JP7218214B2 - 鳥害防止具 - Google Patents

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Description

本発明は鳥害防止具に関する。
特許文献1には、鳥害を防止するために、例えば電力線のような主ラインの上方向に鳥害防止用の副ワイヤを張る鳥害防止具の技術が開示されている。
特開2009―390055号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、鳥害防止具を主ラインに着脱する際の操作利便性が良好でなく、それに伴う各種不利益が生じていた。
本発明は、主ラインに着脱する際の操作利便性が良好な鳥害防止具を提供するものである。
本発明の鳥害防止具は、架空された主ラインを、第1挟持部と第2挟持部とで挟持することによって前記主ラインに取り付けられる主ライン取付部と、前記主ライン取付部よりも上方に伸び、鳥害防止を図るための副ラインを取り付けるための副ライン保持部とを有する鳥害防止具であって、前記第2挟持部は、前記第2挟持部に対して相対的に回転可能な回転部を有し、前記回転部は、一方方向に回転させることによって、前記第2挟持部を前記主ラインに接近するように移動させ、逆方向に回転させることによって、前記第2挟持部を前記主ラインから離間するように移動させるように形成されており、かつ、前記第2挟持部が所定の位置にある場合には、前記回転部が前記逆方向に容易に回転させ続けることが可能であり、その際に、前記回転部を前記逆方向に回転させ続けても前記第2挟持部が離間しないように形成されている。
好適には、前記所定の位置とは、前記第2挟持部が前記第1挟持部から最も離間した位置である。
好適には、前記第2挟持部と前記回転部は、互いに雌雄両ねじが噛み合って前記回転部を回すと前記第2挟持部を前記主ラインに対して接近または離間させるように移動させるねじ形状がそれぞれ形成されており、かつ、ねじ形状が形成されていない部分を有しており、前記ねじ形状が形成されていない部分の存在によって、前記回転部を前記逆方向に回転させても前記第2挟持部が離間しないように形成されている。
好適には、前記第2挟持部が前記所定の位置にある場合に、互いに向かい合う前記回転部のねじ形状と前記第2挟持部のねじ形状とが、前記回転部を回転させる際に僅かに接触するように形成されている。
本発明における鳥害防止具によって、鳥害防止具を主ラインに着脱する際の操作利便性が良好なものとなり、それに伴う各種不利益を解消することが可能となった。
第1の実施形態に係る鳥害防止具の正面から見た構成を示す説明図である。 図1の鳥害防止具の側面から見た構成を示す説明図である。 図1の鳥害防止具の側面から見た構成を示す説明図である。 第2挟持部の説明図である。 回転部の説明図である。 第1の実施形態に係る鳥害防止具の動作を説明するための図である。 第2挟持部が所定の位置にあるときの状態を示す説明図である。 挟持力調整キャップの説明図である。 第2の実施形態に係る鳥害防止具の構成を示す説明図である。 第2の実施形態に係る鳥害防止具の変形例を示す説明図である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る鳥害防止具の全体的な構成を示す説明図である。
なお、図1は、この図1に記載したXYZ座標のうち+X方向から見た図(正面図)であり、図2、図3は、それぞれ+Y方向、-Y方向から見た図(側面図)である。Z軸方向は、鉛直方向(いわゆる「上下方向」)である。
図2、図3は、第1の実施形態に係る鳥害防止具の全体的な構成の理解を、より容易なものとするために、補足的に掲げたものである。
図1に示すように、本実施形態に係る鳥害防止具は、主ライン取付部1、副ライン保持部2を有している。
主ライン取付部1は、本実施形態に係る鳥害防止具を主ライン(例えば電線、通信線、物固定用ワイヤ等:図示せず)に取り付けるための部分である。
主ライン取付部1は、第1挟持部11、第2挟持部12、回転部13、アーム部14、回転支持部15、開閉部16、挟持力調整キャップ17を有している。
副ライン保持部2は、鳥が主ラインに留まることを防止するための副ライン(例えば細径ワイヤ等:図示せず)を保持するための部分である。
副ライン保持部2は、保持基部21、保持スライド機構22を有している。
副ライン保持部2は、次のように構成されている。
保持基部21は、主ライン取付部1の上部から上方に伸び、保持スライド機構22をユーザーの所望する高さの位置に保持するように構成されている。
保持スライド機構22は、スライド本体221、ボルト・ナット機構222、副ライン保持スロット223、スライド許容スロット224を有している。
