JP7222090B2 - 異常処理方法、端末装置及び記憶媒体 - Google Patents

Description

本出願は通信技術の分野に属し、特に異常処理方法、端末装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。

現在、ほとんどの携帯電話などの端末装置には無線ＬＡＮカードが設置されている。無線ＬＡＮカードとは、実にインテルのセントリーノ技術の３つの重要モジュールの１つ－ＷＩＦＩモジュールである。無線ＬＡＮカードには通常、送信モジュール及び受信モジュールが設置される。ユーザが端末装置上のＷＩＦＩモジュールを介して無線ＬＡＮに接続する場合、近くで利用可能な無線アクセスポイント（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）をスキャンして、スキャンされた無線アクセスポイントを配置ＡＰとして選択する必要があり、前記配置ＡＰに接続して、前記配置ＡＰを通してインターネットサービスを行う。

本出願は、ＷＩＦＩモジュールを介して無線ＬＡＮにアクセスする際の異常処理方法、端末装置、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、それによって、ＷＩＦＩモジュールに異常が発生した場合、迅速に修復する。

本出願の第１の態様によれば、ＷＩＦＩモジュールが含まれる端末装置に応用されるパワーバックオフ方法を提供する。前記方法は、
前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行するステップと、
前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するステップと、
いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップと、
前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するステップと、を含む。

本出願の第２の態様によれば、
前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行するためのロード実行ユニットと、
前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するための要求サブフロー開始ユニットと、
いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするためのクリアユニットと、
前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するための再ロード実行ユニットと、を含む端末装置を提供する。

本出願の実施例の第３の態様によれば、メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され、プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む端末装置を提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際、本出願の実施例の第１の様態によって提供される前記方法のステップを実現する。

本出願の実施例の第４の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは１つ又は複数のプロセッサによって実行される際、本出願の実施例の第１の態様によって提供される前記方法のステップを実現する。

本出願の実施例の第５の態様によれば、コンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは１つ又は複数のプロセッサによって実行される際、本出願の実施例の第１の態様によって提供される前記方法のステップを実現する。

本出願の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、次の説明の図面は本出願の一部の実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
本出願の実施例によって提供される異常処理方法を実現するフローチャートである。 本出願の実施例によって提供されるもう１つの異常処理方法を実現するフローチャートである。 本出願の実施例によって提供されるもう１つの異常処理方法を実現するフローチャートである。 本出願の実施例によって提供される端末装置の概略ブロック図である。 本出願の実施例によって提供されるもう１つの端末装置の概略ブロック図である。

以下の説明では、本出願の実施例を完全に理解できるように、限定するためではなく説明するために、特定のシステム構造、技術などの具体的な詳細を提供する。しかしながら、これらの具体的な詳細がない他の実施例においても、本出願を実現することができることは当業者であれば理解すべきである。他の場合、必要がない詳細が本出願の説明を妨げることを回避するように、周知のシステム、装置、回路および方法の詳細な説明を省略する。

本明細書および添付の特許請求書において使用される場合、「含む」という用語は、説明特徴、全体、ステップ、動作、要素、および／またはコンポーネントの存在を示すが、１つ又は複数の他の特徴、全体、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および／またはそれらのセットの存在または追加を排除しないことを理解されたい。

なお、本明細書において使用される用語は、特定の実施例を説明するためだけで、本本出願を限定することを意図していないことを理解されたい。本明細書および添付の特許請求諸において使用されるように、コンテキストに他の状況を明示しない限り、単数形の「１」、「１つ」および「当該」は複数形を含むことを意図する。

さらに、本明細書および添付の特許請求書において使用される「および／または」という用語は、関連付けられた項目における１つまたは複数の任意の組み合わせおよび全て可能な組み合わせを示し、かつこれらの組み合わせを含むことを理解されたい。

本明細書および添付の特許請求書において使用されるように、「もし」という用語は、コンテキストに基づいて「の時に」または「すると」または「決定したことに応答する」または「検出したことに応答する」と説明されてもよい。同様に、（説明された条件またはイベントを）「決定した場合」または「検出した場合」というフレーズは、コンテキストに基づいて（説明された条件またはイベントを）「決定すると」または「決定することに応答すると」または「検出すると」または「（説明された条件またはイベントを）検出することに応答する」と説明されてもよい。

