JP7226237B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動機能を備えた映像表示装置に関する。
特許文献1は、映像配信サーバからエクササイズ映像を送信し、エクササイズの立体映像を再生する立体映像ディスプレイを備えたエクササイズ映像送信装置を開示する。立体映像ディスプレイは、複数方向から見た被写体像のそれぞれを投影するための複数のプロジェクタと、プロジェクタからの光を映し出す投影媒体とから構成される。
特開2009-50432号公報
通常、映像表示装置は所定の位置に配置されて、動くことはない。本発明者は、映像表示装置に移動機能を搭載することで、新しいエンターテイメントを創出する可能性に注目した。たとえばコンサート会場のステージ上で、アーティストや3Dキャラクタの映像を表示した映像表示装置が動き回ることで、新たな形態のパフォーマンスを実現できる可能性がある。このとき観客に対して、映像をできるだけ違和感のないように表示することで、映像表示装置によるライブパフォーマンスを向上できることが期待される。
そこで本発明の目的は、移動機能を備えた映像表示装置における効果的な映像表示を制御する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の映像表示装置は、移動機能を有する走行機構と、走行機構に支持され、前面ディスプレイ、後面ディスプレイ、右側面ディスプレイ、左側面ディスプレイを有する本体部と、前面ディスプレイ、後面ディスプレイ、右側面ディスプレイ、左側面ディスプレイのそれぞれの映像表示を制御する表示制御部とを備える。前面ディスプレイおよび後面ディスプレイの幅は、右側面ディスプレイおよび左側面ディスプレイの幅と異なり、本体部が鉛直方向の軸線回りに回転する際に、表示制御部は、相対的に幅の狭いディスプレイの映像表示を停止する。
本発明によれば、移動機能を備えた映像表示装置における効果的な映像表示を実現できる。
実施例の搬送ロボットの斜視図である。 起立した姿勢にある搬送ロボットの斜視図である。 荷物を積んだ搬送ロボットの斜視図である。 走行機構に対する本体部の相対運動を説明するための図である。 搬送ロボットの構造について説明するための図である。 搬送ロボットを映像表示装置として利用する態様を示す図である。 搬送ロボットの機能ブロックを示す図である。 各ディスプレイに表示されるキャラクタの画像を示す。
実施例において、移動機能を備えた映像表示装置は、図1~図5に示す搬送ロボット10の枠体40に、ディスプレイを装着することで実現される。そこで最初に搬送ロボット10の基本的な構造および機能について説明する。
図1(a)および図1(b)は、実施例の搬送ロボット10の斜視図を示す。搬送ロボット10の高さは、例えば1~1.5メートル程度であってよい。搬送ロボット10は、自律走行機能を有する走行機構12と、走行機構12に支持されて、荷物等の物体を載せるための本体部14とを備える。走行機構12は、第1車輪体22および第2車輪体24を備え、第1車輪体22は、一対の前輪20aおよび一対の中輪20bを有し、第2車輪体24は、一対の後輪20cを備える。図1(a)および図1(b)には、前輪20a、中輪20b、後輪20cが、直線状に並んでいる状態を示す。
本体部14は、矩形に形成された枠体40を有し、枠体40の内側は、荷物等の物体を載せる収容空間を構成する。枠体40は、一対の右側壁18a、左側壁18bと、一対の側壁を下側で繋ぐ底板18c、および一対の側壁を上側で繋ぐ上板18dを有して構成される。右側壁18aおよび左側壁18bの内面には、対向する一対の突条部(リブ)56a、56b、56c(以下、特に区別しない場合には「突条部56」と呼ぶ)が設けられる。本体部14は走行機構12に相対運動可能に連結される。実施例の搬送ロボット10は、荷物を積んで、設定された目的地まで自律走行し、目的地に待機しているユーザに荷物を届ける宅配機能を有する。以下、本体部14の向きに関し、本体部14が走行機構12に対して直立した状態で枠体40の開口に垂直な方向を「前後方向」、一対の側壁を垂直に貫く方向を「左右方向」と呼ぶ。
図2(a)および図2(b)は、起立した姿勢の搬送ロボット10の斜視図を示す。走行機構12における前輪20aおよび後輪20cが互いに接近し、第1車輪体22および第2車輪体24が接地面に対して互いに傾斜することで、搬送ロボット10は起立姿勢をとる。たとえば搬送ロボット10が目的地に到達し、目的地にいるユーザの前で起立姿勢をとることで、ユーザは本体部14に載せられた自分宛の荷物を取りやすくなる。