スライド本体221は、保持基部21に沿ってその上下方向にスライド可能に設けられている。
ボルト・ナット機構222は、スライド本体221に設けられていて、スライド許容スロット224内の上下端の位置でスライド本体221を固定できるように構成されている。
副ライン保持スロット223は、鳥が主ラインに留まることを防止するための副ライン(例えば細径ワイヤ等:図示せず)を保持するための、切り欠き状の部分である。
スライド許容スロット224は、そのスライド許容スロット224の長手方向の範囲内で、スライド本体221を上下端の位置までスライドさせて各上下端で固定できるように形成されている。
主ライン取付部1は、次のように構成されている。
第1挟持部11は、その下面つまりV字型に凹んだ形状の挟持面111に主ラインの上部が接触して、その主ラインの挟持を上側から分担するように構成されている。
第2挟持部12は、その上面つまりV字型に凹んだ形状の挟持面125に主ラインの下部が接触して、主ラインの挟持を下側から分担するように構成されている。
第2挟持部12の全体が、回転部13の一方方向の回転によって、上方向(Z軸の+方向)に移動させられて、主ラインを第1挟持部11との間で挟持することができるように構成されている。
また、この第2挟持部12は、回転部13の逆方向の回転によって下方向(Z軸の-方向)に移動させられて、主ラインの挟持を解除することができるように構成されている。
アーム部14は、第1挟持部11と回転支持部15とを、所定の間隔を隔てて保持するものである。
回転支持部15は、その内周において回転部13を回転可能に保持するものである。
開閉部16は、本実施形態に係る鳥害防止具を主ラインに着脱する際に、図1に曲線状の矢印で示したように開かれて、主ラインを鳥害防止具内に受け入れるのに十分な間隙を開けることが可能となっている。
そして主ラインを受け入れた後、開閉部16は閉じられ、その閉じた状態で保持されるように構成されている。
挟持力調整キャップ17は、回転部13に装着され、ユーザーが挟持力調整キャップ17を回転させる操作を行うことで第2挟持部12を上下方向に移動させることができるように構成されている。
図4は、第2挟持部12、回転部13を示す説明図である。
ここに、図4(a)は第2挟持部12の構成を示しており、図4(b)は回転部13の外形的な構成を示しており、図4(c)は回転部13の内側の構成を断面図として示している。
図4(a)に示すように、第2挟持部12は、主ライン挟持体121、台座部122、ねじ無し部123、ボルトねじ部124を有している。
主ライン挟持体121(図6を参照のこと)は、その上面つまりV字型に凹んだ形状の挟持面125に、主ラインの下部が接触し、その主ラインを下部から挟持するように構成されている。
台座部122は、主ライン挟持体121の下面に設けられている。
その台座部122から下方に、ねじ無し部123、ボルトねじ部124が、この順に伸びている。
ボルトねじ部124には、ボルト(雄)ねじのような、ねじ形状が形成されている。
ねじ無し部123には、ボルトねじ部124に設けられているようなねじ形状が、形成されていない。
このねじ形状は、図4(a)にLboltとして示した長さに亘って形成されている。
ねじ無し部123の外径φblank123は、少なくとも、ねじ山の突起が無い分、ボルトねじ部124のねじ山の高さを含んだ外径φboltと同等か、それよりも小さくなっている(つまり、φblank123≦φbolt)。
このねじ無し部123は、図4(a)にLblank123として示した長さに亘って、台座122から下方へ伸びるように形成されている。
図4(b)に示すように、回転部13は、その外形形状として、上部張出部131、溝部132、胴部133、フランジ部134、下部筒部135、帯状突起部138を有している。
上部張出部131は、回転部13が回転支持部15に回転可能に支持された状態で、いわゆる上部フランジとして溝部132と共に機能して、回転部13が回転支持部15から上下方向に脱落することを防ぐために設けられている。
胴部133は、回転支持部15の内周面に接触して支持されつつ回転可能であるように設けられている。
フランジ部134は、図5に示す挟持力調整キャップ17の係止爪172と引掛かるようにして結合することで、挟持力調整キャップ17を回転部13の下部筒部135に装着した状態に保つために用いられるよう構成されている。
