JP7221397B2 - Rrcアイドルモードおよび非アクティブ状態におけるrsrp/rsrq測定を低減するためのueプロシージャ - Google Patents

Rrcアイドルモードおよび非アクティブ状態におけるrsrp/rsrq測定を低減するためのueプロシージャ Download PDF

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Description

本開示の実施形態は、ネットワークにおける方法および装置に関し、詳細には、RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するための、無線デバイス、基地局、および無線デバイスと基地局とにおける方法に関する。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目標、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
衛星通信の再起が進行中である。衛星ネットワークについてのいくつかのプランが、ここ数年告知されている。ターゲットサービスは、バックホールおよび固定無線から、輸送、屋外モバイル、IoTまでさまざまである。衛星ネットワークは、サービスが不十分なエリアへのコネクティビティと、マルチキャスト/ブロードキャストサービスとを提供することによって、地上のモバイルネットワークを補完することができる。
強力なモバイルエコシステムおよび規模の経済から恩恵を受けるために、LTEとNRとを含む地上無線アクセス技術を衛星ネットワークに適応させることが、大きな関心を集めている。たとえば、3GPPは、非地上ネットワーク(主に衛星ネットワーク)をサポートするようにNRを適応させることに関して、リリース15において初期研究を完了した。この初期研究は、非地上ネットワークのためのチャネルモデルに焦点を当て、展開シナリオを規定し、重要な潜在的影響を識別した。3GPPは、NRが非地上ネットワークをサポートすることについてのソリューション評価に関して、リリース16において追跡研究アイテムを行っている。
軌道高度に応じて、衛星は、低地球軌道(LEO)、中間地球軌道(MEO:Medium Earth Orbit)、または静止軌道(GEO)衛星にカテゴリー分類され得る。
・ LEO:一般的な高度は500~1,500kmの範囲に及び、軌道周期は90~130分の範囲に及ぶ。
・ MEO:一般的な高度は5,000~25,000kmの範囲に及び、軌道周期は2~14時間の範囲に及ぶ。
・ GEO:高度35,786km、24時間の軌道周期をもつ。
衛星は、一般に、所与のエリアにわたっていくつかのビームを生成する。ビームのフットプリントは、通常、楕円形状であり、旧来、セルと見なされてきた。ビームのフットプリントは、しばしば、スポットビームとも呼ばれる。スポットビームのフットプリントは、衛星移動とともに地球表面にわたって移動し得るか、または、衛星によってその動きを補償するために使用される、何らかのビームポインティング機構を用いて地球固定であり得る。スポットビームのサイズは、システム設計に依存し、数十キロメートルから数千キロメートルの範囲に及び得る。
図1は、ベントパイプ(bent pipe)トランスポンダをもつ衛星ネットワークの例示的なアーキテクチャを示す。アクセスリンクは、UEと衛星との間のリンクを示し、フィーダリンクは、衛星および地上基地局リンクを示す。
現在の3GPP NTN SIの目標は、先行するSIからの識別された重要な影響についてのソリューションを評価することと、RANプロトコル/アーキテクチャに対する影響を研究することとである。レイヤ2および上記の目標は、以下の通りである。
Figure 0007221397000001
NTNのカバレッジパターンは、以下のように、TR38.811のセクション4.6において説明される。
衛星または航空ビークルは、一般に、所与のエリアにわたっていくつかのビームを生成する。ビームのフットプリントは、一般に楕円形状である。
ビームフットプリントは、その軌道上の衛星または航空ビークルの動きとともに地球上を移動していることがある。代替的に、ビームフットプリントは、いくつかのビームポインティング機構(機械的または電子的ステアリング特徴)が、衛星または航空ビークルの動きを補償することになるような場合、地球固定であり得る。
Figure 0007221397000002
様々なNTNアクセスネットワークの一般的なビームパターンが図2に示される。
現在のアイドルモード/RRC非アクティブ状態プロシージャ
RRC_IDLEおよびRRC_INACTIVE状態におけるNR UEのために、3つのプロセス、すなわち、(1)PLMN選択、(2)セル選択および再選択、ならびに(3)ロケーション登録およびRANベース通知エリア(RNA)更新がある。RAN更新は、RRC_INACTIVE状態の場合のみ適用可能であるが、残りは、RRC_IDLEとRRC_INACTIVEの両方に適用可能である。
RRC_IDLEおよびRRC_INACTIVE状態における全体的なUEプロシージャが以下のように説明される。UEがオンに切り替えられると、
1) NASは、UEのためにPLMNを選択し、関連する(1つまたは複数の)RATをセットし得る
a. 利用可能な場合、NASは、セル(再)選択のために同等のPLMNのリストを提供することができる
2) UEは、以下のタスクとともにセル選択を実施する(すなわち、セルにキャンプオンする)
a. 選択されたPLMNの好適なセルを探索する
b. 利用可能なサービスを提供するセルを選定する
c. セルの制御チャネルを監視する
3) 必要な場合、NAS登録プロシージャによって、UEは、その存在をセルのトラッキングエリアにおいて登録する
a. 選択されたPLMNは、正常なロケーション登録後に登録PLMNになる
4) セルにキャンプオンしたとき、UEは、定期的に、セル再選択基準に従ってより良いセルを探索するものとする。UEがセル再選択基準に従ってより好適なセルを見つけた場合、UEは、再選択されたより好適なセルにキャンプオンする
a. RRC_IDLE状態において、新しいセルが、UEのトラッキングエリアのリスト中のどのトラッキングエリアにも属しない場合、UEはロケーション登録を実施する
b. RRC_INACTIVE状態において、新しいセルが、設定されたRNAに属しない場合、UEはRNA更新を実施する
5) 必要な場合、UEは、NASプロシージャごとに一定の時間間隔で、より高い優先度のPLMNを探索するものとする
a. NASが別のPLMNを選択した場合、UEは、好適なセルを探索するものとする
6) 登録PLMNにおいてカバレッジが失われた場合、新しいPLMN選択が自動的にまたは手動でのいずれかで実施され得る
RRC_IDLEおよびRRC_INACTIVE状態において、UEは、アクセス階層プロシージャの一部として、PLMN選択と、セル選択および再選択とをサポートするために測定を実施する必要があり、非アクセス階層に報告する。測定についての要件は、TS38.133において説明される。
GSM、WCDMAおよびLTEにおいて、RRCアイドルモードにおけるUEは、NRについて上記で略述したように、同様のプロシージャを実施することが予想される。
セル再選択を実施するための現在の測定ルール
