JP7242597B2 - タービンロータ - Google Patents

タービンロータ Download PDF

Info

Publication number
JP7242597B2
JP7242597B2 JP2020043185A JP2020043185A JP7242597B2 JP 7242597 B2 JP7242597 B2 JP 7242597B2 JP 2020043185 A JP2020043185 A JP 2020043185A JP 2020043185 A JP2020043185 A JP 2020043185A JP 7242597 B2 JP7242597 B2 JP 7242597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
turbine rotor
turbine
cooling medium
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020043185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021143635A (ja
Inventor
和孝 鶴田
孝史 鈴木
秀幸 前田
裕太 石川
正雄 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority to JP2020043185A priority Critical patent/JP7242597B2/ja
Priority to US17/182,396 priority patent/US11686201B2/en
Priority to EP21159206.8A priority patent/EP3879071B1/en
Publication of JP2021143635A publication Critical patent/JP2021143635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7242597B2 publication Critical patent/JP7242597B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/026Shaft to shaft connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/08Heating, heat-insulating or cooling means
    • F01D5/085Heating, heat-insulating or cooling means cooling fluid circulating inside the rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/30Application in turbines
    • F05D2220/32Application in turbines in gas turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/20Rotors
    • F05D2240/24Rotors for turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/60Shafts
    • F05D2240/61Hollow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/20Heat transfer, e.g. cooling

Description

本発明の実施形態は、タービンロータに関する。
近年、発電プラントの高効率化を図るために、燃焼器で生成した燃焼ガスの一部を超臨界の作動流体として系統に循環させるガスタービン設備(以下、COガスタービン設備という。)が検討されている。燃焼器では、炭化水素系の燃料と酸素が燃焼する。
ここで、COガスタービン設備の燃焼器では、燃料および酸素の流量は、例えば、量論混合比(当量比1)になるように調整されている。そのため、系統には、燃焼ガスから水蒸気が除去された二酸化炭素(CO)が循環する。
なお、ここでいう当量比は、燃料流量および酸素流量に基づいて算出した当量比である。換言すれば、燃料と酸素が均一に混合したと想定したときの当量比(オーバーオールでの当量比)である。
循環される二酸化炭素は、圧縮機によって臨界圧力以上に昇圧され、燃焼器やタービンに供給される。タービンに供給される超臨界二酸化炭素は、例えば、冷却媒体として機能する。タービンは、導入された超臨界二酸化炭素(冷却媒体)によってタービンロータ、静翼および動翼を冷却する冷却機構を備えている。
ここで、図5は、COガスタービン設備のタービン300の子午断面を示した図である。なお、図5において、タービン300の一部の構成は省略されている。
図5に示すように、タービン300は、外部ケーシング310と、外部ケーシング310の内部に内部ケーシング311とを備える。また、内部ケーシング311および外部ケーシング310を貫通してタービンロータ340が設けられている。
内部ケーシング311の内周には、外側シュラウド320が周方向に亘って設けられ、この外側シュラウド320の内側には、内側シュラウド321が周方向に亘って設けられている。そして、外側シュラウド320と内側シュラウド321との間には、周方向に複数の静翼322が支持され、静翼翼列を構成している。
ここで、周方向とは、タービンロータの中心軸Oを中心とする周方向、すなわち、中心軸Oの軸周りである。内側シュラウド321の内側には、シール部325が構成されている。
