以下、この発明の一実施形態に係るキャンペーン管理システムについて図1から図9を参照しながら説明する。なお本実施形態では、本発明に係るキャンペーン管理システム1を、商品メーカーが自社の商品の売れ行き動向や、当該商品の需要者層の情報などを収集するために行われる商品サンプリングのキャンペーンに用いる例に適用して説明を行う。なお以降の説明において、当該キャンペーンにて頒布される商品サンプルを「商品」とも記載する。
本実施形態では、キャンペーンの告知がテレビの放送番組中にて行われ、その放送画面に、キャンペーンへの申し込み受付を受け付けるインターネットの参加申込サイトの情報(URL)が表示される例に適用して説明を行う。具体的には、キャンペーンの告知が行われる番組の放送画面に、インターネットの参加申込サイトの情報(URL)がスマートフォンや携帯電話などの携帯端末が読み取り可能な二次元コードであるQRコード(登録商標)として表示され、その視聴者が、自身の携帯端末を用いて表示されたQRコードを撮影して参加申込サイトにアクセスし、キャンペーンの参加申込を行う例に適用して以降の説明を行う。
本実施形態にかかるキャンペーン管理システム1は、キャンペーン管理サーバ2と、店舗管理サーバ3、及び通信部41から主に構成されている。
キャンペーン管理サーバ2は、キャンペーンへの参加申込の受付や、商品の引き替える際に用いられるキャンペーンコードの発行、及びその管理を主に行うサーバ装置である。キャンペーン管理サーバ2は、インターネット回線6に接続され、申込者の携帯端末5と通信できるようになっている。
携帯端末5は、スマートフォンや携帯電話、あるいはタブレットなどの公知の携帯情報端末である。携帯端末5は、主に無線LANなどで用いられる公知の無線通信規格などに従って無線通信装置と無線通信(以降において「無線LAN通信」とも記載する。)を行う機能や、携帯電話回線や無線LAN通信を介してインターネットに接続する機能を有している。また、写真や動画を撮影するカメラ機能や、使用者が入力操作を行う入力デバイス、及び所定の表示を行う表示部も備えている。なお、これらの部分は図1において図示されていない。またカメラ機能を用いて、所定のインターネットサイトのアクセス情報が含まれるQRコードを撮影し、当該サイトにアクセスする機能も有している。
携帯端末5には、所定の情報を記憶する図示されていない記憶部が備えられている。この記憶部には、携帯端末5を識別する固有の識別番号や、携帯端末5が訪問したインターネットサイトを管理するサーバから送信された、サイトの訪問履歴(cookie)等が記憶される。
本実施形態では、キャンペーン管理サーバ2及び店舗管理サーバ3が、専用のプログラムがインストールされたサーバ装置やPC装置である例に適用して以降の説明を行う。即ち、サーバ装置やPC装置のハードウェアと、それらにインストールされたプログラムが協働することにより、キャンペーン管理サーバ2及び店舗管理サーバ3の各部の機能が実現されている例に適用して以降の説明を行う。またキャンペーン管理システム1のその他の部分が、ハードウェアとインストールされたプログラムが協働することにより実現されていてもよい。なお、キャンペーン管理システム1の構成は、これに限定される訳ではなく、例えばキャンペーン管理システム1の各部が、それぞれ専用の機能を有したハードウェアから構成されていてもよい。あるいは、キャンペーン管理サーバ2や店舗管理サーバ3の各部の機能が、それぞれ複数のサーバ装置等によって実現されていてもよい。あるいは、キャンペーン管理サーバ2や店舗管理サーバ3が、一台のサーバ装置等から構成されていてもよい。
キャンペーン管理サーバ2は、受付部21、第一の当選決定部22、キャンペーンコード管理部23、記憶部24、送信部25、店舗側受信部26、第二の当選決定部27及び店舗側送信部28を主に備えている。
受付部21は、キャンペーンの参加申込を行う視聴者等(以降において「申込者」とも記載する。)の携帯端末5の表示部に、キャンペーンの申込サイトの画面を表示させ、申込者による参加申込を受け付ける部分である。具体的には、申込者が、自身の携帯端末5の表示部に表示された申込サイトの画面に従って入力したキャンペーンへの参加申込に関する情報(以降において「参加申込情報」とも記載する。)を受信して、参加申込を受け付ける機能を主に有する部分である。なお参加申込情報には、申込者を識別可能な情報(以降において「申込者識別情報」とも記載する。)や、受付部21が参加申込を受け付けた時間に関する情報など、参加申込に関連するその他の情報が含まれていてもよい。
本実施形態では、申込者が参加申込サイトにて申込者識別情報として自身のメールアドレスを入力すると、受付部21がその参加申込を受け付ける例に適用して以降の説明を行う。なお申込者識別情報は、申込者の携帯番号や氏名など、その他の申込者を識別可能な情報でもよい。また受付部21は、例えば申込者が参加申込サイトにアクセスしたことを確認できる情報など、参加申込に関するその他の情報を受信すると参加申込を受け付ける処理を行ってもよい。
第一の当選決定部22は、キャンペーンの管理を行う管理者が予め定めた条件に従って、キャンペーンコードが発行される申込者(以降において「当選者」とも記載する。)を選定する処理(以降において「一次抽選」とも記載する。)を行う部分である。即ち第一の当選決定部22は、参加申込サイトから参加申込を行った申込者にキャンペーンコードを発行するか否かを決定する部分である。また第一の当選決定部22は、当選者を選定するために必要となる表示(以降において「抽選画面」とも記載する。)を、携帯端末5に表示させる抽選画面情報を出力する機能も有している。
本実施形態では、携帯端末5の表示部に表示された抽選画面に従って、申込者が携帯端末5を操作して送信した情報に基づいて、第一の当選決定部22が当選者を選定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。なお第一の当選決定部22は、申込者の携帯端末5から送信された情報の他、参加申込情報や参加申込に関するその他の情報に基づいて、当選者を選定する処理を行ってもよい。あるいは第一の当選決定部22は、管理者が予め定めたキャンペーンコードの発行予定数や、既に発行したキャンペーンコードの累積数に基づいて当選者を選定したり、あるいは乱数を用いて当選者を選定したりするなど、その他の公知の抽選方法で当選者を選定する処理を行ってもよい。また第一の当選決定部22は、抽選画面にて申込者による情報の入力を求めずに、当選者を選定する処理を行ったり、あるいは入力された情報によらずに当選者を選定する処理を行ったりしてもよい。
本実施形態では、第一の当選決定部22が抽選画面としてゲームAの画面を申込者の携帯端末5の表示部に表示させる信号を出力し、当選者を選定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。即ち第一の当選決定部22は、申込者の携帯端末5の表示部にゲームAの画面を表示させ、申込者がゲームAの画面に従って携帯端末を操作して送信した信号に従って、当選者を選定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。換言すれば、第一の当選決定部22は、申込者による携帯端末5の操作に基づいてゲームAの勝敗を決定し、そのゲームAの結果に基づいてキャンペーンコードを発行するか否かを決定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。
キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコードの発行に関する情報の管理などを主に行う部分である。具体的には、キャンペーンコード管理部23は、第一の当選決定部22による決定に基づいて、その決定の結果に関する情報(以降において「第1の結果情報」とも記載する。)を出力する機能を有している。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、当選者として選定された申込者には、第1の結果情報としてキャンペーンコードが発行されることを示す当選情報を出力し、第一の当選決定部22がキャンペーンコードを発行しないと決定した申込者(以降において「落選者」とも記載する。)に対しては、第1の結果情報としてキャンペーンコードが発行されない事を示す落選情報を出力する例に適用して以降の説明を行う。更に本実施形態では、キャンペーンコード管理部23が、当選者に対しては識別可能な固有の当選情報を、落選者に対しては識別可能な固有の落選情報を出力する例に適用して以降の説明を行う。