現在のLTEおよびNRでは、UEは、周波数間ネイバリングセルおよび周波数内ネイバリングセルに関して、セル再選択目的で、アイドルモードにおいてRSRP/RSRQ測定を定期的に実施することが予想される。しかしながら、現在のセルの信号強度/品質が、いくつかのしきい値を上回るかどうかに基づくこれらのルールに対する例外のセットがあり、これは、概して以下の通りである。
・ (RSRP測定に関係する)セル選択RXレベル値Srxlev>しきい値P
・ (RSRQ測定に関係する)セル選択品質値Squal>しきい値Q
これらが満たされる場合、UEは、周波数内測定または周波数間測定を、どちらが適用されようとも、実施しないことを選定し得る。RXレベルのためのしきい値と品質値のためのしきい値とは、UEが、周波数間セルに関して測定しているのか、周波数内セルに関して測定しているのかに依存する。周波数内の場合、RXレベルしきい値は、2dBのステップサイズにおいて0から62dBの範囲に及ぶs-IntraSearchPであり、品質値しきい値は、1dBのステップサイズにおいて0から31dBの範囲に及ぶs-IntraSearchQである。周波数間の場合、RXレベルしきい値は、2dBのステップサイズにおいて0から62dBの範囲に及ぶs-NonIntraSearchPである。s-NonIntraSearchQの値は、1dBのステップサイズにおいて0から31dBの範囲に及ぶ。
NB-IoTの場合、RXレベル条件のみが満たされる必要がある。
これらのルールは、TS36.304セクション5.2.4.2および5.2.4.2aにおいて詳細に提示されたLTEについてのものである。
さらに、LTEについて、さらなる緩和された監視のための測定ルールが、TS36.304セクション5.2.4.12において指定されている。これらのルールに従って、デバイスは、キャンプオンされたセルの信号強度Srxlevの直近の測定が、参照値SrxlevRefからしきい値SSearchDeltaP内にある場合、最高24時間、ネイバーセル測定を実施することを控えることがある。
現在、いくつかの課題が存在する。既存のアイドルモードプロシージャは、衛星無線伝搬環境が地上の場合と比較してはるかに予測的であるとすれば、UEが、不要であるセル再選択測定を実施することを必要とすることになる。上述のように、UEは、一般に、常にネイバーセルを測定することを必要とされることになり、これは、衛星シナリオにおいては必要でないことになる。図2では、衛星ネットワークにおけるセルが見られ得、図2では、RSRPも見られ得る。この場合、サービングセルが、セルの中心から数十キロメートルの極めて大きいエリアにおいて最も強い電力を有し、多くの衛星UEの場合、UEは、UEの全寿命の間、1つのビームによってのみサーブされることになり、ネイバーセル測定を不要にする。
また、信号強度に基づく測定を緩和するための現在のルールは、図3に示されているように、ネイバリングセルにわたる信号強度の小さい差により、衛星システムに好適でない。
[1]2019年10月6日時点でhttps://www.3gpp.org/DynaReport/TDocExMtg--R2-103b--18803.htmにおいて入手可能な、Tdoc R2-1814931 NTN NRにおけるスポットビーム対セル、Ericsson著、3GPP TSG-RAN WG2 #103bis、2018年10月8日~12日は、NRセルと衛星スポットビームとの間の関係を考慮する。
[2]2019年10月6日時点で以下において入手可能な、R3-186203 NTNモビリティ管理原理、Thales著、3GPP TSG-RAN WG3 #101bis、2018年10月8日~12日は、非地上ネットワークに関係するモビリティ管理態様に関する提案を提供する。
https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_101bis/Docs/
[3]2019年10月6日時点でhttps://portal.3gpp.org/ngppapp/CreateTdoc.aspx?mode=view&contributionUid=R3-186269#において入手可能な、R3-186269 非地上ネットワーク(NTN)をサポートするためのNRのためのTRソリューション、RAN3は、非地上ネットワークのためのNRにおけるサポートを考慮する。
[4]TS36.304 v15.1.0は、拡張ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)、
アイドルモードにおけるユーザ機器(UE)プロシージャを考慮する。
[5]TS38.133 v15.3.0は、NRにおける無線リソース管理のサポートについての要件を考慮する。
[6]TR38.811 v15.0.0は、非地上ネットワークのためのNRのサポートを考慮する。
本開示の目的は、無線デバイスによって、RSRPおよび/またはRSRQ測定の周波数と範囲とのうちの1つまたは両方を低減し、それにより、繰り返されるRSRPおよび/またはRSRQ測定によって引き起こされ得る、無線デバイス電源に対する負荷を低減することである。
本開示の実施形態は、識別された問題のうちのいくつかまたはすべてを軽減する装置および方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態の一態様は、参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための、無線デバイスによって実施される方法であって、方法が、いくつかの基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを決定することを含み、無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームである、方法を提供する。
本開示の一実施形態の一態様は、参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための、基地局によって実施される方法であって、方法が、いくつかの基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを無線デバイスに示すことを含み、無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームである、方法を提供する。
実施形態のさらなる態様は、参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための方法を実施するように設定された無線デバイスおよび基地局を提供する。
本開示をより良く理解するために、および本開示がどのように実現され得るかを示すために、次に、単に例として、添付の図面への参照がなされる。
