JP7233347B2 - キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、キャップに関する。
容器本体の開口を覆うスリット弁を有し、開口を下方に向けて容器本体を手指の力で圧縮した際にスリット弁が開くことにより内容物が吐出され、力を緩めるとスリット弁が閉じる構成のキャップが従来から知られている。例えば下記の特許文献1には、開口を有する容器本体と、スリットを有する弁と、弁の外側から開口を覆うとともに、内側に凸状構造が形成された蓋と、を備えた容器が開示されている。
特開平11-9489号公報
特許文献1には、蓋を閉じた状態で蓋の内側の凸状構造が弁に接触し、スリットをわずかに拡開するため、内容物を長時間保存した場合に弁の癒着が防止できる、と記載されている。スリット弁を備えたキャップにとって、弁の癒着防止は重要な課題の一つであり、弁の癒着を確実に防止できるキャップの提供が望まれている。また、特許文献1の構造では、蓋が開いた状態では凸状構造が弁に接触しないため、弁が復元変位してスリットの両側の側面同士が互いに当接し、スリットが完全に閉じた状態となる。その結果、スリットが完全に閉じた状態から容器本体をある程度の力で圧縮すると、スリットが急に開き、内容物が急激に飛び出すおそれがあった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、弁の癒着を確実に防止できるとともに、内容物が急激に飛び出すおそれが少ないキャップの提供を目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様のキャップは、容器本体の口部に装着され、前記容器本体の内容物の吐出口を有するキャップ本体と、前記キャップ本体に装着されたスリット弁と、を備え、前記スリット弁は、前記内容物を吐出するスリット部を有し、弾性変形可能とされた弁本体と、前記弁本体に挿入された挿入部材と、を備え、前記弁本体は、前記スリット部を有する頂壁部と、前記頂壁部の外周縁から下方に延びる周壁部と、を有し、前記挿入部材は、筒状の側壁部と、前記側壁部の径方向外側に突出する凸部と、を有し、前記挿入部材が前記弁本体の前記周壁部の内側に挿入され、前記凸部が前記弁本体の前記周壁部を内周面側から押圧することにより、前記弁本体の前記周壁部が弾性変形して径方向外側に突出している。
本発明の一つの態様のキャップによれば、弁本体の周壁部が挿入部材の凸部によって内周面側から押圧され、周壁部が弾性変形して径方向外側に突出する。そのため、周壁部の径方向外側への弾性変形に伴って頂壁部も外周側に引っ張られ、スリット部が僅かに開き、その状態が維持される。これにより、弁の癒着を確実に防止できるとともに、内容物が急激に飛び出すおそれを少なくすることができる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記頂壁部は、下方に向けて突出する方向に湾曲していてもよい。
この構成によれば、容器を下向きの姿勢にした際に内容物の自重によってスリット部が閉じるため、内容物の液だれを抑制することができる。また、スリット部が開いた状態から閉じる方向に弾性変形する際、スリット部が内容物を容器本体側に引き込む方向に作用するため、内容物の液切れを確保することができる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記凸部は、前記側壁部の周方向に互いに間隔をおいて複数設けられていてもよい。
この構成によれば、弁本体の周壁部のうち、複数の凸部に対応する部分のみが局所的に弾性変形するため、スリット部が開いた状態となりやすい。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記複数の凸部のうちの少なくとも一つの凸部は、上面視において、前記スリット部を構成するスリットに沿って延在する仮想線から前記側壁部の周方向に離れた位置に設けられていてもよい。
スリット部が直線状のスリットで構成されている場合、仮に2個の凸部がスリットに沿って延在する仮想線上に配置されていたとする。その場合、弁本体の頂壁部がスリットの延在方向に沿って引っ張られるため、スリット部が開きにくい。これに対し、上記の構成によれば、スリットに沿って延在する仮想線から側壁部の周方向に離れた位置に設けられた凸部が設けられているため、頂壁部がスリットの延在方向以外の方向に引っ張られ、スリット部が僅かな力で開きやすくなる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記キャップ本体は、前記スリット弁を上方から覆い、吐出口を有する頂壁部を有していてもよい。
