JP7226164B2 - 車載通信中継装置 - Google Patents

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Description

本開示は、異なるネットワーク間でメッセージを中継する車載通信中継装置に関する。
特許文献1には、異なるネットワーク間においてメッセージを中継する車載ネットワークゲートウェイが記載されている。上記車載ネットワークゲートウェイは、CANメッセージをイーサネットメッセージに変換して中継する場合に、事前に定義された条件を満たすまで、順次受信したCANメッセージのペイロードを、イーサネットパケットに格納している。CAN、イーサネットは登録商標である。そして、上記車載ネットワークゲートウェイは、事前に定義された条件を満たした場合に、それまでに受信したCANメッセージのペイロードが格納されたイーサネットパケットを、イーサネットネットワークへ送信している。
米国特許出願公開第2017/0072876号明細書
上記車載ネットワークゲートウェイは、事前に定義された条件に基づいて中継処理を実行するため、車両状態等の動的な条件に応じた柔軟な中継処理を実行できないという問題がある。
本開示は、動的な条件に応じた柔軟な中継処理を実現可能な車載通信中継装置を提供する。
本開示の1つの局面は、第1ネットワーク(15)及び第2ネットワーク(25)を介して、複数の電子制御装置(10,20)間におけるデータ通信の中継を行う車載通信中継装置であって、格納部(400)と、設定部(450)と、を備える。格納部は、第1ネットワーク上の1個以上の第1メッセージを、第2ネットワーク上の1個の第2メッセージに格納するように構成される。設定部は、第2メッセージを第2ネットワークへ中継する中継方式を、通信で扱う情報以外の情報及び第2メッセージに格納される第1メッセージの少なくとも一方に応じて、通信動作中に動的に設定するように構成される。
本開示の1つの局面によれば、通信で扱う情報以外の情報及び第2メッセージに格納される第1メッセージの少なくとも一方に応じて、中継方式が通信動作中に動的に設定される。したがって、動的な条件に応じた柔軟な中継処理を実現することができる。
車載ネットワークシステムの構成を示す図である。 第1及び第2ネットワークのメッセージを示す図である。 本実施形態の中継装置の構成を示す図である。 従来の中継装置の構成を示す図である。 一対一の変換を行う場合におけるパッキング中継を示す説明図である。 バッファフル又はタイムアウトを送信条件とした場合におけるパッキング中継を示す説明図である。 固定タイマにおいてタイムアウトした場合にメッセージを送信する様子を示す図である。 バッファがフルになった場合にメッセージを送信する様子を示す図である。 バッファフル又は可変タイマにおけるタイムアウトを送信条件とした場合におけるパッキング中継を示す説明図である。 可変タイマにおいてタイムアウトした場合にメッセージを送信する様子を示す図である。 バッファフル又は可変タイマにおけるタイムアウト又はトリガフレームの受信を送信条件とした場合におけるパッキング中継を示す説明図である。 トリガフレームを受信した場合にメッセージを送信する様子を示す図である。 本実施形態に係るサイズ閾値及びタイマ閾値が動的に変更されるメッセージを示す図である。 本実施形態に係る車両モードに応じた中継方式の切り替わりを示す図である。 従来に係るサイズ閾値及びタイマ閾値が固定のメッセージを示す図である。 従来に係る車両モードによらず固定された中継方式を示す図である。 可変中継方式で用いるテーブルの設定例及びシグナルIDに対するデッドラインのテーブルの設定例を示す図である。 本実施形態に係る通信負荷に応じた中継方式の切り替わりを示す図である。 通信負荷と第1及び第2負荷閾値とを示す図である。 シグナル値に応じたテーブルの切り替えのオンオフ設定を示す図である。 シグナル値に応じたテーブルの切り替え態様を示す図である。 本実施形態に係る中継処理を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る中継方式切り替え判定及び実行処理を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るイーサネット送信処理を示すシーケンス図である。 従来の中継処理を示すシーケンス図である。
<1.構成>
<1-1.ネットワークシステム>
まず、本実施形態に係る車載ネットワークシステム100の構成について、図1を参照して説明する。
車載ネットワークシステム100は、第1ネットワーク15と、第2ネットワーク25と、車載通信中継装置(以下、中継装置)30と、を備える。
第1ネットワーク15には、第1通信プロトコルに従ったネットワークであり、1個以上の第1電子制御装置(以下、第1ECU)10が接続されている。第1ECU10は、第1通信プロトコルに従った第1メッセージを送受信する。