ベントパイプトランスポンダをもつ衛星ネットワークの例示的なアーキテクチャの概略図である。 NTNビームパターンの例を示す概略図である。 RSRPと、あるGEO衛星セルから別のGEO衛星セルに移動する距離との間の関係を表示するプロットである。 一実施形態の一態様による、セルのための非測定ゾーンを示す概略図である。 参照ロケーションが衛星位置または衛星フットポイントに対してどのように規定され得るかを示す概略図である。 セルおよびSSBビーム対衛星ビーム設定についてのオプションを示す概略図である。 いくつかの実施形態による、無線ネットワークの概略図である。 いくつかの実施形態による、ユーザ機器の概略図である。 いくつかの実施形態による、仮想化環境の概略図である。 いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークの概略図である。 いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの概略図である。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題のソリューションを提供し得る。いくつかの実施形態によれば、提案されるソリューションは、サービングセルおよびネイバリングセルに関するRSRPおよび/またはRSRQ測定を無効にするためのGNSS測位に基づく方法を導入する。これは、測定、ネイバリングセルおよび周波数測定が必要とされないエリアを規定することによって、セル再選択のための必要とされる測定の量を低減し得る。
本明細書で開示される問題点のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。これらは、無線通信ネットワークにおいて動作するUEおよびネットワークノードによって実施される方法を含む。さらに、実施形態は、上述の方法を実施するように設定された適切なハードウェア(たとえば、処理回路)を備えるUEを含む。さらに、実施形態は、上述の方法を実施するように設定された適切なハードウェア(たとえば、処理回路)を備えるネットワークノードを含む。これらの方法および装置が、本開示全体にわたってより詳細に説明される。
いくつかの実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。GNSSまたは同様の機能を装備したUEは、UEの地理的位置の測定を定期的に実施することが予想され、これは、このロケーション情報を使用して、UEのRSRPおよびRSRQ測定頻度を低減して、UE電力消費を減少させ得る。これは、測定、ネイバリングセルおよび周波数測定が必要とされないエリアを規定することによって、セル再選択のための必要とされる測定の量をも低減し得る。これらおよび他の技術的利点が、本開示に照らして当業者に容易に明らかになろう。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。付録中で提供されるドラフト説明ドキュメントにおいて追加情報も見つけられ得る。
以下の実施形態は、NAS(23.122)プロシージャおよび/またはAS(36.304/38.304/36.133/38.133/36.331/38.331)プロシージャのいずれかを通して実装され得る。以下の実施形態はまた、大部分が、UEがGNSS受信機または他のタイプの測位能力を装備すると仮定する。実施形態が列挙されるが、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な実施形態が任意の好適な様式で組み合わせられ得ることを諒解されたい。
実施形態1- 非測定ゾーン
基本概念:この実施形態では、GSM/WCDMA/LTE/NRネットワークが、UEが、セル選択およびセル再選択目的で、サービングセルおよび/またはネイバリングセルのRSRPおよび/またはRSRQ、あるいは周波数を測定することを必要とされない、GNSSベースゾーンを設定することができる。設定された非測定ゾーンの外に出ると、UEは、サービングセルおよびネイバリングセルまたは周波数に関して測定し始める。
例:ネットワークは、半径Xの距離をもつ衛星ビームの中間点におけるゾーンを設定する。UEは、ゾーンを出るとき、セル選択および再選択測定をもう一度実施する。
ネットワークは、23.032におけるフォーマットを使用して、たとえば、不確実性円の半径rが非測定ゾーンのサイズを設定する、不確実性円を用いた楕円体ポイント(ellipsoid point)を使用して、ゾーンを設定することができる。したがって、UEは、楕円体ポイントの測定不確実性円内にあるとき、測定しない。図4は、一実施形態の一態様による、セルのための非測定ゾーンの一例を示す。
別の実施形態では、1つの非測定ゾーンが、不確実性楕円を用いた楕円体ポイント(23.032における§5.3)、または(23.032における§5.4)における多角形によって表される。
実施形態2- セル再選択のための周波数内測定ルール
基本概念:この実施形態では、セル再選択緩和ルールを使用して、s-IntraSearchP値およびs-IntraSearchQ値のセットが特定のエリアのために設定され、UEは、サービングセルおよび非サービングセル周波数内測定が実施されるものとするか否かを判定するために使用するためのs-IntraSearchP値およびs-IntraSearchQ値を決定する。
例:参照ポイントとしきい値のセットd、...、dN-1とが設定される。s-IntraSearchP値のセットs-IntraSearchP、...、s-IntraSearchPと、s-IntraSearchQ値のセットs-IntraSearchQ、...、s-IntraSearchQとが設定される。
UEは、参照ポイントまでのUEの距離dを検査することによって、UEのクラスを決定する。
・ UEは、UEの距離d<dの場合、クラス0にある
・ UEは、UEの距離がd≦d<dを満足する場合、クラス1にある
・ UEは、UEの距離がdn-1≦d<d、n=1、...、N-1を満足する場合、クラスnにある
・ UEは、UEの距離d≧dN-1の場合、クラスNにある
クラス0にあるUEの場合、サービングセルRSRP/RSRQ周波数内測定も、非サービングセルRSRP/RSRQ周波数内測定も実施されない。あるいは、それらは、低減された周期性で実施される。
クラスn、n=1、...、NにあるUEの場合、UEは、周波数内測定が実施されるものとするか否かを判定するために、s-IntraSearchPとs-IntraSearchQとを使用する。詳細には、サービングセルが以下を満たす場合、
・ (RSRP測定に関係する)セル選択RXレベル値Srxlev>s-IntraSearchP
・ (RSRQ測定に関係する)セル選択品質値Squal>s-IntraSearchQ
UEは、周波数内測定を実施しないことを選定し得る。他の場合、UEは、周波数内測定を実施するものとする。
s-IntraSearchPとs-IntraSearchQとの値範囲は、負値および負の無限大を含むように拡大される。
上記の方法が、セル再選択のためのUE測定を制限するのをどのように助けることができるかを示すために、N=1の場合を考慮する。この場合、2つのUEクラスがある。UEは、UEの距離d<dの場合、クラス0にあり、他の場合、クラス1にある。s-IntraSearchPおよびs-IntraSearchQは、両方とも負の無限大にセットされ得る。その場合、Srxlev>s-IntraSearchP=-∞およびSqual>s-IntraSearchQ=-∞である。その結果、クラス0にあるUEは、周波数内測定を実施する必要がない。
代替的に、UEおよび/またはネットワークは、非サービングセル周波数内測定を緩和するために、しきい値SSearchDeltaPの値を決定するために、UE距離dと、上記リストの距離しきい値d、...、dN-1とを使用する。UEがセル中心に近い場合、より高い許容差、すなわち、大きいSSearchDeltaPが許容できる。UEがセルの周縁に近づくにつれて、より低い許容差が適切である。
実施形態3- セル再選択のための周波数間測定ルール
