JP7224190B2 - 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置 - Google Patents

超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7224190B2
JP7224190B2 JP2019004613A JP2019004613A JP7224190B2 JP 7224190 B2 JP7224190 B2 JP 7224190B2 JP 2019004613 A JP2019004613 A JP 2019004613A JP 2019004613 A JP2019004613 A JP 2019004613A JP 7224190 B2 JP7224190 B2 JP 7224190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
electrode
layer
ultrasonic transducer
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020113929A (ja
Inventor
正和 河野
泰一 竹崎
俊太郎 町田
大介 龍崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019004613A priority Critical patent/JP7224190B2/ja
Priority to DE102020100305.6A priority patent/DE102020100305A1/de
Priority to US16/741,145 priority patent/US20200222940A1/en
Publication of JP2020113929A publication Critical patent/JP2020113929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7224190B2 publication Critical patent/JP7224190B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/0292Electrostatic transducers, e.g. electret-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4483Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device characterised by features of the ultrasound transducer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B2201/00Indexing scheme associated with B06B1/0207 for details covered by B06B1/0207 but not provided for in any of its subgroups
    • B06B2201/70Specific application
    • B06B2201/76Medical, dental

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は超音波トランスデューサの製造技術に関し、特にMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により製造した超音波トランスデューサの構造に適用して有効な技術に関する。
超音波トランスデューサは、超音波を送信および受信することにより、人体を検査したり物の内部構造などを検査したりする超音波撮像装置など、様々な用途に用いられている。
従来、圧電体の振動を利用した超音波トランスデューサが用いられてきたが、近年のMEMS技術の進歩により、振動部をシリコン基板上に作製した容量検出型超音波トランスデューサ(CMUT:Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer)が開発されている。
CMUTは、空洞層を挟んで上下電極を配置した構造を有し、上部電極と下部電極との間に電圧を印加し、電位差を発生させることで、空洞上部のメンブレンに静電力が発生することを利用した振動素子である。超音波の送信は、上下電極に印加する印加電圧を時間的に変化させることでメンブレンを振動させることにより行われ、超音波の受信は、上下電極の間に一定の電圧を印加した状態で、メンブレンの変位を電圧変化または電流変化として検出することにより行われる。
例えば特許文献1~3に開示されているCMUTは、基板上に下部電極、空洞層、上部電極、絶縁膜がこの順に積層されている。これらのCMUTでは、空洞層は上下電極の間に直接挟まれており、上部電極と空洞層との間や下部電極と空洞層との間に絶縁層が配置されていないが、上部電極上の絶縁膜を下面から支持する絶縁層が、空洞層の上下を除く周囲を囲むように配置されている。この絶縁膜を支持する絶縁層は、基板上の複数のCMUT素子を連結する位置に配置されていて、複数のCMUT素子により共有されている。
特許第4869593号公報 特表2016-537083号公報 特許第5859056号公報
超音波トランスデューサの感度は、上下電極間の距離が小さいほど高くなることが知られている。特許文献1~3のCMUTなど、空洞層が上下電極に直接挟まれている超音波トランスデューサでは、上部電極と空洞層との間や下部電極と空洞層との間に絶縁層が配置されていない分、上下電極間の距離を小さくすることができる。しかしながらこのようなCMUTでは、上下電極間の距離を縮めると、空洞層の周囲を囲むように配置されている絶縁層の上下の電極間の電界強度が大きくなり、絶縁層が破壊されてしまう可能性があった。
