JP7217829B1 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】決済可能額が少ない期間を短くする。【解決手段】情報処理装置1は、決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第2の期間の一部が、第1の決済手段に対応する集計対象期間である第1の期間と重複する第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信する決済要求受信部132と、第1の期間において第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、第1の期間と第2の期間とが重複する期間に決済要求を受信すると、決済可能額に基づいて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部を第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う決済処理部133とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の決済手段を用いた決済を行う情報処理装置及び情報処理方法に関する。
クレジットカード等の後払い方式の決済手段では、ユーザが当該決済手段を用いて所定期間内に決済可能な金額を示す決済限度額が設定される。例えば、特許文献1には、第1の決済手段の決済限度額と、第2の決済手段の決済限度額とを、それぞれの決済限度額を合計したものとすることが開示されている。
特許6355505号公報
従来の技術では、第1の決済手段に対応する決済要求を受け付けた場合には、第1の決済手段に対応する決済金額として決済が行われ、第2の決済手段に対応する決済要求を受け付けた場合には、第1の決済手段に対応する決済金額として決済が行われていた。
このため、第1の決済手段に対応する決済金額を集計する集計対象期間と、第2の決済手段に対応する決済金額を集計する集計対象期間との少なくとも一部が重複する場合に、集計対象期間の終了日が遅い決済手段に対して決済金額が相対的に多く割り当てられると、当該決済金額の支払いが遅くなり、その結果、第1の決済手段と第2の決済手段とによりユーザが決済可能な残りの金額である決済可能額が少ない期間が長くなるという問題が発生する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、決済可能額が少ない期間を短くすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報に関連付けて、第1の決済手段を用いた決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第1の期間において前記ユーザが前記第1の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第1決済限度額と、第2の決済手段に対応する決済金額を集計する集計対象期間であり、前記第1の期間と一部の期間が重複し、集計対象期間の終了時間が、前記第1の期間の終了時間よりも後である第2の期間において前記ユーザが第2の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第2決済限度額とを記憶する記憶部と、前記第2の決済手段を用いた前記ユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信する決済要求受信部と、前記第1の期間において前記第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、前記第1の期間と前記第2の期間とが重複する期間に前記決済要求受信部が前記決済要求を受信すると、前記決済可能額に基づいて、前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う決済処理部と、を有する。
前記情報処理装置は、前記ユーザから、前記第2の決済手段よりも前記第1の決済手段を優先して決済を行う指定を受け付ける受付部をさらに有し、前記決済処理部は、前記受付部が前記指定を受け付けた場合に、前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行ってもよい。
前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記決済金額が前記決済可能額以下であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額に対応する決済を行ってもよい。
前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記決済金額が前記決済可能額よりも大きい場合、前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記決済可能額分の金額を前記第1の決済手段を用いて決済を行い、前記決済可能額と前記決済金額との差額を前記第2の決済手段を用いて決済を行ってもよい。
前記決済処理部は、前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者と、前記第2の決済手段を提供する第2の決済事業者とが同一であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行ってもよい。