基本概念:測定緩和ルールに基づいて、この実施形態では、s-NonIntraSearchP値およびs-NonIntraSearchQ値のセットがエリアごとに設定され、UEは、等しいかまたはより低い優先度のLTE/NR周波数間またはRAT間周波数セルの測定が実施されるものとするか否かを判定するために使用するためのs-NonIntraSearchP値およびs-NonIntraSearchQ値を決定する。
例:参照ポイントとしきい値のセットd、...、dN-1とが設定される。s-NonIntraSearchP値のセットs-NonIntraSearchP、...、s-NonIntraSearchPと、s-NonIntraSearchQ値のセットs-NonIntraSearchQ、...、s-NonIntraSearchQとが設定される。
UEは、参照ポイントまでのUEの距離dを検査することによって、UEのクラスを決定する。
・ UEは、UEの距離d<dの場合、クラス0にある
・ UEは、UEの距離がdn-1≦d<d、n=1、...、N-1を満足する場合、クラスnにある
・ UEは、UEの距離d≧dN-1の場合、クラスNにある
クラスn、n=0、...、NにあるUEの場合、UEは、等しいかまたはより低い優先度のNR周波数間またはRAT間周波数セルの測定が実施されるものとするか否かを判定するために、s-NonIntraSearchPとs-NonIntraSearchQとを使用する。詳細には、サービングセルが以下を満たす場合、
・ (RSRP測定に関係する)セル選択RXレベル値Srxlev>s-NonIntraSearchP
・ (RSRQ測定に関係する)セル選択品質値Squal>s-NonIntraSearchQ
UEは、等しいかまたはより低い優先度のNR周波数間またはRAT間周波数セルの測定を実施しないことを選定し得る。他の場合、UEは、等しいかまたはより低い優先度のNR周波数間またはRAT間周波数セルの測定を実施するものとする。
s-IntraSearchPとs-IntraSearchQとの値範囲は、負値および負の無限大を含むように拡大される。
上記の方法が、セル再選択のためのUE測定を制限するのをどのように助けることができるかを示すために、N=1の場合を考慮する。この場合、2つのUEクラスがある。UEは、UEの距離d<dの場合、クラス0にあり、他の場合、クラス1にある。s-IntraSearchPおよびs-IntraSearchQは、両方とも負の無限大にセットされ得る。その場合、Srxlev>s-IntraSearchP=-∞およびSqual>s-IntraSearchQ=-∞である。その結果、クラス0にあるUEは、等しいかまたはより低い優先度のNR周波数間またはRAT間周波数セルの測定を実施する必要がない。
代替的に、UEおよび/またはネットワークは、非サービングセル周波数間および/またはRAT間測定を緩和するために、しきい値SSearchDeltaPの値を決定するために、UE距離dと、上記リストの距離しきい値d、...、dN-1とを使用する。UEがセル中心に近い場合、より高い許容差、すなわち、大きいSSearchDeltaPが許容できる。UEがセルの周縁に近づくにつれて、より低い許容差が適切である。
実施形態4
基本概念:ネットワークは、UEに、セル(再)選択の目的のUEのRSRP/RSRQ測定アクティビティを、地理的距離においてUEに最も近いセルNのセットに制限することを知らせる。
実施形態5
基本概念:セル(再)選択の目的のUE RSRP/RSRQ測定周期性は、UEとセルとの間の地理的距離に結合される。距離においてUEにより近いセルに関しては、より頻度が高いRSRP/RSRQ測定が実施され、UEから遠いセルに関しては、より頻度が低い測定が実施される。
実施形態6
測定が行われないゾーンをどのように示すか:
- RRC
○ 実施形態1において述べられたように、セルのエリアは、設定されていることがあり、RRCエリアを通して、エリアの中間である参照ポイントpおよび中間点までの半径rとして規定され得、これは円を規定する。
- MAC
- アクティブ/非アクティブにするためのRRC+RNTI
- DCI
- NAS
実施形態7
基本概念:LEO衛星およびアースムービング(earth-moving)ビームを伴うシナリオでは、UEは、時間とともに変化している(1つまたは複数の)参照ロケーションで設定される。UEは、実施形態2に対するサーブ実施形態として1つまたは複数の移動する参照ロケーションで、または実施形態1の場合のような移動する楕円体ポイントで設定される。
例:UEは、上記の実施形態における説明されたプロシージャに従うが、たとえば、GNSS時間参照のうちの1つに基づいて、(1つまたは複数の)参照ロケーションを更新する。時間依存参照ロケーションは、各リストアイテムがある持続時間の間有効であるリストとして報告され得る。
別の実施形態では、参照ロケーションは、衛星位置に対して、たとえば、オフナディア角および極角によって規定される(図5A参照)。所与の時間における衛星位置は、エフェメリスデータから計算され得、これは、たとえば、2行軌道要素(TLE:Two-Line Elements)の形式で、ネットワークによってUEに提供され得る。この実施形態では、所与の時間インスタンスにおいて、UEは、エフェメリスデータから衛星の現在の位置を計算する。次いで、UEは、参照ロケーションを見つけ、参照ロケーションから非測定ゾーンを構築する。最終的に、UEは、それ自体の位置と、UEが依然として非測定ゾーン内にあるかどうかとを検査する。
また別の実施形態は上記と同じであるが、参照ロケーションは、衛星フットポイントに対して、たとえば、極角および距離によって規定される(図5B参照)。上記で説明されたプロシージャに加えて、衛星位置を計算した後に、UEは、衛星位置からフットポイントロケーションを計算する。
以下の段落は、NR NTN SIについての専門用語および規定を考慮する。
衛星ビーム、衛星または衛星セルは、NTN SIにおいてUEの観点から認識できると見なされない。これは、PLMNレベルにおいて、ネットワークのタイプ(たとえば、NTN対地上)を区別することを妨げない。
NR PCIとNR SSBとの間の関連付けは、実装に委ねられる。
(それぞれ、図6Aおよび図6Bに示されている)オプションaとbの両方がNTN SIにおいて考慮され得、PCIごとに1つまたは複数のSSBがある。TRは、両方のオプションについての図をキャプチャする。
以下の表は、モビリティについて対処すべき重要な問題を含んでいる。実施形態の態様は、表に記載された問題のうちの1つまたは複数を対処し得る。
2.1 GEO NTN透過ペイロード
Q1:GEOシナリオについて、測定(RRM)の観点からモビリティについて対処すべき重要な問題を識別するか?
Figure 0007221397000003
Q2:GEOシナリオについて、HOシグナリング/プロシージャの観点からモビリティについて対処すべき重要な問題を識別するか?
Figure 0007221397000004
2.1透過または再生ペイロードおよび移動するビームをもつLEO NTNか?
Q1:LEOシナリオについて、測定(RRM)の観点からモビリティについて対処すべき重要な問題を識別するか?
Figure 0007221397000005
Q2:LEOシナリオについて、HOシグナリング/プロシージャの観点からモビリティについて対処すべき重要な問題を識別するか?
