JP7239431B2 - 蓄電システム及び充電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電システム及び充電方法に関する。
従来、1つの電力変換装置(PCS;Power Conditioning System)に対して2以上の蓄電装置が並列で接続された蓄電システムが知られている。このような蓄電システムにおいては、最も電圧値の低い蓄電装置又は最も電圧値の高い蓄電装置を最初に電力変換装置に接続した上で、電力変換装置の出力電圧値に対する差異が所定差異以下である蓄電装置が電力変換装置に接続される(例えば、特許文献1)。
特開2016-119839号公報
ところで、上述した蓄電システムにおいて、電力変換装置の出力電圧値に対する差異が所定差異以下でない蓄電装置については、このような蓄電装置の放電を行うことによって、2以上の蓄電装置の電圧値を揃える制御が行われる(セルバランス動作)。
しかしながら、上述した技術では、2以上の蓄電装置を電力変換装置に接続する手順が記載されているに過ぎず、2以上の蓄電装置の充電手順については開示も示唆もされていない。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、蓄電システムを構成する2以上の蓄電装置の適切に充電することを可能とする蓄電システム及び充電方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る蓄電システムは、1つの電力変換装置に対して2以上の蓄電装置が並列で接続されたシステムである。前記蓄電システムは、前記2以上の蓄電装置を充電する充電モードを制御する制御部を備える。前記制御部は、前記充電モードにおいて、前記2以上の蓄電装置の中から選択された充電対象の第1蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記第1蓄電装置を充電する充電処理を行い、前記第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの充電状態が満充電状態となった場合に、前記第1蓄電装置を前記電力変換装置から切断する切断処理を行い、前記2以上の蓄電装置の中から選択された前記第1蓄電装置以外の放電対象の第2蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記電力変換装置に接続された前記第2蓄電装置の電圧値が前記第1蓄電装置の電圧値と揃うまで前記第2蓄電装置を放電する放電処理を行い、
前記2以上の蓄電装置の電圧値が揃った場合に、前記2以上の蓄電装置の全てを前記電力変換装置に接続する接続処理を行う。
本発明によれば、蓄電システムを構成する2以上の蓄電装置の適切に充電することを可能とする蓄電システム及び充電方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る蓄電システム100を示す図である。 図2は、実施形態に係る蓄電装置110の容量を説明するための図である。 図3は、実施形態に係る2以上の蓄電装置110の充電及び放電を説明するための図である。 図4は、実施形態に係る充電モードを説明するための図である。 図5は、実施形態に係る充電方法を示す図である。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものである。
[実施形態]
(蓄電システム)
以下において、実施形態に係る蓄電システムについて図1を参照しながら説明する。図1に示すように、蓄電システム100は、2以上の蓄電装置110と、2以上のセンサ111と、2以上の切替部120と、PCS(Power Conditioning System)130と、センサ131と、制御部210と、管理部220と、出力部230と、記憶部240と、を有する。
蓄電装置110は、電力を蓄積する装置である。具体的には、蓄電装置110は、電力を蓄積する2以上の蓄電セルを有する。2以上の蓄電セルは、互いに直列で接続されるセルストリングを構成する。蓄電装置110は、互いに並列で接続される2以上のセルストリングを有していてもよい。蓄電装置110は、2以上の蓄電セルのそれぞれに接続された放電抵抗を有しており、蓄電セルから放電抵抗への放電によって、2以上の蓄電セルの電圧値のバラツキを抑制する機能(以下、セルバランス機能)を有していてもよい。蓄電セルの電圧値は、蓄電装置110の充電又は放電を繰り返すことによって均一化される。
図1では、蓄電装置110として、蓄電装置110A~蓄電装置110Cが例示されている。2以上の蓄電装置110は、1つのPCS130に対して並列で接続される。
センサ111は、蓄電装置110の出力端に設けられており、蓄電装置110の状態を検出する。蓄電装置110の状態は、蓄電装置110の出力端の電圧値を含む。蓄電装置110の状態は、蓄電装置110から放電される電力の電流値を含んでもよく、蓄電装置110に充電される電力の電流値を含んでもよい。
ここで、“出力端”という用語は、蓄電装置110の放電における電力の出力端を意味する。従って、“出力端”とは、蓄電装置110の充電における電力の入力端と同義である。以下において、説明の便宜から、蓄電装置110の放電において、電力が出力される側を“出力端”と称し、電力が入力される側を“入力端”と称する。
