JP7231483B2 - 金属材料の引張試験方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄板金属材料の加熱状態での加工特性を測定するための引張試験方法及び装置に関するものであり、特に高強度鋼板の引張試験に好適な引張試験技術である。
近年、自動車分野において、衝突安全性の確保と車体軽量化による燃費向上を目的として、ハイテン材、超ハイテン材と呼ばれるような高い強度を有する鋼板(高強度鋼板)の使用比率が増加している。
一方、車体などの自動車部品の成形に関しては、近年、従来の冷間でのプレス成形に代わり、いわゆるホットスタンプが適用される比率が増している。このホットスタンプは、加熱した高強度鋼板を型で急冷しながら成形することで、焼き入れされた高強度で高精度な部品を製作することができる利点がある。
このような背景から、加熱状態の高強度鋼板の加工特性を正確に把握する必要性が生じており、高強度鋼板の薄板試験片の温間・熱間引張試験技術の確立が求められている。
従来、温間や熱間で丸棒などの引張試験を行う装置が知られており(例えば、特許文献1)、試験片の加熱方式としては、試験片を誘導加熱コイル内に挿通して高周波誘導加熱する方式と、試験片の両端を電極に接続して直接通電加熱する方式がある。
特開平11-258135号公報
しかし、温間や熱間で丸棒などの引張試験を行う従来の引張試験装置を薄板試験片の引張試験に適用した場合、以下のような問題がある。
まず、試験片を高周波誘導加熱する方式の装置は、薄板試験片の温度コントロールが容易であるという利点があるが、薄板試験片に伸び計を取り付けることができないという問題がある。すなわち、薄板試験片の引張試験では、材料の加工特性を正確に把握するために、標点間の伸び量を測定することが好ましい。その場合、伸び計の固定具を薄板試験片の標点位置に取り付ける必要があるが、高周波誘導加熱方式の装置では、薄板試験片の主要部分が誘導加熱コイル内に置かれるため、この誘導加熱コイルが邪魔になって伸び計の固定具を試験片に取り付けることができない。したがって、従来のような高周波誘導加熱方式の装置は、薄板試験片の引張試験には適用できない。
一方、試験片を直接通電加熱する方式の装置は、薄板試験片を広範囲に加熱できる利点はあるが、薄板試験片の長手方向を均一に加熱することができない(温度勾配が生じる)という問題がある。試験片を直接通電加熱する方式の装置では、試験片の両端をチャックで把持し、このチャックを電極として試験片を通電加熱するものであるが、チャックを保持する部材が冷却機構(水冷などによる冷却機構)を備え、この冷却機構でチャックが冷却されているため、チャックを通じて薄板試験片からの抜熱が生じる。このため薄板試験片長手方向で大きな温度勾配が生じ、例えば、薄板試験片長手方向の中心点から20mm程度離れた位置では、中心点よりも100℃以上低い温度となる。このため伸び計を用いたとしても、薄板試験片の加工特性を正確に測定することができない。
したがって本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、高強度鋼板などの薄板金属材料の加熱状態での加工特性を正確に測定することができる引張試験方法及び装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を重ねた結果、両端をチャックで把持された薄板試験片を、両チャックを電極として直接通電加熱するとともに、薄板試験片両端側の部位(両チャック寄りの部位)のみを誘導加熱コイルにより部分的に高周波誘導加熱し、チャックを通じた抜熱分を補償することにより、薄板試験片長手方向での均熱性(温度勾配が小さいこと)を飛躍的に高めることができ、伸び計による測定範囲の温度勾配をほぼ解消できることが判った。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を加熱状態とし、この加熱状態の薄板試験片(A)に引張荷重を負荷する金属材料の引張試験方法であって、
