JP5335043B2 - 設備機器制御装置及び設備機器システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調機等の設備機器を制御する設備機器制御装置に関する。
近年、オフィスビル等において、設備機器システムを導入しているケースは珍しくない。この設備機器システムでは、各所に設置された複数の設備機器(例えば、空調機等)をネットワークを介して、設備機器制御装置にて集中的に制御する。
このような設備機器制御装置において、設備機器を制御するためのプログラムは、当該システムが導入される環境等によって、適宜カスタマイズする必要が生じるケースもある。このようなカスタマイズ作業を、作業者等が、現場での入力作業により全て行う場合、非常に手間がかかる上、秘匿性にも問題が生じる。つまり、なるべく開示したくない汎用的な制御に関する情報等を、作業者等に開示せざるを得ない場合がある。
この点に関しては、特許文献1に開示されるように、データベースセンタから、操作したい機器の制御プログラムをネットワークを介してダウンロードする方法も考えられる。
特開2003−230184号公報
しかしながら、一般的に、この種の設備機器制御装置では、ハードウェア資源の制約が強く、外部装置からのダウンロードにより、機器制御用のプログラム全体を更新することは困難である。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであり、設備機器システムにおける制御内容の更新を、秘匿性を維持しつつ、容易に行うことのできる設備機器制御装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る設備機器制御装置は、
所定のネットワークを介して接続する1又は複数の設備機器を、設備コマンドの送受信により制御する設備機器制御装置であって、
前記設備機器と通信を行う空調通信手段と、
ユーザからの操作入力を受け付ける操作受付手段と、
前記空調通信手段が受信した基本制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行うコマンド受信手段と、
ユーザの操作に従い、基本制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信するコマンド送信手段と、
前記設備機器の制御に関するデータを、各設備機器の各機器状態毎に決められたメモリ領域に記憶するデータ記憶手段と、
前記基本制御とは異なる追加制御に該当する設備コマンドを解釈するためのコマンド解釈方法が定義された受信コマンド拡張テーブルと、
前記追加制御に該当する設備コマンドを生成するためのコマンド生成方法が定義された送信コマンド拡張テーブルと、
前記受信コマンド拡張テーブルを参照して、前記空調通信手段が受信した追加制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行う追加コマンド受信手段と、
所定条件が成立すると、前記送信コマンド拡張テーブルを参照して、追加制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信する追加コマンド送信手段と、
外部装置からの前記コマンド解釈方法及び前記コマンド生成方法の入力を受け付ける追加制御受付手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、設備機器システムにおける制御内容の更新を、秘匿性を維持しつつ、容易に行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る設備機器システムの全体構成を示す図である。 空調コマンドの構造を示す図である。 図1の空気調和機制御装置の構成を示すブロック図である。 受信コマンド拡張テーブルの一例を示す図である。 送信コマンド拡張テーブルの一例を示す図である。 設定装置からの追加制御プログラム、コマンド解釈方法及びコマンド生成方法の入力受付について説明するための図である。 追加コマンドデータ格納処理の手順を示すフローチャートである。 追加コマンド送信処理の手順を示すフローチャートである。 他の実施形態における追加コマンド送信処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る設備機器システム1の全体構成を示す図である。設備機器システム1は、例えば、オフィスビル等に導入され、1又は複数の所定エリアの空調を行うシステムであり、図1に示すように、空気調和機制御装置10と、室外機20と、室内機30と、から構成される。
空気調和機制御装置10、室外機20及び室内機30は、空調ネットワーク40を介して相互にデータ通信可能に接続され、空調コマンドのやり取りを行う。空調ネットワーク40は、一般的な空調設備システムにおける周知のネットワーク技術により構築される。