ここで、タービンロータ340は、冷却機構として、後述する、タービンロータの中心軸に沿って形成された中央通路370を備える。このタービンロータ340においては、中央通路の状態を定期的に点検する必要がある。そのため、タービンロータとして、複数のロータ構成部材をタービンロータの中心軸方向(以下、軸方向という。)に接合したタービンロータが使用されている。
また、このような接合タービンロータを採用する場合、点検時に各ロータ構成部材を容易に分離できることが好ましい。そこで、各ロータ構成部材をボルト締結によって接合したタービンロータが採用される。
タービンロータ340は、図5に示すように、ロータ構成部材340Aと、ロータ構成部材340Bとを備える。ロータ構成部材340Aは、ロータ構成部材340Bよりも排気側に配置される。ここで、排気側とは、軸方向の排気室(図示しない)側であり、図5では軸方向右側である。なお、説明の便宜上、軸方向の排気室側を排気側といい、軸方向の、排気室側と逆側を圧縮機側という。
ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bは、一端面343と、一端面344とを当接させ、ボルト345とナット346によってボルト締結されている。
ロータ構成部材340Aは、周方向に亘って半径方向外側に突出するロータホイール341を備える。ロータホイール341は、軸方向に複数段設けられている。そして、各ロータホイール341には、周方向に複数の動翼350が植設され、動翼翼列を構成している。
静翼翼列と動翼翼列は、軸方向に交互に設けられている。そして、静翼翼列と、この静翼翼列の直下流の動翼翼列とでタービン段落を構成している。なお、下流とは、作動流体の主流の流れ方向に対する下流を意味する。
ロータ構成部材340Aには、タービンロータ340を冷却媒体によって冷却するための冷却機構が備えられている。
冷却機構は、例えば、中央通路370と、導入通路371と、排出通路372とを備える。
中央通路370は、図5に示すように、タービンロータ340の中心軸Oを中心軸として軸方向に延びる円筒状の穴で構成される。中央通路370の一端370aは、ロータ構成部材340Aの一端面343に位置している。すなわち、中央通路370は、ロータ構成部材340Aの一端面343から排気側に向かって形成されている。
中央通路370の一端370aは、ロータ構成部材340Bの一端面344によって封鎖されている。
冷却媒体を中央通路370に導く導入通路371は、半径方向に形成され、中央通路370の上流部に連通している。
排出通路372は、半径方向に形成され、中央通路370に連通している。各タービン段落における内側シュラウド321とタービンロータ340との間の空間363に冷却媒体を排出できるように、軸方向に複数の排出通路372が設けられている。なお、半径方向は、中心軸Oを基点とする、中心軸Oに垂直な方向である。
図5に示すように、燃焼器(図示しない)で生成された燃焼ガスを初段の静翼322に導くトランジションピース360は、外部ケーシング310および内部ケーシング311を貫通して設けられている。トランジションピース360の外周には、冷却媒体を内部ケーシング311内の空間361に供給する冷却媒体供給管362が設けられている。
空間361よりも圧縮機側において、内部ケーシング311とタービンロータ340との間には、グランドシール部380を備える。また、グランドシール部380よりも圧縮機側において、外部ケーシング310とタービンロータ340との間には、グランドシール部390を備える。
なお、ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bとの接合部は、グランドシール部380が設けられた軸方向位置にある。
ここで、冷却媒体供給管362とトランジションピース360との間の環状通路から空間361に供給された冷却媒体は、導入通路371を通り中央通路370に導かれる。そして、中央通路370を流れる冷却媒体は、排出通路372を通り空間363に排出される。
特開2007-321630号公報
上記したタービン300において、空間361から中央通路370に導かれた冷却媒体の圧力は、例えば、30MPa程度の超高圧である。一方、ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bとの接合部の周囲のグランドシール部380の圧力は、例えば、5MPa程度である。
このように、中央通路370内の圧力とグランドシール部380内の圧力の差は大きい。そこで、中央通路370の一端370aからの冷却媒体の漏洩を防止するために、ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bとの接合部には、優れたシール性が要求される。
すなわち、ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bとの接合部は、軸動力を伝達する機能とともに、ロータ構成部材340Aとロータ構成部材340Bとの当接面からの超高圧の冷却媒体の漏洩を防止する機能とを兼ね備える必要がある。そのため、ボルト締結構造は、過剰設計となる。
また、ロータ構成部材340Bの一端面344における、中央通路370の一端370aを封鎖する面は、冷却媒体の圧力を受ける。そのため、ロータ構成部材340Bは、圧縮機側に向かって力を受ける。これによって、圧縮機側に向かう力がボルト345やナット346に負荷される。そのため、ボルト締結構造の損傷が懸念される。また、ボルト締結構造の損傷を防止すために、過剰な設計が必要となる。
本発明が解決しようとする課題は、ボルト締結構造を備え、締結部において冷却媒体の通路のシール機能を有するタービンロータにおいて、締結部における軸動力伝達機能とシール機能とをそれぞれ別個の構造体で分担することができるとともに、高い信頼性を有するボルト締結部を構成することができるタービンロータを提供するものである。