この構成によれば、頂壁部によってスリット弁が覆われるため、スリット弁の乾燥、異物の付着等が抑えられるとともに、吐出口の数、位置、寸法等を適宜変更することによって内容物の吐出具合を調整することができる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記キャップ本体の前記頂壁部の下面に、前記吐出口の周囲を囲み、下方に向けて突出する環状部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、シール性の検査を行う際に用いる検査治具と頂壁部の下面との間の隙間が環状部材によって封止され、空気の漏れが抑えられる。その結果、シール検査の精度を向上させることができる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記弁本体の前記周壁部の内面に、径方向内側に突出して、他の弁本体の進入を規制する規制凸部が設けられていてもよい。
この構成によれば、弁本体と挿入部材との組み立て作業において、一つの弁本体の周壁部内に他の弁本体が入り込もうとしても、他の弁本体の進入が規制凸部によって規制されるため、複数の弁本体のスタッキングによる作業性低下を抑制することができる。
本発明の一つの態様のキャップにおいて、前記弁本体の周壁部の内周面に、下側から上側に向けて縮径する方向に傾斜し、前記挿入部材を挿入位置に案内する案内面が設けられていてもよい。
この構成によれば、弁本体に挿入部材を挿入する際に、挿入部材の凸部が弁本体の周壁部の案内面に摺動しつつ挿入位置に案内されて、弁本体に対する挿入部材の位置決めがなされる。これにより、弁本体と挿入部材との組み立て性を向上させることができる。
本発明の一つの態様によれば、弁の癒着を確実に防止できるとともに、内容物が急激に飛び出すおそれが少ないキャップを提供できる。
本発明の第1実施形態のキャップの平面図である。 図1のII-II線に沿う縦断面図である。 弁本体の平面図である。 挿入部材の平面図である。 本発明の第2実施形態のキャップの縦断面図である。 実施例1のキャップの写真である。 実施例2のキャップの写真である。 実施例3のキャップの写真である。 比較例2のキャップの写真である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図4を用いて説明する。
図2に示すように、本実施形態のキャップ1は、容器本体Wの口部W1に装着されたキャップ本体11と、キャップ本体11に嵌合されたスリット弁12と、を備えている。キャップ本体11とスリット弁12とは、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oと称し、キャップ軸Oに沿う方向であって、キャップ本体11の後述する頂壁部16の側を上側と称し、キャップ本体11の後述する外側筒部14の開放端側を下側と称する。キャップ軸Oに沿う方向(上下方向)から見て、キャップ軸Oに交差する方向を径方向と称し、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向と称する。
容器本体Wは、例えば胴部の上端に設けられた円筒状の口部W1を有している。容器本体Wは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の弾性を有する合成樹脂から構成されており、スクイズ変形が可能であり、復元変位が可能な可撓性を有している。容器本体Wに収容され、容器本体Wを押圧することによって吐出可能な内容物として、例えばシャンプー、リンス、液体洗剤、化粧液等が挙げられるが、特に限定されない。
キャップ本体11は、外側筒部14と、内側筒部15と、頂壁部16と、蓋体17と、ヒンジ部18と、を備えている。外側筒部14、内側筒部15、頂壁部16、蓋体17およびヒンジ部18は、例えばポリプロピレン等の比較的硬質なプラスチック等の材料により一体に形成されている。
