JP7225568B2 - ガス化炉 - Google Patents

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Description

本開示は、ガス化炉に関する。
特許文献1には、原料をガス化するガス化炉について開示がある。特許文献1のガス化炉は、常圧で原料をガス化し、ガス化ガスを生成する。また、特許文献1では、ガス化炉により生成された常圧のガス化ガスを加圧して、高圧のガス化ガスを生成している。
特許第3933105号公報
しかし、特許文献1では、高圧のガス化ガスを生成するために、常圧のガス化ガスを生成し、その後、ガス化ガスを加圧しており、効率が良くなかった。
本開示は、このような課題に鑑み、高圧のガス化ガスを効率よく生成可能なガス化炉を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係るガス化炉は、原料と流動媒体を収容する収容槽と、収容槽の下部に取り付けられ、収容槽の底面として機能する風箱分散板を有し、収容槽内に流動化ガスを供給する風箱と、収容槽の内部に設けられ、収容槽の内周面との間に流通口を形成し、原料および流動媒体を支持し、流動化ガスが流通可能な少なくとも1以上の収容槽分散板と、を備え、風箱分散板は、収容槽分散板に対応する第1の領域と、流通口に対応する第2の領域を有し、第2の領域における流動化ガスの流量は、第1の領域における流動化ガスの流量より小さい。
風箱分散板は、第1の領域において散気ノズルが第1の密度で設けられ、第2の領域において散気ノズルが第1の密度より小さい第2の密度で設けられてもよい。
風箱分散板は、第1の領域において第1の開口径を有する散気ノズルが設けられ、第2の領域において第1の開口径より小さい第2の開口径を有する散気ノズルが設けられてもよい。
風箱分散板は、第1の領域において散気ノズルが設けられ、第2の領域において前記散気ノズルが設けられておらず、収容槽は、第2の領域から第1の領域に向かって気体を噴射する噴射ノズルを有してもよい。
収容槽分散板の上面の面積は、風箱分散板の上面の面積より大きくてもよい。
収容槽分散板は、収容槽の内部に複数設けられ、複数の収容槽分散板の上面の面積は、風箱から離隔するほど大きくてもよい。
高圧のガス化ガスを効率よく生成することが可能となる。
第1の実施形態にかかる流動層システムを説明する図である。 第1の実施形態のガス化炉の構成を示す概略断面図である。 図2の破線部分を抽出した図である。 比較例のガス化炉と第1の実施形態のガス化炉の構成を示す概略断面図である。 第2の実施形態のガス化炉の構成を示す概略断面図である。 図5の破線部分の抽出図である。 第1の散気ノズルおよび第2の散気ノズルの構成を示す図である。 第3の実施形態のガス化炉の構成を示す概略断面図である。 第1の実施形態のガス化炉の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:流動層システム100)
図1は、第1の実施形態にかかる流動層システム100を説明する図である。図1に示すように、流動層システム100は、燃焼炉210と、第1配管212と、サイクロン220と、第2配管222と、第1ループシール230と、ガス化炉240と、第3配管242と、第2ループシール250と、熱交換器260と、脱塵装置262とを含む。なお、図1中、原料、流動媒体、流動化ガス、ガス化ガス、燃焼排ガス等の物質の流れを実線の矢印で示す。
本実施形態において、流動層システム100は、循環流動層式ガス化システムであり、燃焼炉210、第1配管212、サイクロン220、第2配管222、第1ループシール230、ガス化炉240、第3配管242、第2ループシール250に、流動媒体を熱媒体として循環させている。流動媒体は、粒径が300μm程度の珪砂、川砂、石灰石、ドロマイト等の固体粒子である。
燃焼炉210は、筒形状であり、上部に第1配管212が接続され、下部に第3配管242が接続される。燃焼炉210には、第3配管242を通じて燃料および流動媒体が導入される。燃焼炉210では、燃料が燃焼されて、流動媒体が900℃~1000℃程度に加熱される。第1配管212は、燃焼炉210の上部とサイクロン220とを接続する。燃焼炉210で加熱された流動媒体および燃焼排ガスは、第1配管212を通じてサイクロン220に送出される。