前記情報処理装置は、前記決済処理部により、前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部が前記第1の決済手段を用いて決済されたことに応じて、前記第1の決済手段を用いて決済した手数料である第1手数料を前記ユーザに請求する請求部をさらに有してもよい。
前記請求部は、前記決済要求に含まれる決済金額のうち、前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて前記第1手数料を算出し、算出した前記第1手数料を前記ユーザに請求してもよい。
前記情報処理装置は、前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて、前記決済に対応する店舗が前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者に支払う手数料である第2手数料を算出し、算出した前記第2手数料を前記店舗に請求する請求部をさらに有してもよい。
前記情報処理装置は、前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて、前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者が前記第2の決済手段を提供する第2の決済事業者に支払う手数料である第3手数料を算出し、算出した前記第3手数料を前記第1の決済事業者に請求する請求部をさらに有してもよい。
前記決済要求は、前記決済が行われる店舗を識別するための店舗識別情報と、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報とを含み、前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記店舗識別情報が示す店舗が、前記ユーザ識別情報に対応する前記第1の決済手段及び前記第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であるか否かを判定し、前記店舗が前記第1の決済手段及び前記第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であると判定すると、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行ってもよい。
本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する、決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第2の期間の一部が、第1の決済手段に対応する集計対象期間である第1の期間と重複する第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信するステップと、前記第1の期間において前記第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、前記第1の期間と前記第2の期間とが重複する期間に前記決済要求を受信すると、前記決済可能額に基づいて前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行うステップと、を有する。
本発明によれば、決済可能額が少ない期間を短くすることができるという効果を奏する。
情報処理装置の概要を示す図である。 情報処理装置の機能構成を示す図である。 限度額情報の一例を示す図である。 決済実績情報の一例を示す図である。 情報処理装置における決済要求の受信時に係る処理の流れを示すフローチャートである。
[情報処理装置1の概要]
図1は、情報処理装置1の概要を示す図である。情報処理装置1は、ユーザが店舗において商品又はサービスを購入する場合に、ユーザが所持するユーザ端末2又は店舗が使用する店舗端末3から、決済要求を受信したことに応じて決済を行うコンピュータである。情報処理装置1は、インターネットや無線LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して、スマートフォンやタブレット等のユーザ端末2と、POS(Point Of Sales)端末等の店舗端末3とに通信可能に接続されている。
情報処理装置1は、図1に示すように、ユーザ端末2のユーザを識別するためのユーザ識別情報としてのユーザID(Identification)に関連付けて、第1の決済手段を用いてユーザが第1の期間において決済可能な金額の上限を示す第1決済限度額と、第2の決済手段を用いてユーザが第2の期間において決済可能な金額の上限を示す第2決済限度額とを記憶する。
第1の決済手段及び第2の決済手段は、後払い方式の決済手段であり、例えば所定のクレジットカードを用いた決済手段である。第1の期間及び第2の期間は、後払いの決済手段において請求対象となる決済金額が集計される集計対象期間であり、例えば、ある月の締日から1か月が経過するまでの期間である。第1の期間と第2の期間とは一部の期間が重複するとともに、第2の期間の終了時間が第1の期間の終了時間よりも後であるものとする。
