JP7233622B2 - 部品調達リスク・価値計算装置、及び、部品調達リスク・価値計算プログラム - Google Patents

部品調達リスク・価値計算装置、及び、部品調達リスク・価値計算プログラム Download PDF

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Description

本開示は、部品調達リスク・価値計算装置、及び、部品調達リスク・価値計算プログラムに関する。
機器の製造に関わるリスクの一つである生産中止部品が発生した際には、生産中止部品の保守数量を精度よく算出し、適切な在庫を確保し、保守部品の在庫管理における管理工数、諸経費のようなオーバヘッドの軽減を図ることが課題となっている。従来の課題解決の方法の一つとして、ネットワークを使用して製造に関わる情報、つまり、部品構成情報、部品の製造実績情報、製品の在庫情報および部品を使用する修理に関する情報を連携し、過去の製造情報、製品の製造傾向および駆け込み需要を考慮することで、将来に必要な保守部品数量を算出する保守品の保守数量一括算出システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、事業者側が保有する情報を用いて必要な部品数を予測する方法として、事業者が管理する設備の運用記録および設備機器の動作情報を収集し、それら情報の履歴を監視することで精度よく保守の時期を算出し、スケールメリットをもたらす保守管理システムが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2006-323698号公報 特開2002-209303号公報
これらの従来の方式は、製品の部品構成情報と製造実績、さらに部品と製品の在庫情報、修理実績、駆け込み需要までを加えることで、生産中止部品の最適保守数量を算出することが出来るものである。しかし、製品の出荷後の使用状況によっては、その必要数は更に変化することが考えられる。また、事業者の経営が安定しており、事業規模が拡大や縮小するような変動が無い場合には問題無い。しかし、事業の経営状況が変化するなど、設備保守への投資が変わるような状況においては、実際に購入利用される機器の個数を精度良く見積もることが困難になるという課題がある。これらの課題を解決するため、事業者は購入した製品の運用情報を管理し、それらの運用実績から必要数を判断していた。また、必要購入数に関しては、事業者はその経営層の判断によって経営の見直しを行い、年単位などで設備への投資計画を行い、その経営判断に従って投資額を決定することで実際に設備保守に必要、かつ購入可能な機器の個数を見積もってきた。
本開示は、従来では人の力によって実施してきたものを、機器リスク・価値判断計算装置を用いて実現することを目的とする。
本開示に係る部品調達リスク・価値計算装置は
生産中止の予定のある生産品である予定生産品の情報を示す生産中止情報を取得する生産中止情報抽出部と、
前記生産中止情報に基づいて、前記予定生産品に関連する生産品である関連生産品を抽出する製造機器探索部と、
前記予定生産品及び前記関連生産品を製造する製造業者の前記予定生産品及び前記関連生産品に関する販売利益情報を取得する製造メーカ価値抽出部と、
前記予定生産品と、前記関連生産品と、前記販売利益情報とに基づいて、前記製造業者が前記予定生産品を製造する価値を計算するリスク・価値計算部と、
を備える。
本開示によれば、従来では人の力によって実施してきたものを、機器リスク・価値判断計算装置を用いて実現することができる。
実施の形態1の図で、部品調達リスク・価値計算装置100を含むシステム構成を示す図。 実施の形態1の図で、部品調達リスク・価値計算装置100のブロック構成図。 実施の形態1の図で、製造メーカ情報収集システム200のシステム構成図。 実施の形態1の図で、運用事業者情報収集システム300のシステム構成図。 実施の形態1の図で、部品調達リスク・価値計算装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、製造利益情報202の具体例であるテーブル3001,3002を示す図。 実施の形態1の図で、在庫情報211の具体例であるテーブル4001を示す図。 実施の形態1の図で、生産中止情報221,231の具体例であるテーブル5001を示す図。 実施の形態1の図で、出荷製品構成情報(テーブル6001)を示す図。 実施の形態1の図で、設備構成情報(テーブル7001)を示す図。 実施の形態1の図で、機器稼働情報301の具体例であるテーブル8001を示す図。 実施の形態1の図で、運用計画情報302の具体例であるテーブル9001を示す図。 実施の形態1の図で、事業経営情報303の具体例であるテーブル10001を示す図。 実施の形態1の図で、事業経営情報303の別の具体例であるテーブル10002を示す図。 実施の形態1の図で、リスク・価値計算部105の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、リスク・価値計算部105の別の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、部品調達リスク・価値計算装置100のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、リスク・価値計算の重み付けの例を示す図。
実施の形態の説明および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略または簡略化する。以下の実施の形態では、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」または「サーキットリ」に適宜読み替えてもよい。
以下の説明では、製造メーカでは、製品、機器、部品の包含関係は、製品>機器>部品の関係である。製品が搭載された事業者側の資産を「設備」と呼ぶ場合がある。
実施の形態1.
