JP7236977B2 - 配電系統の監視制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、配電系統の監視制御システムに関する。
配電系統内の配電線において過負荷状態が継続すると、電線の溶断によって系統事故に繋がる可能性がある。このため、過負荷状態に突入した際は、迅速に、その解消操作を実行することが必要である。
従来は、監視制御システムが配電線始端の過負荷状態をアラートすると、システム運転員が、当該アラートの確認後、送電経路の変更計画を立案し、立案された計画に沿った制御指示を区分開閉器へ送ることによって、電線の過負荷解消が試みられることが一般的であった。
これに対して、特開平6-189455号公報(特許文献1)には、配電系統に対応して設けられた系統監視制御装置によって、配電系統の状態に合わせて当該系統を最適な状態に監視制御するための配電系統監視制御方法が記載されている。
特許文献1によれば、配電線路の電気量に関する系統情報が計測子局によってリアルタイムで計測されて、系統監視制御装置に収集される。系統監視制御装置では、使用電力実績量とリアルタイムで計測された電圧及び電流のデータとを基に、送電対象区間の負荷電力量が推定される。更に、系統監視制御装置において、当該推定結果から送電対象区間に対する送電経路が決定されて、この決定に従った送電経路に関連する開閉手段の開閉を制御することで、配電系統の状態の変化に合わせた送電経路を選択して送電を行うことができる。
特開平6-189455号公報
近年、太陽光発電(PV:PhotoVoltaics)、蓄電池搭載の電気自動車(EV:Electric Vehicle)、及び、据置型の蓄電池等を始めとする分散電源の導入が拡大されている。これに伴い、配電線内の一部区間において電力流通が完結する割合が増加する傾向にある。
この結果、特許文献1のような系統監視制御装置による配電系統の一元的な集中管理では、当該一部区間での局所的な過負荷状態への対応が遅れることが懸念される。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、配電系統での局所的な過負荷状態を自動的に解消することによって、過負荷を要因とする系統事故の可能性を低減させて、供給信頼度を向上することである。
本発明のある局面では、変電所から送電される配電線に、複数の遠制開閉器を含む複数の開閉器が介挿接続された配電系統の監視制御システムは、1つ又は複数の変電所(又は配電)に対応して配置されて複数の開閉器の開閉を制御する機能を有する配電自動化制御装置と、複数の遠制開閉器の各々に対応して配置された配電子局とを備える。配電子局は、通信回路と、開閉器制御回路と、計測器と、過負荷解消制御装置とを含む。通信回路は、他の配電子局及び配電自動化制御装置を含む通信網を形成する。開閉器制御回路は、複数の遠制開閉器のうちの対応する遠制開閉器の開閉制御信号を生成する。計測器は、対応する遠制開閉器の通過電流等を計測する。過負荷解消制御装置は、対応する遠制開閉器が配置された区間での過負荷及び過負荷予兆を自律的に解消する。過負荷解消制御装置は、計測器による計測値に基づき区間での過負荷及び過負荷予兆の少なくとも一方を検出する手段と、過負荷及び過負荷予兆の少なくとも一方が検出されたときに、過負荷及び将来過負荷を解消するために、通信網を介して取得された情報を用いて、複数の開閉器のうちの予め定められた近隣の一部の開閉器と、対応する遠制開閉器の開閉変更手順を決定する手段とを有する。そして、一部の開閉器及び対応する遠制開閉器の開閉は、開閉変更手順に従って制御される。
本発明によれば、配電子局に配置された過負荷解消制御装置によって過負荷状態の検知及び予測に基づく開閉器の制御を行なうことができるので、配電系統での局所的な過負荷状態を配電子局側で自動的に解消することができる。これにより、過負荷を要因とする系統事故の可能性を低減させて、供給信頼度を向上させることが可能である。
本実施の形態に係る配電系統の監視制御システムが適用される配電系統の概略構成図である。 本実施の形態に係る配電系統の監視制御システムの概略構成を説明するブロック図である。 図2に示された制御装置のハードウェア構成例を説明するブロック図である。 図2に示された過負荷検出部による制御処理の一例を説明するフローチャートである。 図2に示された過負荷予測部による制御処理の一例を説明するフローチャートである。 過負荷予測部による電流推移予測の例を説明するための概念図である。 図2に示された系統切替計算部による制御処理の演算の一例を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
