JP7230982B1 - 電子機器、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】メニューの機能の位置が変更される場合であっても、キーログデータをもとに正しい再生を実行可能な電子機器、プログラムを提供すること。【解決手段】本実施形態における電子機器は、キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段と、を備え、前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、プログラムに関する。
近年、関数計算などの多種多様な計算処理が行える関数電卓と称する小型電子式計算機が広く実用されている。また、関数電卓のエミュレータプログラムを電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ)により実行させることで、電子機器において、関数電卓と同等の演算を実行させることもできる(例えば、特許文献1参照)。
また、関数電卓のエミュレータプログラムは、キーログ機能を有しているものがある。キーログ機能は、演算を実行するため実行したキー入力操作をキーログデータとして記録し、この記録したキーログデータをもとに演算を再生することができる機能である。
また、関数電卓には、一般的な数値の計算だけでなく、特別な演算処理を実行するための機能(アプリケーション)が搭載されている。例えば、グラフ描画、三角関数演算、統計計算、行列計算などがある。関数電卓は、例えばメニューに複数の機能を一覧表示し、メニュー中の機能が割り当てられた位置がキー操作によって指示されると、この指示された位置の機能を実行する。
キーログ機能では、メニューから機能を指示するためのキー操作がされた場合、そのキー操作がされたキーを示す識別情報(キーコード)をキーログとして記憶する。
特開2010-079661号公報
関数電卓のエミュレータプログラムでは、バージョンアップ等によって、実行可能な機能(アプリケーション)を追加する場合がある。この場合、追加したアプリケーションは、他の機能より優先順位が高いなどの理由からメニューの上位の位置に追加され、既存の機能のメニュー位置が変更される場合がある。
こうした場合、機能が追加される前に、機能を指示するためのキー操作によって、キーログとして記憶された識別情報(キーコード)が、メニュー中の別の機能を示すことになる。従って、ユーザはキーログとして表示された識別情報(キーコード)を見たときに、その識別情報が追加前のアプリケーションを指すものなのか、追加後のアプリケーションを指すものなのか判別できなくなってしまう。また、キーログデータをもとにした再生では、正しい機能(アプリケーション)を実行できなくなってしまう。
本発明は、前記のような課題に考慮してなされたもので、メニューの機能の位置が変更される場合であっても、正しいキーログデータを出力可能な電子機器、プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態における電子機器は、キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段と、を備え、前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶する。
また、上記の課題を解決するために、本実施形態におけるプログラムは、コンピュータを、キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段として機能させ、前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶するように機能させる。
本発明によれば、メニューの機能の位置が変更される場合であっても、正しいキーログデータを出力可能となる。
本実施形態における電子機器の電子回路構成を示すブロック図。 本実施形態におけるCPUにより電卓エミュレータプログラムを実行することで実現する処理モジュールの一例を示す図。 本実施形態における電卓エミュレータ画面の一例を示す図。 本実施形態における表示部に表示されるメニューの一例を示す図 本実施形態におけるキー相対データテーブルの一例を示す図。 第1実施形態におけるキーログモジュールによるキーログ処理を示すフローチャート。 第1実施形態におけるキーログモジュールによるキーログ再生処理を示すフローチャート。 第1実施形態における演算処理を実行した場合の電卓エミュレータ画面D1の一例を示す図。 第1実施形態におけるキーログデータの内容の一例を示す図。 第1実施形態における表示部に表示される機能追加後のメニューの一例を示す図。 第1実施形態における機能「Distribution」のための画面の一例を示す図。 機能追加前のキーログデータをもとにした、電卓エミュレータ画面D2の一例を示す図。 機能追加後のキーログデータをもとにした、電卓エミュレータ画面D3の一例を示す図。 機能追加前のキーログデータをもとにした、電卓エミュレータ画面D4の一例を示す図。 仮想キー情報として、機能の名称を表すテキストデータを用いた場合のキーログ再生時の電卓エミュレータ画面D5の一例を示す図。
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における電子機器20の電子回路構成を示すブロック図である。