図1は、調達支援システム1000のシステム構成図である。
図2は、部品調達リスク・価値計算装置100のブロック構成図である。
図3は、製造メーカ情報収集システム200のステム構成である。
図4は、運用事業者情報収集システム300のステム構成である。
以下に図1から図4を参照して説明する。調達支援システム1000では、機器製造メーカからの情報と、運用事業者の情報とから、機器の製造リスク・価値を計算する部品調達リスク・価値計算装置100を含む。部品調達リスク・価値計算装置100は、生産中止部品の製造リスクを計算し、また、生産中止部品の価値を計算する。生産中止部品の部品調達リスク・価値計算装置100は、製造メーカの情報を収集する製造メーカ情報収集システム200と、運用設備に機器を利用する事業者の情報を収集する運用事業者情報収集システム300から情報を収集する。部品調達リスク・価値計算装置100は、製造メーカ情報収集システム200と運用事業者情報収集システム300とから得られえた情報を基に、機器の製造のための部品調達のリスクと、機器製造による運用価値を計算する。可視化装置400は、事業者または製造メーカ向けに、機器の製造のための部品調達のリスクと、機器製造を製造して運用することの価値とを、可視化する。
<製造メーカ情報収集システム200>
部品調達リスク・価値計算装置100には、製造メーカ情報収集システム200が、ネットワーク601を介して接続している。製造メーカ情報収集システム200は、製造利益情報202、在庫情報203、生産中止情報204、および出荷製品構成情報205を保有している。製造利益情報202、在庫情報203、生産中止情報204、および出荷製品構成情報205は、価値およびリスクの判断に使用する情報である。
(1)製造利益情報202は、販売利益201が集められた情報である。
(2)在庫情報203は、一つ以上の倉庫210に保管される在庫情報211のグループである。
(3)生産中止情報204は、機器メーカ220の生産中止情報221および部品メーカ230の生産中止情報231を集めた情報である。
(4)出荷製品構成情報205は、出荷製品の部品の設計情報241および製造情報242の機器構成情報が集められた情報である。製造メーカ情報収集システム200は通信装置250を備えている。通信装置250の通信方式は特定の方式に限定はされない。通信装置250の通信方式は、有線による通信方式、無線による通信方式などのようには、限定されない。
<運用事業者情報収集システム300>
部品調達リスク・価値計算装置100には、運用事業者情報収集システム300が、ネットワーク602を介して接続している。運用事業者情報収集システム300は、機器稼働情報301、運用計画情報302および事業経営情報303を保有している。機器稼働情報301、運用計画情報302および事業経営情報303は、価値BおよびリスクAの判断に使用する情報である。設備310は、機器1(311)、機器2(312)および機器3(313)を備えている。
(1)機器稼働情報301は、機器1(311)、機器2(312)および機器3(313)のそれぞれの稼働情報が、集約装置314を通じて収集される。
(2)運用計画情報302は、設備の稼働計画を示す設備稼働計画321および事業経営の情報となる設備廃止計画331を集めた情報である。
(3)事業経営情報303は、保守および新規設備の投入計画を集めた設備投資計画332と、設備運用による収支結果を集めた設備売上情報333とを集めた情報である。
運用事業者情報収集システム300は通信装置340を備えている。通信装置340の通信方式は特定の方式に限定はされない。通信装置340の通信方式は、有線による通信方式、無線による通信方式などのようには、限定されない。
<部品調達リスク・価値計算装置100>
設備の修繕判断や修繕のための機器調達判断をするために、リスクをベースとした考え方がある。リスクをベースとした考え方とは、例えば、部品の劣化推定により故障時期を予測してそれまでに部品を製造すること、または、部品調達においては部品が影響する設備を特定し設備数に応じた部品数を早期に調達するなどの考え方である。
部品調達リスク・価値計算装置100は、上記のようなリスクを判断するだけではなく、設備の運用事業者にとっての生産中止予定部品の価値がどれだけあるのかも算出し、リスクと価値とを比較をする。これによって、運用事業者は、リスクと価値とから総合的にリスク又は価値を優先付けして、リスク及び価値を判断することができる。
部品調達リスク・価値計算装置100は、製造メーカ情報収集システム200および運用事業者情報収集システム300から集めた情報を、以下のように処理する。
(1)生産中止情報抽出部101は、集めた情報から、機器の生産中止情報221および部品の生産中止情報231を抽出する。
(2)製造機器探索部102は、生産中止情報221、生産中止情報231をインプットとして、生産中止情報231の部品と生産中止情報221の機器との少なくとも一方が関係する関係機器を探索する。
(3)設備影響範囲探索部103は、生産中止部品が関係する関係機器が使用される設備310を探索する。
(4)劣化推定部104は、設備影響範囲探索部103が探索した設備の中で、運用期間中に保守が必要な設備を特定する。
(5)運用利用状況抽出部106は、事業者の設備の利用状況を抽出する。
(6)事業価値情報抽出部107は、事業観点で運用上の価値となる情報を抽出する。
(7)製造メーカ価値抽出部110は、製造メーカの販売利益である価値情報を抽出する。
(8)リスク・価値計算部105は、これら情報から、その設備の保守の実施判断を行う。
(9)発注時期計算部108は、リスク・価値計算部105の保守の実施判断の結果から、製造が必要な生産中止部品を使用した機器の発注リードタイムを考慮して、発注時期を判断する。
(10)事業者向けの可視化装置400または製造メーカ向けの可視化装置400は情報を可視化する。
(11)また、生産時期計算部109は、製造が必要な生産中止部品を使用する機器の必要数および発注時期を計算する。
(12)事業者向けの可視化装置400または製造メーカ向けの可視化装置400は情報を可視化する。
(13)通信部120は、これら情報を外部とやりとりする。
<部品調達リスク・価値計算装置100のハードウェア構成>
