JP7219365B1 - 刈払機補助機構及び刈払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性、作業性、及び経済性を向上した刈払機補助機構及び刈払機を提供する。【解決手段】樹脂コード40を装着可能な刈払機10に取付けられる刈払機補助機構100であって、前記樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50よりも上方に位置する金属刃120と、前記樹脂コード40の回転半径よりも小径であって、前記金属刃120を刈払機10の駆動軸30に装着する支持部材110と、を備えており、前記支持部材110は、下方に突出するコード切断防止部114を有しており、前記金属刃120の回転半径は、前記樹脂コード40の回転半径よりも小径であり、且つ前記支持部材110の回転半径よりも大径であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、刈払機補助機構及び刈払機に関する。
樹脂コードを有する携帯式の刈払機が多数知られている。当該刈払機は、ブロック塀やフェンス等の障害物がある場所において当該障害物を損傷することなく草刈をすることができる。さらに、回転する金属刃を地面に近づけて用いる刈払機とは異なり、小石等が飛散することが少なく、安全性の面で優れている。
また、草の巻付き(草絡み)防止のための機構を備えた刈払機も多数開発されている。特許文献1(特願2015-505208号公報)における刈払機では、相対回転可能なガイド部材を樹脂コードとは別に設けており、ガイド部材に設けられた凹部が草を捕捉して、樹脂コードとガイド部材とによって草を鋏むようにして切断する構成である。これにより、例えば、つる植物等が刈払機に絡まるのを防止することができる。
特開2015-505208号公報
一般的に、樹脂コードは金属刃よりも硬度が小さいため、例えば、直径2~3cm程度の太さの草を除去することができず、樹脂コードが切断されてしまう場合がある。そのため、特許文献1に開示するような刈払機を大小様々な径の草が混在する場所で使用する場合には、作業性や経済性が低下するという課題が生じていた。
発明者は、樹脂コードの上方に別途金属刃を設ける刈払機の構成に想到した。これによれば、上記したような太い草も除去することができる。さらに、金属刃が接地しないため、小石等が飛散することが少なくなる。
しかしながら、この構成では、樹脂コードが金属刃と接触して樹脂コードが切れてしまう場合があるという別の課題が生じた。
また、上記構成だけでは、草の巻付き(草絡み)の課題も解決されていない。
さらに、樹脂コードの上方に単に金属刃を設けた刈払機の構成では、当該金属刃がフェンス等の障害物を損傷してしまうという課題も生じた。
そこで、本発明は上記複合的な課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、樹脂コードの切断及び草の巻付きを防止して、安全性、作業性、及び経済性を高めた刈払機補助機構及び刈払機を提供することにある。
本発明に係る刈払機補助機構は、樹脂コードを装着可能な刈払機に取付けられる刈払機補助機構であって、前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材よりも上方に位置する金属刃と、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であって、前記金属刃を前記刈払機の駆動軸に装着する支持部材と、を備えており、前記支持部材は、下方に突出するコード切断防止部を有しており、前記金属刃の回転半径は、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であり、且つ前記支持部材の回転半径よりも大径であることを要件とする。
上記構成によれば、樹脂コードと金属刃とを備えているため、大小様々な径の草が混在する場所での草刈においても、樹脂コードを切断せずに、草の除去をすることができる。また、支持部材のコード切断防止部によって、樹脂コードは樹脂コード取付部材側から所定の長さだけ金属刃に対して隠れるため、金属刃による樹脂コードの切断を防止することができる。さらに、支持部材によって、刈払機への草の巻付きを防止することができる。さらに、金属刃が接地せず、樹脂コードの回転半径よりも金属刃の回転半径の方が小径なので、小石等の飛散やフェンス等の障害物の損傷を防止することができる。
