JP7224974B2 - 液量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、容器に収容されている液体の量を検出する液量検出装置に関する。
空気調和機や冷凍装置に搭載される冷凍サイクルは、圧縮機の吐出口から吐出される高温高圧の冷媒(ガス冷媒)を凝縮器に送り、その凝縮器から流出する冷媒(液冷媒)を膨張弁で減圧して蒸発器に送り、その蒸発器から流出する低温低圧の冷媒(ガス冷媒)をアキュームレータを介して圧縮機の吸込口に戻す。
アキュームレータは、流入する冷媒の液状成分(液冷媒)を収容し残りのガス状成分(ガス冷媒)を圧縮機へと送出する。このアキュームレータを設けることで、液冷媒の吸込みによる圧縮機の損傷を防ぐようにしている。液冷媒を一時的に収容する受液器(リキッドレシーバともいう)を凝縮器と膨張弁との間の冷媒流路に設けることもある。
アキュームレータや受液器の容器に収容される液冷媒の量を検出する手段として、超音波を用いる液面検出装置が知られている。この液面検出装置は、冷媒を収容する容器の外側面に超音波センサを取付け、その超音波センサから超音波を送信し、送信した超音波の反射波を同じ超音波センサで受信し、その受信信号の電圧レベルに応じて容器内の液冷媒の液面位置を検出する。
容器内の液冷媒の液面位置が規定位値である超音波センサの取付け位置より下方にある場合、超音波センサから送信される超音波は液冷媒に接することなく超音波センサに戻るので、超音波センサの受信信号レベルが高くなる。容器内の液冷媒の液面位置が上記規定位置と同じまたはそれより上方にある場合は、超音波センサから送信される超音波が液冷媒に接した状態で超音波センサに戻るので、超音波センサの受信信号レベルが低くなる。この超音波センサの受信信号レベルに応じて、容器内の液冷媒の液面位置が規定位置に達しているか否かを検出するようにしている。
特許第5774469号公報 特許第4113700号公報
冷凍サイクルの運転中は容器内の液面に泡立ちや波浪が生じる。このため、容器内の液冷媒の液面が規定位置より下方にあっても、液面の泡や波頭が規定位置に達するような状況では、その泡や波頭の部分を液面として誤って検出してしまう可能性がある。
本発明の実施形態の目的は、容器内の液量を的確に検出できる信頼性にすぐれた液量検出装置を提供することである。
請求項1の液量検出装置は、液体を収容する容器の周壁に取付けられ、超音波を送信しかつ受信する超音波センサと;この超音波センサから送信した超音波の横波が前記周壁を伝わって前記超音波センサに達する時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する検出手段と;を備える。前記容器は、圧縮機、凝縮器、減圧器、および蒸発器を順に配管接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルに設けられ、前記蒸発器から前記圧縮機へ流れる冷媒の液状成分を収容するアキュームレータの容器である。前記検出手段は、前記冷凍サイクルの運転時、前記超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の前記周壁を周回して伝わって前記超音波センサに戻る時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する。さらに、検出手段は、前記冷凍サイクルの非運転時、前記超音波センサから送信した超音波の縦波が前記超音波センサの取付け位置とは反対側にある前記周壁の内周面と気体または液体との界面で反射して前記超音波センサに戻る時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する。
各実施形態の構成および冷凍サイクルの構成を示すブロック図。 第1実施形態の超音波センサおよびその超音波センサが取付けられる容器を示す図。 図2における容器の側壁を上方から視るとともにその側壁に超音波の横波が伝わる様子を示す図。 図2のように液冷媒の量が規定位置より下方にある場合の超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 図2における容器内の液冷媒が増えた状態を示す図。 図5における容器の側壁を上方から視るとともにその側壁に超音波の横波が伝わる様子を示す図。 図5のように液冷媒の量が規定位置より上方にある場合の超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第1実施形態のコントローラの制御を示すフローチャート。 第2実施形態のコントローラの制御を示すフローチャート。 第3実施形態の超音波センサおよびその超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第4実施形態の超音波センサおよびその超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第5実施形態の超音波センサおよびその超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第6実施形態の複数の超音波センサおよびこれら超音波センサが取付けられる容器を示す図。 図13における各超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第7実施形態の複数の超音波センサおよびその各超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第7実施形態において液冷媒の量が第1規定位置と第2規定位置との間にある場合の第1超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第7実施形態において液冷媒の量が第1および第2規定位置より下方にある場合の超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第8実施形態の複数の超音波センサおよびその各超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第8実施形態における各超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第9実施形態の複数の超音波センサおよびその各超音波センサが取付けられる容器を示す図。 第9実施形態における各超音波センサの受信信号の電圧波形を示す図。 第10実施形態の複数の超音波センサおよびその各超音波センサが取付けられる容器を示す図。