図1では、センサ111として、センサ111A~センサ111Cが例示されている。センサ111Aは、蓄電装置110Aの状態を検出する。同様に、センサ111Bは、蓄電装置110Bの状態を検出し、センサ111Cは、蓄電装置110Cの状態を検出する。
切替部120は、蓄電装置110とPCS130との間の電気的な接続を切り替える。具体的には、切替部120は、蓄電装置110とPCS130とを接続する電力線の接続又は切断を切り替える。以下においては、蓄電装置110とPCS130とが電気的に接続された状態を“ON”と称し、蓄電装置110とPCS130とが電気的に切断された状態を“OFF”と称する。特に限定されるものではないが、切替部120は、機械的なリレー機構であってもよい。切替部120は、スイッチング素子によって構成されるリレー回路であってもよい。
図1では、切替部120として、切替部120A~切替部120Cが例示されている。切替部120Aは、蓄電装置110AのON/OFFを切り替える。同様に、切替部120Bは、蓄電装置110BのON/OFFを切り替え、切替部120Cは、蓄電装置110CのON/OFFを切り替える。
PCS130は、蓄電装置110から放電される直流電力を交流電力に変換し、蓄電装置110に充電される直流電力に交流電力に変換する電力変換装置である。PCS130の入力端は、電力線を介して蓄電装置110と接続される。PCS130の出力端は、電力系統に電力線を解して接続される。PCS130の出力端は、蓄電システム100を含む施設に設けられる装置(他の分散電源又は負荷など)に電力線を介して接続されてもよい。ここで、PCS130は、蓄電システム100が電力系統から解列された状態(以下、自立運転状態)において、施設に設けられる装置とPCS130とを接続する端子(自立端子)を有してもよい。
センサ131は、PCS130の出力端に設けられており、PCS130の状態を検出する。PCS130の状態は、PCS130の出力端の電圧値を含む。PCS130の状態は、蓄電装置110の放電においてPCS130から出力される電力の電流値を含んでもよく、蓄電装置110の充電においてPCS130に入力される電力の電流値を含んでもよい。
制御部210は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)によって構成されてもよく、通信可能に接続された複数の回路(集積回路及び又はディスクリート回路(discrete circuits)など)によって構成されてもよい。
制御部210は、蓄電システム100に設けられる構成と信号線を介して接続される。ここでは、制御部210は、センサ111、PCS130及びセンサ131と信号線を介して接続される。制御部210は、PCS130の制御によって蓄電装置110の充電又は放電を制御する。制御部210は、センサ111から蓄電装置110の状態を取得する。制御部210は、センサ131からPCS130の状態を取得する。
管理部220は、蓄電システム100に関する情報を管理する。例えば、管理部220は、不揮発性メモリなどのメモリ又は/及びHDD(Hard disc drive)などの記憶媒体によって構成される。具体的な、管理部220は、2以上の蓄電装置110のそれぞれに対応する2以上の個別充電状態(以下、個別SOC(SOC;State of Charge))を特定する情報を管理する。管理部220は、蓄電システム100の全体充電状態(以下、全体SOC)を特定する情報を管理する。なお、SOCの詳細については後述する(図2を参照)。
出力部230は、管理部220によって管理される情報を出力する。具体的には、出力部230は、全体SOCを出力する。出力部230は、個別SOCを出力してもよい。特に限定されるものではないが、出力の形態は、表示であってもよく、音声であってもよい。例えば、出力部230は、ディスプレイによって構成されてもよく、スピーカによって構成されてもよい。或いは、出力部230は、通信モジュールによって構成されており、管理部220によって管理される情報を外部装置に送信してもよい。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n、ZigBee、Wi-SUN、LTEなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3などの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。外部装置は、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどのユーザ端末であってよく、蓄電システム100を含む施設に設けられるEMS(Energy Management System)であってもよい。
記憶部240は、管理部220によって管理される情報をログとして記憶する。記憶部240は、不揮発性メモリなどのメモリ又は/及びHDD(Hard disc drive)などの記憶媒体によって構成される。記憶部240は、全体SOCの推移をログとして記憶する。記憶部240は、個別SOCの推移をログとして記憶してもよい。記憶部240は、PCS130の運転状態(充電、放電、待機など)の推移をログとして記憶してもよい。