本発明は、高感度で耐久性の高い超音波トランスデューサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、超音波トランスデューサは、上下一対の電極と、一対の電極に直接挟まれている振動用空間を有している空洞層と、一対の電極に挟まれており、かつ、振動用空間の周囲に配置されている絶縁層とを備え、絶縁層の上下方向の厚さが、空洞層の上下方向の厚さよりも厚いことを特徴とする。
本発明によれば、上下電極間の空洞層の厚さを従来よりも小さくしても、絶縁層の強度を保つことができる。そのため、高感度で耐久性の高い超音波トランスデューサを提供することができる。
(a)本発明の超音波トランスデューサ10の配線例を示す上面図、(b)CMUTアレイの一部拡大図。 (a)は図1(b)のA-A線で切断した実施形態1の超音波トランスデューサの断面図、(b)は図1(b)のB-B線で切断した実施形態1の超音波トランスデューサの断面図。 (a)~(e)は実施形態1の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 (a)~(d)は実施形態1の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 図1(b)のA-A線で切断した実施形態2の超音波トランスデューサの断面図。 (a)~(d)は実施形態2の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 (a)~(c)は実施形態2の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 変形例の超音波トランスデューサの断面図。 図1(b)のA-A線で切断した実施形態3の超音波トランスデューサの断面図。 (a)~(f)は実施形態3の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 (a)~(e)は実施形態3の超音波トランスデューサの製造方法を断面図で示す図。 本発明の超音波撮像装置の構成例を示すブロック図。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
まず、図1、2を参照して本発明が適用される超音波トランスデューサ10の構成の概要を説明する。超音波トランスデューサ10は、基板101上にMEMS技術によって形成された所謂CMUTであり、単独の素子であってもよいし、図1(a)に示すように、CMUT素子を多数配置したCMUTアレイ或いはCMUTチップであってもよい。
以下、CMUT素子が複数配置されているものを例に、超音波トランスデューサ10を説明する。図1(b)は、超音波トランスデューサ10に備えられている複数のCMUT素子のうち、一部を拡大して例示しており、図2(a)は、図1(b)のA-A断面図を示しており、図2(b)は、図1(b)のB-B断面図を示している。なお、図1(b)では、CMUT素子を説明のために円形で示したが、この例は素子の形状を限定するものではない。
超音波トランスデューサ10のCMUT素子はそれぞれ、図2(a)に示すように、上下一対の電極(上部電極107と下部電極103)と、上下電極107、103により直接挟まれメンブレンとして機能する空間(以下、振動空間という)105bを有している空洞層105と、上部電極107および下部電極103に挟まれており、かつ、空洞層105の振動空間105bの周囲に配置されている絶縁層104とを備えていて、絶縁層104の上下方向の厚さが、空洞層105の上下方向の厚さよりも厚い。
つまり、上部電極107と下部電極103は、空洞層105を上下方向から直接挟んでいる領域と、空洞層105より厚い絶縁層104の上下に配置されている領域とを有しているため、絶縁層104の上下に配置されている上下電極107、103間の距離は、空洞層105を直接挟んでいる上下電極107、103間の距離よりも大きくなっている。
空洞層105の厚さは、数nm~数100nm程度であり、上下電極107、103間の距離も、空洞層105を直接挟んでいる領域では、数nm~数100nm程度である。
一方、絶縁層104の厚さは例えば、絶縁層104の上下の電極間の電界が200V/umとなるような厚さであり、超音波トランスデューサ10の駆動電圧が100Vのとき、絶縁膜の膜厚は500nmである。また絶縁層104の厚さは、空洞層105の厚さの5倍以上であることが好ましい。
以上のように超音波トランスデューサ10は、振動空間105bが上下電極107、103に直接挟まれているため、上下電極107、103間の距離を従来よりも小さくすることができ、感度が高い。また空洞層105の上下に配置されている上下電極107、103間の距離を従来よりも小さくしても、絶縁層104の厚さを保つことができるため、絶縁層104の上下に配置されている電極107、103間の電圧が大きくなっても、絶縁層104の電界強度を低く維持することができる。これにより、高感度で耐久性の高い超音波トランスデューサを提供することができる。
超音波トランスデューサ10は、上述の構成のCMUT素子が、単結晶シリコンなどの半導体基板からなる基板101の上に配置されており、図1(a)に示すように、基板101には上部電極パッド101aと下部電極パッド101bが配置されている。上部電極107は上部電極パッド101aに接続されていて、下部電極103は下部電極パッド101bに接続されている。
さらに各CMUT素子の、振動空間105bの上下以外の周囲には、図1(b)に示すように、複数のCMUT素子を連結する、空洞層105が延在している。複数のCMUT素子が空洞層105により連結されている位置において、B-B断面図である図2(b)に示すように、空洞層105は、絶縁層104の下面と下部電極103の上面との間に挟まれている。この部分は剛性が高くなっていることに加え、電極間距離が長く、静電気力が小さいため、駆動時にメンブレンとしての振動に寄与しない。
