JP7243043B2 - 玉型形状測定装置 - Google Patents

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Description

本開示は、玉型形状を測定する玉型形状測定装置に関する。
デモレンズまたは型板を撮影する非接触式の測定方式によって、デモレンズまたは型板から玉型形状を測定する玉型形状測定装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、デモレンズまたは型板の周縁に測定子を接触させる接触式の測定方式によって、デモレンズまたは型板から玉型形状を測定する玉型形状測定装置が知られている(例えば、特許文献2)。また、フレームのリムに測定子を接触させる接触式の測定方式によって、フレームから玉型形状を測定する玉型形状測定装置が知られている(例えば、特許文献3)。
特開2012-185490号公報 特開2014-136281号公報 特開2011-122898号公報
玉型形状は、非接触式の測定方式(光学的な測定方式)と、接触式の測定方式(機械的な測定方式)と、のいずれかを用いて測定することができる。操作者は、一方の測定方式を用いた測定が上手くいかなかったときに、再度測定を実施するか、他方の測定方式を用いた測定に変更するか、を選択することができる。
しかし、他方の測定方式を用いた測定を開始するためには、測定モードの切り換え等、一方の測定方式を用いた測定からの設定変更が必要であった。このため、測定方式の変更は操作者にとって手間であり、不慣れな操作者は設定変更時に操作を間違えてしまうこともあった。
本開示は、上記従来技術に鑑み、測定方式を容易に変更し、玉型形状を効率よく取得できる玉型形状測定装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備えることを特徴とする。
(1) 本開示の第1態様に係る玉型形状測定装置は、レンズ保持手段にデモレンズ及び型板を保持させるためのカップを、前記デモレンズ及び前記型板に対する前記レンズ保持手段の軸出し位置に基づいて、前記デモレンズ及び前記型板に取り付けるカップ取付手段を有し、第1の測定方式によって、モレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする。
(2) 本開示の第2態様に係る玉型形状測定装置は、眼鏡レンズを加工するための加工具と、前記加工具により前記眼鏡レンズを加工するための加工室と、を有し、第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする。
(3) 本開示の第3態様に係る玉型形状測定装置は、フレームのリムに測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定する眼鏡枠形状測定手段を有し、第1の測定方式によって、フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であって、前記接触式の測定方式は、フレームのリムに前記測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定することを特徴とする。
玉型形状測定装置の外観図である。 レンズ加工機構部の概略図である。 レンズ形状測定ユニットの概略図である。 ブロッカーユニットの概略図である。 レンズ測定機構の概略構成図である。 玉型形状測定装置の制御系を示す図である。 制御動作を示すフローチャートである。 基準像とデモレンズ像の差分を検出した差分像の一例である。 モニタに表示される作業画面の一例である。 デモレンズと測定子が接触した状態を示す図である。
<概要>
本開示の実施形態に係る玉型形状測定装置の概要について説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用されうる。
<玉型形状>
例えば、玉型形状測定装置は玉型形状を測定する。玉型形状は、デモレンズまたは型板の外形形状であってもよい。また、玉型形状は、フレーム(眼鏡フレーム)のリムの内形形状であってもよい。例えば、フレームのリムがレンズに形成した溝に嵌め込む凸部を有する場合には、フレームのリムの凸部の内形形状が測定されてもよい。例えば、フレームのリムがレンズに形成したヤゲンを嵌め込む凹部を有する場合には、フレームのリムの凹部の内形形状が測定されてもよい。
<第1測定手段>
例えば、玉型形状測定装置は、第1測定手段(例えば、ブロッカーユニット30)を備える。第1測定手段は、第1の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して、玉型形状を取得する。
例えば、第1の測定方式は、フレーム、デモレンズ、または型板のいずれにも接触しない非接触式の測定方式であってもよい。一例として、第1の測定方式は、フレーム、デモレンズ、または型板の形状を撮像して、非接触で測定を行う測定方式であってもよい。この場合、第1測定手段は、測定光束を照射する投光光学系と、測定光束が反射された反射光束を受光する受光光学系と、を備えていてもよい。投光光学系は、フレーム、デモレンズ、及び型板、のいずれかに測定光束を照射してもよい。受光光学系は、測定光束がフレーム、デモレンズ、及び型板のいずれかに反射された反射光束を受光してもよい。
また、例えば、第1の測定方式は、フレーム、デモレンズ、及び型板のいずれかに接触する接触式の測定方式であってもよい。一例として、第1の測定方式は、フレーム、デモレンズ、または型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う測定方式であってもよい。この場合、第1測定手段は、測定子を備えていてもよい。測定子は、フレームのリムの凹部に接触し、リムの凹部に沿って移動されてもよい。また、測定子は、デモレンズ及び型板の周縁に接触し、デモレンズ及び型板の周縁に沿って移動されてもよい。
<第2測定手段>
例えば、玉型形状測定装置は、第2測定手段(例えば、レンズ形状測定ユニット400)を備える。第2測定手段は、第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して、玉型形状を取得する。例えば、第2の測定方式は、フレーム、デモレンズ、または型板のいずれにも接触しない非接触式の測定方式であってもよいし、フレーム、デモレンズ、または型板のいずれかに接触する接触式の測定方式であってもよい。
例えば、本実施例においては、第1測定手段または第2測定手段の一方が、デモレンズまたは型板の形状を撮像して非接触で測定を行う測定方式であって、第1測定手段または第2測定手段の他方は、デモレンズまたは型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う測定方式であってもよい。すなわち、玉型形状測定装置は、非接触式の測定方式により玉型形状を測定する第1測定手段と、接触式の測定方式により玉型形状を測定する第2測定手段と、を備えていてもよい。また、玉型形状測定装置は、接触式の測定方式により玉型形状を測定する第1測定手段と、非接触式の測定方式により玉型形状を測定する第2測定手段と、を備えていてもよい。
なお、本実施例における玉型形状測定装置は、第1の測定方式によって玉型形状を取得するための第1測定手段と、第2の測定方式によって玉型形状を取得するための第2測定手段と、の少なくともいずれかを備える構成であってもよい。この場合、玉型形状測定装置とは異なる別の装置に第1測定手段が設けられ、別の装置により第1の測定方式で測定された玉型形状が取得されるようにしてもよい。また、この場合、玉型形状測定装置とは異なる別の装置に第2測定手段が設けられ、別の装置により第2の測定方式で測定された玉型形状が取得されるようにしてもよい。
<取得手段>
例えば、玉型形状測定装置は、取得手段(例えば、制御部80)を備える。取得手段は、第1測定手段を制御して、玉型形状を取得する。例えば、第1測定手段が非接触式の測定方式によって玉型形状を取得する構成である場合、取得手段は、第1測定手段を制御して反射光束の受光像を取得し、受光像を画像処理することで、玉型形状を取得してもよい。画像処理の一例としては、受光像の各画素位置における輝度の立ち上がりや立ち下がり等の検出が行われてもよい。また、例えば、第1測定手段が接触式の測定方式によって玉型形状を取得する構成である場合、取得手段は、第1測定手段を制御して測定子の移動位置を検出することで、玉型形状を取得してもよい。
<判定手段>
例えば、玉型形状測定装置は、判定手段(例えば、制御部80)を備える。判定手段は、第1測定手段による玉型形状を取得した際の測定状態を判定する。玉型形状を取得した際の測定状態は、第1測定手段により玉型形状が測定されている間の状態であってもよい。例えば、判定手段は、第1測定手段が非接触式の測定方式である場合に、測定光束の照射状態(例えば、光源の点灯の有無等)、反射光束の受光状態(例えば、受光像の明るさ等)、等の少なくともいずれかを、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、測定光束の照射光量が所定の範囲外であったとき、反射光束の受光光量が所定の範囲外であったとき、等に玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。また、例えば、判定手段は、第1測定手段が接触式の測定方式である場合に、測定子の接触状態(例えば、測定子の接触を検知するためのセンサが発する検知信号の有無等)等を、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、センサから検知信号が発せられなかったとき等に、玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。
