JP7237029B2 - 監視制御装置 - Google Patents

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Description

本願は、監視制御装置に関するものである。
例えば、施設ビル等において、監視制御対象である各種設備に対して状態監視情報に応じた制御指令を作成する監視制御装置がある。
従来の監視制御装置においては、監視対象の設備における配線、配管等の接続状況は、設計図面等に代表される設計情報に基づいて入力されていた。しかし、年数の経過に伴う設備追加または補修、更新等に伴い、配線、配管等の接続状況が変化することがある。
また、既設の施設ビル等に対して、新規に監視制御装置を導入する場合、設計情報そのものが散逸もしくは陳腐化しており、接続状況が入手できない事例がある。
そのため、監視対象設備の接続関係を推定処理するために、供給元と供給先の同一時刻の測定値の変化量から供給元と供給先の接続可能性を示す指標値を算出し、指標値の大きさによって接続関係を推定している。(例えば、特許文献1および特許文献2参照)
特開2013-162589号公報(第6-30頁、第1図) 特開2013-048520号公報(第5-8頁、第1図)
従来の監視制御装置は、供給元と供給先の接続関係を一対一で推定するための指標値を算出しており、供給先に対する供給元の特定は可能であるが、一つの供給元に対して複数の供給先が存在する場合、供給先同士の接続関係は明らかではない。
すなわち、一つの供給元に対して、複数の供給先が並列接続されているのか、直列接続されているのかは、供給先設備間で供給元と供給先の組み合わせを総当たりで推定する必要がある。
また、従来の監視制御装置では、供給元と供給先との接続関係を推定するための指標値の値が一定値より小さくなると、接続関係がないと判断するため、例えば、空調設備または給排水管の配管劣化等により、末端の設備まで冷暖気または水の供給が行き届かなくなると、接続関係がなくなってしまうという問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、設備機器間の接続関係を精度よく推定する監視制御装置を提供することを目的とする。
本願に開示される監視制御装置は、設備機器を監視および制御する監視制御装置であって、設備機器の稼動状態を示すデータを収集するデータ収集部、このデータ収集部により収集されたデータに基づき、設備機器を制御するための制御指令が変化した場合の当該設備機器の稼動状態の変化が、他の設備機器の稼動状態に及ぼす影響の度合いを数値化し、設備影響度として算出する設備影響度算出部、この設備影響度算出部により算出された設備影響度に基づき、設備機器間の接続関係を推定する接続関係推定部、この接続関係推定部により推定された設備機器間の接続関係を記憶する接続関係記憶部を備え、接続関係推定部は、設備影響度が予め決められたしきい値を超える場合に、設備機器間の接続関係ありとするものである。



本願に開示される監視制御装置によれば、設備機器間の接続関係を精度よく推定することができる。
実施の形態1による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による監視制御装置の信号リスト記憶部のデータ例を示す図である。 実施の形態1による監視制御装置の設備機器リスト記憶部のデータ例を示す図である。 実施の形態1による監視制御装置の履歴データ記憶部のデータ例を示す図である。 実施の形態1による監視制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による監視制御装置の適用現場例を示す図である。 実施の形態1による監視制御装置の設備影響度算出部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による監視制御装置の設備影響度の算出例を示す図である。 実施の形態1による監視制御装置の接続関係推定部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による監視制御装置の設備機器リスト更新部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態2による監視制御装置の設備機器リスト更新部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による監視制御装置の接続関係描画部の接続関係推定結果出力例を示す図である。 