また、本発明に係る刈払機補助機構は、前記金属刃の上部に連結されて、前記金属刃の回転半径よりも小径であり、上方に突出する巻付き防止部材をさらに有していてもよい。これによれば、金属刃の上方側における刈払機への草の巻付きも防止することができる。
また、前記金属刃は、複数に分割されており、前記支持部材と前記巻付き防止部材との間に回動可能に連結されていてもよい。例えば、複数に分割された金属刃がフェンス等の障害物や小石等に当たった際に、当該金属刃は回動されて支持部材と巻付き防止部材との隙間に隠れるため、障害物の損傷や小石等の飛散を防止することができる。
また、前記コード切断防止部は、前記支持部材に対して一体成型されていてもよい。例えば、支持部材を1つの金型で成型することにより部品点数を減らすことができる。
本発明に係る刈払機は、樹脂コードを装着可能な刈払機であって、駆動部と、前記駆動部によって回転駆動される駆動軸と、前記駆動軸に連結されて、前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材と、刈払機補助機構と、を備えており、前記刈払機補助機構は、前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材よりも上方に位置する金属刃と、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であって、前記金属刃を前記駆動軸に装着する支持部材と、を有しており、前記支持部材は、下方に突出するコード切断防止部を有しており、前記金属刃の回転半径は、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であり、且つ前記支持部材の回転半径よりも大径であることを要件とする。
上記構成によれば、樹脂コードと金属刃とを備えているため、大小様々な径の草が混在する場所での草刈においても、樹脂コードを切断せずに、草の除去をすることができる。また、支持部材のコード切断防止部によって、樹脂コードは樹脂コード取付部材側から所定の長さだけ金属刃に対して隠れるため、金属刃による樹脂コードの切断を防止することができる。さらに、支持部材によって、刈払機への草の巻付きを防止することができる。さらに、金属刃が接地せず、樹脂コードの回転半径よりも金属刃の回転半径の方が小径なので、小石等の飛散やフェンス等の障害物の損傷を防止することができる。
本発明によれば、安全性、作業性、及び経済性を向上した刈払機補助機構及び刈払機を提供することができる。
図1Aは、第1実施形態における刈払機補助機構の正面図(部分断面図)であり、図1Bは、第1実施形態における刈払機補助機構の底面図である。 図2Aは、第2実施形態における刈払機補助機構の正面図(部分断面図)であり、図2Bは、第2実施形態における刈払機補助機構の底面図である。 図3Aは、第3実施形態における刈払機補助機構の正面図(部分断面図)であり、図3Bは、第3実施形態における刈払機補助機構の底面図である。 図4Aは、第4実施形態における刈払機補助機構の正面図(部分断面図)であり、図4Bは、第4実施形態における刈払機補助機構の底面図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について詳しく説明する。図1Aは、第1実施形態における刈払機補助機構100の正面図(部分断面図)であり、図1Bは、第1実施形態における刈払機補助機構100の底面図である。図2Aは、第2実施形態における刈払機補助機構200の正面図(部分断面図)であり、図2Bは、第2実施形態における刈払機補助機構200の底面図である。図3Aは、第3実施形態における刈払機補助機構300の正面図(部分断面図)であり、図3Bは、第3実施形態における刈払機補助機構300の底面図である。図4Aは、第4実施形態における刈払機補助機構400の正面図(部分断面図)であり、図4Bは、第4実施形態における刈払機補助機構400の底面図である。なお、各実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
(刈払機)
先ず、各実施形態に係る刈払機補助機構100、200、300、400及び刈払機10の各方向について定義する。各実施形態に係る刈払機10は、後述する樹脂コード取付部材50を水平な地面に対向させて使用することが意図されている。また、各実施形態に係る刈払機10は、樹脂コード取付部材50を畦道等の傾斜した地面に対向させて使用することも意図されている。いずれの場合においても、駆動軸30の回転軸心の地面向きの軸心方向を下方向と定義して、駆動軸30の回転軸心の地面と反対向き(すなわち、駆動部20側)の軸心方向を上方向と定義する。