また、例えば、玉型形状を取得した際の測定状態は、第1測定手段により玉型形状を測定した測定結果の状態であってもよい。例えば、判定手段は、第1測定手段が非接触式の測定方式である場合に、測定した玉型形状の形状(例えば、玉型形状として検出されるエッジの形状等)等を、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、動径角毎にエッジを検出し、少なくともいずれかの位置でエッジが検出されなかったとき(すなわち、エッジが不連続であったとき)等に、玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。
また、例えば、判定手段は、第1測定手段が接触式の測定方式である場合に、測定した玉型形状の形状(例えば、測定子の移動位置に基づいて算出される玉型形状等)等を、玉型形状を取得した際の測定状態として判定してもよい。例えば、判定手段は、動径角毎に移動位置を検出し、少なくともいずれかの位置座標が検出されなかったとき等に、玉型形状を取得した際の測定状態が適正でないと判定してもよい。
なお、本実施例において、判定手段は、玉型形状が測定されている間の状態と、玉型形状を測定した測定結果の状態と、を組み合わせて、第1測定手段による玉型形状を取得した際の測定状態を判定する構成であってもよい。すなわち、判定手段は、玉型形状が測定されている間の状態と、玉型形状を測定した測定結果の状態と、の少なくともいずれかの状態に基づいて、第1測定手段による玉型形状を取得した際の測定状態を判定する構成であってもよい。
<出力手段>
例えば、玉型形状測定装置は、出力手段(例えば、制御部80)を備える。出力手段は、第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、判定手段による判定結果に基づいて出力する。例えば、本実施例において、出力手段は、判定手段による判定結果が適正でなかった場合に、第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を出力するようにしてもよい。
<制御手段>
例えば、玉型形状測定装置は、制御手段(例えば、制御部80)を備える。制御手段は、出力手段による指示信号に基づいて、玉型形状測定装置の動作を制御する。例えば、玉型形状測定装置の動作が指示信号に基づいて自動的に制御されることで、操作者は第1測定手段を用いた測定の後で第2測定手段を用いた測定を開始するために行う設定変更等を、容易に実施することができる。
例えば、制御手段は、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を、表示手段(例えば、モニタ5)に表示させる制御を行う構成であってもよい。ガイド情報は、操作者の次の操作を示すメッセージ、操作者が次の操作を実行するために選択するボタンの位置を示す誘導マーク、等の少なくともいずれかであってもよい。なお、ガイド情報は、操作者の次の操作を誘導できるものであればよく、メッセージや誘導マークとは異なるガイド情報が、表示手段に表示されてもよい。例えば、玉型形状測定装置が、制御手段によって指示信号に基づくガイド情報を表示手段に表示する構成であることによって、操作者は、第2測定手段による測定を開始するための次の操作等を容易に確認することができる。また、操作者は、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
また、例えば、制御手段は、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を、表示手段に表示させる制御を行う構成であってもよい。作業画面は、操作者が第2測定手段による測定を開始するまでに行う作業工程毎に、表示手段に表示されてもよい。すなわち、少なくとも1つの作業画面が表示手段に表示されてもよい。作業画面の一例としては、フレームのリムをトレースさせるための作業画面、デモレンズまたは型板に治具(例えば、カップCU)を装着するための作業画面(例えば、ブロッキング画面610)、デモレンズまたは型板をレンズ保持手段(例えば、レンズチャック軸202)に保持させるための作業画面(例えば、チャッキング画面630)、等が挙げられる。例えば、玉型形状測定装置が、制御手段によって指示信号に基づく作業画面を表示手段に表示する構成であることによって、操作者は、第2測定手段による測定を開始するために必要な設定を適切に行うことができる。また、操作者は、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
また、例えば、制御手段は、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御を行う構成であってもよい。この場合には、例えば、ガイド情報(操作者の次の操作を示すメッセージ)が、音声として出力されてもよい。例えば、玉型形状測定装置が、制御手段によって指示信号に基づく音声を出力する構成であることによって、操作者は、出力された音声に従って次の操作を進めることができ、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
なお、本実施例において、制御手段は、第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を表示手段に表示させる制御、第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を表示手段に表示させる制御、及び、第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御、を組み合わせた制御を行ってもよい。すなわち、制御手段は、第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を表示手段に表示させる制御、第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を表示手段に表示させる制御、及び、第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御、の少なくともいずれかの制御を行ってもよい。一例として、制御手段は、ガイド情報と作業画面を表示手段に表示させてもよい。作業画面を表示手段に表示させるとともに音声を出力してもよい。ガイド情報を表示手段に表示させるとともに音声を出力してもよい。もちろん、ガイド情報と作業画面を表示手段に表示させるとともに音声を出力してもよい。
例えば、制御手段は、操作者が操作手段(例えば、スイッチ部6)を用いて入力した入力信号に基づいて、操作者に次の操作を実行させるためのガイド情報、作業画面、及び音声に切り換える構成としてもよい。例えば、制御手段は、操作者が表示手段に表示された所定の位置を操作(例えば、タッチ操作、ドラッグ操作、スクロール操作、等)することで入力された入力信号に基づいて、表示手段に表示するガイド情報を、次の操作へと誘導させるためのガイド情報に切り換えてもよい。また、例えば、制御手段は、操作者が表示手段に表示された所定の位置を操作することで入力された入力信号に基づいて、表示手段に表示する作業画面を、次の作業工程の作業画面に切り換えてもよい。また、例えば、制御手段は、操作者が表示手段に表示された所定の位置を操作することで入力された入力信号に基づいて、出力する音声を、次の操作へと誘導させるための音声に切り換えてもよい。なお、上記では表示手段が操作手段を兼ねているがこれに限定されず、操作手段が別途設けられた構成であってもよい。
また、例えば、制御手段は、ガイド情報、作業画面、または音声、の少なくともいずれかを順に切り換える制御を行うようにしてもよい。この場合、玉型形状測定装置は、検出手段(例えば、制御部80)を備えていてもよい。検出手段は、操作者によって第2測定手段による測定のための操作が実行されたか否かを検出する。例えば、第2測定手段による測定のための操作が、デモレンズまたは型板へ治具を装着する操作である場合、検出手段は、デモレンズまたは型板に治具が装着されたことを検出してもよい。例えば、第2測定手段による測定のための操作が、デモレンズまたは型板をレンズ保持手段に保持させる操作である場合、検出手段は、デモレンズまたは型板がレンズ保持手段に保持されたことを検出してもよい。例えば、制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて、ガイド情報、作業画面、または音声、の少なくともいずれかを順に切り換える制御を行う。これによって、第2測定手段による測定を開始するために必要となる操作を減らすことができ、玉型形状を効率よく取得することができる。
例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、第2測定手段を制御する測定制御手段(例えば、制御部80)を備えていてもよい。測定制御手段は、指示信号に基づいて、第2測定手段によるフレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかの測定を自動的に開始する。この場合、一例としては、玉型形状測定装置が、デモレンズまたは型板を搬送可能な搬送ユニットを備えていてもよい。搬送ユニットが備える制御部は、指示信号に基づいて、デモレンズまたは型板を第2測定手段へと搬送してもよい。測定制御手段は、搬送ユニットにより搬送されたデモレンズまたは型板に対して、第2の測定方式による第2測定手段を用いた測定を開始してもよい。すなわち、測定制御手段は、指示信号に基づいて、搬送ユニットを経由し、第2測定手段による測定を自動的に開始してもよい。例えば、本実施例における玉型形状測定装置がこのような構成であると、操作者は、異なる測定方式を用いるための設定等を行う必要がなく、より容易に玉型形状を測定することができる。