図17は、部品調達リスク・価値計算装置100のハードウェア構成図である。計算処理部1401は、生産中止情報抽出部101、製造機器探索部102、設備影響範囲探索部103、劣化推定部104、リスク・価値計算部105、運用利用状況抽出部106、事業価値情報抽出部107、発注時期計算部108、生産時期計算部109、製造メーカ価値抽出部110の計算処理が行われる。計算結果のキャッシュは記憶部1402に保存され、メモリやHDD、SSDなどの不揮発領域としては記憶領域1404に保存される。記憶領域の制御は、制御部1403により行われる。通信部120は、通信部1405で行われ、その制御は制御部1403にて行われる。
***動作の説明***
図5は、部品調達リスク・価値計算装置100の動作を示すフローチャートである。次に図5を参照して、部品調達リスク・価値計算装置100の動作を説明する。
なお、部品調達リスク・価値計算装置100の動作は、部品調達リスク・価値計算方法に相当する。また部品調達リスク・価値計算装置100の動作は、部品調達リスク・価値計算プログラムに相当する。
<ステップS1>
部品調達リスク・価値計算装置100が、製造メーカの情報と、運用事業者との情報を収集する。
<ステップS2>
生産中止情報抽出部101は、生産中止の予定のある生産品である予定生産品の情報を示す生産中止情報を取得する。製造機器探索部102は、生産中止情報に基づいて、予定生産品に関連する生産品である関連生産品を抽出する。具体的には以下のようである。
生産中止情報抽出部101は、部品メーカの生産中止情報231と、製造メーカの生産中止情報221を、製造メーカ情報収集システム200の生産中止情報204から取得する。製造機器探索部102は、生産中止情報221および生産中止情報231を用いて、部品及び機器が関係する製品を特定する。
<ステップS3>
製造メーカ価値抽出部110は、予定生産品及び関連生産品を製造する製造業者の予定生産品及び関連生産品に関する販売利益情報を取得する。具体的には以下のようである。
ステップS3において、製造メーカ価値抽出部110は、製造メーカにおける価値となる情報を収集する為、製造メーカにおける部品及び機器の製造価値を示す販売利益201を抽出する。
<ステップS4>
設備影響範囲探索部103は、運用事業者情報収集システム300から、設備構成情報304を取得する。
ステップS4では、設備影響範囲探索部103は、予定生産品と関連生産品との少なくともいずれかを使用する設備であって、設備を運用する運用事業者の使用する設備である影響設備を、設備の構成を示す設備構成情報を用いて抽出する。
<ステップS5>
運用利用状況抽出部106は、設備稼働計画321を抽出する。
<ステップS6>
事業価値情報抽出部107は、事業経営情報303を抽出する。ステップS6では、事業価値情報抽出部107は、影響設備を使用して事業を実施する際の事業利益を抽出する。
<ステップS7>
部品調達リスク・価値計算装置100は、製造メーカから取得した情報と、運用事業者から取得した情報とを集約して管理する。
<ステップS8>
設備影響範囲探索部103は、ステップS2で特定した製品が設置される設備を、設備構成情報304から収集することで特定する。
<ステップS9>
劣化推定部104は、設備の機器から収集する機器1,2,3等の動作情報の履歴である機器稼働情報301の示す履歴データを用いて、設備310の機器の劣化度合いを推定する。リスク・価値計算部105は、設備310について、メンテナンスが必要な時期を推定する。
<ステップS10>
リスク・価値計算部105は、ステップS9までの情報により、設備310の運用期間中に、メンテナンスが必要となる機器が存在するかを判断し、メンテナンスの必要な機器が存在すれば、次のステップに進む。
ステップS10では、リスク・価値計算部105は、予定生産品と、関連生産品と、販売利益情報とに基づいて、製造業者が予定生産品を製造する価値を計算する。
また、ステップS10では、リスク・価値計算部105は、事業価値情報抽出部107の抽出する事業利益に基づいて、影響設備を使用する際の運用事業者の価値を計算する。
<ステップS11>
事業価値情報抽出部107は、設備への新しい機器の追加のための設備投資計画332および設備自体の新規増設の設備投資計画332、また設備稼働により生じる利益情報である設備売上情報333を収集した事業経営情報303から、事業価値として設備の機器のメンテナンスが必要かを判断する。
<ステップS12>
部品調達リスク・価値計算装置100は、ステップS11による判断結果を基に、製造メーカ向け情報と、運用事業者向けの情報とに仕分けを行う。
<ステップS13>
生産時期計算部109は、事業者が設備の機器メンテナンスに必要な時期を算出し、製造メーカがそれまでに生産するための時間を算出する。
<ステップS14>
発注時期計算部108は、製造メーカの製造に必要なリードタイムを計算し、発注時期を算出する。つまり、発注時期計算部108は、製造メーカの製造に必要なリードタイムを計算し、事業者が設備の機器メンテナンスに必要な時期を算出する。
<ステップS15>
可視化装置400は、ステップS13、ステップS14の情報を、製造メーカ向けまたは設備事業者向けに可視化する。
<製造メーカ情報収集システム200の構成例>
図6は、製造メーカ情報収集システム200で管理される製造利益情報202の例である。
<テーブル3001>
テーブル3001は、製品に関する情報である。テーブル3001は、(1)製造日数の情報、(2)部品情報、(3)コスト情報、(4)販売価格、(5)販売利益を管理する。「(1)製造日数の情報」は、機器メーカ220が製造する出荷製品である製品A、製品B等に対し、その製品の製造に要する製造日数の情報である。「(2)部品情報」は、使用部品および部品点数のような情報である。「(3)コスト情報」は、部品コスト、製造人件費および機械運転コストなど、製造に要する製造コストを示す情報である。「(4)販売価格」は、製品の販売価格である。「(5)販売利益」は、製品の販売価格である。テーブル3001は、「その他」の項目として、製品サイズ、運搬コストなど、製品の販売に関わる情報も管理する。
<テーブル3002>