[1]第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四方弁2を介して室外熱交換器3が配管接続され、その室外熱交換器3に室外膨張弁4が配管接続され、その室外膨張弁4に複数の室内膨張弁11をそれぞれ介して複数の室内熱交換器12が配管接続され、これら室内熱交換器12に上記四方弁2およびアキュームレータ5を介して圧縮機1の吸込口が配管接続されている。これら配管接続により、空気調和機や冷凍装置に搭載されるヒートポンプ式冷凍サイクルが構成される。そして、室外熱交換器3の近傍に室外ファン4が配置され、各室内熱交換器12の近傍にそれぞれ室内ファン13が配置されている。
圧縮機1は、圧縮室および駆動モータを密閉ケースに収めた密閉型圧縮機であり、吸込口から冷媒を吸込んで圧縮し、圧縮後の高温高圧の冷媒を吐出口から吐出する。冷房時は、実線矢印で示すように、圧縮機1から吐出される冷媒が四方弁2、室外熱交換器3、室外膨張弁4、各室内膨張弁11を通って各室内熱交換器12に流入し、これら室内熱交換器12から流出する冷媒が四方弁2およびアキュームレータ5を通って圧縮機1に吸込まれる。この冷媒の流れにより、室外熱交換器3が凝縮器として機能し、各室内熱交換器12が蒸発器として機能する。暖房時は、四方弁2の流路が切換わることにより、圧縮機1から吐出された冷媒が四方弁2を通って各室内熱交換器12に流入し、その各室内熱交換器12から流出する冷媒が各室内膨張弁11、室外膨張弁4、室外熱交換器3、四方弁2、アキュームレータ5を通って圧縮機1に吸込まれる。この冷媒の流れにより、各室内熱交換器12が凝縮器として機能し、室外熱交換器3が蒸発器として機能する。
アキュームレータ5は、図2に示す円柱型の容器10を含み、流入してくる冷媒の液状成分(液冷媒;図示点々)Rを容器10に収容し、残りのガス状成分(ガス冷媒)を圧縮機へと送出する。容器10の周壁は、鉄製の鋼板からなる円筒状の側壁(鋼板)10a、同じ鉄製の鋼板からなり側壁10aの軸方向一端(上端)を閉塞する円形の一端壁(上面壁)10b、および同じ鉄製の鋼板からなり側壁10aの軸方向他端(下端)を閉塞する円形の他端壁(下面壁)10cにより形成されている。
この容器10の側壁10aの外周面に、超音波検出ユニット20が取付けられている。超音波検出ユニット20は、側壁10aの外周面の所定の高さ位置に隙間なく取付けられ側壁10a側に向けてほぼ水平方向に超音波を送信しかつその送信後の超音波(反射波)を受信する超音波センサ21、後述のコントローラ30から供給される駆動信号Daに応じて超音波センサ21を駆動する送信回路22、超音波センサ21の受信信号に増幅等の信号処理を施す受信回路23を含む。この受信回路23で処理された受信信号がコントローラ30に供給される。
超音波センサ21から送信される超音波には、縦波と横波がある。縦波は、超音波センサ21が取付けられている部位の側壁10aを通り、さらに超音波センサ21が取付けられている側とは反対側の側壁10aに向かって容器10内をほぼ水平方向に進み、側壁10aの内周面と気体または液体との界面に達してそこで反射する。この反射波は往路と同じ経路を伝わって送信元の超音波センサ21に戻る。理科年表によると、縦波が鉄製の鋼板を伝わる速度は5,950m/s、縦波が液冷媒を伝わる速度は水を伝わる速度と同じ1,480m/sである。
超音波センサ21から送信された超音波の縦波が上記経路を往復して送信元の超音波センサ21に戻るまでのt1時間は、側壁10aの厚さが数mmで容器10の外周面の直径が0.5mであると仮定した場合、側壁10aにおける伝搬については速度が速いので無視すると、液冷媒中の伝搬速度の影響が支配的となり、下式で表わされる。
t1時間=(0.5m×2)/(1,480m/s)=約680μs
超音波センサ21から送信される超音波の横波は、図2および図3に示すように、側壁10aの内周面と気体または液体との界面で反射を繰り返しながら、さらに側壁10aの外周面と気体との界面でも反射を繰り返しながら、側壁10aを最短距離(円周の長さ)で周回する経路Lで伝わって送信元の超音波センサ21に戻る。理科年表によると、横波が鉄製の鋼板を伝わる速度は3,240m/sであり、これは縦波が鉄製の鋼板を伝わる速度(=5,950m/s)より遅く縦波が液冷媒を伝わる速度(=1,480m/s)より速い。
超音波センサ21から送信された横波が側壁10aを伝わって送信元の超音波センサ21に戻るまでのt2時間は、容器10の直径が0.5mである場合、側壁10aの厚さを無視すれば、下式で表わされる。
t2時間=(0.5m×π)/(3,240 m/s)=約490μs
このt2時間については、実際には、側壁10aの厚さなど製造公差に基づく補正が必要となる。
圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外膨張弁4、アキュームレータ5、室外ファン5、および超音波検出ユニット20が室外ユニットAに収容され、各室内膨張弁11、各室内熱交換器12、各室内ファン13が複数の室内ユニットB1,B2,…Bnに収容される。
室外ユニットAおよび室内ユニットB1~Bnにコントローラ30が接続され、そのコントローラ30にリモートコントロール式の操作表示器31が接続される。操作表示器31は、空気調和機の運転条件を設定するための操作キーを有するとともに、空気調和機の運転に関わる種々の情報を文字や画像で表示する表示画面を有する。
コントローラ30は、主要な機能として次の制御手段および検出手段を備える。
制御手段は、操作表示器31で設定される運転条件に応じて室外ユニットAおよび室内ユニットB1~Bnの運転を制御する。
検出手段は、アキュームレータ5の容器10に収容されている液冷媒Rの量(液体の量)を超音波検出ユニット20を用いて検出する。具体的には、超音波センサ21から送信した超音波の横波が図2および図3に矢印で示すように側壁10aにおける最短距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る時点(送信からt2時間後)の超音波センサ21の受信信号レベルに応じて、容器10内の液冷媒Rの量を検出する。
例えば、図2のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が基準位置である超音波センサ21の取付け位置より下方にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21から送信される超音波の横波は、液冷媒Rに接することなく側壁10aを伝わり、送信からt2時間後に超音波センサ21に戻る。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰しないので、駆動信号Daのオン(送信開始)からt2時間後の超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaは、図4に示すように高くなる。
図5のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が基準位置と同じまたはそれより上方にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21から送信される超音波の横波は、図6に示すように液冷媒Rに接するごとにその液冷媒Rに吸収されるため強度が減衰しながら側壁10aを伝わり、送信からt2時間後に超音波センサ21に戻る。側壁10aを伝わる横波の強度は、液冷媒Rとの接し量が多いほどそれに比例する大きさで減衰していく。よって、駆動信号Daのオン(送信開始)からt2時間後の超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaは、図7に示すように低くなる。
つぎに、コントローラ30が実行する制御を図8のフローチャートを参照しながら説明する。フローチャート中のステップS1,S2…については、単にS1,S2…と略称する。
コントローラ30は、冷凍サイクルの運転時(S1のYES)、一定時間ごとの検出タイミングが巡ってきたとき(S2のYES)、超音波センサ21を駆動し(S3)、超音波センサ21から超音波を送信させる。そして、コントローラ30は、超音波センサ21の駆動開始からt2時間が経過したとき、つまり超音波センサ21から送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る時点において、超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaを検出する(S4)。
超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaが予め定めた設定値以上の場合、コントローラ30は、容器10内の液冷媒Rの量(液面位置)が規定位置である超音波センサ21の取付け位置に満たないと判定する(S5)。電圧レベルVaが上記設定値未満の場合、コントローラ30は、容器10内の液冷媒Rの量(液面位置)が規定位置に達していると判定する(S5)。そして、コントローラ30は、この判定結果を操作表示部31の表示によりユーザに報知する(S6)。
この報知後、コントローラ30は、冷凍サイクルの運転が停止でなければ(S7のNO)、上記S2に戻って次の検出タイミングを監視する(S2)。冷凍サイクルの運転が停止であれば(S7のYES)、処理を終了する。
ところで、冷凍サイクルの運転中は容器10内の液冷媒Rの液面に泡立ちや波浪が生じる。このため、従来のように超音波の縦波で液面位置を検出する方法では、容器10内の液冷媒Rの液面に生じる泡や波頭を液面として誤検出する可能性がある。
これに対し、本実施形態では、側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rとの接し量が多いほどそれに比例する大きさで減衰していくので、その減衰の度合いを超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaとして連続的に捕らえることができる。この受信信号の電圧レベルVaに対する設定値を適切に設定することで、容器10内の液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が規定位置に達しているか否かを的確に検出できる。液冷媒Rの液面に生じる泡や波頭を液面として誤検出する不具合は生じない。液量検出の信頼性が大幅に向上する。
[2]第2実施形態
第2実施形態について説明する。
