JP7239440B2 - 情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法に関する。
選択したボデー群を取り付け可能な着せ替え式車両が開示されている(例えば、特許文献1)。ボデー群を車体構造に取り付けるための組付点を各々の着せ替え式車両で共通して使用することで、組付点を複数パターン設ける必要がなく、製造コストの増大を抑制している。
特開2015-077949号公報
しかしながら、実際に車両が走行する場合には、走行する道路状況によって適する走行部又は適しない走行部がある。例えば、山道や雪道では2輪駆動方式よりも4輪駆動方式の走行部の方が安定して走行できる。例えば、狭路の多い市街地では、より小回りの利く走行部の方が安定して走行できる。そのため、より安定した走行を実現するためには、ボデー群を着せ替えするのでは、不十分であると考えられる。なお、走行部とは、車両の走行に係る構造部分を示す。
開示の態様の一つは、走行部を交換可能な車両に安定した走行を実現させることが可能な情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法を提供することを課題とする。
本開示の態様の一つは、
ユーザ端末から、車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とが受信された場合に、前記目的地までの経路を取得することと、
前記目的地までの経路に含まれる道路が所定の特性を有する第1の道路である場合に、複数の走行部の中から、前記第1の道路の特性に応じた性能を有する第1の走行部を決定することと、
前記目的地までの経路に関する情報と、前記第1の走行部に関する情報と、を前記ユーザ端末に送信することと、
を実行するプロセッサを備える情報処理装置である。
本開示の他の態様の一つは、
コンピュータに、
車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とを所定のサーバへ送信することと、
前記所定のサーバから、前記目的地までの経路に関する情報と、前記目的地までの経路に含まれる道路が所定の特性を有する第1の道路である場合に、前記第1の道路の特性に応じた性能を有する第1の走行部に関する情報と、を受信することと、
前記目的地までの経路に関する情報と、前記第1の走行部に関する情報とを表示装置に出力することと、
を実行させるためのプログラムである。
本開示の他の態様の一つは、
ユーザ端末から、車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とが受信された場合に、前記目的地までの経路を取得することと、
前記目的地までの経路に含まれる道路が所定の特性を有する第1の道路である場合に、複数の走行部の中から、前記第1の道路の特性に応じた性能を有する第1の走行部を決定することと、
前記目的地までの経路に関する情報と、前記第1の走行部に関する情報と、を前記ユーザ端末に送信することと、
を含む情報処理方法である。
本開示によれば、走行部を交換可能な車両に安定した走行を実現させることができる。
図1は、第1実施形態に係る走行部レンタルシステムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、分離車両の一例を示す図である。 図3は、走行部のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るセンタサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、走行部レンタルシステムにおける、センタサーバ及びユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 図6は、走行部情報テーブルの一例である。 図7は、道路情報テーブルの一例である。 図8は、センタサーバの走行部提案処理のフローチャートの一例である。 図9は、センタサーバの提案走行部決定処理のフローチャートの一例である。 図10は、ユーザ端末における経路及び走行部の提案画面の一例を示す図である。 図11は、第2実施形態に係るセンタサーバの提案走行部決定処理のフローチャートの一例である。 図12は、第2実施形態に係るユーザ端末における経路及び走行部の提案画面の一例を示す図である。
本開示の態様の一つは、ユーザ端末から、車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、当該車両による移動の目的地に関する情報とが受信された場合に、当該目的地までの経路を取得することと、当該目的地までの経路に含まれる道路が所定の特性を有する第1の道路である場合に、複数の走行部の中から、当該第1の道路の特性に応じた性能を有する第1の走行部を決定することと、当該目的地までの経路に関する情報と、当該第1の走行部に関する情報と、を当該ユーザ端末に送信することと、を実行するプロセッサを備える情報処理装置である。
当該車両は、例えば、車体部と走行部とが分離及び結合可能な分離型車両である。走行部は、例えば、電気駆動のモータを搭載する電気自動車であってもよいし、ガソリン駆動のエンジンを搭載するガソリン自動車であってもよい。道路の所定の特性は、例えば、高速道路であること、悪路であること、又は、狭路であること等である。悪路は、例えば、山道、及び、雪道等である。道路の特性に応じた性能を有する第1の走行部は、例えば、
高速道路を走行可能な走行部、4輪駆動の走行部、又は、最小回転半径が所定値未満の走行部等である。第1の走行部に関する情報は、例えば、第1の走行部の性能に関する情報、レンタル料金に関する情報等を含む。
本開示の態様の一つによれば、目的地までの経路に応じた第1の走行部に関する情報が走行部のレンタル依頼の送信元であるユーザ端末に送信される。これによって、当該ユーザ端末のユーザは、目的地までの経路に応じた走行部を用いて移動することができ、より安定した走行によって移動することができる。また、分離車両において、1ユーザが複数の走行部を所有することは、金銭的にも、走行部を保持しておくスペース的にも難しい。しかしながら、本開示の態様の一つによれば、目的地までの経路に応じた走行部をレンタルすることができるので、車体部を有するユーザは、性能の異なる複数の走行部を所有する必要がなくなる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、当該目的地までの経路に含まれる道路の特性によって分割された複数の区間のうち、少なくとも所定の特性を有する道路を含む第1の区間について、当該所定の特性に応じた第1の走行部を決定することと、当該目的地までの経路に関する情報と、少なくとも第1の区間について第1の走行部に関する情報と、を当該ユーザ端末へ送信することと、を実行するようにしてもよい。目的地までの経路の距離が長くなればなるほど、経路上には異なる特性の道路がより多く含まれる可能性が高くなる。本開示の態様の一つによれば、所定の特性を有する区間では、当該特性に応じた第1の走行部に交換して走行することができるため、より安定した走行を行うことができる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、第1の区間の開始点及び終了点付近に存在する、走行部の交換場所に関する情報をユーザ端末へ送信することをさらに実行するようにしてもよい。走行部の交換場所は、例えば、走行部の提供企業のサービスステーション、高速道路の料金所、ガソリンスタンド、山への入り口付近等に設けられる。