JP7232974B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は台車に装着されたパーツフィーダから部品を取り出して基板に実装する部品実装装置に関する。
部品実装装置において、部品を部品実装機構の装着ヘッドに供給する部品供給ステージの構成として、複数のパーツフィーダが装着された台車を装置本体部の基台に着脱自在にセットする方式が知られている。部品供給ステージには、台車がセットされた状態においてその上方を覆って作業者の安全を確保するカバー部が設けられており、基台とカバー部との間に形成される開口部を介して装着ヘッドによる部品の取り出しが行われる。この構成において、台車を基台から分離させると上述の開口部は開放状態となることから、作業者が不用意にこの開口部から手先を装置内部に侵入させると、ヘッド駆動機構などの可動機構に手先が触れる不安全状態が生じる。
このような不安全状態を防ぐため、従来より装着ヘッドによる部品取り出し用の開口部を必要時にのみ開放し、台車が基台から分離した状態において開口部を閉塞する構成が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、開口部を閉塞するためのシャッタおよびシャッタを移動させる駆動機構を備え、台車が基台から離脱する際にシャッタを開口部を開放する開放位置から開口部を閉止する閉止位置に移動させるようにしている。
特開2016-86083号公報
しかしながら上述の特許文献に示す先行技術においては、シャッタを移動させる駆動機構の構成に起因して、以下のような課題があった。先行技術では、シャッタを移動させる駆動機構として、シリンダを駆動源とするリンク機構を用い、開口部よりも下方のレベルの収納位置からシャッタを上方に移動させるようにしていた。このような構成においては、シャッタをパーツフィーダ、基台、台車等と干渉しないように移動させる必要があるのでリンク機構が複雑になるという欠点があった。また複雑なリンク機構を駆動するためのシリンダも大出力タイプのものが必要となるので安全上好ましくない。
そこで本発明は、基台とカバー部との間に形成される開口部を簡単な機構で安全に閉止することができる部品実装装置を提供することを目的とする。
ていた。
本発明の部品実装装置は、パーツフィーダが装着された台車を取り付け可能な基台と、前記基台と基台の上方を覆って設けられたカバー部との間に形成された開口部を介して前記パーツフィーダから部品を取り出して基板に装着する装着ヘッドとを備えた部品実装装置であって、起立姿勢と倒伏姿勢をとることが可能であり倒伏姿勢において前記開口部を覆う開閉シャッタと、起立姿勢の前記開閉シャッタを収納する収納部と、起立姿勢の前記開閉シャッタを昇降させる昇降手段と、前記開閉シャッタを起立させ倒伏させる起倒手段と、を有し、前記基台の側部には前記台車を装着可能な台車装着部とともに前記収納部が配置され、前記倒伏姿勢の開閉シャッタの先端が、前記台車装着部の上方に位置する前記カバー部の端部に近接もしくは接触して前記開口部を覆い、前記開閉シャッタは屈曲部を介して起立姿勢の下部部材と結合されており、前記収納部は起立姿勢の前記開閉シャッタおよび前記下部部材を収納し、前記昇降手段はいずれも起立姿勢にある前記開閉シャッタおよび前記下部部材を一体的に昇降させ、前記起倒手段は、前記下部部材と一体的に上昇した状態の前記開閉シャッタを倒伏させる
本発明によれば、基台とカバー部との間に形成される開口部を簡単な機構で安全に閉止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるシャッタ駆動部および台車ロック機構の機能説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるシャッタ駆動部および台車ロック機構の機能説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における台車取り付け処理のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における台車取り外し処理のフロー図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、部品実装装置1の全体構成を説明する。