本出願によって説明された技術案を説明するために、以下、具体的な実施例によって説明する。

図１は本出願の実施例によって提供される異常処理方法を実現するフローチャートである。前記異常処理方法はＷＩＦＩモジュールが含まれる端末装置に適用される。図に示すように、この方法は以下のステップ１０１～１０４を含む。

ステップ１０１、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行する。

本出願の実施例では、ユーザは、端末装置上の表示画面をクリックして端末装置のＷＩＦＩ機能を開始することができ、例えば携帯電話などの端末装置にＷＩＦＩ機能の仮想ボタンが設定され、ユーザがＷＩＦＩ機能の仮想ボタンをクリックしてから、仮想ボタンを介して前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を送信する。

前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをメモリにロードして実行する。

本出願のもう１つの実施例として、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバに対して、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバの実行を監視した後、起動するデーモンを設定することもできる。前記デーモンの他の機能は後で説明する。

ステップ１０２、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの請求サブフローを開始する。

本出願の実施例では、前記端末装置はＷＩＦＩモジュールを介して無線ＬＡＮにアクセスしてインターネットサービスを行う場合、以下のようなフローが必要であり、下記のように説明する。起動、スキャン、スキャンされた無線アクセスポイントの表示、無線アクセスポイントの配置、無線アクセスポイントの接続、ＩＰアドレスの取得、インターネットの利用。

スキャンする時、ＷＩＦＩシステムのフレームワーク層はＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求を開始する必要があるため、接続時にＷＩＦＩシステムのフレームワーク層はＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求を開始する必要があるため、本出願の実施例では、スキャン要求と接続要求を開始する間の流れをスキャン要求サブフローと呼ぶことができる。連続要求を開始するから無線アクセスポイントに継続するまでの間のプロセスを接続要求サブフローと呼ぶことができる。前記要求サブフローは、スキャン要求サブフローと接続要求サブフローを含む。スキャン要求サブフローが成功したら、接続要求サブフローを実行できる。

ステップ１０３、いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

本出願の実施例では、接続要求サブフローまたは接続要求サブフローのいずれかが失敗した場合、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする必要がある。

要求サブフローに接続することを例として、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

もちろん、実際の実行では、単一スキャン要求サブフローは、必ずしもメモリにドライバをロードする時のエラーではなく、他の理由でハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった可能性もある。前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった場合、前記フレームワーク層は引き続き前記ハードウェア層にスキャン要求を開始し、スキャン要求を連続的に開始する回数が一定回数より大きくなった後、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするように設定してもよい。前記スキャン応答は、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層が、前記フレームワーク層に返した、スキャン要求を受信したことを示す情報である。

ステップ１０４、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する。

本出願の実施例では、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する必要がある。このように、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行したら、前回ロードして実行する時のエラーをクリアすることができる。

前記説明したように、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバに、デーモンを設定することができ、前記ドライバは、前記ドライバの異常終了が発見された時に前記ドライバを自動的に再起動することができる。本出願の実施例では、要求サブプロセッサが失敗したため、前記ドライバがメモリからクリアされたことは、前記ドライバが異常に終了した場合として処理してもよいため、前記デーモンは、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされたことを監視したら、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行することをトリガすることができる。

実際の実行では、ＷＩＦＩモジュールに異常がある場合、長時間のスキャン要求、接続要求によってＷＩＦＩ機能が使えなくなる可能性があり、ユーザの体験に影響を与え、深刻な場合、端末装置の再起動を引き起こす可能性がある。本出願の実施例は、ＷＩＦＩ機能が異常になったと決定した後、自発的かつリアルタイムに回復を試み、例えば、メモリからドライバをクリアして、かつ再ロードし実行すれば、前回ドライバをロードして実行する時のエラーをクリアすることができる。

図２は本出願の実施例によって提供されるもう１つの異常処理方法を実現するフローチャートであり、この異常処理方法は、ＷＩＦＩモジュールが含まれる端末装置に適用される。図に示すように、この方法は以下のステップ２０１～２０４を含むことができる。

ステップ２０１、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行する。

ステップ２０２、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する。

ステップ２０１～ステップ２０２は、ステップ１０１～ステップ１０２の内容と一致しており、具体的にはステップ１０１～ステップ１０２の説明を参照でき、ここでは説明を省略する。

ステップ２０３、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層からのスキャン応答を受信し、かつ前記フレームワーク層が前記スキャン要求を開始した後の第２のプリセット時間内にハードウェア層からのスキャン結果を受信しなかった場合、引き続き前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する。