走行部の交換場所に関する情報をユーザ端末に提供されることによって、予め移動の計画を立てやすくなる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、当該目的地までの経路を複数取得し、当該目的地までの複数の経路それぞれについて、第1の走行部を決定するようにしてもよい。目的地が同じであっても経路が異なれば、経路上の道路の特性が異なる可能性も高くなり、適する走行部も異なる。したがって、本開示の態様の一つによれば、走行部のレンタルをしようとしているユーザにより多くの選択肢を提供することができ、レンタルする走行部の決定の一助となる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、目的地までの経路に所定の特性として高速道路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、高速道路を走行可能な走行部を第1の走行部として決定するようにしてもよい。高速道路を走行可能な走行部は、例えば、モータ出力が所定値以上である走行部である。例えば、いわゆるミニカーに分類される走行部は、高速道路を走行することが法令で許されていない。本開示の態様の一つによれば、目的地までの経路上に高速道路が含まれる場合には、高速道路を走行可能な走行部に関する情報がユーザ端末に送信され、ユーザに提案される。これによって、目的地までの経路に応じた走行部を選択する一助となることができる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、目的地までの経路に所定の特性として悪路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、4輪駆動である走行部を第1の走行部として決定するようにしてもよい。悪路とは、例えば、平たんでない、ぬかるんでいる等の走行が難しい道のことである。具体的には、悪路には、雪道、山道、等がある。本開
示の態様の一つによれば、目的地までの経路上に悪路が含まれる場合には、4輪駆動の走行部に関する情報がユーザ端末に送信され、ユーザに提案される。これによって、目的地までの経路に応じた走行部を選択する一助となることができる。
本開示の態様の一つにおいて、プロセッサは、目的地までの経路に所定の特性として狭路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、最小回転半径が所定値未満である走行部を第1の走行部として決定するようにしてもよい。最小回転半径が所定値未満である走行部は、いわゆる、小回りの利く走行部である。本開示の態様の一つによれば、目的地までの経路上に狭路が含まれる場合には、小回りの利く走行部に関する情報がユーザ端末に送信され、ユーザに提案される。これによって、目的地までの経路に応じた走行部を選択する一助となることができる。
本開示の態様の一つにおいて、複数の走行部は、複数のユーザが個人で所有する走行部であってもよい。ユーザ個人が所有する走行部を他のユーザへのレンタルに利用することで、より多くの種類の走行部及びより多くの数の走行部をレンタルに提供される走行部として確保することができる。また、レンタルに提供される走行部を所有するユーザは、例えば、当該走行部を利用していない間にレンタルに提供することで、レンタルに係る使用料を得ることができる。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る走行部レンタルシステム100のシステム構成の一例を示す図である。走行部レンタルシステム100は、例えば、走行部と車体部とが分離及び結合可能な車両の走行部のレンタルサービスを提供するシステムである。走行部レンタルシステム100は、例えば、センタサーバ1、及び、ユーザ端末4を含む。
センタサーバ1は、複数の走行部200を管理し、走行部200のレンタルを制御するサーバである。ユーザ端末4は、例えば、走行部と車体部300を所有しているユーザのユーザ端末である。ユーザ端末4は、例えば、走行部レンタルシステム100によって提供されるサービスを利用するためのアプリケーションをインストールしている。なお、走行部レンタルシステム100は、複数のユーザ端末4を含むが、図1では、簡略化のため、1台のユーザ端末4が示されている。
センタサーバ1、及び、ユーザ端末4は、例えば、インターネット等のネットワークN1に接続しており、ネットワークN1を通じて通信可能である。また、第1実施形態では、走行部200は通信機能を有し、ネットワークN1を通じてセンタサーバ1と通信可能である。
第1実施形態では、ユーザは、例えば、走行部を自身で所有しているものの、当該目的地への移動により適した走行部があると考える場合に、より適した走行部200のレンタルを所望する。この場合、ユーザ端末4は、ユーザからの操作入力によって、走行部200のレンタル依頼と、出発地及び目的地に関する情報とをセンタサーバ1へ送信する。センタサーバ1は、ユーザ端末4から走行部200のレンタル依頼を受信すると、目的地までの経路を複数取得する。
センタサーバ1は、取得した各経路に応じて、当該ユーザに提案する走行部200を決定する。具体的には、センタサーバ1は、経路に所定の特性の道路が含まれるか否かを判定し、経路に所定の特性の道路が含まれる場合には、当該所定の特性の道路の走行に適す
る性能を有する走行部200の提案を決定する。道路の特性とは、例えば、高速道路、雪道、山道、狭路であること等である。これらの特性を有する道路は、例えば、ユーザが所有する走行部では、安定した走行が難しい場合がある。
センタサーバ1は、目的地までの複数の経路に関する情報と、各経路について提案する走行部200に関する情報とを、レンタル依頼の送信元のユーザ端末4に送信する。ユーザ端末4は、センタサーバ1から受信した情報をディスプレイに表示する。ユーザは、ディスプレイに表示された複数の経路及び提案される走行部200の中から、目的地までの経路とレンタルする走行部200との組み合わせを選択する。ユーザ端末4は、ユーザの操作によって選択された経路と走行部200と組み合わせの情報をセンタサーバ1へ送信する。センタサーバ1は、ユーザ端末4からの情報を受信し、選択された走行部200を当該ユーザへレンタルするスケジュールを生成する。レンタル開始日時になると、センタサーバ1は、選択された走行部200を当該ユーザの指定場所へと移動させ、当該走行部200のレンタルが開始される。
第1実施形態によれば、目的地までの経路に応じた走行部200に関する情報がユーザ端末4に送信されるので、ユーザは、目的地までの経路に応じた走行部200を用いて目的地まで安定した走行を行うことができる。また、走行部200を1ユーザが複数所有することは、金銭的にも駐車スペース的にも現実的でないが、目的地までの経路に応じた走行部200をレンタルできることで、ユーザは複数の走行部200を所有する必要がなくなる。
<分離車両>
図2は、分離車両の一例を示す図である。第1実施形態では、車体部と走行部とが分離する分離車両が用いられることが想定される。分離車両には、例えば、図2に示されるように、車体部300が走行部200に搭載される上下分離型の車両がある。ただし、分離車両は上下分離型の車両に限定されない。例えば、走行部が車体部の前方に結合して、居室部をけん引して走行する前後分離型の車両であってもよい。走行部200と車体部300とは、所定の方法によって結合される。走行部200と車体部300との結合方法は、特定の方法に限定されず、既存の技術のいずれが用いられてもよい。例えば、走行部200と車体部300との結合方法には、結合分離機構によるもの、電磁石を利用する方法等がある。また、上下分離型の車両において、走行部200に車体部300を積載又は走行部200から車体部300を降ろす方法は、例えば、専用のリフトを用いる方法、車体部300又は走行部200自体に積載又は降ろすための機構を備える方法等がある。上下分離型の車両において、走行部200に車体部300を積載又は走行部200から車体部300を降ろす方法は、特定の方法に限定されない。
