JP7240858B2 - 対面式カウンター、及び、対面式コミュニケーション支援システム - Google Patents

対面式カウンター、及び、対面式コミュニケーション支援システム Download PDF

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Description

本発明は、概して、対面するユーザー間のコミュニケーションを支援する技術に関する。
近年、長期化する低金利政策の影響により預貯金の融資運用を行って得られる運用益が低下する傾向にある。このため、運用益に代わる収入源として投資信託などの金融商品販売に力を入れている金融機関が増えている。このような金融機関は、店舗から、従来の諸手続き窓口を削減し、金融商品の案内や相談を行うための対面式カウンターの拡充を進めている。対面式カウンターとして、例えば特許文献1に開示の対面式カウンターがある。
特開2008-119269号公報
対面式カウンターには、オペレーター用の画面と、客用の画面とが別々に用意されているが、それぞれの画面は、オペレーターと客の間の視線を遮らず、かつオペレーターと客の間での書類の受け渡しなどの物理的なやりとりを阻害しないようにするために、オペレーターと客を結ぶ直線的な範囲の左右の少なくとも一方に設置されているのが一般的である。このため、オペレーターも客も、画面を見る際には、視線を相手から画面に大きく移動する必要があるという問題がある。これは、スムーズなコミュニケーションの妨げの一因となっている。また、オペレーターが客に対し、客用の画面の内容や操作を説明する場合には、客用の画面に対して指などで直接指し示すような行動をとりづらく、口頭のみで説明や指示をせざるを得ないという問題がある。これも、スムーズなコミュニケーションの妨げの一因となっている。
このような問題を解決するために、オペレーター用の画面と客用の画面を共通とする(形態(例えば、画面をタブレットなどの可搬式とする形態や、天板に画面を埋め込む形態)を用いる場合がある。しかし、オペレーターと客が同時に画面を見る場合には、オペレーターと客の一方ないし双方が画面を横や上などから覗き込む形となり、画面が見難くなるといった問題がある。
以上のような問題は、金融機関以外の機関において第1のユーザーと第2のユーザーが対面してコミュニケーションを取る場合にもあり得る。上述の金融機関の例で言えば、客が第1のユーザーの一例であり、オペレーターが第2のユーザーの一例である。
対面式カウンターに、空中表示装置が備えられる。この空中表示装置は、第1の表示デバイスが出力した第1の画像を、対面式カウンターの天板の前方から視認可能な第1の空中像として天板上に表示し、第2の表示デバイスが出力した第2の画像を、天板上で前後方向に沿って第1の空中像と対向した位置に天板の後方から視認可能な第2の空中像として表示する。
本発明によれば、第1のユーザーのための第1の画像と第2のユーザーのための第2の画像の両方を第1のユーザーと第2のユーザーとを結ぶ前後方向に沿った直線上に配置することができる。このため、第1のユーザーも第2のユーザーも、視線を相手から大きく移動すること無しに画像を見ることができ、以って、対面式カウンターを介したスムーズなコミュニケーションを支援することができる。
実施例1に係る対面式相談カウンターの構成を示す図。 実施例2に係る対面式相談カウンターの構成を示す図。 実施例3に係る対面式相談カウンターの構成を示す図。 実施例4に係る対面式相談カウンターの構成を示す図。 オペレーター用画面における第2の表示範囲の表示と客用画面における第1の表示範囲の表示の一例を示す図。 オペレーターが客用画面の裏側から客用画面を指し示す例を示す図。 オペレーター用画面における第2の表示範囲の表示と客用画面における第1の表示範囲の表示の別の一例を示す図。 実施例1に係る対面式相談支援システムの構成を示す図。 オペレーター用画面と客用画面の構成の一例を示す図。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザーインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の永続記憶デバイスである。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)であり、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスである。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「kkk部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布計算機又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