第2ネットワーク25には、第2通信プロトコルに従ったネットワークであり、1個以上の第2電子制御装置(以下、第2ECU)20が接続されている。第2ECU20は、第2通信プロトコルに従って、第1メッセージよりもペイロードが長い第2メッセージを送受信する。
第1ネットワーク15は、例えば、CANプロトコル又はCAN FDプロトコルに従ったネットワークであり、第1メッセージは、CANメッセージ又はCAN FDメッセージである。本実施形態では、第1ネットワーク15は、CANネットワークであり、第1メッセージは、CANメッセージである。また、本実施形態では、第2ネットワーク25は、イーサネットプロトコルに従ったネットワークであり、第2メッセージは、イーサネットメッセージである。
中継装置30は、第1ネットワーク送受信部31と、第2ネットワーク送受信部32と、通信中継部33と、を備え、第1ネットワーク15及び第2ネットワーク25を介して、第1ECU10と第2ECU20との間におけるデータ通信の中継を行う。
第1ネットワーク送受信部31は、第1ネットワーク15を介して、第1ECU10から第1メッセージを受信するとともに、第1ECU10へ第1メッセージを送信する。本実施形態では、第1ネットワーク送受信部31は、CANの通信コントローラである。第2ネットワーク送受信部32は、第2ネットワーク25を介して、第2ECU20から第2メッセージを受信するとともに、第2ECU20へ第2メッセージを送信する。本実施形態では、第2ネットワーク送受信部32は、イーサネットの通信コントローラである。
通信中継部33は、第1ネットワーク15を介して受信した第1メッセージを第2メッセージに変換して、第2ネットワーク25へ送信する。また、通信中継部33は、第2ネットワーク25を介して受信した第2メッセージを第1メッセージに変換して、第1ネットワーク15へ送信する。
詳しくは、通信中継部33は、第1ネットワーク15を介して受信した第1メッセージを第2ネットワーク25へ送信する場合には、図2に示すように、1個の第2メッセージに、1個以上の第1メッセージを格納する。すなわち、通信中継部33は、1個以上の第1メッセージを結合(すなわち、パッキング)して、第2メッセージを生成する。
また、通信中継部33は、第2ネットワーク25を介して受信した第2メッセージを第1ネットワーク15へ送信する場合には、1個の第2メッセージを、1個以上の第1メッセージに分解(すなわち、アンパッキング)する。
<1-2.中継装置>
次に、中継装置30の具体的な構成について、図3を参照して説明する。中継装置30は、AUTOSAR標準モジュールとしてのBasic Software(以下、BSW)400と、ユーザアプリケーション450と、を備える。AUTOSARは登録商標である。
BSW400は、CanDrv41と、CanIf42と、PduR43と、COM44と、RTE45と、SoAd47と、TcpIp48と、EthIf49と、EthDrv50と、を備える。
CanDrv41は、CANメッセージを送受信するためのドライバである。CanIf42は、CANメッセージを利用するためのインターフェースである。CanDrv41は、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを送る場合、CANメッセージからID(例えば100)とヘッダを外して、プロトコルに関係ないID(例えば200)を付けたプロトコルデータユニット(以下、PDU)を生成する。
PduR43は、PDUのルーティングを行うモジュールである。本実施形態では、PduR43は、PDUを格納用としてSoAd47へ中継するとともに、PDUを通知用としてSW-C46へ中継する。
COM44は、PDUに含まれるシグナルを扱うモジュールである。RTE45は、BSW400とユーザアプリケーション450とを繋ぐモジュールであり、ユーザアプリケーション450がAUTOSARプラットフォームを利用するために提供される実行環境である。
SoAd47は、ソケットを管理するモジュールである。SoAd47は、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを送る場合、PduR43から中継されたPDUのIDに応じてソケットを選択する。TcpIp48は、ポート番号及びIPアドレスを管理する。TcpIp48は、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを送る場合、SoAd47により選択されたソケットのバッファに、PduR43から中継されたPDUを振り分ける。
EthIf49は、イーサネットメッセージを利用するためのインターフェースである。EthIf49は、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを送る場合、TcpIp48から中継されたソケットに送信先と送信元のMACアドレスを付けてイーサネットメッセージを生成する。EthDrv50は、イーサネットメッセージを送受信するためのドライバである。