(蓄電装置の容量)
以下において、実施形態に係る蓄電装置110の容量について図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、蓄電装置110の容量は、蓄電装置110の劣化抑制等の観点から、蓄電装置110の使用が制限される使用不可容量を含む。閾値THは、使用不可容量(上限側)を特定する閾値であり、閾値THは、使用不可容量(下限側)を特定する閾値である。蓄電装置110の容量は、災害などの緊急事態に対応するために非常容量(BCP;Business Continuity Plan)容量を含む。閾値THは、BCP容量を特定する閾値である。
以下においては、蓄電装置110の全体容量は、使用不可容量を除いた容量であるものとして説明を進める。緊急事態以外の平常状態では、BCP容量が用いられないため、蓄電装置110から放電可能な容量(放電可能容量)は、蓄電装置110に蓄積された電力(蓄電残量)からBCP容量を除いた値である。蓄電装置110に充電可能な容量(充電可能容量)は、全体容量から蓄電残量を除いた値である。なお、蓄電残量及び使用不可容量(下限側)の合計にいては、便宜的に蓄電容量と称する。
蓄電装置110のSOCは、THとTHとの間の容量(すなわち、蓄電装置110の全体容量)を基準として定められてもよい。具体的には、蓄電装置110のSOCは、蓄電装置110の全体容量に対する蓄電装置110の蓄電容量の比率で表される。上限SOCは、上述した閾値THによって特定される。下限SOCは、閾値THによって特定される。
このようなケースにおいて、SOCの測定方法は、SOCとOCV(Open Circuit Voltage)との関係を表す曲線(以下、SOC-OCV曲線)を用いた方法であってもよい。このような方法では、蓄電装置110の出力端の電圧値の検出によってSOCを測定することができる。但し、SOCの測定方法は、これに限定されるものではなく、蓄電装置110の充電又は放電に伴う電流の積算を用いた方法であってもよい。
さらに、蓄電装置110の定期的なメンテナンスによって、全体容量の再測定が行われる。具体的には、満充電状態から所定放電状態まで蓄電装置110の放電を行うことによっての再測定が行われる。所定放電状態とは、BCP容量の放電が行われた状態である。但し、使用不可容量(下限側)の放電までは行われない。SOC-OCV曲線を用いてSOCが測定される場合には、このようなメンテナンスによって、上限SOC及び下限SOCに相当する電圧値が再定義される。
図2では、1つの蓄電装置110の容量及びSOCについて説明したが、互いに並列で接続された2以上の蓄電装置110の容量及びSOCについても同様である。従って、その詳細については省略する。
(充電及び放電)
以下において、実施形態に係る2以上の蓄電装置110の充電及び放電について図3を参照しながら説明する。ここでは、蓄電装置110A~蓄電装置110Cの全てがONである前提で説明する。
図3では、蓄電装置110Cの蓄電残量に相当する電圧値が最大電圧値(VMAX)であり、蓄電装置110Bの蓄電残量に相当する電圧値が最小電圧値(VMIN)であり、蓄電装置110Aの蓄電残量に相当する電圧値がVMAXとVMINとの間の中間電圧値(VMID)であるケースを例示する。
このようなケースにおいて、2以上の蓄電装置110の横流によって生じる蓄電装置110の劣化を抑制するために、VMAXとVMINとの差異(VDIF)が閾値(THDIF)である状態において、2以上の蓄電装置110の充電又は放電が行われる。
図3に示すように、2以上の蓄電装置110の充電又は放電によって、各蓄電装置110の電圧値のバラツキ(上述したVDIF)は縮小してもよい。但し、各蓄電装置110の内部抵抗のバラツキによってVDIFが拡大する可能性もある。さらに、各蓄電装置110の充電又は放電が行わずに時間が経過した場合には、自然放電などによってVDIFが拡大することも考えられる。
(充電モード)
以下において、実施形態に係る2以上の蓄電装置110の充電モードについて図4を参照しながら説明する。
ここでは、蓄電装置110Aの全体容量に相当する電圧値が蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの全体容量に相当する電圧値よりも高く、蓄電装置110Aの蓄電容量に相当する電圧値が蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの蓄電容量に相当する電圧値よりも高いケースについて例示する。
例えば、このようなケースとしては、蓄電装置110Aが設けられた蓄電システム100において、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cを増設するケースが挙げられる。或いは、切替部120がOFFの状態において、各蓄電装置110の設置場所の違い(例えば、屋内又は屋外)によって環境温度の違いが生じ、自然放電の違いに起因して各蓄電装置110の電圧に差異が生じることも考えられる。