コントローラ30は、主要な機能として、第1実施形態の上記制御手段のほかに、次の第1検出手段および第2検出手段を備える。
第1検出手段は、冷凍サイクルの運転時、第1実施形態と同じく、超音波センサ21から送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る時点(送信からt2時間後)の超音波センサ21の受信信号レベルに応じて、容器10内の液冷媒Rの量を検出する。
第2検出手段は、冷凍サイクルの非運転時、超音波センサ21から送信した超音波の縦波が超音波センサ21の取付け位置とは反対側にある側壁10aの内周面と気体または液体との界面で反射して超音波センサ21に戻る時点(送信からt1時間後)の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、容器10内の液冷媒Rの量を検出する、
コントローラ30が実行する制御を図9のフローチャートを参照しながら説明する。S1~S7の処理は第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
コントローラ30は、冷凍サイクルの非運転時(S1のNO)、一定時間ごとの検出タイミングにおいて(S8のYES)、超音波センサ21を駆動し(S9)、超音波センサ21から超音波を送信させる。そして、コントローラ30は、超音波センサ21の駆動開始からt1時間が経過したとき、つまり超音波センサ21から送信した超音波の縦波が超音波センサ21が取付けられている部位の側壁10aを通り、さらに超音波センサ21が取付けられている側とは反対側の側壁10aに向かって容器10内をほぼ水平方向に進み、側壁10aの内周面と気体または液体との界面に達してそこで反射し、その反射波が往路と同じ経路を伝わって超音波センサ21に戻る時点において、超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaを検出する(S10)。
受信信号の電圧レベルVaが閾値以上の場合、コントローラ30は、容器10内の液冷媒Rの量(液面位置)が規定位置に満たないと判定する(S11)。検出した電圧レベルVaが閾値未満の場合、コントローラ30は、容器10内の液冷媒Rの量(液面位置)が規定位置に達していると判定する(S11)。そして、コントローラ30は、判定結果を操作表示部31の表示によりユーザに報知する(S12)。この報知後、コントローラ30は、上記S1に戻って同様の処理を繰り返す。
すなわち、冷凍サイクルが運転しているときは容器10内の液冷媒Rの液面に泡立ちや波浪が生じるので、その泡立ちや波浪の影響を受け難い横波によって液冷媒Rの量を検出するようにしている。冷凍サイクルが運転していないときは容器10内の液冷媒Rの液面に泡立ちや波浪が生じないので、従来と同じく縦波によって液冷媒Rの量を検出するようにしている。他の構成は第1実施形態と同じである。
[3]第3実施形態
第3実施形態では、図10に示すように、アキュームレータ5の容器10が横向きに倒れた状態で配置される。他の構成は第1実施形態と同じである。
超音波センサ21から送信される超音波の横波は、図10に矢印で示すように側壁10aにおける最短距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る。側壁10aを伝わる横波の強度は、横波と液冷媒Rとの接し量が多いほどそれに比例する大きさで減衰していく。この減衰の度合いを超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaとして幅広く連続的に捕らえることができる。
この受信信号の電圧レベルVaを検出することにより、液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量を的確に検出できる。とくに、横波の強度の減衰の度合いを超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaとして幅広く連続的に捕らえることができるので、容器10内の液冷媒Rの量をほぼ空の状態から満杯に近い状態まで連続的に検出することができる。
[4]第4実施形態
第4実施形態では、図11に示すように、アキュームレータ5の容器10は、鉄製の鋼板を球体に成型してなる周壁10mにより形成されている。この周壁10mの外周面に超音波センサ21が取付けられている。球体である周壁10mを地球であると仮想し、その地球の南北の両極を通る地軸線X-X´を基準にして視た場合、この超音波センサ21の取付け位置は、超音波センサ21から送信された超音波の横波が周壁10mにおける最長距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る場合の周回経路Lが、地軸線X-X´に対し直行する状態となる位置である。別の言い方をすると、周回経路Lの位置は、南北の両極からそれぞれ緯度として90度離れた位置にある。
液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が規定位置である超音波センサ21の取付け位置に達しているか否かを的確に検出できる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[5]第5実施形態
第5実施形態では、図12に示すように、アキュームレータ5の容器10は、第4実施形態と同じく、鉄製の鋼板を球体に成型してなる周壁10mで形成されている。この周壁10mの外周面に超音波センサ21が取付けられている。この超音波センサ21の取付け位置は、超音波センサ21から送信された超音波の横波が周壁10mにおける最長距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21に戻る場合の周回経路Lが、地軸線X-X´に対し所定の傾きをもって交差する状態となる位置である。