空調コマンドは、図2に示すように、機器IDと、状態IDと、コマンドIDと、空調データ(データ部)と、から構成される。機器IDは、各設備機器を一意に識別するためのIDであり、ここでは、制御対象となる設備機器を示す機器IDが格納される。状態IDは、取得又は制御を行う当該設備機器の機器状態を指定するためのIDである。コマンドIDは、当該空調コマンドの種類(状態取得要求、機器状態通知や制御要求など)を指定するためのIDである。空調データには、状態値(当該設備機器の当該機器状態の現在値)や、制御値(当該設備機器の当該機器状態の設定値)が格納される。
なお、図1においては、室外機20と室内機30が、各1台ずつ空調ネットワーク40に接続している様子を示しているが、それぞれの設置台数に限定はない。また、図示はしないが、室外機20と室内機30とは、冷媒を循環させるための冷媒配管により接続されている。
空気調和機制御装置10は、当該設備機器システム1を統合的に制御、管理する装置である。空気調和機制御装置10は、何れも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、外部記憶装置(例えば、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等)、入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等)、表示デバイス(例えば、CRTや液晶モニタ等)、ネットワークカード等の所定の通信インタフェース、USB(Universal Serial Bus)等の外部入出力インタフェース等を備える。これらの各部は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスにより相互に接続されている。
また、空気調和機制御装置10は、機能的には、図3に示すように、空調通信部101と、コマンド受信部102と、表示部103と、操作部104と、コマンド送信部105と、データ記憶部106と、追加コマンド受信部107と、追加コマンド送信部108と、追加制御受付部109と、を備える。
空調通信部101は、空調ネットワーク40を介して、他の設備機器(室外機20、室内機30)に空調コマンドを送信し、また、他の設備機器からの空調コマンドを受信する。コマンド受信部102は、空調通信部101が受信した空調コマンドを解析し、当該空調コマンドが、基本制御又は追加制御の何れに該当するかを判定する。その結果、基本制御に該当する場合には、コマンド受信部102は、当該空調コマンドの内容を表示部103を介して所定態様で表示すると共に、空調コマンドに含まれる空調データから処理対象データを抽出し、かかる処理対象データに所定の処理を施し、その結果を、データ記憶部106の当該機器ID及び状態IDに対応したメモリアドレスに格納する。一方、当該空調コマンドが追加制御に該当する場合には、コマンド受信部102は、当該空調コマンドに対して処理を行わない。
受信した空調コマンドが、追加制御又は基本制御の何れに該当するかは、当該機器ID及び状態IDの組み合わせで判断される。例えば、コマンド受信部102は、当該機器ID及び状態IDの組み合わせが、予め自己が管理するテーブル(コマンド管理テーブル)に設定されている場合、当該空調コマンドは基本制御に該当すると判定し、そうでない場合は、追加制御に該当すると判定する。
コマンド送信部105は、操作部104を介した作業者等の操作に従って、指定された設備機器に対して指定された制御を行うための空調コマンドを生成する。コマンド送信部105は、生成した空調コマンドを空調通信部101を介して、対応する設備機器に送信する。
データ記憶部106には、空調制御に関するデータが、各設備機器(室外機20、室内機30)の各機器状態(例えば、吸込温度、ファン風量、圧縮機動作など)毎に決められたメモリ領域に格納される。また、データ記憶部106には、上述したコマンド管理テーブルや、後述する受信コマンド拡張テーブル、送信コマンド拡張テーブル、所定のインタプリタ等も保存されている。
追加コマンド受信部107は、コマンド受信部102と同様、空調通信部101が受信した空調コマンドを解析し、当該空調コマンドが、基本制御又は追加制御の何れかに該当するかを判定する。かかる判定において、追加コマンド受信部107は、データ記憶部106に保存されている、図4に示す受信コマンド拡張テーブルを参照する。受信コマンド拡張テーブルは、追加制御に該当する空調コマンドを解釈するための方法(コマンド解釈方法)が定義されたデータテーブルである。
図4に示すように、受信コマンド拡張テーブルには、「受信コマンドキー」項目と、「格納先アドレス」項目と、「対象データ」項目と、「処理定義」項目と、から構成されるレコードが複数エントリされている。
各レコードの「受信コマンドキー」項目には、機器IDと状態IDが設定されている。追加コマンド受信部107は、受信した空調コマンドに含まれる機器IDと状態IDの組が、受信コマンド拡張テーブルの何れかのレコードの「受信コマンドキー」項目に設定されている場合、当該空調コマンドは追加制御に該当すると判定し、そうでない場合は、基本制御であると判定する。