帯状突起部138は、挟持力調整キャップ17が下部筒部135に装着されると、挟持力調整キャップ17内に設けられた突起部173(図8参照こと)と噛み合って、ユーザーが挟持力調整キャップ17を回したときの回転力を回転部13に伝達することができるように設けられたものである。(挟持力調整キャップと、下部筒部135との構造等については、図8のところで詳説する。)
図4(c)に示すように、回転部13の内側には、ナットねじ部136、ねじ無し筒部137が設けられている。
ナットねじ部136には、ナット(雌)ねじのような、ねじ形状が形成されている。このねじ形状は、図4(c)にLnutとして示した長さに亘って、上部張出部131の上面139から下方に伸びるように形成されている。
ナットねじ部136の長さLnutは、第2挟持部12のねじ無し部123の長さLblank123とほぼ同じ長さに形成されている。
ナットねじ部136の下端よりも下方には、ねじ無し筒部137が設けられている。
ねじ無し筒部137には、ナットねじ部136に設けられているようなねじ形状が、形成されていない。
少なくとも、そのねじ山の突出する突起が無い分、ねじ無し筒部137の内径φblank137は、第2挟持部12のボルトねじ部124のねじ山の高さを含んだ外径φblank1と同等か、それよりも大きくなっている(つまり、φblank137≧φbolt)。
回転部13は、第2挟持部12が組み付けられて、回転支持部15に回転可能に保持されている。
すなわち、第2挟持部12と回転部13は、両者のねじ部同士(つまり第2挟持部12のボルトねじ部124と回転部13のナットねじ部136と)が噛み合わされて両者が組み付けられている。そして回転部13は、回転支持部15に回転可能に支持されている。
回転部13を回転させると、その内周に設けられているナットねじ部136が回転して、第2挟持部12のボルトねじ部124を上下方向(Z軸方向)に繰り出し/繰り戻すようにして移動させる(いわゆる螺進運動させる)ように構成されている。
図5は、回転部13(図5(a))と、それに組み付けられる挟持力調整キャップ17(図5(b))とを示す説明図である。
なお、挟持力調整キャップ17の構造と効果は、図8で詳説する。
挟持力調整キャップ17は、キャップ本体171、係止爪172を有している。
他方、回転部13には、前述したとおり、フランジ部134が設けられている。
フランジ部134は、挟持力調整キャップ17が回転部13の下部筒部135に装着される際、図5に示す挟持力調整キャップ17の係止爪172が引掛けられて、挟持力調整キャップ17を回転部13に結合した状態に保持して、挟持力調整キャップ17が重力などにより下方に脱落しないようにするべく構成されている。
また、挟持力調整キャップ17の材質としては、係止爪172を適度な弾力性を有するものとすることが要請されるので、例えば、機械的強度が高めでかつ必要とされる適度な弾力性を有する各種金属、ABS樹脂、ポリエステル樹脂等からなるものとするとよい。
次に、図6、図7を参照しつつ、第1の実施形態に係る鳥害防止具における特に第2挟持部12、回転部13の動作について説明する。
図6に示すように、この鳥害防止具が使用されるときには、ボルトねじ部124とナットねじ部136のねじ形状同士が互いに噛み合った状態にある。
挟持力調整キャップ17は、回転部13の下部筒部135に装着される。
ユーザーの操作によって挟持力調整キャップ17が一方方向(図6の曲線矢印Rfwの方向)に回転させられると、回転部13もその一方方向(Rfw方向)に回転し、回転部13の内側に設けられているナットねじ部136もその一方方向(Rfw方向)に回転する。
そのナットねじ部136の回転によって、そのナットねじ部136のねじ形状が、第2挟持部12のボルトねじ部124のねじ形状と噛み合って機能して第2挟持部12を螺進運動させ、上方向(+Z軸方向)に繰り出していく。
このようにして第2挟持部12は、挟持力調整キャップ17が一方方向(Rfw方向)に回転させられると、第1挟持部11に接近する方向、つまり主ラインに接近する方向に移動させられる。
そしてユーザーは、適度な挟持力(または締め付け力)でもって主ラインを第1挟持部11と第2挟持部12との間に挟持することができるように、挟持力調整キャップ17を回転操作して、第2挟持部12の上下方向の位置を調節する。
逆に、ユーザーの操作によって挟持力調整キャップ17が上記の一方方向とは逆方向(図6の曲線矢印Rrevの方向)に回転させられると、回転部13も同様に逆方向(Rrev方向)に回転し、回転部13の内側に設けられているナットねじ部136も同様に逆方向(Rrev方向)に回転する。
そのナットねじ部136の回転によって、そのナットねじ部136のねじ形状が、第2挟持部12のボルトねじ部124のねじ形状と噛み合って機能して、第2挟持部12を螺進運動させ、下方向(-Z軸方向)に向かって、つまり回転部13の上面139に向かって繰り戻す。