この第5実施形態の場合、図10の第3実施形態と同じく、横波の強度の減衰の度合いを超音波センサ21の受信信号の電圧レベルVaとして幅広く連続的に捕らえることができるので、容器10内の液冷媒Rの量をほぼ空の状態から満杯に近い状態まで連続的に検出することができる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[6]第6実施形態
第6実施形態では、図13に示すように、超音波検出ユニット20が2つの超音波センサ21a,21b(第1および第2超音波センサ)、送信回路22、および受信回路23を含む。超音波センサ21a,21bは、側壁10aの外周面の互いに異なる高さ位置に隙間なく取付けられ、側壁10a側に向けてほぼ水平方向に超音波を送信するとともに、その送信後の超音波(反射波)を受信する。送信回路22は、コントローラ30から供給される駆動信号Da,Dbに応じて超音波センサ21a,21bをそれぞれ駆動する。受信回路23は、超音波センサ21a,21bの受信信号にそれぞれ増幅等の信号処理を施す。この受信回路23で処理された受信信号がコントローラ30に供給される。
コントローラ30の検出手段は、駆動信号Da,Dbを一定時間t3の時間間隔で交互に送信回路22に供給し、これにより超音波センサ21a,21bを互いに異なるタイミングで駆動して超音波センサ21a,21bからそれぞれ超音波を送信し、超音波センサ21aから送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを伝わって超音波センサ21aに戻る時点(送信からt2a時間後)の超音波センサ21aの受信信号レベルと、超音波センサ21bから送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Lbを伝わって超音波センサ21bに戻る時点(送信からt2b時間後)の超音波センサ21bの受信信号レベルとに応じて、容器10内の液冷媒Rの量が第1基準位置である超音波センサ21aの取付け位置および第2基準位置である超音波センサ21bの取付け位置にそれぞれ達しているか否かを検出する。
図13のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が第1基準位置と第2基準位置との間にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21aから送信される超音波の横波は、液冷媒Rに接することなく側壁10aにおける周回経路Laを伝わり、送信からt2a時間後に送信元の超音波センサ21aに戻る。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰しないので、駆動信号Daのオン(送信開始)からt2a時間後の超音波センサ21aの受信信号の電圧レベルVaは、図14に示すように高くなる。
駆動信号Dbのオンに応じて超音波センサ21bから送信される超音波の横波は、液冷媒Rに接しながら側壁10aにおける周回経路Lbを伝わり、送信からt2b時間後に送信元の超音波センサ21bに戻る。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰するので、駆動信号Dbのオン(送信開始)からt2b時間後の超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbは、図14に示すように低くなる。
したがって、液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が第1および第2規定位置にそれぞれ達しているか否かを的確に検出できる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[7]第7実施形態
第7実施形態では、図15に示すように、超音波検出ユニット20が2つの超音波センサ21a,21b、送信回路22、および受信回路23を含む。超音波センサ21a,21bは、側壁10aの外周面の互いに異なる高さ位置にかつ互いに距離X離れた状態で取付けられ、側壁10a側に向けてほぼ水平方向に超音波を送信するとともに、その送信後の超音波(反射波)を受信する。送信回路22は、コントローラ30から供給される駆動信号Daに応じて超音波センサ21aを駆動する。受信回路23は、超音波センサ21bの受信信号に増幅等の信号処理を施す。
コントローラ30の検出手段は、駆動信号Daを送信回路22に供給することにより超音波センサ21aを駆動して超音波センサ21aから超音波を送信し、その超音波の横波が側壁10aを距離Xの直線経路で伝わって超音波センサ21bに達する時点(送信からtx時間後)の超音波センサ21bの受信信号レベルに応じて、容器10内の液冷媒Rの量が第1基準位置である超音波センサ21aの取付け位置および第2基準位置である超音波センサ21bの取付け位置に達しているか否かを検出する。
図15のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が第1基準位置と第2基準位置との間にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21aから送信される超音波の横波は、初めは液冷媒Rに接することなく超音波センサ21bに向かい直線経路で側壁10aを伝わり、かつ途中で液冷媒Rに接しながら側壁10aを伝わり、送信からtx時間後に超音波センサ21bに達する。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rにより減衰するので、駆動信号Daのオン(送信開始)からtx時間後の超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbは、図16に示すように低くなる。