ここで、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの全体容量に相当する電圧値が蓄電装置110Aの全体容量に相当する電圧値よりも低い理由は、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cを構成する蓄電セルの電圧値のバラツキが考えられる。蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの充電及び放電が繰り返されることによって、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの全体容量に相当する電圧値が蓄電装置110Aの全体容量に相当する電圧値と等しくなってもよい。
このような前提下において、制御部210は、以下に示す手順で充電モードを行う。図4では、蓄電装置110Aは、放電対象の第2蓄電装置の一例であり、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cは、充電対象の第1蓄電装置の一例である。
第1に、制御部210は、2以上の蓄電装置110の中から選択された充電対象の第1蓄電装置をPCS130に接続するとともに、第1蓄電装置を充電する充電処理を行う(図4に示す状態A~状態B)。
第2に、制御部210は、第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの個別SOCが満充電状態となった場合に、第1蓄電装置をPCS130から切断する切断処理を行う(図4に示す状態B~状態C)。ここで、管理部220は、状態B以降において全体SOCが満充電状態(100%)であるものとして管理する。詳細には、管理部220は、状態B以降において、個別SOC(ここでは、蓄電装置110Aの個別SOC)の減少があったとしても、全体SOCが満充電状態であるものとして管理する。
第3に、制御部210は、2以上の蓄電装置110の中から選択された第1蓄電装置以外の放電対象の第2蓄電装置をPCS130に接続するとともに、PCS130に接続された第2蓄電装置が第1蓄電装置の電圧値と揃うまで第2蓄電装置を放電する放電処理を行う(図4に示す状態D~状態E)。ここで、電圧値が揃った状態は、図3で説明したように、VMAXとVMINとの差異(VDIF)が閾値(THDIF)である状態である。
第4に、2以上の蓄電装置110の電圧値が揃った場合に、2以上の蓄電装置110の全てをPCS130に接続する接続処理を行う(図4に示す状態F)。
以上説明したように、図4に示す状態A~状態Fのように充電モードを行うことによって、VMAXとVMINとの差異(VDIF)が閾値(THDIF)である状態において、PCS130に並列で接続された2以上の蓄電装置110の充電又は放電を適切に開始することができる。
図4に示す例では、蓄電装置110B及び蓄電装置110Cの全体容量に相当する電圧値が略等しいため、満充電状態(状態B)において蓄電装置110Bの電圧値と蓄電装置110Cの電圧値との差異が閾値(THDIF)以下である。しかしながら、実施形態は、このようなケース以外にも適用することが可能である。具体的には、制御部210は、第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの個別SOCが満充電状態となった場合に、上述した切断処理を行えばよい。言い換えると、満充電状態において最も電圧値が低い第1蓄電装置を基準として充電モードが行われる。
図4に示す例では、初期状態(状態A)において蓄電装置110Bの電圧値と蓄電装置110Cの電圧値との差異が閾値(THDIF)以下である。しかしながら、実施形態は、このようなケース以外にも適用することが可能である。具体的には、制御部210は、充電処理において、2以上の蓄電装置110の中から電圧値が低い順に第1蓄電装置を選択する。制御部210は、充電処理において、PCS130に接続された第1蓄電装置の充電を継続しながら、PCS130に接続された第1蓄電装置の電圧値に対する差異が所定閾値(THDIF)以下となった蓄電装置110を第1蓄電装置としてPCS130に順に接続する。
図4に示す例では、放電対象の第2蓄電装置が1つである。しかしながら、実施形態は、放電対象の第2蓄電装置が2以上であるケースにも適用することが可能である。具体的には、制御部210は、放電処理において、PCS130に接続されていない蓄電装置110の中から電圧値が高い順に第2蓄電装置を選択する。制御部210は、放電処理において、PCS130に接続された第2蓄電装置の放電を継続しながら、PCS130に接続された第2蓄電装置の電圧値に対する差異が所定閾値(THDIF)以下となった蓄電装置110を第2蓄電装置としてPCS130に順に接続する。
(充電方法)
以下において、実施形態に係る充電方法について図5を参照しながら説明する。図5では、上述した制御部210の動作について説明する。図5に示すフローの初期状態は、全ての蓄電装置110がOFFである状態である。
