JP7242852B2 - 関節投影面設定装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、関節を含む3次元画像から関節の投影画像を生成する際の投影面を設定する関節投影面設定装置、方法およびプログラムに関する。
近年、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医療機器の進歩により、質の高い高解像度の3次元画像が画像診断に用いられるようになってきている。ここで、3次元画像は多数の2次元画像から構成され情報量が多いため、医師が所望の観察部位を見つけて診断することに時間を要する場合がある。そこで、注目する臓器を認識し、注目する臓器を含む3次元画像から、例えば最大値投影法(MIP(Maximum Intensity Projection)法)および最小値投影法(MinIP(Minimum Intensity Projection)法)等の方法を用いて、注目する臓器を抽出してMIP表示等を行ったり、3次元画像のボリュームレンダリング(VR(Volume Rendering))表示を行ったりすることにより、臓器全体や病変の視認性を高め、診断の効率化を図ることが行われている。
一方、変形性関節症は、高齢者に多く発症する疾病である。とくに変形性膝関節症は、膝関節の痛みおよび動作範囲の減少を引き起こすため、症状が進行すると歩けなくなることもある。このような変形性関節症の診断には、膝関節の軟骨を質的に評価する必要がある。このため、3次元画像を用いて関節の軟骨を定量化する手法が種々提案されている。例えば、特許文献1においては、MRI画像から抽出された軟骨領域の投影方向を決定し、決定した投影方向に軟骨領域を投影して投影画像を生成し、投影画像上において軟骨領域の定量値を導出する手法が提案されている。特許文献1に記載された手法を用いることにより、軟骨領域を定量化するための領域を適切に定めることができるため、軟骨について安定した診断結果を得ることができる。とくに、軟骨の厚さを定量値とすることにより、軟骨の厚さの評価を行うことが可能となる。
また、特許文献2には、大腿骨頸部のような球状の関節を識別するために、関節の3次元画像から関節骨の頭部中心および半径並びに頸部軸を判定する手法が提案されている。特許文献2に記載の手法においては、骨の頸部部分の3次元表面モデル上で3次元頸部最小曲線を判定し、3次元頸部最小曲線に対する最小二乗法適合平面を判定し、最小二乗適合平面に直交する方向を、精密な頸部軸の方向として計算し、最小二乗適合平面上の3次元頸部最小曲線の投影の中心を、精密な頸部軸の点として計算している。
特開2018-042709号公報 特表2013-533765号公報
一方、関節は曲面を含む。とくに、脛骨の関節は、平面であるように見えるが、内側顆および外側顆で傾きが異なり、かつ関節面が凹形状を有する。このため、特許文献1に記載された手法を用いたとしても、投影方向を適切に設定しないと、軟骨領域の定量化の誤差が大きくなる。例えば、図21に示すように、脛骨90の外側顆側の関節面にある軟骨91が、脛骨90の中心軸X0に対して傾斜する矢印A方向に投影されたとする。この場合、図22に示すように、斜線で示す軟骨91の欠損部分92が、投影画像93において軟骨91が存在するように投影されてしまう。また、特許文献2に記載された手法は、球形状の関節における軸を判定しており、関節を投影するための投影面を適切に設定していない。
本開示は上記事情に鑑みなされ、関節を含む3次元画像から関節の投影画像を生成する際の投影面を適切に設定することを目的とする。
本開示による関節投影面設定装置は、関節の3次元画像を取得する画像取得部と、
関節の関節面を近似する平面を、3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定する面設定部とを備える。
なお、本開示による関節投影面設定装置においては、面設定部は、関節面を構成する複数のボクセルのうち、投影面からの距離がボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して、新たな投影面を設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、面設定部は、ボクセルの除外および新たな投影面の設定を複数回繰り返して、投影面を設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、面設定部は、最小二乗法により関節面を近似する平面を投影面に設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、関節は脛骨の関節であってもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、面設定部は、脛骨の関節面を顆間領域設定方向から見た画像において、顆間の領域を除いた領域を関節面領域として抽出し、関節面領域に含まれる関節面を近似する平面を、投影面に設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、3次元画像の関節にある軟骨を投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えてもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、脛骨の内側顆の関節面の重心および外側顆の関節面の重心を結ぶ線が、水平方向を向くように、3次元画像の関節にある軟骨を投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えてもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、投影面に垂直な方向から見た脛骨における赤木ラインが、垂直方向を向くように、3次元画像の関節にある軟骨を投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えてもよい。
「赤木ライン」とは、後十字靱帯付着部と膝蓋腱付着部内側縁を結んだ線である。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、投影画像を表示部に表示する表示制御部をさらに備えてもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、投影画像上において、軟骨の定量値を導出する定量化部をさらに備えてもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、投影画像上の関心領域において、定量値を導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、投影部は、関節における軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭に基づいて関心領域を設定してもよい。
「軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭」とは、関節において実際に軟骨が存在する領域ではなく、関節において解剖学的に軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭を意味する。例えば、脛骨においては、関節において軟骨が存在すべき領域の輪郭が、関節面に凸状部分として含まれる。このため、脛骨においては、この凸状部分を「軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭」とすることができる。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域内における軟骨の被覆率を、定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域における軟骨の欠損面積を、定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域内の各位置における軟骨の厚さの代表値を、定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域内の各位置における軟骨の厚さを、定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域における軟骨の厚さマップを生成してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、厚さマップを表示部に表示する表示制御部をさらに備えてもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、関心領域における軟骨の厚さが、定量値導出対象厚さ以上となる領域においてのみ、定量値を導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、投影画像上の関心領域を分割し、分割により得られる各領域において、定量値を導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像から導出した定量値の導出結果が存在する場合、投影部は、他の3次元画像から定量値を導出した際と同一位置に関心領域を設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像の投影画像に関心領域が設定されている場合、投影部は、3次元画像の投影画像に対して、他の3次元画像の投影画像の関心領域と同一の関心領域を設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、投影画像上の軟骨の面積を定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、定量化部は、投影画像上の軟骨の体積を定量値として導出してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像から生成した他の投影画像が存在する場合、面設定部は、他の投影画像を生成した投影面を、3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定してもよい。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、関節についての機能画像を投影画像にマッピングしたマッピング画像を生成するマッピング部をさらに備えてもよい。
「機能画像」とは、被検体の関節において、水およびコラーゲン等の含有される物質の量または相関性等に応じた信号値を有する画像である。具体的には、MRIにより取得されるT1マップ、T2マップ、T2*マップ、T1ρマップ、およびCEST(Chemical Exchange Saturation Transfer)等を機能画像として用いることができる。
また、本開示による関節投影面設定装置においては、マッピング画像を表示部に表示する表示制御部をさらに備えてもよい。
本開示による関節投影面設定方法は、関節の3次元画像を取得し、
関節の関節面を近似する平面を、3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定する。
なお、本開示による関節投影面設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本開示による他の関節投影面設定装置は、
コンピュータに実行させるための命令を記憶するメモリと、
記憶された命令を実行するよう構成されたプロセッサとを備え、プロセッサは、
関節の3次元画像を取得し、
関節の関節面を近似する平面を、3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定する処理を実行する。
本開示によれば、関節を含む3次元画像から投影画像を生成するための投影面を適切に設定することができる。
本開示の第1の実施形態による関節投影面設定装置を適用した、診断支援システムの概要を示すハードウェア構成図 第1の実施形態による関節投影面設定装置の構成を示す概略ブロック図 膝関節の3次元画像を示す図 3次元領域を示す図 関節面領域の抽出を説明するための図 投影面の導出を説明するための図 ボクセルの除外を説明するための図 投影画像の生成を説明するための図 重心の導出を説明するための図 重心を結ぶ線を含む投影画像を示す図 赤木ラインを含む投影画像を示す図 関心領域の設定を説明するための図 厚さマップを示す図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第2の実施形態による関節投影面設定装置の構成を示す概略ブロック図 マッピング画像を示す図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 3次元の投影画像の生成を説明するための図 領域の分割を説明するための図 軟骨の投影画像の生成を説明するための図 軟骨の投影画像の生成を説明するための図
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は、本開示の第1の実施形態による関節投影面設定装置を適用した、診断支援システムの概要を示すハードウェア構成図である。図1に示すように、診断支援システムでは、本実施形態による関節投影面設定装置1、3次元画像撮影装置2、および画像保管サーバ3が、ネットワーク4を経由して通信可能な状態で接続されている。
3次元画像撮影装置2は、被検体の診断対象となる部位を撮影することにより、その部位を表す3次元画像を生成する装置である。具体的には、3次元画像撮影装置2は、CT装置、MRI装置、およびPET(Positron Emission Tomography)装置等である。3次元画像撮影装置2により生成された3次元画像は画像保管サーバ3に送信され、保存される。なお、本実施形態においては、被検体である患者の診断対象部位は膝関節であり、3次元画像撮影装置2はMRI装置であり、3次元画像撮影装置2において、被検体の膝関節のMRI画像が3次元画像として生成されるとする。