振動空間105bから延在する空洞層105の部分には、CMUT素子の製造工程で空洞層105を形成する際に形成された上下方向の貫通孔109を絶縁材料で埋め込んだ埋め込み部があり、この貫通孔109(埋め込み部)に対応する上部電極107の部分は、電極の層が形成されていない非電極領域107aになっている。
空洞層105および振動空間105bの内部は真空であり、上部電極107など、振動空間105bの上部に配置されている領域は、駆動時に振動するメンブレンとなる。振動空間105bの面積により、メンブレンが有する共振周波数が決定される。
ここで、超音波トランスデューサ10の動作を簡単に説明する。まず上下電極107、103間に駆動信号を印加することにより振動空間105bの上部に配置されている領域が、メンブレンとして振動する。これにより、検査対象に向けて超音波が発信される。メンブレンから発信され、検査対象の内部で反射した音響信号がメンブレンに到達すると、メンブレンが振動して電気信号に変換される。変換された電気信号の情報に応じて、後述する超音波撮像装置が検査対象の画像生成を行う。より詳しい超音波撮像装置全体の動作については後で説明する。
<実施形態1>
以下、図2を参照して、実施形態1の超音波トランスデューサの構成を詳しく説明する。
基板101の上面には、絶縁層102と下部電極103が基板101側からこの順で配置されており、下部電極103の上面には、平坦な形状の振動空間105bを含む空洞層105と、振動空間105bの上下を除く周囲を囲む絶縁層104とが配置されている。上部電極107は、絶縁層104と振動空間105bを覆うように配置されている。絶縁層104の高さは振動空間105bの高さよりも高く、上部電極107は、振動空間105bの上面に配置されている部分が絶縁層104の上面に配置されている部分よりも下部電極103に近くなるような段差形状を有している。上部電極107の上面には絶縁層106、108が基板101側からこの順で配置されている。
なお、基板101の材料には、単結晶シリコンの他にも、ガラス、石英、サファイアなどを使用することができる。
上部電極107や下部電極103には、膜厚10nm~300nm程度のタンタル(Ta)を使用することができる。タンタルの他にも、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、金(Au)、白金(Pt)や、不純物を高濃度にドープした多結晶シリコンやアモルファスシリコンや酸化インジウムスズ(ITO)などを使用することができる。上部電極107や下部電極103は、上述の材料からなる単層または積層膜とすることができる。なお、上部電極107や下部電極103には、空洞層105の形成時に使用するエッチング液を用いても溶けない材料を使用する。
絶縁層102、104、106、108は、同じ材料から形成されていてもよいし、異なる材料から形成されていてもよい。これらの絶縁層は、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(Si)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化ハフニウム(HfO)、シリコン-ドープド酸化ハフニウム等から選ばれる1種または2種以上の絶縁材料からなる単層または積層膜とすることができる。各絶縁層は、同じ材料でも異なっていてもよい。
絶縁層102は、基板材料及び上に形成される下部電極103の材料と接着性のよい材料が選択され、絶縁層104は高電界が発生する部分であるため耐電圧性の高い材料、例えばSiOが好ましい。絶縁層106を構成する材料は、絶縁層104と同様に耐電圧性が高い材料が好ましい。さらに絶縁層106、108は、上部電極107とともにメンブレンを構成し、超音波送受信時に変位するため、変位前のメンブレン形状は平坦で、絶縁層106、108には、引っ張り応力を有する材料、例えばSiNと、圧縮応力を有する材料、例えばSiOなどを用いて、複数層積層し、平坦性を確保することが好ましい。
各絶縁層の膜厚は、絶縁層102が10nm~10000nm程度、絶縁層106が10nm~10000nm程度、絶縁層108が10nm~10000nm程度とすることができる。
<<実施形態1の超音波トランスデューサの製造方法>>
つぎに、実施形態1の超音波トランスデューサの製造方法を図3(a)~(e)および図4(a)~(d)を用いて説明する。
[工程1]
まず図3(a)に示すように、基板101上に絶縁層102、下部電極103を順次形成する。絶縁層102や下部電極103は、プラズマCVD法、蒸着法、スパッタリング法など公知の成膜技術により形成することができる。
[工程2]
次に下部電極103の上面に、図3(b)に示すように、スパッタリング法等により金属膜(犠牲層)118を均一性の高い膜厚となるように形成する。犠牲層118は、空洞層105を形成するために一時的に設けられる層であり、後にエッチャントによってエッチング除去される。犠牲層118の材料としては、エッチャントによる除去しやすさやエッチング選択性を考慮し、コバルト(Co)を用いる。犠牲層118には他にもアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、クロム(Cr)などを用いることができる。犠牲層118の厚みは空洞層105の高さを決定するものである。
[工程3]
続いて公知の成膜技術により、図3(c)に示すように、犠牲層118の上面に絶縁層104を堆積させる。
[工程4]
続いてリソグラフィ法やドライエッチング法を用いて、図3(d)に示すように、絶縁層104に、犠牲層118の上面まで達する開口104aを形成する。開口104aの面積は、振動空間105bの上部のメンブレンが所定の共振周波数を有するように、メンブレンのサイズに合わせて設定する。