本実施形態では、電子機器20は、例えばパーソナルコンピュータとする。なお、電子機器20は、スマートフォン、タブレットPC、ゲーム装置、サーバなどの各種の電子機器により実現することが可能である。サーバにより実現される場合、ネットワークを介して接続された他の電子機器(パーソナルコンピュータ等)において入力操作が実行され、入力操作に応じたサーバによる処理内容が電子機器の表示装置に表示される。
電子機器20は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータの構成を有し、その電子回路には、CPU(central processing unit)21が備えられる。
CPU21は、電子機器20の全体を制御する制御部として機能する。CPU21は、記憶部22内に予め記憶された制御プログラム、あるいは外部記録媒体23から記録媒体読取部24を介して記憶部22に読み込まれた制御プログラム、あるいはインターネット等のネットワークNを通じて、外部装置(サーバ30等)からダウンロードされて記憶部22に読み込まれた制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御する。
記憶部22に記憶された制御プログラムは、入力部26からのユーザ操作に応じた入力信号(キー入力)、あるいは記録媒体読取部24を介して接続されるEEPROM(登録商標),RAM,ROMなどの外部記録媒体23との接続通信信号に応じて起動される。
CPU21には、記憶部22、記録媒体読取部24、通信部25、入力部26(キーボード、マウス等)、表示部27(LCD(Liquid Crystal Display)など)、などが接続される。なお、表示部27の代わりタッチパネルを設けて、表示部及び入力部として使用することができる。
記憶部22に記憶される制御プログラムとしては、電卓エミュレータプログラム22aなどが含まれる。電卓エミュレータプログラム22aは、関数電卓(装置)と同等の演算を電子機器20において実行させるプログラムである。電卓エミュレータプログラム22aは、入力操作に応じて関数電卓と同等の演算を実行(エミュレート)する電卓モジュール22a1と、キーログに関する処理を実行するキーログモジュール22a2が実現される(図2参照)。
また、記憶部22には、電卓エミュレータプログラム22aの実行に伴って、キーログデータ22b、キー相対データテーブル22cなどが記憶される。
キーログデータ22bは、電卓エミュレータプログラム22a(電卓モジュール22a1)によるキーログ処理により記憶されるもので、キー操作されたキーの識別情報(キーコード)を示すデータである。キーログには、演算を実行するための、一連の複数のキー操作に対応するキーコードデータが時系列的に記録される。本実施形態のキーログデータ22bでは、キーコードデータとして、キーコードの他、キーコードに代えて記録された仮想キー情報(後述する)が含まれる。
キー相対データテーブル22cは、キー操作により入力されるキーコード(識別情報)と、キーコードに対応する、メニューに一覧表示される機能(アプリケーション)に割り当てられた固有の仮想キー情報が対応づけられたデータである(図5参照)。仮想キー情報は、例えばキー操作により入力されるキーコードと同じ形式のコードデータである。すなわち、電卓エミュレータプログラム22a(電卓モジュール22a1、キーログモジュール22a2)によって、既存のキーコードと同様に処理することができる。なお、仮想キー情報は、キーコードに限らず、機能(アプリケーション)と対応づけたその他の固有のデータ、例えば、機能(アプリケーション)の名称を表すテキストデータを用いることができる。
キー相対データテーブル22cは、キーログを記録する際、キー操作が所定の条件を満たしている場合に、キー操作により入力されるキーコードの代わりに、キーログとして記録するためのデータである。キー操作が所定の条件を満たす場合とは、例えば、キー操作が複数の機能を含むメニューから何れかの機能を指定するキー操作である場合とする。また、キー相対データテーブル22cは、キーログをもとにキーログ再生処理を実行する際に、キーログの仮想キー情報に代えて、キーコードを取得するためのデータである。
なお、キー操作が所定の条件を満たす場合とは、例えば、キー操作が複数の機能を含むメニューから何れかの機能を指定するキー操作である場合を対象としているが、その他のキー操作を条件の対象としても良い。例えば、キー部41に設けられた複数のキーのうち、バージョンアップなどにより機能の割り当てが変更されるキーがある場合には(例えばファンクションキーF1~F6)、そのキーに対するキー操作がある場合に条件を満たすとしても良い。
通信部25は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークNを介した、他の電子機器(例えば、サーバ30)と通信する通信制御、あるいは近距離の他の電子機器との間で、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)などの近距離無線通信をする通信制御を実行する。
このように構成された電子機器20は、CPU21が電卓エミュレータプログラム22a等の各種プログラムに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる機能を実現する。