画像保管サーバ3は、各種データを保存して管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置およびデータベース管理用ソフトウェアを備えている。画像保管サーバ3は、有線または無線のネットワーク4を介して他の装置と通信を行い、画像データ等を送受信する。具体的には3次元画像撮影装置2で生成された3次元画像等の画像データを含む各種データをネットワーク経由で取得し、大容量外部記憶装置等の記録媒体に保存して管理する。なお、画像データの格納形式およびネットワーク4経由での各装置間の通信は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等のプロトコルに基づいている。
関節投影面設定装置1は、1台のコンピュータにインストールした本開示の関節投影面設定プログラムを実行することにより実現される。コンピュータは、診断を行う医師が直接操作するワークステーションまたはパーソナルコンピュータでもよいし、それらとネットワークを介して接続されたサーバコンピュータでもよい。関節投影面設定プログラムは、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、またはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じて医師が使用するコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。あるいは、DVD(Digital Versatile Disc)またはCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。
図2は、コンピュータに関節投影面設定プログラムをインストールして実行することにより実現される、本開示の第1の実施形態による関節投影面設定装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、関節投影面設定装置1は、標準的なワークステーションの構成として、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12およびストレージ13を備えている。また、関節投影面設定装置1には、表示部14並びにマウスおよびキーボード等の入力部15が接続されている。
ストレージ13には、ネットワーク4を経由して画像保管サーバ3から取得した、被検体の3次元画像、および処理に必要な情報を含む各種情報が記憶されている。なお、本実施形態においては、被検体についての膝関節を診断対象部位とする3次元画像V0がストレージ13に記憶されている。
また、メモリ12には、関節投影面設定プログラムが記憶されている。関節投影面設定プログラムは、CPU11に実行させる処理として、関節を含む3次元画像V0を取得する画像取得処理、関節の関節面を近似する平面を、3次元画像を投影して後述する投影画像を生成するための投影面に設定する面設定処理、3次元画像V0の関節にある軟骨を投影面に投影して投影画像を生成する投影処理、投影画像上において、軟骨の定量値を導出する定量化処理、定量化により導出された後述する厚さマップを表示部14に表示する表示制御処理を規定する。
そして、CPU11がプログラムに従いこれらの処理を実行することで、コンピュータは、画像取得部21、面設定部22、投影部23、定量化部24および表示制御部25として機能する。
画像取得部21は、被検体の膝関節の3次元画像V0を画像保管サーバ3から取得する。なお、3次元画像V0が既にストレージ13に記憶されている場合には、画像取得部21は、ストレージ13から3次元画像V0を取得するようにしてもよい。図3は膝関節の3次元画像V0を示す図である。図3に示すように、3次元画像V0には、大腿骨30および脛骨31が含まれている。なお、図3においては、説明のために膝蓋骨は省略している。大腿骨30の脛骨31と面する部分には軟骨32が、脛骨31の大腿骨30と面する部分には軟骨33が存在する。また、軟骨32と軟骨33との間には半月板34が存在する。本実施形態においては、3次元画像V0はMRI画像であり、骨、軟骨、半月板、並びにこれら以外の筋肉および脂肪等領域のそれぞれにおいて、3次元画像V0における信号値(ボクセル値)の範囲が異なる。画像取得部21は、信号値に対するしきい値処理により3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出する。具体的には、3次元画像V0において、骨の信号値となる範囲の領域を骨領域として抽出する。また、3次元画像V0において、軟骨の信号値となる範囲の領域を軟骨領域として抽出する。骨領域には大腿骨30および脛骨31が含まれ、軟骨領域には軟骨32および33が含まれる。
なお、本実施形態においては、画像取得部21が3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出しているが、これに限定されない。3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出する手段を別途設けるようにしてもよい。なお、本実施形態においては、脛骨31の軟骨33を軟骨領域として抽出する。また、3次元画像V0からの骨領域および軟骨領域の抽出は、しきい値処理に限定されない。例えば、3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出するように、ディープラーニング等により機械学習がなされた判別器を用いてもよい。
一方、3次元画像V0を3次元画像撮影装置2により取得する際、膝を伸ばした状態、または軽く曲げた状態(10~20度)により、膝関節が撮影される。そして、3次元画像V0においては、図3に示すように、大腿骨30および脛骨31が上から下に延びる方向がz方向に設定され、膝関節を正面から見た場合の奥から手前に向かう方向がy方向に設定され、膝関節を正面から見た場合の左から右に向かう方向がx方向に設定される。
面設定部22は、関節の関節面を近似する平面を、3次元画像を投影して後述する投影画像を生成するための投影面に設定する。以下、面設定部22が行う処理について説明する。まず、面設定部22は、3次元画像V0に含まれる脛骨31を囲む最小の3次元領域を設定する。最小の3次元領域とは、3次元画像V0を囲む領域のうち、後述する投影画像を生成するための投影面を設定するために必要最小限の領域をいう。図4は3次元領域を示す図である。図4に示すように面設定部22は、脛骨31を囲む最小の3次元領域40を設定する。なお、3次元領域40の各辺の方向は、3次元画像V0のx方向、y方向およびz方向と一致させる。ここで、z方向が本開示の顆間領域設定方向に対応する。