図3は、荷物を積んで起立姿勢にある搬送ロボット10の斜視図を示す。図3には、本体部14に、第1荷物16a、第2荷物16bおよび第3荷物16cが積まれている様子が示される。第1荷物16a、第2荷物16bおよび第3荷物16cは、右側壁18aおよび左側壁18bの内面に形成された突条部56に載置または係合することで、本体部14に載せられる。
図3に示す第1荷物16a、第2荷物16bおよび第3荷物16cは箱形状であるが、本体部14に載せられる物体は箱形状に限らない。たとえば一対の突条部56に、物体を収納するための容器が載置されて、物体は容器に入れられるようにしてもよい。また枠体40の上板18dの内面にフックが設けられ、物体を取っ手付きの袋に入れた上で、袋の取っ手がフックに掛けられて、袋が吊されてもよい。
なお枠体40の内側の収容空間には、荷物以外に、様々な物が収容可能である。たとえば枠体40に冷蔵庫を収容することで、搬送ロボット10は、動く冷蔵庫として機能できる。また枠体40に商品を搭載した商品棚を収容することで、搬送ロボット10は、動く店舗として機能できる。
実施例の搬送ロボット10は、枠体40の開口部を塞ぐように開口部の前面および後面にディスプレイを配設されて、移動機能を備えた映像表示装置として機能する。後述するように搬送ロボット10は、右側壁18aおよび左側壁18bの外面にディスプレイを設けられており、したがって搬送ロボット10は、前後左右の4面にディスプレイを備えた映像表示装置として動作する。映像表示装置としての動作については、図7および図8を用いて説明する。
図4(a)および図4(b)は、走行機構12に対する本体部14の相対運動を説明するための図である。
図4(a)は、枠体40の側壁を鉛直方向に対して傾斜させた状態を示す。枠体40は走行機構12に対して、左右方向に延在する連結軸により相対回転可能に支持され、前後方向のいずれにも傾斜できる。前後方向の傾斜運動を交互に繰り返すことで、枠体40は、前後方向の揺動運動を可能とする。
図4(b)は、枠体40が鉛直方向の軸回りに略90度回転した状態を示す。枠体40は走行機構12に対して、垂直方向に延在する連結軸により相対回転可能に支持され、その連結軸回りに枠体40と走行機構12とが相対回転することで、図4(b)に示すように枠体40が回転する。枠体40は、360度回転可能であってよい。
図5(a)および図5(b)は、搬送ロボット10の構造について説明するための図である。図5(a)は、走行機構12の構造を示し、図5(b)は、主に本体部14の構造を示す。実際には走行機構12および本体部14に、電源部および制御部が設けられるが、図5(a)および図5(b)では省略している。
図5(a)に示すように、走行機構12は、前輪20a、中輪20b、後輪20c、第1車輪体22、第2車輪体24、軸体26、連結ギヤ28、起立アクチュエータ30、軸体支持部32、オブジェクト検出センサ34、前輪モータ36および後輪モータ38を有する。
第1車輪体22は、一対のサイドメンバ22aと、一対のサイドメンバ22aを連結して車幅方向に延在するクロスメンバ22bとを有する。一対のサイドメンバ22aは、クロスメンバ22bの両端から垂直な方向に延びるように設けられる。一対の前輪20aは、一対のサイドメンバ22aの前端の位置にそれぞれ設けられ、一対の中輪20bは、クロスメンバ22bの両端側の位置にそれぞれ設けられる。一対の前輪20aには、車輪軸を回転させる前輪モータ36がそれぞれ設けられる。
第2車輪体24は、車幅方向に延在するクロスメンバ24aと、クロスメンバ24aの中央位置から垂直方向に延在する連結メンバ24bとを有する。連結メンバ24bは、第1車輪体22のクロスメンバ22bに挿入され、第1車輪体22に相対回転可能に連結する。クロスメンバ24aの両端側に後輪20cがそれぞれ設けられる。
一対の後輪20cには、車輪軸を回転させる後輪モータ38がそれぞれ設けられる。一対の前輪20aおよび一対の後輪20cは各モータにより独立して回転することができ、走行機構12は左右輪の回転量の差によって左右に曲がることが可能である。
クロスメンバ22bの内部には車幅方向に延在する軸体26と、軸体26の両端部を支持する軸体支持部32とが設けられる。第2車輪体24の連結メンバ24bは、連結ギヤ28によって軸体26に対して回転可能に連結する。起立アクチュエータ30は、連結メンバ24bを軸体26の軸回りに回転させることができる。第1車輪体22および第2車輪体24は、起立アクチュエータ30の駆動によって相対回転して、図2(a)および図2(b)に示す起立姿勢をとることができ、起立姿勢から図1(a)および図1(b)に示す水平姿勢に戻ることができる。