以下に述べる幾つかの実施例の概要は、次の通りである。
画面表示を空中結像で実現することにより、表示画面の実体が天板上に存在しなくなり、表示画面をオペレーターと客を前後方向に結ぶ直線上に配置することができる。空中像は物理的に通過可能であるため、オペレーターと客の間での書類の受け渡しなどのやり取りを阻害することが無い。
空中像はそれぞれの空中像の前方からのみ視認可能であり、客はオペレーター用画面の表示内容をのぞき見ることはできない。このため、オペレーター用画面に客の取引実績や信用情報などのオペレーターに対してのみ表示する必要のある情報を表示することが可能である。一方で、オペレーターが客用画面の表示内容を説明したり、操作方法の指示を行ったりする場合には、オペレーター用画面に、客用画面に表示の情報を左右反転表示したり、表示レイアウトのみ左右反転した画面を表示したりすることで、オペレーターは、客用画面を裏側(背面側)から透視しているかの様に表示内容を共有することができる。また、オペレーター用画面と客用画面が前後方向に沿って実質的に同じ位置に配置されていれば、オペレーターは、オペレーター用画面を直接指し示すことで、客に対して客用画面の裏側から直接指し示したことに相当し、客用画面の表示内容の説明や操作方法の案内を行うことができる。
以下、本発明の幾つかの実施例について詳細に説明する。なお、以下の実施例では、第1のユーザーは客であり、第2のユーザーはオペレーターであり、コミュニケーションは、相談であるとする。
図1は、実施例1に係る対面式相談カウンターの構成を示す。なお、図1(及び後述の図2~図4)は、例えば、対面式相談カウンターを左方から見た平面視における概観構成を模式的に示す。
以下の説明において、図1に示すように、対面式相談カウンター100において、客11がいる方を「前方」とし、オペレーター10がいる方を「後方」とし、紙面の表側の方を「左方」とし、紙面の裏側の方を「右方」とする。これは、実施例2~4でも同様である。
対面式相談カウンター100が、空中表示装置101を備える。この空中表示装置101は、表示デバイス3(第1の表示デバイスの一例)が出力した画像(第1の画像の一例)を、天板1の前方から視認可能な客用画面5(第1の空中像の一例)として天板1上に表示し、表示デバイス2(第2の表示デバイスの一例)が出力した画像(第2の画像の一例)を、天板1上で前後方向に沿って客用画面5と対向した位置に天板1の後方から視認可能なオペレーター用画面4(第2の空中像の一例)として表示する。客11のための画像とオペレーター10のための画像の両方を客11とオペレーター10とを結ぶ前後方向に沿った直線上に配置することができる。このため、客11もオペレーター10も、視線を相手から大きく移動すること無しに画像を見ることができ、以って、対面式相談カウンター100を介したスムーズな相談を支援することができる。
天板1は、光透過性を有する素材で構成されている。空中表示装置101は、天板1下に前後方向に沿って対称に設置された表示デバイス3及び2と、それらの表示デバイス3及び2からそれぞれ出力された二つの画像をそれぞれ天板1上に客用画面5及びオペレーター用画面4として表示するための光学部品とを備える。このように、天板1下という客11とオペレーター10間の相談に邪魔にならない位置に空中表示装置101を備えることができる。
具体的には、対面式相談カウンター100は、光透過性を有する素材で構成された天板1を備える。天板1は、左右方向(又は前後方向)を長手方向とした板である。天板1下に(例えば、天板1下に備えられた筐体内に)、表示デバイス2及び3、表示デバイス2及び3がそれぞれ出力した画像を画面4及び5として結像させるためのビームスプリッタ6及び7並びに再帰反射材8及び9で構成された空中表示装置101が備えられる。ビームスプリッタ6及び7並びに再帰反射材8及び9が、光学部品の一例である。
表示デバイス2及び3から出力された画像(映像)は、ビームスプリッタ6及び7、並びに、再帰反射材8及び9を経由し、それぞれ画面4及び5として結像する。例えば、画面4及び5は、表示デバイス2及び3とビームスプリッタ6及び7を挟んで線対称に位置し、その表示内容は表示デバイス2及び3の表示内容に等価である。
オペレーター用画面4は、再帰反射材8の正面側からのみ、客用画面5は、再帰反射材9の正面側からのみ目視可能であって、オペレーター10はオペレーター用画面4のみ、客11は客用画面5のみを視認することが可能である。画面4及び5は、上述したように、オペレーター10と客11を結ぶ直線上に存在するため、相手から視線を大きく移動させることなく表示内容を確認することが可能である。また、画面4及び5は実体をもたないため、画面4及び5を突き抜けて書類等の受け渡しを行うことが可能である。