両チャック(1)を電極として薄板試験片(A)を直接通電加熱するとともに、薄板試験片(A)の長手方向のうちの両端側の部位のみを誘導加熱コイル(2)で部分的に高周波誘導加熱することを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[2]上記[1]の引張試験方法において、薄板試験片長手方向の中央位置(p)と各チャック(1)間の距離をLとした場合、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/2の点(p)と当該チャック(1)間の範囲内に配置されることを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[3]上記[2]の引張試験方法において、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/2の点(p)とL/15の点(p)間の範囲内に配置されることを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[4]上記[1]~[3]のいずれかの引張試験方法において、伸び計(3)により薄板試験片(A)の標点間の伸び量を測定することを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[5]上記[4]の引張試験方法において、薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却し、その熱履歴中の任意の時点で引張試験を行って薄板試験片(A)の標点間の伸び量を測定することを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[6]上記[5]の引張試験方法において、薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片(A)に噴射ノズル(4)から冷却ガスを吹き付けることを特徴とする金属材料の引張試験方法。
[7]両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を加熱状態とし、この加熱状態の薄板試験片(A)に引張荷重を負荷する金属材料の引張試験装置であって、
両チャック(1)が、薄板試験片(A)を直接通電加熱するための電極を構成するとともに、薄板試験片(A)の長手方向のうちの両端側の部位のみを部分的に高周波誘導加熱する誘導加熱コイル(2)を備えることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
[8]上記[7]の引張試験装置において、薄板試験片長手方向の中央位置(p)と各チャック(1)間の距離をLとした場合、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/2の点(p)と当該チャック(1)間の範囲内に配置されることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
[9]上記[8]の引張試験装置において、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/2の点(p)とL/15の点(p)間の範囲内に配置されることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
[10]上記[7]~[9]のいずれかの引張試験装置において、薄板試験片(A)の標点間の伸び量を測定する伸び計(3)を備えることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
[11]上記[7]~[10]のいずれかの引張試験装置において、薄板試験片(A)に冷却ガスを吹き付ける噴射ノズル(4)を備えることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
[12]上記[7]~[11]のいずれかの引張試験装置を用い、金属材料の薄板試験片に所定の熱履歴を付与する方法(但し、薄板試験片の引張試験を行う方法を除く。)であって、
両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却することを特徴とする、金属材料の薄板試験片に対する熱履歴付与方法。
[13]上記[12]の熱履歴付与方法において、薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片(A)に噴射ノズル(4)から冷却ガスを吹き付けることを特徴とする、金属材料の薄板試験片に対する熱履歴付与方法。
