JP7236385B2 - 医薬組成物 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 (1)平成30年7月31日 Oncotarget,2018,Vol.9,(No.59),pp:31411-31421に発表
本発明は、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、抗PD-L1抗体を有効成分として含む医薬組成物に関する。
免疫チェックポイントは過剰な免疫反応を抑制し、自己免疫疾患等の発生を抑える働きがある。この機構に関わる免疫チェックポイントタンパク質としては、腫瘍細胞や免疫細胞等の表面のPD-L1リガンドに応答するT細胞上のPD-1等が知られている。これらのタンパク質に対する抗体、たとえば、PD-L1抗体が、免疫チェックポイント阻害剤である。このような免疫チェックポイント阻害剤を投与することにより、T細胞の免疫抑制が解除され、抗腫瘍免疫応答が増強される。
カンプトテシンは、細胞毒性のあるキノリンアルカロイドであり、カレンボク(Camptotheca acuminata)の樹皮と幹から単離された抗がん活性を有する化合物である。カプトテシンは優れた抗がん作用を有するが、溶けにくく、有害な副作用があったため、これらを解消するために誘導体の研究が進められていた。カプトテシンを改良した誘導体として、イリノテカン(irinotecan:CPT-11) やノギテカン(Nogitecan:JAN);トポテカン(topotecan:INN))が知られている。これらはトポイソメラーゼI阻害作用を有する。イリノテカンの塩酸塩水和物は、カンプト注(登録商標)、トポテシン(登録商標)の商品名で、ノギテカンの塩酸塩として、ハイカムチン(登録商標)の商品名で市販されている。
免疫チェックポイント阻害剤を用いる免疫療法と抗癌剤を用いる化学療法の併用が検討されている。最近、イリノテカンをリポソーム製剤としたMM-398(ONIVYDE(登録商標)、イリノテカン・リポソーム注射剤)を用いることにより、マウス抗PD-1あるいは抗PD-L1モノクローナル抗体との併用がマウス大腸癌細胞移植モデルに対して各単剤より強い効果を示すことが報告されている(特許文献1)。
しかし、抗癌剤と免疫療法との併用の相乗効果による、より効果的な治療法が、依然として模索されている。
WO 2017/049199
本発明は、新規の抗癌剤と免疫療法との併用を提供する。
本発明者は、鋭意研究の結果、抗PD-L1抗体とイリノテカンの組み合わせが、相乗効果を示すことを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、抗PD-L1抗体を有効成分として含む医薬組成物、
[2]抗PD-L1抗体と組み合わせて使用することを特徴とする、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩を有効成分として含む医薬組成物、
[3]カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と抗PD-L1抗体とを含有する医薬組成物、
[3-1]カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩が塩酸塩である、[1]~[3]のいずれか記載の医薬組成物、
[4]カンプトテシン誘導体がイリノテカンである、[1]~[4]のいずれか記載の医薬組成物、
[4-1]カンプトテシン誘導体がイリノテカン塩酸塩又はノギテカン塩酸塩である、[1]~[4]のいずれか記載の医薬組成物、
[4-2]カンプトテシン誘導体がイリノテカン塩酸塩点滴静注液又はノギテカン塩酸塩点滴静注液である、[1]~[4]のいずれか記載の医薬組成物、
[5]癌治療剤である、[1]~[4]のいずれか記載の医薬組成物、
[6]癌が、乳癌、肝癌、小細胞肺癌を含む肺癌、非小細胞肺癌、卵巣癌、胃癌、膀胱癌、膵臓癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、結腸・直腸癌、メラノーマ、有棘細胞癌、メルケル細胞癌、小児悪性固形腫瘍、神経膠腫、甲状腺癌、尿路上皮癌、頭頚部癌、腎臓癌、食道癌、前立腺癌、悪性リンパ腫及び白血病からなる群から選択される、[5]に記載の医薬組成物、