部品実装装置1は平面視して矩形状の基台2を有しており、以下に説明する要素は基台2の中心の基台中央2cに関して点対称に配置されている。すなわち基台2の中央には基台中央2cを挟んで2条の基板搬送部3がX方向に配置されている。なお、本明細書では、図1において横方向(基板搬送方向)をX方向とし、X方向に直交する縦方向をY方向と定義している。それぞれの基板搬送部3は、上流側装置から受け渡された基板4を搬送し、以下に説明する装着ヘッド5による部品装着作業位置に位置決めする。したがって、基板搬送部3は基板4を部品装着作業位置に位置決めする基板位置決め部として機能する。
図1において下側に位置する基板搬送部3の外側の基台2には、2つの部品供給ステージ6(1)、6(2)がX方向に並列して配置されている。また上側に位置する基板搬送部3の外側の基台2には、2つの部品供給ステージ6(3)、6(4)がX方向に並列して配置されている。なお、以下の記述では、これらの部品供給ステージ6(1)、(2)、(3)、(4)を個別に区別する必要がある場合にのみ付番して記載し、区別して記載する必要がない場合には付番を省略して単に部品供給ステージ6と総称する。またこれらの部品供給ステージ6の詳細構成については、部品供給ステージ6(1)、6(2)のみについて説明し、同一構成である部品供給ステージ6(3)、6(4)については適宜説明を省略している。
それぞれの部品供給ステージ6には、複数の部品供給フィーダ8が装着された台車7が着脱自在(図3に示す部品供給ステージ6(2)参照)に取り付けられている。すなわち基台2には部品供給フィーダ8(パーツフィーダ)が装着された台車7が取り付け可能となっており、基台2はこれらの部品供給フィーダ8が装着された台車7が着脱自在に装着される台車装着部22(図6、図7参照)を有する構成となっている。
台車装着部22には、台車7を基台2に固定する機能を有する台車ロック機構28が設けられている。図6は、台車ロック機構28によって台車7をロックした状態を示している。台車ロック機構28は、台車7に固定された係止部材31と、係止部材31を係止可能な形状を有し、基台2に軸支部30aによって軸支された係合部材30とを備えている。係合部材30はロックシリンダ29のロッド29aに結合されており、ロックシリンダ29を作動させることにより、係合部材30を軸支部30a廻りに回動させて、係止部材31と係合部材30との係合、係合解除を行えるようになっている。
図6に示す状態では、係合部材30が係止部材31に係合することにより、台車7が基台2に対して位置固定される。図7は、台車ロック機構28による台車7のロックを解除する動作を示している。すなわちロックシリンダ29を作動させてロッド29aを突出させると(矢印f)、係合部材30が軸支部30a廻りに回動する(矢印g)。これにより係合部材30による係止部材31への係合が解除され、台車7の基台2に対するロックが解除される。
図1において、部品実装装置1にはそれぞれの部品供給ステージ6に対応して装着ヘッド5が設けられている。装着ヘッド5はヘッド移動機構(図示省略)によってX方向、Y方向に移動し、対応する部品供給ステージ6に配置された部品供給フィーダ8にアクセスする。これにより、装着ヘッド5は部品供給フィーダ8から部品を取り出して、前述の基板位置決め部に位置決めされた基板4に実装する。
装着ヘッド5がそれぞれの対応する部品供給ステージ6から上述の基板位置決め部に移動する経路には、部品認識カメラ18およびノズルストッカ19が配置されている。部品認識カメラ18は、部品供給フィーダ8から取り出されて装着ヘッド5によって保持された状態の部品を下方から撮像して認識することにより、部品の正誤や位置ずれ状態を検出する。ノズルストッカ19は、装着ヘッド5に交換自在に装着される部品吸着ノズルを複数収納する。装着ヘッド5がノズルストッカ19にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、装着ヘッド5のノズル交換が行われる。
それぞれの部品供給ステージ6において、取り付けられた台車7の所定範囲を覆う位置には、階段状の断面形状(図4参照)を有するフィーダカバー9が、支持部9a廻りの回動自在(矢印b)に設けられている。部品供給フィーダ8が装着された台車7が部品供給ステージ6に取り付けられた状態において、フィーダカバー9は部品供給フィーダ8の上方を覆う(図4参照)。