ステップ２０４、連続して予め設定された回数送信されたスキャン要求サブフローがいずれも失敗すると、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

本出願の実施例では、前記スキャン要求サブフローの目的は、スキャンされた無線アクセスポイントのリストを取得することである。図１に示す実施例で説明されたように、ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった場合、前記ハードウェア層が、フレームワーク層から送信されたスキャン要求を受信しなかった可能性があることは示され、前記ハードウェア層はスキャンしない可能性がある。また、前記ハードウェア層と前記フレームワーク層との間の通信エラーが発生したため、前記フレームワーク層と前記ハードウェア層との間が正常に通信できず、それによってハードウェア層が無線アクセスポイントをスキャンしたにもかかわらず前記フレームワーク層にスキャン結果を返すことができないことを示す可能性もある。したがって、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答が受信しなかった場合、スキャン要求サブフローが失敗したことは示され、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信したにもかかわらず、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第２のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン結果を受信しなかった場合、現在スキャン要求サブフローが失敗したことは示される。スキャンされた無線アクセスポイントのリスト、すなわちスキャン結果を取得できる場合にのみ、スキャン要求サブフローが成功したことは示される。

実際の実行では、スキャン応答を受信しなかった場合も、スキャン結果を受信しなかった場合も、偶発的な異常によるものである可能性があり、前記端末装置のメモリが前記ドライバをロードして実行する時にエラーが発生したことを示すものではない。そのため、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記フレームワーク層がハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第２のプリセット時間内にハードウェア層から返されたキャン結果を受信しなかった場合、引き続き前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始してもよく、連続して予め設定された回数送信されたスキャン要求サブフローがいずれも失敗すると、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

なお、スキャンサブフローを再び開始する場合、連続して予め設定された回数送信されたスキャン要求サブフローがいずれも失敗するまで、予め設定された回数のスキャン要求サブフローの連続的な送信を許可することができる。いずれかのスキャン要求サブフローが成功したら、接続要求サブフローに入ることができる。

本出願のもう１つの実施例として、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記スキャン応答を受信した第３のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン結果を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

本出願の実施例では、第２のプリセット時間を設定でき、前記第２のプリセット時間の開始点は前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始する時間であり、第３のプリセット時間も設定でき、第３のプリセット時間の開始点は前記スキャン応答を受信する時間である。

ステップ２０５、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する。

このステップは、ステップ１０４の内容と一致しており、具体的にステップ１０４の説明を参照でき、ここでは説明を省略する。

図３は本出願の実施例によって提供されるもう１つの異常処理方法を実現するフローチャートであり、この異常処理方法は、ＷＩＦＩモジュールが含まれる端末装置に適用される。図に示すように、この方法は以下のステップ３０１～３０９を含むことができる。

ステップ３０１、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行する。

ステップ３０２、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する。

ステップ３０３、前記スキャン要求サブフローが成功したら、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始する。

ステップ３０４、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層に接続要求を開始した後、現在の接続要求が今回ＷＩＦＩ機能を開始した後の１回目の接続要求であるか否かを判断する。

ステップ３０５、１回目の接続要求である場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間とし、前記ハードウェア層の状態を監視する。

ステップ３０６、１回目の接続要求ではない場合、現在の時間と前回接続要求を開始した時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さいか否かを判断する。

ステップ３０７、現在の時間と前回接続要求を開始した時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さい場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間として記録し、ハードウェア層の状態を監視する。

ステップ３０８、前記ハードウェア層の状態が予め設定された状態であると監視した場合、前記接続要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

ステップ３０９、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する。

本出願の実施例では、前記スキャン要求サブフローが成功したら、前記接続要求サブフローを実行し続ける。接続要求サブフローを実行する場合、一回の接続要求サブフローが失敗した後、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアし、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行することができる。すなわち、スキャン要求サブフローと接続要求サブフローを再実行し、１回の接続プロセスにおいて発生した異常によって１回目の接続要求サブフローが失敗することを避けるために、１回目の接続要求サブフローが失敗した後に、連続要求サブフローを再び実行してもよく、複数回の接続要求サブフローがいずれも失敗した場合、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることができ、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリから消去された後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する。スキャン要求サブフローと接続要求サブフローを順次に行う。

本出願の実施例では、ステップ３０４～ステップ３０９は以下のように説明する。毎回接続要求が発信された後、前記ハードウェア層の状態が予め設定された状態であることを監視した場合、接続要求サブフローが失敗したと決定して、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。すなわち、接続要求サブフローを実行する回数にかかわらず、ハードウェア層の状態が予め設定された状態であることを監視した限り、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアし、ドライバを再ロードして実行する。