本発明によれば、加熱状態にある薄板試験片の引張試験において、薄板試験片長手方向での均熱性(温度勾配が小さいこと)を飛躍的に高めることができ、このため高強度鋼板などの薄板金属材料の加熱状態での加工特性を正確に測定することができる。
本発明の一実施形態における薄板試験片Aの引張試験部を示す斜視図 本発明で使用する薄板試験片Aの形状例(平面形状)を示す図面 本発明における薄板試験片A及びチャック1x,1yに対する誘導加熱コイル2x,2yの位置関係を示す説明図 図1の実施形態において、伸び計により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定している状況を示す斜視図 図1の実施形態において、伸び計により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定している状況を示す正面図 上下のチャックで把持された薄板試験片を直接通電加熱のみで加熱した場合(図6(ア)の場合)と、上下のチャックで把持された薄板試験片を直接通電加熱するとともに、上下の加熱コイルにより、薄板試験片の長手方向のうちの両端側(上部側・下部側)の部位を部分的に高周波誘導加熱した場合(図6(イ)の場合)について、薄板試験片の各部位の温度と薄板試験片の画像を示す図面 図6(ア)の場合と同じく薄板試験片を直接通電加熱のみで加熱した場合について、中央位置pからの距離と試験片温度との関係を示す図面 本発明法においてクロスヘッド間(薄板試験片全体)で伸び量を測定して得られた応力-歪曲線と、伸び計により薄板試験片の標点間の伸び量を測定して得られた応力-歪曲線を示すグラフ 図1の実施形態において、薄板試験片Aに噴射ノズルから冷却ガスを吹き付ける場合の実施状況を示す斜視図 本発明において、薄板試験片Aに付与される熱履歴の一例を示す説明図 本発明例に相当する図6(イ)と同様の条件で薄板試験片を加熱-冷却した場合の熱履歴を示す図面
本発明は、両端をチャック1で把持された薄板試験片Aを加熱状態とし、この加熱状態の薄板試験片Aに引張荷重を負荷する金属材料の引張試験方法であり、両チャック1を電極として薄板試験片Aを直接通電加熱するとともに、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位のみを誘導加熱コイル2で部分的に高周波誘導加熱することにより、チャックを通じた抜熱分を熱補償し、薄板試験片長手方向での均熱性(温度勾配が小さいこと)を高めるものである。これにより、試験片中央部での伸び計による測定範囲(標点間位置)の温度を均一にすることができる。
なお、本発明の引張試験方法の対象となる薄板とは、一般に厚さが6mm以下の板状金属材料を指す。
図1(斜視図)は、本発明の一実施形態における薄板試験片Aの引張試験部を示しており、薄板試験片Aは、その長手方向が上下方向となるようにして、両端(上下端)をチャック1x,1yで把持される。本実施形態では、チャック1xが可動側、チャック1yが固定側であり、引張試験時には、チャック1x,1yが薄板試験片Aの両端を把持した状態で、図示しない駆動機構(アクチュエータなどによる駆動機構)によりチャック1xが移動(上昇)することにより、薄板試験片Aに引張荷重が負荷される。また、通常、引張荷重は可動側(チャック1xの支持部材)に設けられるロードセルなどで検出される。
本発明では、薄板試験片Aの主たる加熱を直接通電加熱で行い、補助的な局部加熱を高周波誘導加熱で行うものであり、このため、両チャック1x,1yが、薄板試験片Aを直接通電加熱するための電極を構成するとともに、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位aのみを部分的に高周波誘導加熱する誘導加熱コイル2x,2yが設けられる。
本発明の引張試験方法で使用される薄板試験片Aの形状に特別な制限はないが、通常は、図2(ア)に示すような細長矩形の平面形状を有するものや、図2(イ)に示すようなJIS5号試験片(この例はJIS5号ハーフ試験片)が使用される。図2(ア),(イ)は薄板試験片Aの平面形状を示している。薄板試験片Aの長手方向両端部には、チャック1x,1yに対してボルト締めするための複数のボルト挿通孔eが貫設されている。このように複数のボルト挿通孔eにボルトを通してボルト締めすることにより、薄板試験片Aをチャック1x,1yにしっかりと固定することができる。