図3は、走行部200のハードウェア構成の一例を示す図である。第1実施形態では、走行部200は、自律走行可能な電動自動車両であることを想定する。そのため、図3は、走行部200を自律走行可能な電動自動車両であると想定した場合の図である。なお、図3では、走行部200の制御系に係るハードウェアが抽出して示されている。
走行部200は、制御部20、外部記憶装置204、通信部205、カメラ208、障害物センサ209、車輪エンコーダ210、操舵用モータ211、駆動用モータ212、マイクロフォン213、スピーカ214、操舵角エンコーダ215、GPS(Global Positioning System)受信部216を備える。
制御部20は、Electronic Control Unit(ECU)とも呼ばれる。制御部20は、C
PU 201と、メモリ202と、画像処理部203とインタフェース IF1とを有する。インタフェース IF1には、外部記憶装置204、通信部205、カメラ208、
障害物センサ209、車輪エンコーダ210、操舵用モータ211、駆動用モータ212、マイクロフォン213、スピーカ214、操舵角エンコーダ215、GPS受信部216が接続される。
障害物センサ209は、超音波センサ、レーダ等である。障害物センサ209は、検出対象方向に超音波、電磁波等を発し、反射波を基に検出対象方向での障害物の存在、位置、相対速度等を検出する。障害物には、例えば、歩行者、自転車、構造物、建築物などが含まれる。例えば、走行部200が図3に示されるような箱型の形状の場合には、障害物センサ209は複数備えられ、複数の障害物センサ209は、それぞれ、走行部200の前後左右の4つの角部に近い位置に備えられている。なお、走行部200の前後左右は、例えば、進行方向に応じて決定される。
カメラ208は、Charged-Coupled Devices(CCD)、Metal-Oxide-Semiconductor(MOS)あるいはComplementary Metal-Oxide-Semiconductor(CMOS)等のイメージ
センサによる撮像装置である。カメラ208は、フレーム周期と呼ばれる所定時間間隔で画像を取得し、制御部20内のフレームバッファに格納する。カメラ208は走行部200に複数備えられ、複数のカメラ208は、例えば、走行部200の前後左右の各側面に車外に向けて設置されている。
操舵用モータ211は、制御部20からの指示信号にしたがって、車輪の回転面と水平面とが交差する交差線の方向、つまり車輪の回転による進行方向となる角度を制御する。駆動用モータ212は、制御部20からの指示信号にしたがって、例えば、走行部200に備えられる各車輪を駆動し、回転させる。ただし、駆動用モータ212は、前後の二対の車輪のうちのいずれか一対の車輪を駆動してもよい。
操舵角エンコーダ215は、車輪の走行方向である操舵角を所定の検出時間間隔で検出し、制御部20のレジスタに格納する。操舵角は、車輪の回転軸の水平面内での角度である。例えば、走行部200の進行方向に対して、車輪の回転軸が直交する方向に角度の原点が設定される。また、車輪エンコーダ210は、車輪の回転角を所定の検出時間間隔で取得し、制御部20のレジスタに格納する。
通信部205は、例えば、WiFiのアクセスポイント又は携帯電話基地局に接続し、それらに接続される公衆通信回線網を通じて、ネットワーク上の各種サーバ等と通信するための通信部である。通信部205は、所定の無線通信規格に従った無線信号及び無線通信方式で無線通信を行う。
GPS受信部216は、地球の周囲を周回する複数の人工衛星(Global Positioning Satellite)から時刻信号の電波を受信し、制御部20のレジスタに格納する。マイクロフォン213は、音声を検出して、ディジタル信号に変換し、制御部20のレジスタに格納する。スピーカ214は、制御部20または信号処理部に接続されるD/A変換器および増幅器により駆動され、音および音声を含む音響を再生する。
制御部20のCPU 201は、メモリ202に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行し、制御部20としての処理を実行する。メモリ202は、CPU 201が実行するコンピュータプログラム、CPU 201が処理するデータ等を格納する。メモリ202は、例えば、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Read Only Memory(ROM)等である。画像処理部203
は、CPU 201と連携し、カメラ208から所定のフレーム周期ごとに得られるフレームバッファのデータを処理する。画像処理部203は、例えば、GPUとフレームバッファとなる画像メモリを有する。外部記憶装置204は、不揮発性の記憶装置であり、例
えば、Solid State Drive(SSD)、ハードディスクドライブ等である。
例えば、制御部20は、インタフェース IF1を介して、走行部200の各部のセンサから検出信号を取得する。また、制御部20は、GPS受信部216からの検出信号により、地球上の位置である緯度と経度を計算する。さらに、制御部20は、外部記憶装置204に格納される地図情報データベースから地図データを取得し、計算した緯度と経度を地図データの上の位置とを照合し、現在地を決定する。また、制御部20は、地図データ上で現在地から目的地に至る経路を取得する。また、制御部20は、障害物センサ209、カメラ208等からの信号に基づき、走行部200の周囲の障害物を検知し、障害物を回避するように、進行方向を決定し、操舵角を制御する。
さらに、制御部20は、画像処理部203と連携し、カメラ208から取得される画像をフレームデータごとに処理し、例えば、画像の差分に基づく変化を検知し、障害物を認識する。なお、制御部20は、カメラ208からの画像のフレームデータおよびマイクロフォン213から得られる音声データを通信部205からネットワーク上のセンタサーバ1に送信してもよい。そして、画像のフレームデータおよび音声データの解析をセンタサーバ1に分担させてもよい。
図3では、インタフェース IF1が例示されているが、制御部20と制御対象との間の信号の授受がインタフェース IF1に限定される訳ではない。すなわち、制御部20は、インタフェース IF1以外の複数の信号授受経路を有してもよい。また、図3では、制御部20は、単一のCPU 201を有している。ただし、CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していても良い。上記各部の少なくとも一部の処理は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)等の専用プロセッサで行われても良い。また、上記各部の少なくとも一部の処理は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路であっても良い。また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。
<装置構成>
図4は、第1実施形態に係るセンタサーバ1のハードウェア構成の一例を示す図である。センタサーバ1は、例えば、専用のコンピュータ、汎用のコンピュータである。センタサーバ1は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)101、メ