走行機構12は、道路の段差などを走行可能なロッカーボギー構造で構成される。第1車輪体22および第2車輪体24を連結する軸体26は、中輪20bの車輪軸からずれて位置し、車幅に垂直な方向において前輪20aの車輪軸および中輪20bの車輪軸の間に位置する。これにより第1車輪体22と第2車輪体24は軸体26を支点として、走行中の路面形状に合わせて折れ曲がることができる。
オブジェクト検出センサ34は、第1車輪体22に設けられ、進行方向の物体を検出する。オブジェクト検出センサ34は、ミリ波レーダ、赤外線レーザ、音波センサなどであってよく、またはそれらの組合せであってよい。オブジェクト検出センサ34は、後方または横方向の物体を検出するため、第1車輪体22の前部のみならず、第1車輪体22および第2車輪体24の様々な位置に設けられてよい。
図5(b)に示すように、搬送ロボット10は、枠体40、連結軸42、外周歯部43、回転アクチュエータ44、連結軸45、傾斜アクチュエータ46、第1カメラ50a、第2カメラ50b、通信部52を備える。枠体40には、右側面ディスプレイ48a、左側面ディスプレイ48b、上面ディスプレイ48c(以下、特に区別しない場合は「ディスプレイ48」と呼ぶ)、フック54、一対の第1突条部56a、一対の第2突条部56b、一対の第3突条部56cが設けられる。なお説明の便宜上、図5(b)には、連結軸42、外周歯部43、回転アクチュエータ44、連結軸45、傾斜アクチュエータ46を簡略化して一体に示しているが、連結軸42、外周歯部43および回転アクチュエータ44と、連結軸45および傾斜アクチュエータ46とは別体として設けられてよい。
突条部56は、荷物等を載置するために、右側壁18a、左側壁18bの内面から突出して設けられる。枠体40の上板18dの内面には、荷物を吊すためのフック54が形成される。フック54は、枠体40の上板内面から常時表出してよいが、上板内面内に収容可能に設けられて、必要なときに取り出せるようにしてよい。
右側面ディスプレイ48aは右側壁18aの外面に設けられ、左側面ディスプレイ48bは左側壁18bの外面に設けられ、上面ディスプレイ48cは上板18dの外面に設けられる。底板18cおよび上板18dには、第1カメラ50aおよび第2カメラ50b(これらを区別しない場合「カメラ50」という)がそれぞれ設けられる。なお搬送ロボット10は、第1カメラ50a、第2カメラ50b以外にもカメラを搭載して、周囲の状況を監視できることが好ましい。カメラ50は、枠体40の収容空間を撮影する位置に設けられてもよい。上板18dには、さらに通信部52が設けられ、通信部52は無線通信ネットワークを介して、外部のサーバ装置と通信可能である。
底板18cは、連結軸42の外周歯部43に、回転アクチュエータ44側のギヤ(図示せず)を介して回転可能に取り付けられ、連結軸42により第1車輪体22に連結される。回転アクチュエータ44は、外周歯部43とギヤとを相対回転させることで、枠体40を連結軸42に対して軸回りに回転させる。回転アクチュエータ44により、図4(b)に示すように、枠体40を回転させることが可能となる。
傾斜アクチュエータ46は、連結軸45を回転して、連結軸42を鉛直方向に対して傾斜させる。左右方向に延在する連結軸45は、連結軸42の下端部に一体として設けられ、傾斜アクチュエータ46が連結軸45を回転することで、連結軸42の傾斜運動を実現する。傾斜アクチュエータ46は、連結軸42を傾斜することで、図4(a)に示すように、枠体40を前後方向に傾斜させることが可能となる。
図6は、搬送ロボット10を、移動機能を備えた映像表示装置10aとして利用する態様を示す。図6(a)は、枠体40の開口部の前面に前面ディスプレイ48dを配設した状態を示し、図6(b)は、枠体40の開口部の後面に後面ディスプレイ48eを配設した状態を示す。開口部に前面ディスプレイ48d、後面ディスプレイ48eを配設することで、本体部14は、前後左右の4面に前面ディスプレイ48d、後面ディスプレイ48e、左側面ディスプレイ48b、右側面ディスプレイ48aを備え、上面に上面ディスプレイ48cを備えることになる。
図7は、映像表示装置10aとして動作する搬送ロボット10の機能ブロックを示す。搬送ロボット10は、制御部100、受付部102、通信部52、GPS(Global Positioning System)受信機104、センサデータ処理部106、マップ保持部108、アクチュエータ機構110、ディスプレイ48、前輪モータ36および後輪モータ38を備える。制御部100は、走行制御部120、運動制御部122、表示制御部124および情報処理部126を有し、アクチュエータ機構110は、起立アクチュエータ30、回転アクチュエータ44、傾斜アクチュエータ46を含む。通信部52は無線通信機能を有して、他の搬送ロボット10の通信部と車車間通信でき、またユーザのスマートフォンなどの携帯端末装置から送信される情報を受信できる。GPS受信機104は衛星からの信号にもとづいて現在位置を検出する。
