JP7221653B2 - 光波長変換部品の製造方法及び発光装置 - Google Patents
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Description
蛍光体によって波長変換することにより、白色を得ている装置が主流となっている。
具体的には、従来では、蛍光体は熱伝導率の低い樹脂やガラスで基板等に固定されているので、例えば蛍光体にレーザー光を照射して光波長変換を行う際に、蛍光体が高温になると、その熱を十分に外部に放出(即ち放熱)できないことがある。その場合には、いわゆる蛍光体の温度消光によって、発光強度が低下してしまう。なお、温度消光とは、蛍光体の温度が過度に上昇すると発光強度が低下する現象である。
この対策として、本願発明者等は、樹脂等より熱伝導率の高い金属枠を使用して蛍光体を固定する研究を行っているが、その際に、金属枠と蛍光体との間から光が漏れるという問題に直面にした。
(3)本開示の第3局面では、光波長変換部品を25℃~300℃の範囲で温度を変化させた場合に、熱膨張率が異なる光波長変換部材と金属枠との間にて一方の表面側から他方の表面側への方向に光が透過する隙間が生じないように、重なり部を設けてもよい。
なお、ここでテーパ形状とは、光波長変換部材の厚み方向に沿って、すなわち、光波長変換部材の一方の表面側から他方の表面側に向けて、または、他方の表面側から一方の表面側に向けて、径方向の寸法が小さくなっている(即ち先細りになっている)形状を示している。
後述する実験例から明らかなように、一方の表面と側面との間の角度(即ち一方の表面に対する側面の傾斜の角度)が85°以上95°以下の範囲にある場合には、光波長変換部品として総合的に優れた性能を有するので、この範囲が好適である。
さらに、発光側エッジ角が大きくなるほど、固定強度が増加する。なお、この場合の固定強度は、一方の表面と反対側の他方の表面側から一方の表面側に力を加えた場合の固定強度である。
(8)本開示の第8局面では、金属枠を構成する材料が、Al(アルミニウム)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Fe(鉄)のうち少なくとも1種の金属、または、少なくとも1種の金属を含む金属複合体又は合金であってもよい。
なお、金属枠の材料としては、光波長変換部品の使用温度範囲において、光波長変換部材の熱伝導率よりも熱伝導率が大きな材料が用いられる。また、金属枠の材料としては、前記使用温度範囲において、光波長変換部材の熱膨張率よりも熱膨張率が大きな材料が用いられる。
金属枠を構成する材料が、Al又はAl合金である場合には、後述するように光波長変換部品を製造する際に、その製造が容易である(即ち潰し易い)という効果がある。また、光波長変換部材から照射される光がAl又はAl合金に当たった場合でも、その反射光の波長が変化しにくいという利点がある。さらに、熱伝導率が高いという効果もある。
(10)本開示の第10局面は、前記第1~第9局面のいずれかに記載の光波長変換部品と、光波長変換部材に光を照射する発光素子と、を備えた発光装置である。
この発光装置は、前記光波長変換部品を備えているので、上述した光波長変換部品による効果を発揮できる。
(11)本開示の第11局面では、金属枠の重なり部は、光波長変換部品において発光素子と反対側に設けられていてもよい。
(12)本開示の第12局面は、前記第1~第9局面のいずれかに記載の光波長変換部品を製造する光波長変換部品の製造方法に関するものである。
なお、本第12局面では、光波長変換部材の材料としては、金属枠を潰すことができるように、金属枠よりは硬い材料を用いる。例えば光波長変換部材としては、セラミック製の部材を用いることができる。
・前記「光波長変換部材」として、セラミック製の部材(即ちセラミックス焼結体)を採用できる。
A:Sc、Y、ランタノイド(Ceは除く)
B:Al、Ga
なお、「A3B5O12:Ce」とは、A3B5O12中の元素Aの一部にCeが固溶 置換していることを示しており、このような構造を有することにより、同化合物は蛍光特性を示すようになる。
[1.第1実施形態]
[1-1.発光装置]
まず、第1実施形態の光波長変換部品を備えた発光装置について説明する。
[1-2.光波長変換部品]
次に、光波長変換部品9について説明する。
光波長変換部材11は、平面視で(即ち図2Bの上下方向である板厚方向(即ち厚み方向)から見た場合)、矩形状(例えば正方形)の部材である。