情報処理装置1は、第1の期間と第2の期間とが重複する期間に、ユーザ端末2又は店舗端末3から、ユーザのユーザIDと、ユーザが商品又はサービスを購入する店舗を識別するための店舗IDと、第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額とを含む決済要求を受信する(図1における(1))。
情報処理装置1は、第2の決済手段に対応する決済要求を受信すると、第1の期間において第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定する(図1における(2))。情報処理装置1は、当該決済可能額に基づいて、決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部を第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う(図1における(3))。
このようにすることで、情報処理装置1は、第1の期間と第2の期間との少なくとも一部が重複する2つの決済手段のうち、集計対象期間の終了日が早い決済手段に対して決済金額の少なくとも一部が割り当てられるようにし、決済可能額が少ない期間を短くすることができる。
[情報処理装置1の機能構成]
続いて、情報処理装置1の構成の詳細を説明する。図2は、情報処理装置1の機能構成を示す図である。情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2とデータを送受信するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、制御部13を、受付部131、決済要求受信部132、決済処理部133、及び請求部134として機能させるプログラムを記憶する。
また、記憶部12は、ユーザを識別するためのユーザIDに関連付けて、複数の決済手段それぞれに対応する決済手段を用いてユーザが所定期間において決済可能な金額の上限を示す決済限度額を記憶する。例えば、記憶部12は、ユーザIDに関連付けて、第1の期間においてユーザが第1の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第1決済限度額と、第1の期間と一部の期間が重複し、期間の終了時間が第1の期間の終了時間よりも後である第2の期間においてユーザが第2の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第2決済限度額とを記憶する。
具体的には、記憶部12は、ユーザIDと、決済手段を識別するための決済手段IDと、決済限度額とを少なくとも関連付けた限度額情報を記憶する。図3は、限度額情報の一例を示す図である。図3に示すように、限度額情報では、ユーザIDと、決済手段IDと、決済限度額と、決済金額が集計される集計対象期間とが関連付けられていることが確認できる。なお、決済手段IDは、ユーザIDの中に組み込まれており、ユーザIDから決済手段IDを抽出可能であってもよい。
例えば、決済手段ID「A」の決済手段の集計対象期間は、当月15日から翌月14日であり、決済手段ID「B」の決済手段の集計対象期間は、当月21日から翌月20日である。現在の日付が21日から月末、又は月初から14日までの間である場合、決済手段ID「A」の決済手段の集計対象期間の終了日が14日、決済手段ID「B」の決済手段の集計対象期間の終了日が20日となり、決済手段ID「B」の決済手段の集計対象期間の終了日が、決済手段ID「A」の決済手段の集計対象期間の終了日よりも後となる。このため、現在の日付が21日から月末、又は月初から14日までの間である場合、決済手段ID「A」の決済手段が第1の決済手段、決済手段ID「B」の決済手段が第2の決済手段となる。
一方、現在の日付が15日から20日までの間である場合、決済手段ID「A」の決済手段の集計対象期間の終了日は14日、決済手段ID「B」の決済手段の集計対象期間の終了日は20日であり、決済手段ID「A」の決済手段の集計対象期間の終了日が、決済手段「B」の決済手段の集計対象期間の終了日よりも後となる。このため、現在の日付が15日から20日までの間である場合、決済手段ID「A」の決済手段が第2の決済手段、決済手段ID「B」の決済手段が第1の決済手段となる。
また、記憶部12は、ユーザのユーザIDと、決済手段IDと、ユーザの決済金額とを関連付けた決済実績情報を記憶する。図4は、決済実績情報の一例を示す図である。図4に示すように、決済実績情報は、ユーザIDと、決済手段IDと、決済が行われた日である決済日と、決済金額とを少なくとも関連付けた情報である。決済実績情報は、ユーザにより集計対象期間において決済された決済金額の合計額である利用実績を算出するために用いられる。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶された決済用プログラムを実行することにより、受付部131、決済要求受信部132、決済処理部133、及び請求部134として機能する。続いて、制御部13の詳細について説明する。
[決済において優先する決済手段の指定]
まず、決済において優先する決済手段の指定に係る処理について説明する。
受付部131は、第2の決済手段に対応する決済要求を受信した場合に、第2の決済手段よりも第1の決済手段を優先して決済を行う指定をユーザから受け付ける。