図1は、本実施の形態に係る配電系統の監視制御システムが適用される配電系統の概略構成図である。
図1を参照して、配電系統5は、変電所(又は、配電塔)10と、変電所開閉器15と、配電線16,17と、配電線16に設けられた複数の遠制開閉器20x,20y,20zと、遠制開閉器30と、遠制開閉器20x,20y,20zにそれぞれ対応して設けられた配電子局100x、100y、及び、100zとを備える。遠制開閉器20x,20y,20zは、通常「閉」状態として運用される。尚、本実施の形態では「変電所」は、変電所又は配電塔を意味するものとする。
配電線16は、配電線間の遠制開閉器30を経由して、隣の配電線17と接続される。配電線17に対しては、図示しない他の経路によって電力が供給されている。即ち、配電線17に対しては、配電線16と共通の変電所10から電力が供給されてもよいが、異なる変電所(図示せず)から電力が供給されてもよい。遠制開閉器30の開閉は、配電子局100aによって制御される。遠制開閉器30は、通常「開」状態として運用される。尚、本実施の形態では、上述した動作の違いから、遠制開閉器20x,20y,20z及び遠制開閉器30に異なる符号を付しているが、両者は、共通の機器によって構成することができ、モードによって管理される。
変電所開閉器15は、変電所10及び配電線16の間に接続される。変電所開閉器15には過負荷リレー(図示せず)が内蔵されており、過電流を検出すると、変電所開閉器15の開放により、変電所10から配電線16全体への送電が停止される。配電線16には、複数の遠制開閉器20x,20y,20zが介挿接続される。
遠制開閉器20x,20y,20zは、例えば、電柱毎の柱上開閉器によって構成される。配電子局100x,100y,100zは、例えば、遠制子局によって構成される。遠制開閉器20xの開閉は、配電子局100xによって制御され、遠制開閉器20yの開閉は、配電子局100yによって制御され、遠制開閉器20zの開閉は、配電子局100zによって制御される。
配電線16は、複数の遠制開閉器20x,20y,20zによって送電を遮断可能な複数の区間を有する。図1の例では、配電線16は、遠制開閉器20x及び20yの間の区間16x、遠制開閉器20y及び20zの間の区間16y、並びに、遠制開閉器20z及び遠制開閉器30の間の区間16zを有する。
更に、図1の例では、区間16xには、分散電源40xが接続され、区間16yには、分散電源40yが接続され、区間16zには、分散電源40zが接続される。分散電源40xはPVであり、分散電源40y,40zは、蓄電池を搭載したEVであるものとする。
次に、図1の例を用いて、分散電源の影響で発生する配電系統の局所的な過負荷状態について説明する。
まず、通常の送電状態では、変電所開閉器15及び遠制開閉器20x~20yの各々が閉成される一方で、遠制開閉器30が開放されている。これにより、分散電源40x,40y,40zは、配電線16との間で電力を授受する。又、配電線16の許容負荷電流量を、仮に、400[A]とする。
ここで、分散電源40x(PV)の発電により、分散電源40xから配電線16に200[A]の電流が供給される一方で、分散電源40y(EV)及び40z(EV)では、車載蓄電池の充電のために、配電線16から分散電源40y及び40zのそれぞれに、200[A]及び300[A]の電流が供給されるものとする。
このとき、変電所開閉器15、遠制開閉器20x、及び、遠制開閉器20zの各々では、配電線16の許容負荷電流量(400[A])よりも小さい、300[A]の電流が計測される。従って、変電所開閉器15の過負荷リレーは作動しない。しかしながら、遠制開閉器20yでは、配電線16の許容負荷電流量(400[A])よりも大きい、500[A]の電流が流れることになり、局所的な過負荷状態が発生する。この状態が継続すると、過負荷による電線の溶断等の系統事故の発生が懸念される。
例えば、遠制開閉器30を閉成し、遠制開閉器20yを開放することにより、分散電源(EV)40zについては、配電線16から切り離して、隣の配電線17から送電するように移行することで、配電線16での局所的な過負荷状態に対応することができる。