また、各実施形態に係る刈払機10は、図1B、図2B、図3B、図4Bに示すように、A方向に回転(底面視で時計回りに回転)される構成であるが、逆方向に回転(底面視で反時計回りに回転)される構成としてもよい。
次に、各実施形態に共通する刈払機10の概要について説明する。各実施形態に係る刈払機10は、駆動部20と、駆動部20によって回転駆動される駆動軸30と、駆動軸30に刃受け部材34及びホルダ36を介して連結されて樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50と、操作管60と、ギアヘッド70と、を備える公知の刈払機10である。
各実施形態に係る駆動部20は、一例として、エンジン駆動部20であり、操作管60の一端側(樹脂コード取付部材50とは反対側)に設けられている。エンジン駆動によって操作管60内の伝達軸(不図示)が回転駆動されて、ベベルギア機構(不図示)を介して駆動軸30に回転駆動を伝達させる構成である。なお、駆動部20はコード式又は充電式の電動駆動部20であってもよい。
駆動軸30は、ギアヘッド70内において軸受(不図示)に支持されている構成である。
また、駆動軸30の外周には、刃受け部材34が係合(一例として、スプライン係合)されており、刃受け部材34は駆動軸30と共に回転駆動される構成である。また、刃受け部材34は、ギアヘッド70よりも下方に突出している構成である。さらに、刃受け部材34は段差を有する円板形状(すなわち、小径部と大径部を有する円板形状)であり、当該小径部は、支持部材110、210、310、410の平面視中心に設けられた貫通孔112、212、312、412に挿通されている構成である。
また、各実施形態に係る樹脂コード取付部材50は、樹脂コード収納部52とカバー部54とを有しており、刃受け部材34を介して駆動軸30に対して着脱可能な公知の樹脂コード取付部材である。
カバー部54は、断面逆U字形状の円筒状に形成されている。また、カバー部54の平面視中心には貫通孔及び当該貫通孔よりも大径で円形状の凹部が設けられており、刃受け部材34は、カバー部54にも挿通(一例として、嵌入)されている構成である。また、当該凹部には、円環状のホルダ36が係合(一例として、嵌合)されている。さらに、駆動軸30に対して、ホルダ36位置までナット32が締結されている。すなわち、各実施形態に係る刈払機10は、ホルダ36及びナット32によって、支持部材110、210、310、410及びカバー部54が刃受け部材34に対して固定されている構成である。
また、樹脂コード収納部52は、二重円筒状に形成されている。内側の円筒には、樹脂コード40が巻回されており、外側の円筒に設けられた各通し孔56から樹脂コード40が外側に延出している構成である。各実施形態に係る樹脂コード40は、一例として、ナイロンコード40であり、回転半径(樹脂コード40の通過軌跡である円領域の半径)が数cm~20cm程度である。
なお、各実施形態に係る樹脂コード40は、2つの各通し孔56から延出しているが、延出する樹脂コード40の数はこれに限定されるものではない。他の例として、等ピッチに形成された4つの各通し孔56から樹脂コード40が延出される構成であってもよい。
また、樹脂コード収納部52は、カバー部54に対して、一例として、ラッチ部(不図示)を介して係合(着脱可能に係合)されている構成である。
また、各実施形態に係る操作管60には、人が刈払機10を携帯するためのU字ハンドルやループハンドル(いずれも不図示)が設けられていてもよい。
(各実施形態に係る刈払機補助機構)
各実施形態に係る刈払機10は、各実施形態に係る刈払機補助機構100、200、300、400が取付けられたものである。より具体的には、支持部材110、210、310、410の貫通孔112、212、312、412に刃受け部材34が挿通(一例として、嵌入)されて、刃受け部材34とカバー部54とによって、支持部材110、210、310、410が挟持される構成である。上記構成により、支持部材110、210、310、410を駆動軸30に対して固定して、支持部材110、210、310、410を樹脂コード取付部材50と同一の軸心により回転させることができる。以下、各実施形態に係る刈払機補助機構100、200、300、400について詳しく説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る刈払機補助機構100は、図1A、図1Bに示すように、樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50よりも上方に位置する金属刃120と、樹脂コード40の回転半径よりも小径であって、金属刃120を刈払機10の駆動軸30に装着する支持部材110と、を備えている。
