JP7227873B2 - 故障通報装置、及び故障通報方法 - Google Patents

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Description

本発明は、故障通報装置、及び故障通報方法に関する。
近年、車両に故障等が検知された場合に、故障対応センター又は自宅に設置されたサーバ等へ故障が検知されたことを通報する車載通信装置等を備えた車両が普及しつつある。また、特許文献1には、車両の車載通信装置の代わりに、車両の乗員が所持するスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末を、故障情報を送信する送信機として用いる車両用情報通信システムが記載されている。
特開2017-216580号公報
しかし、例えば、車両のドア又はドアロック等が故障した場合のような車両のセキュリティに関わる故障情報が車両の外部に送信されると、故障情報が悪用されて車両が盗難等の対象となるおそれがある。
そこで、本発明は、車両のセキュリティを低下させることなく故障情報を送信することが可能な故障通報装置、及び故障通報方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る故障通報装置は、車両故障が発生したことを示す故障信号を取得する取得部と、車外のサーバと通信を行うための車外通信部と、携帯端末を識別可能な識別信号を受信する端末通信部と、車両を移動不能なロック状態、又は、車両を移動可能なアンロック状態とする制御部と、を有し、制御部は、取得部が故障信号を取得した場合に車外通信部に車両の故障に関する情報を送信させるとともに車両をロック状態とし、端末通信部が予め登録された識別信号をロック状態において受信した場合に車両をアンロック状態とすることを特徴とする。これにより、車両のセキュリティを低下させることなく故障情報を送信することが可能な故障通報装置が提供される。
上記の故障通報装置において、制御部は、車両をロック状態とするより前に携帯端末の位置情報の履歴に基づいて予め登録された携帯端末の識別信号を端末通信部が受信したときに、車両をアンロック状態とすることが好ましい。これにより、信頼できる携帯端末がアンロック端末として登録される。
上記の故障通報装置は、端末通信部が携帯端末から受信した携帯端末の位置情報の履歴が、車両の位置情報の履歴に所定距離以上追従している場合に、携帯端末をアンロック端末として登録する端末登録部を更に有することが好ましい。これにより、より信頼できる携帯端末がアンロック端末として登録される。
上記の故障通報装置において、端末登録部は、車両の移動方向が変化したときの車両の位置情報が、携帯端末の同時刻における位置情報と所定回数以上一致している場合に、携帯端末をアンロック端末として登録することが好ましい。これにより、更に信頼できる携帯端末がアンロック端末として登録される。
上記の故障通報装置において、制御部は、車両内に乗員が存在しておらず、かつ、車両の故障がセキュリティに関わるものである場合に、車両をロック状態とすることが好ましい。これにより、車両内に乗員が存在するとき、又は検知された故障がセキュリティに関わるものでない場合には車両はロック状態とされないため、乗員が車両をアンロック状態に戻す手間が省かれ、乗員の利便性が向上する。
本発明の一実施形態に係る故障通報方法は、プロセッサを有し、プロセッサは、車両故障が発生したことを示す故障信号を取得した場合に車両の故障に関する情報を送信するとともに車両を移動不能なロック状態とし、携帯端末から予め登録された識別信号をロック状態において受信した場合に車両を移動可能なアンロック状態とすることを特徴とする。これにより、車両のセキュリティを低下させることなく故障情報を送信することが可能な故障通報方法が提供される。
一実施形態に係る故障対応システム1の構成の一例を示した図である。 車両2に搭載された車載通信装置20のハードウェア構成を、車両2の他の車載装置とともに示したブロック図である。 車載通信装置20のメモリ210及びプロセッサ220の構成の一例を示したブロック図である。 車載通信装置20のプロセッサ220において実行される故障通報処理の一例を示したフローチャートである。 車載通信装置20のプロセッサ220において実行される車両アンロック処理の一例を示したフローチャートである。 携帯端末50をアンロック端末として登録する端末登録処理の一例を概略的に示した図である。 車載通信装置20のプロセッサ220において実行される端末登録処理の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、各図において同一、又は相当する機能を有するものは、同一符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