Figure 0007221397000006
様々な実施形態が、無線ネットワークにおいて動作する、UE、ネットワークノード、および他のデバイスに関して説明された。次に、これらのデバイスおよびネットワークが、より詳細に説明される。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図7に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図7の無線ネットワークは、ネットワーク706、ネットワークノード760および760b、ならびにWD710、710b、および710cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード760および無線デバイス(WD)710は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク706は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード760およびWD710は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図7では、ネットワークノード760は、処理回路770と、デバイス可読媒体780と、インターフェース790と、補助機器784と、電源786と、電力回路787と、アンテナ762とを含む。図7の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード760は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード760の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体780は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード760は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード760が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード760は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体780)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ762がRATによって共有され得る)。ネットワークノード760は、ネットワークノード760に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード760内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路770は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路770によって実施されるこれらの動作は、処理回路770によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路770は、単体で、またはデバイス可読媒体780などの他のネットワークノード760構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード760機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路770は、デバイス可読媒体780に記憶された命令、または処理回路770内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路770は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路770は、無線周波数(RF)トランシーバ回路772とベースバンド処理回路774とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路772とベースバンド処理回路774とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路772とベースバンド処理回路774との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体780、または処理回路770内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路770によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路770によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路770は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路770単独に、またはネットワークノード760の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード760によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体780は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路770によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体780は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、表などのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路770によって実行されることが可能であり、ネットワークノード760によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体780は、処理回路770によって行われた計算および/またはインターフェース790を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路770およびデバイス可読媒体780は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース790は、ネットワークノード760、ネットワーク706、および/またはWD710の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース790は、たとえば有線接続上でネットワーク706との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末794を備える。インターフェース790は、アンテナ762に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ762の一部であり得る、無線フロントエンド回路792をも含む。無線フロントエンド回路792は、フィルタ798と増幅器796とを備える。無線フロントエンド回路792は、アンテナ762および処理回路770に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ762と処理回路770との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路792は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路792は、デジタルデータを、フィルタ798および/または増幅器796の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ762を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ762は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路792によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路770に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード760は別個の無線フロントエンド回路792を含まないことがあり、代わりに、処理回路770は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路792なしでアンテナ762に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路772の全部または一部が、インターフェース790の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース790は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末794と、無線フロントエンド回路792と、RFトランシーバ回路772とを含み得、インターフェース790は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路774と通信し得る。
アンテナ762は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ762は、無線フロントエンド回路790に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ762は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ762は、ネットワークノード760とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード760に接続可能であり得る。
アンテナ762、インターフェース790、および/または処理回路770は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ762、インターフェース790、および/または処理回路770は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路787は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード760の構成要素に供給するように設定される。電力回路787は、電源786から電力を受信し得る。電源786および/または電力回路787は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード760の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源786は、電力回路787および/またはネットワークノード760中に含まれるか、あるいは電力回路787および/またはネットワークノード760の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード760は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路787に電力を供給する。さらなる例として、電源786は、電力回路787に接続された、または電力回路787中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード760の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図7に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード760は、ネットワークノード760への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード760からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード760のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス710は、アンテナ711と、インターフェース714と、処理回路720と、デバイス可読媒体730と、ユーザインターフェース機器732と、補助機器734と、電源736と、電力回路737とを含む。WD710は、WD710によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD710内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ711は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース714に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ711は、WD710とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD710に接続可能であり得る。アンテナ711、インターフェース714、および/または処理回路720は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ711は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース714は、無線フロントエンド回路712とアンテナ711とを備える。無線フロントエンド回路712は、1つまたは複数のフィルタ718と増幅器716とを備える。無線フロントエンド回路714は、アンテナ711および処理回路720に接続され、アンテナ711と処理回路720との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路712は、アンテナ711に結合されるか、またはアンテナ711の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD710は別個の無線フロントエンド回路712を含まないことがあり、むしろ、処理回路720は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ711に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722の一部または全部が、インターフェース714の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路712は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路712は、デジタルデータを、フィルタ718および/または増幅器716の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ711を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ711は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路712によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路720に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路720は、単体で、またはデバイス可読媒体730などの他のWD710構成要素と併せてのいずれかで、WD710機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路720は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体730に記憶された命令、または処理回路720内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路720は、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD710の処理回路720は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路724およびアプリケーション処理回路726の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路722は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路722およびベースバンド処理回路724の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路726は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722は、インターフェース714の一部であり得る。RFトランシーバ回路722は、処理回路720のためのRF信号を調整し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体730に記憶された命令を実行する処理回路720によって提供され得、デバイス可読媒体730は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路720によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路720は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路720単独に、またはWD710の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD710によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路720は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路720によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路720によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD710によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体730は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路720によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体730は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路720によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路720およびデバイス可読媒体730は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器732は、人間のユーザがWD710と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形式のものであり得る。ユーザインターフェース機器732は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD710への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD710にインストールされるユーザインターフェース機器732のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD710がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD710がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器732は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732は、WD710への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路720が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路720に接続される。ユーザインターフェース機器732は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732はまた、WD710からの情報の出力を可能にするように、および処理回路720がWD710からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器732は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD710は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器734は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器734の構成要素の包含、および補助機器734の構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
電源736は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD710は、電源736から、本明細書で説明または示される任意の機能を行うために電源736からの電力を必要とする、WD710の様々な部分に電力を配信するための、電力回路737をさらに備え得る。電力回路737は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路737は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD710は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路737はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源736に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源736の充電のためのものであり得る。電力回路737は、電源736からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD710のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
図8は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE8200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図8に示されているUE800は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図8はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図8では、UE800は、入出力インターフェース805、無線周波数(RF)インターフェース809、ネットワーク接続インターフェース811、ランダムアクセスメモリ(RAM)817と読取り専用メモリ(ROM)819と記憶媒体821などとを含むメモリ815、通信サブシステム831、電源833、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路801を含む。記憶媒体821は、オペレーティングシステム823と、アプリケーションプログラム825と、データ827とを含む。他の実施形態では、記憶媒体821は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図8に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図8では、処理回路801は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路801は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路801は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース805は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE800は、入出力インターフェース805を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE800への入力およびUE800からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE800は、ユーザがUE800に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース805を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図8では、RFインターフェース809は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース811は、ネットワーク843aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク843aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク843aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース811は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース811は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM817は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス802を介して処理回路801にインターフェースするように設定され得る。ROM819は、処理回路801にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM819は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体821は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体821は、オペレーティングシステム823と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム825と、データファイル827とを含むように設定され得る。記憶媒体821は、UE800による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体821は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体821は、UE800が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体821中に有形に具現され得、記憶媒体821はデバイス可読媒体を備え得る。
