JP7236614B2 - Fireproof structure - Google Patents
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Description
本発明は、耐火構造に関する。 The present invention relates to fire resistant structures.
下記特許文献1には、芯材の両側に基板を配置し、芯材の間に軽量耐火断熱材を配置した防音断熱性床材が示されている。 Patent Literature 1 listed below discloses a soundproof and heat insulating floor material in which substrates are arranged on both sides of a core material and a lightweight fireproof and heat insulating material is arranged between the core materials.
上記特許文献1の防音断熱性床においては、例えば火災時に下方から炎によって煽られた際、基板が燃え落ちると軽量耐火断熱材が剥落する虞がある。 In the soundproof and heat-insulating floor of Patent Document 1, for example, when the floor is fanned by flames from below in the event of a fire, if the substrate burns down, there is a risk that the lightweight fireproof heat insulating material will come off.
本発明は上記事実を考慮して、表面材が燃え落ちても耐火性能を維持できる耐火構造を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a fire-resistant structure capable of maintaining fire-resistant performance even if the surface material burns down.
請求項1の耐火構造は、木質構造体と、前記木質構造体の表面に間隔を空けて固定された複数のつなぎ材と、前記つなぎ材の間に配置された耐火材と、前記耐火材を前記つなぎ材の間に保持可能な保持材と、前記つなぎ材の表面に固定された表面材と、を備え、前記保持材は前記木質構造体又は前記つなぎ材に固定されたメッシュとされ、前記耐火材は前記メッシュを内包した状態で硬化した湿式耐火材とされている。 A fire-resistant structure according to claim 1 comprises a wooden structure, a plurality of joints fixed to the surface of the wooden structure at intervals, a fire-resistant material arranged between the joints, and the fire-resistant material. a retaining material that can be held between the connecting materials; and a surface material fixed to the surfaces of the connecting materials , wherein the retaining material is a mesh fixed to the wooden structure or the connecting material, and The refractory material is a wet refractory material that is hardened while enclosing the mesh .
請求項1の耐火構造では、木質構造体の表面につなぎ材が固定され、このつなぎ材の間に耐火材が保持されている。このため、耐火材によって木質構造体の耐火性能を確保し、つなぎ材によって構造強度を確保できる。さらに耐火材は、保持材によってつなぎ材の間に保持されているため、表面材が燃え落ちてもつなぎ材の間に留まって耐火性能を維持できる。 In the fire-resistant structure of claim 1, the tethers are fixed to the surface of the wooden structure, and the refractory material is held between the tethers. Therefore, fireproof performance of the wooden structure can be ensured by the fireproof material, and structural strength can be ensured by the joint material. Furthermore, since the refractory material is held between the tethers by the holding material, even if the surface material burns down, it remains between the tethers and can maintain its fire resistance.
一態様の耐火構造は、前記保持材は前記木質構造体又は前記リブ材に固定されたメッシュとされ、前記耐火材は前記メッシュを内包した状態で硬化した湿式耐火材とされている。 In one aspect of the refractory structure , the retaining material is a mesh fixed to the wooden structure or the rib material, and the refractory material is a wet refractory material hardened while enclosing the mesh.
一態様の耐火構造では、耐火材が湿式耐火材とされ、木質構造体又はつなぎ材に固定されたメッシュを内包した状態で硬化している。湿式耐火材とメッシュとの付着効果により、湿式耐火材と、木質構造体又はつなぎ材とが固定される。このため、例えば接着剤などを用いて固定する場合と比較して湿式耐火材が剥落し難く、耐火性能を維持し易い。 In one aspect of the refractory structure, the refractory material is a wet refractory material, which is hardened while enclosing the mesh fixed to the wooden structure or the tether. The adhesion effect between the wet refractory material and the mesh secures the wet refractory material and the wooden structure or tether. For this reason, the wet refractory material is less likely to come off compared to the case where it is fixed using an adhesive, for example, and it is easy to maintain the fire resistance performance.
請求項2の耐火構造は、請求項1に記載の耐火構造において、前記耐火材はプレキャスト材料で形成されている。 The fire-resistant structure of claim 2 is the fire-resistant structure of claim 1 , wherein the fire-resistant material is formed of a precast material.