例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、デモレンズ及び型板を載置するためのレンズ支持手段(例えば、レンズ支持機構40)と、デモレンズ及び型板を挟み込んで保持するレンズ保持手段の、デモレンズ及び型板に対する取付け位置である軸出し位置を設定する軸出し位置設定手段であって、レンズ支持手段に載置されたデモレンズ及び型板の軸出し位置を設定する軸出し位置設定手段(例えば、レンズ測定機構60)と、を備えていてもよい。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、レンズ保持手段にデモレンズ及び型板を保持させるためのカップを、軸出し位置設定手段により設定された軸出し位置に基づいてデモレンズ及び型板に取り付けるカップ取付手段であって、レンズ支持手段に載置されたデモレンズ及び型板の表面にカップを取り付けるためのカップ取付手段(例えば、カップ取付機構50)と、を備えていてもよい。例えば、軸出し位置は、光学中心位置、幾何学中心位置、等の少なくともいずれかであってもよい。もちろん、これらとは異なる位置であってもよい。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、眼鏡レンズを加工するための加工具と、加工具により眼鏡レンズを加工するための加工室と、を有してもよい。この場合、加工室の内部に、レンズ保持手段と、第1測定手段または第2測定手段のいずれかと、が配置され、第1測定手段または第2測定手段のいずれかは、レンズ保持手段に保持されたデモレンズまたは型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う構成としてもよい。
例えば、本実施例では、玉型形状測定装が、デモレンズまたは型板の形状を撮像して非接触で測定を行う測定方式をもつ第1測定手段と、眼鏡レンズを加工する加工室の内部に配置され、デモレンズまたは型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う測定方式をもつ第2測定手段と、を備える。例えば、第1測定手段及び第2測定手段を一体的に備えた玉型形状測定装置においては、1つの装置にて実施可能な操作が多いため、操作を指示するためのスイッチ等も多くなり、操作を間違えやすい。このため、本実施例のような指示信号に基づく動作の制御は、測定方式の異なる複数の測定手段を一体的に備える装置において、より有用になる。
<実施例>
玉型形状測定装置について、図面を参照して説明する。本実施例では、玉型形状測定装置の左右方向(水平方向)をX方向、上下方向(鉛直方向)をY方向、前後方向をZ方向として表す。
図1は玉型形状測定装置1の外観図である。玉型形状測定装置1は、ベース2、筐体3、窓4、モニタ5、レンズ加工機構部10(図2参照)、眼鏡枠形状測定ユニット20、ブロッカーユニット30、等を備える。ベース2には、レンズ加工機構部10、眼鏡枠形状測定ユニット20、ブロッカーユニット30、等が一体的に取り付けられる。窓4は開閉可能であり、レンズをレンズ加工機構部10に出し入れするために用いる。
モニタ5は、玉型形状測定装置1に搭載されている。なお、モニタ5は、玉型形状測定装置1に接続されたモニタであってもよい。この場合には、パーソナルコンピュータのモニタを用いる構成としてもよい。モニタ5は、複数のモニタを併用する構成としてもよい。また、モニタ5は、タッチパネル機能をもつディスプレイである。すなわち、モニタ5が操作部(スイッチ部6)として機能する。なお、モニタ5はタッチパネル式でなくてもよく、モニタ5と操作部とを別に設ける構成であってもよい。この場合には、マウス、ジョイスティック、キーボード、携帯端末、等の少なくともいずれかを操作部として用いてもよい。モニタ5から入力された操作指示に応じた信号は、後述する制御部80に出力される。
<レンズ加工機構部>
図2はレンズ加工機構部10の概略図である。レンズ加工機構部10は、筐体3の内部に配置される。例えば、レンズ加工機構部10は、砥石群100、キャリッジ部200、レンズ形状測定ユニット400、レンズ加工ユニット500、等を備える。
<砥石群>
例えば、砥石群100は、プラスチック用の粗砥石100a、高カーブレンズの仕上げ用砥石100b、平鏡面仕上げ用砥石100c、ヤゲン加工用及び平加工用の仕上げ砥石100d、ガラス用の粗砥石100e、等を備える。砥石群100は、砥石回転軸101に取り付けられている。砥石回転軸101は、モータ102により回転される。後述するレンズチャック軸202に挟持されたレンズの周縁は、モータ102の駆動により回転する砥石群100に圧接されることで加工される。
<キャリッジ部>
例えば、キャリッジ部200は、キャリッジ201、レンズチャック軸202、移動支基203、モータ(モータ210及び220)、等を備える。キャリッジ201は、レンズチャック軸(レンズ回転軸)202を保持する。キャリッジ201は、左腕201Lと右腕201Rからなる。レンズチャック軸202は、レンズを保持する。レンズチャック軸202は、左チャック軸202L及び右チャック軸202Rからなる。
キャリッジ201の左腕201Lには、左チャック軸202Lが回転可能かつ同軸に保持される。キャリッジ201の右腕201Rには、右チャック軸202Rが回転可能かつ同軸に保持される。右腕201Rにはモータ220が取り付けられており、モータ220を駆動させると、図示なきギヤ等の回転伝達機構が回転する。左右の左チャック軸202L及び202Rは、この回転伝達機構を介すことで、互いに同期して回転する。また、右腕201Rにはモータ210が取り付けられており、モータ210を駆動させると、右チャック軸202Rが左チャック軸202L側に移動する。これにより、レンズは左右の左チャック軸202L及び102Rに保持される。
キャリッジ201は、移動支基203上に搭載される。移動支基203は、レンズチャック軸202と、砥石回転軸101に平行なシャフト(シャフト208及び209)と、に沿ってキャリッジ201を移動させる。移動支基203の後部には、シャフト208と平行に延びる図示なきボールネジが取り付けられている。このボールネジは、モータ230の回転軸に取り付けられている。モータ230が駆動すると、キャリッジ201は移動支基203とともにX軸方向(すなわち、レンズチャック軸202の軸方向)に直線移動する。モータ230の回転軸には、キャリッジ201のX軸方向の移動を検出する図示なきエンコーダが設けられる。また、移動支基203には、Y軸方向(すなわち、左チャック軸202L及び右チャック軸202Rと、砥石回転軸101と、の軸間距離を変動する方向)に延びるシャフト205が固定される。移動支基203にはモータ240が固定され、モータ240の駆動がY軸方向に延びるボールネジ207に伝達される。キャリッジ201は、ボールネジ207の回転によって、Y軸方向に移動する。モータ240の回転軸には、キャリッジ201のY軸方向の移動を検出する図示なきエンコーダが設けられる。
<レンズ形状測定ユニット>
図3はレンズ形状測定ユニット400の概略図である。例えば、本実施例において、レンズ形状測定ユニット400は、レンズに後述の測定子412を接触させた状態で移動させて測定を行うことで、玉型形状を測定する。なお、レンズ形状測定ユニット400を用いる場合、玉型形状としては、レンズの外形形状が測定される。
レンズ形状測定ユニット400は、キャリッジ201の上方に設けられる。例えば、レンズ形状測定ユニット400は、測定子410、センサ401、センサ402、等を備える。測定子410は、測定子411と測定子412を有する。測定子411は、レンズの前面に接触される。測定子412は円筒状であり、その底面412aがレンズの後面に接触され、その側面412bがレンズの周縁に接触される。センサ401は、アーム403と支柱404を介して、測定子410及び測定子412のX軸方向の移動位置を検知する。センサ402は、アーム403と支柱404を介して、測定子412の後方向(すなわち、測定子412がレンズチャック軸202から離れる方向)の移動位置を検知する。
測定子410は、X軸方向に移動可能なアーム403に保持される。アーム403はU字上の形状を有し、支柱404に取り付けられている。支柱404は、ブロック405によって、X軸方向へ移動可能に保持される。本実施例において、支柱404は、図示なきバネ(付勢部材)により、図2に示す状態を中立位置として、レンズの前面側方向と後面側方向にそれぞれ付勢される。また、支柱404は、ブロック405によって、X軸方向に延びる軸線S1を中心として後方向へ傾斜可能に保持される。本実施例において、支柱404は、図示なきバネ(付勢部材)により、常時、前方向(すなわち、測定子412がレンズチャック軸202に近づく方向))に付勢される。なお、支柱404の傾斜は、図示なき制限部材により、図2の状態で制限される。
レンズ(例えば、デモレンズDL)の外形形状を測定する際には、レンズチャック軸202に挟持されたレンズの周縁が測定子412の側面412bに接触され、レンズが回転される。測定子412は、レンズの外形形状に応じて後方向(測定子412がレンズチャック軸202から離れる方向)に移動される。すなわち、レンズの外形形状に応じて、支柱404が軸線S1を中心に傾斜される。センサ402は、測定子412の後方向の移動位置を検知する。これによって、レンズの外形形状が測定される。
