorithm for Multiple Alignment of Highly Divergent Sequences、20(9) Bioinformatics:1428-1435(2004)参照、が挙げられる。このように、パーセント配列同一性は、通常の方法により決定される。例えば、Altschulら、Bull.Math.Bio. 48:603-16、1986、ならびにHenikoffおよびHenikoff、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:10915-19、1992を参照されたい。簡単に述べれば、2つのアミノ酸配列は、下に示されているように(アミノ酸は標準1文字コードによって示されている)、10のギャップ開始ペナルティ、1のギャップ伸長ペナルティ、およびHenikoffおよびHenikoff(同上)の「blosum 62」スコアリングマトリックスを用いてアラインメントスコアを最適化するようにアラインメントされる。
各キットは、典型的には、96回の試験のための十分な材料を含有する。各キットの有効保存期間は、キットを含有する箱に貼り付けられたラベルに示されている通りである。全てのコンポーネントは、他に記載がない限り、2~8℃で保存されることが意図される。本発明の方法を実施するための典型的な「提供される材料」(例えば、キット中):
・高品質の脱イオン水または蒸留水
・洗浄溶液調製のためのクリーンな容器
・マイクロタイタープレートカバー
・200μL、100μL、20μL、および1~5μl体積を供給する能力があるマイクロピペットおよびディスポーザブルチップ
・消毒剤を含む廃棄物処分容器
・450nm(および620~650nm)における光学密度を読み取る能力があるEIAプレートリーダー
・インキュベーター、37℃
血清および血漿(EDTA、クエン酸、またはヘパリン処理)試料が、試験のための適切な検体であり、標準検査室手順を用いて全血から取得されるべきである。
工程1:試薬調製
全試薬を使用前に室温(18~30℃)に達するようにしておく。
・コンジュゲートAチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液3.15mlを分注し、続いて、添加物A(抗原なし)350μlを加え、3.5mlの全体積(プレート対照と試料の両方に必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
・コンジュゲートBチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液2.25mlを分注し、続いて、添加物B 250μlを加えると、モル過剰のコールドジカNS1抗原を含有する2.5mlの全体積(試料のみに必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
・コンジュゲートCチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液2.25mlを分注し、続いて、添加物C 250μlを加えると、モル過剰のコールドデング3 NS1抗原を含有する2.5mlの全体積(試料のみに必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
試験を実施するために、組換えジカNS1抗原でコーティングされたマイクロウェルストリップの必要とされる数を取り出し、集める。各試験ランに最適に含まれる対照(2×陽性対照および4×陰性対照)のために最小6ウェルが最適である。必要とされるストリップをストリップホルダーへ設置し、試験のために必要とされる数のストリップだけを用いる(試験されるべき試料識別番号および手順情報を記録するために別々に提供されたジカDABA ELISAフロントシートテンプレートを用いる)。
ガイドとしてのDABA ELISAフロントシートテンプレートに従って、試料希釈剤70μlおよび陽性対照30μlをそれらのそれぞれのウェル位置(1A~1B)へピペッティングする。試料希釈剤70μlおよび陰性対照30μlをそれらのそれぞれのウェル位置(1D~1F)へピペッティングする。
プレートをプレートシーラーで覆い、プレートストリップホルダーの側面をタッピングすることにより穏やかに混合する。モイストチャンバーまたはドライインキュベーター内で60±2分間、37±2℃でインキュベートする。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。各ウェルを、希釈洗浄バッファー(試薬調製参照)で5回、洗浄する。洗浄サイクルは以下の通りに行われる:ウェルの内容物を吸引し、メニスカスを形成するように、ウェルあたり少なくとも300μlの洗浄バッファーを分注する。マイクロウェルを30~60秒間、浸漬させ、その後、吸引する。洗浄サイクルをさらに4回、繰り返す。あるいは、自動プレート洗浄機が用いられてもよい。最終洗浄サイクル後、ストリッププレートを吸い取り紙またはクリーンタオル上へひっくり返し、少しの残存する洗浄バッファーも除去するように、プレートをタッピングする。