図7において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
マップ保持部108は、道路位置を示すマップ情報を保持する。マップ保持部108は、道路位置に限らず、たとえば商業施設などの複数階の建物における各階の通路位置を示すマップ情報を保持してもよい。
搬送ロボット10は、複数の行動モードを有し、設定された行動モードで行動する。複数の行動モードのうち、基本的な行動モードは、目的地まで自律走行して、目的地に待機しているユーザに荷物を届ける行動モードである。以下、搬送ロボット10の基本行動モードについて説明する。
<搬送ロボット10の基本行動>
搬送ロボット10は集荷場に待機しており、集荷場のスタッフにより配達先を入力されると、入力された配達先まで自律走行する。走行ルートは、搬送ロボット10が決定してもよいが、外部のサーバ装置によって設定されてもよい。配達先の入力は、所定の無線入力ツールによって行われ、スタッフが無線入力ツールから配達先を入力すると、通信部52が配達先を受信して、走行制御部120に通知する。無線入力ツールは、専用のリモートコントローラであってよいが、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンであってもよい。
搬送ロボット10は、配達先を入力するためのインタフェースを備え、スタッフは、当該インタフェースから配達先を入力してもよい。たとえばディスプレイ48がタッチパネルとして構成されている場合、表示制御部124は、ディスプレイ48に配達先入力画面を表示し、スタッフが配達先入力画面から配達先を入力してもよい。受付部102がタッチパネルのタッチ操作を受け付けると、情報処理部126が、タッチ位置から配達先を特定して、走行制御部120に通知する。集荷場のスタッフが、荷物を枠体40に載せて配達先を入力した後、配達開始を搬送ロボット10に指示すると、走行制御部120は、設定された配達先までの自律走行を開始する。スタッフは複数の配達先を設定して、枠体40の収容空間に配達先ごとの荷物を載せてよい。
枠体40には載せられた荷物を枠体40にロック(固定)するための機構が備えられる。搬送ロボット10の走行中は、荷物がロック機構により枠体40に固定されることで、走行中に落下せず、また受取人でない第三者に抜き取られないようにされる。
走行制御部120は、マップ保持部108に保持されたマップ情報と、GPS受信機104から供給される現在位置情報とを用いて、設定された走行ルートを走行するように走行機構12を制御する。具体的に走行制御部120は、前輪モータ36および後輪モータ38を駆動して、搬送ロボット10を目的地まで走行させる。
センサデータ処理部106は、オブジェクト検出センサ34による検出データおよびカメラ50による撮影画像をもとに、搬送ロボット10の周囲に存在するオブジェクトに関する情報を取得し、走行制御部120に提供する。対象となるオブジェクトは、構造物や側溝などの走行に障害となる静的なオブジェクトと、人や他の搬送ロボット10などの移動可能なオブジェクト(移動オブジェクト)を含む。走行制御部120は、他のオブジェクトとの衝突を回避するように進行方向および走行速度を決定し、前輪モータ36および後輪モータ38を駆動制御する。
搬送ロボット10が、受取人であるユーザのいる目的地に到達すると、走行制御部120はモータ駆動を停止する。ユーザは、自分宛の荷物のロックを解除するためのパスコードを外部のサーバ装置から事前に取得している。ユーザは、スマートフォンなどの携帯端末装置を用いてパスコードを搬送ロボット10に送信すると、通信部52がロック解除用のパスコードを受信し、情報処理部126が荷物のロックを解除する。このとき運動制御部122は起立アクチュエータ30を駆動して、搬送ロボット10に起立姿勢をとらせる。これによりユーザは、荷物を受け取り可能であることを認識し、また本体部14に載せられた自分宛の荷物を取りやすくなる。荷物がユーザにより受け取られると、走行制御部120は、次の目的地まで自律走行する。