なお、本実施例におけるレンズ形状測定ユニット400は、レンズの外形形状を測定するための測定ユニットと、レンズのレンズ面形状を測定するためのユニットと、の2つのユニットを兼ねてもよい。レンズ(例えば、加工するレンズLE)の前面におけるレンズ面形状を測定する際には、レンズチャック軸202に挟持されたレンズの前面が測定子411に接触されて回転し、レンズチャック軸202のY軸方向の移動が玉型形状に基づいて制御される。センサ401は、玉型形状に対応したレンズの前面のX軸方向の位置を検知する。同様に、レンズの後面におけるレンズ面形状を測定する際には、レンズチャック軸202に挟持されたレンズの後面が測定子412の底面412aに接触されて回転し、レンズチャック軸202のY軸方向の移動が玉型形状に基づいて制御される。センサ401は、玉型形状に対応したレンズの後面のX軸方向の位置を検知する。これによって、レンズのレンズ面形状(例えば、レンズ面のカーブ情報、コバの位置情報、コバの厚み情報、等)が測定される。例えば、本実施例における玉型形状測定装置1では、レンズチャック軸202のX軸方向の移動の制御も利用して、レンズの前面及び後面のレンズ面形状が測定される。
<レンズ加工ユニット>
レンズ加工ユニット500は、レンズに対して穴加工、溝掘り加工、及び面取り加工の少なくともいずれかを施す際に用いる。レンズ加工ユニット500には、レンズに穴加工を施す加工具としてのエンドミルと、レンズに溝掘りを施す加工具としての溝掘りカッターと、レンズに面取りを施す加工具としての面取り砥石と、が備えられてもよい。なお、レンズ加工ユニットの詳細な構成については、例えば、特開2017-177234号公報を参照されたい。
<眼鏡枠形状測定ユニット>
例えば、本実施例において、眼鏡枠形状測定ユニット20は、フレームのリムに測定子を接触させた状態で測定子を移動させることで、玉型形状の測定を行う接触式の構成を備えている。眼鏡枠形状測定ユニット20を用いる場合、玉型形状としては、フレームの内形形状が測定される。例えば、フレームのリムがレンズに形成した溝に嵌め込む凸部を有する場合には、フレームの内形形状として、リムの凸部の内形形状が取得されてもよい。また、例えば、フレームのリムが、レンズに形成したヤゲンを嵌め込む凹部を有する場合には、フレームの内形形状として、リムの凹部の内形形状が取得されてもよい。眼鏡枠形状測定ユニット20の詳細な構成については、例えば、特開2014-52222号公報を参照されたい。
なお、眼鏡枠形状測定ユニット20は、フレームのリムを撮像することで、玉型形状の測定を行う非接触式の構成を備えていてもよい。この場合、眼鏡枠形状測定ユニット20は、測定光束を照射する投光光学系と、測定光束が反射された反射光束を受光する受光光学系と、を備えていてもよい。例えば、眼鏡枠形状測定ユニット20は、接触式の構成と非接触式の構成のいずれか一方を備えていてもよいし、双方を備えていてもよい。
図4はブロッカーユニット30の概略図である。例えば、本実施例において、ブロッカーユニット30は、レンズの形状を撮像して非接触で測定を行うことで、玉型形状を測定する。なお、ブロッカーユニット30を用いる場合、玉型形状としては、レンズの外形形状が測定される。
<ブロッカーユニット>
例えば、ブロッカーユニット30は、レンズ支持機構40と、カップ取付機構50と、レンズ測定機構60(図5参照)と、を備える。レンズ支持機構40には、レンズ(例えば、加工するレンズLE、デモレンズDL、等)の前面を上方向にしてレンズを載置する。カップ取付機構50は、レンズの前面にカップCUを取り付ける際に用いる。すなわち、カップ取付機構50は、レンズの前面にカップCUを固定(軸打ち)する際に用いる。
<レンズ支持機構>
例えば、レンズ支持機構40は、円筒ベース41、保護カバー42、支持ピン43、等を備える。円筒ベース41上には保護カバー42が設置される。円筒ベース41内には後述する指標板67等が配置されている。保護カバー42上には、カップ取り付けの基準軸(光軸)L1を中心に、3つの支持ピン43が等距離かつ等角度で配置される。支持ピン43は、レンズの後面(裏面)に当接することで、レンズを保持する。
<カップ取付機構>
例えば、カップ取付機構50は、移動支基51、支持アーム52、移動アーム53、シャフト54、カップ装着部55、等を備える。円筒ベース41には2本の支柱56が固定され、支柱56はその上端でブロック57を支える。支柱56には、移動アーム53が一体的に設けられた移動支基51が、上下方向に移動可能に取り付けられる。移動支基51の内部には、移動支基51を常時上方向に付勢するための図示なきバネが配置される。移動アーム53は、移動支基51の前方に延びるように、移動支基51に取り付けられる。移動アーム53にはシャフト54が取り付けられる。シャフト54の軸は、光軸L1に対して左右の直交方向に延びる軸L2と同軸である。移動アーム53は支持アーム52を保持し、支持アーム52はカップ装着部55を支持する。支持アーム52は、シャフト54(すなわち、軸L2)を中心として、カップ装着部55が前側(操作者側)を向く方向と、下側に向く方向と、に回転可能となっている。支持アーム52には、操作者が支持アーム52を回転させるためのレバー58が固定される。シャフト54には、カップ装着部55が下方向から前方向を向くように付勢力を与える図示なきコイルバネが設けられる。操作者がレバー58を操作していない状態では、カップ装着部55が常に前方向を向くようになっている。カップ装着部55には、レンズをレンズチャック軸202に挟持させるための治具であるカップCUが装着される。
<レンズ測定機構>
図5はレンズ測定機構60の概略構成図である。本実施例におけるレンズ測定機構60は、レンズの光学特性を取得するための測定光学系と、レンズの光学特性とは異なる情報(例えば、レンズの外形形状、レンズに付された印点、レンズに形成された隠しマーク、等)を取得するための測定光学系と、を兼ねている。なお、レンズの光学特性を取得するための測定光学系と、レンズの光学特性とは異なるレンズの情報を取得するための測定光学系と、はそれぞれが別に設けられた構成でもよい。
例えば、レンズ測定機構60は、照明光学系61、受光光学系62、撮像光学系63、等を備える。例えば、照明光学系61は、光源64、ハーフミラー65、凹面ミラー66、等を備える。光源64は測定光束をレンズに照射する。例えば、光源64はLED(Light Emitting Diode)であってもよい。光源64から出射された測定光束は、光軸L3上に配置されたハーフミラー65に反射されて、光軸L3に一致する。例えば、凹面ミラー66は、測定光束を光軸L1から光軸L3の方向へと反射するとともに、測定光束を光軸L1上に配置されたレンズよりも大きな径の平行光束(略平行光束)に整形する。
例えば、受光光学系62は、指標板67、撮像素子68、等を備える。例えば、指標板67は、レンズの光学中心等を検出するために用いる。指標板67には、多数の開口(光束の通過口)が所定のパターンにて形成される。本実施例では、所定のパターン以外の領域に、再帰性反射部材69を貼り付けることによって、所定のパターン以外が形成される。撮像素子68は、光源64から照射されて、レンズ及び指標板67を通過した測定光束を撮像する。例えば、撮像素子68は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、等であってもよい。なお、本実施例における受光光学系62は、指標板67と撮像素子68との間にレンズが配置された構成であってもよい。
例えば、撮像光学系63は、凹面ミラー66、絞り70、撮像レンズ71、撮像素子72、等を備える。撮像光学系63の撮像倍率は、撮像素子72によってレンズの全体が撮像される倍率となっている。撮像光学系63における凹面ミラー66は、照明光学系61における凹面ミラー66と共用される。絞り70は凹面ミラー66の焦点位置(略焦点位置)に配置される。絞り70は、光源64と共役(略共役)な位置関係である。撮像素子72は、光源64から照射され、再帰性反射部材69により反射された反射光束を撮像する。例えば、撮像素子72は、CCD、CMOS、等であってもよい。撮像素子72のピント位置は、撮像レンズ71及び凹面ミラー66によって、レンズの表面付近に合わされている。これにより、レンズの表面に付された印点、レンズに形成された隠しマーク、等をほぼ焦点の合った状態で撮像することができる。
<制御部>
図6は加工制御データ取得装置1の制御系を示す図である。例えば、制御部80には、モニタ5、スイッチ部6、光源64、各エンコーダ、各センサ(センサ401、402、等)、各モータ(モータ102、210、220、230、240、等)、各撮像素子(撮像素子68、72、等)不揮発性メモリ85(以下、メモリ85)、等が電気的に接続されている。メモリ85は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体であってもよい。例えば、メモリ85としては、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、着脱可能なUSBメモリ、等を使用することができる。メモリ85は、操作者が測定を開始するための設定を行う作業画面、操作者による測定の開始を誘導するためのガイド情報、操作者による測定の開始を誘導するための音声、等が記憶されている。また、メモリ85は、ブロッカーユニット30により測定されたレンズの外形形状、レンズ形状測定ユニット400により測定されたレンズの外形形状、眼鏡枠形状測定ユニット20により測定されたフレームの内形形状、等を記憶してもよい。
例えば、制御部80は、一般的なCPU(プロセッサ)、RAM、ROM、等で実現される。例えば、CPUは、玉型形状測定装置1における各部の駆動を制御する。例えば、RAMは、各種の情報を一時的に記憶する。例えば、ROMには、CPUが実行する各種プログラムが記憶されている。なお、制御部80は、複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。
<制御動作>
以下、操作者が玉型形状としてデモレンズDLの外形形状を取得する場合を例に挙げて、玉型形状測定装置1の制御動作を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。例えば、本実施例では、操作者が、ブロッカーユニット30を使用した非接触式の測定を実施し、その後、レンズ形状測定ユニット400を使用した接触式の測定へと誘導される場合を例示する。