外側筒部14は、例えば、内部にねじが形成された円筒状の部材である。外側筒部14のねじが口部W1のねじに螺合されることにより、キャップ本体11が容器本体Wに装着されている。なお、キャップ本体11が容器本体Wに装着される形態は、ねじに限定されず、種々の形態が採用される。内側筒部15は、外側筒部14よりも小さい径を有し、外側筒部14の内側に外側筒部14と同軸に形成されている。内側筒部15と外側筒部14とは、頂壁部16により一体に連結されている。内側筒部15の下部には、スリット弁12が嵌合されている。
頂壁部16は、平板部20と、有頂筒状の吐出筒部21と、平板部20と吐出筒部21との間に設けられた溝部22と、を有する。吐出筒部21は、周壁部23と、周壁部23の上端を閉塞する頂板部24と、を有する。図1に示すように、頂板部24には、内容物を吐出する4個の吐出口25が同心円上に等間隔に設けられている。なお、吐出口25の数および配置については、この例に限定されない。
図2に示すように、溝部22は、内側筒部15の内側の位置において、平板部20の上面20aよりも低い位置に底部を有し、吐出筒部21の周壁部23に連続して形成されている。溝部22の上部には径方向外側に窪んだ嵌合凹部22aが設けられている。蓋体17を閉じた状態において、後述する蓋体17の嵌合筒部の下端側が溝部22内に挿入されて嵌合される。
蓋体17は、頂壁部16を上方から覆う蓋体本体27と、蓋体本体27の下面27bから突出する嵌合筒部28と、を有する。嵌合筒部28の下部は嵌合筒部28の上部よりも薄肉に形成されており、嵌合筒部28の下端には、溝部22の嵌合凹部22aにアンダーカット嵌合する嵌合凸部28bが設けられている。また、蓋体17を閉じた状態において、嵌合筒部28の上部の内周面28aは、吐出筒部21の外周面21bに当接する。これにより、吐出筒部21と嵌合筒部28とに囲まれた空間のシール性が確保される。なお、吐出筒部21には、空気の流通の有無によってシール性を検査するための図示しない検査用溝部が形成されていてもよい。
蓋体本体27の端部において、キャップ軸Oを径方向に挟むヒンジ部18の反対側に位置する部分に、径方向外側に向けて突出し、使用者が指を掛けて蓋体17を開くための操作突片29が設けられている。
スリット弁12は、図3に平面図を示す弁本体31と、図4に平面図を示す挿入部材32と、を備えている。図2に示すように、挿入部材32は、弁本体31の内部に挿入されている。
弁本体31は、例えばシリコーンゴム、合成ゴム等の軟質弾性材料によって有頂筒状に形成され、全体が弾性変形可能とされている。弁本体31は、内容物を吐出するスリット部34が設けられた頂壁部35と、頂壁部35の外周縁から下方に延びる周壁部36と、周壁部36の下端から側方に延びる底壁部37と、を有している。本実施形態では、頂壁部35は、周壁部36の上端から容器本体W側(下側)に向けて突出する方向、すなわち、下方に向けて突出する方向に略球面状に湾曲している。
底壁部37の下面には、周方向に連続する環状の嵌合凹部37b(弁本体側嵌合凹部)が設けられている。なお、嵌合凹部37bは、周方向の1個所または複数個所で途切れていてもよい。
図3に示すように、スリット部34は、キャップ軸Oに沿う方向から見て、互いに直交する2本のスリット34A,34Bから構成されている。なお、スリット部34を構成するスリットの数および形成位置については、特に限定されない。ただし、本実施形態のように、スリット部34が互いに直交する2本のスリット34A,34Bから構成されていると、スリット部34が僅かな力で弾性変形しやすく、好適である。
図2および図4に示すように、挿入部材32は、例えばポリプロピレン、高密度ポリエチレン等の比較的硬質なプラスチック材料によって筒状に形成されている。挿入部材32は、筒状の側壁部39と、側壁部39の上端において径方向外側に突出する凸部40と、側壁部39の下端から側方に延びる底壁部41と、を有する。凸部40は、側壁部39の上端に設けられている。
底壁部41の上面には、周方向に連続し、弁本体31の嵌合凹部37bと嵌合する環状の嵌合凸部41a(挿入部材側嵌合凸部)が設けられている。なお、嵌合凸部41aは、嵌合凹部37bに対応して、周方向の1個所または複数個所で途切れていてもよい。