ステップ３０４及びステップ３０９の説明に従うと、スキャン要求サブフローと接続要求サブフローが繰り返して実行される可能性があるため、終了条件を以下のように設定してもよい。いずれかの接続サブフローにおいて、前記フレームワーク層が前記ハードウェア層に接続要求を開始した後、現在の時間と前回の接続要求開始時間との間の時間間隔が予め設定された時間間隔より小さいか否かを判断する。現在の時間と前回の接続要求が開始された時間との間の時間間隔が予め設定された時間間隔の以上である場合、前記ハードウェア層に異常がある可能性があることを示しており、メモリにおいて前記ドライバをクリアしたり、ロードしたり、実行したりする必要がなく、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を終了することができる。

もちろん、実際の実行では、以下のような他の終了条件を設定しもよい。前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始した後の第４のプリセット時間内に、前記ＷＩＦＩモジュールが成功に無線アクセスポイントに接続しなかった場合、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を終了する。

本出願のもう１つの実施例として、前記ハードウェア層の状態を監視するステップは以下のステップを含む。

前記ハードウェア層の状態が切り替え中である場合、切り替え結果を待つ。

前記ハードウェア層の状態切り替えが終了した場合、監視された前記ハードウェア層の状態が切り替え結果である。

本出願の実施例では、前記フレームワーク層と前記ハードウェア層（下層チープ側またはｓｕｐｐｌｉｃａｎｔ）との間は同じ状態を維持しない限り、同時に１つの情報を処理できず、前記ハードウェア層の状態は接続であってもよいし、空白であってもよい。接続であれば、無線アクセスポイントに接続したことが示され、空白であれば、無線アクセスポイントに接続しなかったことが示される。もちろん、前記ハードウェア層の状態は切り替え中であってもよく、現在の前記ハードウェア層の状態がまだ切り替え中で、現在の情報が短い間ｐｅｎｇｄｉｎｇされるだけである場合、現在、異常があると説明してはならず、切り替え結果を待っても良い。前記プリセット状態は空白状態を示す。

本出願のもう１つの実施例として、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする前に、
仮想実行環境を開始し、前記仮想実行環境において前記メモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行するステップと、
仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に失敗した場合、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップと、をさらに含む。

本出願の実施例では、毎回メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする前に、前記メモリに現在ロードされ且つ実行されているドライバに異常があるか否かを決定でき、現在ローデ及び実行されているドライバに異常が確かに存在する場合は、メモリから前記ドライバをクリアして、前記ドライバを再ロードして実行することができる。現在ローデして実行されているドライバに異常がない場合、メモリからクリアして再ローデして実行することは明らかに意味がない。そのため、仮想実行環境を開始して、前記仮想実行環境において前記メモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行することができ、仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバの実行が失敗した場合、前記メモリに現在ロード及び実行されているドライバに異常があることが示され、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする。

本出願のもう１つの実施例として、前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に成功した場合、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再実行し、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始する。

前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に成功した場合、前記メモリに現在ロードされているドライバに異常がないことが示され、実行プロセスにおいて何らかの理由で引き起こされた可能性があるため、メモリからクリアして、前記ドライバの動作を再ロードする必要がなく、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再実行して、前記端末装置のＷＩＦＩシステムフレームワークによって前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを再び開始する必要がある。

前記仮想実行環境を開始する前は仮想実行環境を予め設定するステップをさらに含む。前記仮想実行環境をプリセットするステップは、
仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのハードウェアパラメータに基づいて、仮想ＷＩＦＩモジュールを設定するステップと、
前記フレームワーク層と前記ハードウェア層との間のデータインタラクションに基づいて、前記仮想ＷＩＦＩモジュールのために応答情報を設定する。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始した後はさらに、
すべての要求サブフローが成功した場合、前記接続要求サブフローにおいて接続が要求される無線アクセスポイントを介してインターネットを利用する。

本出願の実施例では、すべての要求サブフローが成功したことは、スキャン要求サブフローと接続要求サブフローの両方が成功したことを示しており、１つの無線アクセスポイントに接続されたことを示して、前記接続要求サブフローにおいて接続が要求された無線アクセスポイントを介してインターネットに接続することができる。