コンジュゲートA 100μlを2×陽性対照および4×陰性対照のウェル位置(1A~1F)へ分注する。
・コンジュゲートA 100μlを各試料ウェル1へ分注する。
・コンジュゲートB 100μlを各試料ウェル2へ分注する。
・コンジュゲートC 100μlを各試料ウェル3へ分注する。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。工程5のように、各ウェルを5回、洗浄する。最終洗浄サイクル後、ストリッププレートを吸い取り紙またはクリーンタオル上へひっくり返し、少しの残存する洗浄バッファーも除去するように、プレートをタッピングする。
使用準備済みのTMB基質100μlを各ウェルへ分注する。これは、マルチチャンネルピペットを用いると最も良く実施される。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。停止溶液50μlを各ウェルへ加える。これは、マルチチャンネルピペットを用いると最も良く実施され、停止溶液は、基質溶液を加えるのに用いられた同じタイミングおよび順序を用いて、加えられるべきである。プレートストリップホルダーの側面をタッピングすることにより穏やかに混合する。停止溶液の添加後、陽性対照ウェルおよび任意の抗ジカ陽性試料ウェルにおいて強烈な黄色が発生する。
プレートリーダーをブランクウェルで較正し、反応を停止してから10分以内に450nmで吸光度を読み取る(二重フィルター装置が用いられる場合には、分光光度プレートリーダーにおいて630nm、または620nmから650nmの間に参照波長を設定する)。カットオフ値を計算し、その結果を評価する。
各マイクロプレートは、同時に処理されたプレートの数に関わらず、アッセイの結果を計算および解釈する時、最適には、別々であるとみなされる。結果は、各試料の光学密度(OD)値をプレートのカットオフ値(CO)と関連づけることにより計算される。
カットオフ値(CO)=NC平均+0.1
NC平均=4つの陰性対照についての平均吸光度値
陰性対照値の1つが品質管理範囲規格を満たさない場合には、それは、捨てられ、平均値は、残りの値を用いて再び、計算されるべきである。
各試料の吸光度試験OD結果(S)は、品質管理基準が下記の通り検証される場合には有効である:
各陰性対照の吸光度値ODは0.100未満でなければならない。
各陽性対照の吸光度値ODは0.800より高くなければならない。
陰性結果(S/CO≦1):カットオフ値以下の吸光度を示す試料は陰性とみなされ、すなわち、このELISAキットを用いて、ジカウイルスに対するNS1抗体は検出されなかった。
各キットは、典型的には、96回の試験のための十分な材料を含有する。各キットの有効保存期間は、キットを含有する箱に貼り付けられたラベルに示されている通りである。全てのコンポーネントは、他に記載がない限り、2~8℃で保存されなければならない。
・高品質の脱イオン水または蒸留水
・洗浄溶液調製のためのクリーンな容器
・マイクロタイタープレートカバー
・200μL、100μL、20μL、および1~5μl体積を供給する能力があるマイクロピペットおよびディスポーザブルチップ
・消毒剤を含む廃棄物処分容器
・450nm(および620~650nm)における光学密度を読み取る能力があるEIAプレートリーダー
・インキュベーター、37℃
現在、血清および血漿(EDTA、クエン酸、またはヘパリン処理)試料が、試験のための適切な検体であり、標準検査室手順を用いて全血から取得されるべきである。
工程1:試薬調製
全試薬を使用前に室温(18~25℃)に達するようにしておく。
以下のように、添加物A、B、またはCを加えて、「使用強度」コンジュゲート溶液の3つの別々のチューブを調製する:
・コンジュゲートAチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液3.15mlを分注し、続いて、添加物A(抗原なし)350μlを加えると、3.5mlの全体積(プレート対照と試料の両方に必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
・コンジュゲートBチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液2.25mlを分注し、続いて、添加物B 250μlを加えると、モル過剰のコールドジカNS1抗原を含有する2.5mlの全体積(試料のみに必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
・コンジュゲートCチューブ - 使用強度コンジュゲート溶液2.25mlを分注し、続いて、添加物C 250μlを加えると、モル過剰のコールドデング3 NS1抗原を含有する2.5mlの全体積(試料のみに必要とされる体積)が得られる。使用前によく混合すること。