図5に示すように、ステップS10において、制御部210は、充電対象の第1蓄電装置を選択するとともに、選択された第1蓄電装置をPCS130に接続する。ステップS10において、制御部210は、2以上の蓄電装置110の中から電圧値が低い順に第1蓄電装置を選択する。
ステップS11において、制御部210は、PCS130に接続された第1蓄電装置の充電を行う。
ステップS12において、制御部210は、PCS130に接続された第1蓄電装置の電圧値に対する差異が閾値(THDIF)以下である充電対象の蓄電装置110がないか判定する。充電対象の蓄電装置110がない場合にはS13の処理が行われる(YES)。充電対象の蓄電装置110がある場合にはS10の処理に戻る(NO)。
ステップS13において、制御部210は、PCS130に接続された第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの個別SOCが満充電状態となるまで、第1蓄電装置の充電を継続する。
なお、ステップS10~ステップS13までの処理は、充電処理に該当する(図4に示す状態A~状態B)。
ステップS14において、制御部210は、第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの個別SOCが満充電状態となった場合に、第1蓄電装置をPCS130から切断する切断処理を行う(図4に示す状態C)。
ステップS15において、制御部210は、放電対象の第2蓄電装置を選択するとともに、選択された第2蓄電装置をPCS130に接続する。ステップS15において、制御部210は、2以上の蓄電装置110の中から電圧値が高い順に第2蓄電装置を選択する。
ステップS16において、制御部210は、PCS130に接続された第2蓄電装置の放電を行う。
ステップS17において、制御部210は、PCS130に接続された第2蓄電装置の電圧値に対する差異が閾値(THDIF)以下である充電対象の蓄電装置110がないか判定する。放電対象の蓄電装置110がない場合にはS18の処理が行われる(YES)。放電対象の蓄電装置110がある場合にはS15の処理に戻る(NO)。
ステップS18において、制御部210は、PCS130に接続された第2蓄電装置が第1蓄電装置の電圧値と揃うまで、第2蓄電装置の放電を継続する。
なお、ステップS15~ステップS18までの処理は、放電処理に該当する(図4に示す状態D~状態E)。
ステップS19において、制御部210は、2以上の蓄電装置110の全てをPCS130に接続する接続処理を行う(図4に示す状態F)。
図5では、充電モードについて主として説明したが、ステップS19以降においては、図3に示したように、VMAXとVMINとの差異(VDIF)が閾値(THDIF)である状態を維持しながら、2以上の蓄電装置110の充電又は放電が行われることに留意すべきである。言い換えると、実施形態に係る充電モードは、2以上の蓄電装置110について最初の満充電状態を実現するための手順である。
(作用及び効果)
実施形態では、蓄電システム100は、充電モードにおいて、充電処理、切断処理、放電処理及び接続処理を上述した手順で行う。このような構成によれば、満充電状態において最も電圧値が低い第1蓄電装置を基準として満充電状態が定義されるものの、VMAXとVMINとの差異(VDIF)が閾値(THDIF)である状態を維持しながら充電モードを実行することができる。言い換えると、2以上の蓄電装置110の横流によって生じる蓄電装置110の劣化を抑制しながら満充電状態を適切に実現することができる。
実施形態では、蓄電システム100は、第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの個別SOCが満充電状態となったタイミング以降(図4に示す状態B以降、図5に示すステップS14以降)において、全体SOCが満充電状態(100%)であるものとして管理する。言い換えると、充電モードの中で個別SOCの減少があったとしても、全体SOCが満充電状態であるものとして管理される。このような構成によれば、全体SOCが出力されるケースを想定した場合に、図4に示す状態E又は状態Fで全体SOCが減少したかのようなユーザの違和感が軽減される。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、制御部210、管理部220、出力部230及び記憶部240の少なくともいずれか1つは、PCS130でもよく、蓄電システム100を含む施設に設けられるEMSに設けられてもよい。EMSは、クラウドサービスによって提供されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、充電対象の第1蓄電装置は、満充電状態において最も低い電圧値に対する差異が閾値(THDIF)以下である蓄電装置110であると考えてもよい。一方で、放電対象の第2蓄電装置は、満充電状態において最も低い電圧値に対する差異が閾値(THDIF)よりも大きい蓄電装置110であると考えてもよい。
実施形態では特に触れていないが、蓄電システム100に設けられる信号線は、有線であってもよく、無線であってもよい。