以上、搬送ロボット10の基本行動モードを示したが、搬送ロボット10は、他の行動モードによる行動も可能とする。搬送ロボット10の行動モードは様々存在してよく、各行動モードを実現するためのプログラムがプリインストールされていてよい。搬送ロボット10を利用するユーザは、利用前に、所望の行動モードを搬送ロボット10に設定することで、搬送ロボット10は、設定された行動モードで行動する。以下、搬送ロボット10が、右側面ディスプレイ48a、左側面ディスプレイ48b、上面ディスプレイ48c、前面ディスプレイ48d、後面ディスプレイ48eを搭載して、映像表示装置10aとして動作する「移動型表示装置モード」について説明する。
<移動型表示装置モード>
映像表示装置10aは、移動機能を有する走行機構12を備えることで、移動型の表示装置として動作できる。たとえば映像表示装置10aは、実在するアーティストの映像や3Dキャラクタの映像をディスプレイ48に表示して、コンサート会場などのステージ上を動き回ってよい。複数の映像表示装置10aが様々なアーティストや3Dキャラクタの映像を表示することで、従来にないエンターテイメントを創出することが可能となる。
このエンターテイメントにおいて、表示制御部124は、前面ディスプレイ48d、後面ディスプレイ48e、右側面ディスプレイ48a、左側面ディスプレイ48bのそれぞれの映像表示を制御する。表示制御部124は、さらに上面ディスプレイ48cの映像表示を制御してもよい。
図8は、各ディスプレイに表示されるキャラクタの画像を示す。
図8(a)は、左側面ディスプレイ48bに表示されるキャラクタの左側面を示す。
図8(b)は、前面ディスプレイ48dに表示されるキャラクタの正面を示す。
図8(c)は、右側面ディスプレイ48aに表示されるキャラクタの右側面を示す。
図8(d)は、後面ディスプレイ48eに表示されるキャラクタの背面を示す。
このように表示制御部124は、前後左右の4面ディスプレイに、異なる方向から見たキャラクタ像を表示する。
具体的に表示制御部124は、前面ディスプレイ48dにキャラクタの正面視の画像を、後面ディスプレイ48eにキャラクタの背面視の画像を、右側面ディスプレイ48aにキャラクタの右側面視の画像を、左側面ディスプレイ48bにキャラクタの左側面視の画像を、それぞれ表示するように制御する。つまり表示制御部124は、複数のディスプレイ48に、それぞれのディスプレイ48の位置に応じた視点から見たときのキャラクタ画像を表示する。そのためユーザは、映像表示装置10aに対して、どの位置にいても、実際にいる位置に応じたキャラクタ画像を見ることができる。
実施例の映像表示装置10aにおいて、前面ディスプレイ48dと後面ディスプレイ48eは実質的に同じ大きさであり、右側面ディスプレイ48aと左側面ディスプレイ48bは実質的に同じ大きさである。また前面ディスプレイ48dおよび後面ディスプレイ48eの幅W1と、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの幅W2は異なっている。図8に示すように、前面ディスプレイ48dおよび後面ディスプレイ48eの幅W1は、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの幅W2よりも広く、たとえば幅W1は、幅W2の3倍以上であってよい。
実施例の映像表示装置10aでは、左側面ディスプレイ48b、前面ディスプレイ48d、右側面ディスプレイ48a、後面ディスプレイ48eが、互いに垂直な角度をもって枠体40に配設されている。ユーザが、いずれか一つのディスプレイ48に対向した位置にいれば、ユーザは当該ディスプレイ48に表示された画像のみを見るが、一つのディスプレイ48に対向した位置から外れていると、隣接する2つのディスプレイ48の表示画像を見ることになる。
このとき、前面ディスプレイ48dおよび後面ディスプレイ48eの幅W1が右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの幅W2よりも十分に広いために、ユーザの見え方としては、幅広の前面ディスプレイ48dまたは後面ディスプレイ48eの表示画像が支配的となることが多い。そのため幅狭の右側面ディスプレイ48aまたは左側面ディスプレイ48bの表示画像が見えたとしても、その表示幅が狭いために、ユーザは小さい表示画像を気にせず、大きな表示画像に注目できる。
ユーザの位置が、右側面ディスプレイ48aまたは左側面ディスプレイ48bに対してほぼ正対しているが、正対位置からは僅かにずれている場合、右側面ディスプレイ48aまたは左側面ディスプレイ48bの横で、前面ディスプレイ48dまたは後面ディスプレイ48eの表示画像が僅かに見えることがある。しかしながら、この場合は、ユーザの見え方としては、ほぼ正対している右側面ディスプレイ48aまたは左側面ディスプレイ48bの表示画像が支配的となり、ユーザは、僅かに見える前面ディスプレイ48dまたは後面ディスプレイ48eの表示画像を気にせず、側面ディスプレイの表示画像に注目できる。