試験を実施するために、抗ヒトIgG抗体でコーティングされたマイクロウェルストリップの必要とされる数を取り出し、集める。各試験ランに最適に含まれる対照(2×陽性対照および4×陰性対照)のために最小6ウェルが最適である。必要とされるストリップをストリップホルダーへ設置し、試験のために必要とされる数のストリップだけを用いる(試験されるべき試料識別番号および手順情報を記録するために別々に提供されたジカG-Capture ELISAフロントシートテンプレートを用いる)。
ガイドとしてのG-Capture ELISAフロントシートテンプレートに従って、陽性対照100μlをそれぞれのウェル位置(1A~1B)へピペッティングする。陰性対照100μlをそれぞれのウェル位置(1D~1F)へピペッティングする。
注意:相互汚染を避けるために、各試料、陰性対照、および陽性対照について別々のディスポーザルピペットチップを用いること。
プレートをプレートシーラーで覆い、プレートストリップホルダーの側面をタッピングすることにより穏やかに混合する。モイストチャンバーまたはドライインキュベーター内で60±2分間、37±2℃でインキュベートする(ドライインキュベーターが用いられる場合には、ドアを頻繁に開けないこと)。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。各ウェルを、希釈洗浄バッファー(試薬調製参照)で5回、洗浄する。洗浄サイクルは以下の通りに行われる:ウェルの内容物を吸引し、メニスカスを形成するように、ウェルあたり少なくとも300μlの洗浄バッファーを分注する。マイクロウェルを30~60秒間、浸漬させ、その後、吸引する。洗浄サイクルをさらに4回、繰り返す。あるいは、自動プレート洗浄機が用いられてもよい。最終洗浄サイクル後、ストリッププレートを吸い取り紙またはクリーンタオル上へひっくり返し、少しの残存する洗浄バッファーも除去するように、プレートをタッピングする。
コンジュゲートA 100μlを2×陽性対照および4×陰性対照のウェル位置(1A~1F)へ分注する。
・コンジュゲートA 100μlを各試料ウェル1へ分注する。
・コンジュゲートB 100μlを各試料ウェル2へ分注する。
・コンジュゲートC 100μlを各試料ウェル3へ分注する。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。工程5のように、各ウェルを5回、洗浄する。最終洗浄サイクル後、ストリッププレートを吸い取り紙またはクリーンタオル上へひっくり返し、少しの残存する洗浄バッファーも除去するように、プレートをタッピングする。
使用準備済みのTMB基質100μlを各ウェルへ分注する。これは、マルチチャンネルピペットを用いると最も良く実施される。
インキュベーションの終了後、プレートシーラーを外し、捨てる。停止溶液50μlを各ウェルへ加える。これは、マルチチャンネルピペットを用いると最も良く実施され、停止溶液は、基質溶液を加えるのに用いられた同じタイミングおよび順序を用いて、加えられるべきである。プレートストリップホルダーの側面をタッピングすることにより穏やかに混合する。停止溶液の添加後、陽性対照ウェルおよび任意の抗ジカ陽性試料ウェルにおいて強烈な黄色が発生する。
プレートリーダーをブランクウェルで較正し、反応を停止してから10分以内に450nmで吸光度を読み取る(二重フィルター装置が用いられた場合には、分光光度プレートリーダーにおいて630nm、または620nmから650nmの間に参照波長を設定する)。カットオフ値を計算し、その結果を評価する。
各マイクロプレートは、同時に処理されたプレートの数に関わらず、アッセイの結果を計算および解釈する時、最適には、別々であるとみなされる。結果は、各試料の光学密度(OD)値をプレートのカットオフ値(CO)と関連づけることにより計算される。
カットオフ値(CO)=NC平均+0.1
NC平均=4つの陰性対照についての平均吸光度値
陰性対照値の1つが品質管理範囲規格を満たさない場合には、それは、捨てられ、平均値は、残りの値を用いて再び、計算されるべきである。
各試料の吸光度試験OD結果(S)は、品質管理基準が下記の通り検証される場合には有効である:
各陰性対照の吸光度値ODは0.100未満でなければならない。
各陽性対照の吸光度値ODは0.800より高くなければならない。
陰性結果(S/CO≦1):カットオフ値以下の吸光度を示す試料は陰性とみなされ、すなわち、このELISAキットを用いて、ジカウイルスに対するNS1抗体は検出されなかった。
ジカウイルスNS1糖タンパク質に対する異種抗体の同定およびブロッキングのための、「コールドのジカNS1およびデング3 NS1抗原」の添加での二重抗原架橋アッセイ(DABA)
この実施例で行われる実験は、上で提供されたDABA方法に従った。
・MyBiosource組換え抗原ジカNS1でコーティングされたプレート@2μg/ml