[工程5]
続いて、図3(e)に示すように、絶縁層104と、工程4で形成した開口104aから露出している犠牲層118の上面を覆うように、上部電極107の材料を成膜した後、パターニングする。上部電極107は、空洞層105を形成するために後の工程で形成される上下方向の貫通孔を含む領域(非電極領域107a)を除くようにパターニングする。
[工程6]
続いて公知の成膜技術を用いて、図4(a)に示すように、上部電極107を覆うように絶縁106を形成する。このとき、非電極領域107aにも、絶縁106と同じ絶縁材料を埋め込むことが好ましい。
[工程7]
続いて、貫通孔109を、図4(b)に示すように、絶縁層106の上面から非電極領域107aを貫通し、犠牲層118に達するように形成する。
[工程8]
続いて、図4(c)に示すように、貫通孔109からエッチャントEを導入して犠牲層118を溶解させ、空洞層105を形成する。エッチャントには、犠牲層118の周囲の絶縁層104や電極を溶解することなく、犠牲層118を選択的に溶解するものを使用することができ、例えば塩酸を用いることができる。
[工程9]
犠牲層118のエッチングが十分に進んで空洞層105の形成が完了したら絶縁層106の上面に絶縁材料を成膜して、図4(d)に示すように、絶縁層108を形成する。このとき、貫通孔109も絶縁層108と同じ絶縁材料によって充填することが好ましい。以上のような製造方法により、実施形態1の超音波トランスデューサが製造される。
このような超音波トランスデューサの製造方法では、振動空間105bの周囲を囲む絶縁層104を厚く維持しつつ、空洞層105の上下を直接挟む上下電極間の距離を数十nm程度に小さくすることができるため、高感度で耐久性の高い超音波トランスデューサを製造することができる。
<実施形態2>
以下、実施形態2の超音波トランスデューサについて、図5を参照し、実施形態1の超音波トランスデューサと異なる点を説明する。実施形態1では、空洞層105が平坦な形状を有している超音波トランスデューサについて説明したが、実施形態2の超音波トランスデューサは、空洞層105が段差形状を有している。
具体的には、実施形態2の超音波トランスデューサの空洞層105は、段差形状をなす上部電極107と絶縁層104との間に、上部電極107の段差形状に沿った空間(以下、非振動用空間という)105cを有している。非振動用空間105cは、振動空間105bより外周側に、絶縁層104の上面に乗り上げるような構造である。段差形状の非振動用空間105cの外周端は、上部電極107により覆われており、非振動用空間105cの外周端より外周側では、絶縁層104の上面に上部電極107が接触している。
この超音波トランスデューサでは、駆動時、上部電極107、及び絶縁層106、108のうち、上下電極107、103に直接挟まれている振動空間105bの上部に配置されている領域がメンブレンとして機能し、その領域の面積により、メンブレンが有する共振周波数が決定される。
<<実施形態2の超音波トランスデューサの製造方法>>
次に、実施形態2の超音波トランスデューサの製造方法を図6(a)~(d)および図7(a)~(c)を用いて説明する。
[工程1]
まず図6(a)に示すように、図3(a)を参照して説明した実施形態1の工程1と同様に基板101上に絶縁層102、下部電極103を順次形成する。下部電極103の上面には、図3(c)の工程3と同様の成膜技術を用いて絶縁層104を成膜する。絶縁層104には、リソグラフィ法やドライエッチング法を用いて、下部電極103の上面まで達する開口104aを形成する。
[工程2]
次に、絶縁層104と、開口104aから露出している下部電極103の上面を覆うように、図6(b)に示すように、金属膜(犠牲層)118を形成する。犠牲層118の材料および膜厚は、実施形態1の工程2と同様である。
[工程3]
続いて、上部電極107の材料を形成した後、図6(c)に示すように、非電極領域107aを除くようにパターニングする。
[工程4]
続いて、図6(d)に示すように、上部電極107を覆うように絶縁106を形成する。このとき、非電極領域107aにも、絶縁層106と同じ絶縁材料を埋め込むことが好ましい。
[工程5]
続いて、図7(a)に示すように、貫通孔109を、絶縁層106の上面から非電極領域107aを貫通し、犠牲層118に達するように形成する。実施形態2では、絶縁層104が形成されている領域の上部で、犠牲層118に達する貫通孔109を形成するため、犠牲層118が薄くて貫通孔109が犠牲層118を貫通しても、絶縁層104が埋め込み部(貫通孔109の部分)を下部電極103に到達させないストッパとして作用する。
[工程6]
続いて実施形態1の工程8と同様に、図7(b)に示すように、貫通孔109からエッチャントEを導入して犠牲層118を溶解させ、空洞層105を形成する。
[工程7]
犠牲層118のエッチングが十分に進んで空洞層105の形成が完了したら、図7(c)に示すように、絶縁層106の上面に絶縁材料を成膜して絶縁層108を形成する。このとき、貫通孔109も絶縁層108と同じ絶縁材料によって充填することが好ましい。以上のような製造方法により、実施形態2の超音波トランスデューサが製造される。
以上のように、実施形態2の超音波トランスデューサの製造方法では、絶縁層104が形成されている領域の上部で、犠牲層118をエッチングするための貫通孔109を形成するため、犠牲層118が薄くて貫通孔109が犠牲層118を貫通しても、絶縁層104がストッパとして作用し、絶縁層104が埋め込みを下部電極103に到達しないようにすることができる。また絶縁層104は、犠牲層118をエッチングして空洞層105を形成する際に、貫通孔109から導入されるエッチャントが下部電極103に到達しないようにするストッパとしても作用する。よってこの製造方法では、超音波トランスデューサを、歩留まりよく製造することができる。