実施の形態3による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態3による監視制御装置の設備機器リスト更新部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態4による監視制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4による監視制御装置の接続関係評価部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態5による監視制御装置の設備機器制御指令作成部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1~実施の形態5による監視制御装置のハードウェア構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、監視制御装置1は、後述する信号リスト記憶部2、設備機器リスト記憶部3、履歴データ記憶部4、データ収集部5、設備影響度算出部6、接続関係推定部7、設備機器リスト更新部8を有する。
監視制御装置1は、監視対象となる設備機器11から機器の稼動状態を示すデータを信号線、通信回線等を経由して収集する。
以下、監視制御装置1の各部について詳述する。
信号リスト記憶部2は、後述する図2に示すデータを記憶する。
また、信号リスト記憶部2は、図2に示すデータの他、監視制御装置1または設備機器11の入出力仕様の制限等の理由により、実際には収集不可能な信号名とその取り得る値と各値の示す意味を格納してもよい。
また、信号リスト記憶部2は、図2の形式によらず、機器の型名と収集可能な信号名とその取り得る値と各値の示す意味とを紐づけて記憶するテーブルに分割したテーブル構造を有し、型名が同一の機器について共通な信号リストを保持するようにしてもよい。
さらにまた、信号リスト記憶部2には、上記以外のデータ項目、例えば信号種別、計測ユニット名、収集プロトコル名等が含まれていてもよい。
設備機器リスト記憶部3(接続関係記憶部)には、後述する図3に示すデータを記憶する。
図3で、機器同士の接続関係に関する情報は、接続系統ごとに保有してもよい。例えば、空調設備の場合は、電力供給系統による接続関係、配管系統による接続関係、制御ネットワーク系統による接続関係、等の複数の接続関係を有する。
この場合は、各系統における接続関係を保有することが望ましい。そのため、機器同士の接続関係に関する情報は、接続系統ごとに異なるテーブルで管理してもよい。
また、設備機器リスト記憶部3に記憶される情報は、機器の種別、設置場所、メーカ名、購入年または導入年、保守に関する情報、設定値に関する情報等を含んでいてもよい。
履歴データ記憶部4には、後述する図4に示すデータ例を記憶する。すなわち、監視制御装置1の監視対象である設備機器11のそれぞれから収集した、稼動状態を示すデータを格納する。
稼動状態を示すデータとしては、設備機器11が外部出力可能な信号状態、動作モード識別記号、計量値等の他に、後付けセンサ等で計測可能な電力量等の出力量の能力値または外部から入力された制御指令信号等、設備機器11自身の入出力可能パラメータ以外のパラメータを含んでいてもよい。
データ収集部5は、監視制御装置1の監視対象である設備機器11のそれぞれに対して、稼動状態を示すデータを収集し、履歴データ記憶部4に格納する。データ収集部5は、予め設定された一定周期ごとに自動的に設備機器11の稼動状態を収集するようにしてもよい。
また、信号リスト記憶部2もしくは設備機器リスト記憶部3のいずれかに信号ごと、もしくは設備機器ごとの収集周期を格納しておき、この収集周期に従って自動的に設備機器11の稼動状態を収集するようにしてもよい。
また、設備機器11側、または監視制御装置1および設備機器11と、ネットワーク接続されたデータ収集サーバによって収集された設備機器11の稼動状態を示すデータを、データ収集部5で受信するようにしてもよい。
設備影響度算出部6は、履歴データ記憶部4に格納された、設備機器11の稼動状態を示すデータから、設備機器11相互の設備影響度を算出する。