ユーザアプリケーション450は、中継制御部46(以下、SW-C)を備える。SW-C46は、車両モード検出部51と、通信負荷監視部52と、中継テーブル53と、を備え、通知用のPDUをシグナルとして受信する。
車両モード検出部51は、受信したシグナルの車速センサ信号やブレーキセンサ信号から車両の状態を検出する。具体的には、車両モード検出部51は、車両の状態が、停車モード、走行モード、停車中のダイアグモードのいずれかであるかを検出する。停車モードは、イグニッションがオンで走行していない状態である。ダイアグモードは、サービスステーション等で車両の診断を受けている状態である。
通信負荷監視部52は、シグナルの送信頻度等に基づいて、第1ネットワーク15及び第2ネットワーク25における通信の統計情報(例えば、通信負荷)を監視する。
中継テーブル53は、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを中継する方式を動的に設定するためのテーブルである。中継テーブル53の詳細は後述する。
SW-C46は、通信で扱う情報以外の情報及びシグナル情報のうちの少なくとも一つに応じて、中継テーブル53から用いるサイズ閾値及びタイマ閾値を選択して、通信動作中に動的に中継方式を設定する。通信で扱う情報以外の情報は、シグナル情報そのものではなく、シグナル情報を加工した情報、すなわち、シグナル情報に基づいて検出又は算出された情報であり、例えば、車両の状態や、通信の統計情報である。
また、SW-C46は、受信したシグナル情報からデータサイズを計算する。また、SW-C46は、シグナルに対して予め設定したデッドライン時間と、このシグナルを格納する第2メッセージのバッファに設定されたタイマ閾値とを比較し、小さい方の値(すなわち、早く到達する方の値)に第2メッセージのタイマ閾値を更新する。
そして、SW-C46は、第2メッセージの送信を決定する条件(A)~(C)のいずれかが成立した場合に、第2メッセージを第2ネットワーク25へ送信する。(A)第2メッセージのデータサイズが設定されたサイズ閾値に到達したこと。(B)第2メッセージのバッファへの最初の第1メッセージに対応するPDUの格納開始からの経過時間が、第2メッセージのバッファに設定されたタイマ閾値に到達したこと。(C)トリガIDを持つ第1メッセージに対応したPDUを受信したこと。SW-C46は、(A)~(C)の条件のうちのいずれか一つが成立した場合、RTE45を介して送信トリガに含まれるシグナルを送信する。
送信トリガは、予め設定された特定のトリガIDを有する第1メッセージに対応するPDUである。BSW400では、送信トリガを格納した場合に、即座に第2メッセージを送信する仕組みが備えられている。よって、SW-C46は、状況に応じてサイズ閾値及びタイマ閾値を変更することによって、中継方式を動的に設定することができる。
これに対して、図4に示すように、従来の中継装置300は、PduR43から格納用のPDUがSoAd47へ中継されるだけであり、通知用のPDUがユーザアプリケーション450へ送信されることがない。そのため、サイズ閾値及びタイマ閾値は予め設定された値で固定されており、状況に応じて変更されることがなく、中継方式は固定されている。
<2.中継方式>
<2-1.中継方式の概要>
次に、第1ネットワーク15から第2ネットワーク25へメッセージを中継する場合における中継方式について説明する。
中継方式の1つとしては、図5に示すように、一対一の変換が挙げられる。すなわち、1個の第2メッセージ用のバッファに1個の第1メッセージに対応するPDUを格納して、第2メッセージを送信する。
また、中継方式の別の1つとしては、図6に示すように、1個の第2メッセージ用のバッファにN個の第1メッセージに対応するPDUを格納する変換が挙げられる。Nは自然数である。そして、上述した条件(A)及び(B)のいずれか一方が成立した時点で、第2メッセージを送信する。すなわち、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合、又は、1個目のPDUの格納開始からの経過時間がバッファのタイマ閾値に到達した場合に、第2メッセージを送信する。ここでのタイマ閾値は、バッファに格納されるPDUによらず、バッファに対して予め設定された値である。このようなタイマ閾値を用いるタイマを、固定タイマと称する。
図7は、経過時間がタイマ閾値に到達した場合に、第2メッセージが送信される様子を示す。ID:100の第1メッセージに対応するPDUをバッファに格納する時点から計時して、ID:102の第1メッセージに対応するPDUをバッファに格納した時点で、経過時間がタイマ閾値に到達して、バッファに格納されたデータが第2メッセージとして送信されている。