図8では、処理回路801は、通信サブシステム831を使用してネットワーク843bと通信するように設定され得る。ネットワーク843aとネットワーク843bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム831は、ネットワーク843bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム831は、IEEE802.11、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機833および/または受信機835を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機833および受信機835は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム831の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム831は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク843bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク843bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源813は、UE800の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE800の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE800の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム831は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路801は、バス802上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路801によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路801と通信サブシステム831との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算
図9は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境900を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード930のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境900において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション920によって実装され得る。アプリケーション920は、処理回路960とメモリ990とを備えるハードウェア930を提供する、仮想化環境900において稼働される。メモリ990は、処理回路960によって実行可能な命令995を含んでおり、それにより、アプリケーション920は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境900は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路960を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス930を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路960は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ990-1を備え得、メモリ990-1は、処理回路960によって実行される命令995またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)970を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)970は物理ネットワークインターフェース980を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路960によって実行可能なソフトウェア995および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体990-2をも含み得る。ソフトウェア995は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ950をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン940を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン940は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤ950またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス920の事例の異なる実施形態が、仮想マシン940のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路960は、ソフトウェア995を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ950をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ950は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ950は、仮想マシン940に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図9に示されているように、ハードウェア930は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア930は、アンテナ9225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア930は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション920のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)9100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン940は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン940の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン940のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア930のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ930の上の1つまたは複数の仮想マシン940において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図9中のアプリケーション920に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機9220と1つまたは複数の受信機9210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット9200は、1つまたは複数のアンテナ9225に結合され得る。無線ユニット9200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード930と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード930と無線ユニット9200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム9230を使用して、実現され得る。
図10を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1011とコアネットワーク1014とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク1010を含む。アクセスネットワーク1011は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1012a、1012b、1012cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1013a、1013b、1013cを規定する。各基地局1012a、1012b、1012cは、有線接続または無線接続1015上でコアネットワーク1014に接続可能である。カバレッジエリア1013c中に位置する第1のUE1091が、対応する基地局1012cに無線で接続するか、または対応する基地局1012cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1013a中の第2のUE1092が、対応する基地局1012aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1091、1092が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局1012に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク1010は、それ自体、ホストコンピュータ1030に接続され、ホストコンピュータ1030は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1030は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク1010とホストコンピュータ1030との間の接続1021および1022は、コアネットワーク1014からホストコンピュータ1030に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク1020を介して進み得る。中間ネットワーク1020は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1020は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1020は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図10の通信システムは全体として、接続されたUE1091、1092とホストコンピュータ1030との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1050として説明され得る。ホストコンピュータ1030および接続されたUE1091、1092は、アクセスネットワーク1011、コアネットワーク1014、任意の中間ネットワーク1020、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1050を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1050は、OTT接続1050が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1012は、接続されたUE1091にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1030から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局1012は、UE1091から発生してホストコンピュータ1030に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図11を参照しながら説明される。通信システム1100では、ホストコンピュータ1110が、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1116を含む、ハードウェア1115を備える。ホストコンピュータ1110は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1118をさらに備える。特に、処理回路1118は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1110は、ホストコンピュータ1110に記憶されるかまたはホストコンピュータ1110によってアクセス可能であり、処理回路1118によって実行可能である、ソフトウェア1111をさらに備える。ソフトウェア1111はホストアプリケーション1112を含む。ホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して接続するUE1130など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1112は、OTT接続1150を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム1100は、通信システム中に提供される基地局1120をさらに含み、基地局1120は、基地局1120がホストコンピュータ1110およびUE1130と通信することを可能にするハードウェア1125を備える。ハードウェア1125は、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1126、ならびに基地局1120によってサーブされるカバレッジエリア(図11に図示せず)中に位置するUE1130との少なくとも無線接続1170をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1127を含み得る。通信インターフェース1126は、ホストコンピュータ1110への接続1160を容易にするように設定され得る。接続1160は直接であり得るか、あるいは、接続1160は、通信システムのコアネットワーク(図11に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1120のハードウェア1125は、処理回路1128をさらに含み、処理回路1128は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1120は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1121をさらに有する。
通信システム1100は、すでに言及されたUE1130をさらに含む。UE1130のハードウェア1135は、UE1130が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1170をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1137を含み得る。UE1130のハードウェア1135は、処理回路1138をさらに含み、処理回路1138は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1130は、UE1130に記憶されるかまたはUE1130によってアクセス可能であり、処理回路1138によって実行可能である、ソフトウェア1131をさらに備える。ソフトウェア1131はクライアントアプリケーション1132を含む。クライアントアプリケーション1132は、ホストコンピュータ1110のサポートのもとに、UE1130を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1110では、実行しているホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して、実行しているクライアントアプリケーション1132と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1132は、ホストアプリケーション1112から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1150は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1132は、クライアントアプリケーション1132が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図11に示されているホストコンピュータ1110、基地局1120およびUE1130は、それぞれ、図10のホストコンピュータ1030、基地局1012a、1012b、1012cのうちの1つ、およびUE1091、1092のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図11に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図10のものであり得る。
図11では、OTT接続1150は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1120を介したホストコンピュータ1110とUE1130との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1130からまたはホストコンピュータ1110を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1150がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
UE1130と基地局1120との間の無線接続1170は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1170が最後のセグメントを形成するOTT接続1150を使用して、UE1130に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシおよび電力消費を改善し、それにより、低減されたユーザ待ち時間、より良い応答性、および延長されたバッテリー寿命などの利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1110とUE1130との間のOTT接続1150を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1150を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1110のソフトウェア1111およびハードウェア1115でまたはUE1130のソフトウェア1131およびハードウェア1135で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続1150が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1111、1131が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1150の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1120に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1120に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1110の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1111および1131が、ソフトウェア1111および1131が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1150を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図12への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1210において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1210の(随意であり得る)サブステップ1211において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1220において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1230において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ1240において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図13への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1310において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1320において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ1330において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図14への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1410において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1420において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1420の(随意であり得る)サブステップ1421において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1410の(随意であり得る)サブステップ1411において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ1430において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1440において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1510において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ1520において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1530において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
以下の番号を付けられた記述は、実施形態のいくつかの態様に関する追加情報を提供する。
1. RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するための、無線デバイスによって実施される方法であって、方法が、
- いくつかの基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを決定すること
を含む、方法。
2. 基準が、無線ネットワークによって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含む、記述1に記載の方法。
3. 基準が、1つまたは複数の周波数内測定ルールを含む、記述1に記載の方法。
4. 基準が、無線ネットワークによって識別されるセルのリストを含む、記述1に記載の方法。
5. 基準が、無線デバイスとセルとの間の地理的距離を含む、記述1に記載の方法。
6. 基準が、
a. RRCと、
b. MAC CEと、
c. RRCおよびRNTIと、
d. DCIと、
e. NASと
のうちの1つまたは複数によって示される、記述1に記載の方法。
7. 基準が、1つまたは複数の参照ロケーションを含む、記述1に記載の方法。
8.