<印点の付与>
まず、操作者は、玉型形状測定装置1を用いる前に、周知のレンズメータが備える印点機構を用いて、予めフレームのリムに枠入れされたデモレンズDLの表面に印点を付しておく(S1)。例えば、印点は、ブロッカーユニット30を用いたデモレンズDLの外形形状の測定、及び、ブロッカーユニット30を用いたデモレンズDLへのカップCUの装着、等において、デモレンズDLの水平方向の基準として利用される。
<非接触式測定の実施>
続いて、操作者は、フレームのリムからデモレンズDLを取り外し、玉型形状測定装置1が備えるブロッカーユニット30を用いて、デモレンズDLの外形形状を測定する。すなわち、操作者は、デモレンズDLに対する非接触式測定を実施する(S2)。操作者は、デモレンズDLを支持ピン43上に載置し、モニタ5に表示されたスイッチ部6から、デモレンズDLの測定を開始するための開始ボタンを選択する。
制御部80は、開始ボタンからの入力信号に応じて、ブロッカーユニット30を制御し、デモレンズDLの外形形状を取得する。まず、制御部80は、ブロッカーユニット30を制御することで、デモレンズDLの全体像(デモレンズ像)を取得する。制御部80は、光源64を点灯させて、デモレンズDLに向けて測定光束を照射させる。再帰性反射部材69に反射され、デモレンズDLを後面から照明する測定光束が、撮像素子72により撮像される。これによって、制御部80はデモレンズ像を取得する。
続いて、制御部80は、デモレンズ像を画像処理することで、デモレンズDLの外形形状を取得する。制御部80は、デモレンズDLを支持ピン43上に載置していない状態の像(基準像)と、デモレンズ像と、の差分を検出する差分処理を行う。基準像とデモレンズ像は、どちらも撮像素子72が撮像した像であるため、基準像とデモレンズ像の画素数は同一であり、基準像の各画素位置はデモレンズ像の各画素位置に対応する。すなわち、基準像とデモレンズ像はpixel to pixelの関係である。制御部80は、基準像とデモレンズ像の各画素位置から輝度値を検出し、各画素位置について基準像の輝度値からデモレンズ像の輝度値を減算する。これによって、基準像とデモレンズ像の差分を検出した差分像90(図8参照)が取得される。
図8は差分像90の一例である。図8(a)は、差分像90に連続したエッジが現れた状態である。図8(b)、差分像90に不連続なエッジが現れた状態である。例えば、差分像90からは、エッジ(後述するエッジ91及び92)と、印点93と、が検出される。エッジとしては、図8(a)に示すような連続したエッジ91が検出される。しかし、例えば、デモレンズDLのコバ面の処理状態、外乱光、等が影響して、図8(b)に示すような不連続なエッジ92が検出されることもある。制御部80は、差分像90に現れたこれらのエッジを、デモレンズDLの外形形状として取得する。すなわち、図8(a)ではデモレンズDLの連続した外形形状が取得され、図8(b)ではデモレンズDLの不連続な外形形状が取得される。
<測定結果の判定>
制御部80は、デモレンズDLの外形形状を取得すると、外形形状を取得した際の測定状態を判定する(S3)。本実施例では、測定状態として、デモレンズDLの外形形状を測定した測定結果の状態が判定される。制御部80は、デモレンズDLの動径角(すなわち、動径のなす角)毎にエッジの有無を検出することで、取得したデモレンズDLの外形形状が適正であるかを判定する(S4)。
例えば、制御部80は、動径角のすべてにおいてエッジを検出したときに、ブロッカーユニット30を用いた非接触式測定の測定結果が適正であると判定する。すなわち、エッジ91に基づく連続的なデモレンズDLの外形形状が取得されたときに、ブロッカーユニット30を用いた測定の測定結果が適正であると判定する。この場合には、デモレンズDLの外形形状がメモリ85に記憶される(S5)。例えば、非接触式測定により取得されたデモレンズDLの外形形状は、デモレンズDLに付された印点(後述する印点620a)を中心とした2次元の位置座標で表される。例えば、本実施例では、動径長rnと動径角θnを用いて、(rn,θn)(n=1,2,3、・・・、N)で表される。例えば、取得したデモレンズDLの外形形状は、レンズLEを加工するための玉型形状として用いられる。
例えば、制御部80は、動径角の少なくともいずれかにおいてエッジが検出されなかったときに、ブロッカーユニット30を用いた非接触式測定の測定結果が適正でないと判定する。すなわち、エッジ92に基づく不連続なデモレンズDLの外形形状が取得されたときに、非接触式測定の測定結果が適正でないと判定する。この場合、制御部80は、判定結果に基づいて、レンズ形状測定ユニット400による測定を開始させるための指示信号を出力する(S6)。
<指示信号に基づく玉型形状測定装置の制御>
例えば、本実施例におけるレンズ形状測定ユニット400は、カップCUが装着されたレンズをレンズチャック軸202で挟持することで、測定子412にレンズの周縁を接触させ、レンズの外形形状を測定する。操作者は、接触式の測定を実施する前に、ブロッカーユニット30を用いてデモレンズDLへカップCUを装着するとともに、キャリッジ部200のレンズチャック軸202にデモレンズDLを挟持(チャッキング)させる必要がある。このため、本実施例における制御部80は、レンズ形状測定ユニット400による測定を開始させるための指示信号として、まずデモレンズDLへカップCUを装着させるための指示信号を出力し、次にデモレンズDLをチャッキングさせるための指示信号を出力する。
制御部80は、指示信号に基づいて、玉型形状測定装置1の動作を制御する(S7)。例えば、制御部80は、指示信号に基づいて、レンズ形状測定ユニット400による測定を開始するための設定を行う作業画面を、モニタ5に表示させる制御を行ってもよい。また、例えば、制御部80は、指示信号に基づいて、レンズ形状測定ユニット400による測定の開始を誘導するガイド情報を、モニタ5に表示させる制御を行ってもよい。また、例えば、制御部80は、指示信号に基づいて、レンズ形状測定ユニット400による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御を行ってもよい。なお、本実施例では、作業画面をモニタ5に表示させる制御を例に挙げて説明する。
図9はモニタ5に表示される作業画面の一例である。図9(a)はカップCUを装着させるための作業画面(後述するブロッキング画面610)である。図9(b)はチャッキングを誘導するための作業画面(後述するチャッキング画面630)である。例えば、制御部80は、指示信号の出力に応じて、操作者にカップCUを装着させるための作業画面として、ブロッキング画面610をモニタ5に表示する。ブロッキング画面610には、撮像素子72により撮像されたデモレンズ像615が表示される。デモレンズ像615には、デモレンズDLに付された印点の像(印点像)620が含まれる。また、ブロッキング画面610には、印点像620を位置合わせするためのガイドマーク622が表示される。操作者は、このようなブロッキング画面610が自動的に表示されることで、カップCUの装着が必要であることを認識し、また、ブロッキングの操作を容易に開始することができる。
例えば、本実施例におけるガイドマーク622は、十字線で表される。操作者は、十字線の交点に中央の印点像620aが一致するように、かつ、十字線の長軸に左右の印点像620bが一致するように、支持ピン43上に載置したデモレンズDLを移動させる。これにより、ブロッカーユニット30におけるカップ取り付けの基準軸(光軸L1)と、デモレンズDLにおけるカップ取り付け中心と、が位置合わせされる。操作者は、デモレンズDLの位置合わせを完了させると、カップ装着部55にカップCUを取り付ける。また、レバー58を下方に回転させ、さらにレバー58を下降させる。例えば、操作者によるこのような操作によって、カップCUはデモレンズDLに装着される。操作者は、カップCUの装着を終えると、ブロッキング画面610に表示された操作の完了を入力するための終了ボタン613を選択する。
制御部80は、終了ボタン613からの入力信号に応じて、操作者にチャッキングを誘導するための作業画面として、チャッキング画面630をモニタ5に表示する。チャッキング画面630には、操作者の操作を示すメッセージ635、デモレンズDLの左右を指定するための指定ボタン(左指定ボタン640a及び右指定ボタン640b)、レンズチャック軸202によるチャッキングを開始するための開始ボタン631、レンズ形状測定ユニット400による接触式測定を開始するための開始ボタン632、等が表示される。操作者は、このようなチャッキング画面630が自動的に表示されることで、デモレンズDLのチャッキング及び接触式測定を容易に開始することができる。
操作者は、指定ボタンを操作して、カップCUを装着したデモレンズDLの左右を選択する。例えば、フレームの左リムに枠入れされていたデモレンズDLに対してカップCUを装着した場合、操作者は左指定ボタン640aを選択する。また、例えば、フレームの右リムに枠入れされていたデモレンズDLに対してカップCUを装着した場合、操作者は右指定ボタン640bを選択する。続いて、操作者は、キャリッジ部200が備えるレンズチャック軸202に、デモレンズDLを挟持させる。操作者は、デモレンズDLに装着したカップCUを、左チャック軸202Lに設けられたカップホルダ102a(図10参照)に取り付ける。また、操作者は、この状態で開始ボタン631を操作する。制御部80は、開始ボタン631からの入力信号に応じて、右チャック軸202Rを左チャック軸202L側に移動させる。例えば、操作者によるこのような操作によって、デモレンズDLはレンズチャック軸202にチャッキングされる。操作者は、デモレンズDLのチャッキングを終えると、チャッキング画面630に表示された開始ボタン632を選択する。