図5に示すように、フィーダカバー9の上端部に連接する位置には、部品実装装置1の本体部を覆う本体部カバー10が設けられている。フィーダカバー9および本体部カバー10は、基台2および台車7を含む作業領域10aを覆うカバー部11を形成している。そして前述の装着ヘッド5の作業動作においては、図5に示すように、カバー部11のフィーダカバー9で覆われていない開口部21を介して装着ヘッド5が部品供給フィーダ8にアクセスする。
これにより、装着ヘッド5は実装対象の部品を部品供給フィーダ8から取り出して保持し、基板4に実装する。なお、開口部21は図1においては破線枠(21)で示されている。より詳細には、図5において基台2の端部2aと基台2の上方を覆って設けられたカバー部11の一部であるフィーダカバー9の縁部9bとの間に形成される。
上述の開口部21は、部品供給ステージ6から台車7を取り出した状態では開放状態となる。この状態で作業者が下方から不用意に開口部21にアクセスすると、装着ヘッド5が移動する作業領域10a内に作業者の手先が無防備なまま侵入する不安全状態となる。このような不安全状態を防止するため、本実施の形態においては、開口部21をシャッタ駆動部14によって作動する開閉シャッタ13(以下、単に「シャッタ13」と略記する)によって開閉するようにしている。
以下、シャッタ13およびシャッタ駆動部14について、図1、図2、図3、図4、図5を参照して説明する。本実施の形態におけるシャッタ13は、起立姿勢と倒伏姿勢をとることが可能となっている。そしてシャッタ13が倒伏姿勢となることにより、開口部21を覆うように構成されている。
図1に示すように、部品供給ステージ6(1)、6(2)に取り付けられた台車7の前端部の近傍には、起立姿勢のシャッタ13を収納する収納部12が設定されている。収納部12にはシャッタ13が起立姿勢で収納されており、収納部12の基台2側には、シャッタ13の開閉動作を駆動するシャッタ駆動部14が設けられている。シャッタ駆動部14は、収納部12において起立姿勢のシャッタ13を昇降させる昇降シリンダ15、昇降したシャッタ13を起倒させて開口部21を開閉するシャッタ開閉機構16および倒伏して開口部21を閉じた状態のシャッタ13を位置固定するロック機構17を備えている。
図2および図4は、部品供給ステージ6(2)においてシャッタ駆動部14を作動させて、図1に示す開口部21をシャッタ13によって覆った状態を示している。この状態では、シャッタ13の一方側の端部に設けられたロック用張出し部13aが基台2側に延出している。そしてロック用張出し部13aは、下方に配置されたロック機構17(図1参照)のロッド(図7参照)によって下面側を支持され、位置固定される。部品供給ステージ6から台車7を取り外す際には、図3に示すように、シャッタ13によって開口部21を閉じた状態で台車7を部品供給ステージ6から引き出す(矢印a)。
図4、図5に示すように、台車7の前端部の近傍に位置する基台2の端部2aには、起立姿勢のシャッタ13を収納する収納空間である収納部12が設定されている。収納部12は基台2の端部2aに台車7を装着可能な台車装着部22(図6、図7参照)とともに配置されている。図4における部品供給ステージ6(1)では、収納部12にシャッタ13が起立状態で収納されている。これに対し図4における部品供給ステージ6(2)では、収納部12から上昇したシャッタ13が倒伏して開口部21を覆った状態を示している。
シャッタ13は、台車7の幅と略同等の幅寸法を有する薄板部材である。図5に示すように、シャッタ13の下部は屈曲部13cを介して起立姿勢の下部部材13bと結合されている。屈曲部13cとしては、ここではシャッタ13と下部部材13bとの水平な軸廻りの回動を許容する蝶番部材を用いている。なお屈曲部13cとしてはシャッタ13と下部部材13bとの屈曲を許容するものであれば、可撓性に富む樹脂部材など蝶番部材以外のものを用いてもよい。
