JP7243043B2 - 玉型形状測定装置 - Google Patents
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Description
(1) 本開示の第1態様に係る玉型形状測定装置は、レンズ保持手段にデモレンズ及び型板を保持させるためのカップを、前記デモレンズ及び前記型板に対する前記レンズ保持手段の軸出し位置に基づいて、前記デモレンズ及び前記型板に取り付けるカップ取付手段を有し、第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする。
(2) 本開示の第2態様に係る玉型形状測定装置は、眼鏡レンズを加工するための加工具と、前記加工具により前記眼鏡レンズを加工するための加工室と、を有し、第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする。
(3) 本開示の第3態様に係る玉型形状測定装置は、フレームのリムに測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定する眼鏡枠形状測定手段を有し、第1の測定方式によって、フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であって、前記接触式の測定方式は、フレームのリムに前記測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定することを特徴とする。
本開示の実施形態に係る玉型形状測定装置の概要について説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用されうる。
例えば、玉型形状測定装置は玉型形状を測定する。玉型形状は、デモレンズまたは型板の外形形状であってもよい。また、玉型形状は、フレーム(眼鏡フレーム)のリムの内形形状であってもよい。例えば、フレームのリムがレンズに形成した溝に嵌め込む凸部を有する場合には、フレームのリムの凸部の内形形状が測定されてもよい。例えば、フレームのリムがレンズに形成したヤゲンを嵌め込む凹部を有する場合には、フレームのリムの凹部の内形形状が測定されてもよい。
例えば、玉型形状測定装置は、第1測定手段(例えば、ブロッカーユニット30)を備える。第1測定手段は、第1の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して、玉型形状を取得する。
例えば、玉型形状測定装置は、第2測定手段(例えば、レンズ形状測定ユニット400)を備える。第2測定手段は、第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して、玉型形状を取得する。例えば、第2の測定方式は、フレーム、デモレンズ、または型板のいずれにも接触しない非接触式の測定方式であってもよいし、フレーム、デモレンズ、または型板のいずれかに接触する接触式の測定方式であってもよい。
例えば、玉型形状測定装置は、取得手段(例えば、制御部80)を備える。取得手段は、第1測定手段を制御して、玉型形状を取得する。例えば、第1測定手段が非接触式の測定方式によって玉型形状を取得する構成である場合、取得手段は、第1測定手段を制御して反射光束の受光像を取得し、受光像を画像処理することで、玉型形状を取得してもよい。画像処理の一例としては、受光像の各画素位置における輝度の立ち上がりや立ち下がり等の検出が行われてもよい。また、例えば、第1測定手段が接触式の測定方式によって玉型形状を取得する構成である場合、取得手段は、第1測定手段を制御して測定子の移動位置を検出することで、玉型形状を取得してもよい。
例えば、玉型形状測定装置は、判定手段(例えば、制御部80)を備える。判定手段は、第1測定手段による玉型形状を取得した際の測定状態を判定する。玉型形状を取得した際の測定状態は、第1測定手段により玉型形状が測定されている間の状態であってもよい。例えば、判定手段は、第1測定手段が非接触式の測定方式である場合に、測定光束の照射状態(例えば、光源の点灯の有無等)、反射光束の受光状態(例えば、受光像の明るさ等)、等の少なくともいずれかを、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、測定光束の照射光量が所定の範囲外であったとき、反射光束の受光光量が所定の範囲外であったとき、等に玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。また、例えば、判定手段は、第1測定手段が接触式の測定方式である場合に、測定子の接触状態(例えば、測定子の接触を検知するためのセンサが発する検知信号の有無等)等を、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、センサから検知信号が発せられなかったとき等に、玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。
例えば、玉型形状測定装置は、出力手段(例えば、制御部80)を備える。出力手段は、第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、判定手段による判定結果に基づいて出力する。例えば、本実施例において、出力手段は、判定手段による判定結果が適正でなかった場合に、第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を出力するようにしてもよい。