図4に示すように、複数の凸部40は、側壁部39の周方向に互いに間隔をおいて設けられている。本実施形態の場合、複数の凸部40は、具体的には、3個の凸部40で構成されている。3個の凸部40は、側壁部39の周方向に等間隔に設けられている。すなわち、3個の凸部40は、キャップ軸Oの方向から見て、キャップ軸Oを中心として、2つの凸部40の形成位置が120°の角度をなすように形成されている。換言すると、3個の凸部40のうちの少なくとも一つの凸部40は、上面視において、スリット部34を構成する各スリット34A,34Bに沿って延在する仮想線L1,L2(図3参照)から側壁部39の周方向に離れた位置に設けられている。また、側壁部39のうち、凸部40の下方にあたる領域は開口部39hとなっている。
図2に示すように、凸部40の上部は、径方向内側から外側に向けて下方に傾いた傾斜面となっている。凸部40の下部は、側壁部39の外周面に対して略垂直に延びる平面となっている。すなわち、凸部40の断面形状は、略直角三角形状である。凸部40の上端の角部と凸部40の径方向外側の角部とは、曲面状に丸められている。凸部40がこのような形状を有しているため、後述するように、挿入部材32を弁本体31の内部に圧入しやすく、挿入部材32を弁本体31に圧入した後は挿入部材32が抜けにくい。
図4に示す挿入部材32の3個の凸部40の最外端を結んだ仮想円の直径D1は、図3に示す弁本体31の周壁部36の直径D2よりも大きく設定されている。また、図4に示す挿入部材32の側壁部39の直径D3は、弁本体31の周壁部36の直径D2よりも小さく設定されている。このように、挿入部材32と弁本体31とを個別に見ると、挿入部材32の3個の凸部40は、弁本体31の周壁部36の外側にはみ出す位置関係にある。ところが、弁本体31がシリコーンゴム等の軟質弾性材料によって形成されているため、弁本体31の周壁部36を弾性変形させつつ、3個の凸部40が設けられた挿入部材32の上部を弁本体31の内部に圧入することができる。
その結果、図2に示すように、スリット弁12においては、挿入部材32が弁本体31の周壁部36の内側に挿入され、凸部40が周壁部36を内周面側から押圧することにより、周壁部36が弾性変形して径方向外側に突出した状態となる。
挿入部材32の底壁部41の外周面には、周方向に連続し、径方向内側に窪んだ嵌合凹部41bが設けられている。一方、キャップ本体11の内側筒部15の下部には、挿入部材32の嵌合凹部41bとアンダーカット嵌合する嵌合凸部15aが設けられている。キャップ本体11の内側筒部15の内側には、周方向に連続する当接筒部43が設けられている。当接筒部43は、嵌合凹部41bと嵌合凸部15aとが互いに嵌合した状態において、弁本体31の底壁部37の上面37aに当接する。このように、スリット弁12は、嵌合凹部41bと嵌合凸部15aとが互いに嵌合し、当接筒部43が弁本体31の底壁部37に当接することによって位置決めがなされ、キャップ本体11の所定の位置に確実に装着される。
本実施形態のキャップ1によれば、弁本体31の周壁部36が挿入部材32の凸部40によって内周面側から押圧され、周壁部36が弾性変形して径方向外側に突出しているため、周壁部36の径方向外側への弾性変形に伴って、頂壁部35に中心部から周縁部に向かう引張応力が加わる。その結果、スリット部34が僅かに開き、容器本体Wの姿勢、容器本体Wを圧縮する力の有無、蓋体17の開閉等に係わらず、僅かに開いた状態が維持される。
このように、本実施形態のキャップ1によれば、容器本体Wや蓋体17の状態等によらずにスリット部34が僅かに開いた状態が維持されるため、弁の癒着をより確実に防止することができるとともに、内容物が急激に飛び出すおそれを少なくすることができる。これにより、使い勝手の良い容器を提供できる。
さらに本実施形態の場合、弁本体31の頂壁部35が下方に向けて突出する方向に湾曲しているため、通常はスリット部34が僅かに開いた状態であったとしても、容器本体Wを下向きの姿勢にした際には内容物の自重が頂壁部35に加わり、スリット部34が閉じる方向に変位する。これにより、液だれを抑制することができる。また、通常はスリット部34が僅かに開いた状態であったとしても、容器本体Wの圧縮力を緩め、スリット部34が開いた状態から閉じる方向に復元変位する際に、内容物を容器本体W側に引き込む方向に力が加わるため、内容物の液切れを確保することができる。