実施形態のタービンロータは、第1のロータ構成部材の第1の端面と第2のロータ構成部材の第2の端面とを当接させて、前記第1のロータ構成部材と前記第2のロータ構成部材をボルト締結によって接合して構成される。
このタービンロータは、前記第1の端面に形成され、前記タービンロータの中心軸方向に凹む筒状凹部と、前記筒状凹部の底面から前記タービンロータの中心軸方向に穿孔され、冷却媒体を流す軸方向通路と、前記軸方向通路に冷却媒体を導入する導入通路と、前記軸方向通路から前記タービンロータの外周面に貫通し、冷却媒体を排出する排出通路と、前記筒状凹部に配置され、前記軸方向通路の一端を封鎖する封鎖部材とを備える。
実施の形態のタービンロータを備える軸流タービンの子午断面を示した図である。 実施の形態のタービンロータの接合部の子午断面を示した図である。 図2のA-A断面を示す図である。 実施の形態のタービンロータの他の構成の接合部の子午断面を示した図である。 COガスタービン設備のタービンの子午断面を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態のタービンロータ10を備える軸流タービン1の子午断面を示した図である。なお、図1には、ガスタービンのタービン構造を示している。
図1に示すように、軸流タービン1は、外部ケーシング20と、外部ケーシング20の内部に内部ケーシング21を備える。また、内部ケーシング21および外部ケーシング20を貫通してタービンロータ10が設けられている。
内部ケーシング21の内周には、外側シュラウド30が周方向に亘って設けられている。この外側シュラウド30の内側(半径方向内側)には、内側シュラウド31が周方向に亘って設けられている。そして、外側シュラウド30と内側シュラウド31との間には、周方向に複数の静翼32が支持され、静翼翼列を構成している。この静翼翼列は、軸方向(タービンロータ10の中心軸O方向)に複数段設けられている。
ここで、半径方向内側とは、半径方向における中心軸Oに近づく側(中心軸O側)である。
内側シュラウド31の内側には、例えば、内側シュラウド31に対向して周方向に亘って遮熱ピース33が設けられている。遮熱ピース33は、例えば、タービンロータ10に植設される。内側シュラウド31と遮熱ピース33との間には、シール部34が構成されている。
タービンロータ10は、ロータ構成部材40と、ロータ構成部材50とを備える。タービンロータ10は、ロータ構成部材40とロータ構成部材50とをボルト締結によって接合して構成される。タービンロータ10の両端は、軸受(図示しない)によって回転可能に支持されている。
なお、ロータ構成部材40は、第1のロータ構成部材として機能し、ロータ構成部材50は、第2のロータ構成部材として機能する。
ロータ構成部材40は、円柱状の部材で構成されている。ロータ構成部材40は、ロータホイール45と、冷却構造部60とを備える。
ロータホイール45は、ロータ構成部材40の外周面から周方向に亘って半径方向外側に突出している。この環状の突出体で構成されるロータホイール45は、軸方向に複数段設けられている。ここで、半径方向外側とは、半径方向における中心軸Oから遠ざかる側である。
各ロータホイール45の先端部には、周方向に複数の動翼80が植設され、動翼翼列を構成している。動翼80の外周は、例えば、シュラウドセグメント81で包囲されている。シュラウドセグメント81は、外側シュラウド30によって支持されている。
なお、静翼翼列と動翼翼列は、軸方向に交互に設けられている。そして、静翼翼列と、この静翼翼列の直下流の動翼翼列とでタービン段落を構成している。
冷却構造部60は、冷却媒体によってタービンロータ10を冷却する構造を備える。この構造については、後に詳しく説明する。
ロータ構成部材50は、円柱状の部材で構成されている。ロータ構成部材50は、ロータ構成部材40よりも圧縮機側に配置されている。
ここで、ロータ構成部材40とロータ構成部材50との接合部の構成であるボルト締結構造について説明する。図2は、実施の形態のタービンロータ10の接合部の子午断面を示した図である。図3は、図2のA-A断面を示す図である。
図2および図3に示すように、ロータ構成部材40の端面(圧縮機側の端面)41における外縁側(半径方向外側)において、周方向に亘って軸方向に凹む環状溝部42を備える。すなわち、ロータ構成部材40の端面の外縁側は、周方向に亘って軸方向の排気側に凹んだ段部からなる環状溝部42を備えている。
一方、ロータ構成部材50の端面(排気側の端面)51における外縁側(半径方向外側)において、周方向に亘って軸方向に突出する環状突部52を備える。すなわち、ロータ構成部材50の端面の外縁側は、周方向に亘って軸方向の排気側に突出する段部からなる環状突部52を備えている。
また、環状突部52の端面の内縁側(半径方向内側)には、周方向に亘って軸方向の圧縮機側に凹んだ段部からなる環状凹部53が形成されている。
そして、ロータ構成部材40とロータ構成部材50は、環状溝部42と環状突部52とを嵌め合わせて連結されている。環状溝部42と環状突部52とを嵌め合わせて連結することで、軸方向に垂直な方向の位置合わせを容易に行うことができる。
環状溝部42と環状突部52とを嵌め合わせた際、環状溝部42の環状の底面である当接端面43と、環状突部52における環状凹部53よりも外縁側の当接端面54とが当接する。
当接端面43は、環状溝部42の環状の底面のうちの外縁側(半径方向外側)の環状の端面である。当接端面54は、環状突部52における環状凹部53よりも外縁側の環状の端面である。
なお、当接端面43は、第1の端面として機能し、当接端面54は、第2の端面として機能する。