また、図8は、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合に、第2メッセージが送信される様子を示す。ID:100の第1メッセージに対応するPDUから順次バッファに格納され、ID:101の第1メッセージに対応するPDUがバッファに格納された時点で、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達して、バッファに格納されたデータが第2メッセージとして送信されている。ID:101の第1メッセージに対応するPDUに続くID:102の第1メッセージに対応するPDUは、次のバッファに格納されている。
また、中継方式の別の他の1つとしては、図9に示すように、1個の第2メッセージ用のバッファにN個の第1メッセージに対応するPDUを格納する変換が挙げられる。そして、上述した条件(A)及び(B)のいずれか一方が成立した時点で、第2メッセージを送信する。すなわち、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合、又は、1個目の第1メッセージに対応するPDUの格納開始からの経過時間がバッファのタイマ閾値に到達した場合に、第2メッセージを送信する。ここでのタイマ閾値は、バッファに格納される第1メッセージに対応するPDUに応じて更新される値である。具体的には、バッファのタイマ閾値は、第1メッセージに対応するPDUごとに設定されたデッドラインと、バッファに対して設定されたタイマ閾値とのうち到達するまでの時間が短い方の値に更新される。このようなタイマ閾値を用いるタイマを、可変タイマと称する。なお、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合については、図8と同様である。
図10は、各第1メッセージに対応するPDUに設定されたデッドラインに応じてタイマ閾値が更新され、経過時間が更新されたタイマ閾値に到達した場合に、第2メッセージが送信される様子を示している。
また、中継方式の別の他の1つとして、図11に示すように、1個の第2メッセージ用のバッファにN個の第1メッセージに対応するPDUを格納する変換が挙げられる。そして、上述した(A)~(C)のいずれか条件が成立した時点で、第2メッセージを送信する。すなわち、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合、又は、1個目の第1メッセージに対応するPDUの格納開始からの経過時間がバッファのタイマ閾値に到達した場合、又は、トリガIDの第1メッセージに対応するPDUである送信トリガがバッファに格納された場合に、第2メッセージを送信する。ここでのタイマ閾値は、バッファに格納される第1メッセージに対応するPDUに応じて更新される値である。
図12は、トリガIDであるID:102の第1メッセージに対応するPDUがバッファに格納された場合に、第2メッセージが送信される様子を示している。なお、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達した場合については、図8と同様であり、1個目の第1メッセージに対応するPDUの格納開始からの経過時間がバッファのタイマ閾値に到達した場合については、図10と同様である。
従来の固定中継方式は、図15に示すように、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が固定値である。よって、図16に示すように、従来は、車両状態が、停車モード、走行モード、ダイアグモードと変化しても、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値は一定に固定されていた。
これに対して、本実施形態の可変中継方式は、図13に示すように、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が可変である。詳しくは、本実施形態の可変中継方式では、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が、車両状態、通信負荷、及び第1メッセージに含まれるシグナル情報のうちの少なくとも1つに応じて設定される。本実施形態では、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が、車両状態及び/又は通信負荷と、第1メッセージに含まれるシグナル情報と、に応じて設定される。
<2-2.車両状態に応じた中継方式の設定>
図14は、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が、車両状態に応じて動的に設定される様子を示している。同種のメッセージは、同じハッチングで示している。
車両状態が停車モードの場合、メッセージの送信頻度は低くなるため、低頻度のメッセージを低遅延で中継できるように、中継方式を設定する。具体的には、メッセージが低頻度であるため、第1メッセージに含まれるシグナルに設定されたデッドラインに応じて、タイマ閾値を更新する必要性が低い。そのため、停車モードでは、固定タイマを用いる。そして、大きなデータサイズの第2メッセージを送るよりも、小さなデータサイズの第2メッセージの中継頻度を高くする方が効率良い。したがって、図14に示すように、サイズ閾値を、小、中、大のうちの小に設定し、固定タイマのタイマ閾値を小、中、大のうちの小に設定する。