例えば、玉型形状測定装置は、制御手段(例えば、制御部80)を備える。制御手段は、出力手段による指示信号に基づいて、玉型形状測定装置の動作を制御する。例えば、玉型形状測定装置の動作が指示信号に基づいて自動的に制御されることで、操作者は第1測定手段を用いた測定の後で第2測定手段を用いた測定を開始するために行う設定変更等を、容易に実施することができる。
玉型形状測定装置について、図面を参照して説明する。本実施例では、玉型形状測定装置の左右方向(水平方向)をX方向、上下方向(鉛直方向)をY方向、前後方向をZ方向として表す。
図2はレンズ加工機構部10の概略図である。レンズ加工機構部10は、筐体3の内部に配置される。例えば、レンズ加工機構部10は、砥石群100、キャリッジ部200、レンズ形状測定ユニット400、レンズ加工ユニット500、等を備える。
例えば、砥石群100は、プラスチック用の粗砥石100a、高カーブレンズの仕上げ用砥石100b、平鏡面仕上げ用砥石100c、ヤゲン加工用及び平加工用の仕上げ砥石100d、ガラス用の粗砥石100e、等を備える。砥石群100は、砥石回転軸101に取り付けられている。砥石回転軸101は、モータ102により回転される。後述するレンズチャック軸202に挟持されたレンズの周縁は、モータ102の駆動により回転する砥石群100に圧接されることで加工される。
例えば、キャリッジ部200は、キャリッジ201、レンズチャック軸202、移動支基203、モータ(モータ210及び220)、等を備える。キャリッジ201は、レンズチャック軸(レンズ回転軸)202を保持する。キャリッジ201は、左腕201Lと右腕201Rからなる。レンズチャック軸202は、レンズを保持する。レンズチャック軸202は、左チャック軸202L及び右チャック軸202Rからなる。
図3はレンズ形状測定ユニット400の概略図である。例えば、本実施例において、レンズ形状測定ユニット400は、レンズに後述の測定子412を接触させた状態で移動させて測定を行うことで、玉型形状を測定する。なお、レンズ形状測定ユニット400を用いる場合、玉型形状としては、レンズの外形形状が測定される。
レンズ加工ユニット500は、レンズに対して穴加工、溝掘り加工、及び面取り加工の少なくともいずれかを施す際に用いる。レンズ加工ユニット500には、レンズに穴加工を施す加工具としてのエンドミルと、レンズに溝掘りを施す加工具としての溝掘りカッターと、レンズに面取りを施す加工具としての面取り砥石と、が備えられてもよい。なお、レンズ加工ユニットの詳細な構成については、例えば、特開2017-177234号公報を参照されたい。
例えば、本実施例において、眼鏡枠形状測定ユニット20は、フレームのリムに測定子を接触させた状態で測定子を移動させることで、玉型形状の測定を行う接触式の構成を備えている。眼鏡枠形状測定ユニット20を用いる場合、玉型形状としては、フレームの内形形状が測定される。例えば、フレームのリムがレンズに形成した溝に嵌め込む凸部を有する場合には、フレームの内形形状として、リムの凸部の内形形状が取得されてもよい。また、例えば、フレームのリムが、レンズに形成したヤゲンを嵌め込む凹部を有する場合には、フレームの内形形状として、リムの凹部の内形形状が取得されてもよい。眼鏡枠形状測定ユニット20の詳細な構成については、例えば、特開2014-52222号公報を参照されたい。
例えば、ブロッカーユニット30は、レンズ支持機構40と、カップ取付機構50と、レンズ測定機構60(図5参照)と、を備える。レンズ支持機構40には、レンズ(例えば、加工するレンズLE、デモレンズDL、等)の前面を上方向にしてレンズを載置する。カップ取付機構50は、レンズの前面にカップCUを取り付ける際に用いる。すなわち、カップ取付機構50は、レンズの前面にカップCUを固定(軸打ち)する際に用いる。
例えば、レンズ支持機構40は、円筒ベース41、保護カバー42、支持ピン43、等を備える。円筒ベース41上には保護カバー42が設置される。円筒ベース41内には後述する指標板67等が配置されている。保護カバー42上には、カップ取り付けの基準軸(光軸)L1を中心に、3つの支持ピン43が等距離かつ等角度で配置される。支持ピン43は、レンズの後面(裏面)に当接することで、レンズを保持する。
例えば、カップ取付機構50は、移動支基51、支持アーム52、移動アーム53、シャフト54、カップ装着部55、等を備える。円筒ベース41には2本の支柱56が固定され、支柱56はその上端でブロック57を支える。支柱56には、移動アーム53が一体的に設けられた移動支基51が、上下方向に移動可能に取り付けられる。移動支基51の内部には、移動支基51を常時上方向に付勢するための図示なきバネが配置される。移動アーム53は、移動支基51の前方に延びるように、移動支基51に取り付けられる。移動アーム53にはシャフト54が取り付けられる。シャフト54の軸は、光軸L1に対して左右の直交方向に延びる軸L2と同軸である。移動アーム53は支持アーム52を保持し、支持アーム52はカップ装着部55を支持する。支持アーム52は、シャフト54(すなわち、軸L2)を中心として、カップ装着部55が前側(操作者側)を向く方向と、下側に向く方向と、に回転可能となっている。支持アーム52には、操作者が支持アーム52を回転させるためのレバー58が固定される。シャフト54には、カップ装着部55が下方向から前方向を向くように付勢力を与える図示なきコイルバネが設けられる。操作者がレバー58を操作していない状態では、カップ装着部55が常に前方向を向くようになっている。カップ装着部55には、レンズをレンズチャック軸202に挟持させるための治具であるカップCUが装着される。