<接触式測定の実施>
制御部80は、開始ボタン632からの入力信号に応じて、レンズ形状測定ユニット400を制御し、デモレンズDLの外形形状を測定する。すなわち、制御部80は、デモレンズDLに対する接触式測定を実施する(S8)。図10はデモレンズDLと測定子412が接触した状態を示す図である。制御部80は、モータ230を駆動して移動支基203をX軸方向に移動させることで、キャリッジ201及びキャリッジ201に取り付けられたレンズチャック軸202をX軸方向に移動させる。これによって、レンズチャック軸202にチャッキングされたデモレンズDLが、測定子412の測定範囲の位置に移動される。また、制御部80は、モータ240を駆動してキャリッジ201をY軸方向に移動させることで、レンズチャック軸202にチャッキングされたデモレンズDLの周縁を、測定子412の側面412bに接触させる。なお、例えば、デモレンズDLの周縁にヤゲンが形成されている場合は、ヤゲンの頂点DLYが測定子412の側面412bに接触される。
制御部80がモータ220を駆動させると、レンズチャック軸202のチャック中心(すなわち、図10に示す軸S2)を軸として、レンズチャック軸202とともにデモレンズDLが回転される。デモレンズDLが回転すると、測定子412を保持するアーム403を介して、支柱404(図3参照)が軸線S1を中心として後方に傾斜される。このときの支柱404の傾斜角度が、センサ402に検知される。例えば、制御部80は、デモレンズDLを1周回転させ、デモレンズDLの動径角毎に、支柱404の傾斜角度を検出する。これによって、レンズチャック軸202のチャック中心に対するデモレンズDLの全周の外形形状を測定することができる。制御部80は、デモレンズDLの外形形状を取得すると、これをメモリ85に記憶させる(S5)。
例えば、制御部80は、このようにして、ブロッカーユニット30を用いた非接触式の測定からレンズ形状測定ユニット400を使用した接触式の測定へと操作者を誘導し、デモレンズDLの外形形状を取得する。例えば、接触式測定により取得されたデモレンズDLの外形形状は、レンズチャック軸202のチャック中心を基準とした2次元の位置座標で表される。例えば、本実施例では、動径長rnと動径角θnを用いて、(rn,θn)(n=1,2,3、・・・、N)で表される。例えば、取得したデモレンズDLの外形形状は、レンズLEを加工するための玉型形状として用いられる。
<デモレンズのレンズ面形状の取得>
続いて、制御部80は、デモレンズDLのレンズ面(すなわち、デモレンズDLの前面と後面の少なくともいずれか)におけるレンズ面形状を取得する。レンズ面形状は、レンズ形状測定ユニット400を用いた測定により取得されてもよいし、別の装置を用いて測定したカーブ情報を読み込むことで取得されてもよい。例えば、本実施例では、デモレンズDLの前面におけるカーブ情報が、レンズ形状測定ユニット400を用いた測定により取得される(S9)。
制御部80は、レンズ形状測定ユニット400が備える測定子411が、デモレンズDLの前面の2点の測定位置に接触するように、レンズチャック軸202の相対的な移動を制御する。例えば、デモレンズDLの前面の2点の測チャック中心を基準とした少なくとも1つの経線方向における2点の測定位置であってもよい。これによって、レンズLEの前面における2点のX方向の位置が取得される。制御部80は、2点の測定位置におけるX方向の位置、レンズチャック軸202の軸から2点の測定位置までの距離、及び、レンズLEの前面におけるレンズチャック軸202のX方向の位置(これは、X方向の測定基準として既知である)、に基づいて、デモレンズDLの前面のカーブ情報を取得する。例えば、制御部80は、デモレンズDLのカーブ情報を用いることで、デモレンズDLのカーブ形状を推測することができる。
例えば、制御部80は、デモレンズDLの外形形状とカーブ形状を取得すると、これらに基づいて、デモレンズDLに形成されたヤゲンの頂点DLYの3次元形状を算出する。例えば、デモレンズDLは一定の厚みであり、デモレンズDLの周縁に形成されたヤゲンはデモレンズDLの前面のカーブに沿っている。このため、取得したデモレンズDLのカーブ形状は、デモレンズDLのヤゲンカーブとみなすことができる。例えば、制御部80は、カーブ形状から求められる球面に外形形状を投影し、デモレンズDLに形成されているヤゲンの3次元形状(rn、zn、θn)(n=1,2,3、・・・N)を算出する。例えば、Z方向の位置は、外形形状(zn、θn)に直交する方向のヤゲンの頂点位置である。例えば、制御部80は、X方向及びY方向の位置を動径角θn及び動径長rnによって2次元の極座標で表すとともに、Z方向の位置をZ座標で表した3次元形状として、デモレンズDLの外形形状を取得する。
<未加工レンズのレンズ面形状の取得>
例えば、制御部80は、デモレンズDLの外形形状とカーブ形状を取得した後に、レンズLEの加工に必要な他の情報の取得を開始するための作業画面をモニタ5に表示してもよい。一例としては、加工するレンズLEへカップCUを装着させるための作業画面、カップCUを装着したレンズLEのチャッキングを誘導するための作業画面、等が表示されてもよい。例えば、操作者は、モニタ5に表示された作業画面に従って、レンズLEにカップCUを装着し、レンズLEをチャッキングし、レンズLEにおけるレンズ面形状の測定を実施する。これによって、レンズLEにおける玉型形状に対応したコバの位置情報、コバの厚み情報、レンズ面のカーブ情報、等が取得される。
また、例えば、制御部80は、レンズLEの加工条件を設定するための作業画面、玉型形状(本実施例では、デモレンズDLの外形形状)に対するレイアウトデータを設定するための作業画面、等を表示し、操作者の操作を誘導してもよい。レイアウトデータは、レンズLEの光学中心と玉型形状との位置関係、等であってもよい。
<加工制御データの取得>
例えば、制御部80は、デモレンズDLの外形形状(すなわち、玉型形状)、レンズLEのレンズ面形状、レイアウトデータ、加工条件、等を考慮して、レンズLEの周縁を加工するための加工制御データを取得する。本実施例では、これらのデータに基づいて、玉型形状測定装置におけるレンズチャック軸202の回転、レンズチャック軸202の移動、等を制御する加工制御データが演算される。これによって、制御部80は、レンズLEの周縁を加工するための加工制御データを取得することができる(S10)。
<加工の開始>
例えば、制御部80は、加工制御データに基づいて、レンズLEの周縁を加工する(S11)。例えば、制御部80は、レンズチャック軸202をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の少なくともいずれかに移動させ、砥石に対するレンズLEの相対的な位置関係を調整する。これによって、レンズLEの周縁を加工することができる。
なお、上記の説明においては、操作の開始を入力するための開始ボタン、あるいは、操作の完了を入力するための終了ボタン、等を操作者が操作することによって、モニタ5に表示される作業画面が切り換わる構成を例に挙げているがこれに限定されない。例えば、制御部80は、操作者によるカップCUの装着、チャッキング、等の操作が実行されたか否かを検出し、検出結果に基づいて、作業画面を自動的に切り換える構成としてもよい。例えば、この場合、ブロッカーユニット30が備えるカップ取付機構50に、支持アーム52の下降を検知するためのセンサ(例えば、マイクロスイッチ等)を設けておいてもよい。また、例えば、この場合、レンズチャック軸202におけるカップホルダ202aに、カップCUが取り付けられたことを検知するためのセンサ(例えば、フォトインタラプタ等)を設けておいてもよい。
例えば、制御部80は、ブロッカーユニット30を用いた非接触式の測定における測定結果に基づく指示信号を出力し、指示信号に基づいてブロッキング画面610をモニタ5に表示させる。操作者は、ブロッカーユニット30におけるカップ取り付けの基準軸と、デモレンズDLにおけるカップ取り付け中心と、を位置合わせし、レバー58(及び、レバー58が固定された支持アーム52)を下降させる。このとき、レバー58及び支持アーム52の下降が、センサによって検知される。制御部80は、センサの検知信号が入力されたときに、操作者によるカップCUの装着が終了したと判定し、モニタ5の表示をブロッキング画面610からチャッキング画面630へと切り換えてもよい。チャッキング画面630が表示されると、操作者はレンズチャック軸202にデモレンズDLを挟持させるため、デモレンズDLに装着したカップCUを、カップホルダ202aに取り付ける。このとき、カップCUがカップホルダ202aに取り付けられたことが、センサによって検知される。制御部80は、センサの検知信号が入力されたときに、デモレンズDLのチャッキングが終了したと判定し、レンズ形状測定ユニット400を用いた接触式の測定を開始してもよい。例えば、このような構成であれば、操作者が測定方式を変更する際の操作をより少なくすることができる。