ここで、設備影響度とは、ある設備機器11の制御指令に対して、設備の挙動が変化する度合いを意味する。例えば、設備機器11に空調コントローラが含まれている場合、空調コントローラにおいて、電源オン/オフ、運転モード、室温設定、風量設定等の変更制御が行われた場合に、他の設備機器11の稼動状態の変化度合いが設備影響度となる。
設備影響度は、一つの信号にのみ着目して算出する方法の他に、当該設備機器11の複数の信号に対する総合的な変化度合いとして算出する方法がある。算出方法の詳細については後述する。
接続関係推定部7は、設備影響度算出部6により算出された設備影響度に基づいて、設備機器11同士の接続関係を推定する。詳細は後述する。
設備機器リスト更新部8は、接続関係推定部7により推定された設備機器11同士の接続関係を、設備機器リスト記憶部3に格納する。
図2は、実施の形態1による監視制御装置の信号リスト記憶部のデータ例を示す図である。
図2において、信号リスト記憶部2のデータ例を示している。監視制御装置1の監視対象である設備機器11のそれぞれにおいて、機器を特定する機器ID(identification)、機器名(機器種別および名称記号)、収集可能な信号名、信号種別、信号値(信号の取り得る値)と各信号値の示す意味とを少なくとも格納している。
図3は、実施の形態1による監視制御装置の設備機器リスト記憶部のデータ例を示す図である。
図3において、監視制御装置1の監視対象である設備機器11のそれぞれにおいて、機器を特定する機器ID、機器名、機器種別、機器同士の接続関係に関する情報を少なくとも格納する。親設備ID、子設備ID1、子設備ID2にその接続関係が示されている。
図4は、実施の形態1による監視制御装置の履歴データ記憶部のデータ例を示す図である。
図4において、監視制御装置1の監視対象である設備機器11のそれぞれから収集した、稼動状態を示すデータが格納されている。収集日、収集時刻、機器ID、収集信号名、収集値である。なお、収集値は、図2の信号値と同じであり、図2の意味が適用される。
なお、稼動状態を示すデータとしては、設備機器11が外部出力可能な信号状態、動作モード識別記号、計量値等の他に、後付けセンサ等で計測可能な電力量等の出力量の能力値または外部から入力された制御指令信号等、設備機器11自身の入出力可能パラメータ以外のパラメータを含んでもよい。
図6は、実施の形態1による監視制御装置の適用現場例を示す図である。
図6においては、監視制御装置が適用されるプラントの例を示している。
プラント内部には、空調コントローラ11aと、空調室外機11b、11cと、空調室内機11d~11iと、照明コントローラ11jと、照明設備11k~11rと、コンピュータ11s~11vが存在するものとする。
図8は、実施の形態1による監視制御装置の設備影響度の算出例を示す図である。
図8においては、例として、機器ID_1として記載された空調コントローラ11aが、機器ID_2として記載された、その他の設備機器11b~11vに及ぼす設備影響度の算出例を示す。設備影響度は、後述する式(1)により算出される。
次に、動作について説明する。
まず、監視制御装置1の動作について、図5を用いて説明する。
この場合、実施の形態1の各処理の内容を説明するための適用例として、図6に示すプラントを例にする。
図6のプラント内部には、空調コントローラ11aと空調室外機11b、11cと、空調室内機11d~11iと、照明コントローラ11jと、照明設備11k~11rと、コンピュータ11s~11vが存在するものとする。
また、実施の形態1においては、設備機器リスト記憶部3には、図6に示すように、電力供給系統については既知であるが、配管系統および制御ネットワーク系統に関する接続関係は不明であるとする。
図5において、始めに、データ収集部5が、設備機器11のそれぞれに対して、機器の稼動状態を示すデータを収集する(ステップS1)。
データ収集部5は、例えば、信号リスト記憶部2に格納されている収集可能な信号すべてに対して、稼動状態を示すデータを収集してもよい。また、設備影響度算出部6が必要とする信号に限定して稼動状態を示すデータを収集してもよい。
続いて、設備影響度算出部6が、設備機器11のそれぞれに対して、相互の設備影響度を算出する(ステップS2)。設備影響度算出部6の詳細な処理フローについては、図7で後述する。
次いで、接続関係推定部7が、設備機器11同士の接続関係を推定する(ステップS3)。接続関係推定部7の詳細な処理フローについては、図9で後述する。
次いで、設備機器リスト更新部8により、接続関係推定部7により推定された設備機器11同士の接続関係を、設備機器リスト記憶部3に格納する(ステップS4)。