この光波長変換部材11は、例えば、Al2O3結晶粒子と、化学式A3B5O12:Ceで表される成分の結晶粒子(即ちA3B5O12:Ce結晶粒子)と、を主成分とする多結晶体であるセラミックス焼結体から構成されている。
この光波長変換部材11としては、セラミックス焼結体全体におけるA3B5O12:Ceの割合が、セラミックス焼結体の3~70体積%のものを採用できる。
A:Sc、Y、ランタノイド(Ceは除く)
B:Al、Ga
さらに、セラミックス焼結体は、A3B5O12:Ce中のCeの濃度が、元素Aに対して5mol%以下(但し0を含まず)である。
金属枠13は、平面視で、四角枠状の板材であり、その中央に、板厚方向に貫通する矩形状(例えば正方形)の貫通孔19が形成されている。
また、貫通孔19は、平面視で、金属枠13の外周形状と相似であり、貫通孔19の周囲を囲む部分(金属枠13の枠部14)の幅は同じ寸法である。つまり、平面視で、貫通孔19の中心(重心)は、金属枠13の中心(重心)と一致している。
<光波長変換部品>
そして、図3に拡大して示すように、光波長変換部品9においては、光波長変換部材11は、金属枠13の貫通孔19内に配置されており、光波長変換部材11の厚み方向の一方の表面(例えば図3Bの上方の外面11a)と、他方の表面(例えば図3Bの下方の内面11b)とが、外部(即ち貫通孔19の外側)に露出している。
[1-3.光波長変換部品の製造方法]
次に、光波長変換部品9の製造方法について説明する。
その押し込む工程の際に、光波長変換部材11の外周部23にて金属枠13の内側部21を潰して重なり部25を形成した。
これにより、本第1実施形態の光波長変換部品9を得た。
[1-4.効果]
次に、本第1実施形態の効果を説明する。
(3)本第1実施形態では、平面視で、金属枠13の内側部21は、光波長変換部材11の外周部23と重なる重なり部25を有しているので、その重なり部25が支えとなって、金属枠13と光波長変換部材11とが確実に固定されている。そのため、例えば厚み方向(例えば図1の上方)に向かう力を受けた場合でも、光波長変換部材11が金属枠13から脱落しにくいという利点がある。
(8)本第1実施形態の光波長変換部品9の製造方法では、光波長変換部材11を金属枠13の貫通孔19に押し込むことにより、光波長変換部材11を金属枠13に固定することができる。また、その際に、光波長変換部材11の外周部23にて金属枠13の内側部21を潰すことにより重なり部25を形成することができる。従って、簡易な方法で光波長変換部品9を製造することができるという効果を奏する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
本第2実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
本第4実施形態では、貫通孔55は、後端側より先端側の内径が大きくなっており、内径が異なる段差部分が重なり部59を構成している。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
また、本第5実施形態では、発光素子5は光波長変換部材11の内面11bに密着するように配置されている。
[6.第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
つまり、貫通孔19内において、図7Bの上方より、光波長変換部材11と発光素子5とが積層されている。また、光波長変換部材11と発光素子5との側面は、貫通孔19の内周面に接触している。なお、金属枠13の厚みは、光波長変換部材11と発光素子5とを収容できる程度の厚みとされている。
本第6実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。また、本第6実施形態では、発光素子5は、貫通孔19内にて、光波長変換部材11の内面11bに密着するように配置されているので、発光素子5から照射された光は、光波長変換部材11側に一層効率よく供給される。よって、光波長変換部材11の発光強度が高いという利点がある。
[7.第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
本第7実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。また、本第5実施形態と同様に、光波長変換部材11の発光強度が高いという利点がある。
[8.第8実施形態]