キャンペーンコード管理部23は、詳細は後述する第二の当選決定部27による再度の決定に基づいて、再度の決定の結果に関する情報(以降において「第2の結果情報」とも記載する。)を出力する機能も有している。
更にキャンペーンコード管理部23は、店舗4の顧客(以降において単に「顧客」とも記載する。)の携帯端末5が、その記憶部に記憶している情報(以降において「携帯端末情報」とも記載する。)に基づいて、当該顧客がキャンペーンの再申込(以降において「二次抽選」とも記載する。)の対象となるか否かを判定する機能も有している。具体的に説明すると、顧客の携帯端末5の携帯端末情報に所定の第1の結果情報が含まれている場合には、キャンペーンコード管理部23は、当該顧客の携帯端末5が、二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する。即ち、キャンペーンコード管理部23は、その携帯端末5が、キャンペーンの一次抽選にて二次抽選への参加条件を満たす所定の抽選結果を取得した携帯端末であると判定する。
そしてキャンペーンコード管理部23は、詳細は後述する第二の当選決定部27に、二次抽選の対象になると判定された携帯端末5に対して、キャンペーンの再申込に関する情報(以降において「再申込情報」とも記載する。)を表示させる信号の出力の指示を行う機能も有している。
一方、顧客の携帯端末5の携帯端末情報に所定の第1の結果情報が記憶されていな場合には、キャンペーンコード管理部23は、当該携帯端末5は二次抽選の対象ではないと判定する。この際、キャンペーンコード管理部23は、第二の当選決定部27に再申込情報を表示させる信号の出力の指示を行わない。なお、キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンの告知やキャンペーンの参加申込サイトの情報を表示させる信号を、二次抽選の対象ではないと判定された携帯端末5に出力する指示を行う機能を有してもよい。
本実施形態では、前述の所定の第1の結果情報が、落選情報である場合に適用して以降の説明を行う。即ち、顧客の携帯端末5の携帯端末情報に落選情報が含まれている場合に、キャンペーンコード管理部23が、当該携帯端末5が二次抽選の対象となる携帯端末であると判定する例に適用して以降の説明を行う。
更にキャンペーンコード管理部23は、当選者の携帯端末5から送信されたキャンペーンコードの発行を要求する信号を受信すると、固有のキャンペーンコードを発行する機能も有している。またキャンペーンコード管理部23は、店舗4のキャッシュレジスタ43等からの問合せを受けて、商品の引き換えに用いられるキャンペーンコードが適正なものであるかを判定する機能や、商品の引換に用いられたキャンペーンコードを、引換済みのキャンペーンコードとして詳細は後述する記憶部24に記憶させる機能も有している。
記憶部24は、主にキャンペーンコード管理部23が出力した第1の結果情報や第2の結果情報、及びキャンペーンコード管理部23が発行したキャンペーンコードを記憶する公知の記憶デバイスである。本実施形態では、第1の結果情報や第2の結果情報、及び発行されたキャンペーンコードは、申込者識別情報や携帯端末5の識別情報と紐づけられて、キャンペーンコード管理テーブルとして記憶部24に記憶されている例に適用して以降の説明を行う。なお、キャンペーンコード管理テーブルには、発行されたキャンペーンコードが、商品と引き替えられたか否かを示す情報も含まれている。
送信部25は、第一の当選決定部22やキャンペーンコード管理部23が出力した情報を、申込者の携帯端末5が処理可能な信号として送信する部分である。具体的には、送信部25は、キャンペーンコード管理部23が出力した第1の結果情報を、申込者の携帯端末5の記憶部に記憶させる信号を送信する機能を有している。また送信部25は、第一の当選決定部22が出力した抽選画面情報に基づいて、申込者の携帯端末5の表示画面に抽選画面を表示させる信号を送信する機能も有している。なお送信部25は、予め定められたレイアウトの設定などに従って抽選画面を携帯端末5の表示部に表示させる信号を作成し、申込者の携帯端末5に送信する機能も有している。
更に送信部25は、第一の当選決定部22が当選者を選定する処理を行う間、一次抽選を行っていることを示す画面を、申込者の携帯端末5に表示させる信号を出力する機能も有していてもよい。
店舗側受信部26は、詳細は後述する通信管理部32から送信される、店舗4の顧客の携帯端末5に関する情報を主に受信する部分である。
第二の当選決定部27は、キャンペーンコード管理部23が二次抽選の対象となると判定した店舗4の顧客の携帯端末5に、キャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定を行う部分である。具体的には、第二の当選決定部27は、キャンペーンコード管理部23の判定の結果に従って、所定の第1の結果情報を記憶していた顧客の携帯端末5に再申込情報を送信する。そして第二の当選決定部27は、当該顧客にキャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定(二次抽選)を行う。
より具体的には、第二の当選決定部27は、再申込情報として、再度の抽選が行われる際に携帯端末5の表示部に表示される画面(以降において「再抽選画面」とも記載する。)に関する情報である再抽選画面情報を、キャンペーンコード管理部23が二次抽選の対象となると判定した顧客の携帯端末5に送信する処理を行う。そして、当該顧客の携帯端末5にキャンペーンコードを発行するか否かの決定、即ち当該顧客を当選者として選定するか否かの決定を行う。
本実施形態では、表示された再抽選画面に従って、店舗4の顧客が携帯端末5を操作して送信した情報に基づいて、第二の当選決定部27が、キャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定を行う例に適用して以降の説明を行う。なお第二の当選決定部27は、携帯端末情報に含まれていた第1の結果情報や、通信部41が取得した顧客のその他の情報、あるいは管理者が予め定めたキャンペーンコードの発行予定数や、既に発行したキャンペーンコードの累積数に基づいて当選者を選定してもよい。また第二の当選決定部27は、例えば乱数を用いて当選者を決定するなどその他の公知の抽選方法で当選者を決定したりする処理を行ってもよい。更に第二の当選決定部27は、再抽選画面にて顧客からの情報の入力を求めずに、当選者を再度決定する処理を行ったり、あるいは入力された情報によらずに当選者を再度決定する処理を行ったりしてもよい。
第二の当選決定部27は、当選者を決定すると、その再度の決定の結果をキャンペーンコード管理部23に出力する。キャンペーンコード管理部23は、この第二の当選決定部27による再度の決定の結果に基づいて、第2の結果情報を出力する。
本実施形態では、再抽選画面としてゲームBの画面が、所定の第一の結果情報を記憶していた顧客の携帯端末5の表示部に表示される例に適用して以降の説明を行う。即ち、第二の当選決定部27は、顧客がゲームBの画面に従って携帯端末5を操作して送信した信号に従って、当選者を再度選定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。換言すれば、第二の当選決定部27は、顧客による携帯端末5の操作によってゲームBの勝敗を決定し、そのゲームBの結果に基づいてキャンペーンコードを発行するか否かを決定する処理を行う。
店舗側送信部28は、キャンペーンコード管理部23が出力した第2の結果情報や、第二の当選決定部27が出力した再申込情報を、詳細は後述する店舗管理サーバ3を介して通信部41に送信する部分である。具体的に店舗側送信部28は、第2の結果情報をキャンペーンコード管理部23から受信すると、その結果の内容を所定の顧客の携帯端末5に表示させる信号を、店舗管理サーバ3を介して通信部41に送信する。また店舗側送信部28は、第二の当選決定部27から再申込情報を受信すると、所定の顧客の携帯端末5の表示部に再抽選画面を表示させる信号を通信部41に送信する。なお、店舗側送信部28は、再抽選画面のレイアウトなど、携帯端末5の表示部に表示される具体的な表示内容に関する情報を、予め定められた設定に従って作成して所定の携帯端末5に送信する。なお、この具体的な表示内容に関する情報を、キャンペーンコード管理部23や第二の当選決定部27が作成する構成としてもよい。