客用画面5を表示するための表示デバイス3、ビームスプリッタ7及び再帰反射材9が、第1の表示ユニットとして構成されていてもよく、同様に、オペレーター用画面4を表示するための表示デバイス2、ビームスプリッタ6及び再帰反射材8が、第2の表示ユニットとして構成されていてもよい。第1の表示ユニットと第2の表示ユニットが前後方向に沿って対称に配置されることで、天板1上かつ客11とオペレーター10を結ぶ直線上に画面4及び5が前後方向に沿って対向してよい。
本実施例では、画面4及び5を構成する光学部品としてビームスプリッタ6及び7と再帰反射材8及び9が用いられているが、ダブルコーナーリフレクター等の別の部品が画面を構成するための光学部品として用いられても問題ない。
客11は、タッチパネルの操作をするかのように客用画面5を操作することができる。同様に、オペレーター10は、タッチパネルの操作をするかのようにオペレーター用画面4を操作することができる。それを実現するために、対面式相談カウンター100は、人間の手のような物体が進入したことを検知する一つ以上のセンサであるセンサ群を備える。例えば、センサ群は、客用画面5の下方に配置された赤外線タッチデバイス55と、オペレーター用画面4の下方に配置された赤外線タッチデバイス44とを含む。センサ群に含まれる少なくとも一つのセンサにより、天板1の前方と後方のいずれの方から物体が進入したかが識別されてもよい。
図8は、実施例1に係る対面式相談支援システムの構成を示す。
相談支援システムは、対面式相談カウンター100と、対面式相談カウンター100に通信可能に有線又は無線で接続された計算機801に実現され表示デバイス2及び3からの画像出力を制御する相談支援部821とを備える。
計算機801は、インターフェース装置811、記憶装置812及びプロセッサ813を備える。
インターフェース装置811が、表示デバイス2及び3と、センサ群802とに接続されている。
記憶装置812が、複数のプログラム、例えば、相談用のアプリケーションプログラムと、センサ群802に対応した一つ以上のセンサドライバとを含む。
プロセッサ813が記憶装置812内の複数のプログラムを実行することで、相談支援部821及び操作認識部822が実現される。相談支援部821は、例えばアプリケーションプログラムにより実現され、操作認識部822は、例えばセンサドライバにより実現される。
操作認識部822が、画面4及び5に対するタッチ操作を認識する。相談支援部821が、操作認識部により認識されたタッチ操作(具体的には、例えば、画面4又は5における操作された位置、及び、タッチ操作の種類(例えば、タッチ、スワイプ等))を基に、画面4及び5の表示内容(及び/又は、表示サイズ)を制御する。画面4及び5のサイズは同じでもよいし異なっていてもよい。
例えば、相談支援部821は、赤外線タッチデバイス55によりタッチ操作が検知された場合(前方からの進入が検知された場合の一例)、客用画面5に対するタッチ操作(ユーザー操作の一例)を有効にする、つまり当該タッチ操作に従い画像出力(表示)を制御する。また、例えば、相談支援部821は、赤外線タッチデバイス44によりタッチ操作が検知された場合(後方からの進入が検知された場合の一例)、オペレーター用画面4に対するタッチ操作を有効にする。これにより、客11及びオペレーター10のいずれも、空中像としての画面に対してタッチ操作のような操作を行うことができる。
また、例えば、相談支援部821は、客用画面5に表示の情報(客用情報)とオペレーター用画面4に表示の情報(オペレーター用情報)が同じ場合、客用情報とオペレーター用情報との一方の情報の拡大又は縮小に伴い(例えば、ピンチアウト又はピンチインに従い情報を拡大又は縮小した場合に)他方の情報を拡大又は縮小してよい。これにより、客用情報とオペレーター用情報の表示内容を同一に維持することができる。
また、例えば、図1に例示のように、客用画面5がオペレーター用画面4よりも後方に配置されている場合、客11及びオペレーター10の一方によるタッチ操作を他方によるタッチ操作であるとの誤認識がされる可能性がある。そのような誤認識を避けるために、下記のうちの少なくとも一つが採用されてよい。なお、下記のうちの少なくとも一つは、客用画面5がオペレーター用画面4よりも後方に配置されている場合に限らず採用されてもよい。
・センサ群802が、いずれの方から物体が進入したかを検知する更なるセンサ(例えばカメラ)を含む。