また、各レコードの「格納先アドレス」項目には、後述する「処理定義」項目に設定された処理内容で示される処理の結果の格納先を示すデータ記憶部106のメモリアドレスが設定される。また、各レコードの「対象データ」項目には、処理対象となるデータ(対象データ)を空調コマンドの空調データから抽出する際の情報(空調データの先頭からの位置と、抽出するデータサイズ(何れもバイト単位))が設定される。
各レコードの「処理定義」項目には、上記の対象データに対して実行する1又は複数の処理内容が設定される。追加コマンド受信部107は、図示しないインタプリタを用いて、この処理内容で示される処理を実行する。インタプリタは、閾値判定、加減乗除といった単純な処理を実行するプログラムであり、予めデータ記憶部106に記憶されている。
なお、追加コマンド受信部107は、当該空調コマンドが追加制御に該当し、且つ、そのコマンドIDが機器状態通知を示す場合には、上記の処理に加え、当該空調コマンドを追加コマンド送信部108に供給する。
追加コマンド送信部108は、追加制御に係る空調コマンドの生成を行い、生成した空調コマンドを空調通信部101を介して、対応する設備機器に送信する。その際、追加コマンド送信部108は、図5に示す送信コマンド拡張テーブルを参照する。送信コマンド拡張テーブルは、追加制御に該当する空調コマンドを生成するための方法(コマンド生成方法)が定義されたデータテーブルである。
図5に示すように、送信コマンド拡張テーブルには、「送信コマンドキー」項目と、「取得元アドレス」項目と、「結果データ」項目と、「処理定義」項目と、から構成されるレコードが複数エントリされている。
各レコードにおいて、「送信コマンドキー」項目には、機器IDと状態IDが設定されている。また、「取得元アドレス」項目には、空調コマンドの空調データに格納するデータ(結果データ)の処理を施す前のデータ(元データ)の格納先を示すデータ記憶部106のメモリアドレスが設定される。また、「結果データ」項目には、処理(加工)後のデータ(結果データ)を空調コマンドにおける空調データに格納する際の情報(空調データの先頭からの位置と、格納するデータサイズ(何れもバイト単位))が設定される。
また、「処理定義」項目には、上記の元データに対して実行する1又は複数の処理内容が設定される。追加コマンド送信部108は、上述したインタプリタを用いて、この処理内容で示される処理を実行する。
追加制御受付部109は、外部装置からの追加制御に係る各種のデータの入力を受け付ける。より詳細には、追加制御受付部109は、図6に示すような設定装置50とUSB等を介して接続し、設定装置50からの追加制御プログラム、コマンド解釈方法及びコマンド生成方法の入力を受け付ける。この設定装置50は、例えば、一般的なノート型のパーソナルコンピュータ(通信機能付き)や携帯情報端末等と同様の機能を有する装置である。設定装置50は、広域ネットワーク60を介してセンタサーバ70とデータ通信可能に接続する。
センタサーバ70は、例えば、当該設備機器システム1の提供元や、設備機器のベンダ等によって管理されるデータベースサーバである。センタサーバ70が備えるデータベースには、空調に関する複数種類の設備機器について、その機器状態毎に、コマンド解釈方法と、コマンド生成方法と、が対応付けられたデータが登録されている。
例えば、当該設備機器システム1におけるカスタマイズ作業の際、作業者等は、設定装置50を操作して、センタサーバ70から、所望の追加制御に係るコマンド解釈方法及びコマンド生成方法を取得させる。即ち、所望の追加制御に係るコマンド解釈方法及びコマンド生成方法に関するデータを設定装置50にダウンロードする。
また、作業者等は、設定装置50を操作して、当該追加制御に係る制御プログラム(追加制御プログラム)を作成する。そして、作業者等は、設定装置50を操作して、追加制御プログラム、コマンド解釈方法及びコマンド生成方法に関するデータを、空気調和機制御装置10に出力する。
空気調和機制御装置10の追加制御受付部109は、設定装置50から出力された追加制御プログラム、コマンド解釈方法及びコマンド生成方法に関するデータの入力を受け付ける。そして、追加制御受付部109は、受け付けたコマンド解釈方法に関するデータを、データ記憶部106に保存されている受信コマンド拡張テーブルにエントリし、受け付けたコマンド生成方法に関するデータを、データ記憶部106に保存されている送信コマンド拡張テーブルにエントリする。
また、追加制御受付部109は、受け付けた追加制御プログラムに従った処理を実行する。具体的には、追加制御受付部109は、一定時間毎、又は、追加制御に係る空調コマンド受信時に、データ記憶部106に保存されている追加制御に係る指定されたデータを規定条件の下で更新する。