そのため実施例の映像表示装置10aによれば、隣接するディスプレイ48がなす角度を略90度とし且つ隣接するディスプレイ48の幅を異ならせていることで、隣接するディスプレイ48の2つ表示画像が見えた場合であっても、ユーザが、一方の表示画像に注目し、他方の表示画像に注目しないという効果を実現できる。
しかしながら映像表示装置10aが動くと、隣接するディスプレイ48の2つの表示画像の見え方が変化する。たとえば映像表示装置10aの枠体40が鉛直方向の軸回りに回転すると、隣接する2つのディスプレイ48に表示された2つの表示画像の幅が連続的に変化して見えるようになり、ユーザは違和感をもつ。このように映像表示装置10aが静止しているときは、隣接する2つのディスプレイ48のそれぞれの表示画像が目に入る場合であってもユーザは気にしなかったが、これが回転すると、2つの画像が分離されて表示されることにユーザが違和感をもつことが分かった。
そこで本体部14が鉛直方向の軸線回りに回転する際に、表示制御部124は、相対的に幅の狭いディスプレイの映像表示を停止する。つまり実施例では本体部14が鉛直方向の軸線回りに回転するとき、表示制御部124は、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの映像表示を停止する。これによりキャラクタ画像は、対向する前面ディスプレイ48dおよび後面ディスプレイ48eのみに表示されることになり、ユーザは、本体部14の回転中に2つの表示画像を同時に見ることがなく、違和感を生じさせない。
運動制御部122が回転アクチュエータ44を駆動して本体部14を回転させるとき、表示制御部124は、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの映像表示を停止してよい。運動制御部122は、回転アクチュエータ44の駆動開始から駆動終了までの間、表示制御部124に、枠体40の回転中であることを通知してよい。表示制御部124は、この通知を受けて、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの映像表示を停止してよい。
なお実施例はあくまでも例示であり、各構成要素の組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。実施例では表示制御部124がディスプレイ48にキャラクタ画像を表示させたが、実際のアーティストやタレントの画像を表示させてもよい。
走行制御部120が走行機構12を制御して、旋回軌道で移動するときに、表示制御部124が、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの映像表示を停止してもよい。搬送ロボット10が旋回軌道で移動する場合、結果として本体部14が鉛直方向の軸線回りに公転回転することになるため、表示制御部124は、右側面ディスプレイ48aおよび左側面ディスプレイ48bの映像表示を停止することで、2つの表示画像が見えることによる違和感を解消してよい。
10・・・搬送ロボット、12・・・走行機構、14・・・本体部、40・・・枠体、44・・・回転アクチュエータ、46・・・傾斜アクチュエータ、48a・・・右側面ディスプレイ、48b・・・左側面ディスプレイ、48c・・・上面ディスプレイ、48d・・・前面ディスプレイ、48e・・・後面ディスプレイ、100・・・制御部、102・・・受付部、104・・・GPS受信機、106・・・センサデータ処理部、108・・・マップ保持部、110・・・アクチュエータ機構、120・・・走行制御部、122・・・運動制御部、124・・・表示制御部、126・・・情報処理部。

Claims (1)

  1. 映像表示装置であって、
    移動機能を有する走行機構と、
    前記走行機構に支持され、前面ディスプレイ、後面ディスプレイ、右側面ディスプレイ、左側面ディスプレイを有する本体部と、
    前記前面ディスプレイ、前記後面ディスプレイ、前記右側面ディスプレイ、前記左側面ディスプレイのそれぞれの映像表示を制御する表示制御部と、を備え、
    前記前面ディスプレイおよび前記後面ディスプレイの幅は、前記右側面ディスプレイおよび前記左側面ディスプレイの幅と異なり、
    前記本体部が鉛直方向の軸線回りに回転する際に、前記表示制御部は、相対的に幅の狭いディスプレイの映像表示を停止する、
    ことを特徴とする映像表示装置。
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