モリ102、外部記憶装置103、通信部104を有する。メモリ102および外部記憶装置103は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。センタサーバ1は、「情報処理装置」の一例である。
外部記憶装置103は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 101が使用するデータを格納する。外部記憶装置103は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)である。外部記憶装置103に保持されるプログラムには、例えば、オペレーティングシステム(OS)、走行部レンタルシステム100の制御プログラム、その他様々なアプリケーションプログラムがある。走行部レンタルシステム100の制御プログラムは、ユーザからのレンタル依頼に応じて、目的地までの経路に応じた走行部200を提案し、レンタルに提供するためのプログラムである。
メモリ102は、CPU 101に、外部記憶装置103に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)のような半導体メモリを含む。
CPU 101は、外部記憶装置103に保持されたOSや様々なアプリケーションプログラムをメモリ102にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 101は、「情報処理装置」の「プロセッサ」の一例である。
通信部104は、ネットワークとの情報の入出力を行うインタフェースである。通信部104は、有線のネットワークと接続するインタフェースであってもよいし、無線のネットワークと接続するインタフェースであってもよい。通信部104は、例えば、NIC(Network Interface Card)や無線回路等である。通信部104は、例えば、LAN(Local Area Network)に接続し、LANを通じて公衆回線網に接続し、公衆通信回線網を通じて、ネットワーク上の各種サーバ、ユーザ端末4と通信を行う。
なお、図4に示されるセンタサーバ1のハードウェア構成は、一例であり、上記に限られず、実施の形態に応じて適宜構成要素の省略や置換、追加が可能である。例えば、センタサーバ1は、可搬記録媒体駆動装置を備え、可搬記録媒体に記録されたプログラムを実行してもよい。可搬記録媒体は、例えば、SDカード、miniSDカード、microSDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、又はフラッシュメモリカードのような記録媒体である。また、例えば、センタサーバ1は、入力装置及び出力装置を備えてもよい。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。出力装置は、例えば、ディスプレイ等である。
ユーザ端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、ウェアラブル端末等である。ユーザ端末4は、ハードウェア構成として、CPU、
メモリ、外部記憶装置、通信部の他に、タッチパネルディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、カメラ、GPS受信部、及び、各種センサ等を備える。
なお、センタサーバ1及びユーザ端末4によって実行される一連の処理は、プロセッサによるソフトウェアの実行によって達成させることに限定されない。これらの処理は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって達成させ
ることもできる。
図5は、走行部レンタルシステム100における、センタサーバ1及びユーザ端末4の機能構成の一例を示す図である。センタサーバ1は、機能構成要素として、制御部11、経路探索部12、端末通信部13、地図情報データベース(DB)14、走行部情報DB
15、スケジュール情報DB 16、及び、ユーザ情報DB 17を備える。これらの機能構成要素は、例えば、センタサーバ1のCPU 101が外部記憶装置103に格納されている走行部レンタルシステム100の制御プログラムを実行することによって達成される。
端末通信部13は、ユーザ端末4との通信のインタフェースである。端末通信部13は、例えば、制御部11から入力されたデータを、通信部104を通じて、ユーザ端末4へ送信する。また、端末通信部13は、通信部104を通じてユーザ端末4からデータを受信し、受信したデータを制御部11に出力する。例えば、ユーザ端末4から受信されるデータには、走行部のレンタル依頼、出発地及び目的地に関する情報、提案経路に対して選択された経路と走行部200との組み合わせの情報、等がある。走行部のレンタル依頼とともに、例えば、ユーザに関する情報、及び、走行部200のレンタル開始予定日時及び終了予定日時に関する情報等も受信される。ユーザに関する情報には、例えば、ユーザの識別情報が含まれている。
制御部11は、例えば、端末通信部13から、ユーザ端末4から受信された走行部のレンタル依頼と出発地及び目的地に関する情報等の入力を受ける。この場合、制御部11は、経路探索部12に当該目的地までの経路の取得を依頼し、当該目的地までの所定数の経路を取得する。制御部11は、目的地までの各経路について、所定の特性を有する道路が含まれるか否かを判定する。所定の特性を有する道路が含まれると判定した経路については、制御部11は、当該特性を有する道路の走行に応じた性能を有する走行部200を決定する。制御部11は、目的地までの複数の経路に関する情報と、各経路について提案される走行部200に関する情報とを、レンタル依頼の送信元のユーザ端末4へ送信する。
経路に関する情報には、例えば、経路の出発地及び目的地に関する情報、経由点に関する情報、目的地までに要する時間、通過する有料道路に係る料金等の情報が含まれている。各経路について提案される走行部200に関する情報には、当該走行部200の性能に関する情報、レンタル料金に関する情報、及び、外観を示す情報等が含まれている。走行部200の性能に関する情報には、例えば、駆動方式、最小回転半径、バッテリ容量、モータの定格出力等の情報があり、これらのうちのいずれか又は複数が含まれている。
制御部11は、端末通信部13から、ユーザ端末4から受信された、レンタルする走行部200に関する情報の入力を受ける。制御部11は、該当する走行部200に、当該ユーザへレンタルされるスケジュールを設定する。制御部11は、スケジュールのレンタル開始日時になると、当該走行部200をユーザの指定場所へと移動させ、レンタルのスケジュールを開始させる。
経路探索部12は、制御部11からの依頼に従って、目的地までの経路を取得する。経路探索部12は、後述の地図情報DB 14に保持される情報に基づいて、目的地までの経路を取得する。経路探索部12の経路取得方法は、既存の方法のいずれであってもよく、特定の方法に限定されない。経路探索部12は、目的地までの所定数の経路を取得し、制御部11に出力する。
地図情報DB 14、走行部情報DB 15、スケジュール情報DB 16、及び、ユーザ情報DB 17は、例えば、センタサーバ1の外部記憶装置103の記憶領域内に作成される。地図情報DB 14には、例えば、経路探索のための地図情報、道路に関する情報等が保持されている。走行部情報DB 15には、走行部に関する情報が格納されている。走行部情報DB 15に格納されている情報の詳細は後述される。