請求項2の耐火構造においては、耐火材がプレキャスト材料とされているため、現場において乾式施工できる。このため、耐火材料を現場打ち(湿式施工)する場合と比較して、工期を短縮できる。 In the fire-resistant structure of claim 2 , since the fire-resistant material is a precast material, dry construction can be performed on site. For this reason, the construction period can be shortened compared to the case where the refractory material is cast on site (wet construction).
本発明に係る耐火構造によると、表面材が燃え落ちても耐火性能を維持できる。 According to the fire-resistant structure according to the present invention, fire-resistant performance can be maintained even if the surface material burns down.
以下、本発明に係る耐火構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、各図面において重複する構成及び符号については、説明を省略する場合がある。また、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Hereinafter, embodiment of the fireproof structure which concerns on this invention is described, referring drawings. Components shown using the same reference numerals in each drawing mean the same components. In addition, description may be abbreviate|omitted about the structure and code|symbol which overlap in each drawing. Moreover, the present invention is not limited to the following embodiments, and can be implemented with appropriate modifications within the scope of the purpose of the present invention.
<耐火構造>
本発明の実施形態に係る耐火構造は、図1に示す木質構造体10を耐火被覆するための構造であり、燃え止まり層としての耐火層20と、燃え代層としての表面材30と、を備えて形成されている。
<Fire-resistant structure>
The fire-resistant structure according to the embodiment of the present invention is a structure for fire-resistant coating of the
「燃え代層」とは、火災時に炎に晒されることにより着火して、燃焼後炭化する層である。燃え代層は、炭化することにより木質構造体10への熱伝達を抑制する。また、「燃え止まり層」とは、この層を構成する耐火材が吸熱することで木質構造体10への熱伝達を抑制する層である。これにより、木質構造体10の温度上昇を抑制する。
The "burning margin layer" is a layer that is ignited by exposure to flames and carbonized after combustion. The burn margin layer suppresses heat transfer to the
なお、図1及び後述する図7(A)、(B)、(C)は本発明の実施形態に係る耐火構造の構成の概略を示すものであり、耐火層20を形成する部材の詳細構成や木質構造体10の端部構成は図示が省略されている。
1 and FIGS. 7A, 7B, and 7C, which will be described later, show an outline of the configuration of the fire-resistant structure according to the embodiment of the present invention, and the detailed configuration of the members forming the fire-
(木質構造体)
木質構造体10(以下、構造体10と称す)はCLT(Cross-Laminated-Timber)を用いて形成された建築用構造材料で、壁材、床材、柱、梁等として用いる事ができる。
(woody structure)
A wooden structure 10 (hereinafter referred to as structure 10) is a building structural material formed using CLT (Cross-Laminated-Timber), and can be used as wall materials, floor materials, columns, beams, and the like.
以下の説明においては、特に断らない限り構造体10を板状の壁材として説明するが、本発明の耐火構造は、壁材、床材、柱、梁等としての木質構造体全般(間仕切り壁、揚げ床、小梁、附け柱等の主要構造部以外の構造体も含む)に適用できる。また、木質構造体を形成する材料は、CLTのほか、LVL、集成材、木質成形材(パーティクルボード、MDF等)等とすることができる。
In the following description, unless otherwise specified, the