前記実施例における各ステップのシーケンス番号が、実行順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序が、その機能及び内在的ロジックによって決定され、本出願の実施例の実施過程を限定すべきではないことを理解されたい。

図４は本出願の１つの実施例によって提供される端末装置の概略ブロック図であり、説明を容易にするために、本出願の実施例に関連する部分のみを示す。

この端末装置４は、携帯電話、タブレット、ノートなどの端末装置に内蔵されたソフトウェアユニット、ハードウェアユニット、またはソフトと結合されたユニットであっても良いし、独自のストラップとして前記携帯電話、タブレット、ノートなどの端末装置に集積することもできる。

この端末装置４は、
前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行するためのロード実行ユニット４１と、
前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するための要求サブフロー開始ユニット４２と、
いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするためのクリアユニット４３と、
前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するための再ロード実行ユニット４４と、を含む。

本出願のもう１つの実施例として、前記要求サブフローは、スキャン要求サブフローと接続要求サブフローを含む。

本出願のもう１つの実施例として、要求サブフロー開始ユニット４２は、
前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始するためのスキャンサブフローモジュール４２１と、
前記スキャン要求サブフローが成功した後、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始するための接続要求サブフローモジュール４２２と、を含む。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、前記クリアユニット４３はさらに、
前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、前記クリアユニット４３はさらに、
前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記フレームワーク層がハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第２のプリセット時間内にハードウェア層から返されたキャン結果を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、前記クリアユニット４３はさらに、
前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記スキャン応答を受信した第３のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン結果を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記スキャンサブフローモジュール４２１はさらに、
メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする前に、連続して予め設定された回数送信されたスキャン要求サブフローがいずれも失敗するまで、引き続き前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始することに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始する場合、前記クリアユニット４３はさらに、
前記フレームワーク層が前記ハードウェア層に接続要求を開始した後、現在の接続要求が１回目の接続要求であるか否かを判断し、
１回目の接続要求である場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間として記録し、前記ハードウェア層の状態を監視し、
当該ハードウェア層の状態が予め設定された状態であると監視した場合、前記接続要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始する場合、前記クリアユニット４３はさらに、
１回目の接続要求ではない場合、現在の時間と前回の接続要求開始時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さいか否かを判断し、
現在の時間と前回の接続要求開始時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さい場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間として記録し、ハードウェア層の状態を監視し、
前記ハードウェア層の状態が予め設定された状態であると監視した場合、前記接続要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、クリアユニット４３はさらに、
前記ハードウェア層の状態が切り替え中である場合、切り替え結果を待つことに用いられ、
前記ハードウェア層の状態切り替えが終了した場合、監視された前記ハードウェア層の状態が切り替え結果である。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置４は、
前記ＷＩＦＩモジュールのドライバにデーモンを設定するためのデーモン設定ユニット４５であって、
前記デーモンは、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバの実行を監視した後に開始し、
前記デーモンは、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされたことを監視した後に、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードするようにトリガするデーモン設定ユニット４５を含む。

本出願のもう１つの実施例として、再ロード実行ユニット４４はさらに、
前記デーモンが、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされたことを監視したら、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行することをトリガすることに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、端末装置４はさらに、
メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする前に、仮想実行環境を開始し、前記仮想実行環境において前記メモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行するための仮想実行ユニット４６と、
仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に失敗した場合、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするためのクリアユニット４３と、を含む。

本出願のもう１つの実施例として、再ロード実行ユニット４４はさらに、
前記仮想実行環境においてメモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行した後、前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に成功した場合、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再実行し、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始することに用いられる。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置４はさらに、
仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのハードウェアパラメータに基づいて仮想ＷＩＦＩモジュールを設定するための仮想実行環境設定ユニットを含む。
前記フレームワーク層と前記ハードウェア層との間のデータインタラクションに基づいて、前記仮想ＷＩＦＩモジュールに応答情報を設定する。

本出願のもう１つの実施例として、前記端末装置４は、
前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始した後の第４のプリセット時間内に、前記ＷＩＦＩモジュールが無線アクセスポイントとの接続に成功しない場合、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を終了するためのＷＩＦＩ終了ユニットを含む。

本出願のもう１つの実施例として、端末装置４はさらに、
すべての要求サブフローが成功した場合、前記接続要求サブフローにおいて接続を要求する無線アクセスポイントを介してインターネットを利用するためのインターネットサービスユニットを含む。