図1は、一実施形態に係る故障対応システム1の構成の一例を示した図である。故障対応システム1は、車両2に搭載された車載通信装置20と、故障対応センターに設置されたサーバ30を備える。車載通信装置20とサーバ30は、ネットワーク40を介して相互に通信可能に構成される。ネットワーク40としては、例えば、電話通信網、インターネット通信網、ITS(Intelligent Transport System:高度道路交通システム)用の通信網等、又はこれらの通信網を組み合わせたものが用いられる。
図1に示す車両2は、ドアロックが故障して、ドアが閉まらなくなっている。車載通信装置20は、このような車両2の故障に関する情報を検知した場合に、故障に関する通報を、ネットワーク40に接続された無線基地局41を介してサーバ30へ自動的に送信する。しかし、前述のとおり、このような車両2のセキュリティに関わる故障情報が車両2の外部に送信されると、故障情報が悪用されて車両2が盗難等の対象となるおそれがある。
そこで、車載通信装置20は、車両2の故障に関する情報をサーバ30へ通報するときに、車両2を移動不能なロック状態とする。これにより、車載通信装置20は、車両2のセキュリティを低下させることなく故障情報を送信することができる。
その後、車載通信装置20は、例えば、車両2の乗員が所持するアンロック端末として予め登録された携帯端末50が、端末通信装置22により検知されると、車両2を移動可能なアンロック状態とする。このアンロック端末は、例えば、車両2の乗員が所持する携帯端末50が、携帯端末50の位置情報の履歴等に基づいて信頼できると車載通信装置20により判定されたときに登録される。
サーバ30は、車載通信装置20から故障に関する通報を受信すると、車両2の乗員が所持する携帯端末50等に、車両2に故障が検知されたことを通知するメールを送信してもよい。この際、サーバ30は、車載通信装置20から受信した通報の内容に応じて、車両2の故障の修理を提案するメールを送信してもよい。或いは、サーバ30は、車載通信装置20から受信した通報の内容に応じて、故障対応センターに待機する技術者の所持する端末等に、車両2の故障に対応するよう指示を送信してもよい。サーバ30は、故障対応センターに設置される代わりに、車両2の乗員の自宅等に設置されてもよい。
図2は、車両2に搭載された車載通信装置20のハードウェア構成を、車両2の他の車載装置とともに示したブロック図である。車両2は、車内ネットワークを介して相互に接続された、車載通信装置20、測位センサ21、端末通信装置22、及び車両ロック装置23、及び故障検知センサ24等を有する。車内ネットワークは、例えば、CAN(Controller Area Network)規格に準拠した通信ネットワークとされる。
車載通信装置20は、故障通報装置の一例であり、例えば、図1に示したように無線基地局41を介してネットワーク40に接続され、サーバ30と通信可能に構成される。車載通信装置20は、例えば、TCU(Telematics Communication Unit)等とされる。車載通信装置20は、メモリ210、プロセッサ220、車外通信I/F(インターフェース)230、及び車内通信I/F240を有する。車載通信装置20には、後述する他の車載装置が有する機能の全部又は一部が統合されてもよい。
メモリ210は、HDD(Hard Disk Drive)、光記録媒体、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ、又はこれらを組み合わせた記憶媒体を有する。メモリ210は、車載通信装置20の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等を記憶する。例えば、メモリ210は、車両2をアンロック可能なアンロック端末として登録された携帯端末50の識別情報、及び、後述する端末登録処理のために使用される車両2の位置情報の履歴と携帯端末50の位置情報の履歴等を記憶する。コンピュータプログラムは、公知のセットアッププログラム等により、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体又は通信回線を介して、メモリ210に記憶されてもよい。
プロセッサ220は、一以上の演算回路及びその周辺回路を有し、メモリ210に記憶されたコンピュータプログラムを実行する。プロセッサ220は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成されてもよい。
車外通信I/F230は、プロセッサ220を、無線基地局41等を介してネットワーク40に接続するための通信I/F回路を有し、車載通信装置20がサーバ30と通信とすることを可能とする。車外通信I/F230は、無線基地局41と無線通信するための無線アンテナ等を有する。
車内通信I/F240は、プロセッサ220を、車内ネットワークに接続するための通信I/F回路を有し、車載通信装置20が車両2の他の車載装置と通信することを可能とする。車内ネットワーク用の通信プロトコルとしては、例えば、CAN規格に準拠した通信プロトコルが用いられる。
測位センサ21は、車両2の現在地を示す位置情報を取得して車載通信装置20に出力する。測位センサ21としては、車両2に設置されたカーナビゲーションシステムのGPS(Global Positioning System)、又はGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機等が用いられる。