[6-1]癌が、胃癌、直腸・結腸癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、膀胱癌、腎臓癌、肝癌、尿路上皮癌、子宮頸癌、頭頸部癌、食道癌又は乳癌である、[5]に記載の医薬組成物、
[7]癌が、小細胞肺癌、又は乳癌である、[5]に記載の医薬組成物、
[8]抗PD-L1抗体が、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、KN035、CX-072、LY3300054、及び/又はFAZ053である、[1]~[7]のいずれか記載の医薬組成物、
[8-1]抗PD-L1抗体が、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブである、[1]~[7]のいずれか記載の医薬組成物、
[8-2]カンプトテシン誘導体がイリノテカン塩酸塩又はノギテカン塩酸塩であり、抗PD-L1抗体が、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、KN035、CX-072、LY3300054、及び/又はFAZ053である、[1]~[7]のいずれか記載の医薬組成物、
[8-3]カンプトテシン誘導体がイリノテカン塩酸塩又はノギテカン塩酸塩であり、抗PD-L1抗体がアテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブである、[1]~[7]のいずれか記載の医薬組成物、
[8-4]カンプトテシン誘導体がイリノテカン塩酸塩又はノギテカン塩酸塩であり、抗PD-L1抗体がアテゾリズマブである、[1]~[7]のいずれか記載の医薬組成物、
[9]抗PD-L1抗体とカンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、癌の治療方法。
[9-1]抗PD-L1抗体とカンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩がアテゾリズマブとイリノテカン塩酸塩又はノギテカン塩酸塩である、癌の治療方法。
本発明は、癌の処置のために有用である。
溶媒対照(●)、単独療法(10mg/kgの10F.9G2(抗PD-L1抗体)を週3回(▲)、または250mg/kgのイリノテカンを投与開始時に1回)(■)または組合せ(10F.9G2+イリノテカン)(□)のいずれかを投与された各マウスにおける、マウス乳がん細胞株FM3Aの腫瘍体積変化を示す図である。各群あたり14匹のマウスを処置した。各群における腫瘍体積の平均およびSDバーをプロットした。縦軸は、腫瘍体積(mm)であり、横軸は、日数である。*は、p<0.05である。 図1Aの試験の最終日(投与開始後19日目)における各群と溶媒対照群の個体別腫瘍体積を示す図である。縦軸は、腫瘍体積(mm)である。横軸は、左から、溶媒対照、10F.9G2抗体、イリノテカン、及び10F.9G2抗体及びイリノテカンの組み合わせである。 溶媒対照群および250mg/kgのイリノテカン単独投与群の8日目の、末梢血中CD8陽性T細胞数をプロットした図である。各群あたり6匹のマウスを処置した。縦軸は、1ml当たりのCD8陽性T細胞数である。横軸は、左から、溶媒対照、イリノテカンである。 溶媒対照、10mg/kgの10F.9G2、250mg/kgのイリノテカンおよび組合せ(10F.9G2+イリノテカン)のいずれかを投与された各投与群における、投与開始8日目の腫瘍中全生細胞のうちCD8陽性T細胞数である。横軸は、左から、溶媒対照、抗PD-L1抗体、イリノテカン、及び抗PD-L1抗体及びイリノテカンの組み合わせである。 溶媒対照、10mg/kgの10F.9G2、250mg/kgのイリノテカンおよび組合せ(10F.9G2+イリノテカン)のいずれかを投与された各投与群における、投与開始8日目の腫瘍中全生細胞のうちCD69陽性CD8陽性T細胞数である。各群あたり12匹のマウスを処置した。縦軸は、細胞数である。横軸は、左から、溶媒対照、抗PD-L1抗体、イリノテカン、及び抗PD-L1抗体及びイリノテカンの組み合わせである。 溶媒対照、10mg/kgの10F.9G2、250mg/kgのイリノテカンおよび組合せ(10F.9G2+イリノテカン)のいずれかを投与された各投与群における、投与開始8日目の腫瘍中CD8陽性T細胞のうちKi-67陽性細胞の割合をプロットした図である。各群あたり12匹のマウスを処置した。縦軸は、細胞数である。横軸は、左から、溶媒対照、抗10F.9G2抗体、イリノテカン、及び10F.9G2及びイリノテカンの組み合わせである。 溶媒対照群および250mg/kgのイリノテカン単独投与群の8日目の、個体別の腫瘍中のFoxp3陽性CD4陽性制御性T細胞数をプロットした図である。各群あたり12匹のマウスを処置した。縦軸は、Foxp3陽性CD4陽性制御性T細胞数であり、横軸は、左から、溶媒対照、及びイリノテカンである。
カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩として、好ましくは、イリノテカン及び/又はノギテカン又はそれらの医薬的に許容される塩が挙げられ、たとえば、イリノテカン塩酸塩水和物として、カンプト注、トポテシンの商品名で市販されているもの、ノギテカン塩酸塩としてハイカムチンの商品名で市販されているものを用いることができる。
抗PD-L1抗体は、公知の手段を用いてポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体として得ることができる。抗体の由来は特に限定されるものではないが、好ましくは哺乳動物由来であり、より好ましくはヒト由来の抗体である。哺乳動物由来のモノクローナル抗体としては、ハイブリドーマに産生されるもの、および遺伝子工学的手法により抗体遺伝子を含む発現ベクターで形質転換した宿主に産生されるものがある。
抗PD-L1抗体は、PD-L1に結合する抗体であり、好ましくはPD-L1に結合して機能を阻害する抗体であり、さらに好ましくはPD-1やB7.1とPD-L1との結合を阻害することによって機能を阻害する抗体であり、より好ましくはPD-1やB7.1とPD-L1との結合によって誘導されるシグナルを阻害する抗体である。
PD-L1の機能を阻害するとは、PD-1やB7.1とPD-L1との結合の結果引き起こされるT細胞の活性化抑制を解除することを差し、PD-L1の活性は、コントロールにおける活性と比較して、少なくとも5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または100%減少する。PD-L1の活性は、当該分野における任意の標準的な方法(本明細書中に記載されるものを含む)によって決定される。
抗PD-L1抗体は、たとえば、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、KN035、CX-072、LY3300054、及びFAZ053を用いることができる。
抗体は、ポリエチレングリコール(PEG)、放射性物質、トキシン等の各種分子と結合したコンジュゲート抗体でもよい。このようなコンジュゲート抗体は、得られた抗体に化学的な修飾を施すことによって得ることができる。なお、抗体の修飾方法はこの分野においてすでに確立されている。本明細書における「抗体」にはこれらのコンジュゲート抗体も包含される。
抗体には、IgGに代表される二価抗体だけでなく、一価抗体、若しくはIgMに代表される多価抗体も含まれる。本発明の多価抗体には、全て同じ抗原結合部位を有する多価抗体、または、一部もしくは全て異なる抗原結合部位を有する多価抗体が含まれる。
さらに、抗体は、二重特異性抗体であってもよい。二重特異性抗体とは、異なるエピトープを認識する可変領域を同一の抗体分子内に有する抗体をいうが、当該エピトープは異なる分子中に存在していてもよいし、同一の分子中に存在していてもよい。
二重特異性抗体を製造するための方法は公知である。たとえば、認識抗原が異なる2種類の抗体を結合させて、二重特異性抗体を作製することができる。結合させる抗体は、それぞれがH鎖とL鎖を有する抗体の1/2分子であっても良いし、H鎖のみからなる抗体の1/4分子であっても良い。あるいは、異なるモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを融合させて、二重特異性抗体産生融合細胞を作製することもできる。さらに、遺伝子工学的手法により二重特異性抗体が作製できる。