しかしながら、上述したような局所的な過負荷状態に対応するための制御、上記の例では、遠制開閉器30を閉成し、遠制開閉器20yを開放する制御を、変電所10及び配電系統監視制御装置側で一元的に管理する構成では、局所的な過負荷状態の検出及びその対応に遅れが生じることが懸念される。従って、本実施の形態に係る配電系統の制御では、以下に説明する制御構成とすることにより、局所的な過負荷状態を自律的に解消するための制御機能を、配電子局100(配電子局100a及び100x~100zを総称するもの)側に具備させる。尚、遠制開閉器30を閉成するタイミングでは両配電線16,17がループ状態になるため、実際には、ループ可否判定計算を実施の上、ループ可の場合のみ、この後の処理が進められる。
図2は、本実施の形態に係る配電系統の監視制御システムの概略構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、配電子局100は、過負荷解消制御装置110(以下、単に制御装置110とも称する)と、通信回路160と、計測器170と、開閉器制御回路180とを含む。図1に示された配電子局100x,100y,100zは、同様の構成を有している。配電自動化制御装置50は、1つ又は複数の変電所10単位での配電制御のために設けられるが、通常、複数の変電所10(図1)に対して設けられる。配電自動化制御装置50は、監視部52、通信回路54,及び、過負荷解消制御部56を含む。配電自動化制御装置50には、オペレータに相当するシステム運転員が配置されてもよい。一方で、各配電子局100は無人で自動的に動作する。
各配電子局100の通信回路160は、他の配電子局100及び配電自動化制御装置50との間の通信機能を有する通信モジュールによって構成される。通信回路160が、他の配電子局100及び配電自動化制御装置50を含む通信網を形成することにより、各配電子局100及び配電自動化制御装置50の間で、データ及び情報を送受信する通信網70を形成することができる。
各配電子局100の構成を更に説明する。計測器170は、対応する遠制開閉器20(遠制開閉器20x,20y,20zを総称するもの)又は遠制開閉器30が配置された配電線16上の物理量(例えば、電圧及び電流)を検出するセンサを総称するものである。
開閉器制御回路180は、対応する遠制開閉器20又は遠制開閉器30の開閉を制御する信号を生成して、当該遠制開閉器20又は遠制開閉器30へ出力する。即ち、各遠制開閉器20及び遠制開閉器30は、それぞれに対応する配電子局100によって開閉制御される。基本的な遠隔制御機能として、開閉器制御回路180は、配電自動化制御装置50からの制御指示に応じて、遠制開閉器20又は遠制開閉器30の開閉制御信号を生成する。更に、本実施の形態では、制御装置110からの制御指示にも応じて、遠制開閉器20又は遠制開閉器30の開閉制御信号を生成することができる。
制御装置110は、過負荷検出部120、系統切替計算部130、及び、過負荷予測部140を有する。例えば、制御装置110は、図3に示されたハードウェア構成を有する計算機によって構成することができる。
図3を参照して、制御装置110は、CPU(Central Processing Unit)を有する演算部112と、メモリを有する記憶部114と、キーボード等で構成される入力部115と、表示部116と、インタフェース118とを有する。演算部112、記憶部114、入力部115、表示部116、及び、インタフェース118は、バス111を経由して、相互にデータの授受が可能である。
例えば、演算部112が記憶部114に予め格納されたプログラムを実行することによるソフトウェア処理によって、後述する、過負荷検出部120、系統切替計算部130、及び、過負荷予測部140の機能を実現することが可能である。
尚、入力部115及び表示部116は、作業員が制御装置110の起動或いはメンテナンス等の処理を行うためのものであって、常備される必要はない。即ち、入力部115及び表示部116は、取り付け、及び、取り外し可能な態様で設けることができる。尚、各配電子局100の制御装置110は、作業員からの入力指示に拠らず、後述する過負荷解消のための制御を自動的かつ継続的に実行する点を確認的に記載する。
過負荷検出部120は、計測器170による各種計測値に基づき、過負荷を検出する。
図4には、過負荷検出部120による制御処理の一例を説明するフローチャートが示される。制御装置110(演算部112)が図4に示した制御処理を周期的に実行することにより、過負荷検出部120の機能を実現することができる。
図4を参照して、過負荷検出部120は、ステップ(以下、単に「S」と表記する)110により、計測器170によって計測された、対応の遠制開閉器20の配置個所における配電線16の通過電流の計測値I(以下、「電流計測値I」とも称する)を取得する。取得された電流計測値Iは、S120により、予め定められた判定値Itと比較される。判定値Itは、配電線16の許容負荷電流量(例えば、上述の400[A])に対応して定めることができる。