このようにして、第2挟持部12は、挟持力調整キャップ17が逆方向(Rrev方向)に回転させられると、第1挟持部11から離間する方向、つまり主ラインから離間する方向に、移動させられる。
そしてユーザーは、開閉部16を開いて、挟持状態から解放された主ラインをこの鳥害防止具から取り外すことが可能となる。
図7は、第2挟持部12が所定の位置にあるときの状態を示す図である。
この第1の実施形態において、第2挟持部12が所定の位置にあるときの状態とは、第2挟持部12が第1挟持部11から最も離間した位置にあって、その位置よりも下方に移動することができない、という状態である。
より具体的には、回転部13を逆方向(Rrev方向)に回転させていくと、第2挟持部12の主ライン挟持体121が下方(-Z方向に)向かって、つまり回転部13の上面139に向かって、移動して行く。
そして最終的に、第2挟持部12の主ライン挟持体121の下面に設けられている台座部122が回転部13の上面139に到達すると、その位置で、主ライン挟持体121は下方への移動ができなくなる。この位置が、上記の「所定の位置」である。
そのような所定の位置にあるときに、ユーザーがさらに回転部13を逆方向(Rrev方向)に回転させていくと、従来技術による鳥害防止具では、主ライン挟持体121がもはや上記の所定の位置より下方に移動することができない状態にあるにも関わらず、その主ライン挟持体121を下方へ螺進運動させようとする強い力が、第2挟持部12の台座部122とねじ無し部123との間、ねじ無し部123、ボルトねじ部124に、加えられ続けることとなる。
その強い力に起因して、主ライン挟持体121、台座部122、ねじ無し部123、ボルトねじ部124、ナットねじ部136に機械的損壊や破損が生じるという不都合や、ボルトねじ部124とナットねじ部136にいわゆる噛み込みが生じるという不都合が生じていた。
そのような従来技術において生じていた不都合は、本実施形態に係る鳥害防止具において解消される。
すなわち、本実施形態に係る鳥害防止具によれば、第2挟持部12には、台座部122から下方に、ねじ無し部123、ボルトねじ部124が、この順で連なっている。
そして、ねじ無し部123の長さ(Lblank123)は、ナットねじ部136の長さ(Lnut)とほぼ同じ長さに設けられている。
第2挟持部12の主ライン挟持体121が下方へ移動して行き、台座部122が回転部13の上面139に到達した状態になると、図7に示すように、ナットねじ部136は、ねじ無し部123と対面していて、ボルトねじ部124とのねじ山の噛み合いから解放されている。
従って、この状態で回転部13を逆方向(Rrev方向)に回転させても、ボルトねじ部124を下方へ移動させようとする螺進運動が生じることはない。
このようにして、本実施形態に係る鳥害防止具によれば、第2挟持部12の主ライン挟持体121が所定の位置にあるときに、第2挟持部12の台座部122とねじ無し部123との間等に螺進運動の強い力が加えられ続けることを、回避することが可能となる。
それにより、主ライン挟持体121、台座部122、ねじ無し部123、ボルトねじ部124、ナットねじ部136に機械的損壊や破損が生じるという不都合や、ボルトねじ部124とナットねじ部136に噛み込みが生じるという不都合の発生が解消される。
なお、本実施形態に係る鳥害防止具においては、ねじ無し部123の長さ(Lblank123)とナットねじ部136の長さ(Lnut)とがほぼ同じ長さに設けられているので、第2挟持部12が所定の位置にあるとき、互いに向かい合っているナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分とボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分とが、回転部13を一方方向(Rfw方向)に回転させる際に僅かに接触した状態となる。
従って、第2挟持部12が所定の位置にあるとき、回転部13を一方方向(Rfw方向)に回転させると、それまで解放状態にあったナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との歯の噛み合いを再開させることができる。そして引き続き回転部13を一方方向(Rfw方向)に回転させていけば、第2挟持部12を上方に(つまり第1挟持部11に接近させる方向に)移動させることが再び可能となる。
図8は、挟持力調整キャップ17の説明図である。
また、図8は、図6VIII―VIIIの断面の説明図である。