下部部材13bの下端部はスライダ26に結合されており、スライダ26は縦ブラケット24に縦姿勢で配列されたガイドレール25に昇降自在に嵌合している。収納部12に隣接して配置された昇降シリンダ15の昇降ブロック15aは、伝達部15bおよび連結部材23を介してスライダ26と連結されている。昇降シリンダ15を駆動することにより昇降ブロック15aが昇降し、これにより連結部材23、スライダ26を介して下部部材13bがシャッタ13とともに昇降する。したがって、昇降シリンダ15、連結部材23、スライダ26は、起立姿勢のシャッタ13を昇降させる昇降手段14a(図8参照) となっている。
次に、上述構成のシャッタ13を起立させ倒伏させる起倒手段について説明する。図5に示すように、下部部材13bの基台2側において屈曲部13cから下方に延出したロック用張出し部13aが設けられている。さらに下部部材13bの台車7側において屈曲部13cから斜め下方に延出した駆動部材13eが設けられており、駆動部材13eの先端部に結合された摺動ローラ13dは、垂直に固定配置された固定ガイド部27に昇降が許容されて嵌合している。
固定ガイド部27の上方には、シャッタ開閉機構16が配置されている。シャッタ開閉機構16は水平に配置されたシリンダ16aのロッド16bに固定ガイド部27と連結可能な移動ガイド部16cを結合した構成となっている。ロッド16bが引き込まれた状態では、移動ガイド部16cは固定ガイド部27と連結状態にあり、摺動ローラ13dを固定ガイド部27から移動ガイド部16cに乗り移らせることが可能となっている。昇降シリンダ15を駆動して下部部材13bを上昇させると、屈曲部13cを介して摺動ローラ13dもともに上昇し、摺動ローラ13dが移動ガイド部16cに乗り移る。
そして摺動ローラ13dが上昇した状態において、図7に示すように、シリンダ16aを駆動してロッド16bを突出させることにより(矢印c)、摺動ローラ13dが移動ガイド部16cとともに基台2側へ水平移動する。これにより、収納部12において上昇して起立状態となったシャッタ13が、屈曲部13c廻りに回動して倒伏する(矢印d)。そしてこの倒伏動作と逆順の動作を実行することにより、倒伏状態のシャッタ13を起立状態とすることができる。したがって、シリンダ16a、移動ガイド部16cおよび摺動ローラ13dは、前述の起倒手段14b(図8参照)を構成する。
そして倒伏姿勢のシャッタ13の先端が、台車装着部22の上方に位置するフィーダカバー9の縁部9bに近接もしくは接触して、開口部21を覆う。この状態において、屈曲部13cから延出したロック用張出し部13aは、図2、図4に示すように、収納部12の側方から基台2側へ張り出す。そしてこの状態において、ロック機構17(図1参照)を作動させることにより、ロック用張出し部13aの下面側にロック機構17のロッドが当接し、これによりシャッタ13の上下方向の位置が固定されて、姿勢が保持される。したがってロック用張出し部13aおよびロック機構17は、倒伏姿勢のシャッタ13の位置を保持するシャッタロック機構14c(図8参照)となっている。
換言すれば、上述のシャッタ13およびシャッタ駆動部14は以下のように構成されている。すなわち、シャッタ13は屈曲部13cを介して起立姿勢の下部部材13bと結合されており、収納部12は起立姿勢のシャッタ13および下部部材13bを収納するようになっている。そして昇降手段14aはいずれも起立姿勢にあるシャッタ13および下部部材13bを一体的に昇降させる。さらに起倒手段14bは、下部部材13bと一体的に上昇した状態のシャッタ13を倒伏させ、倒伏姿勢のシャッタ13はシャッタロック機構14cによって姿勢を保持される。
上述構成においては、シャッタ13を収納部12に出し入れするための昇降手段14aとは別に、シャッタ13を起立させ倒伏させる起倒手段14bを設けた構成となっている。このため、シャッタ駆動部14の構造を簡素化できるとともに、起倒手段14bによってシャッタ13を倒伏させるには大きな駆動力を必要としないことから、駆動源として低出力のものを採用することができ、作業者の安全を確保することが可能となっている。またシャッタ13の倒伏後の位置固定については、上述の駆動源とは別個に大出力のロック機構17を用いることができ、シャッタ13を安定して位置保持することができる。
次に、上述構成の部品実装装置1において、それぞれの部品供給ステージ6において開口部21から作業領域10aへ侵入する異物を検出するために設けられた光学式の物体検出センサ20について説明する。図1、図4に示すように、基台2において、部品供給ステージ6(1)、6(2)を両側から挟む位置には、発光部20a、受光部20bを対向させた構成の透過型光学センサである物体検出センサ20(図8参照)が、2組配置されている。