薄板試験片Aのサイズも特に制限はないが、通常、幅が30~50mm程度(図2(イ)に示すJIS5号試験片の場合は両端部分の幅)、全長が100~200mm程度、チャック1x,1y間の薄板試験片長さが50~150mm程度、板厚が0.1~5mm程度である。
チャック1x,1yは、それぞれ、薄板試験片Aのボルト挿通孔eと対応するボルト挿通孔(図示せず)を有する1対のチャック構成部材5を有し、この1対のチャック構成部材5で薄板試験片両端部を両側から挟み、ボルト(ボルト6)締めすることにより、薄板試験片Aの両端を把持する。
チャック1x,1yは、それぞれ支持部材(図示せず)などを介して装置本体に支持されており、チャック1xの支持部材は、上述したように駆動機構(アクチュエータなどによる駆動機構)に連結され、移動(上下昇降)可能である。チャック1x,1yは、薄板試験片Aを直接通電加熱するための電極を構成するものであるため、それらの支持部材などを介して直接通電加熱用電源(図示せず)に接続される。また、通電加熱による発熱からチャック1x,1yを保護するため、それらの支持部材は水冷などの冷却機構を備え、この冷却機構でチャック1x,1yを冷却する。
誘導加熱コイル2x,2yは、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位aのみを部分的に高周波誘導加熱するものであるので、このような局部加熱に適したコイル厚(図3に示す薄板試験片長手方向でのコイル厚t)に構成されるとともに、両チャック1x,1yに近い位置に配置される。
誘導加熱コイル2x,2yは、それぞれチャック1x,1yとの位置関係が一定に維持される必要があるので、誘導加熱コイル2xは、チャック1xの支持部材(可動側の支持部材)に支持され、引張試験時にはチャック1xと一体に移動する。一方、誘導加熱コイル2yは、チャック1yの支持部材などのような固定側の支持部材に支持される。なお、誘導加熱コイル2x,2yのチャック1x,1yに対する位置関係を微調整するための機構を付設してもよい。
誘導加熱コイル2x,2yは、薄板試験片長手方向のうちの両端側の部位aの幅方向を均一に加熱できるものであれば、その構成や形状などに特別な制限はない。本実施形態の誘導加熱コイル2x,2yは、薄板試験片幅方向に沿って対向する1対のコイル部20と、両コイル部20をそれらの一端側で連結するコイル21からなる平面コ字状の構成を有し、両コイル部20間に薄板試験片Aが位置し、部位aの幅方向を均一に加熱できるようにしている。
誘導加熱コイル2x,2yは、各チャック1x,1yにあまり近すぎると、電極であるチャック1x,1y(上述したように支持部材の冷却機構で冷却されている)を加熱してしまい、直接通電加熱に支障を生じるおそれがある。一方、誘導加熱コイル2x,2yが各チャック1x,1yから離れすぎると、電極(チャック1x,1y)からの抜熱分を熱補償することによる均熱性の確保ができなくなるおそれがあるとともに、後述するような伸び計による測定範囲を狭めてしまうため好ましくない。
引張試験の試験片としては、丸棒形状のものがあるが、丸棒試験片は表面積が小さく、しかも薄板試験片とは異なり幅方向での端部が存在しないため、熱が逃げにくく、このため長手方向での温度分布が生じにくい。これに対して本発明が試験対象とする薄板試験片は、丸棒試験片に較べて表面積が大きく、しかも幅方向での端部が存在するため、熱の放射(抜熱)により熱が逃げやすく、このため長手方向において温度分布が生じやすい。このような点からも、本発明では誘導加熱コイル2x,2yを配置する位置を最適化することが好ましい。