スケジュール情報DB 16には、例えば、走行部200のレンタルのスケジュールに関する情報が保持されている。走行部200のレンタルのスケジュールに関する情報には、例えば、スケジュールの識別情報、レンタルするユーザの識別情報、レンタルされる走行部200の識別情報、レンタル開始予定日時及び終了予定日時、及び、走行部200が最初に向かう場所に関する情報等が含まれる。ユーザ情報DB 17には、例えば、ユーザの識別情報、ユーザ所有の走行部に関する情報、ユーザ所有の車体部に関する情報、及び、ユーザ指定の支払い方法等の情報が含まれている。
なお、図5に示されるセンタサーバ1の各機能構成要素の処理は、1台のコンピュータによって達成されてもよいし、複数台のコンピュータによって分散して達成されてもよい。例えば、地図情報DB 14、走行部情報DB 15、スケジュール情報DB 16、及び、ユーザ情報DB 17は、それぞれ、外部サーバによって保持されているのでもよい。
次に、ユーザ端末4は、機能構成要素として、サーバ通信部41及び表示制御部42を
含む。これらの機能構成要素は、例えば、ユーザ端末4のCPUが外部記憶装置に格納されている走行部レンタルシステム100のサービスを受けるためのプログラムを実行することによって達成される。
サーバ通信部41は、センタサーバ1との通信のインタフェースである。サーバ通信部41は、例えば、表示制御部42から入力されたデータを、通信部を通じて、センタサーバ1へ送信する。また、サーバ通信部41は、通信部を通じてセンタサーバ1からデータを受信し、受信したデータを表示制御部42へ出力する。例えば、ユーザ端末4からセンタサーバ1へ送信されるデータには、走行部のレンタル依頼、出発地及び目的地に関する情報、提案経路に対して選択された経路と走行部200との組み合わせの情報、等がある。例えば、センタサーバ1から受信されるデータには、目的地までの経路に関する情報、提案される走行部200に関する情報がある。
表示制御部42は、ユーザ端末4のタッチパネルディスプレイの入出力を制御する。具体的には、表示制御部42は、タッチパネルディスプレイから入力されるユーザ操作に基づいて、走行部のレンタル依頼及び出発地及び目的地に関する情報等をサーバ通信部41へ出力し、センタサーバ1へ送信する。また、表示制御部42は、サーバ通信部41から、センタサーバ1から受信された目的地までの経路に関する情報と提案される走行部200に関する情報とを、所定の画面フォーマットに従って、タッチパネルディスプレイに出力する。
図6は、走行部情報テーブルの一例である。走行部情報テーブルは、センタサーバ1の走行部情報DB 15に保持されているテーブルである。走行部情報テーブルには、センタサーバ1の管理下にある走行部200に関する情報が格納されている。図6に示される走行部情報テーブルには、走行部ID、バッテリ容量、駆動方式、高速道路走行可否、最小回転半径、初期位置、及び、スケジュールIDのフィールドが含まれている。
走行部IDのフィールドには、走行部200の識別情報が格納される。バッテリ容量のフィールドには、走行部200のバッテリ容量が格納される。駆動方式のフィールドには、走行部200の駆動方式を示す情報が格納される。走行部200の駆動方式を示す情報は、例えば、コードやフラグであってもよい。走行部200の駆動方式には、例えば、4輪駆動、2輪駆動等がある。ただし、走行部200の駆動方式はこれらに限定されない。図6では、4輪駆動方式の走行部200の場合は、駆動方式のフィールドに「4WD」と記載されている。2輪駆動方式の走行部200の場合は、駆動方式のフィールドに「2WD」と記載されている。
高速道路走行可否のフィールドには、走行部200が高速道路を走行可能であるか否かを示す情報が格納される。走行部200が高速道路を走行可能であるか否かは、例えば、走行部200のモータの定格出力、及び/又は、走行部200のサイズ等に基づく。
最小回転半径のフィールドには、走行部200の最小回転半径が格納される。最小回転半径は、走行部200の小回り性能を示す指標の一つである。なお、走行部200の小回り性能を示す指標は、最小回転半径に限られない。例えば、走行部200の小回り性能を示す他の指標には、タイヤのサイズ、及び、ホイールベースの長さ等がある。
初期位置のフィールドには、走行部200の初期位置の情報が格納される。走行部200の初期位置は、例えば、走行部200の返却場所、待機場所ともいわれる。スケジュールIDのフィールドには、走行部200に割り当てられているスケジュールの識別情報が格納されている。
走行部ID、バッテリ容量、駆動方式、高速道路走行可否、最小回転半径、初期位置のフィールドの値は予めセンタサーバ1の管理者によって入力されている。スケジュールIDのフィールドの値は、例えば、当該走行部200にスケジュールが設定された場合に制御部11によって更新される。なお、走行部情報テーブルに格納される情報は、図6に示されるものに限定されない。
図7は、道路情報テーブルの一例である。道路情報テーブルは、センタサーバ1の地図情報DB 14に保持されているテーブルである。道路情報テーブルは、道路に関する情報を保持するテーブルである。図7に示される例では、対象地域を分割した各ブロックについて、当該ブロックに含まれる道路の特性の情報が格納されている。ブロックは、例えば、対象地域をメッシュに分割して設定されている。
図7に示される道路情報テーブルは、ブロックID、位置、特性、寒冷地のフィールドを含む。ブロックIDのフィールドには、ブロックの識別情報が格納される。位置のフィールドには、当該ブロックの位置情報が格納される。
特性のフィールドには、当該ブロックに含まれる道路の特性を示す情報が格納される。特性のフィールドには、例えば、当該ブロックに含まれる道路のうち最も高い割合を占める道路の特性が格納される。特性のフィールドが示す道路の特性には、例えば、高速道路、山道、狭路等の種類があり、これらは、例えば、コードやフラグによって表される。ただし、図7に示される例では、便宜上、特性のフィールドには、道路の特性を示す文言が格納されている。
寒冷地のフィールドには、当該ブロックの地域が寒冷地であるか否かを示す情報が格納される。寒冷地であるか否かの情報は、例えば、コードやフラグである。ただし、図7に示される例では、便宜上、寒冷地であるか否かを示す情報は、YES又はNOが用いられている。寒冷地であるブロックの地域では、例えば、冬期は道路に雪が積もる可能性が高いため、雪道を含む地域として扱われる。
道路情報テーブルは、例えば、目的地までの経路に応じた走行部200を決定する際に、参照される。例えば、目的地までの経路が高速道路の特性を有するブロックを通過する場合には、高速道路を走行可能な走行部200が選択される。例えば、目的地までの経路が山道の特性を有するブロックを通過する場合には、4輪駆動の走行部200が選択される。なお、道路情報テーブルに含まれる情報は、図7に示されるものに限定されない。
<処理の流れ>
図8は、センタサーバ1の走行部提案処理のフローチャートの一例である。走行部提案処理は、ユーザに対して、目的地までの経路に応じた走行部200を提案する処理である。図8に示される処理は、所定の周期で繰り返し実行される。なお、図8に示される処理の実行主体は、センタサーバ1のCPU 101であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明する。
OP101では、制御部11は、ユーザ端末4から走行部のレンタル依頼を受信したか否かを判定する。ユーザ端末4から走行部のレンタル依頼が受信された場合には(OP101:YES)、処理がOP102に進む。ユーザ端末4から走行部のレンタル依頼が受信されていない場合には(OP101:NO)、図8に示される処理が終了する。レンタル依頼とともに、ユーザに関する情報、出発地及び目的地に関する情報、レンタル開始及び終了予定日時に関する情報等も受信される。