抗体は、低分子化抗体であってもよい。低分子化抗体は、全長抗体の一部分が欠損している抗体断片を含む。Arid5Aに結合する限り、抗体分子の部分的な欠損は許容される。本発明における抗体断片は、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)のいずれか、または両方を含んでいることが好ましい。VHまたはVLのアミノ酸配列は、付加、欠失および/または置換を含むことができる。さらにPD-L1に結合する限り、VHおよびVLのいずれか、または両方の一部を欠損させることもできる。また、抗体断片はキメラ化やヒト化されていてもよい。抗体断片の具体例としては、例えば、Fab、Fab'、F(ab')2、Fvなどを挙げることができる。また、低分子化抗体の具体例としては、例えば、Fab、Fab'、F(ab')2、Fv、scFv、ダイアボディー、sc(Fv)2などを挙げることができる。
製剤上許容される材料としては、例えば滅菌水や生理食塩水、安定剤、賦形剤、緩衝剤、防腐剤、界面活性剤、キレート剤(EDTA等)、結合剤等を挙げることができる。
界面活性剤としては非イオン界面活性剤を挙げることができ、例えばソルビタンモノカプリレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート等のソルビタン脂肪酸エステル;グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノミリテート、グリセリンモノステアレート等のグリセリン脂肪酸エステル等のHLB6~18を有するもの、等を典型的例として挙げることができる。
また、界面活性剤としては陰イオン界面活性剤も挙げることができ、例えばアセチル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム等の炭素原子数10~18のアルキル基を有するアルキル硫酸塩;ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム等の、エチレンオキシドの平均付加モル数が2~4でアルキル基の炭素原子数が10~18であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ラウリルスルホコハク酸エステルナトリウム等の、アルキル基の炭素原子数が8~18のアルキルスルホコハク酸エステル塩;天然系の界面活性剤、例えばレシチン、グリセロリン脂質;スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質;炭素原子数12~18の脂肪酸のショ糖脂肪酸エステル等を典型的例として挙げることができる。
緩衝剤としては、リン酸、クエン酸緩衝液、酢酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、リン酸カリウム、グルコン酸、カプリル酸、デオキシコール酸、サリチル酸、トリエタノールアミン、フマル酸等、他の有機酸等、あるいは、炭酸緩衝液、トリス緩衝液、ヒスチジン緩衝液、イミダゾール緩衝液等を挙げることができる。
また溶液製剤の分野で公知の水性緩衝液に溶解することによって溶液製剤を調製してもよい。緩衝液の濃度は一般には1~500mMであり、好ましくは5~100mMであり、さらに好ましくは10~20mMである。
多糖及び単糖等の糖類や炭水化物としては、例えばデキストラン、グルコース、フラクトース、ラクトース、キシロース、マンノース、マルトース、スクロース、トレハロース、ラフィノース等を挙げることができる。
糖アルコールとしては、例えばマンニトール、ソルビトール、イノシトール等を挙げることができる。
注射用の水溶液とする場合には、例えば生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液、例えば、D-ソルビトール、D-マンノース、D-マンニトール、塩化ナトリウムが挙げられ、適当な溶解補助剤、例えばアルコール(エタノール等)、ポリアルコール(プロピレングリコール、PEG等)、非イオン性界面活性剤(ポリソルベート80、HCO-50)等と併用してもよい。
所望によりさらに希釈剤、溶解補助剤、pH調整剤、無痛化剤、含硫還元剤、酸化防止剤等を含有してもよい。
本発明の一つの態様は、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、抗PD-L1抗体を有効成分として含む医薬組成物である。
本発明の一つの態様は、抗PD-L1抗体と組み合わせて使用することを特徴とする、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩を有効成分として含む医薬組成物である。
本発明の一つの態様は、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と抗PD-L1抗体とを含有する医薬組成物である。