次に面設定部22は、3次元領域40の上面40Aにおいて、顆間の領域を除いた領域を関節面領域として抽出する。図5は関節面領域の抽出を説明するための図である。図5に示すように、面設定部22は、上面40Aのx方向に延びる辺41の中点を基準として、辺41の長さに対して予め定められた顆間領域幅を有する領域を顆間の領域42に設定する。なお、顆間領域幅としては上面40Aのx方向における15~25%、好ましくは20%とすることができるが、これに限定されない。そして、面設定部22は、3次元領域40のうち、顆間の領域42よりもx方向においてマイナス方向に位置する領域を関節面領域43に設定する。また、面設定部22は、3次元領域40のうち、顆間の領域42よりもx方向においてプラス方向に位置する領域を関節面領域44に設定する。なお、関節面領域43が脛骨31の関節における内側顆側の領域に対応し、関節面領域44が脛骨31の関節における外側顆側の領域に対応する。
次に、面設定部22は、関節面領域43および44に含まれる関節面を近似する平面を投影面に設定する。具体的には、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの距離が最小となる平面を最小自乗法(最小二乗法)により投影面として導出する。図6は投影面の導出を説明するための図である。なお、図6においては説明を簡単にするために、脛骨31のy軸に垂直な断面を示している。また、関節面領域43および44上の各ボクセルのうちの一部のボクセルのみを黒丸で示し、ボクセルから平面、すなわち投影面45までの距離を矢印で示している。図6に示すように、面設定部22は関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの距離の総和が最小となるような平面を投影面45として導出する。
次に、面設定部22は、関節面領域43および44における各ボクセルから投影面45までの距離が、予め定められたボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して新たな投影面を設定する。図7はボクセルの除外を説明するための図である。なお、図7はzy平面における脛骨31の断面を示している。本実施形態においては、面設定部22は、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの距離が最小となる平面45を導出している。しかしながら、関節面には、図7に示すボクセルP1のように、平面45からの距離が他のボクセルと比較して大きくなるボクセルが存在する。このようなボクセルを用いて投影面を設定すると、関節面を近似する平面を精度よく導出することができない。
このため、面設定部22は、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの投影面45までの距離のうち、ボクセル除外距離以上となるボクセルを除外する。そして、面設定部22は、除外したボクセル以外のボクセルを用いて、関節面領域43および44上の各ボクセルからの距離の総和が最小となる平面を、新たな投影面45Aとして導出する。ここで、ボクセル除外距離としては、例えば、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの投影面45までの距離の最大値の5~20%、好ましくは10%とすることができるが、これに限定されない。
本実施形態においては、面設定部22は、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの新たな投影面45Aまでの距離のうち、さらにボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して新たな投影面45Bを設定する処理を繰り返して、最終的な投影面46を導出する。例えば、新たな投影面を設定する処理を2回繰り返すと、上記ボクセル除外距離を10%とした場合、関節面領域43および44のすべてのボクセルのうち、投影面46の設定に寄与したボクセルの割合は、81%となる。なお、本実施形態においては、上記ボクセル除外距離を10%として、新たな投影面を設定する処理を2回繰り返すとするが、これに限定されない。
投影部23は、3次元画像V0の関節にある軟骨を投影面46に直交する方向に投影して投影画像を生成する。すなわち、図8に示すように、脛骨31の軟骨33を、投影面46に直交する方向47に投影して、投影画像を生成する。本実施形態においては、投影画像の生成の際に、脛骨31も投影するが、軟骨33のみを投影して投影画像を生成してもよい。なお、直交とは完全に直交する場合のみならず、1~2度程度のある程度の誤差を持って直交する場合も含む。
この際、投影部23は、脛骨31の内側顆の関節面の重心および外側顆の関節面の重心を結ぶ線が、予め定められた重心方向を向くように投影画像を生成する。図9は重心の導出を説明するための図である。投影面46の導出に際して使用されるボクセルは、上述した新たな投影面を設定する処理を2回繰り返すことにより、関節面領域43および44のすべてのボクセルの81%に低減されている。投影部23は、関節面領域43および44に含まれる関節面のそれぞれにおいて、投影面46を設定する処理に使用されたボクセルのみを用いて、脛骨31の内側顆の関節面の重心および外側顆の関節面の重心を導出する。この際、関節面領域43内のボクセルを用いて内側顆の関節面の重心G1が導出され、関節面領域44内のボクセルを用いて外側顆の関節面の重心G2がそれぞれ導出される。なお、図9においては、重心G1およびG2の導出に使用されるボクセルが存在する領域を破線で囲んで示している。
投影部23は、重心G1およびG2を結ぶ線が投影画像において水平となるように、脛骨31の軟骨33を投影面46に直交する方向に投影して、投影画像を生成する。図10は投影画像を示す図である。図10に示す投影画像50においては、重心G1およびG2を結ぶ線48が水平となっている。
なお、脛骨31の関節面において赤木ラインを導出し、赤木ラインが投影画像の垂直方向を向くように、脛骨31の軟骨33を投影面46に直交する方向に投影して、投影画像を生成してもよい。赤木ラインとは、後十字靱帯付着部と膝蓋腱付着部内側縁を結んだ線である。図11は、赤木ラインが投影画像の垂直方向を向くように生成した投影画像を示す図である。なお、図11に示すように、投影画像50においては、赤木ライン49が垂直となっている。
さらに投影部23は、投影画像50上に関心領域を設定する。本実施形態においては、関節における軟骨下骨領域に対応する領域を関心領域として設定する。図12は関心領域の設定を説明するための図である。図12に示す投影画像50において、内側顆の関節面の軟骨領域51Aおよび外側顆の関節面の軟骨領域51Bのそれぞれにハッチングを付与して示している。ここで、軟骨下骨領域とは、脛骨31の関節において、大腿骨30の関節と擦り合う領域である。投影画像50における軟骨領域51Aおよび51Bの周辺部は、大腿骨30の関節とは擦り合わない。このため、投影部23は、投影画像50の軟骨領域51Aおよび51Bの縁部から予め定められた軟骨下骨領域抽出範囲にある領域を除外した領域を、軟骨下骨領域として抽出し、抽出した軟骨下骨領域を関心領域52Aおよび52Bに設定する。一方、脛骨31においては、関節において軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭が、関節面に凸状部分として含まれる。このため、関節面における凸状部分により囲まれる領域を軟骨領域51Aおよび51Bと見なして、関心領域52Aおよび52Bを設定してもよい。