ここで、図2に示すように、中心軸Oを中心とする中央部において、ロータ構成部材40の端面41とロータ構成部材50の端面51との間には、軸方向に間隙を有する。これによって、ロータ構成部材40とロータ構成部材50との接合部の中央部には、間隙に形成される筒状空間55を有する。筒状空間55は、後述する筒状凹部64に対向して形成されている。なお、筒状空間55は、空間部として機能する。
ロータ構成部材40およびロータ構成部材50において、当接端面43、54を有する外縁側に、ボルト90を貫通させるボルト孔44、56が形成されている。ボルト90は、このボルト孔44、56を貫通してナット91に螺合されている。このボルト締結による接合部は、図3に示すように、周方向に均等に複数設けられている。
このように、軸流タービン1のタービンロータ10は、上記したボルト締結構造を有する。
また、軸流タービン1において、図1に示すように、タービンロータ10と内部ケーシング21との間、タービンロータ10と外部ケーシング20との間、タービンロータ10とパッキンヘッド22との間には、作動流体の外部への漏洩を抑制するグランドシール部23、24、25が備えられている。
ここで、ロータ構成部材40とロータ構成部材50との接合部は、グランドシール部24が位置する軸方向位置にある。
さらに、軸流タービン1には、外部ケーシング20および内部ケーシング21を貫通してトランジションピース85が備えられている。トランジションピース85の下流端は、初段の静翼32を支持する内側シュラウド31および外側シュラウド30の上流端に当接している。そして、トランジションピース85は、燃焼器(図示しない)で生成された燃焼ガスを初段の静翼32に導く。
トランジションピース85が外部ケーシング20および内部ケーシング21を貫通する貫通領域において、トランジションピース85の外周は、冷却媒体を導入する冷却媒体供給管86で覆われている。すなわち、貫通領域において、トランジションピース85と、その外周側に設けられた冷却媒体供給管86とからなる二重管構造を備える。
トランジションピース85と冷却媒体供給管86との間の環状の通路を流れる冷却媒体が外部ケーシング20と内部ケーシング21との間の空間87に流れ込まないように、冷却媒体供給管86の下流端は、内部ケーシング21に形成された貫通口88内まで延設されている。なお、貫通口88は、トランジションピース85および冷却媒体供給管86を内部ケーシング21内に貫通させるための開口である。
冷却媒体供給管86の出口は、トランジションピース85が挿入された内部ケーシング21内の空間89に連通している。すなわち、冷却媒体供給管86から導入された冷却媒体は、空間89に流入する。
ここで、空間89へ冷却媒体を供給する構成は、この構成に限られない。すなわち、冷却媒体供給管86は、トランジションピース85の周囲に備えられる構成に限られない。冷却媒体供給管86の構成は、例えば、外部ケーシング20および内部ケーシング21を貫通して空間89へ冷却媒体を供給できる構成であればよい。
次に、タービンロータ10の冷却構造部60について詳しく説明する。
図1に示すように、冷却構造部60は、導入通路61と、軸方向通路62と、排出通路63と、封鎖部材65とを備える。導入通路61、軸方向通路62および排出通路63は連通している。
導入通路61は、軸方向通路62に冷却媒体を導入する。導入通路61は、例えば、ロータ構成部材40の外周面40aから軸方向通路62に貫通する貫通孔で構成される。導入通路61は、例えば、半径方向に形成される。
なお、導入通路61は、半径方向に対して軸方向に傾斜を有するように形成されてもよい。また、導入通路61は、半径方向に対して周方向に傾斜を有するように形成されてもよい。
導入通路61の入口61aは、冷却媒体が導入される内部ケーシング21内の空間89に開口している。すなわち、空間89と軸方向通路62は、導入通路61を介して連通している。
なお、導入通路61は、例えば、軸方向や周方向に複数備えられてもよい。この場合、空間89に導入された冷却媒体は、複数の導入通路61を通り軸方向通路62に流れる。
軸方向通路62は、冷却媒体を軸方向に導く。軸方向通路62は、タービンロータ10の中心軸Oに沿って軸方向に形成されている。ここで、図2に示すように、中心軸Oを中心とする、ロータ構成部材40の端面41の中央に、軸方向の排気側に凹んだ筒状凹部64が形成されている。筒状凹部64は、中心軸Oを中心とする円筒状溝で構成されている。
軸方向通路62は、この筒状凹部64の底面64aから軸方向に穿孔された孔で構成されている。すなわち、軸方向通路62の一端62aは、筒状凹部64の底面64aに開口している。
封鎖部材65は、図2および図3に示すように、筒状凹部64の形状に合わせて外形が形成された板状部材で構成される。ここで、封鎖部材65は、円形の板状部材で構成されている。封鎖部材65は、筒状凹部64内に配置される。封鎖部材65の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、封鎖部材65が筒状凹部64から圧縮機側(端面51側)に突出しない程度に設定される。
封鎖部材65の一端面65a(排気側の端面)は、筒状凹部64の底面64aに当接している。そして、封鎖部材65は、ロータ構成部材40の筒状凹部64にねじ締結されている。具体的には、封鎖部材65は、筒状凹部64の底面64aにねじ66によってねじ締結されている。図3に示すように、封鎖部材65は、周方向に等間隔で複数個所ねじ締結されている。
これによって、封鎖部材65は、軸方向通路62の一端62aを封鎖する。換言すれば、封鎖部材65は、軸方向通路62と筒状空間55とを遮断している。そのため、軸方向通路62内に供給された冷却媒体は、筒状空間55側へ流出しない。