更に、過負荷検出部120は、I>Itが検出されると(S120のYES判定時)には、S130により、I>Itの状態が予め定められた判定時間Tth(例えば、数[s]程度)継続しているか否かを判定する。例えば、S120がNO判定とされる毎にカウント値がクリアされるタイマを用いて、S130の判定を実行することが可能である。過負荷検出部120は、I>Itの状態が判定時間Tth連続すると(S130のYES判定時)、S140により、過負荷を検出する。
一方で、過負荷検出部120は、I<Itが検出されないとき(S120のNO判定時)、及び、I>Itの継続時間がTthに達していないとき(S130のNO判定時)には、S150により、過負荷を検出することなく、当該周期の処理を終了する。S140又はS150の処理後、一定時間が経過すると、次の周期の処理が起動される。この際に、S130のNO判定時には、上記タイマによる計時が継続された状態が維持されたままで、次の周期の処理が起動される。
図4の制御処理により、図1で説明した例では、遠制開閉器20yの配電子局100yにおいて、500[A]の電流が継続して計測されたことに応じて、過負荷が検出される。一方で、200[A]の電流が通過する遠制開閉器20xの配電子局100x、及び、300[A]の電流が通過する遠制開閉器20zの配電子局100zでは、過負荷は検出されない。
再び、図2を参照して、過負荷予測部140は、計測器170による各種計測値に基づき、過負荷予兆を検出する。
図5には、過負荷予測部140による制御処理の一例を説明するフローチャートが示される。制御装置110(演算部112)が図5に示した制御処理を周期的に実行することにより、過負荷予測部140の機能を実現することができる。
図5を参照して、過負荷予測部140は、S110(図4)と同様のS210により、現在周期での電流計測値Iを計測器170から取得する。更に、過負荷予測部140は、現在周期までの電流計測値の履歴に基づいて、電流推移を予測する。
図6は、S220での電流推移予測の例を説明するための概念図である。
図6を参照して、現在の周期に相当する時刻t0において、過去のN1周期(N1:正の整数)分の電流計測値Iの推移から、過去の電流推移実績145を参照して、以降のN2周期(N2:正の整数)での電流最大予測値Imaxが算出される。
例えば、N1周期分のN1個の電流計測値を順に入力層に入力すると、電流最大予測値Imaxが出力層に得られるニューラルネットワーク(図示せず)を構築することによって、電流最大予測値Imaxを求めることが可能である。当該ニューラルネットワークのニューロン間の重み係数は、電流推移実績145に格納される電流実績を用いた学習によって最適値に設定することが可能である。このようにすると、ニューラルネットワークを用いる態様により、電流推移実績145の参照により、電流最大予測値Imaxを求めることができる。尚、電流推移実績145は、配電系統5の実動作下での電流計測値Iを逐次取り込んで更新されてもよい。
再び図5を参照して、過負荷予測部140は、S230により、S220での電流推移予測に基づき、配電線16の電流が基準値を超えそうであるか否かを判定する。例えば、上記の電流最大予測値ImaxがS120(図4)と同様の判定値Itよりも大きいときに、S230をYES判定とし、そうでないとき(Imax≦It)に、S230をNO判定とすることができる。
過負荷予測部140は、S230のYES判定時には、S240により、過負荷の予兆を検出する一方で、S230のNO判定時には、S250により、過負荷の予兆を検出せずに当該周期の処理を終了する。S240又はS250の処理後、一定時間が経過すると、次の周期の処理が起動される。
図5の制御処理により、図1で説明した例では、天候変化等に応じて分散電源40x(PV)からの電流が増加することによって遠制開閉器20yを流れる電流が増加する際に、当該電流が実際に400[A]に達する前に、過負荷予兆(即ち、将来過負荷)を検出することができる。
再び図2を参照して、過負荷検出部120又は過負荷予測部140によって、過負荷又は過負荷予兆が検出されると、系統切替計算部130の動作が開始される。
系統切替計算部130は、動作を開始すると、通信回路160及び通信網70を介して、他の配電子局100と通信し、他の配電子局100での負荷状況及び他の遠制開閉器20の開閉状態を考慮して、過負荷状態を解消又は予防するための制御を実行する。この際に、ネットワークに属する演算リソースを活用して、演算処理を分散することで、処理負荷の軽減、及び、処理の高速化を図ることも可能である。