また実施形態2の超音波トランスデューサは、空洞層105が上部電極107の段差形状に沿った段差形状を有しているため、空洞層105が平坦でその外周面でのみ絶縁層104と接している超音波トランスデューサよりも、絶縁層104と空洞層105との接触面積が大きい。よって実施形態2の超音波トランスデューサは、絶縁層104と空洞層105を密着させて歩留まりよく製造することができる。
<変形例>
なお、実施形態2の超音波トランスデューサは空洞層105が上部電極107の段差形状に沿った段差形状を有している構造としたが、図8に示すように、絶縁層104が上部電極107の段差形状に沿った段差形状を有している構造であってもよい。本変形例の超音波トランスデューサは、空洞層105が平坦な形状であり、駆動時に振動する振動空間の下部に絶縁層104の角部や壁面が位置していない。そのためこの超音波トランスデューサでは、駆動時に上部電極107が振動しても絶縁層104の角部や側面に接触にくく、駆動信頼性がより向上する。
<実施形態3>
以下、実施形態3の超音波トランスデューサについて、図9を参照して説明する。実施形態1では、下部電極103が平坦な形状で上部電極107が段差形状を有している超音波トランスデューサについて説明したが、実施形態3の超音波トランスデューサは、上部電極107が平坦な形状で下部電極103が段差形状を有している。なお実施形態3の超音波トランスデューサでは、空洞層105は、実施形態1の超音波トランスデューサの空洞層と同様に平坦な形状を有している。
具体的に下部電極103は、上面に空洞層105の振動空間105bが配置されている領域と、上面に絶縁層104が配置されている領域とを有しており、振動空間105bが絶縁層104よりも薄いため、上面に振動空間105bが配置されている領域が上面に絶縁層104が配置されている領域よりも、上部電極107に対して近くなるような段差形状となっている。
メンブレンは通常、メンブレンを構成する各層の残留応力のバランスにより凹形状または凸形状にたわんで形成される。そのため、超音波トランスデューサの製造時には、各層の残留応力を制御して、メンブレンのたわみ(凹凸形状)を制御する。実施形態3の超音波トランスデューサは、メンブレンに段差がなく、空洞層105よりも上層が平坦な構造であるため、残留応力の制御による完成時のメンブレンの凹凸形状を制御しやすい。
<<実施形態3の超音波トランスデューサの製造方法>>
次に、実施形態3の超音波トランスデューサの製造方法を図10(a)~(f)および図11(a)~(e)を用いて説明する。
[工程1]
まず図3(a)を参照して説明した実施形態1の工程1と同様に、図10(a)に示すように基板101上に絶縁層102を順次形成する。
[工程2]
次に、リソグラフィ法やドライエッチング法を用いて、図10(b)に示すように、絶縁層102を段差形状にパターニングする。このとき、絶縁層102の段差の高さが後の工程で形成する絶縁層104の高さと等しくなるように、絶縁層102をパターニングする。
[工程3]
続いて、図10(c)に示すように、絶縁層102を覆うように下部電極103を均一な膜厚で成膜する。
[工程4]
続いて、図10(d)に示すように、下部電極103の全面を覆うように絶縁材料を形成する。
[工程5]
続いて工程4で形成した絶縁材料をエッチングして、図10(e)に示すように、下部電極103の段差形状の上段の上面が露出するように、絶縁層104を形成する。これにより、絶縁層104の上面が下部電極103の上面と同じ高さになる。
[工程6]
続いて、絶縁層104と下部電極103の上面に、図10(f)に示すように、スパッタリング等により犠牲層118を形成する。犠牲層118の材料および膜厚は、実施形態1の工程2と同様とすることができる。工程5で形成した絶縁層104の上面が下部電極103の上面と同じ高さのため、犠牲層118は平坦な形状となる。
[工程7]
続いて、犠牲層118の上面に上部電極107の材料を形成した後、図11(a)に示すように、非電極領域107aを除くようにパターニングする。
[工程8]
続いて、図11(b)に示すように、上部電極107を覆うように、絶縁106を形成する。このとき、非電極領域107aにも、絶縁層106と同じ絶縁材料を埋め込むことが好ましい。
[工程9]
続いて、貫通孔109を、図11(c)に示すように、絶縁層106の上面から非電極領域107aを貫通し、犠牲層118に達するように形成する。
[工程10]
続いて実施形態1の工程8と同様に、図11(d)に示すように、貫通孔109からエッチャントEを導入して犠牲層118を溶解させ、空洞層105を形成する。
[工程11]
犠牲層118のエッチングが十分に進んで空洞層105の形成が完了したら、図11(e)に示すように、絶縁層106の上面に絶縁材料を塗布して絶縁層108を形成する。このとき、貫通孔109も絶縁層108と同じ絶縁材料によって充填することが好ましい。以上のような製造方法により、実施形態3の超音波トランスデューサが製造される。
なお、以上は基板101の上面に下から順に各構成を積層して超音波トランスデューサを形成する方法について説明したが、これに限らない。超音波トランスデューサ10は、基板101側(下面側)と上面側から各構成を積層したものを張り合わせることにより形成されてもよい。
<超音波撮像装置>
以下、本発明の超音波撮像装置100について図12を用いて説明する。
超音波撮像装置100は、超音波トランスデューサ10と、超音波トランスデューサ10の駆動を制御しながら超音波画像を生成する装置本体1とを少なくとも備えている。
超音波トランスデューサ10は、検査対象に接触、もしくは接触媒質を介して接触させて検査対象との間で超音波を送受信する超音波探触子に設けられていてもよいし、検査対象内に挿入されて検査対象との間で超音波を送受信するカテーテルに設けられていてもよい。超音波撮像装置100が備えている超音波トランスデューサ10には、メンブレンを構成する空洞層の振動空間が上下電極間に直接挟まれており、かつ振動空間の厚さがその周囲に配置された絶縁層の厚さより薄い構成の超音波トランスデューサが備えられているため、例えば上述した実施形態1~3の少なくともいずれかが用いられる。