それぞれの物体検出センサ20において、発光部20aから発光された検査光は、X方向に設定された検出光軸20cに沿って投光されて受光部20bによって受光される。本実施の形態では、検出光軸20cが開口部21を覆うシャッタ13よりも下方に位置するように、物体検出センサ20が配置されている。検出光軸20cが設定された領域は物体検出センサ20による検出領域20d(図5、図7参照)であり、この検出領域20dに異物が存在すると発光部20aから発光された検査光が異物によって遮光される。
この遮光状態を受光部20bが検出することにより、物体検出センサ20は検出領域20dに異物(例えば作業者の手指など)が存在することを検出する。これにより、開口部21から作業領域10aへ作業者の手指などが侵入した不安全状態を検出することができる。本実施の形態においては、物体検出センサ20による検出領域20dは、開口部21内に設定されている。なお、検出領域20dを開口部21から幾分外れた近傍の位置を含んで設定するようにしてもよい。
検出領域20dの位置を適切に設定することにより、上述の異物検出とともに、台車7が部品供給ステージ6に装着された状態において、この台車7の上面に存在する物体(例えば部品供給フィーダ8の部品取り出し位置近傍に設けられたテープ押さえ部材の装着異常による位置ずれなど)を物体検出センサ20の検出対象とすることもできる。
前述のように、シャッタ13は部品供給ステージ6においてフィーダカバー9で覆われていない開口部21を開閉する機能を有している。そして開口部21を開閉させる開閉手段としてのシャッタ駆動部14を備えている。シャッタ駆動部14によるシャッタ13の開閉動作は、図7に示すように、シャッタ13が開口部21に対して上方から倒伏することによって行われる。
すなわちシャッタ13は検出領域20dの上方において開口部21を閉じるようになっており、物体検出センサ20による検出領域20dに入ることなく開閉動作を行う。このような構成により、シャッタ13の開閉動作において物体検出センサ20の検出光軸20cがシャッタ13や他の機構部品によって遮光される状態が発生せず、したがって物体検出センサ20による検出機能が中断されることがない。
これにより、台車7の交換の都度シャッタ13の開閉動作を実行した場合においても、物体検出センサ20を無効化して装置稼働を一時停止する必要がない。したがって一時停止が多発することによる生産性の低下を防止することができるとともに、物体検出センサ20による検出機能を常に維持して作業者の安全を確保することができる。
次に図8を参照して、部品実装装置1の制御系の構成を説明する。図8において、部品実装装置1が備えた制御部40は、内部処理機能部としての部品装着作業実行部41、物体侵入監視部42、台車着脱作業実行部43、シャッタ開閉作業実行部44を備えている。また制御部40には、装着ヘッド5、部品供給フィーダ8、基板搬送部3、台車装着部22、物体検出センサ20、シャッタ駆動部14が接続されている。さらに制御部40には、表示部45、操作部46、報知部47が付設されている。
部品装着作業実行部41が装着ヘッド5、部品供給フィーダ8、基板搬送部3を制御することにより、基板搬送部3によって搬送されて位置決めされた基板4に、部品供給フィーダ8から取り出した部品を装着ヘッド5によって実装する部品装着動作が実行される。物体侵入監視部42は、物体検出センサ20による検出結果に基づいて、物体侵入監視、すなわち開口部21から作業領域10a内への異物の侵入の有無を監視する。
台車着脱作業実行部43は、台車装着部22が備えた台車ロック機構28を作動させて、部品供給ステージ6への台車7の着脱作業を実行させる。シャッタ開閉作業実行部44は、シャッタ駆動部14が備えた昇降手段14a、起倒手段14b、シャッタロック機構14cを作動させて、シャッタ13による開口部21の開閉動作を実行させる。
表示部45は液晶パネルなどの表示パネルであり、台車装着作業の作業指示を含む各種の項目を表示する。操作部46は表示部45に設けられたタッチパネルなどの入力手段であり、台車装着作業の作業指示などの入力操作を行う。報知部47は警告灯やブザーなどの報知手段であり、部品実装装置1による各種作業実行時に発生する異常などを報知する。