テーブル3002は、部品に関する情報である。テーブル3002は、製造メーカが別製品の部品を製造している場合も同様である。テーブル3002は、部品A、部品B等に対して、製品と同じ情報を管理しても良い。つまりテーブル3002の項目は、(1)製造日数の情報、(2)部品情報、(3)コスト情報、(4)販売価格、(5)販売利益、(6)その他でもよい。部品特有情報として、例えば100個単位での販売が最低販売個数であることなどの情報があれば、その他の情報として管理しても良い。テーブル3002の部品情報は、部品Aを例にとれば、部品Aの製造に使用される複数の部品の情報である。
図7は、製造メーカ情報収集システム200で管理される在庫情報の例である。テーブル4001は、倉庫210の具体例である倉庫Aで管理される製品の在庫情報である。テーブル4001は、製品A、製品B・・・、部品A、部品B・・・に対して倉庫Aで管理する。
テーブル4001には、在庫数、出荷予定数と出荷予定日、そして製品の入荷予定数と入荷予定日を示している。テーブル4001のその他の情報としては、倉庫Aで管理できる各製品の上限数および製品のサイズのような情報を含めても良い。また、テーブル4001には倉庫Aのサイズ、倉庫Aで管理できる、製品および部品を合わせた全体数のような情報を含めても良い。出荷予定日および入荷予定日は、日時情報を含めても良い。出荷予定日および入荷予定日は、運送情報と連携しても良い。なお、倉庫210は、倉庫A1,倉庫A2・・・のように、複数あって良い。その場合、テーブル4001を各倉庫ごとの情報として作成し、各テーブル4001で各倉庫を管理してよい。
図8は、製造メーカ情報収集システム200で管理される生産中止情報204の例である。テーブル5001は、製品A、製品B・・・、部品A、部品B・・・に関する製造開始日、生産中止予定日および最終製造個数を管理する。テーブル5001によって、図8のように製品と部品との両方を管理しても良いし、テーブル5001によって、機器メーカごと、および、部品メーカごとに、製品の生産中止情報、部品の生産中止情報を管理してもよい。
図9は、出荷製品構成情報205を管理する例である。出荷した製品を製品Aと表記する。以下では識別子をIDと表記する。図9の右に示す出荷した製品Aには、製品Aを構成するそれぞれの機器のIDである製造機器IDが関連づけられている。製造機器A-IDには、機器Aに使用される各部品のIDである部品A-ID、部品B-IDが関連づけられている。また、部品IDあるいは機器IDには、設計IDとして、部品、機器の設計情報も関連づけられている。テーブル6001では、同じ部品が使用されている機器どうしは、関連づけがされている。例えば、テーブル6001では、部品Bは、機器Aと製造機器Bに使用されることが関連づけられている。
<運用事業者情報収集システム300の構成例>
図10は、運用事業者情報収集システム300において管理される設備構成情報である。テーブル7001は、設備構成情報を管理するテーブルである。テーブル7001は、運用事業者の設備で使用される装置の情報、この装置に組み込まれる機器の情報の管理に使用される。テーブル7001は、これらの情報管理に関して、設備、装置、機器の対応関係を示している。テーブル7001では、各設備に利用される装置、機器に関し、これらの運用が開始された日を示す「取り付け日」、これらの運用が終了した「取り外し日」の設定がある。
「保守予定日」が決まっていれば、「保守予定日」の情報もテーブル7001に登録可能である。テーブル7001には「その他」の情報として、取り外された機器の代わり取り付けられた代替機器を示す項目を向けてもよい。例として、図10では機器A1-1は、X000/05/01に取り外されている。X000/05/01に取り外された機器A1-1の代わりに、機器A1-2が同日X000/05/01に取り付けられている。このとき、その他の項目によって、機器A1-2は機器A1-1の代わりに、取り付けられたことがわかる。「その他」の項目には、機器の構成に関して、運用廃止となった情報を登録しても良い。テーブル7001では、「装置」に組み込まれる機器の管理情報までを示したが、保守の交換単位が装置であれば、装置迄の情報管理としても良い。
<機器稼働情報301>
図11は、運用事業者情報収集システム300において管理される設備において、設備の機器の稼働状態を示す稼働情報を管理するテーブル8001を示す。テーブル8001は、設備Aの機器1の稼働情報を示している。テーブル8001は、機器1の稼働時刻、稼働時刻での稼働パラメータである稼働値を示している。「その他」として、稼働値の単位あるいは機器1の設定パラメータを示しても良い。例えば図11では、機器1が温度センサの場合であり、稼働値として、稼働時刻に測定された温度値50.1℃が示されている例である。「その他」には温度の単位として「℃」が設定されている。稼働時刻の情報は秒単位である必要はなく、稼働している機器の種類に応じた時間単位でよい。細かいデータが必要な機器においては、稼働時刻については、秒よりも細かいミリ秒、マイクロ秒単位で、集約装置314が機器1から取得しても良い。逆に稼働値が変化し難いものに関しては、稼働時刻は、分単位でもよいし、場合によっては時間単位でもよい。機器ごとテーブル8001に管理してもよいが、設備に組み込まれている全部の機器を、一つのテーブル8001で管理してもよい。
<運用計画情報302>
図12は、運用事業者情報収集システム300において管理される設備の、運用計画情報を管理するテーブル9001を示す。テーブル9001は、設備Aおよび設備Bの、設備稼働計画321および設備廃止計画331を示している。設備Aは、設備稼働開始の年月(X000年1月)から、次年度、2年後、3年後は継続運用される。廃止計画によって、設備Aは、X030年1月に廃止が計画されている。設備Bは、XX70年1月から稼働しており、次年度は継続運用、2年後は廃止計画が設定されている。図12では設備の運用計画を年単位で示している。しかし、テーブル9001に関して、月単位で計画を設定し、月によっては、設備の運用稼働率を下げるという設定をすることもできる。例えば発電所を例にとれば、テーブル9001に関して、電力が多く使用される夏の7月から9月および冬の12月から3月には稼働設備の数を増やし、閑散期である春及び秋の月は、一部の設備を停止させる計画を取っても良い。また、鉄道を例にとれば、日にち単位で運用計画を設定しても良い。この場合、平日および休祝日で設備の運用計画に差をつけても良い。運用計画は、インフラ設備の種類に応じて変更しても良い。また、運用計画も3年度までに限定する必要はない。運用計画は、テーブル9001に対して、設備を運用する事業者によっては、次年度計画まで、または5年10年先の計画までを作成しても良い。その計画の粒度は事業の種類に応じて変更してよい。