端末通信装置22は、車載通信装置20が、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して、車両2の乗員が所持する携帯端末50と通信するための通信I/F回路を有する。端末通信装置22は、携帯端末50の識別信号、及び携帯端末50の位置情報又は位置情報の履歴等の情報を携帯端末50から受信し、車載通信装置20に出力する。識別信号とは、車載通信装置20が携帯端末50を識別可能とするための信号であり、具体的には携帯端末50の機器アドレスやデバイス名を用いる。携帯端末50は、端末通信装置22を介して携帯端末50の位置情報を車載通信装置20へ送信するために必要なアプリケーションプログラム等を有していてもよい。
車両ロック装置23は、車両2を移動不能なロック状態、又は、車両2を移動可能なアンロック状態とする。車両ロック装置23は、例えば、車両2のイグニッションが機能しないようにして車両2を移動不能とし、車両2のイグニッションが機能するようにして車両2を移動可能とすることで、それぞれロック状態、アンロック状態とすることができる。或いは、車両ロック装置23は、車両2のギアがエンジン又はモータの駆動力を車軸に伝達しないようにして車両2を移動不能とし、エンジン又はモータの駆動力を車軸に伝達するようにして車両2を移動可能とすることで、それぞれロック状態、アンロック状態とすることができる。
故障検知センサ24は、車両2の各部の故障を検知して、車両故障が発生したことを示す故障信号を車載通信装置20に出力する。故障検知センサ24は、車両2が標準的に備えるものが利用されてもよい。故障検知センサ24は、例えば、車両2のドアの故障、又はドアロックの故障を検知するドアセンサとされる。
図3は、車載通信装置20のメモリ210及びプロセッサ220の構成の一例を示したブロック図である。メモリ210は、取得プログラム211、車外通信プログラム212、端末通信プログラム213、制御プログラム214、及び端末登録プログラム215を、ソフトウェアモジュール又はファームウェア等として記憶する。プロセッサ220は、メモリ210に記憶された各プログラムを読み出して実行し、取得部221、車外通信部222、端末通信部223、制御部224、及び端末登録部225として機能する。
図4は、車載通信装置20のプロセッサ220において実行される故障通報処理の一例を示したフローチャートである。プロセッサ220の取得部221、車外通信部222、及び制御部224は、以下のフローチャートに従って故障通報処理を実行する。
制御部224は、車両2に故障が検知されたか否かを判定する(ステップS101)。制御部224は、車両故障が発生したことを示す故障信号を、取得部221によって故障検知センサ24から取得して、車両2に故障が検知されたか否かを検知することができる。車両2に故障が検知されない場合(ステップS101でNo)、制御部224は処理を終了する。
一方、車両2に故障が検知された場合(ステップS101でYes)、制御部224は、車両2の故障に関する情報を生成する。また制御部224は、生成した車両2の故障に関する情報を、車外通信部222に車外通信I/F230を介してサーバ30へ送信させる(ステップS102)。車両2の故障に関する情報とは、具体的には故障内容を示す情報である。車両2の故障に関する情報には、その他、故障が発生した日付や時刻、場所を含めてもよい。
次に、制御部224は、車両内に乗員が存在するか否かを判定する(ステップS103)。制御部224は、例えば、車両2に搭載された不図示の車内カメラ、又は着座センサ等を用いて、車両内に乗員が存在するか否かを検知することができる。車両内に乗員が存在する場合(ステップS103でYes)。制御部224は処理を終了する。これにより、車両内に乗員が存在するときには車両2はロック状態とされないため、乗員が車両2をアンロック状態に戻す手間が省かれ、乗員の利便性が向上する。
一方、車両内に乗員が存在しない場合(ステップS103でNo)、制御部224は、検知された故障がセキュリティに関わるものであるか否かを判定する(ステップS104)。制御部224は、検知された故障が悪用されて車両2が盗難等の対象となるおそれがある場合に、該故障はセキュリティに関するものであると判定する。例えば、制御部224は、検知された故障が車両2のドア又はドアロック等の故障である場合に、セキュリティに関わるものであると判定することができる。検知された故障がセキュリティに関わるものでない場合(ステップS104でNo)、制御部224は処理を終了する。これにより、検知された故障がセキュリティに関わるものでない場合には車両2はロック状態とされないため、乗員が車両2をアンロック状態に戻す手間が省かれ、乗員の利便性が向上する。
一方、検知された故障が、セキュリティに関わるものである場合(ステップS104でYes)、制御部224は、車両ロック装置23を制御して、車両2を移動不能なロック状態とする(ステップS105)。