店舗管理サーバ3は、商品の引換が行われる店舗4における情報の管理を主に行うものである。なお、図1では説明のために、一つの店舗4が記載された例を記載しているが、店舗管理サーバ3は、複数の店舗からの情報の管理を行うことが可能である。
店舗管理サーバ3には、店舗情報管理部31と通信管理部32が主に備えられている。店舗情報管理部31は、主にキャンペーンコード管理部23と通信を行い、店舗4において商品の引換に用いられるキャンペーンコードが適切なものであるか問い合わせる信号を送信したり、キャンペーンコードが商品等と引き替えられたことを通知する信号を送信したりする部分である。また店舗情報管理部31は、キャンペーンコード管理部23から送信された情報を、詳細は後述する店舗サーバ42やキャッシュレジスタ43に送信する機能も有している。
通信管理部32は、詳細は後述する店舗4に設置される通信部41の管理を行う部分である。通信管理部32は、店舗側受信部26、店舗側送信部28及び通信部41とそれぞれ通信可能に接続されている。なお、通信管理部32は、複数の通信部41と接続され、それぞれの管理を行うことが可能である。また通信管理部32は、店舗4の顧客にインターネット接続サービスを提供したり、店舗4が取り扱う商品やサービスに関する情報を顧客の携帯端末5に送信したりする機能も有してもよい。なお、店舗情報管理部31及び通信管理部32は、キャンペーンコード管理部23に情報を送信する際、店舗4の識別情報など店舗4に関する情報を付加して送信してもよい。
通信部41は、店舗4に設置され、店舗4の顧客の携帯端末5と無線LAN通信によって通信を行う無線通信装置である。通信部41は、店舗側送信部28から送信される第2の結果情報の内容を表示させる信号や、再抽選画面を表示させる信号を所定の顧客の携帯端末5に送信する機能を有している。また通信部41は、携帯端末5と通信を行い、携帯端末5の固有の識別番号や、携帯端末5の記憶部に記憶されている情報を取得する機能も有している。
本実施形態では、通信部41は、顧客の携帯端末5と通信を行い、携帯端末5の識別情報として携帯端末5のmac addressを取得すると共に、携帯端末5が特定のサイトを訪問した際に記憶された訪問サイトの訪問履歴に関する情報(cookie)を含む携帯端末情報を取得する例に適用して以降の説明を行う。
キャッシュレジスタ43は、店舗4に設置され、商品の精算等を行う際に用いられるものであり、顧客の購入商品の精算処理を行う精算機能の他、バーコードリーダなどを用いて商品に添付されているバーコードなどの商品情報を読み取る商品情報取得機能を有している。また、磁気情報などを読み取るカードリーダーや、非接触型ICカードの情報読み取り装置など、他の公知の情報取得手段も備えている。なお図1において、バーコードリーダなどの情報取得手段は図示されていない。
また、キャッシュレジスタ43は、バーコードリーダや公知の情報取得手段によって、携帯端末5に表示されたキャンペーンコードを読み取り、当該キャンペーンコードが適正なものであるか店舗サーバ42に問合せを行う機能も有している。
店舗サーバ42は、キャッシュレジスタ43や、その他の店舗の情報端末装置からの情報の収集や管理を行う部分である。店舗サーバ42は、キャッシュレジスタ43から送信された所定の信号を店舗情報管理部31に送信したり、店舗情報管理部31からの情報を対応するキャッシュレジスタ43に送信したりする機能を有している。
なお、本実施形態では、店舗4と店舗管理サーバ3の間、及び店舗管理サーバ3とキャンペーン管理サーバ2の間がそれぞれ専用回線によって接続されている例に適用して以降の説明を行うが、それらがインターネット回線などの公衆回線やその他の公知に回線によって接続されていてもよい。
<作用の説明>
次に、図2~図9を主に参照し、キャンペーン管理システム1の作用について説明を行う。はじめに申込者が一次抽選にて当選者として選定される場合の処理について、主に図2を参照して説明を行う。
1.一次抽選にて申込者が当選として選定される場合の処理
テレビ放送にてキャンペーンの告知を視聴した申込者は、放送画面に表示されているQRコードを自身の携帯端末5にて撮影し、キャンペーンの参加申込サイトにアクセスする。申込者は、表示された申込の画面に従って所定の情報を入力して参加申込を行う。本実施形態では、参加申込サイトにおいて、申込者識別情報として、申込者のメールアドレスの入力が求められる例に適用して以降の説明を行うと、申込者は、携帯端末5を操作して自身のメールアドレス「aaaa@bb.com」を入力してその情報を送信する(S10)。申込者が所定の入力を行うと、受付部21がキャンペーンの参加申込を受け付ける。
受付部21は、申込者からの参加申込を受け付けると、キャンペーンへの参加申込に関する情報である参加申込情報を第一の当選決定部22に送信する(S11)。参加申込情報を受信した第一の当選決定部22は、抽選画面を携帯端末5に表示させる情報を送信部25に送信する(S12)。送信部は、第一の当選決定部22からの情報に基づいて、ゲームAの画面を携帯端末5の表示部に表示させる信号を、参加申込を行った申込者の携帯端末5に送信する(S13)。携帯端末5が送信部25からの信号を受信すると、その表示部にゲームAの画面が表示される。本実施形態では、送信部25が抽選画面であるゲームAとしてスロットゲームの画面を表示させる信号を送信する例に適用して説明を行うと、携帯端末5の表示部に、回転するスロットマシンの画像と、スロットマシンの回転を停止する停止ボタンが表示される。
申込者が携帯端末5を操作して、表示部に表示されている停止ボタンを押す操作を行うと、その操作に係る情報(以降において「入力情報」とも記載する。)が受付部21に送信される(S14)。受付部21は、受信した入力情報を第一の当選決定部22に送信する(S15)。第一の当選決定部22は、受信した入力情報に基づいて、当該申込者にキャンペーンコードを発行するか否かの決定を行い、その決定の結果をキャンペーンコード管理部23に送信する(S16)。本実施形態では、第一の当選決定部22が、申込者にキャンペーンコードを発行する(当選者として選定する)決定を行う例に適用して以降の説明を行う。
キャンペーンコード管理部23は、受信した第一の当選決定部22による決定の結果に基づき、当該結果の内容を示す第1の結果情報を出力する。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、第1の結果情報として当選情報「T456789」を出力する例に適用して以降の説明を行う。なおこの当選情報は、第一の当選決定部22による決定毎に異なる固有の情報である。
キャンペーンコード管理部23は、第1の結果情報を送信部25に送信する(S17)。また、キャンペーンコード管理部23は、出力した第1の結果情報を、参加申込情報に含まれる申込者識別情報と紐付けて記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる処理を行う(S18)。即ちキャンペーンコード管理部23は、申込者のメールアドレス「aaaa@bb.com」と、当選情報「T456789」を紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる処理を行う。なおキャンペーンコード管理部23は、第1の結果情報だけをキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる処理を行ってもよい。
送信部25は、キャンペーンコード管理部23が出力した第1の結果情報を、申込者の携帯端末5の記憶部に記憶させる信号を送信する(S19)。送信部25は、この際、第1の結果情報の内容、即ち一次抽選の結果を申込者の携帯端末5の表示部に表示させる信号も送信する。携帯端末5は、送信部25からの信号を受信すると、携帯端末5は、当選情報をその記憶部に記憶する。また携帯端末5は、その表示部に一次抽選にて当選したことを通知する画面を表示する。本実施形態では、携帯端末5は、その表示部にゲームAの当たり画面であるスロットマシンの当たり図柄を表示すると共に、当選したことを通知する画面を表示する。