図2は、本実施形態におけるCPU21により電卓エミュレータプログラム22aを実行することで実現する処理モジュールの一例を示す図である。CPU21は、例えば電卓モジュール22a1とキーログモジュール22a2を実現する。
電卓モジュール22a1は、入力部26に対するキー操作に応じて、関数電卓の機能を仮想的に実行するモジュールである。電卓モジュール22a1は、表示部27に電卓エミュレータ画面を表示させて、入力部26に対するキー操作に応じた処理結果を表示する。
図3は、本実施形態における電卓エミュレータ画面の一例を示す図である。
図3に示すように、電卓エミュレータ画面には、関数電卓の表面の外観を表すエミュレータ画像40が設けられる。また、キーログをもとに演算を再生するキーログ再生処理を実行する際には、キーログの内容(キーコード)を表示するファイル領域50が設けられる。
エミュレータ画像40には、関数電卓と同等のキーが配置されたキー部41と、演算内容を表示するための表示部42が設けられている。
キー部41に設けられた各キーは、入力部26(キーボード)の何れかのキーと対応づけられている。例えば、キー部41の数字、ファンクションキー、四則演算キーなど、入力部26(キーボード)の同じ名称のキーと対応づけられる。また、キー部41に設けられたキーが入力部26(キーボード)に存在しない場合には、入力部26(キーボード)の何れかのキーが割り当てられる。例えば、キー部41の[AC]キーは入力部26のタブ[Tab]キー、同じくキー部41の[EXE]キーは、入力部26のエンター[Enter]キーが割り当てられる。
また、キー部41では、例えば表示部42に表示されるメニューにおいて、複数の選択肢(アイコン等)の何れかの位置を指示するためにアルファベット(例えば、A-Z)を用いるため、アルファベットの各文字が何れかのキーが割り当てられる。
例えば、図3に示すキー41Aには「A」が割り当てられる。同様にして、図3のキー部41の一部を拡大したキー部41Xに示すように、例えば、キー41Hには「H」、キー41Iには「I」、キー41Jには「J」、キー41Kには「K」がそれぞれ割り当てられている。アルファベットが割り当てられたキーには、それぞれのキーの近傍に割り当てられたアルファベットの文字が表示される(図3では「H」「I」「K」の文字)。
なお、キー部41に対するキー操作は、入力部26(キーボード)に対する操作だけでなく、マウスやタッチパッド等のポインティングデバイスによる、表示部27に表示されたキー部41に対するポインティング(位置指示)によるキー操作であっても良い。
キーログモジュール22a2は、キーログの記録が指示された場合に、電卓モジュール22a1からキーコードを受信して、記憶部22にキーログデータ22bとして記録する。この際、電卓モジュール22a1から受信したキーコードが、所定の条件を満たすキー操作を示す場合、キー相対データテーブル22cを参照して、キーコードの代わりに、キーコードに対応する仮想キー情報をキーログデータ22bとして記録する。
また、キーログモジュール22a2は、キーログの再生が指示された場合に、キーログデータ22bとして記録された仮想キー情報に対応するキーコードを、キー相対データテーブル22cを参照して取得して、電卓モジュール22a1に送信する。
図4は、本実施形態における表示部42に表示されるメニュー42Aの一例を示す図である。
図4に示すメニュー42Aでは、例えば1行に4つの機能(アプリケーション)に対応するアイコンが表示される。メニュー42Aでは、1行目の左端位置(先頭位置)から順番に、1-9,A-Jが付されている。図4に示す例では、メニュー42Aがスクロールされることで「9」の位置にある機能(Conic Graphs)以降のアイコンが表示されている状態を示している。
メニュー42Aが表示されている時に、表示位置を示す1-9,A-Jの何れかのキーに対するキー操作をすることで、キー操作によって指定した機能を実行させることができる。なお、アルファベットの各文字は、文字毎のキーが存在しないため、キー部41の何れかの機能キーに割り当てられている。
図5は、本実施形態におけるキー相対データテーブル22cの一例を示す図である。図5(A)は、図4に示すメニュー42Aに応じたキーコードに対応する仮想キー情報が含まれている。
図5(A)に示すように、キー相対データテーブル22cには、メニュー42Aの機能(アプリケーション)を指定するキー操作に応じて入力されるキーコードKCに対しては、機能(アプリケーション)のそれぞれに固有な仮想キー情報VCが対応づけて設定されている。
すなわち、メニュー42Aの「H」の位置の機能「RUN」421については、「H」(例えば小数点表示の機能に対応する「S-D」キー)に割り当てられているキー41Hを示すキーコード[0x030x17]と対応づけて、機能(アプリ)「RUN」に固有な仮想キー情報を示すコード[0x0f0x12]が設定されている。また、メニュー42Aの「I」の位置の機能「Geometry」については、「I」のキー41Iを示すキーコード[0x030x18]と対応づけて、機能「Geometry」に固有な仮想キー情報を示すコード[0x0f0x13]が設定されている。同様にして、メニュー42Aに含まれる各機能(アプリケーション)のそれぞれについて、機能を実行するためにキー操作されるキーのキーコードと対応づけて、機能に固有の仮想キー情報が設定される。なお、図5に示すキーコードは、2バイトのデータとして示している。