以上説明したように、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、第1の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、第1測定手段を制御して玉型形状を取得する取得手段と、第1測定手段による玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、フレーム、デモレンズ、または型板、のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、出力手段による指示信号に基づいて、玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、を備える。例えば、操作者は、玉型形状測定装置の動作が指示信号に基づいて自動的に制御されることで、第1測定手段を用いた測定の後で第2測定手段を用いた測定を開始するために行う設定変更を、容易に実施することができる。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、制御手段が、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を、表示手段に表示させる制御を行う。操作者は、表示手段に作業画面が表示されることで、第2測定手段による測定を開始するために必要な設定を適切に行うことができる。また、操作者は、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、操作者によって第2測定手段による測定のための操作が実行されたか否かを検出する検出手段を備え、制御手段が、検出手段の検出結果に基づいて、ガイド情報、作業画面、または音声、の少なくともいずれかを順に切り換える制御を行う。例えば、ガイド情報、作業画面、または音声、の少なくともいずれかが順に切り換わることによって、第2測定手段による測定を開始するために必要となる操作を減らすことができ、玉型形状を効率よく取得することができる。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、第1測定手段または第2測定手段の一方が、デモレンズまたは型板の形状を撮像して非接触で測定を行う測定方式であって、第1測定手段または第2測定手段の他方が、デモレンズまたは型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う測定方式である。例えば、玉型形状を測定する際、操作者は非接触測定を実施することが多く、第1測定手段が非接触式測定を行う測定方式であり、第2測定手段が接触式測定を行う測定方式である場合には、特に、本実施例のような指示信号に基づく玉型形状測定装置の動作の制御によって、操作者は玉型形状を効率よく取得することができる。また、第1測定手段が接触式測定を行う測定方式であり、第2測定手段が非接触式測定を行う測定方式である場合も、第1測定手段を用いた測定が上手くいかなかったときには、次の操作をスムーズに実行することができる。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、デモレンズまたは型板の形状を撮像して非接触で測定を行う測定方式をもつ第1測定手段と、眼鏡レンズを加工する加工室の内部に配置され、デモレンズまたは型板に測定子を接触させた状態で移動させて測定を行う測定方式をもつ第2測定手段と、を備える。例えば、第1測定手段及び第2測定手段を一体的に備えた玉型形状測定装置においては、1つの装置にて実施可能な操作が多いため、操作を指示するためのスイッチ等も多くなり、操作を間違えやすい。このため、本実施例のような指示信号に基づく動作の制御は、測定方式の異なる複数の測定手段を一体的に備える装置において、より有用になる。
<変容例>
なお、本実施例では、ブロッカーユニット30を用いてデモレンズDLの外形形状を取得した際に、デモレンズDLの外形形状を測定した測定結果の状態を判定する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、デモンズDLの外形形状を測定している間の状態を判定する構成としてもよい。この場合には、測定光束の照射光量、反射光束の受光光量、等の情報を測定状態の判定に用いることができる。例えば、測定光束の照射光量や反射光束の受光光量が所定の範囲内であるか、等が判定の基準とされてもよい。
なお、本実施例では、ブロッカーユニット30を用いた非接触式測定の測定結果に基づいて出力された指示信号に基づいて、レンズ形状測定ユニット400による測定を開始するための設定を行う作業画面がモニタ5に表示される構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、制御部80は、レンズ形状測定ユニット400による測定の開始を誘導するガイド情報を出力してもよい。例えば、ガイド情報は、操作者の次の操作を示すメッセージであってもよい。この場合、メッセージは、モニタ5に表示されてもよい。音声として図示なきスピーカから発せらせてもよい。すなわち、制御部80は、レンズ形状測定ユニット400による測定の開始を誘導するための音声を出力してもよい。また、例えば、ガイド情報は、操作者が次に選択するボタン(例えば、各操作画面を呼び出すためのボタン、等)の位置を示す誘導マーク(例えば、矢印等の図形)であってもよい。この場合、誘導マークは、モニタ5に表示されてもよい。
例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を、表示手段に表示させる制御を行う。操作者は、表示手段に表示されたガイド情報によって、第2測定手段による測定を開始するための次の操作等を容易に確認し、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
また、例えば、本実施例における玉型形状測定装置は、指示信号に基づいて、第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御を行う。操作者は、出力された音声に従って次の操作を進めることで、第2測定手段による測定をスムーズに開始することができる。
なお、このようなガイド情報や音声は、操作者が操作の開始を入力するための開始ボタン、あるいは、操作の完了を入力するための終了ボタン、等を操作することによって切り換えられてもよい。もちろん、このようなガイド情報や音声は、操作者による操作が実行されたか否かを検出した検出結果に基づいて、自動的に切り換えられてもよい。
例えば、制御部80は、出力された指示信号に基づいて、作業画面の表示、ガイド情報の表示、ガイド情報の音声出力、等の少なくともいずれかを制御する構成であってもよい。すなわち、制御部80は、出力された指示信号に基づいて、作業画面の表示、ガイド情報の表示、ガイド情報の音声出力、等を組み合わせて制御する構成であってもよい。一例として、制御部80は、モニタ5に作業画面を表示するとともに、ガイド情報を音声により出力してもよい。
なお、本実施例では、ブロッカーユニット30を用いてデモレンズDLへカップCUを装着するための作業画面(すなわち、ブロッキング画面610)と、キャリッジ部200のレンズチャック軸202にデモレンズDLをチャッキングさせるための作業画面(すなわち、チャッキング画面630)と、をモニタ5に表示する制御を行う構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、玉型形状測定装置1が、デモレンズDLの軸出し位置(例えば、レンズチャック軸202のデモレンズDLに対する取り付け位置)を設定し、カップCUを用いずにデモレンズDLをチャッキングさせるような構成を備える場合は、チャッキング画面630のみをモニタ5に表示する制御を行う構成としてもよい。すなわち、制御部80は、ブロッキング画面610を介した後にチャッキング画面630を表示してもよいし、始めからチャッキング画面630を表示してもよい。
なお、本実施例では、非接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定し、その測定状態を判定した判定結果に基づいて、接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定するよう誘導する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。もちろん、接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定し、その測定状態を判定した判定結果に基づいて、非接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定するよう誘導する構成であってもよい。
なお、本実施例では、玉型形状測定装置1が、非接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定するユニット(すなわち、ブロッカーユニット30)と、接触式の測定方式によりデモレンズDLの外形形状を測定するユニット(すなわち、レンズ形状測定ユニット400)と、の双方を備える構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。玉型形状測定装置1は、非接触式の測定ユニットと、接触式の測定ユニットと、のいずれか一方を備える構成であってもよい。この場合には、一方のユニットを備える玉型形状測定装置1と、他方のユニットを備える別の装置と、が互いに通信することによって、測定状態の判定結果に基づく指示信号を出力してもよい。
例えば、玉型形状測定装置1が非接触式の測定ユニットのみを備える場合、制御部80は、非接触式測定の測定状態を判定した判定結果に基づいて、玉型形状測定装置1のモニタ5に、非接触式の測定ユニットを備える別の装置での測定を誘導するガイド情報を表示してもよい。また、制御部80は、別の装置のモニタに、非接触式の測定を開始するための設定を行う作業画面を表示してもよい。