・デバイス44及び55の一方のデバイスが物体を検出してから一定時間内に他方のデバイスが物体を検出した場合、相談支援部821は、一方のデバイスによる物体検出はキャンセルする。例えば、デバイス44が物体を検知してから一定時間内にデバイス55が物体を検知した場合、相談支援部821は、オペレーター用画面4に対するタッチ操作を無効とし客用画面5に対するオペレーター操作を有効とする。同様に、デバイス55が物体を検知してから一定時間内にデバイス44が物体を検知した場合、相談支援部821は、客用画面5に対するタッチ操作を無効としオペレーター用画面4に対するタッチ操作を有効とする。
・オペレーター用画面4は、図9に例示するように、客用画面5の第1の表示範囲901に表示の情報と同じ情報が表示される第2の表示範囲902以外の表示範囲903に、オペレーター用画面4に対するタッチ操作を有効とするか無効とするかを切り換えるユーザーインターフェース910(例えばボタン)を有する。当該ユーザーインターフェース910がタッチ操作される都度に、相談支援部821は、第2の表示範囲902に対するタッチ操作の有効と無効を切り換える。
図9において、第1の表示範囲901と第2の表示範囲902は、前後方向に沿って平行であり一致した範囲でよい。第1の表示範囲901と第2の表示範囲902は同じサイズでよい。客用画面5の全領域又は一部領域が第1の表示範囲901でよい。オペレーター用画面4の全領域又は一部領域が第2の表示範囲902でよい。
実施例2を説明する。その際、上述の少なくとも一つの実施例との相違点を主に説明し、上述の少なくとも一つの実施例との共通点については説明を省略又は簡略する。これは、実施例3以降についても同様である。
図2は、実施例2に係る対面式相談カウンターの構成を示す。なお、図2では、図1に示したデバイス44及び55の図示は省略されている(これは、後述の図3及び図4でも同様である)。
本実施例では、対面式相談カウンターの前後方向に沿った両端付近に画面4及び5が配置される。具体的には、客用画面5は、天板1の前方側の端付近に配置され、オペレーター用画面4は、天板1の後方側の端付近に配置される。
図3は、実施例3に係る対面式相談カウンターの構成を示す。
本実施例では、オペレーター用画面4及び客用画面5が、同一の位置で重なるように(又は、オペレーター用画面4及び客用画面5が背中合わせとなるよう)、表示デバイス2及び3並びに光学部品6~9の配置が調整されている。
ビームスプリッタ6及び7の天板1に対する角度と、ビームスプリッタ6及び7と表示デバイス2及び3の角度及び距離を調整することにより、表示デバイス2及び3同士を干渉させずに画面4及び5が同一の位置に重なるように配置することが可能となる。
少なくとも本実施例では、第2の表示範囲902に表示されるオペレーター用情報は、第1の表示範囲901に表示される客用情報と同じ情報であり、前後方向に沿って、第1の表示範囲901と第2の表示範囲902が一致する。これにより、客11とオペレーター10が表示を共有することができる。
図5は、本実施例におけるオペレーター用画面4における第2の表示範囲902の表示と客用画面5における第1の表示範囲901の表示の一例を示す。図6は、オペレーター10が客用画面5の裏側から客用画面5を指し示す例を示す。
オペレーター用画面4のうちの少なくとも第2の表示範囲902に表示される第2の情報は、客用画面5における第1の表示範囲に表示される第1の情報と同じであるが、第1の情報の背面視、言い換えれば、第1の情報を左右反転した像である。具体的には、例えば、第1の情報は、複数の第1の表示要素(例えば、“お引き出し”、“お預入れ”のような文字列を含んだブロック)を含み、故に、第2の情報は、複数の第1の表示要素にそれぞれ対応した複数の第2の表示要素を含み、それら複数の第2の表示要素の配置は、各第2の表示要素中の文字列と共に左右反転している。
図5の例によれば、オペレーター10は、客用画面5の第1の表示範囲901を裏側から透視している様にして表示内容を共有することが可能である。また、画面4及び5は視線を完全に遮らない半透明な像であることから、オペレーター10がオペレーター用画面4の表示要素を指し示すと、客11にとっては、図6に例示するように、客用画面5の第1の表示範囲901における表示要素が客用画面5の裏側から指し示されているように見える。このため、オペレーター10は客11に対して、客用画面5の表示内容の説明や操作方法の案内をスムーズに行うことが可能である。
図7は、オペレーター用画面4における第2の表示範囲902の表示と客用画面5における第1の表示範囲901の表示の別の一例を示す。