図7は、系統切替計算部130による制御処理の演算の一例を説明するフローチャートである。制御装置110(演算部112)が、過負荷又は過負荷予兆の検出に応じて図7に示したシミュレーションを実行することにより、系統切替計算部130の機能を実現することができる。系統切替計算部130が出力したシミュレーション結果に基づいて、配電系統5の制御処理が実行される。
図7を参照して、系統切替計算部130は、S310により、予め定められた範囲内の近隣の配電子局100との通信により、近隣の各配電子局100での負荷状況(例えば、電流計測値I)及び遠制開閉器20の開閉の情報を取得する。S310では、図1の遠制開閉器30の制御装置(図示せず)、又は、配電自動化制御装置50との通信により、それ以外の情報(例えば、図1の遠制開閉器30の開閉状態)を取得することが可能である。
上述した図1の例では、配電子局100yにおいて、遠制開閉器30が「開」、遠制開閉器20x,20zが「閉」である情報、及び、遠制開閉器20x,20zでの電流計測値Iが、S310で収集される。
系統切替計算部130は、S310での通信により取得した情報を用いて、S400により、過負荷解消のシミュレーション処理を実行する。S400は、S410~S450のループ(LOOP)処理を含む。現在「開」の開閉器を「閉」することにより、負荷への送電負担を移動させて過負荷解消を図るため、当該ループ処理は、S310で取得した情報において、「開」の開閉器毎に実行される。
S410~S450のループ処理では、まず、S420により、序数パラメータiと、各開閉器との対応付けが定義される。具体的には、i=0を初期値として、電源側(変電所10及び変電所開閉器15側)に向かってiが順番に増加するように、ナンバリングが行われる。例えば、図1の構成では、遠制開閉器30がi=0とされ、以降、遠制開閉器20zがi=1、遠制開閉器20yがi=2、遠制開閉器20xがi=3とナンバリングされる。尚、上記のナンバリングは簡素化条件の下での一例に過ぎず、実際には、様々な条件下で適宜適切なナンバリングを行うことができる。
S430では、i=0の開閉器の状態を「開」から「閉」に変化させて、シミュレーションが開始される。シミュレーションは、S440~S448での、パラメータk(k:自然数)を、1(初期値)からn(最終値)まで1つずつ増加させる繰り返し処理(FOR)によって実行される。
S442では、「閉」状態でのn個の開閉器のうちのi=kの開閉器が「開」された状態とされる。次に、S445により、S442での条件、即ち、i=0の開閉器を「閉」とし、i=kの開閉器を「開」とした状態でのシミュレーションにより、過負荷の有無が検出される。例えば、各開閉器での電流計測値Iを用いて、上記条件下での各開閉器での電流予測値を算出することで、過負荷の有無をシミュレーションすることができる。
S446では、S442で「閉」から「開」に変化させたk番目の開閉器の状態が、再び「閉」に戻される。そして、kを1増加させた後で、S442,S445,S446の処理が再び行われる。
このようにして、kを1からnまで1ずつ増加させて、S442,S445,S446の処理が実行されることにより、各ループ処理において、k=1~nのそれぞれにおけるS445でのシミュレーション結果を記憶部114(図3)に保持することができる。尚、ここでは説明を簡略化するために、S410~S450によるLOOP数は1であるものとする。
系統切替計算部130は、S510により、S400でのシミュレーション結果に基づき処理を分岐させる。例えば、過負荷の検出数が0の場合、即ち、k=1~nのn個のシミュレーションのいずれでも過負荷が検出されなかった場合には、S520により、i=0の開閉器を「開」から「閉」に変更するとともに、i=1の開閉器(即ち、i=0の開閉器に対して電源側に隣接する開閉器)を「閉」から「開」に変更する手順が、過負荷を解消するための開閉変更手順として決定される。
又、系統切替計算部130は、過負荷の検出数が1から(n-1)の場合、即ち、上記n個のシミュレーションの少なくとも1個で過負荷が検出されなかった場合には、S530により、i=0の開閉器を「開」から「閉」に変更するとともに過負荷が検出されなかった開閉器のうちの序数パラメータiが最小である開閉器を「閉」から「開」に変更する手順を、過負荷解消のための開閉変更手順として決定する。