また、弁本体31の周壁部36の弾性変形を利用してスリット部34を開く構成を実現するのであれば、例えば弁本体31の周壁部36の外側から周壁部36を押圧可能な押圧部材を用いることも考えられる。ところが、弁本体31の周壁部36の外側に押圧部材が配置されていると、押圧部材によって弁本体31の径方向外側への弾性変形が規制され、スリット部34が開きにくくなる。その観点から、本実施形態によれば、挿入部材32の凸部40が弁本体31の周壁部36を内周面側から外側に向けて押圧するため、スリット部34が開きやすいという効果が得られる。
また、本実施形態の場合、挿入部材32の側壁部39に複数の凸部40が互いに間隔をおいて設けられているため、弁本体31の周壁部36のうち、複数の凸部40に当接する部分の近傍が局所的に弾性変形する一方、それ以外の部分はあまり弾性変形しない。これにより、スリット部34が大きく開きすぎることなく、僅かに開いた状態とすることができる。
特に本実施形態の場合、挿入部材32の側壁部39に3個の凸部40が等間隔に設けられているため、弁本体31の周壁部36のうち、3個の凸部40に当接する部分の近傍が局所的に弾性変形する。ここで、2個の凸部が設けられ、スリット部が直線状のスリットで構成されている比較例1のスリット弁を想定する。比較例1のスリット弁において、仮に2個の凸部がスリットに沿って延在する仮想線上に位置していたとすると、頂壁部がスリットの延在方向に沿って引っ張られることになり、スリットが開きにくい。
これに対し、本実施形態の構成によれば、弁本体31と挿入部材32とを組み合わせた際に各スリット34A,34Bと各凸部40とがいかなる位置関係にあったとしても、3個の凸部40の全てが各スリット34A,34Bに沿って延在する仮想線L1,L2上に位置することはない。これにより、頂壁部35が各スリット34A,34Bの延在方向以外の方向に引っ張られるため、スリット部34が僅かな力で開きやすくなる。
また、本実施形態のキャップ本体11においては、スリット弁12を上方から覆う頂壁部16が設けられているため、頂壁部16によってスリット弁12が保護され、スリット弁12の乾燥、異物の付着等が抑えられる。また、頂壁部16に吐出口25が設けられているため、吐出口25の数、位置、寸法等を適宜変更することによって内容物の吐出具合を調整することができる。
ここで、本発明者らは、本発明のキャップの効果を確認するため、以下に示す試作品を実際に作製し、スリットの様子を観察した。
以下、その結果について説明する。
図6は、実施例1のキャップにおけるスリットの観察結果を示す写真である。
図7は、実施例2のキャップにおけるスリットの観察結果を示す写真である。
図8は、実施例3のキャップにおけるスリットの観察結果を示す写真である。
図9は、比較例のキャップにおけるスリットの観察結果を示す写真である。
図6~図9の各写真において、スリットの開いている個所には、符号Gを付して示している。
弁本体31の内部に挿入部材32を装着した3種類のキャップを実施例1~3のキャップとした。
図6に示すように、キャップ軸Oから見て、挿入部材32の一つの凸部40の中央位置R1がスリット34Aの上端S1に対して略同方向となるように挿入部材32を装着したキャップを実施例1のキャップC1とした。
図7に示すように、一つの凸部40の中央位置R1がスリット34Aの上端S1に対して時計回りに略30°回転した位置になるように挿入部材32を装着したキャップを実施例2のキャップC2とした。
図8に示すように、一つの凸部40の中央位置R1がスリット34Aの上端S1に対して時計回りに略45°回転した位置になるように挿入部材32を装着したキャップを実施例3のキャップC3とした。
これに対し、図9に示すように、弁本体31の内部に挿入部材を挿入していないキャップを比較例2のキャップC4とした。
図6に示すように、実施例1のキャップC1においては、4個所のスリットのうち、3個所のスリットが僅かに開いている。図7に示すように、実施例2のキャップC2においては、4個所のスリットの全てが僅かに開いている。図8に示すように、実施例3のキャップC3においては、4個所のスリットのうち、3個所のスリットが僅かに開いている。これに対し、図9に示すように、挿入部材を備えていない比較例2のキャップC4においては、4個所のスリットの全てが閉じている。