図7は、追加コマンド受信部107によって実行される追加コマンドデータ格納処理の手順を示すフローチャートである。追加コマンドデータ格納処理は、空調通信部101が受信した空調コマンドを追加コマンド受信部107が受け取ることで開始される。先ず、追加コマンド受信部107は、上述したように受信コマンド拡張テーブルを参照して、当該空調コマンドが追加制御に該当するか否かを判定する(ステップS101)。その結果、追加制御に該当しない、即ち、基本制御に該当する場合(ステップS101;NO)、追加コマンド受信部107は、追加コマンドデータ格納処理を終了する。
一方、当該空調コマンドが追加制御に該当する場合(ステップS101;YES)、追加コマンド受信部107は、受信コマンド拡張テーブルから、当該空調コマンドに含まれる機器IDと状態IDが設定されているレコードを検索する(ステップS102)。そして、追加コマンド受信部107は、当該レコードの「対象データ」項目に設定されている情報に基づいて、当該空調コマンドの空調データから対象データを抽出する(ステップS103)。
追加コマンド受信部107は、抽出した対象データに対して、当該レコードの「処理定義」項目に設定されている処理内容に従った処理を実行する(ステップS104)。そして、追加コマンド受信部107は、その処理の結果を、データ記憶部106における当該レコードの「格納先アドレス」項目に設定されているメモリアドレスに格納する(ステップS105)。
追加コマンド受信部107は、当該空調コマンドのコマンドIDをチェックし、それが機器状態通知を示す場合(ステップS106;YES)、当該空調コマンドを追加コマンド送信部108に供給する(ステップS107)。
当該空調コマンドのコマンドIDが機器状態通知を示していない場合(ステップS106;NO)、または、ステップS107の処理後、追加コマンド受信部107は、当該空調コマンドに含まれる機器IDと状態IDが設定された他のレコードを検索する(ステップS108)。その結果、他のレコードが存在する場合(ステップS109;YES)、追加コマンド受信部107は、ステップS103に戻って処理を続行する。一方、他のレコードが存在しない場合(ステップS109;NO)、追加コマンド受信部107は、追加コマンドデータ格納処理を終了する。
続いて、追加コマンド送信部108によって実行される追加コマンド送信処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。追加コマンド送信処理は、作業者の操作により任意のタイミングで開始される。
追加コマンド送信部108は、送信コマンド拡張テーブルを参照して、データ記憶部106に格納されている追加制御に係るデータの更新有無を監視する(ステップS201)。更新されたデータがあると(ステップS202;YES)、追加コマンド送信部108は、当該更新データに対応する送信コマンド拡張テーブルのレコードに設定されている機器ID及び状態IDと、状態取得要求を示すコマンドIDをセットした空調コマンドを生成する(ステップS203)。そして、追加コマンド送信部108は、生成した空調コマンドを空調通信部101を介して、対応する設備機器に送信する(ステップS204)。
一方、更新されたデータがない場合(ステップS202;NO)、追加コマンド送信部108は、再度、ステップS201の処理を行う。
しかる後、設備機器から、送信した空調コマンドに対する応答コマンド(機器状態通知を示すコマンドIDがセットされた空調コマンド)が返ってくると(ステップS205)、追加コマンド送信部108は、この応答コマンドを送信する空調コマンドのひな形として一時保持する(ステップS206)。なお、上述したように、この応答コマンドは、追加コマンド受信部107から供給される。
次に、追加コマンド送信部108は、送信コマンド拡張テーブルの当該レコードを参照して、データ記憶部106から上述した元データを取得する(ステップS207)。そして、追加コマンド送信部108は、取得した元データに対して、当該レコードの「処理定義」項目に設定されている処理内容に従った処理を実行する(ステップS208)。
追加コマンド送信部108は、ひな形として保持している空調コマンドのコマンドIDを制御要求を示すものに変更し、さらに、処理後のデータを、空調データの当該レコードの「結果データ」項目で指定された位置に指定されたサイズで格納する(ステップS209)。これにより、追加制御に係る制御用の空調コマンドが生成される。
追加コマンド送信部108は、生成した空調コマンドを空調通信部101を介して、対応する設備機器に送信する(ステップS210)。以降、追加コマンド送信部108は、ステップS201の処理に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態の設備機器システム1は、空気調和機制御装置10において、当該システムの納入先により要求が異なる情報(即ち、追加制御に関する情報)と、無作為の開示が不都合な情報(即ち、基本制御に関する情報)におけるそれぞれの処理を、別個に行う構成としている。このため、制御内容の更新を秘匿性を維持しつつ、容易に行うことが可能となる。