排出通路63は、軸方向通路62を流れる冷却媒体をロータ構成部材40内から外部に排出する。排出通路63は、図1に示すように、軸方向通路62からロータ構成部材40の外周面40aに貫通する貫通孔で構成される。具体的には、図1に示すように、排出通路63は、軸方向通路62と、遮熱ピース33と外周面40aとの間の空間35とを連通させる。
排出通路63は、各タービン段落に応じて軸方向に複数備えられている。換言すると、排出通路63は、初段のロータホイール45の上流側におけるロータ構成部材40の外周面40a、および各ロータホイール45間におけるロータ構成部材40の外周面40aに、出口63aを有する。
排出通路63は、例えば、半径方向に形成される。なお、排出通路63は、半径方向に対して軸方向に傾斜を有するように形成されてもよい。また、排出通路63は、半径方向に対して周方向に傾斜を有するように形成されてもよい。
ここで、冷却媒体としては、例えば、ガスタービンの作動流体の一部を温度調整して使用することができる。すなわち、ガスタービンの系統から抽気して所定の温度に調整した作動流体を冷却媒体として使用することができる。
例えば、超臨界COタービンの場合、作動流体である超臨界二酸化炭素を冷却媒体として利用する。具体的には、系統から抽気された循環する超臨界二酸化炭素が軸流タービンに供給される。そして、軸流タービンに供給された超臨界二酸化炭素は、冷却媒体として軸方向通路62に導入される。
ここで、図2に示すように、環状突部52の端面の内縁側(半径方向内側)に形成された環状凹部53と当接端面43との間には環状の隙間58を有する。この隙間58は、筒状空間55に連通している。
そして、当接端面43と当接端面54との当接部に、隙間58とタービンロータ10の外部とを連通させる連通溝100を備えてもよい。これによって、筒状空間55は、隙間58および連通溝100を介してタービンロータ10の外部に連通する。
連通溝100は、例えば、半径方向に形成される。具体的には、連通溝100は、当接端面43または当接端面54に形成された、隙間58とタービンロータ10の外部とを連通させるスリットなどで構成される。
また、当接端面43および当接端面54の双方に、連通溝100を設けてもよい。なお、連通溝100は、当接部において周方向に少なくとも1つ備えられていればよい。
連通溝100を備えることで、例えば、封鎖部材65が損傷して筒状空間55内に軸方向通路62内の冷却媒体が流出したときでも、連通溝100を介して冷却媒体をタービンロータ10の外部に排出することができる。これによって、ロータ構成部材50の端面51には、圧縮機側への力がかからないため、ボルト締結部の損傷を防止できる。
次に、軸流タービン1およびタービンロータ10の冷却構造部60の作用について、図1を参照して説明する。
まず、軸流タービン1の作用について説明する。
燃焼器(図示しない)で生成された燃焼ガスは、トランジションピース85を通り軸流タービン1内に導入される。軸流タービン1内に導入された燃焼ガスは、初段の静翼32に導かれる。そして、燃焼ガスは、初段の静翼32から初段の動翼80に向けて噴出される。
このようにして、燃焼ガスは、第2段以降の静翼32および動翼80を備える燃焼ガス流路110を流動し、膨張仕事をしながらタービンロータ10を回転させる。最終段の動翼80を通過した燃焼ガスは、排気室111を通り軸流タービン1から排出される。
次に、タービンロータ10の冷却構造部60の作用について説明する。
冷却媒体は、冷却媒体供給管86を通り、トランジションピース85が挿入された内部ケーシング21内の空間89に導かれる。この際、冷却媒体は、トランジションピース85と冷却媒体供給管86との間の環状の通路を通り空間89に導かれる。
ここで、ロータ構成部材40の外周面40aは、空間89に導かれた冷却媒体によって冷却される。また、空間89に導入される冷却媒体の圧力は、トランジションピース85から噴出される燃焼ガスの圧力よりも高い。
空間89に導かれた冷却媒体の一部は、入口61aから導入通路61に流入する。導入通路61に流入した冷却媒体は、導入通路61を通り軸方向通路62に流入する。軸方向通路62に導く冷却媒体の流量は、例えば、導入通路61の口径などによって調整される。
軸方向通路62に導かれた冷却媒体は、軸方向通路62を軸方向の排気側に向かって流れる。この際、軸方向通路62の一端62aは、封鎖部材65によって封鎖されているため、冷却媒体は、軸方向通路62を一方の方向(排気側方向)に流れる。
また、軸方向通路62一端62aは封鎖されているため、軸方向通路62内の冷却媒体の圧力が筒状空間55に及ぶこともない。
軸方向通路62を軸方向の下流側に向かって流れる冷却媒体は、各タービン段落に対応して形成された各排出通路63に流れ込む。排出通路63に流れ込んだ冷却媒体は、排出通路63を通り出口63aから、各タービン段落における遮熱ピース33と外周面40aとの間の空間35に噴出される。
なお、排出通路63から排出される冷却媒体の圧力は、空間35内の圧力よりも高い。ここで、ロータ構成部材40(タービンロータ10)は、導入通路61、軸方向通路62および排出通路63に冷却媒体を流すことによって、内部から冷却される。
空間35に噴出された冷却媒体は、遮熱ピース33とロータホイール45との隙間および内側シュラウド31とロータホイール45との隙間から、燃焼ガス流路110に流入する。燃焼ガス流路110に流入した冷却媒体は、燃焼ガスとともに燃焼ガス流路110を流れ、排気室111に排出される。
ここで、空間35に面するロータ構成部材40の外周面40a、ロータホイール45は、空間35に流入する冷却媒体、および燃焼ガス流路110に流出する冷却媒体によって冷却される。
一方、空間89に導かれた冷却媒体の残部は、外側シュラウド30内、シール部34、グランドシール部23、24に流れる。なお、例えば、冷却媒体は、外側シュラウド30内に導かれて静翼32の冷却に利用される。