例えば、受付部131は、ユーザのユーザ端末2から、ユーザのユーザIDを含み、決済時に第2の決済手段よりも第1の決済手段を優先して決済を行うことの指定を示す指定情報を受信する。受付部131は、指定情報を受信すると、記憶部12に記憶されている限度額情報を参照し、指定情報に含まれているユーザIDに対して、決済金額を集計する集計対象期間の少なくとも一部が重複する複数の決済手段の決済手段IDが関連付けられているか否かを判定する。
受付部131は、指定情報に含まれているユーザIDに対して、集計対象期間の少なくとも一部が重複する複数の決済手段の決済手段IDが関連付けられていると判定すると、決済時に第2の決済手段よりも第1の決済手段を優先して決済を行うことの指定を受け付ける。
記憶部12には、ユーザIDと、当該指定を受け付けているか否かを示す指定フラグとが関連付けて記憶されている。例えば、指定フラグの値が0の場合、指定を受け付けていないことを示し、指定フラグの値が1の場合、指定を受け付けていることを示している。例えば、指定フラグの初期値は0に設定されていてもよい。受付部131は、当該ユーザIDを含む第2の決済手段に対応する決済要求を受信した場合に、指定情報に含まれるユーザIDに関連付けられている指定フラグの値を1に更新する。
なお、指定情報に含まれているユーザIDに対して、決済金額を集計する集計対象期間の少なくとも一部が重複する3つ以上の決済手段の決済手段IDが関連付けられていることがある。この場合、受付部131は、3つ以上の決済手段のうち、連携させる2つの決済手段の選択を受け付け、指定フラグと、選択された決済手段の決済手段IDとを関連付けて記憶部12に記憶させるようにしてもよい。
[決済要求受信時の処理]
続いて、決済要求を受信したときの処理を説明する。
決済要求受信部132は、第1の決済手段及び第2の決済手段を含む複数の決済手段を利用するユーザによる、当該決済手段を用いた決済の決済要求を受信する。決済要求受信部132は、第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信する。
例えば決済手段がクレジットカードである場合、決済要求受信部132は、店舗に設けられている店舗端末3から、ユーザIDと、ユーザが決済を行う店舗を識別するための店舗IDと、決済金額と、決済手段IDとを含む決済要求を受信する。
なお、決済要求受信部132は、コードを用いた決済方式により、第1の決済手段及び第2の決済手段を含む複数の決済手段を用いた決済の決済要求を受信してもよい。コードを用いた決済方式には、CPM(Consumer Presented Mode)方式の決済方式と、MPM(Merchant Presented Mode)方式の決済方式とが含まれる。CPM方式は、二次元バーコード等の決済用コードをユーザ端末に表示させ、店舗側で決済用コードが読み込まれたことに応じて、店舗側から情報処理装置1に対して決済要求が送信されることにより決済が行われる方式である。MPM方式は、決済用コードが店舗で提示され、ユーザ端末で決済用コードが読み込まれたことに応じて、ユーザ端末から情報処理装置1に対して決済要求が送信されることにより決済が行われる方式である。
決済処理部133は、決済要求受信部132が決済要求を受信すると、決済要求に含まれるユーザID、店舗ID、決済金額、及び決済手段IDに基づいて決済を行う。例えば、決済処理部133は、決済要求に対応する決済に係る処理として、決済要求に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に決済要求に含まれている決済金額を入金する第1処理と、決済要求に含まれているユーザIDと、決済金額と、決済手段IDと、決済要求を受信した日時とを関連付けて決済実績情報として記憶部12に記憶させる第2処理とを実行する。
決済処理部133は、第1の決済限度額と、第1の決済手段の決済実績とに基づいて、第1の期間において第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である第1の決済可能額を特定する。決済処理部133は、受付部131が第2の決済手段よりも第1の決済手段を優先して決済を行う指定をユーザから受け付けた場合に、第1の期間と第2の期間とが重複する期間に決済要求受信部132が決済要求を受信すると、特定した第1の決済可能額に基づいて、決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部を第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う。
具体的には、まず決済処理部133は、受信した決済要求に含まれるユーザIDに関連付けられている指定フラグが「1」である場合、第2の決済手段よりも第1の決済手段を優先して決済を行う指定を受付部131が受け付けていると判定する。決済処理部133は、記憶部12に記憶されている限度額情報を参照し、受信した決済要求に含まれているユーザIDに関連付けられている複数の決済手段IDに関連付けられている集計対象期間を特定する。決済処理部133は、複数の決済手段IDに関連付けられている集計対象期間と、現在の日時との関係に基づいて、決済要求に含まれる決済手段IDが示す決済手段が第2の決済手段であるかを判定する。