サイクロン220は、流動媒体と燃焼排ガスとの混合物を固気分離する。第2配管222は、サイクロン220の底部とガス化炉240とを接続する。サイクロン220で分離された高温の流動媒体は、第2配管222を通じてガス化炉240に送出される。なお、第2配管222には、第1ループシール230が設けられる。第1ループシール230は、サイクロン220からガス化炉240に流入する燃焼排ガスを低減する。第1ループシール230は、ガス化炉240からサイクロン220に流出するガス化ガスを低減する。
ガス化炉240は、筒形状であり、上部に第2配管222が接続され、下部に第3配管242が接続される。ガス化炉240には、第2配管222を通じて流動媒体および原料が導入される。原料は、例えば、石炭、褐炭、木質ペレットなどのバイオマス等の固体燃料である。ガス化炉240に導入された原料は、流動媒体が有する400℃以上1000℃未満の熱によってガス化される。これにより、ガス化炉240では、ガス化ガス(合成ガス)が生成される。生成されたガス化ガスは、後段の設備に送出される。
第3配管242は、ガス化炉240の下部と燃焼炉210の下部とを接続する。ガス化炉240でガス化した後に残留した原料の残渣および流動媒体は、第3配管242を通じて燃焼炉210に送出される。原料の残渣は、燃焼炉210において燃料として利用される。なお、第3配管242には、第2ループシール250が設けられる。第2ループシール250は、ガス化炉240から燃焼炉210に流入するガス化ガスを低減する。第2ループシール250は、燃焼炉210からガス化炉240に流出する燃焼排ガスを低減する。
このように、本実施形態にかかる流動層システム100において、流動媒体は、燃焼炉210、第1配管212、サイクロン220、第2配管222、第1ループシール230、ガス化炉240、第3配管242、第2ループシール250を、この順に移動し、再度燃焼炉210に導入されることにより、これらを循環することとなる。
なお、サイクロン220によって分離された燃焼排ガスは、熱交換器260(ボイラ)によって熱交換(冷却)され、脱塵装置262によって脱塵された後、外部に送出される。
図2は、第1の実施形態のガス化炉240の構成を示す概略断面図である。図2に示すように、ガス化炉240は、収容槽240aと、風箱240bとを含む。収容槽240aは、原料および流動媒体を収容する。本実施形態では、収容槽240aは、1MPa以上の高圧に耐えられる耐圧容器で構成される。
収容槽240aには、導入口240cおよび排出口240dが設けられる。導入口240cは、収容槽240a(ガス化炉240)の高さ方向(鉛直方向)において排出口240dよりも上方に配される。導入口240cには、サイクロン220で分離された高温の流動媒体および原料が導入される。排出口240dからは、流動媒体および原料の残渣が排出される。なお、収容槽240aは、鉛直方向と直交する平面(水平面)の断面積が、収容槽240aの底面(風箱240bの上面)から導入口240cに至るまで一定の面積を有する。
風箱240bは、収容槽240aの下部(下端)に取り付けられる。風箱240bの上部には、分散板244が配される。分散板244は、流動化ガスが流通可能に構成される。分散板244は、鉛直方向と直交する方向(すなわち、水平方向)に延在する。風箱240bの分散板244は、収容槽240aの底面としても機能する。
風箱240bには、不図示の流動化ガス供給部から流動化ガスが供給される。流動化ガスは、水蒸気、CO、ガス化ガス、空気等の気体である。本実施形態では、流動化ガス供給部から供給される流動化ガスは、1MPa以上の高圧流動化ガスである。分散板244は、風箱240bから収容槽240aに向かう方向に高圧流動化ガスを通過させる。すなわち、風箱240bは、収容槽240a内に高圧流動化ガスを供給する。分散板244は、収容槽240aから風箱240bに向かう方向に流動媒体および原料を通過させない。よって、収容槽240aに収容された流動媒体および原料は、分散板244によって支持される。
収容槽240aの内部には、少なくとも1以上の分散板246が配される。分散板246は、風箱240bの分散板244より上方に配される。つまり、ガス化炉240には、風箱240bの上部に配される分散板244と、収容槽240aの内部に配される少なくとも1以上の分散板246が配される。
分散板246は、鉛直方向と直交する方向に延在する。収容槽240aの内部に配される分散板246は、風箱240bの上部に配される分散板244と同様の機能を有する。したがって、分散板246は、風箱240bから収容槽240aに向かう方向に高圧流動化ガスを通過させる。また、分散板246は、収容槽240aから風箱240bに向かう方向に流動媒体および原料を通過させない。よって、収容槽240aに収容された流動媒体および原料は、分散板246によって支持される。すなわち、分散板246は、原料および流動媒体を支持し、高圧流動化ガスが流通可能に構成される。