車両状態が走行モードの場合、メッセージの送信頻度が高くなるため、高頻度のメッセージを低遅延で中継できるように、中継方式を設定する。具体的には、メッセージが高頻度で、且つ、遅延要求が厳しい場合が多いため、タイマ閾値を更新することが必須である。そのため、走行モードでは、可変タイマを用いる。また、重要なメッセージには、送信トリガとなるようにトリガIDを設定する。そして、送信頻度が高いことにより、データサイズを小さくしすぎると中継効率が低下するため、図14に示すように、サイズ閾値は余裕を持たせて中~大に設定し、可変タイマのタイマ閾値の初期値を中に設定する。
ダイアグモードの場合、メッセージの送信頻度が高くなるため、高頻度のメッセージを低遅延で中継できるように、中継方式を設定する。ダイアグモードでは、更新ソフトウェアなどが送信されるため、走行モードと異なり、複数のメッセージを纏めて中継する必要がある。したがって、ダイアグモードでは、走行モードよりも、サイズ閾値に余裕を持たせる必要がある。また、ダイアグモードでは、第1メッセージごとに規定の時間以内に送信しなければならない等の法規があるため、第1メッセージごとに設定されたデッドライン時間に応じてタイマ閾値を更新することが必須である。そのため、ダイアグモードでは、可変タイマを用いる。そして、図14に示すように、サイズ閾値を大に設定し、可変タイマのタイマ閾値の初期値を大に設定する。
図17に、車両状態に応じて中継方式を設定する場合に用いるテーブルの設定例と、シグナルIDごとのデッドラインの設定例と、を示す。デッドラインは、可変タイマを用いる場合において、対応するシグナルがバッファに格納されてから送信されるまでの最大許容時間を示す。
テーブル1は、例えば停車モードに用いるテーブルである。パッキング対象IDは、1つの第2メッセージに収納する対象であるシグナルIDを示す。タイマ更新使用のオフは、固定タイマを使用することを示す。この場合、各シグナルIDに設定されているデッドラインに関わらず、タイマ閾値は3msに固定される。ただし、トリガID使用がオンに設定されており、シグナルID100がトリガIDに設定されている。このため、バッファにシグナルID100の第1メッセージが格納されると、経過時間がタイマ閾値に到達しておらず、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達していない場合でも、第2メッセージが送信される。
また、テーブル2は、例えば走行モードに用いるデーブルである。タイマ更新使用のオンは、可変タイマを使用することを示す。この場合、タイマ閾値の初期値が5msに設定される。そして、バッファにシグナルが格納される都度、バッファに格納されたシグナルに設定されたデッドラインと、バッファに設定されたタイマ閾値とが比較され、デッドラインとタイマ閾値とのうち先に到達する方の値にタイマ閾値が更新される。また、テーブル3は、例えばダイアグモードに用いるテーブルである。
<2-3.通信負荷に応じた中継方式の設定>
図18及び図19は、固定タイマのタイマ閾値、可変タイマのタイマ閾値の初期値、並びにサイズ閾値が、第1ネットワーク15及び第2ネットワーク25の少なくとも一方の通信負荷に応じて動的に設定される様子を示している。本実施形態では、第1ネットワーク15の通信負荷に応じて、サイズ閾値が動的に設定される。同種のメッセージは、同じハッチングで示している。
通信負荷が低、中、大のうちの低から中の場合、メッセージの送信頻度は低くなるため、低頻度のメッセージを低遅延で中継できるように、中継方式を設定する。具体的には、メッセージが低頻度であるため、第1メッセージに含まれるシグナルに設定されたデッドラインに応じて、タイマ閾値を更新する必要性が低い。そのため、通信負荷が低又は中の際には、固定タイマを用いる。そして、大きなデータサイズの第2メッセージを送るよりも、小さなデータサイズの第2メッセージの中継頻度を高くする方が効率良い。したがって、図18に示すように、サイズ閾値を小に設定し、固定タイマのタイマ閾値を小に設定する。
通信負荷が大の場合、メッセージの送信頻度が高くなるため、高頻度のメッセージを低遅延で中継できるように、中継方式を設定する。具体的には、複数のメッセージを纏めて中継する必要があるため、サイズ閾値は余裕を持たせる必要がある。また、遅延要求に対応するため、可変タイマを用いる。したがって、図18に示すように、サイズ閾値を大に設定し、可変タイマのタイマ閾値の初期値を大に設定する。