上記した実施の形態のタービンロータ10によれば、ボルト締結の接合部において、開口する軸方向通路62の一端62aを封鎖部材65によって封鎖することができる。これによって、軸動力を伝達する機能をボルト締結部が担い、軸方向通路62の一端62aを封鎖する機能を封鎖部材65が担う。
このように、ロータ構成部材40とロータ構成部材50との接合部において、軸動力伝達機能と、軸方向通路62の封鎖機能とをそれぞれ別個の構造体で分担することができる。これによって、ロータ構成部材40およびロータ構成部材50の当接端面43、54は、超高圧の冷却媒体をシールするための機能を備えなくてよい。そのため、ボルト締結構造の過剰設計を回避し、ボルト締結部の構造を簡易な構造とすることができる。
また、軸方向通路62の一端62aを封鎖部材65によって封鎖することで、軸方向通路62内の冷却媒体の圧力が筒状空間55に及ばず、ロータ構成部材50の端面51には、圧縮機側への力がかからない。そのため、ボルト90やナット91に圧縮機側への力がかからない。これによって、ボルト締結構造の過剰設計を回避し、ボルト締結部の損傷を防止できる。
このように、実施の形態のタービンロータ10においては、高い信頼性を有するボルト締結部を構成することができる。
ここで、上記したタービンロータ10では、ロータ構成部材40の端面41の外縁側に環状溝部42を備え、ロータ構成部材50の端面51の外縁側に環状突部52を備える一例を示した。ボルト締結部におけるロータ構成部材40の端面41とロータ構成部材50の端面51との嵌め合い構造は、この構成に限られない。
図4は、実施の形態のタービンロータ10の他の構成の接合部の子午断面を示した図である。
図4に示すように、ロータ構成部材40の端面41の外縁側に周方向に亘って軸方向に突出する環状突部120を備え、ロータ構成部材50の端面51の外縁側に周方向に亘って軸方向に凹んだ環状溝部130を備えてもよい。
具体的には、ロータ構成部材40の端面(圧縮機側の端面)41における外縁側(半径方向外側)において、周方向に亘って軸方向に突出する環状突部120を備える。すなわち、ロータ構成部材40の端面の外縁側は、周方向に亘って軸方向の圧縮機側に突出する段部からなる環状突部120を備えている。
一方、ロータ構成部材50の端面(排気側の端面)51における外縁側(半径方向外側)において、周方向に亘って軸方向に凹んだ環状溝部130を備える。すなわち、ロータ構成部材50の端面の外縁側は、周方向に亘って軸方向の圧縮機側に凹んだ段部からなる環状溝部130を備えている。
また、環状突部120の端面の内縁側(半径方向外側)には、周方向に亘って軸方向の排気側に凹んだ段部からなる環状凹部121が形成されている。
そして、ロータ構成部材40とロータ構成部材50は、環状溝部130と環状突部120とを嵌め合わせて連結されている。環状溝部130と環状突部120とを嵌め合わせて連結することで、軸方向に垂直な方向の位置合わせを容易に行うことができる。
環状溝部130と環状突部120とを嵌め合わせた際、環状溝部130の環状の底面である当接端面131と、環状突部120における環状凹部121よりも外縁側の当接端面122とが当接する。
当接端面131は、環状溝部130の環状の底面のうちの外縁側(半径方向外側)の環状の端面である。当接端面122は、環状突部120における環状凹部121よりも外縁側の環状の端面である。
なお、当接端面122は、第1の端面として機能し、当接端面131は、第2の端面として機能する。
ここで、図2に示した構成と同様に、ロータ構成部材40とロータ構成部材50との接合部の中央部には、間隙に形成される筒状空間55を有する。また、図4に示すように、環状突部120の端面の内縁側(半径方向内側)に形成された環状凹部121と当接端面122との間には環状の隙間140を有する。この隙間140は、筒状空間55に連通している。
この構成においても、当接端面122と当接端面131との当接部に、隙間140とタービンロータ10の外部とを連通させる連通溝100を備えてもよい。これによって、筒状空間55は、隙間140および連通溝100を介してタービンロータ10の外部に連通する。なお、連通溝100を備えることの作用効果は、前述したとおりである。
また、上記した軸流タービン1では、内側シュラウド31の内側に遮熱ピース33を備える一例を示したが、この構成に限られない。例えば、内側シュラウド31の内側に遮熱ピース33を備えなくてもよい。この場合、シール部は、内側シュラウド31とロータ構成部材40の外周面40aとの間に備えられる。
また、上記した実施の形態では、冷却構造部60の軸方向通路62が、タービンロータ10の中心軸Oに沿って軸方向に形成されている一例を示したが、この構成に限られない。
軸方向通路62は、例えば、ロータ構成部材40の、タービンロータ10の中心軸Oよりも半径方向外側かつロータ構成部材40の外周面40aよりも半径方向内側に、軸方向に形成されてもよい。すなわち、軸方向通路62は、中心軸Oとロータ構成部材40の外周面40aとの間に形成されてもよい。
この場合においても、ボルト締結の接合部において、開口する軸方向通路62の一端62aは封鎖部材65によって封鎖される。そして、この場合においても、軸方向通路62をタービンロータ10の中心軸Oに沿って形成された場合のボルト締結構造における作用効果と同様の作用効果が得られる。