図2(A)、(B)に示すように、構造体10の端面には凹凸部12が形成されている。凹凸部12は、構造体10の面内方向外側へ突出する凸部12Aと、構造体10の面内方向内側へ陥入する凹部12Bと、が端面に沿って交互に配置されて形成されている。
As shown in FIGS. 2A and 2B, an
互いに隣接する構造体10同士は、それぞれにおける凹凸部12同士が係合することで連結される。すなわち、一方の構造体10における凸部12Aに、他方の構造体10における凹部12Bが係合することで、構造体10同士の間で応力(せん断応力及び圧縮応力)が伝達可能となる。なお、凹凸部12同士は接着剤やビス等を用いて互いに接合してもよいし、しなくてもよい。
The
(耐火層)
耐火層20は、つなぎ材22と、耐火材24、26と、保持材28と、を備えている。
(Fire resistant layer)
The
つなぎ材22は、構造体10の表面に所定の間隔を空けて固定された長尺の木質部材である。つなぎ材22は、例えばビス等を用いて構造体の10に固定されている。
The connecting
耐火材24、26は、つなぎ材22の間に充填されて構造体10を被覆する耐火材料である。耐火材24、26を形成する材料としては、少なくとも木材より熱容量が大きな素材を選定することが好ましい。
The
一例として、耐火材24は石膏ボードを用いて形成され、耐火材26は、石膏ボードより含水率が大きい湿式石膏材を用いて形成されている。湿式石膏材は、石膏を主原料とする粉体を水と混錬することで未硬化のフレッシュモルタル状となり、時間が経過すると硬化する。湿式石膏材としては、例えば床の不陸を調整するセルフレベリング材を用いる事ができる。
As an example, the
耐火材24は、構造体10の凹凸部12に跨って複数枚積層して配置され、互いに隣接する構造体10の双方の端部を被覆している。耐火材24は、互いに隣接する構造体10に固定された最も外側の耐火材26の間に配置され、表面材30の表面と略面一に形成されている。また、耐火材24は耐火材26と接して配置される。
A plurality of
耐火材26は、構造体10の端部以外の部分を被覆する耐火材である。耐火材26は、同一の構造体10に固定されたつなぎ材22の間に配置され、つなぎ材22の表面と略面一に形成されている。また、耐火材26は、つなぎ材22の外側にも配置されている。すなわち、耐火材26は、構造体10の最も端部側に固定されたつなぎ材22の外側にも配置され、当該耐火材26は耐火材24と接して配置されている。
The
保持材28は、互いに隣接するつなぎ材22の双方に固定されたスチールメッシュである。また、保持材28は耐火材26に内包されており、耐火材26をつなぎ材22の間に保持している。換言すると、耐火材26は、つなぎ材22に固定された保持材28に付着することで、つなぎ材22の間に保持されている。
(表面層)
表面材30は、木質材料の面材で形成され、耐火層20の表面を被覆している。より詳しくは、耐火層20におけるつなぎ材22及び耐火材26の表面を被覆している。上述したように、表面材30は耐火材24と隣接して配置され、表面材30の表面は、耐火材24の表面と略面一とされている。
(Surface layer)
The
<施工方法>
本発明の実施形態に係る耐火構造は、以下の手順で施工される。
<Construction method>
A fire-resistant structure according to an embodiment of the present invention is constructed by the following procedure.
まず、図3(A)に示すように、ビス等を用いてつなぎ材22を構造体10へ固定する。この際、隣接するつなぎ材22のそれぞれに保持材28を架け渡し、保持材28の端部をタッカー等を用いてつなぎ材22に固定しておく。保持材28は、つなぎ材22の裏面(構造体10側の面)から離間した位置に配置されるように固定することが好ましい。これにより、つなぎ材22を構造体10へ固定した際に、保持材28と構造体10との間に隙間が形成される。
First, as shown in FIG. 3A, the connecting
なお、つなぎ材22を構造体10へ固定した後で、保持材28をつなぎ材22に固定してもよい。このようにすれば、つなぎ材22の施工性が向上する。また、本明細書において固定方法として「ビス等」と記載する場合、釘や接着剤による固定方法を含むものとする。
Note that the holding
次に、図3(B)に示すように、ビス等を用いて表面材30をつなぎ材22へ固定し、図3(C)に示すように、端部材22Aを構造体10へ仮固定する。端部材22Aは、保持材28を挟み込んだ状態で構造体10へ仮固定する。さらに図3(D)に示すように保持材28の端部を折り返して端部材22Aへ仮固定する。なお、表面材30は端部材22Aの後から施工してもよい。
Next, as shown in FIG. 3(B), the
次に、図4(A)に示すように、2つの構造体10におけるそれぞれの凹凸部12を係合させて構造体10同士を連結し、表面材30と構造体10の間の空間へ未硬化の耐火材26を打設する。未硬化の耐火材26を打設する際、耐火材26と保持材28とが絡み易いように、耐火材26は、保持材28と表面材30との間、保持材28と構造体10の間へ、略均等に打設することが好ましい。
Next, as shown in FIG. 4(A), the respective
なお、保持材28はスチールメッシュで形成されているため、耐火材26を何れか一方の空間(保持材28と表面材30との間又は保持材28と構造体10の間)へ打設しても他方へ流動させることができる。但し、スチールメッシュの線径や強度によっては、流動圧によって保持材28が偏って配置される可能性がある。このため、双方の空間に打設することが好ましい。
Since the holding