図5はレンズ測定機構60の概略構成図である。本実施例におけるレンズ測定機構60は、レンズの光学特性を取得するための測定光学系と、レンズの光学特性とは異なる情報(例えば、レンズの外形形状、レンズに付された印点、レンズに形成された隠しマーク、等)を取得するための測定光学系と、を兼ねている。なお、レンズの光学特性を取得するための測定光学系と、レンズの光学特性とは異なるレンズの情報を取得するための測定光学系と、はそれぞれが別に設けられた構成でもよい。
図6は加工制御データ取得装置1の制御系を示す図である。例えば、制御部80には、モニタ5、スイッチ部6、光源64、各エンコーダ、各センサ(センサ401、402、等)、各モータ(モータ102、210、220、230、240、等)、各撮像素子(撮像素子68、72、等)不揮発性メモリ85(以下、メモリ85)、等が電気的に接続されている。メモリ85は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体であってもよい。例えば、メモリ85としては、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、着脱可能なUSBメモリ、等を使用することができる。メモリ85は、操作者が測定を開始するための設定を行う作業画面、操作者による測定の開始を誘導するためのガイド情報、操作者による測定の開始を誘導するための音声、等が記憶されている。また、メモリ85は、ブロッカーユニット30により測定されたレンズの外形形状、レンズ形状測定ユニット400により測定されたレンズの外形形状、眼鏡枠形状測定ユニット20により測定されたフレームの内形形状、等を記憶してもよい。
以下、操作者が玉型形状としてデモレンズDLの外形形状を取得する場合を例に挙げて、玉型形状測定装置1の制御動作を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。例えば、本実施例では、操作者が、ブロッカーユニット30を使用した非接触式の測定を実施し、その後、レンズ形状測定ユニット400を使用した接触式の測定へと誘導される場合を例示する。
まず、操作者は、玉型形状測定装置1を用いる前に、周知のレンズメータが備える印点機構を用いて、予めフレームのリムに枠入れされたデモレンズDLの表面に印点を付しておく(S1)。例えば、印点は、ブロッカーユニット30を用いたデモレンズDLの外形形状の測定、及び、ブロッカーユニット30を用いたデモレンズDLへのカップCUの装着、等において、デモレンズDLの水平方向の基準として利用される。
続いて、操作者は、フレームのリムからデモレンズDLを取り外し、玉型形状測定装置1が備えるブロッカーユニット30を用いて、デモレンズDLの外形形状を測定する。すなわち、操作者は、デモレンズDLに対する非接触式測定を実施する(S2)。操作者は、デモレンズDLを支持ピン43上に載置し、モニタ5に表示されたスイッチ部6から、デモレンズDLの測定を開始するための開始ボタンを選択する。
制御部80は、デモレンズDLの外形形状を取得すると、外形形状を取得した際の測定状態を判定する(S3)。本実施例では、測定状態として、デモレンズDLの外形形状を測定した測定結果の状態が判定される。制御部80は、デモレンズDLの動径角(すなわち、動径のなす角)毎にエッジの有無を検出することで、取得したデモレンズDLの外形形状が適正であるかを判定する(S4)。
例えば、本実施例におけるレンズ形状測定ユニット400は、カップCUが装着されたレンズをレンズチャック軸202で挟持することで、測定子412にレンズの周縁を接触させ、レンズの外形形状を測定する。操作者は、接触式の測定を実施する前に、ブロッカーユニット30を用いてデモレンズDLへカップCUを装着するとともに、キャリッジ部200のレンズチャック軸202にデモレンズDLを挟持(チャッキング)させる必要がある。このため、本実施例における制御部80は、レンズ形状測定ユニット400による測定を開始させるための指示信号として、まずデモレンズDLへカップCUを装着させるための指示信号を出力し、次にデモレンズDLをチャッキングさせるための指示信号を出力する。
制御部80は、開始ボタン632からの入力信号に応じて、レンズ形状測定ユニット400を制御し、デモレンズDLの外形形状を測定する。すなわち、制御部80は、デモレンズDLに対する接触式測定を実施する(S8)。図10はデモレンズDLと測定子412が接触した状態を示す図である。制御部80は、モータ230を駆動して移動支基203をX軸方向に移動させることで、キャリッジ201及びキャリッジ201に取り付けられたレンズチャック軸202をX軸方向に移動させる。これによって、レンズチャック軸202にチャッキングされたデモレンズDLが、測定子412の測定範囲の位置に移動される。また、制御部80は、モータ240を駆動してキャリッジ201をY軸方向に移動させることで、レンズチャック軸202にチャッキングされたデモレンズDLの周縁を、測定子412の側面412bに接触させる。なお、例えば、デモレンズDLの周縁にヤゲンが形成されている場合は、ヤゲンの頂点DLYが測定子412の側面412bに接触される。
続いて、制御部80は、デモレンズDLのレンズ面(すなわち、デモレンズDLの前面と後面の少なくともいずれか)におけるレンズ面形状を取得する。レンズ面形状は、レンズ形状測定ユニット400を用いた測定により取得されてもよいし、別の装置を用いて測定したカーブ情報を読み込むことで取得されてもよい。例えば、本実施例では、デモレンズDLの前面におけるカーブ情報が、レンズ形状測定ユニット400を用いた測定により取得される(S9)。