支持部材110は、一例として、金属材料(炭素鋼)によって、上部に開口を有する円筒状(断面U字形状)に形成されている。また、支持部材110は、一例として、半径(回転半径)が数cm~20cm程度である。ただし、支持部材110の半径(回転半径)は樹脂コード40の回転半径よりも小径に形成されている。支持部材110によって、樹脂コード40の一部が金属刃120に対して隠れるため、樹脂コード40が金属刃120に触れて切断されるのを防止することができる。
支持部材110は、円筒状の形状に限られず、多角形等の矩形の筒状であってもよい。
また、支持部材110は、下方に突出するコード切断防止部114を有している。より具体的には、支持部材110の下側の外縁部には、環状(円環状)のコード切断防止部114が、一例として金型形成により形成されている。コード切断防止部114は、樹脂コード40の回転平面から所定距離(一例として、1~2cm程度)離間しており、樹脂コード取付部材50との間に円環状の隙間(空間)Sを形成している。樹脂コード40が太い草を切断できなかった場合に、樹脂コード40はコード切断防止部114よりも内側に撓まないため、樹脂コード40が切断されるのを防止することができる。
なお、コード切断防止部114は、支持部材110とは別の部材として構成されていてもよい。
また、支持部材110の上側の外縁部には、環状(円環状)の連結部116が径方向外側に向けて形成されている。連結部116を介して、金属刃120を支持部材110に対して固定させることができる。
金属刃120は、樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50よりも上方に位置している。金属刃120は、一例として、金属材料(合金工具鋼)によって、平板(円板)状に形成されている。また、金属刃120の中心部には、貫通孔122が形成されており、ギアヘッド70が非接触で貫通している構成である。
外周部には、等ピッチで複数(本実施形態においては8つ)の刃部124が形成されている。
刃部124の一の面は他の面に対して傾斜(すなわち、刃を形成)していてもよい(不図示)。これにより、草を切断することができる。なお、両面が金属刃120の回転平面に対して傾斜することにより刃部124を形成していてもよい。
上記構成により、樹脂コード40では切断できない草も金属刃120によって切断することができる。
金属刃120は、一例として、回転半径(金属刃120の通過軌跡である円領域の半径)が数cm~20cm程度であり、厚さが数mm程度である。ただし、金属刃120の回転半径は樹脂コード40の回転半径よりも小径であり、支持部材110の半径(回転半径)よりも大径である。金属刃120の回転半径よりも樹脂コード40の回転半径の方が大径なので、例えば、フェンス等の障害物付近の草を樹脂コード40によって除去することができ、金属刃120による障害物の損傷を防止することができる。
また、本実施形態において、金属刃120は、連結部116を介して、支持部材110にボルト140及びナット142によって締結されている。なお、図1Bでは、ボルト140及びナット142の図示を省略している。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る刈払機補助機構200は、図2A、図2Bに示すように、樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50よりも上方に位置する金属刃220と、樹脂コード40の回転半径よりも小径であって、金属刃220を刈払機10の駆動軸30に装着する支持部材210と、金属刃220の上部に連結された巻付き防止部材230と、を備えている。
支持部材210は、一例として、金属材料(炭素鋼)によって、下部に開口を有する円筒状(断面逆U字形状)に形成されている。また、支持部材210は、一例として、半径(回転半径)が数cm~20cm程度である。ただし、支持部材210の半径(回転半径)は樹脂コード40の回転半径よりも小径に形成されている。支持部材210によって、樹脂コード40の一部が金属刃220に対して隠れるため、樹脂コード40が金属刃220に触れて切断されるのを防止することができる。