次に部品実装装置1において部品供給ステージ6に台車7を取り付ける台車取り付け処理について、図9を参照して説明する。まず開始に際して、台車取り付け対象となる部品供給ステージ6の番号を指定する(ST1)。この指定は、作業者が操作部46を操作して該当する番号を入力することにより行われる。これにより、台車7を当該指定された部品供給ステージ6に押し込む作業を作業者に促すメッセージが表示部45に表示される(ST2)。
作業者が部品供給ステージ6へ台車7を押し込む作業が完了すると、指定された部品供給ステージ6の台車ロック機構28を駆動する(ST3)。この台車ロック機構28の駆動は、自動的に開始するように設定されていてもよく、また作業者の手動操作によって開始するようにしてもよい。次いで台車7の取り付け状態は正常であるか否かを判定する(ST4)。ここでは、台車ロック機構28に設けられた動作確認センサなどによって、台車7のロックが正しく行われているか否かを判断する。ここで取り付け状態が異常であると判定された場合には、表示部45にエラー表示を行い(ST5)、そのまま処理を終了する。
(ST4)にて取り付け状態が正常であると判定された場合には、装着ヘッド5による部品供給フィーダ8へのアクセスが可能となるように、対象となる部品供給ステージ6の開口部21を開放する処理を行う。この処理は、以下のステップにしたがって実行される。まず開口部21を覆っているシャッタ13のロックを解除する(ST6)。すなわち、図1に示すロック機構17のロッドを下降させてロック用張出し部13aの下面から離隔させる(図7も参照)。
次いでシャッタ13を起立させる(ST7)。この動作は、図7に示す状態から、シリンダ16aをロッド16bが摺動ローラ13dとともに引き込むように作動させて、シャッタ13を屈曲部13c廻りに回動させることにより行われる。これにより、シャッタ13は上昇状態のまま起立した姿勢となる。
そしてこの後、シャッタ13を下降させて収納部12に収納する(ST8)。この動作は、昇降シリンダ15を駆動して昇降ブロック15aを下降させ、連結部材23およびスライダ26を介して下部部材13bとともにシャッタ13を下降させることにより行われる。これにより、当該部品供給ステージ6を対象とした台車取り付け処理は終了する。これにより当該部品供給ステージ6の開口部21は図6に示す状態となり、装着ヘッド5による開口部21を介しての部品供給フィーダ8へのアクセスが許容される(図5参照)。
次に、上述処理にて部品供給ステージ6に取り付けられた台車7の取り外しを可能にするための台車取り外し処理について、図10を参照して説明する。まず開始に際して、台車取り外し対象となる部品供給ステージ6の番号を指定する(ST11)。この指定は、作業者が操作部46を操作して該当する番号を入力することにより行われる。
次に、台車7の取り外しに先立って、対象となる部品供給ステージ6の開口部21をシャッタ13で閉じる処理を行う。この処理は、以下のステップにしたがって実行される。まず、収納部12に起立姿勢で収納されているシャッタ13を上昇させる(ST12)。この動作は、昇降シリンダ15を駆動して昇降ブロック15aを上昇させ、連結部材23およびスライダ26を介して下部部材13bとともにシャッタ13を上昇させることにより行われる。
次にシャッタ13を倒伏させる(ST13)。この動作は、図7に示すように、シリンダ16aをロッド16bが摺動ローラ13dとともに突出するように作動させて、シャッタ13を屈曲部13c廻りに回動させることにより行われる(矢印d)。これにより、開口部21は上方からシャッタ13によって覆われ、閉じられた状態となる。
次いで、シャッタ13のロックが行われる(ST14)。すなわちロック機構17を作動させて、シャッタ13の倒伏に伴って基台2側へ水平に延出したロック用張出し部13aの下面に対して、ロック機構17のロッドを当接させる。これによりロック用張出し部13aの上下方向の位置が固定され、シャッタ13は倒伏姿勢のままロックされる。