図8のように、挟持力調整キャップ17は、下部筒部135の略円筒135の外周側を覆う、略円柱状の中空部を有する正六角柱135の形状を有している。
下部筒部135の略円筒の外周で、略円筒としたのは、図8の様に、4か所の内側突起部138を有しているからである。
また、挟持力調整キャップ17が略円柱状の中空部で、略円柱としたのは、図8の様に挟持力調整キャップの中空部で、外側突起部173を有しているからである。
内側突起部138は、内側急勾配部138aと内側緩勾配部138bとを有している。
内側急勾配部138aは、図8のように、内側緩勾配部138bに比べて急勾配となっている。
より具体的には、内側急勾配部138aを延長した線が、内側緩勾配部138bを円弧した線よりも、中点O(正六角柱135及び略円筒135中心点O)に近い側を通るように形成されている。
また、内側急勾配部138aは、内側緩勾配部138bよりも一方方向Rfw側に位置している。
外側突起部173は、外側急勾配部173aと外側緩勾配部173bとを有している。
外側急勾配部173aは、図8のように、外側緩勾配部173bに比べて急勾配となっている。
より、具体的には、外側急勾配部173aを延長した線が、外側緩勾配部173bを円弧した線よりも、中点Oに近い側を通るように形成されている。
また、外側急勾配部173aは、外側緩勾配部173bよりも逆方向Rrev側に位置している。
このような、内側突起部138と外側突起部173の構造によって、挟持力調整キャップ17を、一方方向(第2挟持部12を主ラインに近づける方向)に回転させた場合、内側緩勾配部138bと外側緩勾配部173bとが接して、下部筒部135(回転部13)を一方方向に回転させる。
このように、内側緩勾配部138bと外側緩勾配部173bとを有する構成となっていることから、挟持力調整キャップ17を一方方向に回転させるトルク量が大きくなると、側緩勾配部138bと外側緩勾配部173bは、互いに塑性変形(壊れる、変形する)ことなく(弾性変形の範囲)、滑ることができる。
その結果、第2挟持部12が主ラインを締め付ける力(上限)を制限することができる。
それによって、鳥害防止具1が、主ライン(例えば、電線、ケーブル、GWワイヤ等)である重要な線を着続けることを防止することができる。
他方、逆方向Rrevの場合、このようなトルクを制限する構造がないため、従来技術に係る構成の場合には、内側急勾配部138aと外側急勾配部173aが塑性変形(壊れる、変形する)してしまう。
それを防止するため、本実施家形態で説明した構造を用いて、逆方向Rrevへの無理な回転があっても、壊れないような構造にしている。
<第2の実施形態>
図9は、第2の実施形態に係る鳥害防止具を示す説明図である。
この第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の部分については、説明を省略する。
本実施形態の鳥害防止具においては、第2挟持部12が所定の位置にあるとき、それまで解放状態にあったナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との歯の噛み合いを、さらに確実に再開させる構成が、上述の第1の実施形態の構成に追加されている。
具体的には、挟持力調整キャップ17の内側の底面173に、ばね174が設けられている。
挟持力調整キャップ17が回転部13の下部筒部135に装着された状態において、ばね174の反発力が、ボルトねじ部124の下面に加えられて、第2挟持部12全体を上方(+Z軸方向)へ押し上げる力として働く。
その押し上げる力によって、ナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分とボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分とを、より確実に接触した状態にすることができる。
そして、その状態で回転部13を一方方向(Rrev方向)に回転させれば、それまで解放状態にあったナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との歯の噛み合いを、より確実に再開させることができる。
なお、ねじ形状同士の歯の噛み合いをさらに確実に再開させるための部材としては、ばねのみには限定されない。
他の有利な態様として、ばね174の代りに、弾性部材175としてもよい。
弾性部材175の材質としては、例えば耐候性を有するゴム系材料などが好適である。
すなわち、図10に示した構成においては、挟持力調整キャップ17が回転部13に対して着脱可能に構成されており、かつ、挟持力調整キャップ17の内側の底面173に弾性部材175が設けられている。