本実施形態では、分散板246は、収容槽240aの内部に複数設けられる。具体的に、収容槽240aの内部には、3つの分散板246が配される。収容槽240aの内部には、風箱240bの分散板244に対して近接する側から順に、第1分散板246a、第2分散板246b、第3分散板246cが配される。分散板244、第1分散板246a、第2分散板246b、第3分散板246cは、鉛直方向に互いに離隔して配される。
収容槽240aの内周面と第1分散板246aの間には、流通口Haが形成される。流通口Haは、排出口240dから最も離隔する位置に配される。ただし、これに限定されず、流通口Haは、第1分散板246aの中央に設けられてもよいし、排出口240dに最も近接する位置に配されてもよい。
流通口Haには、第1仕切り板248aが取り付けられる。第1仕切り板248aは、流通口Haと、第1分散板246aとを仕切る。第1仕切り板248aは、鉛直方向に延在する。具体的に、第1仕切り板248aは、第1分散板246aに対し分散板244と近接する方向に延在する。第1仕切り板248aの下端は、分散板244から離隔している。また、第1仕切り板248aは、第1分散板246aに対し分散板244から離隔する方向に延在する。第1仕切り板248aの上端は、第2分散板246bから離隔している。
収容槽240aの内周面と第2分散板246bの間には、流通口Hbが形成される。流通口Hbは、流通口Haから最も離隔する位置に配される。ただし、これに限定されず、流通口Hbは、第2分散板246bの中央に設けられてもよいし、流通口Haに最も近接する位置に配されてもよい。ただし、流通口Hbは、流通口Haと鉛直方向において重複しない位置に配される。
流通口Hbには、第2仕切り板248bが取り付けられる。第2仕切り板248bは、流通口Hbと、第2分散板246bとを仕切る。第2仕切り板248bは、鉛直方向に延在する。具体的に、第2仕切り板248bは、第2分散板246bに対し第1分散板246aと近接する方向に延在する。第2仕切り板248bの下端は、第1分散板246aから離隔している。また、第2仕切り板248bは、第2分散板246bに対し第1分散板246aから離隔する方向に延在する。第2仕切り板248bの上端は、第3分散板246cから離隔している。
収容槽240aの内周面と第3分散板246cの間には、流通口Hcが形成される。流通口Hcは、導入口240cから最も離隔する位置に配される。ただし、これに限定されず、流通口Hcは、第3分散板246cの中央に設けられてもよいし、導入口240cに最も近接する位置に配されてもよい。ただし、流通口Hcは、流通口Hbと鉛直方向において重複しない位置に配される。
流通口Hcには、第3仕切り板248cが取り付けられる。第3仕切り板248cは、流通口Hcと、第3分散板246cとを仕切る。第3仕切り板248cは、鉛直方向に延在する。具体的に、第3仕切り板248cは、第3分散板246cに対し第2分散板246bと近接する方向に延在する。第3仕切り板248cの下端は、第2分散板246bから離隔している。また、第3仕切り板248cは、第3分散板246cに対し第2分散板246bから離隔する方向に延在する。第3仕切り板248cの上端は、収容槽240aの内面から離隔している。
図3は、図2の破線部分を抽出した図である。図3に示すように、分散板244は、複数の散気ノズル350を有する。複数の散気ノズル350は、それぞれ同一開口径の孔を有する。散気ノズル350は、風箱240bから収容槽240aに向かう方向に高圧流動化ガスを送出する。分散板244は、散気ノズル350の密度が高い大流量領域R1と、散気ノズル350の密度が低い小流量領域R2とを有する。つまり、分散板244は、散気ノズル350が第1の密度で設けられた大流量領域R1(第1の領域)と、散気ノズル350が第1の密度より小さい第2の密度で設けられた小流量領域R2(第2の領域)とを有する。このように、分散板244は、流動化ガスの流量が異なる大流量領域R1および小流量領域R2を有する。小流量領域R2における流動化ガスの流量は、大流量領域R1における流動化ガスの流量より小さい。大流量領域R1は、分散板244より上側に隣接する第1分散板246aと対向する位置に配される。小流量領域R2は、第1分散板246aの開口と対向する位置に配される。
なお、図2に示すように、第1分散板246aおよび第2分散板246bにも、大流量領域R1および小流量領域R2が設けられる。第1分散板246aの大流量領域R1は、第1分散板246aより上側に隣接する第2分散板246bと対向する位置に配される。第1分散板246aの小流量領域R2は、第2分散板246bの開口と対向する位置に配される。