第2の情報は、第1の情報の背面視の情報であるが、第2の情報では文字列は左右反転されていない。すなわち、オペレーター用画面4における第2の表示範囲902の表示は、客用画面5における第1の表示範囲の表示レイアウトを左右反転しつつ、個々の表示要素内の要素(例えば文字列)の表示内容を左右反転せずにされた表示である。これにより、図5の例と同様にオペレーター10が客用画面5の表示内容を共有する効果を得ながら、オペレーター用画面4の可読性を改善することが可能である。
なお、少なくとも本実施例では、客用画面5はオペレーター用画面4よりも後方に配置されないことが好ましい。これにより、オペレーター10がオペレーター用画面4における表示要素を指し示すことで客用画面5における表示要素を指し示す場合に、オペレーター10の手が客用画面5の裏側から出てくるように見えることが生じるケースを低減することができる。
図4は、実施例4に係る対面式相談カウンターの構成を示す。
客用画面5がオペレーター用画面4よりも前方に配置されることを実現しつつ、対面式相談カウンター100全体の前後方向に沿った幅が短くなるように、表示デバイス2及び3、並びに、光学部品6~9の配置が調整される。
以上のように、実施例1~4のいずれにおいても、オペレーター10と客11を結ぶ直線上に、書類等の受け渡しを邪魔しない画面表示を行うことが可能である。また、少なくとも実施例3によれば、オペレーター10が客用画面5の表示内容を共有することで、客用画面5の表示内容の説明や操作案内等をスムーズに行うことが可能となり、結果として、スムーズな対面式相談を実現できる。
以上、幾つかの実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。例えば、空中像は画面に限らないでよい。
1:天板
2:表示デバイス(オペレーター側)
3:表示デバイス(客側)
4:オペレーター用画面(空中像)
5:客用画面(空中像)
6、7:ビームスプリッタ
8、9:再帰反射材
10:オペレーター
11:客

Claims (5)

  1. 天板と、
    第1の表示デバイスが出力した第1の画像を、前記天板の前方から視認可能な第1の空中像として前記天板上に表示し、第2の表示デバイスが出力した第2の画像を、前記天板上で前後方向に沿って前記第1の空中像と対向した位置に前記天板の後方から視認可能な第2の空中像として表示する空中表示装置と
    前記前方と前記後方のいずれの方から物体が進入したかを検知する一つ以上のセンサであるセンサ群と
    を備え
    前記天板は、光透過性を有する素材で構成されており、
    前記空中表示装置は、
    前記天板下に前後方向に沿って対称に設置された前記第1の表示デバイス及び前記第2の表示デバイスと、
    前記第1の画像及び前記第2の画像をそれぞれ前記天板上に前記第1の空中像及び前記第2の空中像として表示するための光学部品と
    を備え、
    前記第1の空中像は、前記前方を正面とし第1の情報が表示される第1の表示範囲を有した客用の画面であり、
    前記第2の空中像は、前記後方を正面とし第2の情報が表示される第2の表示範囲を有したオペレーター用の画面であり、
    前記客用の画面は、前記オペレーター用の画面よりも後方に配置され、
    前記前方からの進入が検知された場合、前記客用の画面に対するユーザー操作が有効であり、
    前記後方からの進入が検知された場合、前記オペレーター用の画面に対するユーザー操作が有効であり、
    前記オペレーター用の画面は、前記第2の表示範囲以外の表示範囲に、前記第2の表示範囲に対するユーザー操作を有効とするか無効とするかを切り換えるユーザーインターフェースを有する、
    対面式カウンター。
  2. 前記第2の情報は、前記第1の情報と同じ情報であり、
    前記前後方向に沿って前記第1の表示範囲と前記第2の表示範囲が一致する、
    請求項に記載の対面式カウンター。
  3. 前記第2の情報は、前記第1の情報の背面視の情報である、
    請求項に記載の対面式カウンター。
  4. 前記第1の情報は、一つ以上の文字で構成された文字列を含み、
    前記第2の情報は、前記第1の情報の背面視の情報であるが、前記文字列は左右反転されていない、
    請求項に記載の対面式カウンター。
  5. 請求項1に記載の対面式カウンターと、
    当該対面式カウンターの空中表示装置と通信可能に接続された計算機に実現され前記第1及び第2の表示デバイスからの画像出力を制御するコミュニケーション支援部と
    を備えた対面式コミュニケーション支援システム。
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