説明の便利さと簡潔さのために、上記各機能ユニット、モジュールの区分のみによって例を挙げて説明し、実際の実行では、ニーズに応じて、異なる機能ユニット、モジュールによって完成するように上記機能を割り当てることができ、即ち、上記説明した全部または一部の機能を完成するように、前記端末装置の内部構造を異なる機能ユニット又はモジュールに分割することは、当業者であればはっきりと理解すべきである。実施例の各機能ユニット、モジュールは、１つの処理ユニットに統合されても良いし、各ユニットが個別且つ物理的に存在しても良いし、２つ以上のユニットが１つのユニットに統合されても良い。上記統合されたユニットはハードウェアの形態を採用して実現されても良いし、ソフトウェア機能ユニットの形態を採用して実現されても良い。また、各機能ユニット、モジュールの具体的な名称も、互いに区別しやすいようにするためのものであり、本出願の保護範囲を制限するためではない。上記端末装置におけるユニット、モジュールの具体的な動作プロセスは、上記方法の実施例の対応するプロセスを参照してもよく、ここでは説明を省略する。

図５は本出願のもう１つの実施例によって提供される端末装置の概略ブロック図であり、図５に示すように、本実施例の端末装置５は、１つまたは複数のプロセッサ５０、メモリ５１、およびメモリ５１に記憶され、プロセッサ５０上で実行可能なコンピュータプログラム５２を含む。前記プロセッサ５０は、前記コンピュータプログラム５２を実行する時、前記各方法の実施例におけるステップを実現する。例えば図１に示すステップＳ１０１～Ｓ１０４を実現する。または、前記プロセッサ５０は、前記コンピュータプログラム５２を実行する時、上記端末装置の実施例における各モジュール／ユニットの機能、例えば図４に示すモジュール４１～４４の機能を実現する。

例示的には、前記コンピュータプログラム５２は、１つまたは複数のモジュール／ユニットに分割されてもよく、前記１つまたは複数のモジュール／ユニットは、メモリ５１に記憶され、プロセッサ５０によって実行されて、本出願を完成する。前記１つまたは複数のモジュール／ユニットは、端末装置５におけるコンピュータプログラム５２の実行プロセスを説明するための、特定の機能を完成できる一連のコンピュータプログラム命令セグメントであってもよい。例えば、前記コンピュータプログラム５２は、ロード実行ユニット、要求サブフロー開始ユニット、クリアユニット、再ローディング動作ユニットに分割されてもよい。例示的には、
ロード実行ユニットは、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行することに用いられ、
要求サブフロー開始ユニットは、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始することに用いられ、
クリアしユニットは、いずれかの要求サブフローが失敗場合、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアすることに用いられ、
再ロード実行ユニットは、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行することに用いられる

他のユニットまたはモジュールは、図４に示す実施例の説明を参照してもよく、ここでは説明を省略する。

前記端末装置は、プロセッサ５０、メモリ５１を含むが、これらに限定されない。図５は端末装置５の一例にすぎず、端末装置５に限定するものではないことを当業者は理解できる。図５より多くまたは少ない部品、または一部の部品の組み合わせ、または異なる部品を含んでもよく、例えば端末装置は、入力装置、出力装置、ネットワークアクセス装置、バス、タッチスクリーンなどを含むことができる。

前記プロセッサ５０は、中央処理ユニット（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＣＰＵ）であってもよい、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、専用集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｒｃｕｒｉｔ、ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ－Ｐｒｏｇｒａｍｅｍａｂｌｅ Ｇａｒａｔｅ、ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または当該プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。

前記メモリ５１は、前記端末装置５のハードディスクまたはメモリのような内部記憶ユニットであってもよい。前記メモリ５１は、前記端末装置５の外部記憶装置、例えば、前記端末装置５に搭載されている接続型ハードディスク、スマートメモリカード（Ｓｍａｒｔ Ｍｅｄｉａ Ｃａｒｄ、ＳＭＣ）、セキュリティデジタル（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ、ＳＤ）カード、フラッシュカード（Ｆｌａｓｈ Ｃａｒｄ）などであっても良い。さらに、前記メモリ５１は、前記端末装置５の内部記憶ユニットと外部記憶装置とを含むこともできる。前記メモリ５１は、前記コンピュータプログラムおよび前記端末装置に必要な他のプログラムおよびデータを記憶することに用いられる。前記メモリ５１は、出力されたデータまたは出力されるデータを一時的に記憶するためにも用いられる。