設備機器リスト更新部8の詳細な処理フローについては、図10で後述する。
次に、設備影響度算出部6のステップS2の処理の詳細について、図7を用いて説明する。
図5のステップS2の設備影響度算出部6による設備影響度の算出の例として、図8のように、空調コントローラ11aが、その他の設備機器11b~11vに及ぼす設備影響度の算出例について説明する。
空調コントローラ11aにおいて、空調設備の運転状況を「稼働中(電源オン)」から「停止中(電源オフ)」に変更した場合、履歴データ記憶部4には、空調コントローラ11aの制御内容の変更履歴が格納される。
図7で、始めに、履歴データ記憶部4に格納されている空調コントローラ11aの制御指令の信号値に変化が生じたかどうかを判定する(ステップS201)。
空調コントローラ11aのどの信号が制御指令を表すかどうかは、信号リスト記憶部2から取得してもよく、設備機器リスト記憶部3から取得してもよい。
ステップS201で、制御指令が変化しない場合は、処理を終了する。
制御指令が変化した場合は、設備影響度未算出の設備機器があるかどうかを判定する(ステップS202)。
設備影響度未算出の設備機器がある場合は、空調コントローラ11aと当該設備機器との設備影響度αを、式(1)により算出する(ステップS203)。
ここで、設備影響度は、空調コントローラ11aの制御内容が変化した時刻を起点とした場合の当該設備機器の影響変化量比で表現する。
Figure 0007237029000001
ただし、dは、空調コントローラ11aの制御内容に応じて変化する当該設備機器固有のパラメータとする。そして、Δdは、空調コントローラ11aの制御内容に応じて変化する当該設備機器固有のパラメータの変化量であり、dmaxは空調コントローラ11aの制御内容に応じて変化する当該設備機器固有のパラメータの最大値とする。
例えば、対象設備機器が空調室内機であれば、消費電力量、吹出風量、吸い込み口温度等が該当する。対象設備機器が照明設備あるいはコンピュータであれば、本来は空調コントローラ11aの制御の影響を受けるパラメータは存在しない。
このように、明らかに設備機器間に制御関連性がないとわかっている場合は、設備機器リスト記憶部3に、設備機器間の制御関連性を格納しておき、制御関連性がある設備機器間についてのみ、設備影響度を算出してもよい。
また、制御関連性の有無に関わらず、対象設備機器の全パラメータについて影響変化量比を計算し、最も影響変化量比が大きかったパラメータの計算結果もしくは影響変化量比が大きかったパラメータ上位数信号の平均値もしくは影響変化量比が予め定めたしきい値以上の全パラメータの平均値を当該設備機器の設備影響度としてもよい。
また、制御関連性のあるパラメータが既知の場合には、信号リスト記憶部2に制御信号との相関の有無を記憶しておき、設備影響度算出部6のトリガとなった空調コントローラ11aの制御内容に該当する制御信号と制御関連性があるパラメータのみに対して、設備影響度を算出してもよい。
さらにまた、接続関係ごとに設備影響度を算出してもよい。例えば、空調コントローラ11aと空調室外機11bとの間の接続関係としては、電力供給系統による接続関係、配管系統による接続関係、制御ネットワーク系統による接続関係が存在しているとすると、電力供給系統による接続関係を推定するためには消費電力量、配管系統による接続関係を推定するためには出力流量、制御ネットワーク系統による接続関係を推定するためには消費電力量と出力流量の平均値、等のように一つの設備機器に対して接続系統ごとに設備影響度を持つことが望ましい。
図8に、設備影響度の算出例を示す。
すべての設備機器に対して設備影響度を算出すると、設備影響度算出部6の動作を終了する。
次に、接続関係推定部7の図5のステップS3の処理の詳細について、図9を用いて説明する。
ここでは、例として、空調コントローラ11aとその他の設備機器11b~11vとの接続関係を推定する。
図9で、始めに、空調コントローラ11aが所属する接続系統の中で、接続関係を推定していない系統があるかどうかを判定する(ステップS301)。
接続関係を推定していない系統がある場合は、設備影響度の大小に基づいて接続関係を推定する(ステップS302)。
ここでは、設備影響度の大きい設備機器が、空調コントローラ11aにより近い接続関係にあると判断する。
また、設備影響度差が、予め指定した範囲内に収まる設備機器が複数存在する場合は、並列接続になっていると判断させてもよい。