定量化部24は、投影画像50上における軟骨領域51Aおよび51Bの定量値を導出する。具体的には、投影画像50上の関心領域52Aおよび52Bにおいて定量値を導出する。本実施形態においては、定量値の導出は軟骨領域51Aおよび51Bの関心領域52Aおよび52B毎に行うが、これに限定されない。関心領域52Aおよび52Bの全領域についての定量値を導出してもよい。
まず、定量化部24は、関心領域52Aおよび52Bの面積、および関心領域52Aおよび52B内における軟骨領域51Aおよび51Bの面積を導出する。なお、投影画像50においては、1画素当たりの面積が分かる。このため、定量化部24は、関心領域52Aおよび52Bならびに軟骨領域51Aおよび51Bの画素数をカウントし、カウントした画素数に1画素当たりの面積を乗算することにより、軟骨領域51Aおよび51Bならびに関心領域52Aおよび52Bの面積を導出する。軟骨領域51Aおよび51Bの面積は定量値の1つである。
また、定量化部24は、軟骨領域51Aおよび51Bの厚さを定量値として導出する。ここで、投影画像50の各画素位置と、3次元画像V0における脛骨31における軟骨33の位置とは対応づけることができる。定量化部24は、投影画像50の関心領域52Aおよび52Bにおける各画素位置を、3次元画像V0における脛骨31における軟骨33の各画素位置と対応づける。そして、軟骨33の画素位置における法線方向において、軟骨33の表面と脛骨31の骨部の表面との間の画素数を導出する。そして、導出した画素数に1画素当たりの長さを乗算することにより、軟骨領域51Aおよび51Bの厚さを導出する。
また、定量化部24は、軟骨領域51Aおよび51Bの体積を定量値として導出する。軟骨領域51Aおよび51Bの体積は、軟骨領域51Aおよび51Bの面積に厚さを乗算することにより導出することができる。
また、定量化部24は、軟骨領域51Aおよび51Bの面積および厚さから、他の定量値を導出する。具体的には、関心領域52Aおよび52B内における軟骨領域51Aおよび51Bの被覆率、関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51Aおよび51Bの欠損面積、ならびに、関心領域52Aおよび52B内の各位置における軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの代表値を定量値として導出する。
関心領域52Aおよび52B内における軟骨領域51Aおよび51Bの被覆率は、(関心領域52Aおよび52B内における軟骨領域51Aおよび51Bの面積)/(関心領域52Aおよび52Bの面積)により導出する。
関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51Aおよび51Bの欠損面積として、定量化部24は、軟骨領域51Aおよび51Bが存在しない領域の面積を導出する。例えば、図12に示す領域53Aは軟骨が存在しない領域であるため、軟骨領域51Aにおける軟骨が存在しない領域53Aの面積が軟骨領域51Aの欠損面積となる。
関心領域52Aおよび52B内の各位置における軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの代表値としては、定量化部24は、関心領域52Aおよび52B内の軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの平均値、中間値、最小値または最大値等を導出する。
また、定量化部24は、関心領域52Aおよび52B内の各位置における軟骨領域51Aおよび51Bの厚さから、厚さマップを生成する。図13は厚さマップを示す図である。図13に示すように厚さマップM0は、関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの分布が6段階の色により示されている。厚さマップM0においては、色が濃いほど軟骨領域51Aおよび51Bが薄いことを示している。なお、図13においては色の相違をハッチングの相違により示している。また、厚さマップM0には、色と厚さとの関係を示すレファレンス61が含まれる。レファレンス61を参照することにより、厚さマップM0において、関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの分布を視覚的に容易に認識することができる。
なお、定量化部24は、投影画像50において、軟骨領域51Aおよび51Bの厚さが予め定められた定量値導出対象厚さ以上となる画素位置のみを用いて定量値を導出してもよい。例えば、投影画像50において、軟骨領域51Aおよび51Bの厚さが0.5mm以上となる画素位置のみを用いて定量値を導出してもよい。この場合、軟骨の厚さが0.5mm未満となる画素位置については、定量値の導出から除外する。これにより、厚さが薄く、軟骨として機能していない領域を定量値の導出から外すことができる。なお、欠損面積を定量値とした場合、軟骨の厚さが0.5mm未満となる画素位置を、軟骨が欠損している画素位置として欠損面積を導出すればよい。
なお、導出された定量値は、患者名、撮影日時、関心領域52Aおよび52Bの位置、ならびに投影画像50等の情報と併せて、3次元画像V0と対応づけられて画像保管サーバ3に送信され、保存される。
表示制御部25は、厚さマップM0を表示部14に表示する。
次いで、第1の実施形態において行われる処理について説明する。図14は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部21が、3次元画像V0を取得し(ステップST1)、3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出する(ステップST2)。次いで、面設定部22が、脛骨31の関節の関節面を近似する平面を、3次元画像V0を投影して投影画像を生成するための投影面46に設定する(ステップST3)。
次いで、投影部23が、3次元画像V0の関節にある軟骨を投影面46に直交する方向に投影して投影画像50を生成する(ステップST4)。そして、定量化部24が、投影画像50上において、軟骨領域51Aおよび51Bの定量値を導出し(ステップST5)、導出された定量値から厚さマップM0を生成する(ステップST6)。さらに、表示制御部25が厚さマップM0を表示部14に表示し(ステップST7)、処理を終了する。
このように、本実施形態においては、関節の関節面を近似する平面を、3次元画像V0を投影して投影画像を生成するための投影面46に設定するようにした。このため、とくに、脛骨31のように比較的平坦な関節の関節面に関して、軟骨の欠損部分に軟骨が存在するように投影されることを防止することができる。したがって、本実施形態によれば、関節を含む3次元画像V0から投影画像50を生成するための投影面を適切に設定することができる。