次に、第8実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容については、その説明は省略又は簡略化する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ番号を用いて説明する。
[8-1.発光装置の構成]
図8Aに示すように、本第8実施形態の発光装置101では、箱状の基台103の底面103a上に発光素子5(例えばLED)が配置され、その発光素子5を覆うように、金属枠105及び光波長変換部材107からなる光波長変換部品109が配置されている。なお、この光波長変換部材107は第1実施形態とは形状が異なるが、材料は同じである。
ここでは、全ての側面106は、発光面107aに対して同様な角度で傾斜している。つまり、光波長変換部材107の側面106の形状は、発光面107aに対して同様な角度で傾斜するいわゆるテーパ形状となっている。
[8-2.光波長変換部品の製造方法]
本第8実施形態の光波長変換部品109を製造する場合は、例えば、金属枠105に光波長変換部材107が嵌り込むテーパ形状の貫通孔111を開けておく。但し、この段階では重なり部25はない。
[8-3.効果]
本第8実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。また、本第8実施形態は、第1実施形態に比べて、光波長変換部材107の側面106が金属枠105と接する面積が広いので、光波長変換部材107から金属枠105への放熱性がさらに優れるという効果がある。
[8-4.変形例]
また、図8Cは、発光側エッジ角θが鈍角の場合の変形例を示している。
このような変形例においても、上述のように、光波長変換部材107から金属枠105への放熱性がさらに優れるという効果がある。
[9.実験例]
次に、本開示の効果を確認するために行った実験例について説明する。
本実験例1は、本開示例と比較例とについて、光波長変換部材の温度消光について調べたものである。
光波長変換部材(即ち蛍光体)としては、第1実施形態と同様に、セラミックス焼結体からなる四角状の板材を用いた。この光波長変換部材の寸法は、縦1mm×横1mm×厚み0.18mmである。
そして、実験例1の試料の光波長変換部材に対して、レーザー光を照射した。詳しくは、レーザー光を照射するレーザー装置の出力(従って出力密度)を徐々に増加させて、温度消光が生じたレーザー装置の出力を求めた。
また、比較例として、金属枠がない光波長変換部材に対して、前記と同様にしてレーザー光を照射し、温度消光が生じたレーザー装置の出力を求めた。
この実験結果から、本開示例の場合には、比較例に比べて、温度消光が生じにくいことが分かる。
本実験例2は、本開示例と比較例とについて、光波長変換部材が金属枠に固定されている強度(固定強度:接合強度)を調べたものである。
光波長変換部材(即ち蛍光体)としては、第1実施形態と同様に、セラミックス焼結体からなる四角状の板材を用いた。この光波長変換部材の寸法は、縦1mm×横1mm×厚み0.18mmである。
そして、図9に示すように、四角枠状の基台(131)の上に、第1実施形態と同様な光波長変換部品(9)を配置した。詳しくは、重なり部(25)が形成されている側を下にし、且つ、重なり部が基台の貫通孔(133)内に位置するようにして、基台上に光波長変換部品を配置した。
その結果、本開示例の場合には、1.2kg/mm2の圧力で、光波長変換部材が金属枠から脱落した。
この実験結果から、本開示例の場合には、比較例に比べて、光波長変換部材は金属枠に強固に固定されていること(即ち接合強度が高いこと)が分かる。
本実験例3は、本開示例と比較例とについて、光波長変換部材の露出面積と発光強度との関係を調べたものである。
光波長変換部材(即ち蛍光体)としては、第1実施形態と同様に、セラミックス焼結体からなる四角状の板材を用いた。この光波長変換部材の寸法は、縦1mm×横1mm×厚み0.18mmである。
その結果、露出率が80%以上では、発光強度が82%以上であり、露出率が73%以下よりも発光強度が高かった。なお、表1の「○」は発光強度が80%以上を示し、「△」は発光強度が80%未満を示している。
本実験例4は、本開示例の試料について、発光側エッジ角θが異なる光波長変換部材の温度消光を調べたものである。
本実験例4では、前記第1実施形態と同様な材料のセラミックス焼結体からなる四角状の板材と前記第1実施形態と同様なAlからなる四角枠状の板材とに対して、本開示例の試料として、第8実施形態と同様な光波長変換部品の試料を作製した。つまり、図10に示すように、エッジ角度θ(即ち発光側エッジ角θ)を、105°から75°の範囲で、5°毎に変更した7種の試料(No.5~11)を作製した。