容器10内の液冷媒Rの液面位置が第1および第2基準位置より下方にある場合、Daのオンに応じて超音波センサ21aから送信される超音波の横波は、液冷媒Rに接することなく側壁10aを伝わり、送信からtx時間後に超音波センサ21bに達する。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによる減衰を生じないので、駆動信号Daのオン(送信開始)からtx時間後の超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbは、図17に示すように高くなる。
したがって、液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が第1および第2規定位置にそれぞれ達しているか否かを的確に検出できる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[8]第8実施形態
第8実施形態では、図18に示すように、超音波検出ユニット20が2つの超音波センサ21a,21b、送信回路22、および受信回路23を含む。超音波センサ21a,21bは、側壁10aの外周面の互いに異なる高さ位置にかつ互いに距離X離れた状態で取付けられ、側壁10a側に向けてほぼ水平方向に超音波を送信するとともに、その送信後の超音波(反射波)を受信する。送信回路22は、コントローラ30から供給される駆動信号Daに応じて超音波センサ21aを駆動する。受信回路23は、超音波センサ21a,21bの受信信号にそれぞれ増幅等の信号処理を施す。この受信回路23で処理された受信信号がコントローラ30に供給される。
コントローラ30の検出手段は、駆動信号Daを送信回路22に供給することにより超音波センサ21aを駆動して超音波センサ21aから超音波を送信し、その超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを伝わって超音波センサ21aに戻る時点(送信からt2時間後)の超音波センサ21aの受信信号レベルと、超音波センサ21aから送信した超音波の横波が側壁10aにおける距離Xの直線経路を伝わって超音波センサ21bに達する時点(送信からtx時間後)の超音波センサ21bの受信信号レベルとに応じて、容器10内の液冷媒Rの量が第1基準位置である超音波センサ21aの取付け位置に達しているか否かおよび第2基準位置である超音波センサ21bの取付け位置に達しているか否かを検出する。
図18のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が第1基準位置と第2基準位置との間にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21aから送信される超音波の横波は、側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを液冷媒Rに接することなく伝わり、送信からt2時間後に送信元の超音波センサ21aに戻る。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰しないので、駆動信号Daのオン(送信開始)からt2時間後の超音波センサ21aの受信信号の電圧レベルVaは、図19に示すように高くなる。
また、超音波センサ21aから送信された超音波の横波は、初めは液冷媒Rに接することなく超音波センサ21bに向かって直線経路で側壁10aを伝わり、途中から液冷媒Rに接しながら側壁10aを伝わり、送信からtx時間後に超音波センサ21bに達する。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰するので、駆動信号Daのオン(送信開始)からtx時間後の超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbは、図19に示すように低くなる。
したがって、液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が第1および第2規定位置にそれぞれ達しているか否かを的確に検出できる。
送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを伝わって超音波センサ21aに戻る時点(送信からt2時間後)と、同送信した超音波の横波が側壁10aにおける距離Xの直線経路を伝わって超音波センサ21bに達する時点と時間差が存在するので、超音波センサ21a,21bの受信信号に対する信号処理を1つの受信回路23で行うことができる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[9]第9実施形態
第9実施形態では、図20に示すように、超音波検出ユニット20が2つの超音波センサ21a,21b、送信回路22、および受信回路23a,23bを含む。超音波センサ21a,21bは、側壁10aの外周面の互いに異なる高さ位置にかつ互いに距離Xaの間隔で取付けられ、側壁10a側に向けてほぼ水平方向に超音波を送信するとともに、その送信後の超音波(反射波)を受信する。送信回路23は、コントローラ30から供給される駆動信号Daに応じて超音波センサ21aを駆動する。受信回路23aは、超音波センサ21aの受信信号に増幅等の信号処理を施す。受信回路23bは、超音波センサ21bの受信信号に増幅等の信号処理を施す。この受信回路23で処理された受信信号がコントローラ30に供給される。