次いで、本開示の第2の実施形態について説明する。図15は本開示の第2の実施形態による関節投影面設定装置の概略構成を示す図である。なお、図15において図2と同一の構成については同一の参照番号を付与し、詳細な説明は省略する。図15に示すように第2の実施形態による関節投影面設定装置1Aは、関節についての機能画像を投影画像にマッピングしたマッピング画像を生成するマッピング部26をさらに備えた点が第1の実施形態と異なる。なお、図15においては、定量化部24を備えているが、第2の実施形態による関節投影面設定装置1Aは、定量化部24を備えなくてもよい。
なお、第2の実施形態においては、画像取得部21は3次元画像V0に加えて、膝関節の機能画像F0を取得する。第2の実施形態においては、機能画像F0としてT2マップ画像を用いる。T2マップ画像はMRI画像の一種であり、膝関節における水との相関性を信号値として表した画像である。T2マップ画像においては、例えば、水との相関性が高いほど各画素における信号値が大きくなる。
第2の実施形態においては、機能画像F0に対しても、第1の実施形態と同様に、面設定部22が、脛骨31の関節の関節面を近似する平面を、機能画像F0を投影して投影画像を生成するための投影面46に設定する。そして、投影部23が、機能画像F0の関節にある軟骨を投影面46に直交する方向に投影して投影画像を生成する。機能画像F0の投影画像を機能投影画像70と称する。ここで、脛骨31における軟骨33は厚さを有するため、機能画像F0においては、軟骨33の厚さ方向において信号値が異なる。第2の実施形態においては、投影部23は、軟骨33の厚さ方向に中間面を設定し、中間面における機能画像F0の信号値を展開して機能投影画像70を生成する。なお、軟骨33の厚さ方向における信号値の平均値、最大値、最小値および中間値等の代表値を用いて機能投影画像70を生成してもよい。
ここで、3次元画像V0と機能画像F0とでは、含まれる部位は同一の膝関節であるが、撮影時間が異なる。このため、マッピング部26は、投影画像50と機能投影画像70との位置合わせを行う。位置合わせの手法としては、剛体位置合わせおよび非剛体位置合わせ等、周知の任意の手法を用いることができる。なお、マッピング部26は、投影画像50を機能投影画像70に一致させるように変形して位置合わせを行ってもよく、機能投影画像70を投影画像50に一致させるように変形して位置合わせを行ってもよい。そして、マッピング部26は、機能投影画像70を投影画像50にマッピングしたマッピング画像M1を生成する。
図16はマッピング画像M1を示す図である。図16に示すように、マッピング画像M1は、脛骨31の軟骨33における水との相関性の大きさが6段階の色により示されている。マッピング画像M1においては、色が濃いほど水との相関性が低いことを示している。なお、図16においては色の相違をハッチングの相違により示している。また、マッピング画像M1には、色と水との相関性との関係を示すレファレンス62が含まれる。レファレンス62を参照することにより、軟骨33の水との相関性を視覚的に容易に認識することができる。なお、図16に示すマッピング画像M1においては関心領域52Aおよび52Bを設定していないが、第1の実施形態と同様に関心領域52Aおよび52Bを設定し、関心領域52Aおよび52Bのみにおいてマッピング画像M1を生成してもよい。
次いで、第2の実施形態において行われる処理について説明する。図17は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部21が、3次元画像V0および機能画像F0を取得し(ステップST11)、3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出する(ステップST12)。次いで、面設定部22が、脛骨31の関節の関節面を近似する平面を、3次元画像V0を投影して投影画像を生成するための投影面46に設定する(ステップST13)。
次いで、投影部23が、3次元画像V0の関節にある軟骨を投影面46に直交する方向に投影して投影画像50を生成する(ステップST14)。また、投影部23が、機能画像F0を投影面46に直交する方向に投影して機能投影画像70を生成する(ステップST15)。そして、マッピング部26が、機能投影画像70を投影画像50にマッピングしたマッピング画像M1を生成する(ステップST16)。さらに、表示制御部25がマッピング画像M1を表示部14に表示し(ステップST17)、処理を終了する。
次いで、本開示の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態による関節投影面設定装置の構成は、上記第1および第2の実施形態による関節投影面設定装置のいずれかの構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは装置についての詳細な説明は省略する。第3の実施形態による関節投影面設定装置においては、投影部23が生成した投影画像50を表示制御部25が表示部14に表示するようにした点が第1および第2の実施形態と異なる。
次いで、第3の実施形態において行われる処理について説明する。図18は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部21が、3次元画像V0を取得し(ステップST21)、3次元画像V0から骨領域および軟骨領域を抽出する(ステップST22)。次いで、面設定部22が、脛骨31の関節の関節面を近似する平面を、3次元画像V0を投影して投影画像を生成するための投影面46に設定する(ステップST23)。
次いで、投影部23が、3次元画像V0の関節にある軟骨を投影面46に直交する方向に投影して投影画像50を生成する(ステップST24)。そして、表示制御部25が投影画像50を表示部14に表示し(ステップST25)、処理を終了する。
次いで、本開示の第4の実施形態について説明する。上記第1から第3の実施形態においては、2次元の投影画像50を生成しているが、第4の実施形態においては、3次元の投影画像を生成するようにした点が第1から第3の実施形態と異なる。図19は、第4の実施形態における3次元の投影画像を示す図である。図19に示すように、投影画像80は、第1の実施形態と同様に脛骨31の軟骨領域81Aおよび81Bと、軟骨領域81Aおよび81Bの厚さを表す断面図82Aおよび82Bを含む。なお,第1の実施形態と同様に、軟骨領域81Aおよび81Bにおいて関心領域を設定してもよい。また、断面図82Aおよび82Bにおける断面の位置を変更できるようにしてもよい。
このようにして生成した3次元の投影画像80に対しても、上述したように定量値を導出し、厚さマップM0を生成することが可能である。また、第2の実施形態と同様に、3次元の投影画像80に機能画像F0を重畳したマッピング画像M1を生成することも可能である。また、第3の実施形態と同様に、3次元の投影画像80を、例えばボリュームレンダリング表示等により表示部14に表示することも可能である。