図5は、車載通信装置20のプロセッサ220において実行される車両アンロック処理の一例を示したフローチャートである。プロセッサ220の端末通信部223、及び制御部224は、以下のフローチャートに従って車両アンロック処理を実行する。
端末通信部223は、端末通信装置22によってアンロック端末を検知したか否かを判定する(ステップS201)。端末通信部223は、例えば、車両2をロックするより前にアンロック端末として予め登録された携帯端末50から端末通信装置22を介して識別信号を受信したときに、アンロック端末を検知したと判定することができる。アンロック端末が検知されない場合(ステップS201でNo)、制御部224は処理を終了する。
一方、アンロック端末が検知された場合(ステップS201でYes)、制御部224は、車両ロック装置23を制御して、車両2を移動可能なアンロック状態とする(ステップS202)。これにより、アンロック端末を所持する車両2の乗員は、車両2をアンロック状態とすることができる。
図6(a)~図6(c)は、携帯端末50をアンロック端末として登録する端末登録処理の一例を概略的に示した図である。携帯端末50は、例えば、車両2の乗員が所持する携帯電話及びスマートフォン等とされる。
時刻t1において、運転手が駐車場の位置(x1、y1)に駐車する車両2に乗車すると、車載通信装置20は、運転手が所持する携帯端末50から、携帯端末50の識別信号とともに携帯端末50の位置(x1、y1)の情報を受信する。また、車載通信装置20は、車両2の測位センサ21により車両2の位置(x1、y1)の情報を取得する。
運転手が車両2の運転を開始すると、車載通信装置20は、携帯端末50から携帯端末50の位置情報を一定の制御周期ごとに受信するとともに、車両2の測位センサ21により車両2の位置情報を一定の制御周期ごとに取得する。
その後、車両2の運転手は、時刻t2において、道路の交差点の位置(x2、y2)において車両2を右折させる。そして、車両2の運転手は、時刻t3において、道路の交差点の位置(x3、y3)において車両2を左折させる。
この結果、車載通信装置20が測位センサ21により取得した車両2の位置情報の履歴は、図6(b)に示すような軌跡を描く。他方、車載通信装置20が携帯端末50から受信した携帯端末50の位置情報の履歴は、図6(c)に示すような軌跡を描く。
よって、車載通信装置20は、携帯端末50の位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に所定距離以上追従している場合に、携帯端末50が車両2の乗員の所有物である可能性が高いと判定することができる。この所定距離は、例えば50kmとすることができるが、これに限定されず最適な値が適宜設定されてよい。或いは、車載通信装置20は、携帯端末50の位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に所定時間以上追従している場合に、携帯端末50が車両2の乗員の所有物である可能性が高いと判定してもよい。この所定時間は、例えば1時間とすることができるが、これに限定されず最適な値が適宜設定されてよい。
そして、車載通信装置20は、位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に追従していると判定された携帯端末50を、車両2をアンロック可能なアンロック端末として登録する。これにより、信頼できる携帯端末50がアンロック端末として登録される。
更に、車載通信装置20は、車両2の移動方向が変化したときの車両2の位置情報が、図6(b)、図6(c)に示したように、携帯端末50の同時刻における位置情報と所定回数以上一致している場合に、携帯端末50をアンロック端末として登録してもよい。所定回数は、例えば10回とすることができるが、これに限定されず、例えば、図6(b)、図6(c)に示したように2回以上であればよい。これにより、車両2と並走する他車両の乗員の所持する携帯端末50が偶然アンロック端末として登録されてしまうことが防止されるため、より信頼できる携帯端末50がアンロック端末として登録される。更に、車載通信装置20は、アンロック端末として登録可能な携帯端末50の種類等を予め制限するようにしてもよい。
図7は、車載通信装置20のプロセッサ220において実行される端末登録処理の一例を示したフローチャートである。プロセッサ220の端末通信部223、及び端末登録部225は、以下のフローチャートに従って端末登録処理を実行する。
端末通信部223は、携帯端末50を検知したか否かを判定する(ステップS301)。端末通信部223は、例えば、端末通信装置22を介して携帯端末50から識別信号を受信したときに、携帯端末50を検知したと判定することができる。端末通信部223は、携帯端末50を検知するまで、ステップS301を繰り返す。
携帯端末50を検知すると(ステップS301でYes)、端末登録部225は、携帯端末50から受信した識別番号が登録済みであるか否かを判定する(ステップS302)。携帯端末50から受信した識別番号が登録済みである場合(ステップS302でYes)、端末登録部225は処理を終了する。