超音波センサ21aから送信した超音波の横波が側壁10aにおける距離Xaの直線経路を伝わって超音波センサ21bに達するまでの横波の伝搬距離は、同じ超音波センサ21aから送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Lを伝わって超音波センサ21aに戻るまでの横波の伝搬距離と同じである、
コントローラ30の検出手段は、駆動信号Daを送信回路22に供給することにより超音波センサ21aを駆動して超音波センサ21aから超音波を送信し、その超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを伝わって超音波センサ21aに戻る時点(送信からt2時間後)の超音波センサ21aの受信信号レベルと、超音波センサ21aから送信した超音波の横波が側壁10aにおける距離Xの直線経路を伝わって超音波センサ21bに達する時点(送信からtxa時間後)の超音波センサ21bの受信信号レベルとに応じて、容器10内の液冷媒Rの量が第1基準位置である超音波センサ21aの取付け位置および第2基準位置である超音波センサ21bの取付け位置に達しているか否かを検出する。
図20のように容器10内の液冷媒Rの液面位置が第1基準位置と第2基準位置との間にある場合、駆動信号Daのオンに応じて超音波センサ21aから送信される超音波の横波は、側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを液冷媒Rに接することなく伝わり、送信からt2時間後に超音波センサ21aに戻る。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰しないので、駆動信号Daのオン(送信開始)からt2時間後の超音波センサ21aの受信信号の電圧レベルVaは、図21に示すように高くなる。
また、超音波センサ21aから送信された超音波の横波は、初めは液冷媒Rに接することなく超音波センサ21bに向かい直線経路で側壁10aを伝わり、途中から液冷媒Rに接しながら側壁10aを伝わり、送信からtxa時間後に超音波センサ21bに達する。側壁10aを伝わる横波の強度が液冷媒Rによって減衰するので、駆動信号Daのオン(送信開始)からtxa時間後の超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbは、図21に示すように低くなる。
送信した超音波の横波が側壁10aにおける最短距離の周回経路Laを伝わって超音波センサ21aに戻る時点(送信からt2時間後)と、同送信した超音波の横波が側壁10aにおける距離Xの直線経路を伝わって超音波センサ21bに達する時点とが同じなので、超音波センサ21a,21bの受信信号を2つの受信回路23a,23bで個別に処理するようにしている。
液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量が第1および第2規定位置にそれぞれ達しているか否かを的確に検出できる。
他の構成および制御は、第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[10]第10実施形態
第10実施形態では、図22に示すように、円筒状の容器10の一端壁(上面壁)10bの外周面のほぼ中心位置に超音波センサ21aが取付けられ、他端壁(下面壁)10cのほぼ中心位置に超音波センサ21bが取付けられている。
コントローラ30の検出手段は、超音波センサ21aを駆動して超音波センサ21aから超音波を送信し、その超音波の横波が一端壁10b,側壁10a,他端壁10cを最短距離の直線経路Lcで伝わって超音波センサ21bに達する時点の超音波センサ21bの受信信号レベルに応じて、容器10内の液冷媒Rの量を検出する。
一端壁10b,側壁10a,他端壁10cを伝わる横波の強度は、横波と液冷媒Rの接し量が多いほどそれに比例する大きさで減衰していく。この減衰の度合いを超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVbとして幅広く連続的に捕らえることができる。
この受信信号の電圧レベルVbを検出することにより、液冷媒Rの液面に生じる泡立ちや波浪に影響を受けることなく、容器10内の液冷媒Rの量を的確に検出できる。とくに、横波の強度の減衰の度合いを超音波センサ21bの受信信号の電圧レベルVaとして幅広く連続的に捕らえることができるので、容器10内の液冷媒Rの量をほぼ空の状態から満杯に近い状態まで連続的に検出することができる。
他の構成および制御は図15の第7実施形態と同じなので、その説明は省略する。
[6]変形例
上記各実施形態では、アキュームレータの容器に収容される液冷媒の量を検出する場合を例に説明したが、液体を収容する容器であれば、アキュームレータに限らず同様の検出が可能である。
その他、上記各実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
A…室外ユニット、B1,B2…Bn……室内ユニット、1…圧縮機、3…室外熱交換器、5…アキュームレータ、12…室内熱交換器、10…容器、10a…側壁(周壁)、20…超音波検出ユニット、21…超音波センサ、22…送信回路、23…受信回路、R…液冷媒、L…周回経路、30…コントローラ

Claims (9)

  1. 液体を収容する容器の周壁に取付けられ、超音波を送信しかつ受信する超音波センサと、