一方で、系統切替計算部130は、過負荷の検出数がnの場合、即ち、上記n個のシミュレーションの全てで過負荷が検出された場合には、S600により、再度シミュレーションにトライする。
S600では、まず、S610により、S430で「閉」とされたi=0の開閉器を「開」に戻した状態で、シミュレーションが開始される。これにより、過負荷解消のための開閉変更手順が見つけられなかった、i=0の開閉器が「閉」状態とされたS400でのシミュレーションとは異なる条件でのシミュレーションが実行される。
S600のシミュレーションでは、S620~S650での、パラメータk(k:自然数)を、1からnまで1つずつ増加させる繰り返し処理(FOR)によって実行される。S630では、S442と同様に、「閉」状態のn個の開閉器のうちのi=kの開閉器が「開」された状態として、S445と同様に過負荷の検出の有無が判定される(S640)。過負荷が検出されなかった場合(S640のNO判定時)には、当該シミュレーション条件、即ち、i=0の開閉器を「開」に維持したままで、当該k番目の開閉器(i=k)を「閉」から「開」に変更する手順を、過負荷を解消するための開閉変更手順として決定して、処理が終了される。
これに対して、過負荷が検出された場合(S640のYES判定時)には、kを1増加させた後で、S630,S640の処理が再度行われる。i=1~nのいずれにおいても過負荷が検出される(S640がYES判定)と、S650により繰り返し(FOR)処理が終了される。この場合には、系統切替計算部130は、S660により、配電子局100単体での過負荷解消制御では、過負荷を解消するための開閉変更手順が決定できなかった旨、即ち、配電子局100側では過負荷解消制御が困難であった旨の情報を、配電自動化制御装置50へ送信して処理を終了する。尚、LOOP数(S410)が複数であるときには、すべてのループにおいて、過負荷の検出数がnであり、かつ、S600のシミュレーションによって過負荷を解消するための開閉変更手順が決定できなかったときに、S660が実行される。尚、今回の例では、元の系統状態からなるべく変化がないように開閉切替対象を判定したが、過負荷を解消するための開閉変更手順は、実際の各系統での運用上のポリシーに基づいて適宜判定することが可能である。
再び図2を参照して、配電子局100の制御装置110において、過負荷検出部120又は過負荷予測部140により過負荷又は過負荷予兆が検出されると、系統切替計算部130によって、S520、S530、又は、S640(図7)で決められた開閉変更手順に従って開閉器(遠制開閉器20及び遠制開閉器30)を制御するための制御指令が発出される。当該制御指令に従って、該当の遠制開閉器20は、開閉器制御回路180によって開閉制御される。又、近隣の配電子局100に対応する遠制開閉器20及び30については、通信網70を経由して、近隣の配電子局100に当該制御指令が伝送されることを通じて、上記系統切替計算部130によって決められた開閉変更手順に従って、それらの開閉を制御することができる。
尚、各配電子局100及び配電自動化制御装置50の連携機能により、各遠制開閉器20及び30の開閉状態は、通信網70及び通信回路54を介して、配電自動化制御装置50内の監視部52に対して通知されている。これにより、配電自動化制御装置50のオペレータに相当するシステム運転員は、各配電子局100が自律的に過負荷を自動解消した制御結果、及び、電力供給の状況を確認できるようになっている。
反対に、通信網70及び通信回路54を介して、配電自動化制御装置50が有している配電系統の情報を、各配電子局100に伝送することも可能である。これにより、各配電子局100による過負荷解消制御を、より効率的に実行することも可能である。例えば、配電系統内での現在の各開閉器の状態及び負荷状況を、配電自動化制御装置50から各配電子局100へ常時伝送することにより、S310(図7)での、近隣の各配電子局100からの情報を取得に相当する処理を、より高速に完了することが可能となる。
又、配電自動化制御装置50内にも、過負荷解消制御部56が配置されている。過負荷解消制御部56は、系統切替計算部130と同様に、過負荷を解消するための開閉器の開閉変更手順を決定する機能を有するが、制御対象とする開閉器の範囲が、各配電子局100の系統切替計算部130よりも広い。