また、通信負荷の計算時間による中継方式の切り替えの遅延や、中継方式の頻繁な切り替えを抑制するため、図19に示すように、第1負荷閾値と第2負荷閾値を設定してもよい。第1負荷閾値は、通信負荷が上昇傾向にあることを判定するための閾値であり、第2負荷閾値は、通信負荷が下降傾向にあることを判定するための閾値である。そして、通信負荷が第1負荷閾値よりも低い値から第1負荷閾値よりも高い値に上昇した場合には、サイズ閾値を大に変更するとともに、固定タイマから可変タイマに変更して、タイマ閾値の初期値を大に設定してもよい。また、通信負荷が第2負荷閾値よりも高い値から第2負荷閾値よりも低い値に下降した場合には、サイズ閾値を小に変更するとともに、可変タイマから固定タイマに変更して、タイマ閾値を小に設定してもよい。
なお、図19では、通信負荷中と通信負荷高との閾値を第1負荷閾値とし、通信負荷中と通信負荷低との閾値を第2負荷閾値としたがそれに限定されない。通信負荷が中から高に切り替わる際の閾値を第1閾値とし、通信負荷が中から低に切り替わる際の閾値を第2閾値とし、通信負荷が高から中に切り替わる際の閾値を第3閾値とし、通信負荷が低から中に切り替わる際の閾値を第4閾値としてもよい。閾値は大きいほうから第1閾値、第3閾値、第4閾値、第2閾値の順となる(第1閾値>第3閾値>第4閾値>第2閾値)。このようにすることで、中継方式の頻繁な切り替えをより抑制することができる。
<2-4.シグナル情報に応じた中継方式の設定>
図20及び図21は、シグナル情報に応じて中継方式を設定する場合に用いるテーブルの切り替えのオンオフの設定例と、テーブルの切り替え態様と、を示す。図20に示すように、各テーブルにおいてシグナル値によるテーブル切り替えがオンに設定されている場合、図21に示すように、シグナル値に応じて用いるテーブルを切り替える。例えば、シグナル値が100よりも大きい場合は、テーブル3を用いる。また、シグナル値が100よりも小さい場合は、テーブル2を用い、シグナル値が10以上且つ100以下の場合は、テーブル1を用いる。
<3.中継処理>
次に、本実施形態に係る中継装置30が実行する可変中継式の中継処理の手順について、図22のシーケンス図を参照して説明する。
まず、S10では、SW-C46が、中継方式切り替え判定及び実行処理を行う。中継方式切り替え判定及び実行処理についての詳細は後述する。
S20では、通信コントローラ31がCANフレームを受信する。S30では、通信コントローラ31からCanDrv41へ、受信通知として、受信したCANフレームを送信する。S40では、受信通知として、CanDrv41からCanIf42へ、受信したCANフレームを送信する。S50では、受信通知として、CanIf42からPduR43へ、受信したCANフレームから生成されたPDUを送信する。
S60では、PduR43が、中継処理を行う。具体的には、PduR43は、受信通知として、COM44へ通知用のPDUを送信するとともに、送信要求として、SoAd47へ格納用のPDUを送信する。
S70では、SoAd47が、受信したPDUをパッキング用の一時的なバッファに格納する。S80では、SoAd47が、PduR43へ送信要求に対する戻り値を送信する。
S90では、PduR43からSW-C46へ、COM44及びRTE45を介して、受信通知として、通知用のPDUを送信する。
一方、S100では、SW-C46が、タイマに関するトリガ条件の成立を判定する。具体的には、SW-C46は、バッファへのPDUの格納開始からの経過時間が、バッファに設定されたタイマ閾値に到達したか否か判定する。SW-C46は、中継方式が可変タイマの場合は、通知用のPDUに含まれるシグナルに設定したデッドラインを用いて、バッファのタイマ閾値を更新する。
また、S110では、SW-C46が、バッファサイズに関するトリガ条件の成立を判定する。具体的には、SW-C46は、バッファのデータサイズがサイズ閾値に到達したか否か判定する。SW-C46は、1つのバッファに格納するシグナル情報として、これまでに受信した通知用のPDUのデータサイズから、現在のバッファのデータサイズを算出する。中継装置30は、SoAd47へトリガIDのCANフレームに対応するPDUが送信されて、SoAd47におけるトリガ条件が成立するまで、S20~S110の処理を繰り返し実行する。SoAd47におけるトリガ条件は、SoAd47がトリガIDのCANフレームに対応するPDUを受信することにより成立する。
続いて、S120では、S100又はS110におけるトリガ条件の成立に伴い、SW-C46からSoAd47へ、RTE45、COM44、PduR43を介して、送信要求として、トリガIDのCANフレームを送信する。
S130では、SoAd47、TcpIp48、EthIf49、EthDv50、及び通信コントローラ31が、イーサネット送信処理を実行する。イーサネット送信処理の詳細は後述する。また、S140では、SoAd47からSW-C46へ、PduR43、COM44、RTE45を介して、送信要求に対する戻り値を送信する。
一方、S100及びS110においてトリガ条件が成立する前に、トリガIDのCANフレームが受信された場合には、S150において、S120と同様に、トリガIDのCANフレームを送信する。そして、S130のイーサネット送信処理を実行し、S160において、S140と同様に、送信要求に対する戻り値を送信する。