当業者であれば、本明細書で開示された実施例に説明された様々な例のユニットおよびアルゴリズムステップを、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現できることを認識されたい。これらの機能はハードウェアまたはソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定の応用および設計制約条件によって決定される。当業者は、各の特定の応用に対して、説明された機能を実現するために異なる方法を使用することができるが、このような実現は、本出願の範囲を超えたものとして考えるべきではない。

本出願によって提供される実施例では、開示された端末装置および方法が、他の方法によって実現できることを理解されたい。例えば、上記説明した端末装置の実施例は単に概略的なものであり、例えば、前記モジュールまたはユニットの区分は、論理機能の区分だけであり、実際に実現する時、他の区分方式であってもよい、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが結合されてもよいし、または他のシステムに統合されてもよい。または一部の特徴は無視されてもよいし、または実行されなくてもよい。もう１つは、表示または議論された相互の間の結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、装置またはユニットによる間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的または他の形態であってもよい。

分離デバイスとして説明されたユニットは、物理的に分離されていても良い、ユニットとして表示されたデバイスは、物理ユニットであっても、なくても良い、即ち一箇所に位置しても良いし、または複数のネットワークユニットに分布されても良い。本実施例案の目的は、実際の必要に応じて、その中の一部または全部のユニットを選択することによって実現されることができる。

また、本出願の各実施例における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットが個別に物理的に存在してもよいし、２つ以上のユニットが１つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形式を採用して実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形式を採用して実現されてもよい。

前記統合されたモジュール／ユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形式として実現され、独立製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本出願は、上記実施例の方法のすべてまたは一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムを介して関連するハードウェアに命令して完成できる。前記コンピュータプログラムは、読み取り可能な記憶媒体に記憶され、当該コンピュータプルグラムは処理装置によって実行される時、上記様々な方法の実施例のステップを実現できる。ここで、前記コンピュータプログラムはコンピュータプログラムコードを含むことができ、前記コンピュータプログラムコードは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、実行可能なファイル、またはいくつかの中間形式などであってもよい。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記コンピュータプログラムコードをキャリアできる任意のエンティティまたはデバイス、記録媒体、ＵＳＢメモリ、ポータブルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ、Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ、Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、電気キャリア信号、電気通信信号、ソフトウェア配信媒体などを含むことができる。なお、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に含まれる内容は、司法管轄区内の立法と特許実践の要求に応じて適切な増減を行うことができ、例えばいくつかの司法管轄区において、立法と特許実践に基づいて、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、電気キャリア信号と電気信号を含まない。

上記実施例では、各実施例の説明にはそれぞれ重みがあり、実施例において詳しく説明されていない部分または記載されていない部分は、他の実施例の関連する説明を参照しても良い。

上記実施例は、本出願の技術案を説明するためだけに使用され、それを制限するものではない。前記実施例を参照して本出願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記各実施例に記載された技術案を修正することができ、または一部の技術的特徴を同等に置き換えることができ、しかしながら、これらの修正または置き換えによって本技術案の本質が本出願の各実施例の技術案の精神と範囲から逸脱することなく、本出願の保護範囲に含まれるべきであることを理解されたい。

Claims (19)