例えば、制御部80は、デモレンズDLの外形形状とカーブ形状を取得した後に、レンズLEの加工に必要な他の情報の取得を開始するための作業画面をモニタ5に表示してもよい。一例としては、加工するレンズLEへカップCUを装着させるための作業画面、カップCUを装着したレンズLEのチャッキングを誘導するための作業画面、等が表示されてもよい。例えば、操作者は、モニタ5に表示された作業画面に従って、レンズLEにカップCUを装着し、レンズLEをチャッキングし、レンズLEにおけるレンズ面形状の測定を実施する。これによって、レンズLEにおける玉型形状に対応したコバの位置情報、コバの厚み情報、レンズ面のカーブ情報、等が取得される。
例えば、制御部80は、デモレンズDLの外形形状(すなわち、玉型形状)、レンズLEのレンズ面形状、レイアウトデータ、加工条件、等を考慮して、レンズLEの周縁を加工するための加工制御データを取得する。本実施例では、これらのデータに基づいて、玉型形状測定装置におけるレンズチャック軸202の回転、レンズチャック軸202の移動、等を制御する加工制御データが演算される。これによって、制御部80は、レンズLEの周縁を加工するための加工制御データを取得することができる(S10)。
例えば、制御部80は、加工制御データに基づいて、レンズLEの周縁を加工する(S11)。例えば、制御部80は、レンズチャック軸202をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の少なくともいずれかに移動させ、砥石に対するレンズLEの相対的な位置関係を調整する。これによって、レンズLEの周縁を加工することができる。
なお、本実施例では、ブロッカーユニット30を用いてデモレンズDLの外形形状を取得した際に、デモレンズDLの外形形状を測定した測定結果の状態を判定する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、デモンズDLの外形形状を測定している間の状態を判定する構成としてもよい。この場合には、測定光束の照射光量、反射光束の受光光量、等の情報を測定状態の判定に用いることができる。例えば、測定光束の照射光量や反射光束の受光光量が所定の範囲内であるか、等が判定の基準とされてもよい。
10 レンズ加工機構部
20 眼鏡枠形状測定ユニット
30 ブロッカーユニット
40 レンズ支持機構
50 カップ取付機構
60 レンズ測定機構
80 制御部
85 メモリ
100 砥石群
200 キャリッジ部
400 レンズ形状測定ユニット
Claims (7)
- 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
レンズ保持手段にデモレンズ及び型板を保持させるためのカップを、前記デモレンズ及び前記型板に対する前記レンズ保持手段の軸出し位置に基づいて、前記デモレンズ及び前記型板に取り付けるカップ取付手段を有し、
第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする玉型形状測定装置。 - 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
眼鏡レンズを加工するための加工具と、
前記加工具により前記眼鏡レンズを加工するための加工室と、
を有し、
第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする玉型形状測定装置。 - 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
フレームのリムに測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定する眼鏡枠形状測定手段を有し、
第1の測定方式によって、フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であって、前記接触式の測定方式は、フレームのリムに前記測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定することを特徴とする玉型形状測定装置。 - 請求項1~3のいずれかの玉型形状測定装置において、
前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を、表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。 - 請求項1~3のいずれかの玉型形状測定装置において、
前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を、表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。 - 請求項1~5のいずれかの玉型形状測定装置において、
前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。 - 請求項4~6のいずれかの玉型形状測定装置において、
操作者によって前記第2測定手段による測定のための操作が実行されたか否かを検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記ガイド情報、前記作業画面、または前記音声、の少なくともいずれかを順に切り換える制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。
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