本発明の一つの態様は、カンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と抗PD-L1抗体とを組み合わせてなる医薬である。
本発明の医薬組成物は、癌の治療のために用いることができる。癌は、乳癌、肝癌、小細胞肺癌を含む肺癌、卵巣癌、胃癌、膀胱癌、膵臓癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、結腸・直腸癌、腎臓癌、食道癌、前立腺癌、メラノーマ、有棘細胞癌、メルケル細胞癌、小児悪性固形腫瘍、神経膠腫、甲状腺癌、尿路上皮癌、頭頚部癌、悪性リンパ腫及び白血病からなる群から選択される。好ましくは、癌は、胃癌、直腸・結腸癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、膀胱癌、腎臓癌、肝癌、尿路上皮癌、子宮頸癌、頭頸部癌、食道癌又は乳癌である。
本発明に係る医薬は、これら有効成分を単一の製剤(配合剤)または別々に製剤化して得られる2種以上の製剤とすることができる。上記製剤は、通常行われる手段にしたがって、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、乳剤、懸濁剤、シロップ剤、あるいは無菌性溶液、懸濁液剤などの注射剤とすることができる。これらの有効成分を別々に製剤化して2種以上の製剤とした場合には、個々の製剤を同時または一定の時間間隔を空けて投与することが可能である。当該2種以上の製剤は、1日にそれぞれ異なる回数で投与することもできる。本発明に係る医薬は、全身的または局所的に、経口投与または非経口投与することができる。これらの有効成分を別々に製剤化して2種以上の製剤とした場合には、個々の製剤を異なる経路で投与することもできる。
本発明に係る医薬を異なる2種の製剤とする場合は、同時に、または極めて短い間隔で投与する可能性が高いため、例えば、市販されている医薬の添付文書や販売パンフレット等の文書に、それぞれを併用する旨を記載することができる。また、それぞれを含む製剤からなるキットとすることもできる。
本発明の医薬の投与量は、投与対象、投与方法等により異なるが、たとえば、イリノテカンは、イリノテカン塩酸塩水和物として、点滴静注で、1日1回10mg/m以上、20mg/m以上、40mg/m以上、100mg/m以上、150mg/m以上、又は180mg/m以上であって、1,000mg/m以下の投与量で投与することができる。ノギテカンは、ノギテカン塩酸塩として、点滴静注で、1日1回0.75mg/m以上、1.0mg/m以上、又は1.5mg/m以上であって、1,000mg/m以下の投与量で投与することができる。また、抗PD-L1抗体は、たとえば、1回1mg以上であって、840mg以下、1,000mg以下、又は1,200mg以下の投与量、あるいは1回1.0mg/kg(体重)以上、2.5mg/kg(体重)以上、10mg/kg(体重)以上で、20mg/kg(体重)以上であって、100mg/kg(体重)以下で投与することができる。
本発明の一つの態様は、抗PD-L1抗体とカンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、癌の治療又は予防方法である。抗PD-L1抗体とカンプトテシン及び/又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容される塩は、同時又は逐次に患者に投与することができる。
本発明の一つの態様において、上記で意図された「組み合わせて使用すること」は、別々の製剤又は単一の医薬製剤を同時に使用する投与、及び、好ましくは両方の(または全ての)活性剤が同時に生物学的活性を発揮する期間のある、いずれかの順序での連続投与を含む投与を含む。そのような化学療法剤のための製剤及び投薬のスケジュールは、製造業者の説明書に従って、又は当業者によって経験的に決定され、使用されうる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
マウス乳がん細胞株FM3Aを用いたシンジェニックマウスモデルにおける抗PD-L1抗体(10F.9G2)およびイリノテカンの併用における抗腫瘍活性