例えば、外気環境により室外機に搭載される圧縮機の7つの動作モードが変化する場合に、モードそのままではなく、通常モードか否かに粒度を落とした制御を行うことができる。
さらに、空気調和機制御装置10は、制御用の空調コマンドを生成する際に、対応する設備機器に機器状態を先に問い合わせ、その応答コマンドをひな形として、制御対象部分のみを上書きすることで、上記の空調コマンドを生成する。このため、複数の値を一括で指定する空調コマンドしか対応していない設備機器に対しても、一部の値のみを変更することができる。
例えば、室外機20に搭載される圧縮機の最大動作周波数と最小動作周波数を合わせて指定する空調コマンドのみが用意されている場合に、最小動作周波数のみを変更することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では、空気調和機制御装置10は、追加制御に係る制御用の空調コマンドを生成するたびに、ひな形となる空調コマンド(ひな形コマンド)を取得していたが、過去に取得したひな形コマンドを記憶しておき、2度目以降の制御では、ひな形コマンドを取得する処理を省略してもよい。これにより、類似の処理を多数行う場合に、通信量を低減することができる。
さらには、ひな形コマンド自体を取得しない仕様にしてもよい。以下、かかる仕様について説明する。
図9は、この仕様における追加コマンド送信処理の手順を示すフローチャートである。この場合の追加コマンド送信処理も、作業者の操作により任意のタイミングで開始される。なお、この仕様においては、追加コマンド受信部107から追加コマンド送信部108に対して、コマンドIDが機器状態通知を示す空調コマンドの供給処理(図7のステップS107)は不要となる。
追加コマンド送信部108は、送信コマンド拡張テーブルを参照して、データ記憶部106に格納されている追加制御に係るデータの更新有無を監視する(ステップS301)。更新されたデータがない場合(ステップS302;NO)、追加コマンド送信部108は、再度、ステップS301の処理を行う。
一方、更新されたデータがあると(ステップS302;YES)、追加コマンド送信部108は、当該更新データに対応する送信コマンド拡張テーブルのレコードを参照して、データ記憶部106から元データを取得する(ステップS303)。そして、追加コマンド送信部108は、取得した元データに対して、当該レコードで指定されている処理内容に従った処理を実行する(ステップS304)。
そして、追加コマンド送信部108は、当該レコードで指定されている機器ID及び状態IDと、制御要求を示すコマンドIDと、をセットすると共に、空調データに処理後のデータを指定された態様で格納した空調コマンドを生成する(ステップS305)。より詳細には、処理後のデータは、空調データの当該レコードで指定された位置に、指定されたサイズで格納されると共に、空調データの他の部分は、所定のマスク値(例えば、0xFF)で埋められている。
追加コマンド送信部108は、生成した空調コマンドを空調通信部101を介して、対応する設備機器に送信する(ステップS306)。この空調コマンドを受信した設備機器は、当該空調コマンドの空調データのマスク値以外の値を抽出し、この値に基づいて、内部状態を変更する。
以上説明した仕様では、ひな形コマンドを取得するための通信を行う必要がなくなるため、通信負荷を低減することができる。
さらに、ひな形コマンド自体を取得しない別の仕様として、空調データの処理後のデータの格納部分以降を削除した空調コマンドを生成するようにしてもよい。この場合、かかる空調コマンドを受信した設備機器では、当該空調コマンドの空調データの省略された部分については、マスク値が設定されている場合と同様に扱うようにする。このようにすると、空調コマンドのデータサイズを小さくすることができ、通信負荷を低減することができる。
また、上記実施形態では、設備機器システムとして、空調を行うシステムを例示し、設備機器として、室外機、室内機等の空調機を例示したが、制御対象となる設備機器に限定はなく、例えば、照明器等であっても構わない。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 設備機器システム
10 空気調和機制御装置
101 空調通信部
102 コマンド受信部
103 表示部
104 操作部
105 コマンド送信部
106 データ記憶部
107 追加コマンド受信部
108 追加コマンド送信部
20 室外機
30 室内機
40 空調ネットワーク
50 設定装置
60 広域ネットワーク
70 センタサーバ

Claims (4)

  1. 所定のネットワークを介して接続する1又は複数の設備機器を、設備コマンドの送受信により制御する設備機器制御装置であって、
    前記設備機器と通信を行う空調通信手段と、