なお、図5に示すキー相対データテーブル22cには、メニュー42Aの機能(アプリケーション)に対応するキーコードKCに対してのみ仮想キー情報VCが対応づけて設定されているが、バージョンアップなどにより割り当てられる機能が変更されるキー(例えばファンクションキー)についても、同様にして仮想キー情報が設定されていても良い。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態における動作について説明する。
図6は、第1実施形態におけるキーログモジュール22a2によるキーログ処理を示すフローチャートである。図7は、第1実施形態におけるキーログモジュール22a2によるキーログ再生処理を示すフローチャートである。
CPU21は、キーログの記録をユーザ操作によって指示されると、演算処理のためのユーザによる入力部26に対するキー操作に応じて、電卓モジュール22a1により演算処理を実行させると共に、キーログモジュール22a2によるキーログの記録を実行させる。
図8は、第1実施形態における演算処理を実行した場合の電卓エミュレータ画面D1の一例を示す図である。電卓エミュレータ画面D1には、エミュレータ画像40が表示される。
図8に示す例は「23+45」の加算を実行した例を示している。この演算処理を実行する場合、ユーザは、表示部42にメニューが表示された状態で、図4に示すメニュー42Aの「H」の位置に表示された四則演算の機能(Run)のアイコンを指示するキー操作をする。具体的には、文字「H」のキー入力に割り当てられた小数点表示キー「S-D」のキー41Hをキー操作する。
その後、ユーザは、「2」のキー412、「3」のキー413、「+」のキー41+、「4」のキー414、「5」のキー415に対してキー操作をし、最後に演算実行を指示する「EXE」キー41EXEに対してキー操作する。
電卓モジュール22a1は、入力部26に対するキー操作によって受信される各キー操作に対応するキーコード(識別情報)を特定する。電卓モジュール22a1は、キー操作に対応するキーコードに応じて、図8に示すように、入力された文字(数式)を表示部42に順次表示させ、演算実行を指示するキーコードに応じて演算を実行して演算結果「68」を表示させる。
また、電卓モジュール22a1は、キー操作によって入力部26から受信されるキーコードを、順次、キーログとして記録するためにキーログモジュール22a2に送信する。
キーログモジュール22a2は、電卓モジュール22a1からキーコードを受信すると(ステップA1)、表示部42においてメニュー42Aの表示中であるか判別する。メニュー42Aの表示中である場合(ステップA2、Yes)、キーログモジュール22a2は、キーコードがメニュー42Aに設定された機能(アプリケーション)を指定するキー操作を示すか判別する。すなわち、キー操作が所定の条件を満たしているかを判別する。
ここで、メニュー42Aに表示された何れかの機能(図4に示す例では、1-9,A-Jのキー操作)のキー操作である場合(ステップA3、Yes)、キーログモジュール22a2は、キーコードをもとに、キー相対データテーブル22cを参照して、キーコードに対応する仮想キー情報を取得する(ステップA4)。
キーログモジュール22a2は、電卓モジュール22a1から受信したキーコードに代えて、キー相対データテーブル22cをもとに取得した仮想キー情報をキーログとしてキーログデータ22bに追加する(ステップA5)。
例えば、機能(Run)を実行するために、図4に示す機能(Run)のアイコンの位置を指示する文字「H」(キー41H)に対するキー操作がされた場合には、図5に示すキー相対データテーブル22cのキーコード[0x030x17]が受信される。メニュー42Aの表示中にこのキーコードが受信された場合は、キーコード[0x030x17]に対応する、機能(Run)に固有の仮想キー情報[0x0f0x12]がキーログデータ22bに追加される。
なお、メニュー42Aの表示中でない場合(ステップA2、No)、及びメニュー42Aの表示中であっても機能(アプリケーション)を指定するキー操作でない場合には(ステップA3、No)、電卓モジュール22a1は、電卓モジュール22a1から受信したキーコードを、そのままキーログデータ22bに追加する(ステップA5)。
CPU21(キーログモジュール22a2)は、演算処理のためのキー操作が終了していなければ(ステップA6、No)、前述した処理を繰り返す(ステップA1~A5)。CPU21は、演算処理のためのキー操作が終了すると(ステップA6、Yes)、キーログ処理を終了する。
図9(A)は、キー相対データテーブル22cを参照してキーコードを仮想キー情報に変換しない場合のキーログデータ22bの内容を示し、図9(B)は、第1実施形態におけるキーログモジュール22a2によりキー相対データテーブル22cを参照してキーコードを仮想キー情報に変換した場合のキーログデータ22bの内容を示している。
図9(A)に示す例では、メニュー42Aの「H」の位置を指示するキー41Hに対するキー操作を示すキーコード[0x030x17]が記録される。これに対して、図9(B)に示す例では、メニュー42Aの「H」の位置を指示するキー41Hに対するキー操作に応じて、キーコード[0x030x17]に代えて、機能「RUN」に固有な仮想キー情報を示すコード[0x0f0x12]が記録される。