2.キャンペーンコード取得及び商品引換の処理
続いて図3を参照して、当選情報を受信した申込者が、キャンペーンコードを取得して商品の引換を行う際の処理について説明を行う。
当選情報を受信した申込者は、携帯端末5を操作して、商品を取得するために必要なキャンペーンコードを取得する手続きを行う。具体的に説明すると、申込者が、例えば当選情報を受信した際に表示された指示に従って携帯端末5を操作することで、携帯端末5がキャンペーンコードを要求する信号を当選情報と共に送信する(S20)。なお、携帯端末5は当選情報に代えて、あるいは当選情報と共に申込者識別情報を送信してもよい。
携帯端末5からのキャンペーンコードを要求する信号を受信した受付部21は、当該信号をキャンペーンコード管理部23に送信する(S21)。キャンペーンコード管理部23は、携帯端末5からのキャンペーンコードを要求する信号に基づいて、キャンペーンコードを発行する。また、キャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコードを、当選情報と紐付けて記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S22)。なおキャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコードを、キャンペーンコードを要求する信号と共に送信された申込者識別情報やその他の情報と紐づけて記憶させる処理を行ってもよい。
本実施形態では、携帯端末5からのキャンペーンコード発行の要求を受けて、キャンペーンコード管理部23がキャンペーンコード「C1234567」を発行する例に適用して説明を行うと、キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード「C1234567」を第1の結果情報である当選情報「T456789」、及び申込者識別情報「aaaa@bb.com」と紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(図6(a)参照。)。またキャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコード「C1234567」を送信部25に送信する(S23)。送信部25は、発行されたキャンペーンコードを、キャンペーンコードを要求する信号を送信した携帯端末5に送信する(S24)。
なお、このキャンペーンコードを取得する処理は、図示されていない店舗4の専用端末を介して行われてもよい。例えば、当選情報を受信した申込者が店舗4を訪問し、店舗4の専用端末に当選情報を入力したり、あるいは専用端末が備える読み取り装置を用いて携帯端末5の表示部に表示された当選情報を読み込ませたりすることで、キャンペーンコードを要求する信号が、店舗4の専用端末からキャンペーンコード管理部23に送信される処理が行われてもよい。この場合には、店舗4の専用端末からの信号に基づいて、キャンペーンコード管理部23がキャンペーンコードを発行する。そして送信部25が発行されたキャンペーンコードを店舗4の専用端末に送信し、店舗4の専用端末がキャンペーンコードを印刷などの方法で出力する。
キャンペーンコードを取得した申込者は、商品を引き換えるために店舗4を訪問し、店舗4の店員にキャンペーンコードを提示する(S30)。店舗4の店員は、キャッシュレジスタ43のバーコードリーダなどの情報取得手段によって提示されたキャンペーンコードを読み取り、店舗情報管理部31に読み取った情報を送信する(S31)。店舗情報管理部31は、受信したキャンペーンコードが適切な商品の引換に用いることができるものであるかを問い合わせる信号を店舗側受信部26に送信する(S32)。
問合せの信号を受信した店舗側受信部26は、受信した信号をキャンペーンコード管理部23に引き渡す(S33)。キャンペーンコード管理部23は、受信したキャンペーンコードに基づいて、記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルを参照し(S34)、当該キャンペーンコードが使用可能なものであるか判定を行う。
本実施形態について具体的に説明すると、キャンペーンコード管理部23は、受信したキャンペーンコード「C1234567」に基づいてキャンペーンコード管理テーブルを参照する。本実施形態では、受信したキャンペーンコード「C1234567」は、未使用のキャンペーンコードとして記憶されているため、キャンペーンコード管理部23は、受信したキャンペーンコードが使用可能であると判定する。なお、キャンペーンコード管理部23は、受信した問合せの信号に含まれる申込者識別情報などのその他の情報に基づいてキャンペーンコード管理テーブルを参照し、使用可否の判定を行ってもよい。キャンペーンコード管理部23は、判定の結果を店舗側送信部28及び店舗情報管理部31を介してキャッシュレジスタ43に送信する(S35~S37)。
キャッシュレジスタ43は、判定の結果を図示されていない表示部に表示する。店舗4の店員は、表示された判定の結果が、キャンペーンコードが使用可能であることを示す情報である場合には、当該キャンペーンコードを提示した申込者に商品を引き渡し(S38)、キャッシュレジスタ43を操作して商品引き渡しの処理を行う。キャッシュレジスタ43は、商品引き渡しの処理が行われると、提示されたキャンペーンコードが使用されたことを通知する信号を店舗情報管理部31及び店舗側受信部26を介してキャンペーンコード管理部23に送信する(S39~S41)。
なお、キャッシュレジスタ43が、商品引き渡しの処理の際に提示されたキャンペーンコードが使用されたことを通知する信号を、キャンペーンコード管理部23に送信する機能を有していない場合などには、他の方法によって提示されたキャンペーンコードが使用されたことを通知する信号がキャンペーンコード管理部23に送信されてもよい。例えば、申込者が、商品を引き換えるために店舗4の店員にキャンペーンコードを提示する際、あるいは店員から商品を引き渡される際に、申込者あるいは店舗4の店員が、携帯端末5の表示部に表示された”このキャンペーンコードを使用します”といった内容が表示されたボタンを押すなどの操作を行うことで、携帯端末5がキャンペーンコード管理部23にキャンペーンコードが使用されたことを通知する信号を送信してもよい。あるいは店舗4の店員が、キャッシュレジスタ43に隣接して配置された図示されていない専用端末等を操作することで、提示されたキャンペーンコードが使用されたことを通知する信号がキャンペーンコード管理部23に送信されてもよい。
キャンペーンコード管理部23は、記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルに受信したキャンペーンコードが使用されたことを示す情報を記憶させる(S42)。この様な情報をキャンペーンコード管理テーブルに記憶させることで、当該キャンペーンコードが再度用いられることを防ぐことが可能となる。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、使用された「C1234567」のキャンペーンコード管理テーブルの使用欄に、「使用済」の情報を記憶させる処理を行う(図6(b)参照。)。なおキャンペーンコード管理部23は、使用されたキャンペーンコードをキャンペーンコード管理テーブルから削除する処理を行ってもよい。
3.一次抽選にて申込者が落選した場合の処理
次に、一次抽選にて申込者が落選した場合の処理について、主に図4~図5を参照して説明を行う。本実施形態では、一次抽選の落選者が、店舗4にて行われる二次抽選の対象となる例に適用して以降の説明を行う。
本実施形態では、キャンペーンの参加申込から第1の結果情報が送信されるまでの処理は、上述のS10~S19と同等の処理が行われる。即ち申込者が、携帯端末5を用いてキャンペーンの参加申込みを行うと、受付部21がキャンペーンの参加申込を受け付ける(S110)。受付部21が参加申込を受け付けると、参加申込情報が第一の当選決定部22に送信され(S111)、第一の当選決定部22が、抽選画面情報を出力する(S112)。そして送信部25が、抽選画面、即ちゲームAの画面を、参加申込を行った申込者の携帯端末5の表示部に表示させる信号を送信する(S113)。