・Diasorinコンジュゲート希釈剤中1:40Kの使用希釈度で用いられるジカNS1 Agコンジュゲート(すなわち、標識された抗原)
・コンジュゲート1 - 安定剤中1:10希釈度で保存される(いったん-20℃から取り出されたならば、4℃で維持される)
・ストリップ1について1:40K(例えば、1:40,000)コンジュゲートを1ml、およびストリップ2~3について1:20Kの2mlを作製する
・Diasorinコンジュゲート希釈剤で1:68に希釈されたジカNS1 Ag=50μg/ml(標識されていない抗原)
・Diasorinコンジュゲート希釈剤で1:10に希釈されたデング3 NS1 Ag=49μg/ml(標識されていない抗原)
・陽性対照=NHPで1:10Kに希釈されたZKA35(0.356μg/ml)
・陰性対照=正常なヒト血漿試料(英国人血液ドナー)
プロトコール:
・試料希釈剤70μl、続いて試料30μlを関連ウェルへ加える
・37℃で1時間、インキュベートする
・CLIN TECH洗浄バッファーで、5回洗浄する
・1:40Kコンジュゲート100μlをストリップ1に加える
・1:20Kコンジュゲート50μl+様々な希釈度のNS1抗原またはデング3抗原50μlを関連ストリップに加える
・37℃で2時間、インキュベートする
・CLIN TECH洗浄バッファーで、5回洗浄する
・使用準備済みTMB基質100μlを加える
・37℃で30分間、インキュベートする
・CLIN TECH停止溶液50μlを加える
ジカウイルスNS1糖タンパク質に対する異種抗体の同定およびブロッキングのための、「コールドのジカNS1およびデング3 NS1抗原」の添加での免疫グロブリンG(IgG)捕獲酵素イムノアッセイ
この実施例で行われた実験は、上で提供されたIgG捕獲酵素イムノアッセイ方法に従った。具体的には、以下が用いられた:
・AffiniPureウサギ抗ヒトIgGでコーティングされたプレート@5μg/ml
・輸送媒体中1:4K(例えば、1:1000)の使用希釈度で用いられるMyBiosource ジカNS1抗原コンジュゲート(標識された抗原)
・コンジュゲート1 - 安定剤(CLIN TECH)中1:10希釈度で保存される(いったん-20℃から取り出されたならば、4℃で維持される)
・陽性対照=NHP中1:1K(例えば、1:1000)希釈度で用いられるZKA35 mAb(3.56μg/ml)
・陰性対照=NHP
・輸送媒体で1:68に希釈されたジカNS1 Ag=50μg/ml(標識されていない抗原)
・輸送媒体で1:10に希釈されたデング3NS1 Ag=49μg/ml(標識されていない抗原)
プロトコール:
・ウェルへの添加前に輸送媒体で1:200に希釈された試料および対照100μlを加える
・37℃で1時間、インキュベートする
・CLIN TECH洗浄バッファーで、5回洗浄する
・1:4Kコンジュゲート100μlをストリップ1に加える
・ジカNS1抗原50μl、続いて1:2Kコンジュゲート50μlをストリップ2に加える
・デング3 NS1抗原50μl、続いて1:2Kコンジュゲート50μlをストリップ3に加える
・37℃で30分間、インキュベートする
・CLIN TECH洗浄バッファーで、5回洗浄する
・使用準備済みTMB基質100μlを加える
・37℃で30分間、インキュベートする
・CLIN TECH停止溶液50μlを加える
ジカ患者に由来した試料におけるデングウイルス抗原への抗原結合交差反応性の抑制の実証
この実施例は、急性ジカ感染を起こしている対象由来の1セットの試料への本発明のアッセイの性能に関する。対象は、PCRおよび対象のその後の追跡によりジカ感染を有することが確定された。当分野において早期に行われた、この実験において、対象試料(血清)の反応性を、DABA捕獲アッセイにおいて2つの形式で - (i)コンジュゲートがHRPOで標識されたジカのみを含有した(すなわち、クエンチング工程がない)、「非ブロッキング化コンジュゲート」形式を用いて、または(ii)デングとの交差反応性を有する固定化された抗体がブロッキング/クエンチングされている「ブロッキング化」形式を用いて(すなわち、クエンチングデングウイルスNS1抗原の添加により修飾されたコンジュゲートを用いて) - 測定した - 図1参照。
患者試料における偽陽性ジカウイルス検出の防止の実証
抗デングウイルス抗体に対する強い反応性を有することが以前実証されており、かつまた、抗ジカ抗体の検出のためのDABA捕獲アッセイとIgG捕獲アッセイの両方において反応性であった、患者試料(血清)20個1セットを集めた。
Claims (18)
- 第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染を検出するための方法であって、
a.前記対象由来の試料を固相支持体と接触させる工程であって、前記固相支持体が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む、工程と、