図3は、薄板試験片A及びチャック1x,1yに対する誘導加熱コイル2x,2yの位置関係を示したものであり、pは薄板試験片長手方向の中央位置、Lはその中央位置pと各チャック1x,1y間の距離である。ここで、上述したような観点から、誘導加熱コイル2x,2yは、薄板試験片長手方向の中央位置pと各チャック1x,1y間におけるチャック寄りの位置、すなわち、薄板試験片長手方向において各チャック1x,1yからの距離がL/2の点pと当該チャック1x,1y間の範囲内に配置されることが好ましい。また、さらに好ましい条件としては、誘導加熱コイル2x,2yは、薄板試験片長手方向において各チャック1x,1yからの距離がL/2の点pとL/15の点p間の範囲S1(薄板試験片長手方向での範囲)内に配置されることが好ましい。また、より好ましい条件としては、誘導加熱コイル2x,2yが、薄板試験片長手方向において各チャック1x,1yからの距離がL/2.5の点pとL/12の点p間の範囲S2(薄板試験片長手方向での範囲)内に配置されることが好ましく、また、薄板試験片長手方向において各チャック1x,1yからの距離がL/3の点pとL/10の点p間の範囲S3(薄板試験片長手方向での範囲)内に配置されることが特に好ましい。
以上のような条件を満たす位置に配置された誘導加熱コイル2x,2yで薄板試験片Aを部分的に高周波誘導加熱することにより、その熱がチャック1x,1yに及んでチャックの機能が害されるようなことが避けられ、且つ伸び計による測定範囲が狭められるようなこともなく、薄板試験片長手方向の均熱性を高めることができる。
また、誘導加熱コイル2のコイル厚t(薄板試験片長手方向でのコイル厚)は、必要とされる範囲を局所的に誘導加熱するために3~10mm程度とすることが好ましい。また、誘導加熱コイル2と薄板試験片Aの間隔cは、小さすぎると誘導加熱コイル2が試験片からの放射熱を強く受けるため好ましくなく、一方、遠すぎると高周波誘導加熱による加熱能力が低下するので、5~10mm程度とすることが好ましい。
なお、図3では、範囲S1~S3、コイル厚t及び間隔cを、一つの誘導加熱コイル2x,2yについてのみ示しているが、他の誘導加熱コイル2x,2yについても同様である。
また、直接通電加熱による薄板試験片Aの加熱温度を制御するため、薄板試験片長手方向の中央位置p(中央位置pの幅方向中央)に熱電対7が取り付けられ、この熱電対7で中央位置pの試験片温度が測定される。この中央位置pの試験片温度を直接通電加熱の制御温度とし、測定された試験片温度に基づく直接通電加熱電源のフィードバック制御などにより温度制御が行われる。
また、図示しないが、誘導加熱コイル2x,2yで加熱される薄板試験片Aの部位a(部位aの幅方向中央)にも熱電対が取り付けられ、この熱電対で部位aの試験片温度が測定され、この測定された試験片温度に基づく高周波誘導加熱電源のフィードバック制御などにより部位aの温度制御が行われる。
本発明の引張試験方法では、通常、伸び計3により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定する。これによりクロスヘッド間(試験片全体)で伸び量を測定するよりも、薄板試験片Aの加工特性をより的確に把握することができる。
図4(斜視図)及び図5(正面図)は、図1の実施形態において、伸び計3により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定している状況を示している(なお、図4では熱電対7の図示を省略してある)。伸び計3は、薄板試験片Aの長手方向で間隔をおいた2点(標点b,b)において、薄板試験片Aの厚み方向を両側から挟んで拘束する2つの固定具8x,8yと、この2つの固定具8x,8yの相対変位を検出する変位検出器(図示せず)を備えている。この変位検出器は、例えば、差動トランス式検出器などで構成することができる。
各固定具8x,8yは、薄板試験片Aを両側から一定の圧力で挟むための1対のアーム9を備え、各アーム9は、尖った先端部を有する接触子10を備えている。各固定具8x,8yは、薄板試験片Aの両側から接触子10を試験片表面に一定の圧力で押し付け、試験片表面に食い込ませることにより、薄板試験片Aにしっかりと固定することができる。このため薄板試験片Aを速い引張速度(例えば最大100mm/s)で引っ張っても試験片に適切に追従することができる。
各固定具8x,8yは、1対のアーム9(及び接触子10)で薄板試験片Aを両側から一定の圧力で挟むための機構を有している。この機構は公知のものでよく、例えば、1対のアーム9を回転ネジ軸などで機械的に連動させて接近・離間できるようにした機構などが適用できる。
本発明では、薄板試験片Aが直接通電加熱により高温に加熱されるため、接触子10は高い耐熱性と耐摩耗性を有するとともに、導電性と熱伝導性が低い材料で構成することが好ましく、特に窒化珪素などで構成することが好ましい。また、アーム9も耐熱材(例えば、インコネルなど)で構成することが好ましい。