- ユーザデータを提供することと、
- 基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることと
をさらに含む、記述1から7のいずれか1つに記載の方法。
9. RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するための、基地局によって実施される方法であって、方法が、
- いくつかの基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを無線デバイスに示すこと
を含む、方法。
10. 基準が、基地局によって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含む、記述9に記載の方法。
11. 基準が、1つまたは複数の周波数内測定ルールを含む、記述9に記載の方法。
12. 基準が基地局によって識別されるセルのリストを含む、記述9に記載の方法。
13. 基準が、無線デバイスとセルとの間の地理的距離を含む、記述9に記載の方法。
14. 基準が、
a. RRCと、
b. MAC CEと、
c. RRCおよびRNTIと、
d. DCIと、
e. NASと
のうちの1つまたは複数によって示される、記述9に記載の方法。
15. 基準が、1つまたは複数の参照ロケーションを含む、記述9に記載の方法。
16.
- ユーザデータを取得することと、
- ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスにフォワーディングすることと
をさらに含む、記述9から15のいずれか1つに記載の方法。
17. RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するための無線デバイスであって、無線デバイスが、
- 記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線デバイス。
18. RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するための基地局であって、基地局が、
- 記述9から16のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 基地局に電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、基地局。
19. RSRPおよび/またはRSRQ測定を低減するためのユーザ機器(UE)であって、UEが、
- 無線信号を送り、受信するように設定されたアンテナと、
- アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、
- 記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリーと
を備える、ユーザ機器(UE)。
20.
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
- セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、記述9から16のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
21. 基地局をさらに含む、記述20に記載の通信システム。
22. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、記述20または21に記載の通信システム。
23.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
記述20から22のいずれか1つに記載の通信システム。
24. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、基地局が、記述9から16のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
25. 基地局においてユーザデータを送信することをさらに含む、記述24に記載の方法。
26. ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、記述24または25に記載の方法。
27. 基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、UEが、記述24から26のいずれか1つに記載の方法を実施するように設定された無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
28.
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
- UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
29. セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、記述28に記載の通信システム。
30.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
記述28または29に記載の通信システム。
31. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、UEが、記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
32. UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、記述31に記載の方法。
33.
- ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
- UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
34. UEをさらに含む、記述33に記載の通信システム。
35. 基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、記述33または34に記載の通信システム。
36.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、
記述33から35のいずれか1つに記載の通信システム。
37.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
記述33から36のいずれか1つに記載の通信システム。
38. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
39. UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、記述38に記載の方法。
40.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより、送信されるべきユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、記述38または39に記載の方法。
41.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
- UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと
をさらに含み、
- 送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、
記述38から40のいずれか1つに記載の方法。
42. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、基地局が、無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、記述9から16のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
43. 基地局をさらに含む、記述42に記載の通信システム。
44. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、記述42または43に記載の通信システム。
45.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
記述42から44のいずれか1つに記載の通信システム。
46. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法は、
- ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することであって、UEが、記述1から8のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
47. 基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、記述46に記載の方法。
48. 基地局において、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動することをさらに含む、記述46または47に記載の方法。
略語
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用され得る。略語間の不整合がある場合、その略語が上記でどのように使用されるかが選好されるべきである。以下で複数回リストされる場合、最初のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも選好されるべきである。
1x RTT CDMA2000 1x無線送信技術
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
ABS オールモストブランクサブフレーム
ARQ 自動再送要求
AS アクセス階層
AWGN 加法性白色ガウス雑音
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
BL/CE 帯域幅制限された/カバレッジ拡大された
BS 基地局
CA キャリアアグリゲーション
CC キャリアコンポーネント
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU
CDMA 符号分割多重化アクセス
CGI セルグローバル識別子
CIR チャネルインパルス応答
CP サイクリックプレフィックス
CPICH 共通パイロットチャネル
CPICH Ec/No 帯域中の電力密度で除算されたチップごとのCPICH受信エネルギー
CQI チャネル品質情報
C-RNTI セルRNTI
CSI チャネル状態情報
DCCH 専用制御チャネル
DL ダウンリンク
DM 復調
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
DTX 間欠送信
DTCH 専用トラフィックチャネル
DUT 被試験デバイス
E-CID 拡張セルID(測位方法)
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ
ECGI エボルブドCGI
eNB E-UTRANノードB
ePDCCH 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ
E-UTRA エボルブドUTRA
E-UTRAN エボルブドUTRAN
FDD 周波数分割複信
FFS さらなる検討が必要
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GEO 静止軌道
GPS 全地球測位システム
GW ゲートウェイ
gNB NRにおける基地局
GNSS グローバルナビゲーション衛星システム
GSM 汎欧州デジタル移動電話方式
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HO ハンドオーバ
HSPA 高速パケットアクセス
HRPD 高速パケットデータ
LEO 低地球軌道
LOS 見通し線
LPP LTE測位プロトコル
LTE Long-Term Evolution
MAC 媒体アクセス制御
MAC CE 媒体アクセス制御制御エレメント
MEO 中間地球軌道
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MBSFN ABS MBSFNオールモストブランクサブフレーム
MDT ドライブテスト最小化
MIB マスタ情報ブロック
MME モビリティ管理エンティティ
MSC モバイルスイッチングセンタ
NAS 非アクセス階層
NGSO 非静止軌道
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NR 新無線
OCNG OFDMAチャネル雑音生成器
OFDM 直交周波数分割多重
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OSS 運用サポートシステム