弾性部材175は、挟持力調整キャップ17が回転部13に装着される際に、第2挟持部12のボルトねじ部124の下端面に接触し、そのボルトねじ部124を適度な力でもって上方に押し上げることが可能な高さを有するものとして形成されている。
このような構成によれば、ユーザーによって挟持力調整キャップ17が回転部13に装着される際に、弾性部材175によって適度な力でもって第2挟持部12全体が上方へ押し上げられることとなるので、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との噛み合いを、より確実に再開させることが可能となる。
また、さらに他の有利な態様として、係止爪172の上下方向の長さを適度に長めに設けておき、ユーザーによって挟持力調整キャップ17が回転部13に装着されるときに、挟持力調整キャップ17が回転部13に対して上方向に若干移動できるような構成としてもよい。
このような構成とすることにより、ユーザーが挟持力調整キャップ17を回転部13に装着する際および一方方向に回転させる際に、その操作の動き自体に伴って上向きに加えられる力を利用して、さらに確実に、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との歯の噛み合いを再開させることが可能となる。
すなわち、ユーザーが第2挟持部12を上下方向に移動させる操作を再開するにあたり、挟持力調整キャップ17を回転部13に装着する際には、その装着操作に伴って、弾性部材175の存在によって第2挟持部12全体が適度な力でもって上方向へ押し上げられることとなるので、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との噛み合いが、より確実に再開されることとなる。
また、ユーザーが挟持力調整キャップ17を一方方向に回転させて第2挟持部12を上方向へ繰り出して行く操作を行う際には、一般に人間の行動心理として無意識のうちに、回転操作をしている挟持力調整キャップ17に対して回転力だけでなく上方向に向かう力をも加える傾向がある。
従って、このときユーザーから挟持力調整キャップ17に加えられる上方向に向かう力が、その挟持力調整キャップ17の底面173に設けられている弾性部材175を介して、第2挟持部12に伝わることとなる。
その上方向に向かう力によって、第2挟持部12全体が上方向に押し上げられることとなり、ナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分とボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分とが、確実に接触した状態となる。
このようにして、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との噛み合いを、より確実に再開させることが可能となる。
なお、第2挟持部12のねじ無し部123の長さLblank123をナットねじ部136の長さLnutよりも長くしてもよい(Lblank123>Lnut)。
このような構成によれば、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との噛み合いを、より確実に解放することが可能となる。
但しこの場合、ねじ無し部123の長さLblank123がナットねじ部136の長さLnutよりも長いため、第2挟持部12が所定の位置にあるとき、ナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分とボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分とが乖離する、つまり接触しないこととなる。
従って、ナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との噛み合いを確実に再開させるために、第2の実施形態で説明した、ばね174、弾性部材175を設けるとよい。
つまり、ばね174、弾性部材175の弾力性による反発力や、挟持力調整キャップ17が回転部13に装着される際に加えられる上方向きの力によって、第2挟持部12全体を上方へ押し上げて、それまで乖離していたナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分とボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分とを接触させることができるようにするとよい。