耐火材26の硬化後、図4(B)に示すように、端部材22Aを取り外す。その後、図4(C)に示すように、構造体10へ耐火材24を固定する。耐火材24は、保持材28を挟み込んだ状態で構造体10へ固定する。また、耐火材24は、耐火材26に接して配置する。以上の工程により、本発明の実施形態に係る耐火構造が施工される。
After hardening the
<作用・効果>
本発明の実施形態に係る耐火構造では、図2(A)に示すように、構造体10の表面に長尺のつなぎ材22が固定され、このつなぎ材22の間に耐火材24、26が保持されている。このため、耐火材24、26によって構造体10の耐火性能を確保し、つなぎ材22によって構造強度を確保できる。
<Action/effect>
In the fireproof structure according to the embodiment of the present invention, as shown in FIG. 2(A), long
また、構造体10は耐火材24と耐火材26とによって被覆されている。このため、木質構造体10に耐火性能を確保できる。
Also, the
さらに、耐火材24は凹凸部12の表面に跨って配置され木質構造体10の端部を被覆している。これにより、構造体10の接合部の耐火性能が低下し難い。
Furthermore, the
なお、本実施形態においてつなぎ材22は木質部材とされているが、強度確保の観点から、C型チャンネル等の鋼材で形成してもよい。または、軽鉄で形成されたスタッド材で形成してもよい。
In this embodiment, the connecting
また、耐火材26は、保持材28によってつなぎ材22の間に保持されている。このため、表面材30が燃え落ちてもつなぎ材22の間に留まって耐火性能を維持できる。
Also, the
さらに、耐火材26は湿式石膏材とされ、スチールメッシュで形成された保持材28を内包した状態で硬化している。この保持材28は、つなぎ材22に固定されている。このため湿式石膏材とスチールメッシュとの付着効果により、耐火材26とつなぎ材22とが固定される。
Further, the
これにより、例えば耐火材26を接着剤などを用いて構造体10へ固定する場合と比較して耐火材26が剥落し難く、耐火性能を維持し易い。
As a result, compared with the case where the
また、本発明の実施形態に係る耐火構造においては、図2(A)、(B)に示すように、互いに隣接する構造体10のそれぞれの端面に形成された凹凸部12が互いに係合している。これにより、構造体10の間で応力を伝達できる。
Moreover, in the fireproof structure according to the embodiment of the present invention, as shown in FIGS. ing. Thereby, stress can be transmitted between the
また、本実施形態に係る耐火構造においては、つなぎ材22の外側に配置された耐火材24と耐火材26とが接している。このため、耐火材24と耐火材26との間につなぎ材22が配置される構成と比較して、耐火材の設置幅が大きくなる。さらに、耐火材24が炎に晒された際には、耐火材24より含水率が大きな耐火材26が吸熱することで、接合部の温度上昇を抑制できる。これにより、構造体10の接合部における耐火性能を高めることができる。
In addition, in the fireproof structure according to the present embodiment, the
なお、上記の実施形態においては表面材30と耐火材24とが隣接して配置され、表面材30は凹凸部12の前方に配置されていないが本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図5(A)に示すように、表面材30を凹凸部12の前方に配置してもよい。この際、表面材30の端部にも凹凸部32を形成して、表面材30同士を連結すると好適である。
In the above embodiment, the
表面材30をこのように形成することで、凹凸部12と表面材30との間に閉塞空間を形成できる。これにより図5(B)に示すように、構造体10の端部に、乾式材料と比較して含水率の高い湿式材料の耐火材26を施工することができる。
By forming the
なお、構造体10の端部を被覆する耐火材料を湿式材料の耐火材26とすれば、図5(C)に示すように、この耐火材26と隣接する耐火材24とは接して配置しなくてもよい。すなわち、耐火材26と耐火材24との間に、つなぎ材22を配置してもよい。この際、構造体10の端部を被覆する耐火材26に際しては、適宜型枠26S等を配置すればよい。
If the refractory material covering the ends of the
また、本実施形態においては、図2(A)に示すように、保持材28をスチールメッシュで形成しつなぎ材22に固定しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図6(A)に示す保持材40のように、保持材をビスやアンカーボルトで形成し、ビス頭やボルト頭を耐火材26へ埋設させてもよい。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 2A, the holding
または、図6(B)に示す保持材42のように、保持材はつなぎ材22に直接固定せず、つなぎ材22と構造体10との間で挟んで保持する形式としてもよい。
Alternatively, as in a holding
また、本実施形態においては耐火材26を現場打ちの湿式石膏材としているが、本発明の実施形態はこれに限らない。たとえば図6(C)に示す耐火材50のように、プレキャストの湿式石膏材としてもよい。
Further, in the present embodiment, the
プレキャストの湿式石膏材を成形する際は、型枠の中にスチールメッシュの保持材28を配置しておく。また、保持材28は、両端部が湿式石膏材から突出するように配置しておく。耐火材50は、硬化後脱型し、現場へ搬入する。そして、現場において保持材28の両端部を、つなぎ材22と構造体10との間で挟み込むようにして、つなぎ材22を構造体10へ固定する。