申込者が、ゲームAの画面に従って携帯端末5を操作すると、その入力情報が受付部21に送信される(S114)。受付部21は、送信された入力情報を第一の当選決定部22に送信する(S115)。第一の当選決定部22は、受信した入力情報に基づいて、キャンペーンコードを発行するか否かの決定を行い、その決定の結果をキャンペーンコード管理部23に送信する(S116)。本実施形態では、第一の当選決定部22が、申込者にキャンペーンコードを発行しない(申込者を落選者として選定する)決定を行う例に適用して以降の説明を行うと、キャンペーンコード管理部23は、第1の結果情報として落選情報「R56970」を出力する。なおこの落選情報は、第一の当選決定部22による決定毎に異なる固有の情報である。
キャンペーンコード管理部23は、出力した第1の結果情報(落選情報)を、送信部25に送信する(S117)。またキャンペーンコード管理部23は、出力した第1の結果情報(落選情報)を、参加申込情報に含まれる申込者識別情報と紐付けて記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S118)。
本実施形態では、申込者識別情報として申込者のメールアドレス「abcd@gg.com」が含まれている例に適用して説明を行うと、キャンペーンコード管理部23は、申込者のメールアドレス「abcd@gg.com」と落選情報「R56970」を紐付けて記憶させる(図6(b)参照)。なお、キャンペーンコード管理部23は、発行した落選情報のみを記憶させる処理を行ってもよい。送信部25は、第1の結果情報(落選情報)を、申込者の携帯端末5の記憶部に記憶させる信号を送信する(S119)。携帯端末5は送信部25からの信号を受信すると、その記憶部に第1の結果情報(落選情報)を記憶する。
一次抽選にて落選した申込者が、参加申込に用いた携帯端末5を所持して店舗4を訪問し、キャンペーンの再申込(二次抽選)を行う。具体的に申込者は、携帯端末5の無線LAN通信機能用いて、自身の携帯端末5を店舗4の通信部41に接続する。携帯端末5が接続されると、通信部41は、携帯端末5の識別番号及び携帯端末5の携帯端末情報を取得する(S200)。本実施形態では、通信部41が、携帯端末5の識別情報として携帯端末5のmac address「xyzxyz45678」を取得し、携帯端末5の記憶部から、落選情報「R56970」を少なくとも含む携帯端末情報を取得する例に適用して以降の説明を行う。
通信部41は取得した携帯端末5の携帯端末情報と識別情報「xyzxyz45678」を、通信管理部32に送信する(S201)。通信管理部32は受信した情報を、店舗側受信部26を介してキャンペーンコード管理部23に送信する(S202~S203)。
続いてキャンペーンコード管理部23は、携帯端末5を所持する顧客が、二次抽選の対象となるか否かの判定処理を行う。具体的にキャンペーンコード管理部23は、記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルを参照し(S204)、受信した携帯端末情報に含まれる落選情報が、キャンペーンコード管理テーブルに記憶されているものであるか確認して判定処理を行う。本実施形態では、携帯端末情報に含まれる落選情報「R56970」は、キャンペーンコード管理テーブルに記憶されているため、携帯端末5を所持する顧客が二次抽選の対象となると判定する。なおキャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード管理テーブルを参照せずに、携帯端末情報に所定の落選情報が含まれているか否かによって当該判定処理を行ってもよい。
キャンペーンコード管理部23は、携帯端末5が二次抽選の対象であると判定した場合には、受信した携帯端末情報に含まれる落選情報と、携帯端末5の識別情報を紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる処理を行う(S204)。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード管理テーブルの情報「R56970」に紐付けられている「携帯端末識別情報」欄に、携帯端末5の識別情報「xyzxyz45678」を記憶させる処理を行う(図6(b)参照)。
なおキャンペーンコード管理部23は、受信した携帯端末5の識別情報に基づいてキャンペーンコード管理テーブルを参照し、携帯端末5の所有者が既に二次抽選の申込を行ったものであるか否かの判断処理も行う。即ちキャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード管理テーブルを参照し、受信した携帯端末5の識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶されているか否かの確認を行う。当該識別情報がキャンペーンコードに既に記憶されている場合には、当該携帯端末5は、既に二次抽選用いられたものであることを意味している。本実施形態では、受信した識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに既に記憶されている場合には、キャンペーンコード管理部23は、当該携帯端末5の所有者は、二次抽選に参加することができないと判定する処理を行う例に適用して以降の説明を行う。
キャンペーンコード管理部23は、携帯端末5が二次抽選の対象であると判定すると、その判定の結果、即ち携帯端末5が二次抽選の対象である旨を通知する信号を第二の当選決定部27に送信する(S205)。
第二の当選決定部27は、二次抽選の対象である旨の通知を受信すると、再抽選画面情報を店舗側送信部28に送信する(S206)。本実施形態では、第二の当選決定部27は、再抽選画面情報としてゲームBの画面を表示させる信号を店舗側送信部28に送信する例に適用して以降の説明を行う。
第二の当選決定部27からの信号を受信した店舗側送信部28は、通信管理部32を介して、ゲームBの表示画面を携帯端末5の表示部に表示させるための信号を通信部41に送信する(S207~S208)。通信部41は受信した信号を所定の携帯端末5に送信する(S209)。通信部41からの信号を受信すると、携帯端末5の表示部に、ゲームBの画面が表示される。
本実施形態では、再抽選画面として、ルーレットゲームの画面が携帯端末5の表示部に表示される例に適用して以降の説明を行う。具体的には、携帯端末5の表示部に、回転するルーレットの画像と、ルーレットの回転を停止させる停止ボタンが表示される。再抽選画面が送信された店舗4の顧客が、携帯端末5を操作して表示ボタンを押す操作を行うと、携帯端末5は操作に係る信号(入力情報)を通信部41に送信する(S220)。
携帯端末5から送信された入力情報は、通信管理部32及び店舗側受信部26を介して、第二の当選決定部27に送信される(S221~S223)。第二の当選決定部27は、入力情報を受信すると、当該入力情報を送信した携帯端末5(店舗4の顧客)に、キャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定、即ち当選者を再度選定する二次抽選を行う。
本実施形態では、第二の当選決定部27が、入力情報を送信した携帯端末5にキャンペーンコードを発行する再度の決定を行う例に適用して以降の説明を行うと、第二の当選決定部27は、キャンペーンコードを発行する再度の決定の結果をキャンペーンコード管理部23に送信する(S224)。
キャンペーンコード管理部23は、第二の当選決定部27の再度の決定の結果に基づいて第2の結果情報を出力する。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、第2の結果情報として当選情報である「TB78912」を出力する例に適用して以降の説明を行う。