FM3A細胞を、インキュベーター(37℃および5% COに設定した)中で細胞培養フラスコを使用して培養した。細胞を回収し、1×10個細胞/mLに再懸濁し、各C3H/HeNマウス(Charles River Laboratories Japan)の右側腹部に皮下接種した(1×10個細胞/マウス)。ひとたび、触知できる腫瘍が確立されると、動物を、各群が試験開始時に同様の平均腫瘍体積を有するように試験群にランダム化した。ランダマイズ日を薬剤投与開始日とし、250mg/kgのイリノテカンは腹腔内に1回投与、10mg/kgの10F.9G2(BioLegend,Inc.より購入)を腹腔内に週3回投与した。イリノテカンの溶媒対照としての生理用食塩水、抗PD-L1抗体の陰性対照としてラットIgGを投与した。試験最終日の溶媒対照群の腫瘍容積平均値を1.0とした場合の、10mg/kgの10F.9G2単独、250mg/kgのイリノテカン単独投与の腫瘍体積平均値は、それぞれ、0.58、0.69であり、両者を乗じた値0.40よりも、組合せ群(10F.9G2+イリノテカン)の腫瘍容積平均値の割合0.27の方が値が小さく、併用効果のInteraction IndexからはSupra-Additiveと評価された(図1、表1)。
Figure 0007236385000001

腫瘍増殖比:処理群の腫瘍体積変化率/対照群の腫瘍体積変化率
腫瘍体積変化率:最終計測日の腫瘍体積/投与開始日の腫瘍体積
相加理論値:各単剤の腫瘍増殖比の積
マウス乳がん細胞株FM3Aを用いたシンジェニックマウスモデルにおけるイリノテカンの末梢血中CD8陽性T細胞数への影響
上記と同様にFM3A担癌マウスを作製し、投与開始日に250mg/kgのイリノテカンを腹腔内に一回投与した。投与8日目に、末梢血を回収し、CD8陽性T細胞をフローサイトメトリーにより測定した(図2)。イリノテカン投与群では溶媒投与群と比較して、末梢血中のCD8陽性T細胞数が有意に少なかった(P<0.05,ウイルコクソン検定,以下同様)。
マウス乳がん細胞株FM3Aを用いたシンジェニックマウスモデルにおける抗PD-L1抗体とイリノテカンの単独及び併用投与による腫瘍中CD8陽性T細胞への影響
上記と同様にFM3A担癌マウスを作製し、投与開始日に250mg/kgのイリノテカンを腹腔内に一回、10mg/kgの10F.9G2を腹腔内に週3回投与した。投与8日目に、腫瘍を回収しgentleMACS(商標)Octo Dissociatorによって細胞を分散させた後、細胞を洗浄し、フローサイトメトリーに使用して、CD8、CD69またはKi-67陽性腫瘍浸潤リンパ球(TIL)を定量した(図3)。イリノテカン投与群では溶媒投与群と比較して、リンパ節中のCD8陽性T細胞、腫瘍細胞中のCD69陽性CD8陽性T細胞に有意な減少は認められなかった(図3A,3B)。イリノテカン投与群および10F.9G2群では溶媒投与群と比較して、腫瘍中Ki-67陽性CD8陽性T細胞は有意に増加し、併用群では各単剤投与群と比較して、有意に増加していた(図3C)。
マウス乳がん細胞株FM3Aを用いたシンジェニックマウスモデルにおけるイリノテカンの腫瘍中Foxp3陽性CD4陽性制御性T細胞への影響
上記と同様にFM3A担癌マウスを作製し、投与開始日に250mg/kgのイリノテカンを腹腔内に一回投与した。投与8日目に、腫瘍を回収しgentleMACS(商標)Octo Dissociatorによって細胞を分散させた後、細胞を洗浄し、フローサイトメトリーに使用して、Foxp3陽性CD4陽性制御性T細胞をフローサイトメトリーにより測定した(図4)。イリノテカン投与群では溶媒投与群と比較して、腫瘍中のFoxp3陽性CD4陽性制御性T細胞が有意に少なかった。
本発明は、癌の処置のために有用である。

Claims (3)

  1. イリノテカン又はその医薬的に許容される塩と組み合わせて使用することを特徴とする、抗PD-L1抗体を有効成分として含む、乳癌治療剤である医薬組成物。
  2. 抗PD-L1抗体と組み合わせて使用することを特徴とする、イリノテカン又はその医薬的に許容される塩を有効成分として含む、乳癌治療剤である医薬組成物。
  3. 抗PD-L1抗体が、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、KN035、CX-072、LY3300054、及び/又はFAZ053である、請求項1又は2記載の医薬組成物。
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