支持部材210は、円筒状の形状に限られず、多角形等の矩形の筒状であってもよい。
また、支持部材210は、下方に突出するコード切断防止部214を有している。より具体的には、支持部材210の下側の外縁部には、環状(円環状)のコード切断防止部214が、一例として溶接により形成されている。コード切断防止部214は、樹脂コード40の回転平面から所定距離(一例として、1~2cm程度)離間しており、樹脂コード取付部材50との間に環状(円環状)の隙間(空間)Sを形成している。樹脂コード40が太い草を切断できなかった場合に、樹脂コード40はコード切断防止部214よりも内側に撓まないため、樹脂コード40が切断されるのを防止することができる。
さらに、コード切断防止部214の下側には、環状(円環状)の進入防止部216が、一例として溶接によって径方向内向きに形成されている。当該進入防止部216の径方向の幅は、数cm程度であり、刈払機10の使用時に、隙間(空間)Sに草が進入するのを防止することができる。
金属刃220は、8つの刃部224を有しており、金属刃120と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
巻付き防止部材230は、一例として金属材料(炭素鋼)によって、上部に開口を有する円筒状(断面U字形状)に形成されている。また、巻付き防止部材230は、一例として、半径(回転半径)が数cm~20cm程度であり、本実施形態においては、支持部材210と同径である。ただし、巻付き防止部材230の半径(回転半径)は、樹脂コード40の回転半径よりも小径に形成されている。
なお、巻付き防止部材230は、円筒状の形状に限られず、多角形等の矩形の筒状であってもよい。
巻付き防止部材230の上側の外縁部には、環状(円環状)の進入防止部236が、一例として、溶接によって径方向内向きに形成されている。進入防止部236の径方向の幅は、数cm程度であり、本実施形態においては、進入防止部216と同形状である。これにより、刈払機10の使用時に、ギアヘッド70や操作管60に草が絡まるのを防止することができる。
支持部材210と金属刃220と巻付き防止部材230とは、所定の複数箇所において、ボルト240及びナット242によって締結されている。なお、図2Bでは、ボルト240及びナット242の図示を省略している。また、支持部材210は、樹脂コード取付部材50と刃受け部材34とによって挟持されているが、金属刃220及び巻付き防止部材230はギアヘッド70よりも大径の貫通孔222、232を有しており、ギアヘッド70が各貫通孔222、232を非接触で貫通している構成である。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る刈払機補助機構300は、図3A、図3Bに示すように、樹脂コード40を収容する樹脂コード取付部材50よりも上方に位置する金属刃320と、樹脂コード40の回転半径よりも小径であって、金属刃320を刈払機10の駆動軸30に装着する支持部材310と、金属刃320の上部に連結された巻付き防止部材330と、を備えている。
支持部材310は、一例として、金属材料(炭素鋼)によって、下部に開口を有する円筒状(断面逆U字形状)に形成されている。また、支持部材310は、一例として、半径(回転半径)が数cm~20cm程度である。ただし、支持部材310の半径(回転半径)は樹脂コード40の回転半径よりも小径に構成されている。支持部材310によって、樹脂コード40が金属刃320に対して隠れるため、樹脂コード40が金属刃320に触れて切断されるのを防止することができる。
支持部材310は、円筒状の形状に限られず、多角形等の矩形の筒状であってもよい。
また、支持部材310は、下方に突出するコード切断防止部314を有している。より具体的には、支持部材310の下側の所定の位置(本実施形態においては、回転中心から回転半径の3/4位置程度)には、環状(円環状)のコード切断防止部314が、一例として金型形成により形成されている。コード切断防止部314は、樹脂コード40の回転平面から所定距離(一例として、1~2cm程度)離間しており、樹脂コード取付部材50との間に円環状の隙間(空間)Sを形成している。樹脂コード40が太い草を切断できなかった場合に、樹脂コード40はコード切断防止部314よりも内側に撓まないため、樹脂コード40が切断されるのを防止することができる。
金属刃320は8つの刃部324を有しており、金属刃120、220と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。なお、図3Bでは、ボルト340及びナット342の図示を省略している。