また、第2分散板246bの大流量領域R1は、第2分散板246bより上側に隣接する第3分散板246cと対向する位置に配される。第2分散板246bの小流量領域R2は、第3分散板246cの開口と対向する位置に配される。なお、第3分散板246cは、第3分散板246cより上側に分散板が配されないため、小流量領域R2が設けられない。第3分散板246cには、大流量領域R1のみが設けられる。
風箱240bに供給された高圧流動化ガスは、分散板244から収容槽240a内に導入される。上述したように、分散板244には、散気ノズル350の密度が高い大流量領域R1および散気ノズル350の密度が低い小流量領域R2が設けられている。また、複数の散気ノズル350は、それぞれ同一開口径の孔を有している。そのため、大流量領域R1を通過する高圧流動化ガスの流量は、小流量領域R2を通過する高圧流動化ガスの流量より大きくなる。
ここで、大流量領域R1を通過した高圧流動化ガスの流量を大流量領域R1の面積で除した値(以下、大流量領域ガス線速度という)は、大流量領域ガス線速度(U)と最小流動化開始速度(Umf)との比率(U/Umf)が1以上となるように設定される。U/Umfが1以上に設定されることで、分散板244の大流量領域R1によって支持される流動媒体は、収容槽240a内で流動層(気泡流動層あるいは均一流動層)を形成することができる。
本実施形態では、流動層の層高は、2m以下の範囲に設定される。流動層の層高が2mを超えると、高圧流動化ガスが流動層内を流れ難くなる。また、流動層の層高が2mを超えると、高圧流動化ガスが流動層を均一に流れ難くなる。つまり、高圧流動化ガスが流動層内を偏って移動し、流動層が形成され難くなる。したがって、流動層の層高は、例えば、0.5m以上2m以下の範囲に設定される。
また、大流量領域ガス線速度が大きくなりすぎると、ガス化ガスに混入する異物の濃度が高くなる可能性がある。そのため、大流量領域ガス線速度は、U/Umfが1以上5未満となる範囲内に設定されることが好ましい。
一方、小流量領域R2から導入される高圧流動化ガスの流量を小流量領域R2の面積で除した値(以下、小流量領域ガス線速度という)は、小流量領域ガス線速度(U)と最小流動化開始速度と(Umf)の比率(U/Umf)が1未満となるように設定される。U/Umfが1未満に設定されることで、分散板244の小流量領域R2によって支持される流動媒体は、収容槽240a内で流動層を形成し難い。
大流量領域R1において流動層が形成されると、流動媒体が浮上する。そのため、流動層の層高は高くなる。分散板244の大流量領域R1上の流動層の層高が排出口240dの下端を超えると、流動層の一部がガス化炉240からオーバーフローする。高圧流動化ガスは、分散板244の大流量領域R1上で流動層を形成した後、第1分散板246aの大流量領域R1および小流量領域R2に流入する。また、分散板244の大流量領域R1上の流動層で生成されたガス化ガスは、高圧流動化ガスの流れに伴って、第1分散板246aの大流量領域R1および小流量領域R2に流入する。
第1分散板246aの大流量領域R1によって支持される流動媒体は、高圧流動化ガスおよびガス化ガスにより流動層を形成する。流動層の層高が第1仕切り板248aの上端を超えると、流動層の一部が第1分散板246aの開口から分散板244に向かって落下する。これにより、第1分散板246aに支持される流動媒体および原料の一部は、分散板244(小流量領域R2)上に積層される。
分散板244の小流量領域R2を通過する高圧流動化ガスの流量は、分散板244の大流量領域R1を通過する高圧流動化ガスの流量より小さい。したがって、小流量領域R2は、大流量領域R1よりも流動媒体および原料が積層され易くなる。
これにより、小流量領域R2上の流動媒体および原料(以下、非流動層という)の層高は、大流量領域R1上の流動媒体および原料(以下、流動層という)の層高よりも大きくなる。したがって、高圧流動化ガスは、非流動層の層高で発生する圧力損失により非流動層を通過し難くなる。
高圧流動化ガスは、第1分散板246aの大流量領域R1上で流動層を形成した後、第2分散板246bの大流量領域R1および小流量領域R2に流入する。また、第1分散板246aの大流量領域R1上の流動層で生成されたガス化ガスは、高圧流動化ガスの流れに伴って、第2分散板246bの大流量領域R1および小流量領域R2に流入する。