上述のように、各配電子局100の系統切替計算部130によって制御手順が決定される開閉器は、当該配電子局100の近隣の予め定められた一定範囲内の遠制開閉器20及び遠制開閉器30に限定される一方で、過負荷解消制御部56は、配電系統内のより広い範囲内(例えば、変電所10からの送電範囲全体)の遠制開閉器20及び遠制開閉器30を対象として、過負荷解消のための開閉変更手順を決定することが可能である。これにより、図7のS660により、過負荷又は過負荷予兆が検出された配電子局100から、過負荷解消のための制御手順が決定できなかった旨の情報が通知された場合には、過負荷解消制御部56によって、過負荷解消のための制御を実行することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る配電系統の監視制御システムによれば、各遠制開閉器を制御するための配電子局毎に、過負荷又は過負荷予兆の監視機能、及び、過負荷解消のための一部の開閉器の開閉変更手順を決定する機能を具備させることにより、局所的な過負荷状態への対応力を高めることができる。これにより、分散電源が接続された配電系統における局所的な過負荷状態を配電子局側で自動的に解消することによって、過負荷を要因とする系統事故の可能性を低減させて、供給信頼度を向上させることが可能である。又、局所的な過負荷への対応力の向上により、配電線における容量マージンの削減を図ることが可能になるので、電力系統設備の合理化にも寄与することが可能である。
尚、本実施の形態では、各配電子局100の制御装置110において、過負荷検出部120及び過負荷予測部140の両方が設けられる例を説明したが、過負荷検出部120及び過負荷予測部140の少なくとも一方を設けることで、上述した、系統切替計算部130を起動することが可能である。
又、配電系統5の構成において、配置される遠制開閉器20及び遠制開閉器30、並びに、配電線の個数は任意であり、手動の開閉器が追加配置されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 配電系統、10 変電所、15 変電所開閉器、16,17 配電線、16x,16y,16z 区間(配電線上)、20,20x,20y,20z 遠制開閉器、30 遠制開閉器(配電線間)、40x,40y,40z 分散電源、50 配電自動化制御装置、52 監視部、54,160 通信回路、56 過負荷解消制御部、70 通信網、100,100a,100x,100y,100z 配電子局、110 過負荷解消制御装置、111 バス、112 演算部、114 記憶部、115 入力部、116 表示部、118 インタフェース、120 過負荷検出部、130 系統切替計算部、140 過負荷予測部、145 電流推移実績、170 計測器、180 開閉器制御回路、I 電流計測値、Imax 電流最大予測値。

Claims (3)

  1. 変電所から送電される配電線に、複数の遠制開閉器を含む複数の開閉器が介挿接続された配電系統の監視制御システムであって、
    1つ又は複数の前記変電所に対応して配置され、前記複数の開閉器の開閉を制御する機能を有する配電自動化制御装置と、
    前記複数の遠制開閉器の各々に対応して配置された配電子局とを備え、
    前記配電子局は、
    他の前記配電子局及び前記配電自動化制御装置を含む通信網を形成するための通信回路と、
    前記複数の遠制開閉器のうちの対応する遠制開閉器の開閉制御信号を生成する開閉器制御回路と、
    前記対応する遠制開閉器の通過電流を計測する計測器と、
    前記対応する遠制開閉器が配置された区間での過負荷及び過負荷予兆を自律的に解消するための過負荷解消制御装置とを含み、
    前記過負荷解消制御装置は、
    前記計測器による計測値に基づき、前記区間での前記過負荷及び前記過負荷予兆の少なくとも一方を検出する手段と、
    前記過負荷及び前記過負荷予兆の少なくとも一方が検出されたときに、過負荷及び将来過負荷を解消するために、前記通信網を介して取得された情報を用いて、前記複数の開閉器のうちの予め定められた近隣の一部の開閉器及び前記対応する遠制開閉器の開閉変更手順を決定する手段とを有し、
    前記一部の開閉器及び前記対応する遠制開閉器の開閉は、前記開閉変更手順に従って制御される、配電系統の監視制御システム。
  2. 前記情報は、前記一部の開閉器の前記通過電流及び開閉状態を含む、請求項1記載の配電系統の監視制御システム。
  3. 前記過負荷解消制御装置は、前記一部の開閉器及び前記対応する遠制開閉器の制御によって過負荷を解消する前記開閉変更手順が決定できないときは、前記配電自動化制御装置に当該開閉変更手順を決定できなかったことを通知する、請求項1又は2に記載の配電系統の監視制御システム。
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