巻付き防止部材330は、一例として金属材料(炭素鋼)によって、上部に開口を有する円筒状(断面U字形状)に形成されている。また、巻付き防止部材230は、一例として、半径(回転半径)が数cm~20cm程度であり、本実施形態においては、支持部材310と同径である。ただし、巻付き防止部材330の半径(回転半径)は、樹脂コード40の回転半径よりも小径に構成されている。
なお、巻付き防止部材330は、円筒状の形状に限られず、多角形等の矩形の筒状であってもよい。
支持部材310と金属刃320と巻付き防止部材330とは、所定の複数箇所において、ボルト340及びナット342によって締結されている。また、支持部材310は、樹脂コード取付部材50と刃受け部材34とによって挟持されているが、金属刃320及び巻付き防止部材330はギアヘッド70よりも大径の貫通孔322、332を有しており、ギアヘッド70が各貫通孔322、332を非接触で貫通している構成である。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態に係る刈払機補助機構400について説明する。第4実施形態の金属刃420及び巻付き防止部材430以外の構成は第3実施形態の構成と同様であるため、金属刃420及び巻付き防止部材430について説明する。
本実施形態に係る金属刃420は、図4A、図4Bに示すように、複数(4つ)に分割されており、支持部材410と巻付き防止部材430との間に回動可能に連結されている構成である。なお、図4Bでは、ボルト440及びナット442の図示を省略している。
各金属刃420は、一例として、金属材料(合金工具鋼)によって、平板状(本実施形態においては、長方形状)に形成されている。なお、各金属刃420の形状は長方形状に限定されない。外周部の4箇所には、複数(本実施形態においては4つ)の刃部424が形成されている。また、各金属刃420には2箇所の貫通孔422が形成されており、使用する孔と面の向きとの組み合わせで、各金属刃420は4箇所分使用することができる構成である。ただし、貫通孔422及び刃部424形成箇所の数はこれに限定されるものではない。
刃部424の一の面は他の面に対して傾斜(すなわち、刃を形成)していてもよい(不図示)。これにより、草を切断することができる。なお、両面が金属刃420の回転平面に対して傾斜することにより刃部424を形成していてもよい。
上記構成により、樹脂コード40では切断できない草を金属刃420によって切断することができる。
また、各金属刃420は、一例として、回転半径(各金属刃420の通過軌跡である円環領域の最外の半径)が数cm~20cm程度であり、厚さが数mm程度である。ただし、金属刃420の回転半径は樹脂コード40の回転半径よりも小径であり、支持部材410の半径(回転半径)よりも大径に形成されている。各金属刃420の回転半径よりも樹脂コード40の回転半径の方が大径なので、例えば、フェンス等の障害物付近の草を樹脂コード40によって除去することができ、各金属刃420による障害物の損傷を防止することができる。
さらに、各金属刃420の貫通孔422は、支持部材410と巻付き防止部材430とを締結するボルト440に貫通(一例として、遊嵌)されている構成である。また、ボルト440にはナット442が締結されている。上記構成により、刈払機10の空転時において、各金属刃420は遠心力により、回転半径が最長となるよう外側に突出する。また、各金属刃420は、草への衝突時に金属刃420の回転平面内において貫通孔422の軸心回りに回動される場合はあるものの、草を切断することができる。さらに、フェンス等の障害物への衝突時において、各金属刃420は、貫通孔422の軸心回りに回動(図4Bにおいては、反時計回りに回動)される。これにより、金属刃420が欠けて、破片が飛散するのを防止することができる。
また、本実施形態に係る巻付き防止部材430は、内周(すなわち、貫通孔432)において、下方に突出する環状部(円環部)438を有する構成である。すなわち、支持部材410と巻付き防止部材430とは、環状部(円環部)438の突出長さ分だけ隙間SSを空けて締結されている構成である。当該隙間SSには、内側に回動された各金属刃420が進入可能である。上記構成により、各金属刃420の損傷を防止することができる。
また、貫通孔422とボルト440との隙間に環状のスペーサ426を設ける構成としてもよい。すなわち、各金属刃420が環状のスペーサ426を介してボルト440に遊嵌される構成としてもよい。これによれば、各金属刃420を貫通孔422の軸心回りにスムーズに回動させることができる。