本発明の引張試験方法では、両端をチャック1x,1yで把持された薄板試験片Aを、両チャック1x,1yを電極として直接通電加熱するとともに、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位aのみを誘導加熱コイル2x,2yで部分的に高周波誘導加熱し、その際の薄板試験片Aの伸び量を測定する。通常、この伸び量の測定は、図4及び図5に示すように伸び計3を用いて行われ、伸び計3の2つの固定具8x,8yを薄板試験片Aの長手方向で間隔をおいた標点b,bにそれぞれ固定し(接触子10で薄板試験片Aを両側から挟んで固定する)、変位検出器でこの2つの固定具8x,8yの相対変位を検出することにより、薄板試験片Aの標点b,b間の伸び量を測定することができる。
なお、標点間の伸び量の測定は、伸び計3の代わりに非接触のレーザー式や光学式などの変位計を用いて行ってもよい。
本発明では、薄板試験片Aの主たる加熱が直接通電加熱で行われるとともに、チャック1x,1yを通じた抜熱分が誘導加熱コイル2x,2yによる補助的な加熱(部位aの加熱)により熱補償されるので、薄板試験片長手方向での均熱性(温度勾配が小さいこと)が高められる。特に、薄板試験片Aに対して図3に示すような条件で配置された加熱コイル2x,2yによって、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位aを部分的に高周波誘導加熱することにより、伸び計による測定範囲(標点b,b間の距離)を十分に確保しつつ、薄板試験片長手方向での均熱性を格段に高めることができ、その結果、伸び計3による標点b,b間の測定範囲の温度勾配をほぼ解消することができる。
図6は、上下のチャックで把持された薄板試験片(板厚1mm)を直接通電加熱のみで加熱した場合(図6(ア)の場合)と、本発明法のように薄板試験片を直接通電加熱するとともに、上下の加熱コイルにより、薄板試験片の長手方向のうちの両端側(上部側・下部側)の部位aを部分的に高周波誘導加熱した場合(図6(イ)の場合)について、薄板試験片の各部位の温度とデジタルカメラによる薄板試験片の画像を示したものである。この試験では、両チャック間での薄板試験片の長さを80mmとし、標点間距離を30mmとした仮想の標点b,b(薄板試験片長手方向の中央位置pと各標点b,b間の距離:15mm)を設定し、薄板試験片長手方向の中央位置pと各標点b,bに熱電対を取り付け、温度測定を行った。また、図6(イ)の場合は、図3に示すように、薄板試験片長手方向の中央位置pと各チャック1x,1y間の距離をLとした場合、各チャック1x,1yからの距離がL/3の点pとL/10の点p間の範囲S3に配置された加熱コイル2x,2yにより、薄板試験片Aの長手方向のうちの両端側の部位aを部分的に高周波誘導加熱した。
図6(ア)の場合、図6(イ)の場合ともに、加熱速度10℃/secとし、中央位置pに取り付けた熱電対の測定温度に基づくフィードバック制御により、薄板試験片長手方向の中央位置pでの制御温度を900℃として直接通電加熱を行った。この直接通電加熱による温度制御では、中央位置pが加熱開始から約100sec後に制御温度である900℃まで昇温し、それ以降は900℃に保持されるようにした。また、図6(イ)の場合には、上記のような温度制御に加えて、加熱コイル2x,2yによる高周波誘導加熱を行った。この加熱コイル2x,2yによる高周波誘導加熱では、各標点b,bに取り付けた熱電対の測定温度に基づく手動によるフィードバック制御を行うとともに、各標点b,bの温度が制御温度(900℃)と同等の温度に達する直前で手動による調整を行い、制御温度(900℃)と同等の一定温度に保持されるようにした。
図6(ア)の場合には、薄板試験片の中央位置pの温度に較べて標点b,bの温度は50℃以上低くなっており、画像を見ても中央位置pと標点b,bの明るさには大きな違いがある。この図6(ア)の場合と同じく薄板試験片を直接通電加熱のみで加熱した場合(但し、図6(ア)の場合とは若干異なる試験条件で直接通電加熱した)について、中央位置pからの距離と試験片温度との関係を調べた。その結果を図7に示すが、薄板試験片長手方向に大きな熱勾配が生じていることが分かる。