第2分散板246bの大流量領域R1によって支持される流動媒体は、高圧流動化ガスおよびガス化ガスにより流動層を形成する。流動層の層高が第2仕切り板248bの上端を超えると、流動層の一部が第2分散板246bの開口から第1分散板246aに向かって落下する。これにより、第2分散板246bに支持される流動媒体および原料の一部は、第1分散板246a(小流量領域R2)上に積層される。第1分散板246aの非流動層の層高は、第1分散板246aの流動層の層高よりも大きくなる。
高圧流動化ガスは、第2分散板246bの大流量領域R1上で流動層を形成した後、第3分散板246cの大流量領域R1に流入する。また、第2分散板246bの大流量領域R1上の流動層で生成されたガス化ガスは、高圧流動化ガスの流れに伴って、第3分散板246cの大流量領域R1に流入する。
第3分散板246cの大流量領域R1によって支持される流動媒体は、高圧流動化ガスおよびガス化ガスにより流動層を形成する。流動層の層高が第3仕切り板248cの上端を超えると、流動層の一部が第3分散板246cの開口から第2分散板246bに向かって落下する。これにより、第3分散板246cに支持される流動媒体および原料の一部は、第2分散板246b(小流量領域R2)上に積層される。第2分散板246bの非流動層の層高は、第2分散板246bの流動層の層高よりも大きくなる。第3分散板246cの大流量領域R1上で流動層を形成した後の高圧流動化ガスおよびガス化ガスは、収容槽240aの上部の開口から後段の設備に送出される。
本実施形態では、ガス化炉240(収容槽240a)には、常圧よりも大きな1MPa以上の高圧流動化ガスが供給される。また、収容槽240a内は、常圧よりも大きな1MPa以上の高圧雰囲気に維持されている。
ところで、高圧雰囲気を流れる流動化ガスは、常圧雰囲気を流れる流動化ガスよりも体積流量が小さくなる。図4は、比較例のガス化炉40と第1の実施形態のガス化炉240の構成を示す概略断面図である。図4(a)は、比較例のガス化炉40を示し、図4(b)は、本実施形態のガス化炉240を示す。図4(a)に示すように、比較例のガス化炉40は、収容槽40aと風箱40bとを備える。風箱40bの上部には、分散板44が配される。分散板44は、流動化ガスが流通可能に構成される。風箱40bの分散板44は、収容槽40aの底面としても機能する。
比較例のガス化炉40において、収容槽40aは、常圧雰囲気に維持されている。風箱40bは、収容槽40aに常圧の流動化ガスを供給する。比較例のガス化炉40は、常圧雰囲気で原料のガス化を行う。
分散板44は、流動媒体および原料を支持する。風箱40bは、分散板44を介して収容槽40a内に流動化ガスを供給する。このとき、流動化ガスのU/Umfは、1以上に設定される。U/Umfが1以上に設定されることで、分散板44上に流動層が形成される。比較例のガス化炉40(収容槽40a)の鉛直方向と直交する平面の断面積は、流動層の滞留時間が所定の滞留時間(ガス化反応時間)を確保できるように決定されている。
ここで、比較例のガス化炉40において、例えば、1MPa以上の高圧雰囲気で原料のガス化を行う場合について考える。1MPa以上の高圧雰囲気は、常圧雰囲気に対し大凡10倍以上の高い圧力を有する。そのため、高圧雰囲気を流れる流動化ガスは、常圧雰囲気を流れる流動化ガスよりも体積流量が大凡1/10以下まで小さくなる。流動化ガスの体積流量が大凡1/10以下まで小さくなると、流動化ガスのU/Umfも大凡1/10以下まで小さくなる。
比較例のガス化炉40において、流動化ガスのU/Umfが大凡1/10以下まで小さくなると、流動化ガスのU/Umfが1未満になり、流動層が形成されなくなる。ここで、流動化ガスのU/Umfを1以上にするために、風箱40bが供給する流動化ガスの流量を大きくする(例えば、流動化ガスを供給するポンプ等の流動化ガス供給設備を大型化する)ことが考えられる。しかし、流動化ガス供給設備を大型化した場合、ガス化炉40のコストが増大してしまう。したがって、比較例のガス化炉40は、1MPa以上の高圧雰囲気に設定した場合、コスト増大を招くことなく、流動化ガスのU/Umfを1以上に維持することが困難になる。つまり、比較例のガス化炉40は、1MPa以上の高圧雰囲気に設定した場合、コスト増大を招くことなく、流動層を形成することが困難になる。