なお、本実施形態に係る支持部材410のコード切断防止部414から径方向外側部分は、コード切断防止部414から径方向内側部分に対して、金属刃420が回動可能となる所定の厚さ(一例として、金属刃420の厚さよりも1~2mm程度大きい厚さ)分だけ低くなるよう段差が設けられている構成としてもよい(不図示)。この場合には、巻付き防止部材430は、環状部(円環部)438を有さない構成としてもよい。
以上の各実施形態で説明した通り、本発明によれば、安全性、作業性、及び経済性を向上させた刈払機補助機構100、200、300、400及び刈払機10を提供することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能である。一例として、第1実施形態における支持部材110に対して、第4実施形態における複数の金属刃420を設ける構成としてもよい。また、他の例として、第1~3実施形態における金属刃120、220、320を、第4実施形態における支持部材410及び巻付き防止部材430に固定させる構成としてもよい。
さらに、各実施形態に係る刈払機補助機構100、200、300、400を樹脂コード又は金属刃を有する公知の刈払機に取り付けて構成してもよい。特に、刈払機補助機構100、200、300を取り付ける場合には、刃部124、224、324は傾斜を有さない複数の突出部であってもよい。すなわち、公知の刈払機が備える樹脂コード又は金属刃によって草を切断して、当該金属刃の上部に設けられた突出部が草を切断せずに払い除く構成としてもよい。
10 刈払機
20 駆動部
30 駆動軸
40 樹脂コード
50 樹脂コード取付部材
100 刈払機補助機構
110 支持部材
114 コード切断防止部
120 金属刃
200 刈払機補助部材
210 支持部材
214 コード切断防止部
220 金属刃
230 巻付き防止部材
300 刈払機補助部材
310 支持部材
314 コード切断防止部
320 金属刃
330 巻付き防止部材
400 刈払機補助機構
410 支持部材
414 コード切断防止部
420 金属刃
430 巻付き防止部材

Claims (5)

  1. 樹脂コードを装着可能な刈払機に取付けられる刈払機補助機構であって、
    前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材よりも上方に位置する金属刃と、
    前記樹脂コードの回転半径よりも小径であって、前記金属刃を前記刈払機の駆動軸に装着する支持部材と、を備えており、
    前記支持部材は、下方に突出するコード切断防止部を有しており、
    前記金属刃の回転半径は、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であり、且つ前記支持部材の回転半径よりも大径であること
    を特徴とする刈払機補助機構。
  2. 前記金属刃の上部に連結されて、前記金属刃の回転半径よりも小径であり、上方に突出する巻付き防止部材をさらに有していること
    を特徴とする請求項1記載の刈払機補助機構。
  3. 前記金属刃は、複数に分割されており、前記支持部材と前記巻付き防止部材との間に回動可能に連結されていること
    を特徴とする請求項2記載の刈払機補助機構。
  4. 前記コード切断防止部は、前記支持部材に対して一体成型されていること
    を特徴とする請求項1記載の刈払機補助機構。
  5. 樹脂コードを装着可能な刈払機であって、
    駆動部と、
    前記駆動部によって回転駆動される駆動軸と、
    前記駆動軸に連結されて、前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材と、
    刈払機補助機構と、を備えており、
    前記刈払機補助機構は、
    前記樹脂コードを収容する樹脂コード取付部材よりも上方に位置する金属刃と、
    前記樹脂コードの回転半径よりも小径であって、前記金属刃を前記駆動軸に装着する支持部材と、を有しており、
    前記支持部材は、下方に突出するコード切断防止部を有しており、
    前記金属刃の回転半径は、前記樹脂コードの回転半径よりも小径であり、且つ前記支持部材の回転半径よりも大径であること
    を特徴とする刈払機。
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