図6(ア)の場合に対して、本発明例に相当する図6(イ)の場合には、薄板試験片の中央位置pと標点b,bは温度差が殆どなく、標点内の均熱性が確保されていることが分かる。
上述したように、本発明法の引張試験方法では、クロスヘッド間(試験片全体)で伸び量を測定するよりも、伸び計3により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定した方が薄板試験片Aの加工特性をより的確に把握することができる。
図8は、本発明法においてクロスヘッド間(薄板試験片全体)で伸び量を測定して得られた応力-歪曲線と、伸び計3により薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定して得られた応力-歪曲線を示しており、両者の違いが分かる。
本発明の引張試験方法の好ましい実施形態では、薄板試験片Aを所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却し、その熱履歴中の任意の時点で引張試験を行って薄板試験片Aの標点間の伸び量を測定する。この場合に薄板試験片Aに付与される熱履歴は、例えば、高強度鋼板をホットスタンプする際の熱履歴を模擬したものである。
この実施形態において、薄板試験片Aを所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片Aに噴射ノズル4から冷却ガスを吹き付けることが好ましい。図9(斜視図)は、薄板試験片Aに噴射ノズル4から冷却ガスを吹き付ける場合の実施状況の一例を示しており、薄板試験片Aの長手方向の両端寄りの薄板試験片Aの両側位置に噴射ノズル4が配置され、各噴射ノズル4から薄板試験片Aの両面に冷却ガスが吹き付けられる。各噴射ノズル4からの冷却ガスの噴射方向は、薄板試験片の板面に垂直の方向に対して薄板試験片長手方向の中央位置p側に傾きを持たせており、冷却ガスが薄板試験片Aの板面全体に当たり、薄板試験片Aを効率的に冷却できるようにしている。冷却ガス(通常、常温ガス)としては、例えば、N、Ar、Heなどを使用できる。
図10は、薄板試験片Aに付与される熱履歴の一例を示しており、この例では、900℃に加熱・保持した後、600~300℃まで冷却し、その温度に一定時間保持されている間に薄板試験片Aに引張荷重が負荷され、加工特性が測定される。
本発明では、上述したように直接通電加熱と高周波誘導加熱を組合わせた加熱手段を用いることにより薄板試験片Aの均熱性を高めることができ、しかも、上記のような冷却手段(噴射ノズル4)を有することにより、薄板試験片Aを任意の熱履歴で正確に加熱又は加熱-冷却することができ、例えば、高強度鋼板をホットスタンプする際の鋼板の加工特性を正確に把握することが可能となる。図11は、本発明例に相当する図6(イ)と同様の条件で薄板試験片を加熱-冷却した場合の熱履歴を示しており、薄板試験片Aの標点間を所定の熱履歴で正確に加熱又は加熱-冷却できることが分かる。
このため本発明の引張試験装置は、薄板試験片Aの引張試験ではなく、薄板試験片Aに所定の熱履歴(例えば、図11に示すような熱履歴)を付与するための装置として使用することもできる。すなわち、上述したような本発明の引張試験装置を用い、薄板試験片の引張試験を行うことなく、両端をチャック1x,1yで把持された薄板試験片Aを所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却することにより、薄板試験片Aに所定の熱履歴を付与するものである。この場合、薄板試験片Aを所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片Aに噴射ノズル4から冷却ガスを吹き付けることができる。このような熱履歴を付与された薄板試験片は、他の装置を用いた各種試験に供される。
なお、以上説明した本実施形態の引張試験方法及び装置は、薄板試験片Aを上下方向に保持して引張を行うものであるが、例えば、薄板試験片Aを水平方向に保持して引張を行うようにしてもよい。また、本実施形態では、チャック1xを可動側、チャック1yを固定側としているが、可動側と固定側を逆にしてもよい。