OP102では、制御部11は、経路探索部12に依頼して、目的地までの経路を所定
数取得する。OP103では、制御部11は、走行部情報DB 15に基づいて、出発地から所定範囲内に配置されている走行部200を抽出する。出発地から所定範囲は、例えば、距離で設定されていてもよいし、移動時間で設定されていてもよい。
OP104では、制御部1は、提案走行部決定処理を行う。提案走行部決定処理は、OP102で取得された各経路につ
いて、提案する走行部200を決定する処理である。提案走行部決定処理の詳細は、後述される。
OP105では、制御部11は、目的地までの経路情報と各経路について提案する走行部200に関する情報とを、ユーザ端末4へ送信する。OP106では、制御部11は、ユーザ端末4から、経路及び走行部200の選択結果を受信したか否かを判定する。ユーザ端末4から経路及び走行部200の選択結果が受信された場合には(OP106:YES)、処理がOP107に進む。ユーザ端末4から、経路及び走行部200の選択結果が受信されていない場合には(OP106:NO)、OP106の処理が繰り返される。
OP107では、制御部11は、選択された走行部200にスケジュールを設定する。これによって、スケジュール情報DB 16が更新される。その後、図8に示される処理が終了する。
図9は、センタサーバ1の提案走行部決定処理のフローチャートの一例である。図9に示される処理は、図8の走行部提案処理のOP104において実行される処理である。図9に示される処理は、図8のOP102において取得された各経路について実行される。図9において、処理対象となる経路を対象経路と称する。
OP201では、制御部11は、対象経路が高速道路を含むか否かを判定する。例えば、対象経路が通過するブロックに、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「高速道路」であるブロックが含まれる場合には、OP201は肯定判定となる。対象経路が高速道路を含む場合には(OP201:YES)、処理がOP202に進む。対象経路が高速道路を含まない場合には(OP201:NO)、処理がOP203に進む。OP202では、制御部11は、対象の走行部200の中から、高速道路を走行可能な走行部200を絞り込む。対象の走行部200とは、例えば、図8のOP103において抽出された走行部200である。
OP203では、制御部11は、対象経路が山道又は寒冷地を含むか否かを判定する。例えば、対象経路が通過するブロックに、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「山道」であるブロックが含まれる場合、または、現在冬期であり寒冷地のフィールドが「YES」であるブロックが含まれる場合には、OP203は肯定判定となる。対象経路が山道又は寒冷地を含む場合には(OP203:YES)、処理がOP204に進む。対象経路が山道も寒冷地も含まない場合には(OP203:NO)、処理がOP205に進む。OP204では、制御部11は、4輪駆動の走行部200をさらに絞り込む。
OP205では、制御部11は、対象経路が狭路を含むか否かを判定する。例えば、対象経路が通過するブロックに、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「狭路」であるブロックが含まれる場合には、OP205は肯定判定となる。対象経路が狭路を含む場合には(OP205:YES)、処理がOP206に進む。対象経路が狭路を含まない場合には(OP205:NO)、処理がOP207に進む。OP206では、制御部11は、最小回転半径が所定値未満の走行部200をさらに絞り込む。
OP207では、制御部11は、絞り込まれた走行部200の中から、対象経路について提案する走行部200を決定する。対象経路について提案する走行部200は、レンタ
ル開始予定日時からレンタル終了予定日時までの間にスケジュールが設定されていない走行部200から、ランダムに選択されてもよい。または、所定の基準に従って選択されてもよい。なお、対象経路が、高速道路、山道、寒冷地、及び、狭路のいずれも含まない場合には、制御部11は、提案する走行部200を決定しないようにしてもよいし、ユーザ所有の走行部200を提案してもよい。ユーザが走行部200を所有していない場合には、対象の走行部200の中から、ランダムに、又は、レンタル料の最も安いものを提案する走行部200として選択してもよい。その後、処理が、次の経路に対する図9の処理又は図8のOP105に進む。
図9に示される提案走行部決定処理によれば、例えば、対象経路が高速道路と山道とを含む場合には、高速道路を走行可能で、且つ、4輪駆動の走行部200が選択される。例えば、対象経路が高速道路と狭路とを含む場合には、高速道路を走行可能で、且つ、最小回転半径が所定値未満の走行部200が選択される。なお、例えば、道路の特性で優先度を付与して、優先度が高い特性に応じた走行部200が選択されるようにしてもよい。例えば、道路の特性は、山道又は寒冷地>高速道路>狭路である場合には、対象経路が山道と狭路とを通過する場合には、4輪駆動の走行部200が選択されるようにしてもよい。なお、走行部提案処理及び提案走行部決定処理は、図8及び図9に示されるものに限定されない。
図10は、ユーザ端末4における経路及び走行部の提案画面の一例を示す図である。ユーザ端末4の経路及び走行部の提案画面では、センタサーバ1から受信される複数の経路に関する情報と各経路について提案される走行部200に関する情報とが表示される。経路に関する情報として、出発地及び目的地に加え、経由点に関する情報も表示されてもよい。経由点は、例えば、右折又は左折する交差点、有料道路等の入場または退場口等である。また、提案される走行部200に関する情報として、走行部200の種類、レンタル料金、及び、外観等の情報が表示されてもよい。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、センタサーバ1は、目的地までの経路が通過する道路の特性に応じて走行部200を選択し、ユーザに提案する。これによって、走行部200をレンタルするユーザは、目的地までの経路上の道路の特性に応じた走行部200を用いて移動することができ、安定して走行することができる。
また、第1実施形態では、車体部と走行部とが分離する分離車両における走行部のレンタルが想定されているので、ユーザは所有している車体部を用いることで、走行部200が変わっても普段と変わらぬ車内環境で移動することができる。また、当該ユーザは、道路の複数の特性それぞれに応じた複数の走行部200を所有しなくても、要求されるときに要求される性能を有する走行部200を使用することができる。これによって、個人が分離車両を所有及び使用するコストの増大を抑制することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、センタサーバ1は、目的地までの経路を道路の特性によって区間に分割し、各区間に含まれる道路の特性に応じた走行部200と走行部200の交換場所とを決定し、提案する。これによって、第2実施形態は、走行部200をレンタルするユーザは、走行部200を指定の交換場所で交換しながら目的地へ移動することとなる。第2実施形態では、第1実施形態と共通する説明は省略される。