第二の当選決定部27は、出力した第2の結果情報を、携帯端末5の識別情報と紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S225)(図6(b)参照。)。またキャンペーンコード管理部23は、当選情報を店舗側送信部28及び通信管理部32を介して通信部41に送信する(S226~S228)。通信部41は、受信した第2の結果情報を、入力情報を送信した所定の携帯端末5に送信する(S229)。当選情報を受信した携帯端末5の表示画面には、ゲームBに勝ったことを示すルーレットの画像と、キャンペーンに当選したことを示す画面が表示される。
当選情報を受信した携帯端末5の顧客は、商品との引換に用いられるキャンペーンコードを取得するための手続きを行う。具体的には、携帯端末5を操作して、キャンペーンコードを要求する信号を、当選情報と共に通信部41に送信する(S240)。
通信部41は、受信したキャンペーンコードを要求する信号及び当選情報を、通信管理部32及び店舗側受信部26を介してキャンペーンコード管理部23に送信する(S241~S243)。キャンペーンコード管理部23は、受信したキャンペーンコードを要求する信号及び当選情報に基づいてキャンペーンコードを発行する。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23が当選情報「TB78912」に基づいて、キャンペーンコード「C5678912」を発行する例に適用して以降の説明を行う。
なお、キャンペーンコード管理部23は、受信した当選情報(「TB78912」)や携帯端末5の識別情報に基づいてキャンペーンコード管理テーブルを参照し、受信した当選情報が適正なものであるか判定する処理を行ってもよい。
キャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコードをキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S244)。具体的には、発行したキャンペーンコード「C5678912」を、携帯端末5の識別情報「xyzxyz45678」、あるいは当選情報「TB78912」と紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(図6(b)参照。)。
またキャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコードを、店舗側送信部28及び通信管理部32を介して通信部41に送信する(S245~S248)。そして通信部41は、受信したキャンペーンコードを、キャンペーンコードを要求する信号を送信した携帯端末5に送信する(S248)。以降は、既に説明を行ったS30~S41と同様の処理が行われ、キャンペーンコードと商品との引換処理が行われる。
4.キャンペーン管理サーバ2の動作の説明
続いてキャンペーン管理サーバ2が行う処理について、主に図7から図9を参照して説明を行う。
(1)抽選の際の動作
キャンペーンの処理が開始されると、受付部21が申込者からの参加申込を受け付ける(S300)(受付ステップ)。受付部21が申込者からの参加申込を受け付けると、第一の当選決定部22が、申込者に対してキャンペーンコードを発行するか否かの決定を行う(S305)(一次抽選ステップ)。キャンペーンコード管理部23は、第一の当選決定部22からキャンペーンコードを発行するか否かの決定の結果、即ち抽選の結果を受信する。キャンペーンコード管理部23は、受信した決定の結果がキャンペーンコードを発行する旨の決定である場合(S310にてYes)には、当選情報を出力する(S320)。また、キャンペーンコード管理部23は、受信した決定の結果がキャンペーンコードを発行しない旨の決定である場合(S310にてNo)には、落選情報を出力する(S325)。キャンペーンコード管理部23は、出力した結果情報をキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S330)。なおキャンペーンコード管理部23は、申込者識別情報を受信している場合には、出力した結果情報を申込者識別情報と紐づけてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる処理を行ってもよい。また、送信部25は、出力された結果情報を申込者の携帯端末5の記憶部に記憶させる信号を送信する(S330)(第1の結果情報送信ステップ)。
(2)二次抽選の動作
一次抽選に申込を行った申込者が店舗4を訪問し、自身の携帯端末5を通信部41に接続すると、店舗側受信部26が、通信部41が取得した携帯端末5の携帯端末情報及び識別情報を受信する(S400)(情報取得ステップ)。店舗側受信部26は、受信した信号をキャンペーンコード管理部23に送信する。
キャンペーンコード管理部23は、店舗側受信部26が受信した携帯端末情報に所定の第1の結果情報が含まれているか否かを確認する(S410)。本実施形態では、キャンペーンコード管理部23は、受信した携帯端末情報に落選情報が含まれているか否かを確認する。具体的には、キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード管理テーブルを参照し、携帯端末情報にキャンペーンコード管理テーブルに記憶されている落選情報が含まれているか確認する。
キャンペーンコード管理部23は、携帯端末情報にキャンペーンコード管理テーブルに記憶されている落選情報が含まれている場合(S410にてYes)には、更にキャンペーンコード管理テーブルを参照し、受信した携帯端末5の識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶されているか確認を行う(S420)。キャンペーンコード管理部23は、携帯端末5の識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶されていない新たな識別情報である場合(S420にてYes)には、第二の当選決定部27に、二次抽選を行わせる指示を出力する。キャンペーンコード管理部23からの指示を受信した第二の当選決定部27は、再申込情報を携帯端末5の表示部に表示させる信号を、店舗側送信部28を介して携帯端末5に送信し(再申込情報送信ステップ)、二次抽選の処理を行う(S430)。具体的には、第二の当選決定部27が、再申込情報に基づいて携帯端末5から送信された情報に基づいて、再申込情報を送信した携帯端末5にキャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定を行う(二次抽選ステップ)。
キャンペーンコード管理部23は、携帯端末情報にキャンペーンコード管理テーブルに記憶されている所定の第1の結果情報が含まれていない場合(S410にてNo)には、携帯端末5に例えば二次抽選の要件を満たしていないことを通知する表示や、キャンペーンの告知に関する情報など、再申込情報(二次抽選に関する情報)とは異なる情報を表示させる信号を出力して(S415)処理を終了する。また、キャンペーンコード管理部23は、携帯端末情報に当選情報が含まれている場合には、携帯端末5に、既に当選者として選定されている旨を通知する表示や、商品の引換に必要となる手続を案内する表示などを表示させる信号を出力してもよい。
また、キャンペーンコード管理部23は、携帯端末5の識別情報が既にキャンペーンコード管理テーブルに記憶されている場合(S420にてNo)には、当該携帯端末5の顧客は、既にキャンペーンの再申込みを行ったものであると判定する。この場合にキャンペーンコード管理部23は、既に再申込が行われている旨の通知を表示させる信号や、店舗4に関する情報など、再申込情報(二次抽選に関する情報)とは異なる情報を携帯端末5に表示させる信号を出力し(S425)、処理を終了する。
第二の当選決定部27にて二次抽選の処理が行われると、キャンペーンコード管理部23は、第二の当選決定部27からキャンペーンコードを発行するか否かの再度の決定の結果を受信する(S440)。受信した再度の決定の結果がキャンペーンコードを発行する決定(S450にてYes)である場合には、キャンペーンコード管理部23は第2の結果情報として当選情報を出力する(S460)。受信した再度の決定の結果がキャンペーンコードを発行しない決定(S450にてNo)である場合には、キャンペーンコード管理部23は第2の結果情報として落選情報を出力する(S465)。