次に、中継方式切り替え判定及び実行処理(S10)について、図23のシーケンス図を参照して説明する。
S15では、SW-C46が通信負荷監視部52へ通信負荷取得要求を送信する。S25では、通信負荷監視部52が第1ネットワーク15の通信負荷を取得し、SW-C46へ通信負荷取得応答として、取得した通信負荷を送信する。
S35では、SW-C36が車両モード検出部51へ車両モード取得要求を送信する。S45では、車両モード検出部51が車両モードを取得し、SW-C46へ車両モード取得応答として、取得した車両モードを送信する。
S550では、SW-C46が、受信した通信負荷及び車両モードに基づいて、中継方式の切り替え条件が成立しているか否か判定する。すなわち、通信負荷又は車両モードが変化したか否か判定する。
S55において中継方式の切り替え条件が成立している場合は、S65において、SW-C46が、中継方式を切り替える。すなわち、サイズ閾値、及び、固定タイマのタイマ閾値又は可変タイマのタイマ閾値の初期値の少なくとも一方を変更する。一方、S55において中継方式の切り替え条件が成立していない場合は、中継方式切り替え判定及び実行処理を終了する。
次に、イーサネット送信処理(S130)について、図24のシーケンス図を参照して説明する。
S135では、SoAd47からEthDrv50へ、TcpIp48、EthIf49を介して、バッファ確保要求を送信する。
S145では、EthDrv50が、送信バッファを確保する。続いて、S155では、EthDrv50からSoAd47へ、EthIf49、TcpIp48を介して、バッファ確保要求に対する戻り値を送信する。
S165では、EthDrv50が、確保した送信バッファに、SoAd47の一時的なバッファのデータをコピーし、送信バッファに、MACアドレス及びフレーム型を含むヘッダ情報を設定して、第2メッセージを生成する。
続いて、S175では、SoAd47から通信コントローラ31へ、TcpIp48、EthIf49、EthDrv50を介して、送信バッファの送信要求を送信する。
S185では、通信コントローラ31が、第2メッセージを第2ネットワーク25へ送信する。S195では、通信コントローラ31からSoAd47へ、EthDrv50、EthIf49、TcpIp48を介して、送信要求に対する戻り値を送信する。
次に、本実施形態に係る可変中継式の中継処理との比較のため、従来の固定中継式の中継処理の手順について、図25のシーケンス図を参照して説明する。
S200~S230では、図22に示すS20~S50と同様の処理が行われる。
S240では、PduR43が、中継処理を行う。具体的には、PduR43は、送信要求として、SoAd47へ格納用のPDUを送信するが、本実施形態と異なり、COM44へ通知用のPUDは送信しない。
S250では、SoAd47が、受信したPDUをパッキング用の一時的なバッファに格納する。S260では、SoAd47が、PduR43へ、送信要求に対する戻り値を送信する。そして、本実施形態と同様に、S130のイーサネット送信処理を実行する。
本実施形態に係る中継処理では、従来の中継処理と異なり、格納用のPDUがSoAd47へ送信されるだけでなく、通知用のPDUがSW-C46へ送信される。そのため、本実施形態に係る中継処理では、従来の中継処理のようにAUTOSAR標準モジュールを利用しつつ、通知用のPDUを用いて、通信動作中に動的にサイズ閾値及びタイ閾値を変更することができる。
<4.効果>
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)車両情報、通信負荷、及び第2メッセージに格納される第1メッセージのシグナル情報のうちの少なくとも一つに応じて、中継方式が通信動作中に動的に設定される。したがって、動的な条件に応じた柔軟な中継処理を実現することができる。
(2)車両状態が検出され、検出された車両状態に応じたタイマ閾値及びサイズ閾値を設定することができる。ひいては、車両状態に応じたメッセージの送信頻度などに適した中継処理を実現することができる。
(3)通信負荷が監視され、通信負荷に応じたタイマ閾値及びサイズ閾値を設定することができる。ひいては、通信負荷に応じたメッセージの送信頻度などに適した中継処理を実現することができる。
(4)サイズ閾値及びタイマ閾値が動的に設定される。これにより、第2メッセージの送信を決定する条件を、車両状態、通信負荷、及び第1メッセージのシグナル情報のうちの少なくとも1つに応じて変更して、柔軟な中継処理を実現することができる。
(他の実施形態)
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)上記実施形態では、第1メッセージがCANメッセージ、第2メッセージがイーサネットメッセージの例を示したが、本開示はこれに限定されるものではない。第1メッセージのペイロードが第2メッセージのペイロードよりも短いという関係を満たす第1メッセージ及び第2メッセージであれば、本開示を適用することができる。