本発明の試験対象となる薄板金属材料に特別な制限はないが、本発明は特に高強度鋼板(一般に引張強度490MPa以上の鋼板)の引張試験に好適な引張試験技術である。また、試験対象となる薄板金属材料としては、例えば、アルミニウム合金や銅合金などのような非鉄材料でもよい。
1,1x,1y チャック
2,2x,2y 誘導加熱コイル
3 伸び計
4 噴射ノズル
5 チャック構成部材
6 ボルト
7 熱電対
8x,8y 固定具
9 アーム
10 接触子
20,21 コイル部
A 薄板試験片
a 部位
e ボルト挿通孔

Claims (7)

  1. 両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を加熱状態とし、この加熱状態の薄板試験片(A)に引張荷重を負荷する金属材料の引張試験方法であって、
    両チャック(1)を電極として薄板試験片(A)を直接通電加熱するとともに、薄板試験片(A)の長手方向のうちの両端側の部位に対向して、当該部位のみを加熱する誘導加熱コイル(2)をそれぞれ設け、前記部位のみを各誘導加熱コイル(2)で部分的に高周波誘導加熱し、その際の薄板試験片(A)の標点間の伸び量を伸び計(3)により測定する引張試験方法であり、
    薄板試験片長手方向の中央位置(p)と各チャック(1)間の距離をLとした場合、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/3の点(p )とL/10の点(p )間の範囲内に配置され、
    誘導加熱コイル(2)のうち一方の誘導加熱コイル(2)は、可動側のチャック(1)の支持部材に支持され、他方の誘導加熱コイル(2)は、固定側のチャック(1)の支持部材に支持されることを特徴とする金属材料の引張試験方法。
  2. 薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却し、その熱履歴中の任意の時点で引張試験を行って薄板試験片(A)の標点間の伸び量を測定することを特徴とする請求項に記載の金属材料の引張試験方法。
  3. 薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片(A)に噴射ノズル(4)から冷却ガスを吹き付けることを特徴とする請求項に記載の金属材料の引張試験方法。
  4. 両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を加熱状態とし、この加熱状態の薄板試験片(A)に引張荷重を負荷する金属材料の引張試験装置であって、
    両チャック(1)が、薄板試験片(A)を直接通電加熱するための電極を構成するとともに、薄板試験片(A)の長手方向のうちの両端側の部位にそれぞれ対向して設けられ、当該部位のみを部分的に高周波誘導加熱する誘導加熱コイル(2)と、薄板試験片(A)の標点間の伸び量を測定する伸び計(3)を備える引張試験装置であり、
    薄板試験片長手方向の中央位置(p)と各チャック(1)間の距離をLとした場合、誘導加熱コイル(2)が、薄板試験片長手方向において各チャック(1)からの距離がL/3の点(p )とL/10の点(p )間の範囲内に配置され、
    誘導加熱コイル(2)のうち一方の誘導加熱コイル(2)は、可動側のチャック(1)の支持部材に支持され、他方の誘導加熱コイル(2)は、固定側のチャック(1)の支持部材に支持されることを特徴とする金属材料の引張試験装置。
  5. 薄板試験片(A)に冷却ガスを吹き付ける噴射ノズル(4)を備えることを特徴とする請求項に記載の金属材料の引張試験装置。
  6. 請求項4又は5に記載の引張試験装置を用い、金属材料の薄板試験片に所定の熱履歴を付与する方法(但し、薄板試験片の引張試験を行う方法を除く。)であって、
    両端をチャック(1)で把持された薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱又は加熱-冷却することを特徴とする、金属材料の薄板試験片に対する熱履歴付与方法。
  7. 薄板試験片(A)を所定の熱履歴で加熱-冷却する際の冷却工程では、薄板試験片(A)に噴射ノズル(4)から冷却ガスを吹き付けることを特徴とする、請求項に記載の金属材料の薄板試験片に対する熱履歴付与方法。
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