装置本体1は、超音波トランスデューサ10に送信用電気信号を送出する送信部12と、超音波トランスデューサ10が受け取った検査対象からの反射波の超音波信号を受信する受信部13と、各部の動作を制御する制御部11と、制御部11内に設けられていて受信部13が受信した信号を処理し画像を作成したり各種演算をしたりする信号処理部15と、記憶部16とを備える。
また装置本体1は、超音波撮像装置の操作者が、制御部11に対し超音波撮像装置の動作条件を入力する入力部17と、信号処理部15の処理結果等を表示する表示部14を備える。入力部17と表示部14は、操作者が装置本体1と対話的に操作を行うユーザーインタフェイスとして機能してもよい。
装置本体1を構成する各部の構成は、公知の超音波撮像装置と同様であるので、ここでは説明を省略する。
ここで超音波撮像装置100の動作を説明する。まず送信部12のビームフォーマーから送信用電気信号が、不図示のデジタルアナログ(D/A)変換器を経て超音波トランスデューサ10の電極103、107に送られ、超音波トランスデューサ10から検査対象に向かって超音波が発信される。検査対象の内部を伝搬する過程で反射した音響信号が、超音波トランスデューサ10に受信され、電気信号に変換され、不図示のA/D変換器を経て、受信データとして受信部13の受信ビームフォーマーに送られる。受信ビームフォーマーは、複数の素子で受信した信号に対して、送信が送信時に掛けた時間遅延を考慮した加算処理を行う。加算処理後の受信信号は、その後、不図示の補正部で減衰補正等の処理がなされた後、RFデータとして信号処理部15に送られる。信号処理部15は、RFデータを用いて画像の作成を行う。
本発明の超音波撮像装置100は、メンブレンを構成する空洞層の振動空間が上下電極間に直接挟まれており、かつ振動空間の厚さがその周囲に配置された絶縁層の厚さより薄い構成の超音波トランスデューサを備えているため、高感度な超音波撮像が可能な超音波撮像装置提供することができる。そのためこの超音波撮像装置100は、高感度な撮像が求められる血管内超音波(IVUS)や血管内光音響(IVPA)撮像などを行う撮像装置としても使用可能である。
なお、超音波送信用の探触子と超音波受信用の探触子とが別構成として設けられている超音波撮像装置に超音波トランスデューサ10を適用してもよい。特に、超音波受信用探触子では超音波を送信するためにメンブレンを大きく振動させる必要がないので、上下電極間が短く高感度な実施形態1~3の超音波トランスデューサ10を超音波受信用探触子に適用すると有用である。
10…超音波トランスデューサ、100…超音波撮像装置、101…基板、102…第1の絶縁層、103…下部電極(第1の電極)、104…第2の絶縁層、105…空洞層、105b…振動用空間、106…第3の絶縁層、107…上部電極(第2の電極)、107a…非電極領域、108…第4の絶縁層、109…貫通孔、118…犠牲層

Claims (11)

  1. 上下一対の電極と、
    前記一対の電極に直接挟まれている振動用空間を有している空洞層と、
    前記一対の電極に挟まれており、かつ、前記振動用空間の周囲に配置されている絶縁層とを備え、
    前記絶縁層の上下方向の厚さが、前記空洞層の上下方向の厚さよりも厚く、
    前記空洞層の上下を挟む位置に配置されている前記一対の電極の電極間距離が、前記絶縁層の上下を挟む位置に配置されている前記一対の電極の電極間距離よりも小さくなるように、前記一対の電極の少なくとも一方は段差形状を有しており、
    前記空洞層は、前記段差形状をなす電極と前記絶縁層との間に、前記段差形状に沿った非振動用空間を有していることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  2. 前記一対の電極のうち下側の電極は平坦な形状を有しており、
    前記一対の電極のうち上側の電極は、前記振動用空間の上面に配置されている領域が前記絶縁層の上面に配置されている領域よりも低くなるような段差形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
  3. 前記一対の電極のうち上側の電極は平坦な形状を有しており、
    前記一対の電極のうち下側の電極は、前記振動用空間の下面に配置されている領域が前記絶縁層の下面に配置されている領域よりも高くなるような段差形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
  4. 前記絶縁層の前記厚さは前記空洞層の前記厚さの5倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
  5. 複数のトランスデューサ素子が配置されている超音波トランスデューサであって、前記トランスデューサ素子は請求項1に記載の超音波トランスデューサであることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  6. 基板の上に、第1の絶縁層と第1の電極をこの順に積層する工程と、
    前記第1の電極の上に、犠牲層および第2の絶縁層を積層する工程と、
    前記犠牲層および前記第2の絶縁層を覆う第2の電極を積層する工程と、
    前記第2の電極の上に第3の絶縁層を積層する工程と、
    前記第3の絶縁層から前記犠牲層までを貫通する貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を介して前記犠牲層をエッチング除去して空洞層を形成する工程と、
    前記貫通孔に絶縁材料を埋め込む工程とを含み、