なお、同一の被検体について、撮影時期が異なる複数の3次元画像を比較して経過観察を行う場合がある。このような場合において、撮影時期が過去の第1の3次元画像V1において投影画像が生成されている場合、撮影時期が新しい第2の3次元画像V2においても投影画像を生成して経過観察を行うことが好ましい。なお、第1の3次元画像V1が本開示の他の3次元画像に対応する。この場合、軟骨は経時によって擦り減ることはあるが、関節の形状が変形することはない。このため、第1の3次元画像V1について投影画像を生成した際に、投影面46を表す情報を画像保管サーバ3に保存しておき、第2の3次元画像V2の投影画像を生成する際には、同一被検体について保存されている投影面の情報を取得し、取得した投影面の情報を用いて投影画像を生成することが好ましい。
これにより、第2の3次元画像V2の投影画像を生成する際の演算量を低減することができる。また、この場合において、第1の3次元画像V1の投影画像に関心領域52Aおよび52Bが設定されている場合には、第2の3次元画像V2の投影画像に対して、第1の3次元画像V1の投影画像と同一の関心領域を設定することが好ましい。これにより、第1の3次元画像V1の軟骨の状態と第2の3次元画像V2における軟骨の状態との比較を容易に行うことができる。なお、第1の3次元画像V1から導出した定量値の導出結果が存在する場合、投影部23は、第1の3次元画像V1から定量値を導出した際と同一位置に関心領域を設定してもよい。
また、複数の異なる被検体の3次元画像V0から投影画像を生成するに際して、同一の投影面を設定するようにしてもよい。この場合、さらに投影画像を生成する際の投影面を複数の異なる被検体の3次元画像V0において同一とすることが好ましい。これにより、被検体間の軟骨の状態の比較を容易に行うことができる。
また、上記各実施形態においては、関心領域52Aおよび52Bの全領域において定量値を導出しているが、これに限定されない。関心領域52Aおよび52Bのそれぞれにおいて別個に定量値を導出してもよい。また、図20に示すように、定量化部24は、投影画像50を複数(図20においては4つ)の領域50A~50Dに分割することにより関心領域52Aおよび52Bを分割し、分割した領域毎に定量値を導出してもよい。
また、上記各実施形態においては、投影画像50に含まれる関心領域52Aおよび52Bにおいて定量値を導出しているが、関心領域52Aおよび52Bを設定することなく、投影画像50に含まれる軟骨領域51Aおよび51Bの全体において定量値を導出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、軟骨領域51Aおよび51Bの面積、関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51の面積、軟骨領域51Aおよび51Bの厚さ、軟骨領域51の体積、関心領域52Aおよび52B内における軟骨領域51Aおよび51Bの被覆率、関心領域52Aおよび52Bにおける軟骨領域51Aおよび51Bの欠損面積、ならびに、関心領域52Aおよび52B内の各位置における軟骨領域51Aおよび51Bの厚さの代表値を定量値として導出している。しかしながら、これらの定量値のうちのいずれか1つ、または任意の組み合わせの定量値を導出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、内側顆の関節面および外側顆の関節面の関節面領域43および44の双方を用いて投影面を設定しているが、これに限定されない。内側顆の関節面の関節面領域43のみを用いて投影面を設定してもよい。この場合、設定した投影面を用いて、内側顆の関節面の関節面領域43のみの投影画像を生成すればよい。一方、外側顆の関節面の関節面領域44のみを用いて投影面を設定してもよい。この場合、設定した投影面を用いて、外側顆の関節面の関節面領域44のみの投影画像を生成すればよい。
また,上記実施形態においては、ボクセルを除外しての新たな投影面を設定する処理を繰り返し行っているが、これに限定されない。最初に設定した投影面45において、関節面領域43および44に含まれる関節面を構成する各ボクセルからの投影面45までの距離のうち、ボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して最終的な投影面を設定するようにしてもよい。この場合、ボクセル除外距離としては、ボクセルを除外しての新たな投影面を設定する処理を複数回行う場合と同一であってもよく、ボクセルを除外しての新たな投影面を設定する処理を複数回行う場合よりも多くてもよい。例えば、ボクセル除外距離を最大値の20%としてもよい。
また、上記実施形態においては、膝関節の軟骨の定量値を導出しているが、これに限定されず、肘関節、股関節、肩関節または椎間関節等の軟骨の定量値を導出する際に本開示を適用できることはもちろんである。
また、上記各実施形態において、例えば、画像取得部21、面設定部22、投影部23、定量化部24、表示制御部25およびマッピング部26といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
1,1A 関節投影面設定装置
2 3次元画像撮影装置
3 画像保管サーバ
4 ネットワーク
11 CPU
12 メモリ
13 ストレージ
14 表示部
15 入力部
21 画像取得部
22 面設定部
23 投影部
24 定量化部
25 表示制御部
26 マッピング部
30 大腿骨
31 脛骨
32,33 軟骨
34 半月板
40 3次元領域
40A 上面
41 辺
42 顆間の領域
43,44 関節面領域
45,45A,45B,46 投影面
47 投影面に垂直な方向
48 重心を結ぶ線
49 赤木ライン
50 投影画像
51A,51B,81A,81B 軟骨領域
52A,52B 関心領域
53A 軟骨が存在しない領域
61,62 レファレンス
70 機能投影画像
80 3次元の投影画像
90 脛骨
91 軟骨
92 欠損部分
93 投影画像
F0 機能画像
G1,G2 重心
M0 マップ
M1 マッピング画像
P1 ボクセル
V0,V1,V2 3次元画像
X0 中心軸

Claims (29)

  1. 関節の3次元画像を取得する画像取得部と、
    前記関節の関節面を近似する平面を、前記3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定する面設定部であって、前記関節面を構成する複数のボクセルのうち、前記投影面からの距離がボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して、新たな投影面を設定する面設定部とを備えた関節投影面設定装置。
  2. 前記面設定部は、前記ボクセルの除外および前記新たな投影面の設定を複数回繰り返して、前記投影面を設定する請求項に記載の関節投影面設定装置。
  3. 前記面設定部は、最小二乗法により前記関節面を近似する平面を前記投影面に設定する請求項1または2に記載の関節投影面設定装置。