以上の結果から判るように、上記実施形態のキャップによれば、弁本体の内部に挿入部材を装着したことによって、スリットと凸部とがどのような位置関係にあるかに係わらず、スリットが僅かに開いた状態を実現できることが実証された。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
第2実施形態のキャップの基本構成は第1実施形態と同様であり、各部材の詳細な構成が第1実施形態と異なっている。そのため、本実施形態では、基本構成の説明は省略する。
図5は、第2実施形態のキャップ51の縦断面図である。なお、図5は、第1実施形態の図2と同じ位置の縦断面図である。
図5において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のキャップ51は、容器本体Wの口部W1に装着されたキャップ本体52と、キャップ本体52に嵌合されたスリット弁53と、を備えている。キャップ本体52とスリット弁53とは、キャップ軸Oと同軸に配置されている。
キャップ本体52は、外側筒部14と、内側筒部54と、頂壁部55と、蓋体17と、ヒンジ部18と、を備えている。外側筒部14、内側筒部54、頂壁部55、蓋体17およびヒンジ部18は、例えばポリプロピレン等の比較的硬質なプラスチック等の材料により一体に形成されている。
内側筒部54は、外側筒部14よりも小さい径を有し、外側筒部14の内側に外側筒部14と同軸に形成されている。内側筒部54と外側筒部14とは、頂壁部55により一体に連結されている。内側筒部54の下部には、スリット弁53が嵌合されている。
頂壁部55は、平板部20と、有頂筒状の吐出筒部56と、平板部20と吐出筒部56との間に設けられた溝部22と、を有する。吐出筒部56は、周壁部23と、周壁部23の上端を閉塞する頂板部57と、を有する。本実施形態では、平面図の図示を省略するが、図1に示す第1実施形態と同様、頂板部57には、内容物を吐出する4個の吐出口58が同心円上に等間隔に設けられている。本実施形態においても、吐出口58の数および配置については、特に限定されない。
第1実施形態の頂板部24が平板状であったのに対し、本実施形態の頂板部57の上面57aは、外縁部から中央部に向けて高くなる方向に傾斜した傾斜面と、キャップ軸Oに垂直な水平面と、からなり、頂板部57は、全体として錐台状の外形を有している。また、頂板部57の下面57bの中央部には、上方に窪んだ凹部57cが形成されている。凹部57cが形成されたことにより、頂板部57の外形が錐台状であっても、頂板部57の中央部における肉厚が厚くならないようになっている。すなわち、頂板部57には、いわゆる肉抜き加工が施されている。
また、頂板部57の下面57bには、各吐出口58の周囲を囲み、下方に向けて突出するコンタクトリング60(環状部材)が設けられている。コンタクトリング60は、頂板部57と一体に形成されていてもよいし、別個の部材とされていてもよい。
スリット弁53は、弁本体61と、挿入部材62と、を備えている。挿入部材62は、弁本体61の内部に挿入されている。
弁本体61は、弾性変形可能な軟質弾性材料によって有頂筒状に形成されている。弁本体61は、内容物を吐出するスリット部34が設けられた頂壁部35と、頂壁部35の外周縁から下方に延びる周壁部63と、を有している。周壁部63は、円筒状の小径筒部64と、小径筒部64の下端から連続して形成され、小径筒部64よりも大きい径を有する大径筒部65と、から構成されている。
大径筒部65の内周面の上端は、大径筒部65の内周面の上端から小径筒部64の内周面の下端に向けて、すなわち下側から上側に向けて縮径する方向に傾斜し、挿入部材62を挿入位置に案内する案内面65cとなっている。
案内面65cの上端と小径筒部64の内周面の下端とが接する角部には、径方向内側に突出し、他の弁本体の進入を規制する規制凸部70が形成されている。すなわち、規制凸部70の内周面は、小径筒部64の内周面よりも径方向内側に位置している。規制凸部70は、周方向に沿って環状に連続して形成されていてもよいし、周方向の複数個所に間隔をおいて形成されていてもよい。
挿入部材62は、筒状の側壁部67と、側壁部67の上端において径方向外側に突出する凸部40と、側壁部67の下端から側方に延びる底壁部68と、を有する。弁本体61の大径筒部65の下端は、挿入部材62の底壁部68の上面68aに当接している。
キャップ51のその他の構成は、第1実施形態のキャップ1の構成と略同様である。