本実験例5は、実験例4と同様な試料(No.5~11)を用いて、エッジ部の強度を調べたものである。
図11から明らかなように、発光側エッジ角θが100°~80°の場合は、エッジ部の欠けが少なく好適である。つまり、光波長変換部材の強度が大きく好適である。
本実験例6は、実験例4と同様な試料(No.5~11)を用いて、光波長変換部材の発光強度を調べたものである。
<実験例7>
本実験例7は、実験例4と同様な試料(No.5~11)を用いて、光波長変換部材の固定強度を調べたものである。
その結果を、図13に示す。図13から明らかなように、受光面の面積が同じ場合には、発光側エッジ角θが大きくなるほど、最大圧力(従って固定強度)が大きくなるという効果を得ることができる。
つまり、この範囲であれば、エッジ部強度、発光強度、固定強度が大きいので、好適である。
[10.他の実施形態]
本開示は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本開示を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(2)光波長変換部材としては、前記セラミックス焼結体に限らず、金属枠よりも硬度が高い各種のセラミックス焼結体などを採用できる。
(4)金属枠の光波長変換部材を支持した光波長変換部品の構成としては、前記各実施形態の構成に限らず、各種の構成が挙げられる。
また、金属枠の内側部を押し潰すことなく、金属枠に光波長変換部材を圧入した後に、重なり部と同様な形状の枠体を、金属枠の貫通孔に嵌めて、例えば溶接やろう付けや接着剤による接着等の方法で、光波長変換部材と金属枠と一体化してもよい。
5…発光素子
9、31、41、51、67、81、91、109…光波長変換部品
11、107…光波長変換部材
13、43、53、65、105…金属枠
19、55、111…貫通孔
21…内側部
23…外周部
25、33、59、93…重なり部
29、57…開口部
Claims (18)
- 光の波長を変換し、一方の表面と他方の表面を有する光波長変換部材と、
前記光波長変換部材を囲む枠状の金属枠と、
を備え、
前記光波長変換部材は、前記金属枠の貫通孔にて当該金属枠に直接に接触し且つ前記一方の表面と前記他方の表面とが外部に露出した状態で、前記金属枠に固定されており、
前記光波長変換部材を前記一方の表面側又は前記他方の表面側から見た場合に、前記金属枠の前記光波長変換部材側の内側部は、前記光波長変換部材の外周に沿った外周部と重なる重なり部を有する、
光波長変換部品、
を製造する光波長変換部品の製造方法であって、
前記金属枠で囲まれた前記貫通孔の開口部と対向する位置に前記光波長変換部材を配置するとともに、前記金属枠の前記内側部と重なるように前記光波長変換部材の前記外周部を配置する工程と、
前記光波長変換部材を前記金属枠の前記貫通孔に押し込むことにより、前記光波長変換部材の前記外周部にて前記金属枠の前記内側部を潰して前記重なり部を形成する工程と、
を有する、
光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠は、前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記一方の表面のうち前記重なり部を除く部分の面積は、前記一方の表面の全体の面積の80%以上である、
請求項1に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記光波長変換部品を25℃~300℃の範囲で温度を変化させた場合に、熱膨張率が異なる前記光波長変換部材と前記金属枠との間にて前記一方の表面側から前記他方の表面側への方向に光が透過する隙間が生じないように、前記重なり部を設けた、
請求項1又は2に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠は、前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記金属枠の前記貫通孔を形成する内周面に接する側面は、前記光波長変換部材の前記一方の表面に対して傾斜している、
請求項1~3のいずれか1項に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠は、前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記側面は、前記光波長変換部材の前記一方の表面に対して、テーパ形状である、