<事業経営情報303:タイプ1>
図13は、事業経営情報303として管理するテーブル10001である。テーブル10001は、設備ごとに、稼働年、設備売上情報333および設備売上情報333を管理する。設備売上情報333は、稼働実績、稼働費用、稼働利益、純利益を含む。稼働実績は、稼働年の稼働実績である。稼働費用は、稼働実績でかった費用である。稼働利益は、稼働実績によって生じた利益である。純利益は、稼働実績によって生じた純利益である。テーブル10001では純利益は、稼働利益から稼働費用を引いた値である。設備投資計画332は、メンテナンスコストおよび機器追加投資を含む。メンテナンスコストは、設備のメンテナンスに掛かるコストである。機器追加投資は、設備への機器を追加投資する計画がある場合に、機器追加のコストが計画として追加される項目である。テーブル10001は、事業者が設備売上情報333を判断し、実際の金額でテーブル10001へ入力する例である。
<事業経営情報303:タイプ2>
図14は、同じく事業経営情報303として管理するタイプ2のテーブル10002である。テーブル10002は実費用を入力するのではない。テーブル10002は、サービスとして設備Aを利用した際に、売上に関連する情報を管理するテーブルである。テーブル10002では、設備売上情報333として、例えば鉄道の場合ならば、「設備利用時間」として列車を運行した時間、また「設備利用時間」における列車の「利用人数」のような情報を示している。「その他」の情報としては、列車が利用されている路線情報など、その設備運営の稼働に関わる情報を追加してもよい。テーブル10002が電力に関するならば、「設備利用時間」として発電時間を示し、「利用人数」の代わりに、その発電時間に生じた電力量を示すなど、サービス稼働によって生じた利益に関わる情報を、テーブル10002で管理しても良い。
<リスク・価値計算の判断順序>
図15は、運用事業者向けの、リスク・価値計算の判断順序を示すフローチャートである。
<ステップS21>
リスク・価値計算部105が行うリスク・価値計算では、リスク・価値計算部105は、
テーブル3001の示す製造利益情報202から、メーカの売上情報、利益情報を抽出する。
<ステップS22>
リスク・価値計算部105は、テーブル3001の示す製造利益情報202から、製造メーカにとって売れ残りが発生するリスクのある製造コストをリスク情報として保持する。
<ステップS23>
リスク・価値計算部105は、事業経営情報303を示す運用事業者のテーブル10001あるいは事業経営情報303を示す運用事業者のテーブル10002から、設備運営における利益情報を抽出する。
ステップS23の「設備運営における利益情報」は、ステップS26の「(2)事業運用利益」に該当する。また、ステップS23の「設備運営における利益情報」は、ステップS26の「(3)メンテナンスコスト」も該当する。
<ステップS24>
リスク・価値計算部105は、事業経営情報303を示すテーブル10002から、利用人数のような情報を抽出し、設備を止めたときの影響をリスク情報として保持する。ステップS24の「設備を止めたときの影響をリスク情報」は、ステップS26の「(1)設備停止の影響」に該当する。
<ステップS25>
リスク・価値計算部105は、運用計画情報302を示す運営事業者のテーブル9001から、設備の廃止計画を抽出する。
<ステップS26>
ステップS26では、リスク・価値計算部105は、リスク計算および価値計算を実施する。リスク・価値計算部105は、設備廃止計画までにメンテナンスが必要な設備について、
(1)設備停止の影響が大きい、
(2)事業運用利益が大きい、
(3)メンテナンスコストが安い、すなわち機器コストが安い、
順に、設備に優先順位を付ける。
この設備に優先順位をつけるとは、以下のような意味である。
設備1,設備2、設備3の3つの設備があるとする。
(1)設備停止の影響が大きい、については、設備1(影響大),設備2(中)、設備3(小)のように優先順位が付けられる。
(2)事業運用利益が大きい、については、設備3(利益大),設備1(中)、設備2(小)のように優先順位が付けられる。
(3)メンテナンスコストが安い、については、設備3(最安),設備2(中)、設備1(コストもっとも高い)、のように優先順位が付けられる。
このように、リスク・価値計算部105によって、「(1)設備停止の影響」、「(2)事業運用利益」、「(3)メンテナンスコスト」のそれぞれについて順位付けが実施される。ただしこれらは、重み付けをしない場合を想定している。
ここで「(1)設備停止の影響」はリスクであり、「(2)事業運用利益」は価値である。「(3)メンテナンスコスト」は負の価値である。
<ステップS27>
リスク・価値計算部105は、順序付けた設備情報を、可視化装置400へ出力する。
ステップS26の設備の優先順位付けは例である。設備を運営する運営事業者にとって、「(1)設備停止による影響」である社会インフラへの影響よりも、事業コストを優先する場合には、「(2)事業運用利益が大きい」順に順位付けを行っても良い。運営事業者によるコストを抑えたいという要求が最も高い場合には、「(3)メンテナンスコスト」を優先しても良い。これらの順位付けによって選択された設備を対象として、設備のメンテナンスに必要な機器を発注する。また、この発注される機器は、生産中止部品が使用される機器である。この発注の判断タイミングを逃すと、次のメンテナンスでの検討タイミングでは、機器の入手が難しくなる
ステップS26で述べた、(1)設備停止の影響、(2)事業運用利益および(3)メンテナンスコストの例としては、以下を挙げることができる。
(1)設備停止の影響
例えば、社会インフラへの影響の一つとして、発電所においては、発電設備を停止させることにより発電電力が下がるため、大きな影響が発生する。