    前記超音波センサから送信した超音波の横波が前記周壁を伝わって前記超音波センサに達する時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記容器は、圧縮機、凝縮器、減圧器、および蒸発器を順に配管接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルに設けられ、前記蒸発器から前記圧縮機へ流れる冷媒の液状成分を収容するアキュームレータの容器であり、
    前記検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転時、前記超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の前記周壁を周回して伝わって前記超音波センサに戻る時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出し、
    前記冷凍サイクルの非運転時、前記超音波センサから送信した超音波の縦波が前記超音波センサの取付け位置とは反対側にある前記周壁の内周面と気体または液体との界面で反射して前記超音波センサに戻る時点の同超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する、
    ことを特徴とする液量検出装置。
  2. 前記容器の周壁は、円筒状の側壁、この側壁の軸方向一端を塞ぐ円形の一端壁、および前記側壁の軸方向他端を塞ぐ円形の他端壁により形成され、
    前記超音波センサは、前記側壁の外周面における所定の高さ位置に取付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液量検出装置。
  3. 前記容器の周壁は、球体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体検出装置。
  4. 前記超音波センサは、前記側壁の外周面における互いに異なる高さ位置に取付けられた第1超音波センサおよび第2超音波センサであり、
    前記検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転時、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記側壁を周回して伝わって同第1超音波センサに戻る時点の同第1超音波センサの受信信号レベルと、前記第2超音波センサから送信した超音波の横波が前記側壁を周回して伝わって同第2超音波センサに戻る時点の同第2超音波センサの受信信号レベルとに応じて、前記容器内の液体の量を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液量検出装置。
  5. 前記検出手段は、前記第1および第2超音波センサから互いに異なるタイミングで超音波を送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液量検出装置。
  6. 前記超音波センサは、前記側壁の外周面における互いに異なる高さ位置に取付けられた第1超音波センサおよび第2超音波センサであり、
    前記検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転時、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記側壁を伝わって前記第2超音波センサに達する時点の同第2超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液量検出装置。
  7. 前記超音波センサは、前記容器の側壁の外周面における互いに異なる高さ位置に取付けられた第1超音波センサおよび第2超音波センサであり、
    前記検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転時、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の側壁を伝わって同第1超音波センサに戻る時点の同第1超音波センサの受信信号レベルと、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の側壁を伝わって前記第2超音波センサに達する時点の同第2超音波センサの受信信号レベルとに応じて、前記容器内の液体の量を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液量検出装置。
  8. 前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の側壁を伝わって前記第2超音波センサに達するまでの横波の伝搬距離は、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記容器の側壁を周回して同第1超音波センサに戻るまでの横波の伝搬距離と同じである、
    ことを特徴とする請求項に記載の液量検出装置。
  9. 前記容器は、円筒状の側壁、この側壁の軸方向一端を塞ぐ一端壁、および前記側壁の軸方向他端を塞ぐ他端壁を前記周壁として有し、
    前記超音波センサは、前記冷凍サイクルの運転時、前記一端壁の外周面に取付けられた第1超音波センサ、および前記他端壁の外周面に取付けられた第2超音波センサであり、
    前記検出手段は、前記第1超音波センサから送信した超音波の横波が前記一端壁、前記側壁、および前記他端壁を伝わって前記第2超音波センサに達する時点の同第2超音波センサの受信信号レベルに応じて、前記容器内の液体の量を検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液量検出装置。
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