  4. 前記関節は脛骨の関節である請求項1からのいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  5. 前記面設定部は、前記脛骨の関節面を顆間領域設定方向から見た画像において、顆間の領域を除いた領域を関節面領域として抽出し、該関節面領域に含まれる前記関節面を近似する平面を、前記投影面に設定する請求項に記載の関節投影面設定装置。
  6. 前記3次元画像の前記関節にある軟骨を前記投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えた請求項1からのいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  7. 前記脛骨の内側顆の関節面の重心および外側顆の関節面の重心を結ぶ線が、水平方向を向くように、前記3次元画像の前記関節にある軟骨を前記投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えた請求項またはに記載の関節投影面設定装置。
  8. 前記投影面に垂直な方向から見た前記脛骨における赤木ラインが、垂直方向を向くように、前記3次元画像の前記関節にある軟骨を前記投影面に直交する方向に投影することにより投影画像を生成する投影部をさらに備えた請求項またはに記載の関節投影面設定装置。
  9. 前記投影画像を表示部に表示する表示制御部をさらに備えた請求項からのいずれか1項に1に記載の関節投影面設定装置。
  10. 前記投影画像上において、前記軟骨の定量値を導出する定量化部をさらに備えた請求項からのいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  11. 前記定量化部は、前記投影画像上の関心領域において、前記定量値を導出する請求項10に記載の関節投影面設定装置。
  12. 前記投影部は、前記関節における軟骨が存在すべき領域を規定する輪郭に基づいて前記関心領域を設定する請求項11に記載の関節投影面設定装置。
  13. 前記定量化部は、前記関心領域内における前記軟骨の被覆率を、前記定量値として導出する請求項11または12に記載の関節投影面設定装置。
  14. 前記定量化部は、前記関心領域における前記軟骨の欠損面積を、前記定量値として導出する請求項11から13のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  15. 前記定量化部は、前記関心領域内の各位置における前記軟骨の厚さの代表値を、前記定量値として導出する請求項11から14のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  16. 前記定量化部は、前記関心領域内の各位置における前記軟骨の厚さを、前記定量値として導出する請求項11から14のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  17. 前記定量化部は、前記関心領域における前記軟骨の厚さマップを生成する請求項16に記載の関節投影面設定装置。
  18. 前記厚さマップを表示部に表示する表示制御部をさらに備えた請求項17に記載の関節投影面設定装置。
  19. 前記定量化部は、前記関心領域における前記軟骨の厚さが、定量値導出対象厚さ以上となる領域においてのみ、前記定量値を導出する請求項11から18のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  20. 前記定量化部は、前記投影画像上の前記関心領域を分割し、分割により得られる各領域において、前記定量値を導出する請求項11から19のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  21. 前記3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像から導出した定量値の導出結果が存在する場合、前記投影部は、前記他の3次元画像から定量値を導出した際と同一位置に関心領域を設定する請求項11から20のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  22. 前記3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像の投影画像に関心領域が設定されている場合、前記投影部は、前記3次元画像の前記投影画像に対して、前記他の3次元画像の投影画像の関心領域と同一の関心領域を設定する請求項11から20のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  23. 前記定量化部は、前記投影画像上の前記軟骨の面積を前記定量値として導出する請求項10から22のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  24. 前記定量化部は、前記投影画像上の前記軟骨の体積を前記定量値として導出する請求項10から23のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  25. 前記3次元画像を取得した被検体と同一の被検体についての撮影時期が異なる他の3次元画像から生成した他の投影画像が存在する場合、前記面設定部は、前記他の投影画像を生成した投影面を、前記3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定する請求項から24のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  26. 前記関節についての機能画像を前記投影画像にマッピングしたマッピング画像を生成するマッピング部をさらに備えた請求項から25のいずれか1項に記載の関節投影面設定装置。
  27. 前記マッピング画像を表示部に表示する表示制御部をさらに備えた請求項26に記載の関節投影面設定装置。
  28. 関節の3次元画像を取得し、
    前記関節の関節面を近似する平面を、前記3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定するに際し、前記関節面を構成する複数のボクセルのうち、前記投影面からの距離がボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して、新たな投影面を設定する関節投影面設定方法。
  29. 関節の3次元画像を取得する手順と、
    前記関節の関節面を近似する平面を、前記3次元画像を投影して投影画像を生成するための投影面に設定するに際し、前記関節面を構成する複数のボクセルのうち、前記投影面からの距離がボクセル除外距離以上となるボクセルを除外して、新たな投影面を設定する手順とをコンピュータに実行させる関節投影面設定プログラム。
JP2021524681A 2019-06-07 2020-04-02 関節投影面設定装置、方法およびプログラム Active JP7242852B2 (ja)

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