リスク・価値計算部105は、発電設備の停止期間に発電される電力量を計算し、計算した電力量がカバーする世帯数、人数、または発電設備の停止期間から、社会への影響を計算できる。
また、社会インフラとして鉄道事業を例とした場合、鉄道列車設備においては、鉄道の運行を停止することで利用ユーザへの影響が発生する。
リスク・価値計算部105は、特定の路線の利用客数と、その路線の運行停止で与える影響から、運行停止によりその路線を利用できない客数の計算ができる。
または、リスク・価値計算部105は路線の運行停止に伴い、バス、タクシーのような別インフラへの振り替えなどから、社会への影響を計算できる。
都市部では列車の運行間隔が短いため、後の時間の列車への乗り換えによって、全体の利用ユーザ数としては大きな変更はないと予想される。
しかし、リスク・価値計算部105は、乗車率が上がり混雑が大きくなるなど、100%を超える乗車率においては、ユーザへの満足度が下がるなど、乗車率からユーザへの満足度への影響を計算しても良い。
<(2)事業運用利益>
設備稼働による販売利益の判断方法としては、実際にその設備を稼働することで得られた利益を算出することが可能であれば、その情報をそのまま利用しても良い。
この他、以下のように、リスク・価値計算部105は、設備稼働の影響によって事業運用利益を判断しても良い。
例えば、発電所において、設備稼働による発電量は、そのまま電気料金の売上に換算できる。リスク・価値計算部105は、設備稼働による消費コストを考慮し、電気料金の売上から利益を計算することで、事業運用利益を判断できる。
また、鉄道においては、ある列車Xを運行する時間帯の列車Xの利用ユーザ数と列車Xの駅数を計算することで、事業者運用利益を計算できる。
運行ダイヤとして後続時間との差があまりない場合には、後続列車に乗り換えることで利用人数が変わらない可能性もある。しかし、後続の列車までの時間が大きく、例えば30分あるいは1時間の間隔が空いている場合には、後続の列車からバスなどへの乗り換えが考えられる。リスク・価値計算部105は、乗り換えの分の利益が下がることを計算できる。
そのため、リスク・価値計算部105は、列車を稼働することにより、その分の利益が得られることを計算できる。
<(3)メンテナンスコスト>
メンテナンスコストは、設備のメンテナンスにかかる費用である。リスク・価値計算部105は、メンテナンスコストを、設備メンテナンスを行う時間および人件費から計算できる。
また、リスク・価値計算部105は、生産中止部品を利用した製品の購入費用をメンテナンスコストに含めることもできる。
以上は、優先順位付けによってリスク・価値計算の判断基準を算出している。しかし、リスク・価値計算部105は、重みづけによってリスク・価値を判断してもよい。例えば、「(1)設備停止の影響」において、類似機能を有する機器Aと機器Bがあるとする。機器Aの停止のほうが、機器Bの停止よりもわずかに設備への影響が大きいと判断されるとする。「(2)事業運用利益」の観点では機器Bが大きく利点があった場合には、機器Bを優先とする判断方法である。選択した判断順序において絶対優先順位で判断しても良いが、重みづけ優先順位付けによって判断しても良い。また、その重みづけの判断は事業者の判断として設定できるとしても良い。
図16は、製造機器メーカ向けの、リスク・価値計算の判断順序を示すフローチャートである。ステップS21から、ステップS25までの処理は、図15と同様であるので説明は省略する。
<ステップS31>
ステップS31では、リスク・価値計算部105は、リスク計算および価値計算を実施する。リスク・価値計算部105は、設備廃止計画までにメンテナンスが必要な設備について、
(1)設備停止の影響が大きい、
(2)製造利益が大きい、
(3)事業運用利益が大きい、
順に機器を順序付ける。
<ステップS32>
リスク・価値計算部105は、順序付けた機器情報を、可視化装置400に出力する。ステップS26Aの機器情報の順位付けは、製造メーカの判断によりその順番を変更しても良い。機器の販売先である運用事業者の事業継続観点からの判断の場合には、「(2)設備停止の影響」が大きいものを優先した順位として考えても良い。「(1)設備停止の影響」、「(2)製造利益」、「(3)事業運用利益」のうち、「(1)設備停止の影響」と「(3)事業運用利益」は、図15で述べた運用事業者と同様である。
製造機器メーカにおける「(2)製造利益」の例を以下に説明する。製造メーカは、工場のラインを稼働し、人件費を使って製品を作る。消費コストは、ライン稼働における電力、水などのような消費コストおよび人件費としての消費コストがある。さらに、専門知識を有する人材が必要である場合に、その専門知識を有する者の確保に要す消費コストがある。また、その製品を実際に販売完了するまでに必要な倉庫保管に要する消費コストがある。リスク・価値計算部105は、上記の様々な消費コストを考慮し、製品の売り上げ価格からの様々な消費コストを引いた値を、実利益として計算する。
運用事業者側の判断と同様に、以上は優先順位付けによる判断基準を算出しているが、重み付けによって判断する事でも良い。
図18は、リスク・価値計算部105による、重み付けの計算例を示す。図18では、設備について、ステップS26で述べた、設備事業者の「(1)設備停止の影響」と「(2)事業運用利益」とが、リスクと価値との判断項目である。
収集した情報が集まるステップS10で、リスク・価値計算部105が、リスクと価値の計算を行っている。
図18の情報は、ステップS10で生成される。
<リスク>
「リスク」は、図15、図16に示すステップS26およびステップS31で、
「(1)設備停止の影響」が大きい度合で算出している。図18の場合では、以下のように生産中止情報が影響する設備においては、例えば、影響人数の多さによって「リスク」を算出できる。
・リスク・価値計算部105は、発電所が賄うエリアの世帯数が10,000世帯の場合には、1世帯を1ポイントとした場合、計10,000ポイントとして算出する。
・リスク・価値計算部105は、対象の編成車両が走行する路線ごとに、一日に期待される輸送人数が10,000人の場合には、輸送人数1人を1ポイントとして、計10,000ポイントとして算出する。
「リスクの係数」は、事業者によってその設備の影響度を示したものであり、リスク・価値計算部105は、例えば、発電所が賄うエリアに重要設備、例え:病院が含まれる場合には、そのリスクの係数を高く設定する。