また、上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、第2挟持部12を上下方向に移動させるための構成として、回転部13にナットねじ部136を設け、第2挟持部12にボルトねじ部124を設けているが、それ以外にも、回転部13にカム溝を設けると共に第2挟持部12にピンを設けた構成とすることなども可能である。
また、挟持力調整キャップ17と弾性部材175とを別個の部材とするのではなく、それらを弾性材料からなる一体成形されたものとしてもよい。
あるいは、図10に示したような、係止爪172の上下方向の長さを適度に長めに設けるなどして挟持力調整キャップ17が回転部13に対して上方向に若干移動できるようにした構成を採用する場合には、弾性部材175の代りに、剛性材料からなる突起(図示せず)を設けるようにしてもよい。
すなわち、ユーザーが挟持力調整キャップ17を回転部13に装着する際に上方に向かって加えられる力によって、挟持力調整キャップ17内の突起がボルトねじ部124の下面を、上方に突き上げる。
その突き上げにより、ボルトねじ部124のねじ形状の最上端の部分がナットねじ部136のねじ形状の最下端の部分に接触した状態となって、それら両ねじ形状同士の噛み合いが確実に再開されることとなる。
<実施形態の構成及び効果>
鳥害防止具は、架空された主ラインを第1挟持部11と第2挟持部12とで挟持することによって主ラインに取り付けられる主ライン取付部1と、主ライン取付部1よりも上方に伸び、鳥害防止を図るための副ラインを取り付けるための副ライン保持部2とを有する鳥害防止具であって、第2挟持部12は、その第2挟持部12に対して相対的に回転可能な回転部13を有し、その回転部13は、一方方向(Rfw)に回転させることによって、第2挟持部12を主ラインに接近するように移動させ、逆方向に回転させることによって、第2挟持部12を主ラインから離間するように移動させるように形成されており、かつ、第2挟持部12が所定の位置にある場合には、回転部13を逆方向(Rrev)に回転させても第2挟持部12が離間しないように形成されている。
このような構成を有することから、第2挟持部12が所定の位置にある場合、つまり主ライン挟持体121や台座部122がもはや上記の所定の位置より下方に移動することができない状態にある場合、回転部13を逆方向(Rrev方向)に回転させても、主ライン挟持体121や台座部122を下方へ移動させようとする力が働かないようにすることができる。延いては、ユーザーにとって鳥害防止具を主ラインに着脱する際の操作利便性が良好なものとなり、またそれに伴う各種不利益を解消することが可能となる。
所定の位置が、第2挟持部12が第1挟持部11から最も離間した位置である。
このような構成を有することから、第2挟持部12が所定の位置にある場合、つまり主ライン挟持体121がもはや所定の位置より下方に移動することができない状態にある場合であっても、主ライン挟持体121、台座部122、ねじ無し部123、ボルトねじ部124、ナットねじ部136等に機械的損壊や破損が生じるという不都合や、ボルトねじ部124とナットねじ部136との噛み合わせにいわゆる噛み込みが生じるという不都合の発生を回避できるという効果がある。
第2挟持部12と回転部13には、互いに雌雄両ねじ(ボルトねじ部124、ナットねじ部136)が噛み合って、回転部13を回すと第2挟持部12を主ラインに対して接近または離間させるように移動させるねじ形状(ボルトねじ部124、ナットねじ部136)がそれぞれ形成されており、かつ、ねじ形状が形成されていない部分(ねじ無し部123)も設けられており、そのねじ形状が形成されていない部分(ねじ無し部123)の存在によって、回転部13を逆方向に回転させても第2挟持部12が離間しないように形成されている。
このような構成を有することから、ねじ形状が形成されていない部分(ねじ無し部123)を設けるという簡易な構成によって上述したとおりの優れた効果を達成することが可能となる、という効果がある。
第2挟持部12が所定の位置にある場合に、第2挟持部12の移動方向で互いに向かい合う回転部13のねじ形状(ナットねじ部136の最下部分)と第2挟持部12のねじ形状(ボルトねじ部124の最上部分)とが、回転部13を回転させる際に僅かに接触するように形成されている。
このような構成を有することから、第2挟持部12が所定の位置にあるとき、回転部13を一方方向(Rfw方向)に回転させることで、それまで解放状態にあった両ねじ形状同士の歯の噛み合い、つまりナットねじ部136のねじ形状とボルトねじ部124のねじ形状との歯の噛み合いを、確実に再開させることができるという効果がある。