そこで、本実施形態のガス化炉240は、比較例のガス化炉40よりも、流動化ガスが流通する流路における流路断面積を小さくしている。具体的に、図4(b)に示すように、本実施形態の収容槽240aの断面積(例えば、分散板244の上面の面積)は、比較例のガス化炉40(収容槽40a)の断面積(例えば、分散板44の上面の面積)よりも小さい。本実施形態では、収容槽240aの断面積は、比較例の収容槽40aの断面積の大凡1/10以下である。収容槽240aの断面積を小さくすることで、収容槽240a内を流通する流動化ガスの体積流量を大きくすることができる。これにより、本実施形態のガス化炉240(収容槽240a)は、容易にU/Umfを1以上に設定することができる。その結果、本実施形態のガス化炉240は、流動層を容易に形成することができる。
しかし、本実施形態の収容槽240aの断面積を比較例の収容槽40aの断面積より小さくした場合、本実施形態の分散板244上に形成される流動層の容積は、比較例の分散板44上に形成される流動層の容積より小さくなる。流動層の容積が小さくなると、生成されるガス化ガスの生成量が少なくなる。
そのため、本実施形態では、収容槽240a内に少なくとも1以上の分散板246を設けている。これにより、収容槽240a内の鉛直方向に少なくとも2以上の流動層(多段流動層)を形成することができる。本実施形態では、多段流動層は、収容槽240a内において鉛直方向に直列に配される。したがって、本実施形態のガス化炉240は、収容槽240aの断面積を拡大することなく、流動層を鉛直方向に複数配置することで流動層全体の容積を大きくすることができる。
多段流動層の数は、各流動層の滞留時間の積算が所定の滞留時間(ガス化反応時間)を確保できるように決定される。その結果、本実施形態のガス化炉240は、収容槽240aの断面積を比較例の収容槽40aの断面積より小さくしつつ、収容槽240a内の流動層の容積を比較例の収容槽40a内の流動層の容積と同等に維持することができる。
このように、本実施形態では、ガス化炉240は、収容槽240aの断面積を比較例(常圧雰囲気)の収容槽40aの断面積よりも小さくしている。また、ガス化炉240は、収容槽240a内に少なくとも1以上の分散板246を設けている。これにより、本実施形態のガス化炉240は、高圧雰囲気の収容槽240a内において、流動層を形成することができる。また、本実施形態のガス化炉240は、収容槽240a内の流動層の容積を確保(維持)することができる。その結果、本実施形態のガス化炉240は、高圧のガス化ガスを効率よく生成することができる。
(第2の実施形態:ガス化炉340)
図5は、第2の実施形態のガス化炉340の構成を示す概略断面図である。図5に示すように、第2の実施形態のガス化炉340は、第1の実施形態の分散板244、第1分散板246a、および、第2分散板246bの代わりに、分散板344、第1分散板346a、および、第2分散板346bを備える。第1の実施形態のガス化炉240と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
また、第2の実施形態の分散板344、第1分散板346a、および、第2分散板346bは、それぞれ同様の構成を有する。そのため、第2の実施形態では、分散板344の構成について説明し、第1分散板346aおよび第2分散板346bの構成については説明を省略する。
図6は、図5の破線部分の抽出図である。図6に示すように、分散板344は、大流量領域R1に第1の散気ノズル350aを有する。分散板344は、小流量領域R2に第2の散気ノズル350bを有する。分散板344に設けられる第1の散気ノズル350aの密度は、第2の散気ノズル350bの密度と大凡等しい。
図7は、第1の散気ノズル350aおよび第2の散気ノズル350bの構成を示す図である。図7(a)は、第1の散気ノズル350aおよび第2の散気ノズル350bの鉛直断面図を拡大した図である。図7(b)は、図7(a)のVIIB-VIIB線における第1の散気ノズル350aおよび第2の散気ノズル350bの水平断面図を拡大した図である。
図7(a)に示すように、第1の散気ノズル350aには、高圧流動化ガスを供給するための孔(供給孔)352が周方向に等間隔で複数(ここでは、4つ)設けられている。第2の散気ノズル350bには、流動化ガスを供給するための孔(供給孔)354が周方向に等間隔で複数(ここでは、4つ)設けられている。
しかし、図7(a)および図7(b)に示すように、第1の散気ノズル350aの孔352の開口径(第1の開口径)は、第2の散気ノズル350bの孔354の開口径(第2の開口径)よりも大きい。つまり、分散板344は、第1の開口径を有する第1の散気ノズル350aが設けられた大流量領域R1(第1の領域)と、第1の開口径より小さい第2の開口径を有する第2の散気ノズル350bが設けられた小流量領域R2(第2の領域)とを有する。