b.前記固定化された抗体に、第2の異なるフラビウイルス種由来の第2の抗原を負荷する工程であって、前記第2の抗原の固定化された抗体との結合が、第2のフラビウイルス種に対する固定化された抗体のあらゆる固有の抗原結合交差反応性を抑制する、工程と、
c.ブロッキングされないままである抗体に、第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原を負荷する工程であって、それにより標識された抗原-抗体複合体を形成する、工程と
を含み、
d.標識された複合体の存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体の非存在が、第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染がないことを示し、
e.第1および第2の抗原が同じポリペプチド/タンパク質の種間ホモログである、方法。 - 前記負荷する工程が同時にまたは逐次的に行われる、請求項1に記載の方法。
- 前記負荷する工程が同時に行われる、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第2の抗原が標識されていない、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
- 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体を固定化するための捕獲手段が、固相支持体と結合した第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
- 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体を固定化するための捕獲手段が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する抗体のFc領域と結合する抗ヒト抗体を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
- 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原がジカウイルス抗原である、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
- 第2の抗原が非ジカフラビウイルス種抗原であり、標識された複合体の存在がジカウイルス種による対象のウイルス感染があることを示し、標識された複合体の非存在がジカウイルス種による対象の感染がないことを示す、請求項7に記載の方法。
- 第2のフラビウイルス種由来の第2の抗原がデングウイルス抗原である、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
- 標識された抗体-抗原複合体の抗体がIgG抗体である、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
- 標識された抗体-抗原複合体の抗体がIgM抗体である、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法のアウトプットをデータ可読形式で記録する工程をさらに含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
- 第1のフラビウイルス種による対象のウイルス感染を検出するためのキットであって、
a.第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段を含む固相支持体;
b.第1のフラビウイルス種由来の標識された第1の抗原;および
c.第2のフラビウイルス種由来の標識されていない第2の抗原
を含み、第1の抗原および第2の抗原がNS1タンパク質であり、第1および第2のフラビウイルス種が異なる種であり、
第1および第2の抗原が、同じポリペプチド/タンパク質の種間ホモログである、キット。 - 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段が、第1のフラビウイルス種由来の固定化された第1の抗原を含む、請求項13に記載のキット。
- 第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体を固定化するための捕獲手段が、第1のフラビウイルス種由来の第1の抗原と結合する、試料中に存在する抗体のFc領域と結合する抗ヒト抗体を含む、請求項13または14に記載のキット。
- 第1のフラビウイルス種がジカウイルスである、請求項13~15のいずれか1項に記載のキット。
- 標識されていない第2のフラビウイルス種がデングウイルスである、請求項13~16のいずれか1項に記載のキット。
- 使用説明書をさらに含む、請求項13~17のいずれか1項に記載のキット。
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