また、設備影響度が予め指定したしきい値以下の場合には、空調コントローラ11aとの接続関係がないと判断させてもよい。
すべての接続系統について接続関係を推定すると、接続関係推定部7の動作を終了する。
次に、設備機器リスト更新部8の図5のステップS4の処理の詳細について、図10を用いて説明する。
図10で、まず、接続関係を格納していない接続系統があるかどうかを判定する(ステップS401)。
接続関係を格納していない系統がある場合は、接続関係推定部7により推定された接続関係を設備機器リスト記憶部3に格納する(ステップS402)。
この時、すでに接続関係が格納されている接続系統がある場合には、格納されている接続関係と新たに推定した接続関係とを比較し、接続関係に相違がある場合には、接続関係を更新するかどうかを監視制御装置1の管理者に問い合わせてもよい。設備機器リスト記憶部3の中に最新の接続関係推定結果を格納する専用の領域を設けて格納し、管理者の承認後に正式な接続関係として格納するようにしてもよい。
また、接続関係推定結果と合わせて、接続関係の強さを表す指標を格納することが望ましい。接続関係の強さを表す指標としては、設備影響度の値を用いてもよく、設備影響度に何段階かのしきい値を設けて、そのしきい値で設定された区間の区間記号を用いてもよい。
すべての接続系統について接続関係を格納すると、設備機器リスト更新部8の動作を終了する。
ステップS4の動作が終了すると、監視制御装置1の動作を終了する。
実施の形態1によれば、監視制御装置1の中に設備影響度算出部6と接続関係推定部7を設け、データ収集部5により収集された設備機器11の稼動状態を示すデータの中の制御指令の変更による影響変化量比に基づいて、設備機器11同士の接続関係を推定することができる。
このため、接続関係が不明な接続系統が存在しても、接続関係を自動的に得ることができる。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図11において、符号1~8、11は図1におけるものと同一のものである。図11では、監視制御装置1に、接続関係を描画する接続関係描画部21を設けるとともに、監視制御装置1に入力部101と出力部102が接続されている。
入力部101は、監視制御装置1を操作するためのキーボード、マウス等のユーザ入力装置である。出力部102は、監視制御装置1の状態を表示するディスプレイ機器等の表示装置である。
図13は、実施の形態2による監視制御装置の接続関係描画部の接続関係推定結果出力例を示す図である。
図13においては、接続関係描画部21の接続関係の描画結果として、図6のプラントを例にした制御系統の接続関係を示している。
実施の形態2は、図5のステップS4の設備機器リスト更新部8の処理が、実施の形態1と異なっている。
実施の形態2における設備機器リスト更新部8の処理の詳細について、図12を用いて説明する。
図12で、始めに、接続関係を格納していない接続系統があるかどうかを判定する(ステップS411)。接続関係を格納していない接続系統がない場合は、設備機器リスト更新部8の動作を終了する。
接続関係を格納していない接続系統がある場合は、接続関係描画部21により、当該接続系統の接続関係推定結果を表示する(ステップS412)。
接続関係描画部21は、図13のように、接続関係をグラフィックデータとして作成したり、表形式で出力したりして、出力部102に出力する。
続いて、監視制御装置1は、出力部102を介して、監視制御装置1の利用者に対して、現在表示中の接続系統における接続関係推定結果を、設備機器リスト記憶部3に格納してよいかどうかを問い合わせる(ステップS413)。
利用者が、入力部101を介して、接続関係推定結果の格納に同意した場合は、接続関係推定部7により推定された接続関係を設備機器リスト記憶部3に格納する(ステップS414)。
利用者が同意しなければ、接続関係推定結果を保存せずに、ステップS411に戻る。
すべての接続系統について確認が終われば、設備機器リスト更新部8の動作を終了する。
実施の形態2によれば、監視制御装置1に、接続関係描画部21と入力部101と出力部102とを設けて、設備機器リスト更新部8の処理の中で、接続関係推定結果を利用者に出力して、利用者が、接続関係推定結果の格納有無を選択できるようにしたので、意図しない接続関係推定結果の格納を抑止することができる。
実施の形態3.