次いで指定された部品供給ステージ6の台車7のロックを解除する(ST15)。すなわち図7に示すように、ロックシリンダ29を作動させてロッド29aを突出させ、係合部材30を軸支部30a廻りに回動させることにより、係合部材30と係止部材31との係合状態を解除する。これにより、台車ロック機構28による台車7のロックが解除され、台車取り外しを許可する旨のメッセージが表示部45に表示される(ST16)。これにより、台車取り外しを可能にするための処理が終了する。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装装置1は、部品供給フィーダ8が装着された台車7を取り付け可能な基台2と、基台2とこの基台2の上方を覆って設けられたカバー部11との間に形成された開口部21を介して部品供給フィーダ8から部品を取り出して基板4に装着する装着ヘッド5とを備えた部品実装装置であって、起立姿勢と倒伏姿勢をとることが可能であり倒伏姿勢において開口部21を覆うシャッタ13と、起立姿勢のシャッタ13を収納する収納部12と、起立姿勢のシャッタ13を昇降させる昇降手段14aと、シャッタ13を起立させ倒伏させる起倒手段14bとを有する構成となっている。これにより、基台2とカバー部11との間に形成される開口部21を簡単な機構で安全に閉止することができる。
また本実施の形態に示す部品実装装置1は、部品供給フィーダ8が装着された台車7が着脱自在に装着される台車装着部22を有する基台2と、この基台2および台車7を含む作業領域10aを覆うカバー部11とを有し、カバー部11で覆われていない開口部21を介して装着ヘッド5が部品供給フィーダ8にアクセスして部品を保持し、保持した部品を基板位置決め部に位置決めされた基板4に実装する部品実装装置において、開口部21から作業領域10aへ侵入する異物を検出する光学式の物体検出センサ20と、開口部21を開閉するシャッタ13と、シャッタ13を開閉させる開閉手段としてのシャッタ駆動部14とを備え、シャッタ13は物体検出センサ20による検出領域20dに入ることなく開閉動作を行うように構成している。このような構成により、開口部21のシャッタ13が物体検出センサ20によって異物として検出されることを防止して、シャッタ開閉時に物体検出センサ20を無効化する必要を解消し、不安全状態を防止することができる。
本発明の部品実装装置は、基台とカバー部との間に形成される開口部を簡単な機構で安全に閉止することができるという効果を有し、パーツフィーダから部品を取り出して基板に装着する分野において有用である。
1 部品実装装置
2 基台
3 基板搬送部
4 基板
5 装着ヘッド
6 部品供給ステージ
7 台車
8 部品供給フィーダ
9 フィーダカバー
10 本体部カバー
10a 作業領域
11 カバー部
12 収納部
13 シャッタ
20a 発光部
20b 受光部
20c 検出光軸
20d 検出領域
21 開口部
22 台車装着部
28 台車ロック機構

Claims (2)

  1. パーツフィーダが装着された台車を取り付け可能な基台と、前記基台と基台の上方を覆って設けられたカバー部との間に形成された開口部を介して前記パーツフィーダから部品を取り出して基板に装着する装着ヘッドとを備えた部品実装装置であって、
    起立姿勢と倒伏姿勢をとることが可能であり倒伏姿勢において前記開口部を覆う開閉シャッタと、
    起立姿勢の前記開閉シャッタを収納する収納部と、
    起立姿勢の前記開閉シャッタを昇降させる昇降手段と、
    前記開閉シャッタを起立させ倒伏させる起倒手段と、
    を有し、
    前記基台の側部には前記台車を装着可能な台車装着部とともに前記収納部が配置され、
    前記倒伏姿勢の開閉シャッタの先端が、前記台車装着部の上方に位置する前記カバー部の端部に近接もしくは接触して前記開口部を覆い、
    前記開閉シャッタは屈曲部を介して起立姿勢の下部部材と結合されており、
    前記収納部は起立姿勢の前記開閉シャッタおよび前記下部部材を収納し、
    前記昇降手段はいずれも起立姿勢にある前記開閉シャッタおよび前記下部部材を一体的に昇降させ、
    前記起倒手段は、前記下部部材と一体的に上昇した状態の前記開閉シャッタを倒伏させる、部品実装装置。
  2. 前記倒伏姿勢の開閉シャッタの姿勢を保持するシャッタロック機構を備えた、請求項1に記載の部品実装装置。
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