本実施形態のキャップ51においても、弁の癒着をより確実に防止することができるとともに、内容物が急激に飛び出すおそれが少ない容器を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態のキャップ51によれば、以下の効果が得られる。
吐出筒部56の頂板部57において、仮に頂板部57に凹部57cが形成されていなかったとすると、頂板部57の外縁部で肉厚が薄く、頂板部57の中央部では肉厚が厚くなり、頂板部57の肉厚が一様でなくなる。ここで、頂板部57の肉厚が一様でない吐出筒部56を金型による樹脂成形で作製した場合、頂板部57の不均一な体積収縮に起因して、反りが発生するおそれがある。頂板部57の反りが発生すると、頂板部57の下面57bが歪み、吐出筒部56と嵌合筒部28とに囲まれた空間のシール性の検査を行う際、頂板部57の下面57bに対して検査治具を均等に当接させることが難しくなり、検査精度が低下するという問題が生じる。
これに対して、本実施形態のキャップ51によれば、頂板部57の中央部に肉抜き加工による凹部57cが形成されているため、頂板部57の肉厚が場所によらずに略一様となっている。そのため、頂板部57の不均一な体積収縮が抑えられ、反りの発生を抑制することができる。これにより、頂板部57の下面57bに対して検査治具を均等に当接させやすくなるため、シール検査の精度を確保することができる。
さらに、本実施形態の場合、頂板部57の下面57bに各吐出口58の周囲を囲むコンタクトリング60が設けられているため、検査治具を頂板部57の下面57bに当接させた際、検査治具と頂板部57の下面57bとの間にコンタクトリング60が介在する。そのため、検査治具と頂板部57の下面57bとの間の隙間がコンタクトリング60によって封止され、空気の漏れが抑えられる。その結果、シール検査の精度をより高めることができる。
また、本実施形態の場合、弁本体61において、大径筒部65の内周面の上端が小径筒部64の内周面に連続する案内面65cとなっており、図5に示すように、案内面65cの角度が挿入部材62における凸部40の傾斜面の角度と略一致している。したがって、キャップ51の組み立て工程において、弁本体61に挿入部材62を挿入する際に、挿入部材62の上端の凸部40の傾斜面が大径筒部65の案内面65cに摺動しつつ、挿入部材62が挿入位置に案内され、弁本体61に対する挿入部材62の位置決めがなされる。この状態から、凸部40が周壁部63の内面の規制凸部70を乗り越えるようにして、挿入部材62が弁本体61に挿入される。このように、大径筒部65の内周面に案内面65cが設けられたことにより、弁本体61と挿入部材62との組み立て性を向上させることができる。
また、周壁部63の内面に径方向内側に突出する規制凸部70が設けられているため、弁本体61と挿入部材62との組み立て作業において、一つの弁本体61の小径筒部64の内部に、図5に2点鎖線で示した他の弁本体61Bが進入しようとしても、他の弁本体61Bの進入が規制凸部70によって規制される。このように、一つの弁本体61と他の弁本体61Bとのスタッキングが抑えられ、複数の弁本体61のスタッキングによる作業性低下を抑制することができる。
第1実施形態の弁本体31においては、図2に示すように、周壁部36の下端に径方向外側に延びる底壁部37が形成されていた。これに対し、本実施形態の弁本体61においては、図5に示すように、周壁部63が小径筒部64と大径筒部65とから構成され、大径筒部65の高さHは、第1実施形態における底壁部37の高さ(厚さ)に比べて十分に高くなっている。これにより、キャップ51の組み立て工程において、ベルトコンベア等を用いて複数の弁本体61を連続して搬送する際に、一つの弁本体の大径筒部65の上に隣の弁本体の大径筒部65が乗り上げることがなく、作業性の低下を抑制することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態の例では、弁本体31の頂壁部35が容器本体Wに向けて突出する方向に湾曲しているが、この形状に代えて、頂壁部35が湾曲しておらず、平坦であってもよい。また、上記実施形態では、挿入部材32に複数の凸部40が設けられていたが、一つの凸部が設けられていてもよいし、その一つの凸部の形状および形成位置等は特に限定されず、例えば凸部が周方向(横方向)に連続していてもよいし、キャップ軸Oと平行な方向(縦方向)に延在していてもよい。