請求項4に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠は、前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記一方の表面と、前記光波長変換部材の前記金属枠の前記貫通孔を形成する内周面に接する側面と、の間の角度は、80°以上100°以下の範囲である、
請求項1~3のいずれか1項に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記光波長変換部材の前記一方の表面と、前記光波長変換部材の前記側面と、の間の角度は、85°以上95°以下の範囲である、
請求項6に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠を構成する材料が、Al、Cu、Ni、Feのうち少なくとも1種の金属、または、前記少なくとも1種の金属を含む金属複合体又は合金である、
請求項1~7のいずれか1項に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 前記金属枠を構成する材料が、Al又はAl合金である、
請求項8に記載の光波長変換部品の製造方法。 - 光の波長を変換し、一方の表面と他方の表面を有する光波長変換部材と、前記光波長変換部材を囲む枠状の金属枠と、を備えた光波長変換部品と、
前記光波長変換部材に光を照射する発光素子と、
を備えた、発光装置であって、
前記光波長変換部材は、前記金属枠の貫通孔にて当該金属枠に直接に接触し且つ前記一方の表面と前記他方の表面とが外部に露出した状態で、前記金属枠に固定されており、
前記光波長変換部品を前記一方の表面側又は前記他方の表面側から見た場合に、前記金属枠の前記光波長変換部材側の内側部は、前記光波長変換部材の外周に沿った外周部と重なる重なり部を有し、
前記金属枠の前記重なり部は、前記光波長変換部品において前記発光素子と反対側にのみ設けられている、
発光装置。 - 前記金属枠は、前記発光素子と反対側である前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記一方の表面のうち前記重なり部を除く部分の面積は、前記一方の表面の全体の面積の80%以上である、
請求項10に記載の発光装置。 - 前記光波長変換部品を25℃~300℃の範囲で温度を変化させた場合に、熱膨張率が異なる前記光波長変換部材と前記金属枠との間にて前記一方の表面側から前記他方の表面側への方向に光が透過する隙間が生じないように、前記重なり部を設けた、
請求項10又は11に記載の発光装置。 - 前記金属枠は、前記発光素子と反対側である前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記金属枠の前記貫通孔を形成する内周面に接する側面は、前記光波長変換部材の前記一方の表面に対して傾斜している、
請求項10~12のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記金属枠は、前記発光素子と反対側である前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記側面は、前記光波長変換部材の前記一方の表面に対して、テーパ形状である、
請求項13に記載の発光装置。 - 前記金属枠は、前記発光素子と反対側である前記光波長変換部材の前記一方の表面側に前記重なり部を有しており、
前記光波長変換部材の前記一方の表面と、前記光波長変換部材の前記金属枠の前記貫通孔を形成する内周面に接する側面と、の間の角度は、80°以上100°以下の範囲である、
請求項10~12のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記光波長変換部材の前記一方の表面と、前記光波長変換部材の前記側面と、の間の角度は、85°以上95°以下の範囲である、
請求項15に記載の発光装置。 - 前記金属枠を構成する材料が、Al、Cu、Ni、Feのうち少なくとも1種の金属、または、前記少なくとも1種の金属を含む金属複合体又は合金である、
請求項10~16のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記金属枠を構成する材料が、Al又はAl合金である、
請求項17に記載の発光装置。
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