    前記犠牲層と前記第2の絶縁層を積層する工程は、前記第2の絶縁層の上下方向の厚さが、前記犠牲層の上下方向の厚さよりも厚くなるように、前記犠牲層と前記第2の絶縁層を積層する工程であり、
    前記犠牲層および前記第2の絶縁層を積層する工程は、
    前記第1の電極の上に前記第2の絶縁層を成膜する工程と、
    成膜した前記第2の絶縁層のうち、前記空洞層の前記第1の電極と前記第2の電極とに直接挟まれる振動用空間を形成する領域に配置されている前記第2の絶縁層を取り除く工程と、
    前記第2の絶縁層を取り除いたことで露出する前記第1の電極と、前記第2の絶縁層とを覆うように前記犠牲層を成膜する工程とを含む
    ことを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  7. 前記犠牲層および前記第2の絶縁層を積層する工程は、
    前記第1の電極の上に前記犠牲層を成膜する工程と、
    前記犠牲層の上に前記第2の絶縁層を成膜する工程と、
    成膜した前記第2の絶縁層のうち、前記空洞層の前記第1の電極と前記第2の電極とに直接挟まれる振動用空間を形成する領域の上部に配置されている前記第2の絶縁層を取り除く工程と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の超音波トランスデューサの製造方法。
  8. 前記第1の絶縁層は、
    前記第1の電極と前記第2の電極とで前記犠牲層を直接挟む領域の下部の領域が、前記直接挟む領域の下部以外の領域よりも、前記基板からの高さが高い段差形状を有するように形成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波トランスデューサの製造方法。
  9. 請求項1に記載の超音波トランスデューサを備えていること特徴とする超音波撮像装置。
  10. 請求項5に記載の超音波トランスデューサを備えていること特徴とする超音波撮像装置。
  11. 検査対象に超音波を送信する送信用超音波トランスデューサと、
    前記検査対象から反射された超音波を受信する受信用超音波トランスデューサとそれぞれ有し、
    前記受信用超音波トランスデューサは、請求項1に記載の超音波トランスデューサであることを特徴とする超音波撮像装置。
JP2019004613A 2019-01-15 2019-01-15 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置 Active JP7224190B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004613A JP7224190B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
DE102020100305.6A DE102020100305A1 (de) 2019-01-15 2020-01-09 Ultraschallwandler, verfahren zu seiner herstellung und ultraschall-bildgebungsvorrichtung
US16/741,145 US20200222940A1 (en) 2019-01-15 2020-01-13 Ultrasonic Transducer, Manufacturing Method Thereof, and Ultrasonic Imaging Apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004613A JP7224190B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020113929A JP2020113929A (ja) 2020-07-27
JP7224190B2 true JP7224190B2 (ja) 2023-02-17

Family

ID=71132216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004613A Active JP7224190B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200222940A1 (ja)
JP (1) JP7224190B2 (ja)
DE (1) DE102020100305A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11383269B2 (en) * 2019-06-10 2022-07-12 Bfly Operations, Inc. Curved micromachined ultrasonic transducer membranes
TWI797475B (zh) * 2020-08-21 2023-04-01 友達光電股份有限公司 電容式換能裝置及其製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500955A (ja) 1999-05-20 2003-01-07 センサント・コーポレイション 音響変換器、及びこのための製造方法
JP2008098697A (ja) 2006-10-05 2008-04-24 Hitachi Ltd 超音波トランスデューサおよびその製造方法
JP2013165753A (ja) 2012-02-14 2013-08-29 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