次に、メニュー42Aに対して、バージョンアップなどにより機能の追加がされた場合について説明する。
図10は、第1実施形態における表示部42に表示される機能追加後のメニュー42Bの一例を示す図である。
図10に示すメニュー42Bでは、例えば「H」の位置に新たな機能「Distribution」422が追加され、元の「H」の位置にあった機能(Run)423が「I」の位置に変更されている。同様にして、「I」「J」の位置にあった各機能が「J」「K」の位置に変更されている。
このように、メニュー42Bに機能を追加するバージョンアップがされた場合、キー相対データテーブル22cについても機能の追加に応じて更新される。図5(B)は、図10に示すメニュー42Bに応じたキーコードKCに対応する仮想キー情報VCを含むキー相対データテーブル22cの一例を示している。
図5(B)に示すように、メニュー42Bの「H」の位置に追加された機能「Distribution」については、「H」のキー41Hのキーコード[0x030x17]と対応づけて、機能「Distribution」に固有の仮想キー情報[0x0f0x15]が追加されている。
メニュー42Bの「H」の位置に機能「Distribution」が追加されることで、機能「RUN」がメニュー42Bの「I」の位置に変更され、機能「Geometry」が「J」の位置に変更され、機能「Picture Plot」が「K」の位置に変更される。このため、キー相対データテーブル22cのキーコードKCは、メニュー42Bの「I」のキー操作により入力されるキーコード[0x030x18]が機能「RUN」に対応づけられる。同様にして、「J」のキーコード[0x030x19]が機能「Geometry」、「K」のキーコード[0x030x1a]が機能「Picture Plot」と対応づけられる。
一方、仮想キー情報VCについては、各機能のメニューにおける位置の変更に関係無く、各機能に対して、図5(A)と同じ機能追加前と同じ仮想キー情報VCが対応づけられている。
図10に示すメニュー42Bにおいて、新たに追加された機能「Distribution」を指定するキー操作がされた場合、「H」のキー41Hのキーコード[0x030x17]が入力され、表示部42には、図11に示すように、機能「Distribution」のための画面42Cが表示部42されて演算処理が実行される。また、前述したように、キーログ処理により、図9(C)に示すように、キーログデータ22bには、機能「Distribution」を指定するキー操作に応じて、キー相対データテーブル22cを参照して、キーコード[0x030x17]に対応する機能「Distribution」に固有の仮想キー情報[0x0f0x15]記録される。
このようにして、第1実施形態では、メニュー42Aに対して機能の追加(あるいは変更)によりメニューにおける機能の位置が変更された場合であっても、メニューにおいて機能を指定するキー操作により受信されたキーコードについては、機能に固有の仮想キー情報をキーログデータ22bとして記録することができる。これにより、ユーザは表示されたキーログを、機能の追加前でも追加後でも、現在の機能配置に沿った正しいキーログとして認識することができるようになる。
また、これにより、後述するキーコード再生処理において、メニュー42Aに対する機能の追加(あるいは変更)に関係なく、キーログを記録した時の同じ演算処理を再生できるようにできる。
次に、第1実施形態におけるキーログモジュール22a2によるキーログ再生処理について説明する。
CPU21は、記憶部22に記憶されたキーログデータ22bのうち再生対象とするキーログ(キーログファイル)がユーザ操作によって選択され、再生の実行が指示されると、再生対象とするキーログの再生状態に移行する。CPU21は、電卓エミュレータ画面において、キーログの内容(キーコード)を表示するファイル領域50を表示させる。
キーログ再生処理では、キーログモジュール22a2は、キーログからキーコードを順次読み出して、電卓モジュール22a1に送信する。電卓モジュール22a1は、キーログモジュール22a2から受信したキーコードに応じて、順次、ファイル領域50にキー操作されたキーのシンボルを表示させると共に、キー操作された場合と同様の処理を実行して演算内容を表示部42に表示することで、キーログに応じた演算の再生を実行する。
ここで、メニュー42Aに対して機能の追加がされる前に記録されたキーログデータ22bによるキーログ再生を想定する。
図12は、機能追加前の図9(A)に示すキーログデータ22bをもとにした、キーログ再生時の電卓エミュレータ画面D2の一例を示す図である。電卓エミュレータ画面D1には、エミュレータ画像40と共にファイル領域50が表示される。
図12に示すように、ファイル領域50には、図9(A)に示すキーログデータ22b(L1)の内容が表示される。
すなわち、図9(A)に示すキーログデータ22bは、機能(Run)のアイコンを指示するキー操作をした後、「2」「3」「+」「4」「5」をそれぞれ入力するためのキー操作をし、最後に演算実行を指示する「EXE」キー41EXEに対してキー操作されたことを示す。