(b)上記実施形態における1個の構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1個の構成要素が有する1個の機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1個の構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1個の機能を、1個の構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(c)上述した車載通信中継装置の他、当該車載通信中継装置を構成要素とする通信車載ネットワークシステム、当該車載通信中継装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、通信中継方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
15…第1ネットワーク、25…第2ネットワーク、30…中継装置、400…BSW,450…ユーザアプリケーション。

Claims (6)

  1. 第1ネットワーク(15)及び第2ネットワーク(25)を介して、複数の電子制御装置(10,20)間におけるデータ通信の中継を行う車載通信中継装置であって、
    前記第1ネットワーク上の1個以上の第1メッセージを、前記第2ネットワーク上の1個の第2メッセージに格納するように構成された格納部(400)と、
    前記第2メッセージのデータサイズが設定されたサイズ閾値に到達したこと、又は、前記第1メッセージの前記第2メッセージへの格納開始からの経過時間が、前記第2メッセージが有するタイマ閾値に到達したこと、又は、トリガIDを持つ前記第1メッセージが前記第2メッセージに格納されたことに応じて、前記第2メッセージを送信するように構成された送信部(46)と、
    前記車載通信中継装置が搭載された車両の状態が、停車モード、走行モード、及び停車中のダイアグモードのいずれかであるかを検出するように構成された車両モード検出部と、
    前記車両モード検出部により検出された前記車両の状態に応じて、前記サイズ閾値及び/又は前記タイマ閾値を、通信動作中に動的に設定するように構成された設定部(450)と、を備える、
    車載通信中継装置。
  2. 前記設定部は、更に、前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークの少なくとも一方における通信の統計情報に応じて、前記サイズ閾値及び/又は前記タイマ閾値を、通信動作中に動的に設定するように構成されている、
    請求項に記載の車載通信中継装置。
  3. 前記設定部は、
    前記車両モード検出部により検出された前記車両の状態が前記走行モードである場合、前記車両の状態が前記停車モードである場合よりも、前記サイズ閾値を大きく設定する、
    請求項1又は2に記載の車載通信中継装置。
  4. 前記設定部は、
    前記車両モード検出部により検出された前記車両の状態が前記停車中のダイアグモードである場合、前記車両の状態が前記停車モードである場合よりも、前記サイズ閾値を大きく設定する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の車載通信中継装置。
  5. 前記設定部は、
    前記車両モード検出部により検出された前記車両の状態が前記停車中のダイアグモードである場合、前記車両の状態が前記停車モードである場合よりも、前記タイマ閾値を大きく設定する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の車載通信中継装置。
  6. 第1ネットワーク(15)及び第2ネットワーク(25)を介した、複数の電子制御装置(10,20)間における中継装置のデータ通信の中継方法であって、
    前記第1ネットワーク上の1個以上の第1メッセージを、前記第2ネットワーク上の1個の第2メッセージに格納し、
    前記第2メッセージのデータサイズが設定されたサイズ閾値に到達したこと、又は、前記第1メッセージの前記第2メッセージへの格納開始からの経過時間が、前記第2メッセージが有するタイマ閾値に到達したこと、又は、トリガIDを持つ前記第1メッセージが前記第2メッセージに格納されたことに応じて、前記第2メッセージを送信し、
    前記複数の電子制御装置が搭載された車両の状態が、停車モード、走行モード、及び停車中のダイアグモードのいずれかであるかを検出し、
    検出された前記車両の状態に応じて、前記サイズ閾値及び/又は前記タイマ閾値を、通信動作中に動的に設定する、
    中継装置のデータ通信の中継方法。
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