キャンペーンコード管理部23は第2の結果情報を、携帯端末5の識別情報と紐付けて記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S470)。また、キャンペーンコード管理部23は第2の結果情報を店舗側送信部28に送信し、店舗側送信部28が携帯端末5の表示部に表示させる信号を出力する(S480)(第2の結果情報送信ステップ)。
(3)キャンペーンコード発行、および商品引換時の動作
受付部21が当選情報を受信した申込者及び店舗4の顧客からキャンペーンコードの発行要求を受信すると(S500)、受付部21は、受信したキャンペーンコードの発行要求をキャンペーンコード管理部23に送信する。キャンペーンコード管理部23は、受信した当選情報に基づいて記憶部24のキャンペーンコード管理テーブルを参照する(S510)。
キャンペーンコード管理部23は、受信した当選情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶された適正なものである場合(S520にてYes)場合には、キャンペーンコードを発行する(S530)。キャンペーンコード管理部23は、発行したキャンペーンコードを携帯端末5の識別情報と紐付けてキャンペーンコード管理テーブルに記憶させる(S540)。
キャンペーンコード管理部23は、受信した当選情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶されていないなど、適正なものではないと判断する場合(S520にてNo)には、キャンペーンコードが発行されない旨の通知を携帯端末5に表示させる信号を出力し(S535)、処理を終了する。
キャンペーンコードが発行された申込者が、商品との引き換えを行うために、店舗4にて発行されたキャンペーンコードを提示すると、提示されたキャンペーンコードを読み込んだ店舗4のキャッシュレジスタ43が、店舗情報管理部31を介して当該キャンペーンコードの使用の可否について、キャンペーン管理サーバ2に問い合わせを行う。
このキャッシュレジスタ43からの問合せを受信すると(S600)、キャンペーンコード管理部23は、キャンペーンコード管理テーブルを参照し(S610)、問合せを受けたキャンペーンコードが使用可能であるか判定を行う(S620)。
キャンペーンコード管理部23は、問合せを受けたキャンペーンコードが使用可能なキャンペーンコードとしてキャンペーンコード管理テーブルに記憶されている場合には、商品との引換が可能である旨の通知(使用許可の通知)をキャッシュレジスタ43に表示させる信号を出力する(S630)。一方、問合せを受けたキャンペーンコードが使用可能としてキャンペーンコード管理テーブルに記憶されていない場合には、商品との引換ができない旨の通知(使用不許可の通知)をキャッシュレジスタ43に表示させる信号を出力して(S635)処理を終了する。
店舗4のキャッシュレジスタ43から、特定のキャンペーンコードが商品の引換に用いられた旨の通知を受けると(S640)、キャンペーンコード管理部23は、通知を受けたキャンペーンコードが商品と引き換えられた事を示す情報をキャンペーンコード管理テーブルに記憶させてテーブルを更新する(S650)。
上記の構成からなるキャンペーン管理システム1によれば、店舗4の顧客の携帯端末5の携帯端末情報に所定の第1の結果情報が記憶されていた場合に、当該顧客は二次抽選の対象者であると判定され、二次抽選が行われる。このため、例えばキャンペーンの参加申込サイトにて行われる一次抽選にて所定の結果を取得した申込者に店舗4を訪問するインセンティブを与えることができる。また、この所定の第1の結果情報を落選情報とすれば、一次抽選の落選者に、店舗を訪問するインセンティブを与えることができる。
キャンペーン管理システム1は、一次抽選を行う第一の当選決定部22と、二次抽選を行う第二の当選決定部27を備えている。このため、例えば一次抽選と二次抽選で行われる抽選方法(本実施形態ではゲーム)がそれぞれ異なるキャンペーンを行うことが容易である。この様にすれば、一次抽選に落選した申込者は、店舗4を訪問すれば異なる抽選(ゲーム)を行うことができることになるため、店舗4を訪問する更なるインセンティブを一次抽選に落選した申込者に与えることができる。
また、例えば複数の店舗4にてキャンペーンを行う場合において、複数の第二の当選決定部27を設け、それぞれの第二の当選決定部27を各店舗4に対応した構成とすることもできる。このようにすれば、例えば引換を行う店舗4毎に、二次抽選の際に異なるゲームが行われるといったキャンペーンの管理を行うことができる。具体的に説明すると、例えば一次抽選は商品のメーカーが主催するキャンペーンの申込サイトで行われ、二次抽選は、商品が頒布される店舗であるコンビニエスストアなどのチェーン店で行われる場合に、チェーン店毎に異なるゲームを行わせるといった管理を行うこともできる。この様にすれば多様化した二次抽選を行うことが可能となり、申込者に対し、店舗を訪問する更なるインセンティブを与えることができる。
キャンペーン管理システム1は、通信部41が取得した携帯端末5の識別情報と、キャンペーンコード管理部23が当該携帯端末5に出力した第1の結果情報を記憶する記憶部24を有している。このため、例えば既に二次抽選を行った申込者が、再度店舗4を訪問した際に、キャンペーン管理システム1は、当該顧客が既に二次抽選を行った者であるか否かを判断することができる。このため、同一の申込者が何度も二次抽選を行うことを防ぐことができる。あるいは、二次抽選を行った申込者が再度店舗4を訪問した際に、更に異なる情報を表示させるなどの処理を行うなど、更に店舗4を訪問するインセンティブを申込者に与えられる様になる。
また、本発明に係るキャンペーン管理システム1では、キャンペーンコード管理部23が出力した第1の結果情報は、記憶部24に記憶される。このため、二次抽選の際に、キャンペーンコード管理部23が、通信部41が取得した携帯端末情報に含まれている第1の結果情報に基づいて記憶部24を参照すれば、取得した第1の結果情報が適正なものであるかの判断を行うことができる。このため、悪意のある申込者や顧客による二次抽選への不正な参加を防ぐことが可能となる。
またキャンペーン管理システム1のキャンペーンコード管理部23は、第1の結果情報、あるいは第2の結果情報に基づいて発行したキャンペーンコードを記憶部24に記憶する。このため、キャンペーンコード管理部23は、店舗4から引換に用いられるキャンペーンコードが使用可能であるか問合せを受けた際、記憶部24を参照することでその判定を行うことができる。このため、複製したキャンペーンコードなどを用いて商品の引換が行われるといった不正を防ぐことが可能となる。
キャンペーン管理システム1のキャンペーンコード管理部23は、一次抽選の当選者に、第1の結果情報としてキャンペーンコードが発行されることを示す当選情報を出力する。このため、例えばキャンペーンコードと商品の引換が多数の店舗にて行われる場合に、出力された当選情報に基づいてそれぞれの店舗のシステムに適合したキャンペーンコードを発行することが可能となる。このため、例えば商品の引換が、商品や顧客情報どの管理を行う管理システムがそれぞれ異なる店舗にて行われる場合であっても、キャンペーンの管理は一括して行いながらも、それぞれの店舗の管理システムに適合したキャンペーンコードの発行が可能となる。
またキャンペーンコード管理部23が当選者に当選情報を出力することで、一次抽選の申込を所定の期間に限定しつつ、商品との引換可能な期間は、一次抽選の申込期間とは異なる期間を設定することもできる様になる。例えば、一次抽選の申込を所定の期間にする一方、商品とキャンペーンコードの引換可能な期間は、当選情報を用いてキャンペーンコードを発行してからの一定期間といった設定を行うことが可能となる。このようにすれば、申込者は商品との引換を任意に選択できることにもなるため、利便性が増して申込者の満足度も増すことが期待できる。このため、より多くの人がキャンペーンの参加申込を行うようになることが期待できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、顧客の携帯端末5の携帯端末情報に落選情報が含まれている場合に、キャンペーンコード管理部23が、当該携帯端末5が二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する例に適用して説明を行ったが、携帯端末情報に当選情報が含まれている場合にも二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する処理を行う様にしてもよい。即ち、顧客の携帯端末5の携帯端末情報に、当選情報あるいは落選情報が含まれている場合に、キャンペーンコード管理部23が、当該携帯端末5が二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する処理を行う様にしてもよい。