列車設備においては走行路線の本数が少なく、列車が削減されたときにユーザへの利便性への影響が高い場合にリスクを高く設定することが考えられる。係数はリスク全体に一律とする必要はなく、項目それぞれで設定しても良い。
<価値>
リスク・価値計算部105は、「価値」を、図15のステップS26に示す(2)事業運用利益が大きい、(3)メンテナンスコスト(機器コスト)、図16のステップS31に示す(2)製造利益が大きい、(3)事業運用利益が大きい度合いで算出する。
例では、「価値」の算出は、以下のように生産中止情報が影響する設備において、価値(利益)をどれだけ上げられるかに基づいています。
・発電所が賄うエリアで見込まれる売り上げ(収入見込みが人件費や消費コスト等を含めて300,000(千円)の利益が見込める場合には300,000ポイント)。
・対象の編成車両が走行する路線で見込まれる売り上げ(乗客の乗り降り区間が長距離であるほど売り上げは多くなると想定し、300,000(千円)の利益が見込める場合には300,000ポイント)。
「価値の係数」は事業判断から今後も成長が見込めるかどうか、事業者の経営判断などによって設定される数字を想定する。
設備Aに着目する。設備Aにつては、リスク・価値計算部105は、設備停止の影響のポイントを、前述による影響人数および時間などから10,000ポイントとして算出している。この「(1)設備停止の影響」の範囲が、運用事業者の判断により、リスク・価値計算部105に対して、係数=1.1として設定されたとする。この場合、リスク・価値計算部105は、「(1)設備停止の影響」のポイントを11,000ポイントと計算する。図8では、リスク・価値計算部105は、「(2)事業運用利益」を300,000ポイントとして算出している。運用事業者の判断で、リスク・価値計算部105に対して係数を1.5として設定した場合、リスク・価値計算部105は、「(2)事業運用利益」を、450,000ポイントと計算する。合計として、リスク・価値計算部105は、設備Aのリスク及び価値を、461,000ポイントと計算する。リスク・価値計算部105は、設備B、設備Cについても、設備Aと同様にポイントを計算する。左から2列のリスク及び価値の合計ポイントを比較することで、優先して設備メンテナンスを実施するものが決定される。それにより、必要な製品ならびにその製品を製造するために必要な生産中止部品の調達を決定できる。
***実施の形態1の効果の説明***
製造メーカは、製造メーカ情報収集システム200と、部品調達リスク・価値計算装置100とを用いることにより、生産中止部品が使用される自社製造の機器を判別できる。製造メーカは、過去の発注履歴情報を参照することで、定期的な販売が行われているような機器に対しての必要数を判断し、その為の生産中止部品の必要数を計算することができる。その結果は可視化装置400で判別できる。
運用事業者情報収集システム300を連携させることで、製造メーカ情報収集システム200から得られた生産中止部品が使用される機器と、生産中止部品が使用される機器が使用される設備を設備構成情報から特定することができる。特に、設備に必要な機器を絞り込むことが可能となる。
さらに、設備機器の稼働情報を活用し、稼働情報から劣化推定部104が劣化推定を行う。この劣化推定によって、今後その機器のメンテナンス時期を予測し、予測したメンテナンス時期に合わせた製造タイミング並びに生産中止部品の手配を計算できる。
さらに、運用事業者の運用計画情報302と連携し、設備の運用や設備停止の計画情報と連携させることで、生産中止部品が関係する機器を備える設備が、今後使われる予定であるのか、また、メンテナンスが必要かどうかの判断を行うことが出来る。これにより、生産中止部品の手配および機器の製造判断が可能となる。
さらに、運用事業者にとっての価値とリスクとの情報から計算することで、事業価値の高い設備の機器を、優先して手配し発注することができる。よって、利益の高いサービスを継続することが出来る。
製造メーカとしては、生産中止部品の手配個数をより精度良く、無駄のない手配を計算できる。運用事業者は、今後のメンテナンスにおいて必要な機材が不足することなく発注をすることが出来るという効果を発揮する。製造メーカとしての価値とリスクの情報から計算することで、優先的に確保すべき製造機器を判断することが出来、メーカにとっての利益を効果的に上げることが出来る。
これらは可視化装置400によってユーザが判断でき、容易に優先順位付けされた製造機器を判断する事が出来る。
<実施の形態1の補足>
以下に実施の形態1の補足をしておく。
部品調達リスク・価値計算装置は以下の要素を備えることができる。
(a)機器メーカや部品メーカの生産中止予定などのリスクのある部品、機器の情報を取得する生産中止情報抽出部。
(b)生産中止予定などのリスクのある部品、機器が使われる製品を抽出する製造機器探索部。
(c)生産中止予定の製品が取り付けられた設備を抽出する設備影響範囲探索部。
(d)製品を製造する製造メーカの販売利益情報を取得する製造メーカ価値抽出部。
(e)生産中止情報が使用される製品と、その製品の販売利益情報から製造メーカの価値を計算するリスク・価値計算部。
(f)機器メーカの製品設計情報から得られる製造リードタイムから生産時期を見積もる生産時期計算部。
(g)機器メーカ向け可視化する可視化装置。
上記(a)から(g)に加え、部品調達リスク・価値計算装置は、以下の要素を備えることができる。
(h)設備運用事業者の設備のリスク状況を判断するために設備の運行情報を抽出する運用利用状況抽出部。
(i)設備の機器の劣化状態を、設備に配置されている機器の機器稼働情報の履歴データから算出する劣化推定部。
(j)設備を使用してサービスを行う事業者の設備単位での利益を、事業者の台帳情報や設備の稼働率から抽出する事業価値情報抽出部。
(k)上記から事業者の価値を計算するリスク・価値計算部。
上記(a)から(g)に加え、部品調達リスク・価値計算装置は、以下の要素を備えることができる。
(l)事業者の対象設備および設備機器の保全スケジュール情報から発注時期を見積もる発注時期計算部。
(m)事業者向けの情報を可視化する可視化装置。