第2実施形態では、走行部レンタルシステム100のシステム構成、センタサーバ1及びユーザ端末4のハードウェア構成及び機能構成は、第1実施形態と同様である。また、第2実施形態では、センタサーバ1の走行部提案処理も第1実施形態と同様である。
図11は、第2実施形態に係るセンタサーバ1の提案走行部決定処理のフローチャートの一例である。図11に示される処理は、第2実施形態において、図8の走行部提案処理のOP104において実行される処理である。図11に示される処理は、例えば、図8のOP102において取得された各経路について実行される。図11において、処理対象となる経路を対象経路と称する。
OP301において、制御部11は、対象経路を道路の特性によって区間に分割する。例えば、対象経路において、道路の特性の異なるブロックの境界点が区間の境界点となる。
OP302では、制御部11は、対象経路が、2つ以上の区間を含むか否かを判定する。対象経路が、2つ以上の区間を含む場合には(OP302:YES)、処理がOP303に進む。対象経路が2つ以上の区間を含まない場合には(OP302:NO)、処理がOP304に進む。
OP303では、制御部11は、対象経路の区間の境界付近に交換場所を設定し、区間の境界を調整する。例えば、交換場所は、走行部200の提供者が所有するサービスステーションである。サービスステーションには、例えば、複数の走行部200と、走行部200を交換するのに必要な設備等が備えられている。当該サービスステーションは、例えば、幹線道路沿い、高速道路の料金所付近、山道の入口及び出口付近等に配置されている。制御部11は、走行部200の交換場所を設定すると、当該交換場所が区間の境界となるように、区間の設定を修正する。
次に、OP304からOP310の処理は、対象経路の各区間について実行される。以降、処理の対象の区間を、対象区間と称する。
OP304では、制御部11は、対象区間が高速道路を含むか否かを判定する。例えば、対象区間が、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「高速道路」であるブロックを含む場合には、OP304は肯定判定となる。対象区間が高速道路を含む場合には(OP304:YES)、処理がOP305に進む。対象経路が高速道路を含まない場合には(OP304:NO)、処理がOP306に進む。
OP305では、制御部11は、対象の走行部200の中から、高速道路を走行可能な走行部200を絞り込む。対象の走行部200とは、例えば、図8のOP103において抽出された走行部200である。
OP306では、制御部11は、対象区間が山道又は寒冷地を含むか否かを判定する。例えば、対象区間が、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「山道」であるブロックを含む場合、または、現在冬期であり寒冷地のフィールドが「YES」であるブロックを含む場合には、OP306は肯定判定となる。対象区間が山道又は寒冷地を含む場合には(OP306:YES)、処理がOP307に進む。対象区間が山道も寒冷地も含まない場合には(OP306:NO)、処理がOP308に進む。OP307では、制御部11は、対象の走行部200の中から、4輪駆動の走行部200をさらに絞り込む。対象の走行部200とは、例えば、図8のOP103において抽出された走行部200である。
OP308では、制御部11は、対象区間が狭路を含むか否かを判定する。例えば、対象区間が、道路情報テーブルにおける特性のフィールドが「狭路」であるブロックを含む場合には、OP308は肯定判定となる。対象区間が狭路を含む場合には(OP308:
YES)、処理がOP309に進む。対象区間が狭路を含まない場合には(OP308:NO)、処理がOP310に進む。OP309では、制御部11は、対象の走行部200の中から、最小回転半径が所定値未満の走行部200をさらに絞り込む。対象の走行部200とは、例えば、図8のOP103において抽出された走行部200である。
OP310では、制御部11は、絞り込まれた走行部200の中から、対象区間について提案する走行部200を決定する。対象区間について提案する走行部200は、レンタル開始予定日時からレンタル終了予定日時までの間にスケジュールが設定されていない走行部200から、ランダムに選択されてもよい。または、所定の基準に従って選択されてもよい。なお、対象区間が高速道路、山道、寒冷地、狭路のいずれも含まない場合には、例えば、対象区間において走行部200は提案されないようでもよいし、ユーザ所有の走行部200の使用を提案してもよい。また、ユーザが走行部200を所有していない場合には、対象の走行部200の中からランダムに、又は、レンタル料の安いものを提案する走行部200として選択してもよい。その後、処理が次の区間、次の経路、又は、図8のOP105に進む。
図11に示される提案走行部決定処理によれば、例えば、対象経路が山道の区間を含む場合には、山道の区間では4輪駆動の走行部200、それ以外の区間ではユーザ所有の走行部200又は2輪駆動の走行部200が選択される。提案に従ってユーザが走行部200をレンタルする場合には、ユーザは、例えば、山道の入り口付近の交換場所で所有の走行部200から4輪駆動の走行部200に交換し、山道の出口付近の交換場所で4輪駆動の走行部200から2輪駆動の走行部200に交換する。すなわち、第2実施形態では、1つの経路に複数の区間が含まれる場合には、各区間に含まれる道路の特性に応じて複数の走行部200が提案される。
図12は、第2実施形態に係るユーザ端末4における経路及び走行部の提案画面の一例を示す図である。第2実施形態では、区間ごとに走行部200が提案されるので、提案画面では、経路上の区間と、各区間について提案される走行部200が表示される。図12に示される例では、センタサーバ1から提案された複数の経路のうち現在選択されている経路に関する情報が表示されている。また、当該経路のうち、所定の特性を有する区間にはその特性を示す情報が表示されている。各区間に付随する「走行部提案」のボタンを選択すると、当該区間において提案される走行部200に関する情報がポップアップで表示される。
なお、経路上でユーザ所有の走行部200が用いられており、且つ、途中で他の走行部200に交換されている場合には、センタサーバ1は、ユーザ所有の走行部200を交換した交換場所に立ち寄って、走行部200を交換するように復路を提案してもよい。または、センタサーバ1は、ユーザ所有の走行部200に指示をして、復路における所定の交換場所へ移動させてもよい。なお、経路及び走行部の提案画面の構成は、図12に示されるものに限定されない。
<第2実施形態の作用効果>
第2実施形態では、目的地までの経路が道路の特性に応じて区間に分割され、区間ごとに道路の特性に応じて走行部200が提案される。この提案に従って走行部200をレンタルすることで、各区間の道路の特性に応じた走行部200によって移動できるので、経路全体を通じてより安定した走行を提供することができる。
また、第2実施形態では、車体部と走行部とが分離する分離車両が想定されているので、走行部200を各区間で交換しながらの移動でも、車体部は交換されないので、車内環境を変えることなく移動することができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
上記の実施形態では、道路の特性として、高速道路、悪路、及び、狭路が列挙されているが、道路の特性はこれらに限定されない。また、提案する走行部200の決定において、道路の特性に加えて、変動性のある天候、災害、及び事故発生等による影響を考慮してもよい。