WO2015159427A1 (ja) 2014-04-18 2015-10-22 株式会社日立製作所 超音波トランスデューサ及びその製造方法、並びに超音波検査装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030536B2 (en) 2003-12-29 2006-04-18 General Electric Company Micromachined ultrasonic transducer cells having compliant support structure
KR101630759B1 (ko) * 2010-12-14 2016-06-16 삼성전자주식회사 초음파 변환기의 셀, 채널 및 이를 포함하는 초음파 변환기
WO2015071387A1 (en) 2013-11-18 2015-05-21 Koninklijke Philips N.V. Ultrasound transducer assembly
JP5859056B2 (ja) 2014-04-18 2016-02-10 キヤノン株式会社 静電容量型の電気機械変換装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500955A (ja) 1999-05-20 2003-01-07 センサント・コーポレイション 音響変換器、及びこのための製造方法
JP2008098697A (ja) 2006-10-05 2008-04-24 Hitachi Ltd 超音波トランスデューサおよびその製造方法
JP2013165753A (ja) 2012-02-14 2013-08-29 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
WO2015159427A1 (ja) 2014-04-18 2015-10-22 株式会社日立製作所 超音波トランスデューサ及びその製造方法、並びに超音波検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102020100305A1 (de) 2020-07-16
JP2020113929A (ja) 2020-07-27
US20200222940A1 (en) 2020-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7667374B2 (en) Ultrasonic transducer, ultrasonic probe and method for fabricating the same
US8687466B2 (en) Cell, element of ultrasonic transducer, ultrasonic transducer including the same, and method of manufacturing cell of ultrasonic transducer
JP6065421B2 (ja) 超音波プローブおよび超音波検査装置
JP5019997B2 (ja) 超音波トランスデューサ、超音波診断装置及び超音波顕微鏡
JP5751026B2 (ja) 超音波トランスデューサー、生体センサー、及び超音波トランスデューサーの製造方法
JP5589826B2 (ja) 超音波センサー
JP4624763B2 (ja) 静電容量型超音波振動子、及びその製造方法
EP2682196A1 (en) Capacitive transducer, capacitive transducer manufacturing method, and object information acquisition apparatus
TW201739523A (zh) pMUT及pMUT換能器陣列之電極配置
JP5852461B2 (ja) 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
JP5178791B2 (ja) 静電容量型超音波振動子
JP4503423B2 (ja) 容量性マイクロマシン超音波振動子及びその製造方法、並びに、超音波トランスデューサアレイ
JP6665667B2 (ja) 超音波デバイス、超音波モジュール、及び超音波測定装置
JP7224190B2 (ja) 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
JP2013123150A (ja) 圧電デバイスおよび超音波探触子
CN109152568B (zh) 电容检测型超声波换能器及具备其的超声波拍摄装置
Sadeghpour et al. Bendable piezoelectric micromachined ultrasound transducer (PMUT) arrays based on silicon-on-insulator (SOI) technology
WO2018061395A1 (ja) 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
JP7141934B2 (ja) 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
WO2018128072A1 (ja) 超音波トランスデューサおよび超音波撮像装置
CN112485775A (zh) 换能装置、换能结构及其制造方法
JP5780347B2 (ja) 生体検査装置
WO2022210851A1 (ja) 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置
JP6288235B2 (ja) 超音波プローブおよび超音波検査装置
Sadeghpour et al. Klik hier als u tekst wilt invoeren. Bendable Piezoele

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7224190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150