図14は、実施の形態3による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図14において、符号1~8、11、21、101、102は図11におけるものと同一のものである。図14では、監視制御装置1に、接続関係修正部22を設けている。接続関係修正部22は、現在表示中の接続系統における接続関係推定結果に対して修正が必要な場合に、利用者による修正作業を行わせる。
実施の形態3においては、図5のステップS4の設備機器リスト更新部8の詳細な処理が実施の形態2と異なっている。
次に、実施の形態3の設備機器リスト更新部8の処理の詳細について、図15を用いて説明する。
図15で、始めに、接続関係を格納していない接続系統があるかどうかを判定する(ステップS421)。接続関係を格納していない系統がない場合は、設備機器リスト更新部8の処理を終了する。
接続関係を格納していない系統がある場合は、接続関係描画部21により、当該接続系統の接続関係推定結果を表示する(ステップS422)。
次に、監視制御装置1は、出力部102を介して、監視制御装置1の利用者に対して、現在表示中の接続系統における接続関係推定結果に対して修正作業が必要かどうかを問い合わせる(ステップS423)。
修正作業が必要である場合は、接続関係修正部22が、利用者による接続関係の修正を受け付ける(ステップS424)。
例えば、修正したい設備機器を画面上で選択して移動先を指定したり、表の中にリストの表示順を移動させるボタンを設けて指定したり、設備機器の追加または削除ができるアイコンまたはポップアップ画面を設けてもよい。
利用者による接続関係推定結果の修正作業が完了するか、ステップS423において、利用者が修正不要と判断すれば、監視制御装置1は、出力部102を介して、監視制御装置1の利用者に対して、現在表示中の接続系統における接続関係推定結果を格納してもよいかどうかを問い合わせる(ステップS425)。
利用者が、入力部101を介して、接続関係推定結果の格納に同意した場合は、接続関係推定部7により推定された接続関係を設備機器リスト記憶部3に格納する(ステップS426)。
利用者が同意しなければ、接続関係推定結果を保存せずに、ステップS421に戻る。
すべての接続系統について、接続関係の修正の必要性の確認が終われば、設備機器リスト更新部8の動作を終了する。
実施の形態3によれば、監視制御装置1に接続関係修正部22を設けて、設備機器リスト更新部8の処理の中で、接続関係推定結果を利用者が修正できるようにしたので、利用者が接続関係を入力する手間を削減することができる。
実施の形態4.
図16は、実施の形態4による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図16において、符号1~8、11は図1におけるものと同一のものである。図16では、監視制御装置1に、既存の接続関係を評価し、この接続関係の変化を検知する接続関係評価部31を設けている。
なお、図16は、実施の形態1の構成に、接続関係評価部31を設けたものであるが、実施の形態2~実施の形態3の構成に、接続関係評価部31を設けたものであってもよい。
次に、図17を用いて、実施の形態4の監視制御装置1の動作について説明する。
なお、ステップS1~ステップS4は、図5のステップS1~ステップS4の処理と同一の処理であり、その説明を省略する。
図17では、ステップS2の処理に続いて、ステップS10が行われる。
すなわち、図17では、ステップS2に続いて、設備機器リスト記憶部3に既存の接続関係が格納されているかどうかを確認する処理を実行する(ステップS10)。
例えば、電力供給系統については既知であるが、配管系統および制御ネットワーク系統に関する接続関係は不明である場合、配管系統および制御ネットワーク系統については実施の形態1のステップS3およびステップS4の処理を続けて行い、不明な接続関係の推定処理を行う。
一方、既存の接続関係が格納されている電力供給系統については、接続関係評価部31により、既存の接続関係の評価を行う(ステップS11)。
接続関係評価部31の処理の詳細は、後述する図18に示す。
続いて、設備機器リスト更新部8が、接続関係評価部31により推定された設備機器11同士の接続関係の評価結果を、設備機器リスト記憶部3に格納する(ステップS12)。
ステップS4またはステップS12の動作が終了すると、監視制御装置1の動作を終了する。
次いで、図18を用いて、接続関係評価部31の処理の詳細について、説明する。
図18で、始めに、設備機器リスト記憶部3に格納されている接続関係の中に、接続関係を評価していないものがあるかどうかを判定する(ステップS501)。
接続関係を評価していない接続関係がある場合は、設備影響度の大小に基づいて、接続関係を評価する(ステップS502)。
例えば、設備影響度の値をそのまま評価結果としてもよく、設備影響度に何段階かのしきい値を設けて、そのしきい値で設定された区間の区間記号を評価結果としてもよい。
すべての接続関係について評価が終わると、接続関係評価部31の動作を終了する。
実施の形態4によれば、監視制御装置1に接続関係評価部31を設け、既存の接続関係が格納されている接続系統に対して接続関係を評価することができるようになる。
このため、経年劣化または破損、汚損等により、既存の接続関係に変化が発生している場合に、接続関係評価結果に基づいて、接続関係が低下している区間を自動的に検知し、利用者に対して警告を発することができる。
実施の形態5.
