JP7219949B2 - 昇降装置 - Google Patents
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Description
前記取付対象物には、例えば、洋式便器がある。このとき、固定部は、洋式便器の便器本体として構成され、可動部は、洋式便器の便座、弁蓋、およびタンク等の装着体で構成される。
即ち、本発明によれば、エアーダンパーを備え構成のものに比べて装置構成が大型化することを抑制しつつ、昇降移動するときのダンパー効果を高める構成とすることができる。
図1乃至図5に示すように、昇降装置1は、固定部材2と、可動部材3と、付勢部材4と、を備える。可動部材3は、下端位置(下降側端部位置)と上端位置(上昇側端部位置)との間で上下方向に移動可能(昇降移動可能)に固定部材2に設けられる(図7まはた図8参照)。付勢部材4は、可動部材3を固定部材2に対して離間する方向(上方)に付勢する。付勢部材4は、コイルスプリングで構成される。
なお、可動部は、洋式便器100の仕様に応じて、便座のみで装着体102を構成すること、便座および弁蓋で装着体102を構成すること、また、便座およびタンクで装着体102を構成することもできる。また、取付対象物は、洋式便器100であることに限定されず、例えば、OA機器の本体(固定部)に対して蓋体(可動部)が昇降するもの等、固定部材2に対して可動部材3が昇降可能に構成されるものを広く含むものとする。
固定プレート10の底部11は、下部の側方に突出する部分で構成される。固定プレート10の底部11は、洋式便器100の便器本体101に取付けられる部分として構成される。
固定プレート10の本体部12は、上部の上方に突出する部分で構成される。固定プレート10の本体部12は、内部に所定の空間が形成されるように略箱状に構成される。固定プレート10の本体部12では、背面部の両側が前方に折曲げられて一対の側面部が形成され、側面部の両側から中央方向に折曲げられて一対の正面部が形成される。固定プレート10の本体部12では、両正面部はそれぞれの端部が所定の間隔を空けて向合うように構成されて、本体部12の前部の一部が上端から下端に開放する。
固定プレート10の本体部12の一対の下側係止凹部13Lは、可動部材3の上下の移動方向と直交するように配置される。固定プレート10の本体部12の一対の上側係止凹部13Uは、可動部材3の上下の移動方向と直交するように配置される。固定プレート10の本体部12の左方の下側係止凹部13Lと左方の上側係止凹部13Uは、可動部材3の上下の移動方向と平行するように配置される。固定プレート10の本体部12の右方の下側係止凹部13Lと右方の上側係止凹部13Uは、可動部材3の上下の移動方向と平行するように配置される。
ベース30の基部31は、固定プレート10の底部11の上方に配置され、固定プレート10の底部11にビス等で取付けられて固定される。
ベース30の突出部32は、ベース30の左右中央部から上方に突出する。ベース30の突出部32は、には、付勢部材4の下部が挿入される。
挟持部材40は、固定プレート10の本体部12内の両側にそれぞれ配置され、ベース30の基部31に係合するようにして固定プレート10の底部11に取付けられる。挟持部材40は、連結体42がベース30の基部31の側端部の下方に位置し、一対の挟持体41がベース30の前後をそれぞれ通ってそれぞれ上方に延出するように構成される。挟持部材40の挟持体41は、可動部材3の移動方向(上下方向)に沿って固定プレート10の本体部12の下端部近傍から上端部に亘り、挟持体41のそれぞれの上端部(先端部)が天板20のそれぞれの貫通孔21に挿通される。
可動部材3は、スライダ50と、可動プレート60と、一対の被挟持部材70と、一対のカバー80と、一対のクッション81と、一対のストッパ90と、を備える。
スライダ50の保持部55は、被挟持部材70における可動部材3の移動方向の両側(被挟持部材70の上下)を挟むように配置される。スライダ50の保持部55は、挟持部材40の前方の挟持体41を保持する上下一対の前保持部55Fと、挟持部材40の後方の挟持体41を保持する上下一対の後保持部55Bと、を有する。
スライダ50の後保持部55Bは、スライダ50における切欠部52の下方の底面部の後方と、切欠部52の上方の上面部の後方と、にそれぞれ形成される貫通孔で構成される。スライダ50の後保持部55Bは、平面視で前後方向に長い長丸状に構成される。スライダ50の後保持部55Bの左右方向の幅は、挟持部材40の挟持体41の直径の約2倍の長さに形成され、前後方向の幅は、挟持部材40の挟持体41の直径の約3倍の長さに形成される。スライダ50の後保持部55Bには、挟持部材40の後方の挟持体41が挿通される。
可動プレート60の上部61は、上部の上方に突出する部分で構成される。可動プレート60の上部61は、スライダ50に固定される部分として構成される。可動プレート60の上部61は、固定プレート10の本体部12内の前方側に配置される。
可動プレート60の下部62は、下部の側方に突出する部分で構成される。可動プレート60の下部62は、固定プレート10の前部において開放する部分から前方に突出する。可動プレート60の下部62は、洋式便器100の装着体102に取付けられる部分として構成される。
被挟持部材70のローラ71は、平板円盤状の部材である。被挟持部材70のピン72は棒状の部材であり、ローラ71の中心孔に貫装される。被挟持部材70のローラ71は、その周面に保持溝73を有する。被挟持部材70のローラ71の保持溝73は、挟持部材40の挟持体41が配置されて、可動部材3が上下方向に移動しているときにおいても挟持部材40の挟持体41が被挟持部材70を挟持した状態を保持する。
ストッパ90の突出片92は、可動部材3が下端位置に位置するときには、固定プレート10の本体部12の下側係止凹部13Lに係止されて、可動部材3が下端位置に配置された状態を保持する。ストッパ90の突出片92は、可動部材3が上端位置に位置するときには、固定プレート10の本体部12の上側係止凹部13Uに係止されて、可動部材3が上端位置に配置された状態を保持する。