従って、ファイル領域50には、機能(Run)を指示するキー操作に応じた(キー41Hを示す)「S-D」のシンボルLM1の後、「2」「3」「+」「4」「5」「EXE」の各キーに対応するシンボルが、キーコードに応じた演算の再生の実行に伴って順次表示される。
次に、メニュー42Aに対して機能の追加がされる前に記録された図9(A)に示すキーログデータ22bをもとに、機能追加後にキーログ再生を実行する場合について説明する。
図9(A)に示すように、キーログデータ22b(L1)は、機能(アプリケーション)に対応するキーコードとして、機能追加前のメニュー42Aの「H」の位置に設定された機能「RUN」を指示するキー操作を示すキーコード[0x030x17]L11が記録されている。
機能「Distribution」が追加された後では、図10に示すように、メニュー42Bの「H」の位置に機能「Distribution」が割り当てられている。従って、「H」の位置を指示するキー操作を示すキーコードをもとに演算処理を実行した場合、機能「RUN」ではなく機能「Distribution」の機能を実行することになる。
図13は、機能追加後の図9(A)に示すキーログデータ22bをもとにした、キーログ再生時の電卓エミュレータ画面D3の一例を示す図である図13に示すように、ファイル領域50には、図9(A)に示すキーログデータ22b(L1)の内容が表示される。すなわち、キーログの先頭のキーコード、すなわち機能(Run)を指示するキー操作に応じた(キー41Hを示す)「S-D」のシンボルLM1が表示される。
一方、キーログの記録時には、機能(Run)が実行されていたにも関わらず、キーログ再生時には、現在の機能追加後のメニュー42Bの機能「Distribution」が実行され、表示部42には、機能「Distribution」の演算内容とする画面が表示される。
図9(A)に示すキーログデータ22bには、機能(Run)のアイコンを指示するキー操作のキーコードに続いて、「2」「3」「+」「4」「5」「EXE」のキーコードが存在するが、機能「Distribution」の演算を実行した際のキーログでないため、キーコードに応じた正常な演算を再生できない。
次に、図9(B)に示す、キーログモジュール22a2によりキー相対データテーブル22cを参照してキーコードを仮想キー情報に変換した場合のキーログデータ22bによるキーログ再生について説明する。
キーログモジュール22a2は、キーログデータ22bからキーコードデータを読み出す(ステップB1)。キーログモジュール22a2は、キーコードデータが仮想キー情報である場合(ステップB2、Yes)、仮想キー情報をもとに、キー相対データテーブル22cを参照して、仮想キー情報に対応するキーコードを取得する。
例えば、図9(B)のキーログデータ22b(L2)から読み出された仮想キー情報[0x0f0x12]L21の場合、図5(B)に示すキー相対データテーブル22cを参照することで、[0x0f0x12]に対応するキーコード[0x0f0x18]を取得することができる。
キーログモジュール22a2は、仮想キー情報に対応するキーコード[0x0f0x18]を電卓モジュール22a1に送信する(ステップB4)。
これにより、電卓モジュール22a1は、「I」を示すキーコード[0x0f0x18]をもとに、機能追加後のメニュー42B(図10)の「I」の位置に割り当てられた機能(Run)423を実行することができる。
一方、キーログモジュール22a2は、キーログデータ22bから読み出したキーコードデータが仮想キー情報でない場合(ステップB2、No)、すなわちキーコードの場合には、そのまま電卓モジュール22a1に送信する。
キーログモジュール22a2は、キーログデータ22bの全てのキーコードデータの読出しが終了していなければ(ステップB5、No)、前述した処理を繰り返す(ステップB1~B4)。CPU21は、全てのキーコードデータの読出しが終了すると(ステップB6、Yes)、キーログ再生処理を終了する。
図14は、機能追加前の図9(B)に示すキーログデータ22b(L2)をもとにした、キーログ再生時の電卓エミュレータ画面D4の一例を示す図である。図14に示すように、ファイル領域50には、図9(B)に示すキーログデータ22b(L2)の内容が表示される。すなわち、先頭の機能「RUN」に対応する仮想キー情報[0x0f0x12]L21については、キー相対データテーブル22cを参照することで、「I」のキー41Iに対応するキーコード[0x030x18]が得られるため、機能「RUN」の機能が実行されると共に、「I」キー41Iに対応するシンボルLM2がファイル領域50に表示される。
以下、「2」「3」「+」「4」「5」「EXE」の各キー操作のキーコードに応じて演算が再生されて、表示部42にキーログの記録時と同様の演算内容とする画面が表示されると共に、各キーコードに対応するシンボルがファイル領域50に表示される。
ここで、機能追加後のメニュー42Bにおいて、「I」の位置に表示された機能(Run)423のアイコンを指示するキー操作をして、前述と同様にして「23+45」の加算を実行したものとする。この場合、図9(D)に示すような、キーログデータ22bが記録される。
すなわち、図9(D)に示す機能追加後のメニュー42Bにおいて実行された機能(Run)のキーログデータ22bと、図9(B)に示す機能追加前のメニュー42Aにおいて実行された機能(Run)のキーログデータ22bとが同じとなる。