一方、携帯端末50から受信した識別番号が登録済みでない場合(ステップS302でNo)、端末通信部223は、携帯端末50から端末通信装置22を介して携帯端末50の位置情報を受信する(ステップS303)。
また、端末登録部225は、車両2の測位センサ21により車両2の位置情報を取得する(ステップS304)。
端末登録部225は、携帯端末50から受信した位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に所定距離以上追従しているか否かを判定する(ステップS305)。端末登録部225は、携帯端末50の位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に所定距離以上追従するまで、一定の制御周期ごとに、ステップS301~ステップS305を繰り返す。なお、端末登録部225は、一定の制御周期ごとに携帯端末50から携帯端末50の位置情報を受信する代わりに、携帯端末50から携帯端末50の位置情報の履歴をまとめて受信してもよい。
携帯端末50の位置情報の履歴が、車両2の位置情報の履歴に所定距離以上追従すると、端末登録部225は、携帯端末50をアンロック端末として登録する(ステップS306)。
以上のように、本実施形態の故障通報装置は、車両故障が発生したことを示す故障信号を取得する取得部と、車外のサーバと通信を行うための車外通信部と、携帯端末を識別可能な識別信号を受信する端末通信部と、車両を移動不能なロック状態、又は、車両を移動可能なアンロック状態とする制御部と、を有し、制御部は、取得部が故障信号を取得した場合に車外通信部に車両の故障に関する情報を送信させるとともに車両をロック状態とし、端末通信部が予め登録された識別信号をロック状態において受信した場合に車両をアンロック状態とすることを特徴とする。これにより、車両のセキュリティを低下させることなく故障情報を送信することが可能な故障通報装置、及び故障通報方法が提供される。
上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 故障対応システム
2 車両
20 車載通信装置(故障通報装置)
21 測位センサ
22 端末通信装置
23 車両ロック装置
24 故障検知センサ
30 サーバ
40 ネットワーク
41 無線基地局
50 携帯端末
210 メモリ
211 取得プログラム
212 車外通信プログラム
213 端末通信プログラム
214 制御プログラム
215 端末登録プログラム
220 プロセッサ
221 取得部
222 車外通信部
223 端末通信部
224 制御部
225 端末登録部
230 車外通信I/F
240 車内通信I/F

Claims (6)

  1. 車両故障が発生したことを示す故障信号を取得する取得部と、
    車外のサーバと通信を行うための車外通信部と、
    携帯端末を識別可能な識別信号を受信する端末通信部と、
    車両を移動不能なロック状態、又は、車両を移動可能なアンロック状態とする制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記取得部が前記故障信号を取得した場合に前記車外通信部に車両の故障に関する情報を送信させるとともに車両を前記ロック状態とし、前記端末通信部が予め登録された前記識別信号を前記ロック状態において受信した場合に車両を前記アンロック状態とする、
    ことを特徴とする故障通報装置。
  2. 前記制御部は、車両を前記ロック状態とするより前に前記携帯端末の位置情報の履歴に基づいて予め登録された前記携帯端末の前記識別信号を前記端末通信部が受信したときに、車両を前記アンロック状態とする、
    請求項1に記載の故障通報装置。
  3. 前記端末通信部が前記携帯端末から受信した前記携帯端末の位置情報の履歴が、車両の位置情報の履歴に所定距離以上追従している場合に、前記携帯端末をアンロック端末として登録する端末登録部を更に有する、
    請求項2に記載の故障通報装置。
  4. 前記端末登録部は、車両の移動方向が変化したときの車両の位置情報が、前記携帯端末の同時刻における位置情報と所定回数以上一致している場合に、前記携帯端末をアンロック端末として登録する、
    請求項3に記載の故障通報装置。
  5. 前記制御部は、車両内に乗員が存在しておらず、かつ、車両の故障がセキュリティに関わるものである場合に、車両を前記ロック状態とする、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の故障通報装置。
  6. プロセッサを有し、プロセッサは、
    車両故障が発生したことを示す故障信号を取得した場合に車両の故障に関する情報を送信するとともに車両を移動不能なロック状態とし、携帯端末から予め登録された識別信号を前記ロック状態において受信した場合に車両を移動可能なアンロック状態とする、
    ことを特徴とする故障通報方法。
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