上記の実施形態では、レンタルされる走行部200は、センタサーバ1の管理者が所有する走行部200が想定されている。ただし、これに限られず、レンタルされる走行部200は個人ユーザが所有している走行部200であってもよい。個人ユーザが所有している走行部200がレンタルされる走行部200として用いられる場合には、当該ユーザは、走行部レンタルシステム100に提供する走行部200に関する情報をセンタサーバ1へ登録する。例えば、センタサーバ1へ登録される、走行部200に関する情報には、当該走行部200の車種、スケジュール情報、及び、初期位置等がある。個人ユーザが所有する走行部200をレンタルする走行部200として提供してもらうことによって、システム側は、レンタルに提供される走行部200の種類及び数をより多く確保することができる。一方、走行部200をレンタルに提供する個人ユーザは、当該走行部200を使用していない間にレンタルに提供することで、レンタル料を取得することができる。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1 :センタサーバ
4 :ユーザ端末
11 :制御部
12 :経路探索部
13 :端末通信部
20 :制御部
41 :サーバ通信部
42 :表示制御部
100 :走行部レンタルシステム
102 :メモリ
103 :外部記憶装置
104 :通信部
300 :車体部

Claims (17)

  1. ユーザ端末から、車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とが受信された場合に、前記目的地までの経路を取得することと、
    前記目的地までの経路に含まれる道路の特性によって分割された複数の区間のうち、少なくとも所定の特性を有する道路を含む第1の区間について、複数の走行部の中から、前記所定の特性に応じた性能を有する第1の走行部を決定することと、
    前記目的地までの経路に関する情報と、少なくとも前記第1の区間について前記第1の走行部に関する情報と、を前記ユーザ端末へ送信することと、
    を実行するプロセッサを備える情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記第1の区間の開始点及び終了点付近に存在する、走行部の交換場所に関する情報を前記ユーザ端末へ送信することをさらに実行する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記目的地までの経路を複数取得し、
    前記目的地までの前記複数の経路それぞれについて、前記第1の走行部を決定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記目的地までの経路に前記所定の特性として高速道路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、高速道路を走行可能な走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記目的地までの経路に前記所定の特性として悪路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、4輪駆動である走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、前記目的地までの経路に前記所定の特性として狭路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、最小回転半径が所定値未満である走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の走行部は、複数のユーザが個人で所有する走行部である、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とを所定のサーバへ送信することと、
    前記所定のサーバから、前記目的地までの経路に関する情報と、前記目的地までの経路に含まれる道路の特性によって分割された複数の区間のうち、少なくとも所定の特性を有する道路を含む第1の区間についての前記所定の特性に応じた性能を有する第1の走行部に関する情報と、を受信することと、
    前記目的地までの経路に関する情報と、少なくとも前記第1の区間について前記第1の走行部に関する情報とを表示装置に出力することと、を実行させるためのプログラム。
  9. 前記コンピュータに、
    前記第1の区間の開始点及び終了点付近に存在する、走行部の交換場所に関する情報を前記所定のサーバから受信することをさらに実行させる、
    請求項に記載のプログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    前記目的地までの複数の経路に関する情報と、前記目的地までの前記複数の経路それぞれについて、前記第1の走行部に関する情報とを受信して、前記表示装置に表示すること、
    を実行させるための請求項8又は9に記載のプログラム。
  11. ユーザ端末から、車体部と結合することで車両を形成する走行部のレンタル依頼と、前記車両による移動の目的地に関する情報とが受信された場合に、前記目的地までの経路を取得することと、
    前記目的地までの経路に含まれる道路の特性によって分割された複数の区間のうち、少なくとも所定の特性を有する道路を含む第1の区間について、複数の走行部の中から、前記所定の特性に応じた性能を有する第1の走行部を決定することと、
    前記目的地までの経路に関する情報と、少なくとも前記第1の区間について前記第1の走行部に関する情報と、を前記ユーザ端末へ送信することと、
    を含む情報処理方法。
  12. 前記第1の区間の開始点及び終了点付近に存在する、走行部の交換場所に関する情報を前記ユーザ端末へ送信することをさらに含む、
    請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 前記目的地までの経路を複数取得し、
    前記目的地までの前記複数の経路それぞれについて、前記第1の走行部を決定する、
    請求項11又は12に記載の情報処理方法。
  14. 前記目的地までの経路に前記所定の特性として高速道路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、高速道路を走行可能な走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項11から13のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  15. 前記目的地までの経路に前記所定の特性として悪路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、4輪駆動である走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項11から14のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  16. 前記目的地までの経路に前記所定の特性として狭路であるという特性を有する道路が含まれる場合に、最小回転半径が所定値未満である走行部を前記第1の走行部として決定する、
    請求項11から15のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  17. 前記複数の走行部は、複数のユーザが個人で所有する走行部である、
    請求項11から16のいずれか一項に記載の情報処理方法。
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