上述したように、分散板344に設けられる第1の散気ノズル350aの密度は、第2の散気ノズル350bの密度と大凡等しい。そのため、大流量領域R1に設けられた第1の散気ノズル350aから供給される流動化ガスの流量は、小流量領域R2に設けられた第2の散気ノズル350bから供給される流動化ガスの流量よりも大きくなる。
このように、第1の散気ノズル350aの密度と第2の散気ノズル350bの密度が大凡等しい場合でも、それぞれの開口径を異ならせることで小流量領域R2側の流動化ガスの流量を大流量領域R1側の流動化ガスの流量よりも小さくすることができる。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、小流量領域R2側の流動化ガスの流量を大流量領域R1側の流動化ガスの流量よりも小さくする構成は、上記第1の実施形態の分散板244の構成や第2の実施形態の分散板344の構成に限定されない。例えば、風箱240bは、小流量領域R2に供給する流動化ガスの圧力を大流量領域R1に供給する流動化ガスの圧力より小さくしてもよい。
これにより、例えば、第1の実施形態の分散板244に設けられた散気ノズル350の密度および開口径が等しい場合であっても、小流量領域R2側の流動化ガスの流量を大流量領域R1側の流動化ガスの流量よりも小さくすることができる。
(第3の実施形態:ガス化炉440)
図8は、第3の実施形態のガス化炉440の構成を示す概略断面図である。図8に示すように、第3の実施形態のガス化炉440は、収容槽240aの外部にバイパス管路450を備える。バイパス管路450は、各分散板446を迂回(バイパス)する管路である。
また、第3の実施形態のガス化炉440は、風箱240bの上部に分散板444を、収容槽240aの内部に第1分散板446a、第2分散板446b、第3分散板446cを備える。第1の実施形態のガス化炉240と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
バイパス管路450は、第1のバイパス管路452と、第2のバイパス管路454と、第3のバイパス管路456とを有する。第1のバイパス管路452は、一端が収容槽240a内における第3分散板446cの上方と連通し、他端が収容槽240a内における第3分散板446cの下方と連通する。第1のバイパス管路452は、第3分散板246c上に形成される流動層の一部を第2分散板446b上に導く。
第2のバイパス管路454は、一端が収容槽240a内における第2分散板446bの上方と連通し、他端が収容槽240a内における第2分散板446bの下方と連通する。第2のバイパス管路454は、第2分散板246b上に形成される流動層の一部を第1分散板446a上に導く。
第3のバイパス管路456は、一端が収容槽240a内における第1分散板446aの上方と連通し、他端が収容槽240a内における第1分散板446aの下方と連通する。第3のバイパス管路456は、第1分散板246a上に形成される流動層の一部を分散板444上に導く。
第3の実施形態の分散板444は、第1の実施形態の大流量領域R1のみによって構成される。第3の実施形態の第1分散板446a、第2分散板446b、第3分散板446cは、それぞれ分散板444と同じ構成を有する。
したがって、第3の実施形態のガス化炉440には、第1仕切り板248a、第2仕切り板248b、第3仕切り板248cが設けられていない。そのため、第3の実施形態のガス化炉440は、第1の実施形態のガス化炉240よりも製造が容易になる。また、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、収容槽240a内に3つの分散板246、346、446を設ける例について説明した。しかし、これに限定されず、収容槽240a内に設けられる分散板246、346、446は、1つであってもよいし、2つであってもよい。分散板246、346、446は、収容槽240a内に1以上設けられていれば良い。
上記実施形態では、収容槽240aの断面積は、収容槽240aの底面(風箱240bの上面)から導入口240cに至るまで一定である例について説明した。しかし、これに限定されず、収容槽240aの断面積は、収容槽240aの底面(風箱240bの上面)から導入口240cに向かって大きくなってもよい。
図9は、第1の実施形態のガス化炉240の変形例を示す図である。図9に示すように、変形例のガス化炉540は、鉛直方向上側に向かって断面積が大きくなる収容槽540aを備える。収容槽540aは、3つの分散板546を内部に有する。3つの分散板546は、風箱240bの分散板244に対して近接する側から順に、第1分散板546aと、第2分散板546bと、第3分散板546cが配される。