なお、本実施例では、デモレンズDLの外形形状を玉型形状として取得する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、フレームの内形形状を玉型形状として取得する構成であってもよい。例えば、本実施例における眼鏡枠形状測定ユニット20は、前述のように接触式の構成を備えている。この場合、制御部80は、眼鏡枠形状測定ユニット20を制御して、フレームに測定子を接触させる接触式の測定を実施し、その測定状態を判定してもよい。例えば、制御部80は、フレームから測定子が外れたことを検出したときに、接触式測定の測定状態が適正でないと判定してもよい。例えば、制御部80は、フレームの内形形状の測定結果を判定すると、この判定結果に基づいて、フレームの内形形状を非接触式の構成により測定するための指示信号を出力してもよい。本実施例では、玉型形状測定装置1が、フレームの内形形状を非接触式の測定方式で測定可能なユニットを備える別の装置と通信することによって、判定結果に基づく指示信号を出力してもよい。また、この指示信号に基づいて、玉型形状測定装置1及び別の装置における作業画面の表示、ガイド情報の表示、ガイド情報の音声出力、等の少なくともいずれかの制御が行われてもよい。
例えば、上記では、接触式の測定方式によりフレームの内形形状を測定し、その測定状態を判定した判定結果に基づいて、非接触式の測定方式によりフレームの内形形状を測定するよう誘導する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。もちろん、接触式の測定方式によりフレームの内形形状を測定し、その測定状態を判定した判定結果に基づいて、非接触式の測定方式によりフレームの内形形状を測定するよう誘導する構成であってもよい。なお、玉型形状は、デモレンズDLまたはフレームの少なくともいずれかから取得されればよく、本実施例に限定されない。一例として、制御部80は、ブロッカーユニット30によってデモレンズDLの外形形状を非接触式測定で測定し、その後に、眼鏡枠形状測定ユニット20によってフレームの内形形状を接触式測定で測定するような指示信号を出力してもよい。
なお、例えば、本実施例では、デモレンズの外形形状を取得するために、接触式の測定方式による測定を開始するための指示信号を出力し、指示信号に基づいて玉型形状測定装置1の動作を制御する構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、デモレンズの外形形状を取得するために、一方の測定方式による測定を開始するための指示信号を出力し、指示信号に基づいて、他方の測定方式による測定が自動的に開始される構成であってもよい。
この場合、玉型形状測定装置1は、デモレンズDLを搬送するための搬送ユニットを備えていてもよい。一例として、玉型形状測定装置1は、ブロッカーユニット30を用いた測定が適正でなかった場合に出力される指示信号に基づいて、デモレンズDLをレンズ形状測定ユニット400まで搬送してもよい。レンズ形状測定ユニット400は、搬送ユニットにより搬送されたデモレンズDLに対して、接触式の測定を開始してもよい。すなわち、搬送ユニットの駆動の開始と、レンズ形状測定ユニット400による測定の開始と、が指示信号に基づいて制御されてもよい。また、一例として、玉型形状測定装置1は、レンズ形状測定ユニット400を用いた測定が適正でなかった場合に出力される指示信号に基づいて、デモレンズDLをブロッカーユニット30まで搬送してもよい。ブロッカーユニット30は、搬送ユニットにより搬送されたデモレンズDLに対して、非接触式の測定を開始してもよい。すなわち、搬送ユニットの駆動の開始と、ブロッカーユニット30による測定の開始と、が指示信号に基づいて制御されてもよい。
また、この場合、デモレンズDLを搬送させることなく、他方の測定方式による測定が自動的に開始されてもよい。例えば、玉型形状測定装置1は、非接触式の測定ユニットと接触式の測定ユニットを一体的に備え、指示信号に基づいて、非接触式の測定方式による測定の後に、接触式の測定方式による測定を自動的に開始してもよい。もちろん、玉型形状測定装置1は、非接触式の測定ユニットと接触式の測定ユニットを一体的に備え、指示信号に基づいて、接触式の測定方式による測定の後に、非接触式の測定方式による測定を自動的に開始してもよい。
例えば、このように、型形状測定装置が第2測定手段を制御する測定制御手段を備え、指示信号に基づいて第2測定手段によるデモレンズの測定を自動的に開始する構成であることによって、操作者は異なる測定方式を用いるための設定等を行う必要がなく、より容易に玉型形状を測定することができる。
1 玉型形状測定装置
10 レンズ加工機構部
20 眼鏡枠形状測定ユニット
30 ブロッカーユニット
40 レンズ支持機構
50 カップ取付機構
60 レンズ測定機構
80 制御部
85 メモリ
100 砥石群
200 キャリッジ部
400 レンズ形状測定ユニット

Claims (7)

  1. 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
    レンズ保持手段にデモレンズ及び型板を保持させるためのカップを、前記デモレンズ及び前記型板に対する前記レンズ保持手段の軸出し位置に基づいて、前記デモレンズ及び前記型板に取り付けるカップ取付手段を有し、
    第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
    前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
    前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
    前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
    前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする玉型形状測定装置。
  2. 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
    眼鏡レンズを加工するための加工具と、
    前記加工具により前記眼鏡レンズを加工するための加工室と、
    を有し、
    第1の測定方式によって、デモレンズまたは型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
    前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
    前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
    前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記デモレンズまたは前記型板のいずれかを測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
    前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であることを特徴とする玉型形状測定装置。
  3. 玉型形状を測定する玉型形状測定装置であって、
    フレームのリムに測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定する眼鏡枠形状測定手段を有し、
    第1の測定方式によって、フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第1測定手段と、
    前記第1測定手段を制御し、前記玉型形状を取得する取得手段と、
    前記第1測定手段による前記玉型形状を取得した際の測定状態を判定する判定手段と、
    前記第1の測定方式とは異なる第2の測定方式によって、前記フレームのリムの内形形状を測定して玉型形状を取得するための第2測定手段による測定を開始させるための指示信号を、前記判定手段による判定結果に基づいて出力する出力手段と、
    前記出力手段による前記指示信号に基づいて、前記玉型形状測定装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、前記第1測定手段又は前記第2測定手段の一方は、光学的な測定方式である非接触式の測定方式であり、他方は、機械的な測定方式である接触式の測定方式であって、前記接触式の測定方式は、フレームのリムに前記測定子を接触させた状態で、前記測定子を移動させることによって、前記フレームのリムの内形形状を測定することを特徴とする玉型形状測定装置。
  4. 請求項1~3のいずれかの玉型形状測定装置において、
    前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定の開始を誘導するガイド情報を、表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。
  5. 請求項1~3のいずれかの玉型形状測定装置において、
    前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定を開始するための設定を行う作業画面を、表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。
  6. 請求項1~5のいずれかの玉型形状測定装置において、
    前記制御手段は、前記指示信号に基づいて、前記第2測定手段による測定の開始を誘導するための音声を出力する制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。
  7. 請求項4~6のいずれかの玉型形状測定装置において、
    操作者によって前記第2測定手段による測定のための操作が実行されたか否かを検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記ガイド情報、前記作業画面、または前記音声、の少なくともいずれかを順に切り換える制御を行うことを特徴とする玉型形状測定装置。
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