本発明の、構造、材料、各部材の連結、などは、本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変更可能である。
材質も、金属、プラスチック、FRP等を、本発明の要旨を変更しない範囲内で、かつ技術的な要請に適合可能な範囲内で、自由に選択することが可能である。
例えば、2つ以上の部材を1つにすることも可能であるし、逆に、1つの部材を2つ以上の別の部材から構成して接続することも可能である。
また、上記実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態のものにすぎない。
<定義等>
架空された主ラインとは、最も典型的には高圧電線であるが、それのみには限定されない。他にも、例えば中圧電線、低圧電線、通信線、GWワイヤ、物固定用ワイヤ等、鳥害を被る虞のある架空線一般を指すものと定義することができる。
第2挟持部の所定の位置とは、第2挟持部が第1挟持部から最も離間した位置であると定義することもできるが、他にも、例えば、第2挟持部がもはやそれよりも機械的に下方に移動できなくなる限界の位置であるとする定義なども可能である。
本発明の、回転部13を逆方向(Rrev)に回転させ続けても第2挟持部12が離間しないというのは、固着、変形、破損をしないという意味でもある。
1 主ライン取付部
2 副ライン保持部
11 第1挟持部
12 第2挟持部
13 回転部
14 アーム部
15 回転支持部
16 開閉部
17 挟持力調整キャップ
21 保持基部
22 保持スライド機構
111 挟持面
121 主ライン挟持体
122 台座部
123 ねじ無し部
124 ボルトねじ部
125 挟持面
131 上部張出部
132 溝部
133 胴部
134 フランジ部
135 下部筒部
136 ナットねじ部
137 ねじ無し筒部
138 帯状突起部
139 回転部の上面
171 キャップ本体
172 係止爪
173 挟持力調整キャップの内側の底面
174 ばね
175 弾性部材
221 スライド本体
222 ボルト・ナット機構
223 副ライン保持スロット
224 スライド許容スロット
Rfw 一方方向
Rrev 逆方向

Claims (3)

  1. 架空された主ラインを第1挟持部と第2挟持部とで挟持することによって前記主ラインに取り付けられる主ライン取付部と、
    前記主ライン取付部よりも上方に伸び、鳥害防止を図るための副ラインを取り付けるための副ライン保持部と
    を有する鳥害防止具であって、
    前記第2挟持部は、前記第2挟持部に対して相対的に回転可能な回転部と、
    外側勾配部と外側緩勾配部とを有する挟力調整キャップと、を有し、
    前記回転部は、
    一方方向に回転させることによって、前記第2挟持部を前記主ラインに接近するように移動させ、
    逆方向に回転させることによって、前記第2挟持部を前記主ラインから離間するように移動させるように形成されており、かつ、
    前記第2挟持部が前記第1挟持部から最も離間した位置にある場合には、前記回転部が前記逆方向に容易に回転させ続けることが可能であり、その際に、前記回転部を前記逆方向に回転させ続けても前記第2挟持部が離間しないように形成され、
    前記回転部は、
    内側急勾配部と内側緩勾配部とを有し、
    挟力調整キャップが前記一定方向に回転する際に、前記内側緩勾配部は挟力調整キャップの前記外側緩勾配部が接して回転し、
    前記第2挟持部が前記主ラインに接した状態でトルクが大きくなると、前記外側緩勾配部と前記内側緩勾配部が弾性変形して滑ることによって、前記回転部を一方方向に回転させ続けても前記第2挟持部が近接方向に移動しないように形成されている
    鳥害防止具。
  2. 前記第2挟持部と前記回転部には、互いに雌雄両ねじが噛み合って、前記回転部を回す
    と前記第2挟持部を前記主ラインに対して接近または離間させるように移動させるねじ形
    状がそれぞれ形成されており、かつ、
    ねじ形状が形成されていない部分を有しており、前記ねじ形状が形成されていない部分の存在によって、前記回転部を前記逆方向に回転させても前記第2挟持部が離間しないように形成されている
    請求項1に記載の鳥害防止具。
  3. 前記第2挟持部が前記第1挟持部から最も離間した位置にある場合に、前記第2挟持部の移動方向で互いに向
    かい合う前記回転部のねじ形状と前記第2挟持部のねじ形状とが、前記回転部を回転させ
    る際に僅かに接触するように形成されている
    請求項2記載の鳥害防止部。
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