図9に示すように、3つの分散板546の上面の面積は、分散板244の上面の面積より大きい。また、3つの分散板546の上面の面積は、風箱240bから離隔するほど大きくなる。換言すれば、3つの分散板546の上面の面積は、鉛直方向上側ほど大きくなる。
ところで、3つの分散板546上に形成される流動層は、原料がガス化されることでガス化ガスが生成される。生成されたガス化ガスは、流動化ガスの流れに沿って、収容槽540a内を鉛直方向上側に上昇していく。第2分散板546b上に形成される流動層で生成されたガス化ガスは、第1分散板546a上に形成される流動層で生成されるガス化ガスと合流する。また、第3分散板546c上に形成される流動層から生成されたガス化ガスは、第1分散板546aおよび第2分散板546b上に形成される流動層で生成されるガス化ガスと合流する。
したがって、収容槽540a内のガス化ガスは、鉛直方向上側ほど流量が大きくなる。そのため、仮に3つの分散板546の上面の面積が一定である場合、鉛直方向上側の流動層ほど、流動化ガスの流れる流速が速くなる。流動化ガスの流速が速くなり、流動化ガスのU/Umfが5以上になると、生成したガス化ガスに混入する異物の濃度が高くなる可能性がある。したがって、収容槽540a内において流動化ガスの流速を変動させない、すなわち、流動化ガスの流速を一定にすることが好ましい。図9に示すように、3つの分散板546の上面の面積を鉛直方向上側ほど大きくすることで、収容槽540a内において、流動化ガスの流速を一定にすることができる。
また、第1の実施形態では、分散板246の小流量領域R2に散気ノズル350を配置する例について説明した。しかし、分散板246の小流量領域R2には、散気ノズル350が配置されていなくともよい。すなわち、分散板246は、散気ノズル350が設けられた大流量領域R1(第1の領域)と、散気ノズル350が設けられない小流量領域R2(第2の領域)とを有してもよい。例えば、収容槽240aの側壁には、非流動層の下部に相当する位置に噴射ノズルが取り付けられてもよい。噴射ノズルは、小流量領域R2(第2の領域)から大流量領域R1(第1の領域)に向かって気体(例えば、高圧流動化ガス)を噴射する。これにより、噴射ノズルは、非流動層の一部を強制的に流動層側に移動させることができる。
本開示は、ガス化炉に利用することができる。
240 ガス化炉
240a 収容槽
240b 風箱
246 分散板
350 散気ノズル
450 バイパス管路
R1 大流量領域(第1の領域)
R2 小流量領域(第2の領域)

Claims (6)

  1. 原料と流動媒体を収容する収容槽と、
    前記収容槽の下部に取り付けられ、前記収容槽の底面として機能する風箱分散板を有し、前記収容槽内に流動化ガスを供給する風箱と、
    前記収容槽の内部に設けられ、前記収容槽の内周面との間に流通口を形成し、前記原料および前記流動媒体を支持し、前記流動化ガスが流通可能な少なくとも1以上の収容槽分散板と、
    を備え、
    前記風箱分散板は、前記収容槽分散板に対応する第1の領域と、前記流通口に対応する第2の領域を有し、前記第2の領域における前記流動化ガスの流量は、前記第1の領域における前記流動化ガスの流量より小さい
    ガス化炉。
  2. 前記風箱分散板は、前記第1の領域において散気ノズルが第1の密度で設けられ、前記第2の領域において前記散気ノズルが前記第1の密度より小さい第2の密度で設けられる
    請求項1に記載のガス化炉。
  3. 前記風箱分散板は、前記第1の領域において第1の開口径を有する散気ノズルが設けられ、前記第2の領域において前記第1の開口径より小さい第2の開口径を有する散気ノズルが設けられる
    請求項1または2に記載のガス化炉。
  4. 前記風箱分散板は、前記第1の領域において散気ノズルが設けられ、前記第2の領域において前記散気ノズルが設けられておらず、
    前記収容槽は、前記第2の領域から前記第1の領域に向かって気体を噴射する噴射ノズルを有する
    請求項1または2に記載のガス化炉。
  5. 前記収容槽分散板の上面の面積は、前記風箱分散板の上面の面積より大きい
    請求項1からのいずれか1項に記載のガス化炉。
  6. 前記収容槽分散板は、前記収容槽の内部に複数設けられ、
    前記複数の収容槽分散板の上面の面積は、前記風箱から離隔するほど大きくなる
    請求項1からのいずれか1項に記載のガス化炉。
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