このようにして、第1実施形態の電子機器20では、メニュー42Aに対してバージョンアップなどにより機能の配置あるいは機能数が変更されて、機能の位置が変更される場合であっても、記憶部22に記録済みのキーログデータ22bをメニューの変更前後で同様に扱い、正しいキーログデータを出力することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における動作について説明する。
第1実施形態では、キーログモジュール22a2において、キー操作が所定の条件を満たしている場合に、キー相対データテーブル22cを参照して、キーコードに対応する仮想キー情報を取得しているが、第2実施形態では、電卓モジュール22a1において、キーコードに対応する仮想キー情報を取得する。
この場合、電卓モジュール22a1は、第1実施形態において説明したキーログモジュール22a2と同様にして、入力部26から受信したキーコードに応じて、図6のステップA2~A4の処理を実行して、キーコードに代えて仮想キー情報をキーログモジュール22a2に送信する。キーログモジュール22a2は、電卓モジュール22a1から受信した仮想キー情報をキーログデータ22bに追加する。
また、キーログ再生処理時は、キーログモジュール22a2は、キーログデータ22bから読み出したキーコードデータ(キーコード、仮想キー情報)を電卓モジュール22a1に送信する。電卓モジュール22a1は、キーログモジュール22a2から受信したキーコードデータが仮想キー情報であった場合、図7に示すステップB3の処理を実行し、仮想キー情報に対応するキーコードを取得する。
これにより、電卓モジュール22a1は、仮想キー情報に対応するキーコードに応じた演算の再生をすることができる。
なお、前述した説明では、仮想キー情報をキー操作により入力されるキーコードと同じ形式のコードデータとしているが、機能(アプリケーション)の名称を表すテキストデータとすることができる。
例えば、機能「RUN」の実行を指示するためのキー操作がされた場合、電卓モジュール22a1は、機能「RUN」に対応するテキストデータ「RUN」をキーログモジュール22a2に送信する。キーログモジュール22a2は、機能「RUN」に対応するテキストデータ「RUN」を、キーログデータ22bとして記録する。
また、キーログ再生処理時には、キーログモジュール22a2は、キーログデータ22bのテキストデータを、そのまま電卓モジュール22a1に送信する。電卓モジュール22a1は、テキストデータに対応する機能「RUN」に対応するキーコードを取得して、前述と同様にして、キーコードに応じた演算の再生を実行する。
なお、機能に対応する仮想キー情報として、機能の名称を表すテキストデータを用いた場合、ファイル領域50に表示する機能に対応するシンボルは、キーコードを入力するためにキー操作されるキーのシンボルではなく、機能の名称を表すテキストデータに応じたシンボルとすることができる。
図15は、仮想キー情報として、機能の名称を表すテキストデータを用いた場合のキーログ再生時の電卓エミュレータ画面D5の一例を示す図である。図15に示すように、ファイル領域50には、機能「RUN」に対応するテキストデータ「RUN」に応じて、機能名を明示するシンボルLM3が表示されている。こうして、機能の名称をキーログとしてファイル領域50に表示することで、シンボルLM3を参照することで実行された機能を用意に認識することができる。
このようにして構成することで、第2実施形態の電子機器20は、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
また、実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明した機能と同様の処理を実現することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワーク(インターネット等)上を伝送させることができ、このネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ装置等)からプログラムデータを取り込み、前述した実施形態と同様の機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、
前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段と、
を備え、
前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶する、電子機器。
[2]
前記判別手段は、所定の条件として、前記キー操作が複数の機能を含むメニューから何れかの機能を指定するキー操作であるかを判別する、請求項1記載の電子機器。
[3]
複数の機能にそれぞれに対応する識別情報と、それぞれ異なる前記仮想キー情報とを対応づけたデータテーブルを前記記憶部に記憶し、
前記記憶制御手段は、前記特定手段によって特定された前記識別情報に対応する前記仮想キー情報を、前記データテーブルをもとに判別し、前記識別情報の代わりに前記仮想キー情報を前記記憶部に記憶する、請求項1または請求項2記載の電子機器。
[4]
前記データテーブルをもとに、前記記憶部に記憶された前記仮想キー情報に対応する前記識別情報を取得する取得手段をさらに有し、