以上説明した実施形態によれば、ボルト締結構造を備え、締結部において冷却媒体の通路のシール機能を有するタービンロータにおいて、締結部における軸動力伝達機能とシール機能とをそれぞれ別個の構造体で分担することができるとともに、高い信頼性を有するボルト締結部を構成することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…軸流タービン、10…タービンロータ、20…外部ケーシング、21…内部ケーシング、22…パッキンヘッド、23、24、25…グランドシール部、30…外側シュラウド、31…内側シュラウド、32…静翼、33…遮熱ピース、34…シール部、35、87、89…空間、40、50…ロータ構成部材、40a…外周面、41、51…端面、42、130…環状溝部、43、54、122、131…当接端面、44、56…ボルト孔、45…ロータホイール、52、120…環状突部、53、121…環状凹部、55…筒状空間、58、140…隙間、60…冷却構造部、61…導入通路、61a…入口、62…軸方向通路、62a…一端、63…排出通路、63a…出口、64…筒状凹部、64a…底面、65…封鎖部材、65a…一端面、66…ねじ、80…動翼、81…シュラウドセグメント、85…トランジションピース、86…冷却媒体供給管、88…貫通口、90…ボルト、91…ナット、100…連通溝、110…燃焼ガス流路、111…排気室。

Claims (5)

  1. 第1のロータ構成部材の第1の端面と第2のロータ構成部材の第2の端面とを当接させて、前記第1のロータ構成部材と前記第2のロータ構成部材をボルト締結によって接合して構成されるタービンロータであって、
    前記第1の端面に形成され、前記タービンロータの中心軸方向に凹む筒状凹部と、
    前記筒状凹部の底面から前記タービンロータの中心軸方向に穿孔され、冷却媒体を流す軸方向通路と、
    前記軸方向通路に冷却媒体を導入する導入通路と、
    前記軸方向通路から前記タービンロータの外周面に貫通し、冷却媒体を排出する排出通路と、
    前記筒状凹部に配置され、前記軸方向通路の一端を封鎖する封鎖部材と
    を具備することを特徴とするタービンロータ。
  2. 前記第1の端面と前記第2の端面とが当接する当接部において、
    前記第1の端面が、
    前記第1の端面における外縁側において周方向に亘って形成され、前記タービンロータの中心軸方向に凹む環状溝部を備え、
    前記第2の端面が、
    前記第2の端面における外縁側において周方向に亘って形成され、前記タービンロータの中心軸方向に突出し、前記環状溝部と嵌り合う環状突部を備えることを特徴とする請求項1記載のタービンロータ。
  3. 前記第1の端面と前記第2の端面とが当接する当接部において、
    前記第1の端面における外縁側において周方向に亘って形成され、前記タービンロータの中心軸方向に突出する環状突部を備え、
    前記第2の端面が、
    前記第2の端面における外縁側において周方向に亘って形成され、前記タービンロータの中心軸方向に凹み、前記環状突部と嵌り合う環状溝部を備えることを特徴とする請求項1記載のタービンロータ。
  4. 前記封鎖部材は、前記第1のロータ構成部材にねじ締結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のタービンロータ。
  5. 前記筒状凹部が備えられた前記第1の端面と、前記筒状凹部に対向する前記第2の端面との間の間隙に形成される空間部と、
    前記第1の端面と前記第2の端面とが当接する当接部に形成され、前記空間部と前記タービンロータの外部とを連通させる連通溝と
    を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のタービンロータ。
JP2020043185A 2020-03-12 2020-03-12 タービンロータ Active JP7242597B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020043185A JP7242597B2 (ja) 2020-03-12 2020-03-12 タービンロータ
US17/182,396 US11686201B2 (en) 2020-03-12 2021-02-23 Turbine rotor with bolt fastening arrangement and passages
EP21159206.8A EP3879071B1 (en) 2020-03-12 2021-02-25 Turbine rotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020043185A JP7242597B2 (ja) 2020-03-12 2020-03-12 タービンロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021143635A JP2021143635A (ja) 2021-09-24
JP7242597B2 true JP7242597B2 (ja) 2023-03-20

Family

ID=74758601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020043185A Active JP7242597B2 (ja) 2020-03-12 2020-03-12 タービンロータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11686201B2 (ja)
EP (1) EP3879071B1 (ja)
JP (1) JP7242597B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585401A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Hitachi Ltd ロ−タク−リング法
JP3621523B2 (ja) * 1996-09-25 2005-02-16 株式会社東芝 ガスタービンの動翼冷却装置