実施形態では特に触れていないが、制御部210は、管理部220で管理される全体SOCに基づいて、蓄電システム100の充電又は放電を制御してもよい。例えば、制御部210は、全体SOCが上限SOCに達した場合に、蓄電システム100の充電を停止してもよい。同様に、制御部210は、全体SOCが下限SOCに達した場合に、蓄電システム100の放電を停止してもよい。
実施形態では、蓄電装置110の容量がBCP容量を含み、下限SOCはBCP容量を特定する。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。蓄電装置110の容量がBCP容量を含まずに、下限SOCが使用不可容量(下限側)を特定してもよい。
100…蓄電システム、110…蓄電装置、111…センサ、120…切替部、130…PCS、131…センサ、210…制御部、220…管理部、230…出力部、240…記憶部

Claims (7)

  1. 1つの電力変換装置に対して2以上の蓄電装置が並列で接続された蓄電システムであって、
    前記2以上の蓄電装置を充電する充電モードを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記2以上の蓄電装置の中から選択された充電対象の第1蓄電装置以外の第2蓄電装置の蓄電容量に相当する電圧値が前記第1蓄電装置の全体容量に相当する電圧値よりも高い場合に、前記充電モードにおいて、
    前記第2蓄電装置を前記電力変換装置に接続していない状態で、前記第1蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記第1蓄電装置を充電する充電処理を行い、
    前記第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの充電状態が満充電状態となった場合に、前記第1蓄電装置を前記電力変換装置から切断する切断処理を行い、
    前記第2蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記電力変換装置に接続された前記第2蓄電装置の電圧値が前記第1蓄電装置の電圧値と揃うまで前記第2蓄電装置を放電する放電処理を行い、
    前記2以上の蓄電装置の電圧値が揃った場合に、前記2以上の蓄電装置の全てを前記電力変換装置に接続する接続処理を行う、蓄電システム。
  2. 前記蓄電システムの全体充電状態を出力する出力部を備え、
    前記出力部は、前記第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの充電状態が満充電状態となったタイミング以降において、前記蓄電システムの全体充電状態が満充電状態である旨を出力する、請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記制御部は、前記充電処理において、前記2以上の蓄電装置の中から電圧値が低い順に第1蓄電装置を選択する、請求項1又は請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記制御部は、前記充電処理において、前記電力変換装置に接続された前記第1蓄電装置の充電を継続しながら、前記電力変換装置に接続された前記第1蓄電装置の電圧値に対する差異が所定閾値以下となった蓄電装置を前記第1蓄電装置として前記電力変換装置に順に接続する、請求項3に記載の蓄電システム。
  5. 前記制御部は、前記放電処理において、前記電力変換装置に接続されていない蓄電装置の中から電圧値が高い順に第2蓄電装置を選択する、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  6. 前記制御部は、前記放電処理において、前記電力変換装置に接続された前記第2蓄電装置の放電を継続しながら、前記電力変換装置に接続された前記第2蓄電装置の電圧値に対する差異が所定閾値以下となった蓄電装置を前記第2蓄電装置として前記電力変換装置に順に接続する、請求項5に記載の蓄電システム。
  7. 1つの電力変換装置に対して2以上の蓄電装置が並列で接続された蓄電システムで用いる充電方法であって、
    前記2以上の蓄電装置の中から選択された充電対象の第1蓄電装置以外の第2蓄電装置の蓄電容量に相当する電圧値が前記第1蓄電装置の全体容量に相当する電圧値よりも高い場合に、前記2以上の蓄電装置を充電する充電モードにおいて、
    前記第2蓄電装置を前記電力変換装置に接続していない状態で、前記第1蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記第1蓄電装置を充電するステップと、
    前記第1蓄電装置の少なくともいずれか1つの充電状態が満充電状態となった場合に、前記第1蓄電装置を前記電力変換装置から切断するステップと、
    前記第2蓄電装置を前記電力変換装置に接続するとともに、前記電力変換装置に接続された前記第2蓄電装置の電圧値が前記第1蓄電装置の電圧値と揃うまで前記第2蓄電装置を放電するステップと、
    前記2以上の蓄電装置の電圧値が揃った場合に、前記2以上の蓄電装置の全てを前記電力変換装置に接続するステップと、を備える充電方法。
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