OTDOA 観測到達時間差
O&M 運用保守
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
P-CCPCH 1次共通制御物理チャネル
PCell 1次セル
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDP プロファイル遅延プロファイル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PGW パケットゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル
PLMN パブリックランドモバイルネットワーク
PMI プリコーダ行列インジケータ
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRS 測位参照信号
PSS 1次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
QAM 直交振幅変調
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RLC 無線リンク制御
RLM 無線リンク管理
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RS 参照信号
RSCP 受信信号コード電力
RSRP 参照シンボル受信電力または
参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質または
参照シンボル受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSTD 参照信号時間差
RTT ラウンドトリップタイム
SCH 同期チャネル
SCell 2次セル
SDAP サービスデータ適応プロトコル
SDU サービスデータユニット
SFN システムフレーム番号
SGW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SNR 信号対雑音比
SON 自己最適化ネットワーク
SR スケジューリング要求
SS 同期信号
SSS 2次同期信号
TA タイミングアドバンス
TDD 時分割複信
TDOA 到達時間差
TOA 到達時間
TSS 3次同期信号
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
UMTS Universal Mobile Telecommunication System
USIM ユニバーサル加入者識別モジュール
UTDOA アップリンク到達時間差
UTRA ユニバーサル地上無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WCDMA ワイドCDMA
WLAN ワイドローカルエリアネットワーク

Claims (28)

  1. 参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための、無線デバイスによって実施される方法であって、前記方法が、
    - ある基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを決定すること
    を含み、
    前記無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームであり、前記基準が、無線ネットワークによって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含み、前記1つまたは複数の非測定ゾーンが、1つまたは複数の参照ロケーションを使用して規定され、前記参照ロケーションが、衛星位置または前記衛星スポットビームに対して規定される、方法。
  2. 前記1つまたは複数の参照ロケーションが地球固定である、請求項に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の参照ロケーションが時間とともに変化する、請求項に記載の方法。
  4. 前記基準が、1つまたは複数の周波数内測定ルールおよび/または1つまたは複数の周波数間測定ルールを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記基準が、前記無線デバイスとセルとの間の地理的距離を含み、所与のセルに適用されるべき前記周波数内測定ルールおよび/または周波数測定ルールが、前記無線デバイスと前記所与のセルとの間の前記地理的距離に依存する、請求項に記載の方法。
  6. 異なるしきい値が、前記無線デバイスと前記所与のセルとの間の前記地理的距離に基づいて、RSRPおよび/またはRSRQ測定が前記所与のセルについて実施されるべきであるか否かを決定するために使用される、請求項に記載の方法。
  7. 前記基準が、無線ネットワークによって識別されるセルのリストを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. セルのセットが、RSRPおよび/またはRSRQ測定アクティビティのために選択され、セルの前記セット中のセルが、地理的距離において前記無線デバイスに近い、請求項に記載の方法。
  9. 前記基準が、
    a. 無線リソース制御(RRC)と、
    b. 媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)と、
    c. 無線リソース制御(RRC)および無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
    d. ダウンリンク制御情報(DCI)と、
    e. 非アクセス階層(NAS)と
    のうちの1つまたは複数によって示される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記無線デバイスが、前記無線デバイスの地理的位置を取得するために測定を実施する、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記地理的測定が、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)信号を使用する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記衛星が、低地球軌道(LEO)衛星、中地球軌道(MEO)衛星、または静止軌道(GEO)衛星である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. - ユーザデータを提供することと、
    - 基地局への送信を介して前記ユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングすることと
    をさらに含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための、基地局によって実施される方法であって、前記方法が、
    - ある基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを無線デバイスに示すこと
    を含み、
    前記無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームであり、前記基準が、前記基地局によって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含み、前記1つまたは複数の非測定ゾーンが、1つまたは複数の参照ロケーションを使用して規定され、前記参照ロケーションが、衛星位置または前記スポットビームに対して規定される、方法。
  15. 前記1つまたは複数の参照ロケーションが地球固定である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1つまたは複数の参照ロケーションが時間とともに変化する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記基準が、1つまたは複数の周波数内測定ルールおよび/または1つまたは複数の周波数間測定ルールを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記基準が、前記無線デバイスとセルとの間の地理的距離を含み、所与のセルに適用されるべき前記周波数内測定ルールおよび/または周波数測定ルールが、前記無線デバイスと前記所与のセルとの間の前記地理的距離に依存する、請求項17に記載の方法。
  19. 異なるしきい値が、前記無線デバイスと前記所与のセルとの間の前記地理的距離に基づいて、RSRPおよび/またはRSRQ測定が前記所与のセルについて実施されるべきであるか否かを決定するために使用される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記基準が、前記基地局によって識別されるセルのリストを含む、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. セルのセットが、RSRPおよび/またはRSRQ測定のために選択され、セルの前記セット中のセルが、地理的距離において前記無線デバイスに近い、請求項20に記載の方法。
  22. 前記基準が、
    a. 無線リソース制御(RRC)と、
    b. 媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)と、
    c. 無線リソース制御(RRC)および無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
    d. ダウンリンク制御情報(DCI)と、
    e. 非アクセス階層(NAS)と
    のうちの1つまたは複数によって示される、請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記衛星が、低地球軌道(LEO)衛星、中地球軌道(MEO)衛星、または静止軌道(GEO)衛星である、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. - ユーザデータを取得することと、
    - 前記ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスにフォワーディングすることと
    をさらに含む、請求項14から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための無線デバイスであって、前記無線デバイスが、
    - ある基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを決定するステップを実施するように設定された処理回路であって、前記無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームであり、前記基準が、無線ネットワークによって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含み、前記1つまたは複数の非測定ゾーンが、1つまたは複数の参照ロケーションを使用して規定され、前記参照ロケーションが、衛星位置または前記衛星スポットビームに対して規定される、処理回路と、
    - 前記無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
    を備える、無線デバイス。
  26. 請求項2から13いずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定された、請求項25に記載の無線デバイス。
  27. 参照信号受信電力(RSRP)および/または参照信号受信品質(RSRQ)測定を低減するための基地局であって、前記基地局が、
    - ある基準に基づいて、セル選択および/または再選択測定を実施すべきか否かを無線デバイスに示すステップを実施するように設定された処理回路であって、前記無線デバイスがセル選択または再選択測定を実施し得るセルのうちの少なくとも1つが、衛星によって生成されたスポットビームであり、前記基準が、前記基地局によって設定された1つまたは複数の非測定ゾーンを含み、前記1つまたは複数の非測定ゾーンが、1つまたは複数の参照ロケーションを使用して規定され、前記参照ロケーションが、衛星位置または前記衛星スポットビームに対して規定される、と、
    - 前記基地局に電力を供給するように設定された電力供給回路と
    を備える、基地局。
  28. 請求項14から24いずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに設定された、請求項27に記載の基地局。
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