この様にすれば、更にキャンペーンコードを取得するための機会を与えることができるため、一次抽選の当選者にも店舗4を訪問する更なるインセンティブを与えることができるため、より多くの申込者を店舗に誘導できる様になることが期待できる。また、キャンペーンの射興性を更に増すことにもなるため、より多くの視聴者等がキャンペーンの参加申込を行うことが期待できる。
また携帯端末情報に、キャンペーンの参加申込サイトの訪問履歴に関する情報など、携帯端末5の所有者が、キャンペーンの申込を行ったことを示す情報が記憶されていた場合に、キャンペーンコード管理部23が、当該携帯端末5は、二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する処理を行う構成としてもよい。この様にすれば、当選者及び落選者などキャンペーンの参加申込を行った全ての人に対して店舗4を訪問するインセンティブを与えることが可能となる。
更にキャンペーンコード管理部23は、携帯端末情報に複数の落選情報が含まれている場合に、当該携帯端末5が二次抽選の対象となる申込者の携帯端末であると判定する処理を行う様にしてもよい。この様にすれば、一次抽選の落選者に店舗4を訪問するインセンティブを与えつつ、二次抽選の対象となる申込者の数が多くなりすぎることを防ぐことが可能となる。また、キャンペーンの射興性を増すことにもなるため、キャンペーンの魅力が増して更に多くの人が参加申込を行う様になることが期待できる。
上記実施形態では、通信部41が取得した携帯端末5の識別情報が、キャンペーンコード管理テーブルに記憶されている場合に、キャンペーンコード管理部23が当該携帯端末5の所有者は、二次抽選に参加することができないと判定する処理を行う例について説明を行った。即ち、既に二次抽選が行われた申込者は、再び二次抽選に参加することができない制御が行われる例に適用して説明を行った。
一方、例えばキャンペーンコード管理部23が、携帯端末5に二回目の二次抽選の参加である旨を通知する信号を送信したのちに二次抽選の参加を認める処理を行うなどの処理を行ってもよい。あるいは、キャンペーンコード管理部23が、予め定められた設定に従って同一の申込者に複数回の二次抽選の参加を認める制御を行う構成としてもよい。具体的に説明すると、例えばキャンペーンコード管理部23が、キャンペーンコード管理テーブルに携帯端末5の識別情報を記憶させる際に、その時間に関する情報も記憶させる。そして、携帯端末5の識別情報が、キャンペーンコード管理テーブルに記憶されている場合であっても、当該識別情報に関連づけて記憶されている時間から予め定められた所定の期間が経過している場合には、キャンペーンコード管理部23が、当該携帯端末5による二次抽選への参加を認める処理を行う様にしてもよい。
あるいは、携帯端末5の識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに記憶された日と異なる日である場合(あるいは異なる月)には、キャンペーンコード管理部23が、二次抽選への参加を認める処理を行う様にしてもよい。または携帯端末5の識別情報が、キャンペーンコード管理テーブルに記憶されている場合であっても、前回の二次抽選への参加時間から所定の時間経過している場合や、前回二次抽選に参加した日とは異なる日である場合には、キャンペーンコード管理部23が、二次抽選への参加を認める処理を行う様にしてもよい。
更にキャンペーンコード管理部23は、携帯端末5の識別情報を受信した日付が、管理者が予め設定した数字(例えば「1」や「2」の数字など)を含む日付の場合に、受信した識別情報がキャンペーンコード管理テーブルに既に記憶されているか否かに関わらず、あるいは以前に当該携帯端末5によって二次抽選への参加申込みが行われた回数等に関わらず、二次抽選への参加を認める処理を行ってもよい。この様にすれば、参加申込者に対して店舗を訪れる更なるインセンティブを付与することになり、より多くの申込者を店舗に誘導することができることが期待できる。
上記実施形態では、受付部21と送信部25がそれぞれ設けられた構成を例に適用して説明を行ったが、受付部21と送信部25が同一のハードウェアなどから構成されていてもよい。同様に店舗側受信部26と店舗側送信部28がハードウェアなどから構成されていてもよい。あるいは、受付部21、送信部25、店舗側受信部26及び店舗側送信部28が同一のハードウェアから構成されてもよい。この様にすれば、キャンペーン管理サーバ2の構成をより簡易なものとすることが可能となる。
また、キャンペーン管理システム1が管理するキャンペーンの数に応じ、複数の受付部21及び送信部25を備えた構成としてもよい。或いは複数の店舗側受信部26及び店舗側送信部28を備えた構成としてもよい。この様にすれば、異なるキャンペーンの管理を同時に行える様になる他、多くの店舗4や、複数のチェーン店にて商品の引換や二次抽選の申込が行われる様なキャンペーンの管理を行うことも可能となる。
なお、上記実施形態では、キャンペーンコード管理部23が当選者に対して当選情報を出力する例に適用して説明を行ったが、キャンペーンコード管理部23が、第一の当選決定部22による決定に基づいて、当選情報としてキャンペーンコードを発行する様にしてもよい。この様にすれば、申込者は、キャンペーンコード管理部23に対して改めてキャンペーンコードを要求する手続きを行う必要がない。このため簡易な手続きでキャンペーンコードお取得可能なキャンペーン管理システム1を提供することが可能となる。
また上記実施形態では、キャンペーンコード管理部23が、通信部41が取得した携帯端末情報に基づいて、携帯端末5を所持する顧客が二次抽選の対象となるか否かの判定処理を行う例に適用して説明を行ったが、例えば通信管理部32などのその他の部分が当該判定処理を行う構成としてもよい。
<変形例の説明>
上記実施形態では、キャンペーン管理サーバ2が第一の当選決定部22と第二の当選決定部27を備えた構成について説明を行ったが、それぞれの機能を有する当選決定部810を備えた構成としてもよい。図10を参照して詳細に説明すると、本変形例にかかるキャンペーン管理システム700の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、キャンペーン管理サーバ2の一部の構成が異なっている。したがって以降において、キャンペーン管理サーバ2の異なる構成について説明を行い、その他の部分は第1の実施形態と同一の番号を付してその説明を省略する。
本実施形態にかかるキャンペーン管理システム700のキャンペーン管理サーバ800は、受付部21、当選決定部810、キャンペーンコード管理部23、記憶部24、送信部25、店舗側受信部26、第二の当選決定部27及び店舗側送信部28から主に構成されている。
当選決定部810は、第1の実施形態における第一の当選決定部22と第二の当選決定部27の二つのそれぞれの機能を有したものである。具体的に説明すると、当選決定部810は、一次抽選において申込者にキャンペーンコードを発行するか否かを決定する機能、及び一次抽選の抽選画面を申込者の携帯端末5の表示部に表示させる信号を出力する機能を有する。更に当選決定部810は、店舗4の顧客の携帯端末5に再抽選画面を表示させる信号を出力する機能、及び二次抽選において申込者にキャンペーンコードを発行するか否かを決定する機能を少なくとも備えている。
上記の構成からなるキャンペーン管理システム700では、第1の実施形態の第一の当選決定部22と第二の当選決定部27に代えて、それぞれと同一の機能を有した当選決定部810が用いられている。このため、簡易な構成のキャンペーン管理システム700を提供することが可能となる。