前記取得手段により取得された前記識別情報が示す機能を実行する、請求項3記載の電子機器。
[5]
前記仮想キー情報は前記機能を示す名称である、請求項1~4の何れかに記載の電子機器。
[6]
前記特定手段を有し、キー操作されたキーの識別情報に応じて電卓の機能を仮想的に実行する電卓モジュールと、
前記記憶制御手段と前記判別手段を有し、前記電卓モジュールから前記識別情報を受信し、前記識別情報または前記仮想キー情報をキーログとして前記記憶部に記憶するキーログモジュールとを有する、請求項1~5の何れかに記載の電子機器。
[7]
前記特定手段と前記判別手段を有し、キー操作されたキーの識別情報に応じて電卓の機能を仮想的に実行し、前記識別情報または前記判別手段により前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記識別情報に対応する前記仮想キー情報を送信する電卓モジュールと、
前記記憶制御手段を有し、前記電卓モジュールから送信された前記識別情報または前記仮想キー情報をキーログとして前記記憶部に記憶するキーログモジュールとを有する、請求項1~5の何れかに記載の電子機器。
[8]
コンピュータを、
キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、
前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段として機能させ、
前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶するように機能させるためのプログラム。
20…PC(電子機器)、21…CPU、22…記憶部、22a…電卓エミュレータプログラム、22a1…電卓モジュール、22a2…キーログモジュール、22d…キーログデータ、22c…キー相対データテーブル22c、23…外部記録媒体、24…記録媒体読取部、26…入力部、27…表示部、25…通信部。

Claims (8)

  1. キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、
    前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段と、
    を備え、
    前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶する、電子機器。
  2. 前記判別手段は、所定の条件として、前記キー操作が複数の機能を含むメニューから何れかの機能を指定するキー操作であるかを判別する、請求項1記載の電子機器。
  3. 複数の機能にそれぞれに対応する識別情報と、それぞれ異なる前記仮想キー情報とを対応づけたデータテーブルを前記記憶部に記憶し、
    前記記憶制御手段は、前記特定手段によって特定された前記識別情報に対応する前記仮想キー情報を、前記データテーブルをもとに判別し、前記識別情報の代わりに前記仮想キー情報を前記記憶部に記憶する、請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. 前記データテーブルをもとに、前記記憶部に記憶された前記仮想キー情報に対応する前記識別情報を取得する取得手段をさらに有し、
    前記取得手段により取得された前記識別情報が示す機能を実行する、請求項3記載の電子機器。
  5. 前記仮想キー情報は前記機能を示す名称である、請求項1~4の何れかに記載の電子機器。
  6. 前記特定手段を有し、キー操作されたキーの識別情報に応じて電卓の機能を仮想的に実行する電卓モジュールと、
    前記記憶制御手段と前記判別手段を有し、前記電卓モジュールから前記識別情報を受信し、前記識別情報または前記仮想キー情報をキーログとして前記記憶部に記憶するキーログモジュールとを有する、請求項1~5の何れかに記載の電子機器。
  7. 前記特定手段と前記判別手段を有し、キー操作されたキーの識別情報に応じて電卓の機能を仮想的に実行し、前記識別情報または前記判別手段により前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記識別情報に対応する前記仮想キー情報を送信する電卓モジュールと、
    前記記憶制御手段を有し、前記電卓モジュールから送信された前記識別情報または前記仮想キー情報をキーログとして前記記憶部に記憶するキーログモジュールとを有する、請求項1~5の何れかに記載の電子機器。
  8. コンピュータを、
    キー操作されたキーの識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された識別情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、
    前記キー操作が所定の条件を満たしているか判別する判別手段として機能させ、
    前記記憶制御手段は、前記判別手段によって前記キー操作が所定の条件を満たしていると判別された場合に、前記特定手段によって特定された前記識別情報の代わりに、前記キー操作により指定された機能を示す仮想キー情報を前記記憶部に記憶するように機能させるためのプログラム。
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