When molding the precast wet gypsum material, a
さらに、プレキャストの湿式石膏材には予め保持材を配置しておかなくてもよい。例えば図6(D)に示す耐火材52のように、表面から保持材としてのビス46を打ち込んで構造体10へ固定しても、耐火材はつなぎ材22の間に配置して保持することができる。
In addition, the precast wet gypsum material does not have to be pre-arranged with a retaining material. For example, like the
このように、耐火材をプレキャスト材料とすれば、現場において乾式施工できる。このため、耐火材を現場において湿式施工する場合と比較して、工期を短縮できる。 Thus, if the refractory material is a precast material, dry construction can be performed on site. For this reason, the construction period can be shortened compared to the wet construction of the refractory material on site.
なお、湿式耐火材としては、必ずしも湿式石膏材を用いる必要はない。例えば石膏材に代えて、石灰系材料や、セメント、モルタル等を用いてもよい。 In addition, it is not always necessary to use a wet gypsum material as the wet refractory material. For example, a lime-based material, cement, mortar, or the like may be used instead of the gypsum material.
また、本実施形態においては、図1に示すように、耐火層20及び表面材30が構造体10の片側に配置されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図7(A)に示すように、耐火層20及び表面材30を構造体10の両側に配置してもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG. 1, the fire-
なお、構造体10は、図7(A)及び図7(B)に示すように、厚さを適宜変更することができる。すなわち、使用される用途(壁、床、梁、柱)や求められる構造強度によって必要な厚さを確保すればよい。
Note that the thickness of the
さらに、図7(C)に示すように、片側に耐火層20及び表面材30を配置した構造体10同士を対面させ離間して配置し、構造体10の間に空間を確保してもよい。この空間は、遮音層、断熱層、設備配管スペース等として利用できる。遮音層や断熱層として用いる場合は、ロックウール、グラスウール、発泡ウレタン等の材料を充填してもよい。
Furthermore, as shown in FIG. 7C, the
また、本実施形態においては、構造体10の端面に凹凸部12が形成されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えばこのような凹凸部12を形成せず、構造体10の端面を平坦に形成し、スプラインプレートやビス等を使用して構造体10同士を固定してもよい。あるいは、これらを付き合わせるだけで互いに固定しなくてもよい。構造体10の端部の構成に関わらず、保持材28等を用いることで耐火材を構造体10の表面に保持することができる。このように、本発明は様々な態様で実施することができる。
Moreover, although the
10 木質構造体
22 つなぎ材
26 耐火材(湿式耐火材)
28 保持材(メッシュ)
30 表面材
10
28 holding material (mesh)
30 surface material
Claims (2)
前記木質構造体の表面に間隔を空けて固定された複数のつなぎ材と、
前記つなぎ材の間に配置された耐火材と、
前記耐火材を前記つなぎ材の間に保持可能な保持材と、
前記つなぎ材の表面に固定された表面材と、
を備え、
前記保持材は前記木質構造体又は前記つなぎ材に固定されたメッシュとされ、
前記耐火材は前記メッシュを内包した状態で硬化した湿式耐火材とされた、
耐火構造。 a wooden structure;
a plurality of joints fixed to the surface of the wooden structure at intervals;
a refractory material disposed between the tethers;
a holding material capable of holding the refractory material between the connecting materials;
a surface material fixed to the surface of the connecting material;
with
The retaining material is a mesh fixed to the wooden structure or the connecting material,
The refractory material is a wet refractory material cured with the mesh enclosed,
Fire resistant construction.
2. The refractory structure of claim 1 , wherein said refractory material is formed of precast material.
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