1. 異常処理方法であって、ＷＩＦＩモジュールが含まれる端末装置に適用され、前記方法は、
   前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行するステップと、
   前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するステップと、
   仮想実行環境を開始し、前記仮想実行環境においてメモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行するステップと、
   いずれかの要求サブフローが失敗した場合、および、前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップと、
   前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するステップと、を含む、
   ことを特徴とする異常処理方法。
2. 前記要求サブフローは、
   スキャン要求サブフローと接続要求サブフローを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の異常処理方法。
3. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するステップは、
   前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始するステップと、
   前記スキャン要求サブフローが成功した後、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の異常処理方法。
4. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップは、
   前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン応答を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップを含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の異常処理方法。
5. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップは、
   前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第２のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたキャン結果を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップを含む、
   ことを特徴とする請求項４に記載の異常処理方法。
6. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始する場合、いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップは、
   前記フレームワーク層が前記ハードウェア層にスキャン要求を開始した後の第１のプリセット時間内にハードウェア層から返されたスキャン応答を受信し、かつ前記スキャン応答を受信した第３のプリセット時間内に前記ハードウェア層から返されたスキャン結果を受信しなかった場合、現在のスキャン要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップを含む、
   ことを特徴とする請求項４に記載の異常処理方法。
7. メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアする前に
   連続して予め設定された回数送信されたスキャン要求サブフローがいずれも失敗するまで、引き続き前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層にスキャン要求サブフローを開始するステップをさらに含む、
   ことを特徴とする請求項５または６に記載の異常処理方法。
8. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に接続要求サブフローを開始する場合、いずれかの要求サブフローが失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップは、
   前記フレームワーク層が前記ハードウェア層に接続要求を開始した後、現在の接続要求が１回目の接続要求であるか否かを判断するステップと、
   １回目の接続要求である場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間として記録し、前記ハードウェア層の状態を監視するステップと、
   前記ハードウェア層の状態が予め設定された状態であると監視した場合、前記接続要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の異常処理方法。
9. 現在の接続要求が１回目の接続要求であるか否かを判断した後、
   １回目の接続要求ではない場合、現在の時間と前回の接続要求開始時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さいか否かを判断するステップと、
   現在の時間と前回の接続要求開始時間との時間間隔が予め設定された時間間隔より小さい場合、現在の時間を今回の接続要求開始時間として記録し、ハードウェア層の状態を監視するステップと、
   前記ハードウェア層の状態が予め設定された状態であると監視した場合、前記接続要求サブフローが失敗したと決定し、メモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするステップと、をさらに含む、
   ことを特徴とする請求項８に記載の異常処理方法。
10. ハードウェア層の状態を監視するステップは、
    前記ハードウェア層の状態が切り替え中である場合、切り替え結果を待つステップと、
    前記ハードウェア層の状態切り替えが終了した場合、監視された前記ハードウェア層の状態が切り替え結果であるステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項８または９に記載の異常処理方法。
11. 前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行する前に、
    前記ＷＩＦＩモジュールのドライバにデーモンを設定するステップと、
    前記デーモンが、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバの実行を監視した後に開始するステップと、
    前記デーモンが、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされたことを監視した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードするようにトリガするステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１に記載の異常処理方法。
12. 前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するステップは、
    前記デーモンが、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされたことを監視した後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するようにトリガするステップを含む、
    ことを特徴とする請求項１１に記載の異常処理方法。
13. 前記仮想実行環境においてメモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行した後、
    前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に成功した場合、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再実行し、前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１に記載の異常処理方法。
14. 前記仮想実行環境を開始する前に、
    仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのハードウェアパラメータに基づいて仮想ＷＩＦＩモジュールを設定するステップと、
    前記フレームワーク層と前記ハードウェア層との間のデータインタラクションに基づいて、前記仮想ＷＩＦＩモジュールに応答情報を設定するステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１に記載の異常処理方法。
15. 前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、
    前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始した後の第４のプリセット時間内に、前記ＷＩＦＩモジュールが成功に無線アクセスポイントに接続しなかった場合、前記端末装置のＷＩＦＩ機能を終了するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１～１４のいずれか一項に記載の異常処理方法。
16. 前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始した後、
    すべての要求サブフローが成功した場合、接続要求サブフローにおいて接続を要求する無線アクセスポイントを介してインターネットを利用するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項２～１４のいずれか一項に記載の異常処理方法。
17. 端末装置であって、
    前記端末装置のＷＩＦＩ機能を開始する命令を受信した後、ＷＩＦＩモジュールのドライバをロードして実行するためのロード実行ユニットと、
    前記端末装置のＷＩＦＩシステムのフレームワーク層を介して、前記ＷＩＦＩシステムのハードウェア層に少なくとも１つの要求サブフローを開始するための要求サブフロー開始ユニットと、
    仮想実行環境を開始し、前記仮想実行環境においてメモリに現在ロードされているＷＩＦＩモジュールのドライバを実行する仮想実行ユニットと、
    いずれかの要求サブフローが失敗した場合、および、前記仮想実行環境において、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバが実行に失敗した場合、前記端末装置のメモリから前記ＷＩＦＩモジュールのドライバをクリアするためのクリアユニットと、
    前記ＷＩＦＩモジュールのドライバがメモリからクリアされた後、前記ＷＩＦＩモジュールのドライバを再ロードして実行するための再ロード実行ユニットと、を含む、
    ことを特徴とする端末装置。
18. メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され、プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含む端末装置であって、
    前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際、請求項１～１６のいずれか一項に記載の前記方法のステップを実現する、
    ことを特徴とする端末装置。
19. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、１つ又は複数のプロセッサによって実行される際、請求項１～１６のいずれか一項に記載のステップを実現する、
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

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