バネ部材は、可動部材3が上端位置する状態からは、洋式便器100の装着体102の重さや少々の衝撃等で可動部材3が下方に移動しないようにストッパ90の突出片92が固定プレート10の上側係止凹部13U内に配置された状態となるように、また、作業者によって洋式便器100の装着体102を押下げた際にストッパ90の突出片92が固定プレート10の上側係止凹部13U内から脱落するようにストッパ90を固定プレート10側に付勢する程度の付勢力を有する。
また、昇降装置1は、上端位置から下方に可動部材3を移動させるとき、作業者によって洋式便器100の装着体102を押下げた際にまずスライダ50および可動プレート60等がカバー80の案内孔81の長さ分下方に移動して、被挟持部材70のピン72がカバー80の案内孔81の下端部に当接する。このような状態でさらに可動部材3を下方に押下げると、スライダ50のストッパ90の突出片92が固定プレート10の上側係止凹部13U内から脱落し、挟持部材40に挟持された状態で被挟持部材70(ローラ71及びピン72)、スライダ50、および可動プレート60等が下方に移動する。そして、スライダ50のストッパ90の突出片92が固定プレート10の下側係止凹部13Lに係止されて、可動部材3が下端位置に位置する状態とされる。
例えば、挟持部材40の挟持体41の挟持力を強くして可動部材3が上下移動するときのダンパー効果を高めたい場合には、挟持部材40の挟持体41をより硬質な素材で構成すること、また、挟持部材40の挟持体41をより太い径のもので構成することもできる。また例えば、可動部材3が上端位置から下方に移動するときに下方に行くにしたがって挟持部材40の挟持体41の挟持力を強くしたい場合には、挟持部材40の挟持体41同士の間隔が上方に比べて下方の方が狭くなるように挟持部材40の挟持体41を略V字状に構成すること(図9参照)、また、挟持部材40の挟持体41をクランク状に構成すること(図10参照)もできる。
2 固定部材
3 可動部材
10 固定プレート
20 天板
30 ベース
40 挟持部材
41 挟持体
50 スライダ
60 可動プレート
70 被挟持部材
71 ローラ
90 ストッパ
Claims (2)
- 固定部に対して可動部が昇降移動可能に構成される取付対象物に設けられて、前記取付対象物の固定部に対して可動部が昇降移動するときにダンパー効果を生じさせる昇降装置であって、
前記取付対象物の固定部に固定される固定部材と、
前記取付対象物の可動部に固定され、前記固定部材に対して昇降移動可能に構成される可動部材と、を備え、
前記可動部材は、被挟持部材を備え、
前記固定部材は、前記可動部材が昇降移動しているときに前記被挟持部材を挟持した状態とされる挟持部材を備え、
前記挟持部材は、前記可動部材の昇降方向に沿って配置され、前記可動部材が昇降移動しているときに前記被挟持部材を挟持した状態で弾性変形可能な一対の挟持体を備え、
前記被挟持部材は、前記可動部材が昇降移動するときに前記挟持部材の一対の前記挟持体によって挟持されるローラを備える、昇降装置。 - 前記可動部材は、前記可動部材が下降側端部位置または上昇側端部位置に配置された状態を一時的に保持するストッパを備える、
請求項1に記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018125024A JP7219949B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018125024A JP7219949B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 昇降装置 |
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JP2020000680A JP2020000680A (ja) | 2020-01-09 |
JP7219949B2 true JP7219949B2 (ja) | 2023-02-09 |
Family
ID=69097774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018125024A Active JP7219949B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 昇降装置 |
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Citations (3)
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JP2000303746A (ja) | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Yusaku Yamauchi | 上下引違い戸用窓枠サッシュ、およびそれを使用した上下引違い窓 |
JP2005068818A (ja) | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Inax Corp | 便器上面設備 |
JP2007117475A (ja) | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Nidec Sankyo Corp | 便座昇降装置 |
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2018
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JP2000303746A (ja) | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Yusaku Yamauchi | 上下引違い戸用窓枠サッシュ、およびそれを使用した上下引違い窓 |
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