また、スリット弁12の挿入部材32は、弁本体31に対して着脱可能に構成してもよい。また、弁本体31と挿入部材32との嵌合構造については、上記実施形態とは逆に、弁本体31に嵌合凸部が設けられ、挿入部材32に嵌合凹部が設けられていてもよい。または、これらの嵌合構造が設けられていなくてもよい。ただし、弁本体31に挿入部材32が挿入された状態を維持するための任意の維持手段が設けられることが望ましい。
また、キャップ本体11は必ずしも吐出口25を有する頂壁部16を備えていなくてもよく、スリット弁12が外部に露出した構成であってもよい。また、上記実施形態では、蓋体17がキャップ本体11にヒンジ部18を介して連結されたヒンジキャップの例を示したが、蓋体17がヒンジ部18を介してキャップ本体11に連結されておらず、蓋体17がキャップ本体11に着脱可能に螺着される構成等を採用してもよい。さらに、キャップ1は蓋体17を備えていなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態における構成要素を周知の構成要素に適宜置き換えることは可能である。
1,51 キャップ
11,52 キャップ本体
12,53 スリット弁
16,55 頂壁部
25,58 吐出口
31,61,61B 弁本体
32,62 挿入部材
34 スリット部
35 (弁本体の)頂壁部
36,63 (弁本体の)周壁部
37b (弁本体の)嵌合凹部
39,67 (挿入部材の)側壁部
40 (挿入部材の)凸部
41a (挿入部材の)嵌合凸部
60 コンタクトリング(環状部材)
65c 案内面
70 規制凸部
W 容器本体
W1 口部

Claims (8)

  1. 容器本体の口部に装着され、前記容器本体の内容物の吐出口を有するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に装着されたスリット弁と、を備え、
    前記スリット弁は、前記内容物を吐出するスリット部を有し、弾性変形可能とされた弁本体と、前記弁本体に挿入された挿入部材と、を備え、
    前記弁本体は、前記スリット部を有する頂壁部と、前記頂壁部の外周縁から下方に延びる周壁部と、を有し、
    前記挿入部材は、筒状の側壁部と、前記側壁部の径方向外側に突出する凸部と、を有し、
    前記挿入部材が前記弁本体の前記周壁部の内側に挿入され、前記凸部が前記弁本体の前記周壁部を内周面側から押圧することにより、前記弁本体の前記周壁部が弾性変形して径方向外側に突出している、キャップ。
  2. 前記頂壁部は、下方に向けて突出する方向に湾曲している、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記凸部は、前記側壁部の周方向に互いに間隔をおいて複数設けられた、請求項1または請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記複数の凸部のうちの少なくとも一つの凸部は、上面視において、前記スリット部を構成するスリットに沿って延在する仮想線から前記側壁部の周方向に離れた位置に設けられた、請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記キャップ本体は、前記スリット弁を上方から覆い、前記吐出口を有する頂壁部を有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のキャップ。
  6. 前記キャップ本体の前記頂壁部の下面に、前記吐出口の周囲を囲み、下方に向けて突出する環状部材が設けられた、請求項5に記載のキャップ。
  7. 前記弁本体の前記周壁部の内面に、径方向内側に突出し、他の弁本体の進入を規制する規制凸部が設けられた、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のキャップ。
  8. 前記弁本体の周壁部の内周面に、下側から上側に向けて縮径する方向に傾斜し、前記挿入部材を挿入位置に案内する案内面が設けられた、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のキャップ。
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