JP4162724B2 (ja) * 1997-06-27 2008-10-08 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 内部冷却形蒸気タービンのタービン軸並びにタービン軸の冷却方法
IT1317538B1 (it) 2000-05-15 2003-07-09 Nuovo Pignone Spa Dispositivo per il controllo dei flussi di refrigerazione delleturbine a gas
DE10355738A1 (de) * 2003-11-28 2005-06-16 Alstom Technology Ltd Rotor für eine Turbine
JP4805728B2 (ja) 2006-05-31 2011-11-02 株式会社東芝 蒸気タービンロータ及び蒸気タービン
EP1911933A1 (de) 2006-10-09 2008-04-16 Siemens Aktiengesellschaft Rotor für eine Strömungsmaschine
US9206693B2 (en) * 2011-02-18 2015-12-08 General Electric Company Apparatus, method, and system for separating particles from a fluid stream
DE112015006289B4 (de) * 2015-03-11 2021-09-30 Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation Turbine
US10641174B2 (en) * 2017-01-18 2020-05-05 General Electric Company Rotor shaft cooling

Also Published As

Publication number Publication date
US20210348512A1 (en) 2021-11-11
EP3879071B1 (en) 2024-05-01
JP2021143635A (ja) 2021-09-24
EP3879071A1 (en) 2021-09-15
US11686201B2 (en) 2023-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10132194B2 (en) Seal segment low pressure cooling protection system
US10669852B2 (en) Gas turbine
US6910852B2 (en) Methods and apparatus for cooling gas turbine engine rotor assemblies
US20040182085A1 (en) Combustion chamber
US10683758B2 (en) Inter-stage cooling for a turbomachine
US3437313A (en) Gas turbine blade cooling
US10539035B2 (en) Compliant rotatable inter-stage turbine seal
US20170204736A1 (en) Gas turbine engine with health monitoring system
US9856748B2 (en) Probe tip cooling
US11208909B2 (en) Turbine engine and air-blowing sealing method
JP2015045333A (ja) ガスタービンシステムのためのインデューサおよびディフューザの構成
JP7242597B2 (ja) タービンロータ
US11112116B2 (en) Gas turbine combustor and gas turbine
CN110431286B (zh) 用于涡轮机的尖端平衡狭缝
US11208896B1 (en) Turbine shroud having ceramic matrix composite component mounted with cooled pin
US11572797B2 (en) Turbine rotor and axial flow turbine
US11274555B2 (en) Turbine rotor
US20200386110A1 (en) Sealing structure between turbine rotor disk and interstage disk
JPWO2019035178A1 (ja) タービン静翼列及びタービン
WO2017068615A1 (ja) 軸流タービン
US20180258789A1 (en) System and method for transition piece seal
US20210262361A1 (en) Turbine
US11591911B2 (en) Pressure gain for cooling flow in aircraft engines
KR102010660B1 (ko) 가스 터빈
CN116507793A (zh) 用于对涡轮机下游外壳进行加压的装置和相应的涡轮机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220314

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7242597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150