    ユーザからの操作入力を受け付ける操作受付手段と、
    前記空調通信手段が受信した基本制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行うコマンド受信手段と、
    ユーザの操作に従い、基本制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信するコマンド送信手段と、
    前記設備機器の制御に関するデータを、各設備機器の各機器状態毎に決められたメモリ領域に記憶するデータ記憶手段と、
    前記基本制御とは異なる追加制御に該当する設備コマンドを解釈するためのコマンド解釈方法が定義された受信コマンド拡張テーブルと、
    前記追加制御に該当する設備コマンドを生成するためのコマンド生成方法が定義された送信コマンド拡張テーブルと、
    前記受信コマンド拡張テーブルを参照して、前記空調通信手段が受信した追加制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行う追加コマンド受信手段と、
    所定条件が成立すると、前記送信コマンド拡張テーブルを参照して、追加制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信する追加コマンド送信手段と、
    外部装置からの前記コマンド解釈方法及び前記コマンド生成方法の入力を受け付ける追加制御受付手段と、を備える、
    ことを特徴とする設備機器制御装置。
  2. 前記設備コマンドは、設備機器を識別するための機器IDと、設備機器の機器状態を識別するための状態IDと、コマンド種別を識別するためのコマンドIDと、データ部と、から構成され、
    前記受信コマンド拡張テーブルには、前記機器IDと、前記状態IDと、前記データ部から対象データを抽出するための情報と、抽出した対象データに対して実行する1又は複数の処理内容と、処理結果の格納先を示す前記データ記憶手段のメモリアドレスと、が対応付けられて格納されており、
    前記送信コマンド拡張テーブルには、前記機器IDと、前記状態IDと、処理前データの格納先を示す前記データ記憶手段のメモリアドレスと、前記処理前データに対して実行する1又は複数の処理内容と、前記データ部に処理結果を格納するための情報と、が対応付けられて格納されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備機器制御装置。
  3. 前記データ記憶手段は、さらにインタプリタを記憶し、
    前記追加コマンド受信手段は、前記受信コマンド拡張テーブルに格納されている前記処理内容で示される処理を前記インタプリタを用いて実行し、
    前記追加コマンド送信手段は、前記送信コマンド拡張テーブルに格納されている前記処理内容で示される処理を前記インタプリタを用いて実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備機器制御装置。
  4. 1又は複数の設備機器と、前記設備機器と所定のネットワークを介して接続し、設備コマンドの送受信により前記設備機器を制御する設備機器制御装置と、から構成される設備機器システムであって、
    前記設備機器制御装置は、
    前記設備機器と通信を行う空調通信手段と、
    ユーザからの操作入力を受け付ける操作受付手段と、
    前記空調通信手段が受信した基本制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行うコマンド受信手段と、
    ユーザの操作に従い、基本制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信するコマンド送信手段と、
    前記設備機器の制御に関するデータを、各設備機器の各機器状態毎に決められたメモリ領域に記憶するデータ記憶手段と、
    前記基本制御とは異なる追加制御に該当する設備コマンドを解釈するためのコマンド解釈方法が定義された受信コマンド拡張テーブルと、
    前記追加制御に該当する設備コマンドを生成するためのコマンド生成方法が定義された送信コマンド拡張テーブルと、
    前記受信コマンド拡張テーブルを参照して、前記空調通信手段が受信した追加制御に係る設備コマンドの内容に応じた処理を行う追加コマンド受信手段と、
    所定条件が成立すると、前記送信コマンド拡張テーブルを参照して、追加制御に係る設備コマンドを生成し、生成した前記設備コマンドを前記空調通信手段を介して、対応する前記設備機器に送信する追加コマンド送信手段と、
    外部装置からの前記コマンド解釈方法及び前記コマンド生成方法の入力を受け付ける追加制御受付手段と、を備える、
    ことを特徴とする設備機器システム。
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