図19は、実施の形態5による監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図19において、符号1~8、11、31は図16におけるものと同一のものである。図19では、監視制御装置1に、設備機器リスト記憶部3に格納されている接続関係推定結果および接続関係評価結果に基づいて、設備機器11への制御指令を作成する設備機器制御指令作成部201を設けている。
実施の形態5では、設備機器リスト記憶部3に格納されている接続関係推定結果および接続関係評価結果に基づいて、設備機器制御指令作成部201により、設備機器11への制御指令を作成する処理を行う。
すなわち、監視制御装置1は、実施の形態1~実施の形態4に述べた処理とは別に、適宜、設備機器制御指令作成部201の処理を行う。
実施の形態5の監視制御装置1の設備機器制御指令作成部201の処理については、図20を用いて説明する。
図20で、始めに、設備機器11の稼動状態を示すデータを履歴データ記憶部4から読み込む(ステップS601)。
このとき、読み込むデータの期間は、機器種別、制御内容に応じて適宜設定されるものとする。
続いて、設備機器の制御指令を変更する必要があるかどうかを判定する(ステップS602)。
設備機器の制御指令を変更する必要があれば、設備機器リスト記憶部3に格納されている当該接続関係の評価結果に基づいて、制御指令を作成する(ステップS603)。
ステップS603が終了するか、ステップS602において、制御指令を変更する必要がないと判定されれば、設備機器制御指令作成部201の動作を終了する。
実施の形態5によれば、実施の形態4の監視制御装置1に、設備機器制御指令作成部201を設け、設備機器リスト記憶部3に格納されている接続関係推定結果および接続関係評価結果に基づいて、設備機器11への制御指令を作成することができる。
このため、経年劣化または破損、汚損等により既存の接続関係に変化が発生している場合、あるいは、空調配管系統に接続された設備機器のように、制御可能な設備機器と制御効果を得たい箇所とが異なる場合に、系統全体の設備機器の制御を自動的に行うことができる。
なお、監視制御装置1は、ハードウェアの一例を図21に示すように、プロセッサ1000と記憶装置1001から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ1000は、記憶装置1001から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ1000にプログラムが入力される。また、プロセッサ1000は、演算結果等のデータを記憶装置1001の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 監視制御装置、2 信号リスト記憶部、3 設備機器リスト記憶部、
4 履歴データ記憶部、5 データ収集部、6 設備影響度算出部、
7 接続関係推定部、8 設備機器リスト更新部、11 設備機器、
21 接続関係描画部、22 接続関係修正部、31 接続関係評価部、
101 入力部、102 出力部、201 設備機器制御指令作成部、
1000 プロセッサ、1001 記憶装置

Claims (5)

  1. 設備機器を監視および制御する監視制御装置であって、
    上記設備機器の稼動状態を示すデータを収集するデータ収集部、
    このデータ収集部により収集されたデータに基づき、上記設備機器を制御するための制御指令が変化した場合の当該設備機器の稼動状態の変化が、他の設備機器の稼動状態に及ぼす影響の度合いを数値化し、設備影響度として算出する設備影響度算出部、
    この設備影響度算出部により算出された上記設備影響度に基づき、上記設備機器間の接続関係を推定する接続関係推定部、
    この接続関係推定部により推定された上記設備機器間の接続関係を記憶する接続関係記憶部を備え
    上記接続関係推定部は、上記設備影響度が予め決められたしきい値を超える場合に、上記設備機器間の接続関係ありとすることを特徴とする監視制御装置。
  2. 上記接続関係推定部により推定された上記設備機器間の接続関係を描画する接続関係描画部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  3. 上記接続関係描画部による描画結果に基づき、上記設備機器間の接続関係を修正する接続関係修正部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の監視制御装置。
  4. 上記接続関係記憶部に記憶された上記設備機器間の接続関係を評価する接続関係評価部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の監視制御装置。
  5. 上記接続関係評価部による評価結果に基づいて、上記設備機器を制御するための制御指令を作成する設備機器制御指令作成部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の監視制御装置。
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