リスク・価値計算部は、製品の製造メーカ向けと、製品を利用する設備運用事業者向けに、リスクおよび価値の計算方法を変更することができる。
リスク・価値計算部は、製造メーカ向けのリスク、価値の計算方法では、生産中止部品が関連する製造製品において、
・(A)製造による販売利益が大きいこと、
・(B)製造コストが低く保管コストが低いこと、
・(C)製造が容易である人手コストが低いこと、
・(D)製品故障時の設備停止の影響が大きいこと、
・(E)製品を利用する設備の事業運用利益が大きいこと、
の、上記一つ以上の項目を利用してもよい。
上記の「・(A)製造による販売利益が大きいこと」から「・(E)製品を利用する設備の事業運用利益が大きいこと」の5項目を複数選択した場合、リスク・価値計算部は、優先順位を絶対優先として選択してもよいし、各項目に重み付けが可能な係数を設定してもよい。
また、リスク・価値計算部は、製品を利用する設備の運用事業者向けのリスク、価値の計算方法では、生産中止部品が関連する製造製品が使用される設備において、
・(X)設備停止による社会影響が大きいこと
・(Y)設備稼働による販売利益が大きいこと、
・(Z)設備メンテナンスにかかる人手コスト(人数、時間、専門知識)が小さいこと
・(W)設備メンテナンス用の製品コストが小さいこと、
の、上記一つ以上の項目を利用してもよい。
上記の「・(X)設備停止による社会影響が大きいこと」から「・(W)設備メンテナンス用の製品コストが小さいこと」の4項目を複数選択した場合、リスク・価値計算部は、優先順位を絶対優先として選択してもよいし、各項目に重み付けが可能な係数を設定してもよい。
上記の「・(X)設備停止による社会影響」の判断方法として、リスク・価値計算部は、
・一定時間辺りに設備を利用するユーザ数、ユーザの利用時間、の期待値、
・または一定時間辺りに設備を稼働することで影響するユーザ数、ユーザへの影響時間、の期待値を用いることができる。
上記の「・(Y)設備稼働による販売利益」の判断方法として、リスク・価値計算部は、実際の売上情報を活用してもよく、または、上記の「・(X)設備停止による社会影響」の判断方法と同様に、
・一定時間辺りに設備を利用するユーザ数、ユーザの利用時間、の期待値、
・または一定時間辺りに設備を稼働することで影響するユーザ数、ユーザへの影響時間、の期待値を用いることができる。
上記の「・(Z)設備メンテナンスにかかる人手コスト」の判断方法として、リスク・価値計算部は、
・メンテナンスにかかる時間や日数、
・メンテナンス作業に必要な作業員数及び管理者数、
・メンテナンス作業に必要な専門知識が必要な作業員数
・メンテナンス作業に必要な保守作業機器の必要数と時間
を用いることができる。
100 部品調達リスク・価値計算装置、101 生産中止情報抽出部、102 製造機器探索部、103 設備影響範囲探索部、104 劣化推定部、105 リスク・価値計算部、106 運用利用状況抽出部、107 事業価値情報抽出部、108 発注時期計算部、109 生産時期計算部、110 製造メーカ価値抽出部、111 情報取得部、120 通信部、200 製造メーカ情報収集システム、201 販売利益、202 製造利益情報、203 在庫情報、204 生産中止情報、205 出荷製品構成情報、210 倉庫、220 機器メーカ、230 部品メーカ、250 通信装置、211 在庫情報、221 生産中止情報、231 生産中止情報、241 設計情報、242 製造情報、300 運用事業者情報収集システム、301 機器稼働情報、302 運用計画情報、303 事業経営情報、304 設備構成情報、310 設備、311 機器1、312 機器2、313 機器3、314 集約装置、321 設備稼働計画、331 設備廃止計画、332 設備投資計画、333 設備売上情報、340 通信装置、400 可視化装置、601,602 ネットワーク、3001 テーブル、3002 テーブル、4001 テーブル、5001 テーブル、6001 テーブル、7001 テーブル、8001 テーブル、9001 テーブル、10001 テーブル、10002 テーブル、1401 計算処理部、1402 記憶部、1403 制御部、1404 記憶領域、1405 通信部。

Claims (3)

  1. 生産中止の予定のある生産品である予定生産品の情報を示す生産中止情報を取得する生産中止情報抽出部と、
    前記生産中止情報に基づいて、前記予定生産品に関連する生産品である関連生産品を抽出する製造機器探索部と、
    前記予定生産品及び前記関連生産品を製造する製造業者の前記予定生産品及び前記関連生産品に関する販売利益情報を取得する製造メーカ価値抽出部と、
    前記予定生産品と、前記関連生産品と、前記販売利益情報とに基づいて、前記製造業者が前記予定生産品を製造する価値を計算するリスク・価値計算部と、
    を備える部品調達リスク・価値計算装置。
  2. 前記部品調達リスク・価値計算装置は、さらに、
    前記予定生産品と前記関連生産品との少なくともいずれかを使用する設備であって前記設備を運用する運用事業者の使用する設備である影響設備を、前記設備の構成を示す設備構成情報を用いて抽出する設備影響範囲探索部と、
    前記影響設備を使用して事業を実施する際の事業利益を抽出する事業価値情報抽出部と
    を備え、
    前記リスク・価値計算部は、
    前記事業価値情報抽出部の抽出する前記事業利益に基づいて、前記影響設備を使用する際の前記運用事業者の価値を計算する請求項1に記載の部品調達リスク・価値計算装置。
  3. コンピュータに、
    生産中止の予定のある生産品である予定生産品の情報を示す生産中止情報を取得する生産中止情報抽出処理と、
    前記生産中止情報に基づいて、前記予定生産品に関連する生産品である関連生産品を抽出する製造機器探索処理と、
    前記予定生産品及び前記関連生産品を製造する製造業者の前記予定生産品及び前記関連生産品に関する販売利益情報を取得する製造メーカ価値抽出処理と、
    前記予定生産品と、前記関連生産品と、前記販売利益情報とに基づいて、前記製造業者が前記予定生産品を製造する価値を計算するリスク・価値計算処理と、
    を実行させる部品調達リスク・価値計算プログラム。
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