例えば、図3に示す例において、受信した決済要求に含まれるユーザIDが「U0001」であり、受信した決済要求に含まれる決済手段IDが「B」である場合、決済処理部133は、限度額情報を参照し、ユーザID「U0001」に関連付けられている決済手段ID「A」、「B」を特定する。決済手段ID「A」の集計対象期間の終了日は14日、決済手段ID「B」の集計対象期間の終了日は20日である。例えば、現在の日付が1日である場合、決済手段ID「B」の集計対象期間の終了日が、決済手段ID「A」の集計対象期間の終了日よりも後であることから、決済手段ID「B」の決済手段は第2の決済手段である。
このため、決済処理部133は、受信した決済要求に含まれる決済手段ID「B」に対応する決済手段が第2の決済手段であると判定する。なお、決済要求に、決済要求が送信された日時、すなわち決済が行われる日時を示す決済日時が含まれていてもよい。この場合、決済処理部133は、決済要求に含まれる決済日時に基づいて、決済要求に含まれる決済手段IDが示す決済手段が第2の決済手段であるかを判定してもよい。
決済処理部133は、受信した決済要求に対応する決済手段が第2の決済手段であると判定すると、第1の期間において、決済手段IDが「A」である第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である第1の決済可能額を特定する。例えば、決済処理部133は、記憶部12に記憶されている決済実績情報を参照し、決済要求に含まれているユーザIDと、第1の決済手段の決済手段IDとに関連付けられている第1の期間に対応する決済金額を集計することにより、第1の決済手段の決済合計額である第1利用実績を特定する。決済処理部133は、第1の決済手段の決済限度額から第1利用実績を減算することにより、第1の決済可能額を特定する。
同様に、決済処理部133は、第2の期間において、決済手段IDが「B」である第2の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である第2の決済可能額を特定する。決済処理部133は、特定した第1の決済可能額及び第2の決済可能額の合計額が、決済要求に含まれる決済金額以上であると判定すると、決済が可能と判断する。一方、決済処理部133は、特定した第1の決済可能額及び第2の決済可能額の合計額が、決済要求に含まれる決済金額未満であると判定すると、決済要求に対応する決済を行うことができないことを示すエラー情報を決済要求の送信元に送信する。
続いて、決済処理部133は、特定した第1の決済可能額に基づいて、決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部を第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う。
ここで、決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が第1の決済可能額以下であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額に対応する決済を行うようにし、第2の決済手段を用いて当該決済金額に対応する決済を行わないようにしてもよい。この場合、決済処理部133は、第2処理として、決済要求に含まれているユーザIDと、決済金額と、第1の決済手段の決済手段IDと、決済要求を受信した日時とを関連付けて決済実績情報として記憶部12に記憶させる。
また、決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が第1の決済可能額よりも大きい場合、決済要求に含まれる決済金額のうち決済可能額分の金額を第1の決済手段を用いて決済を行い、第1の決済可能額と決済金額との差額を第2の決済手段を用いて決済を行う。この場合、決済処理部133は、第2処理として、決済要求に含まれているユーザIDと、第1の決済可能額分の金額と、第1の決済手段の決済手段IDと、決済要求を受信した日時とを関連付けて決済実績情報として記憶部12に記憶させる。また、決済処理部133は、第2処理として、当該ユーザIDと、第1の決済可能額と決済金額との差額と、決済要求に含まれる第2の決済手段の決済手段IDと、決済要求を受信した日時とを関連付けて決済実績情報として記憶部12に記憶させる。このようにすることで、情報処理装置1は、第1の決済手段よりも集計対象期間が終了する時間が後に到来する第2の決済手段の決済可能額が減ることを抑制することができる。
また、決済処理部133は、第1の決済手段を提供する第1の決済事業者と、第2の決済手段を提供する第2の決済事業者とが同一であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行うようにしてもよい。例えば、決済手段の決済手段IDと、当該決済手段を提供する決済事業者を識別するための事業者IDとを関連付けて記憶部12に記憶させておく。決済処理部133は、特定した第1の決済手段の決済手段IDに関連付けられている事業者IDと、決済要求に含まれる決済手段ID(第2の決済手段の決済手段ID)に関連付けられている事業者IDとが同一であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う。
第1の決済手段の決済事業者と、第2の決済手段の決済事業者とが異なる場合、決済に用いる決済手段の変更に伴い事業者の収入が変化するため、決済事業者間での手数料等の調整が必要になる。これに対し、情報処理装置1は、第1の決済手段を提供する第1の決済事業者と、第2の決済手段を提供する第2の決済事業者とが同一であることを条件として、第1の決済手段を用いた決済を行うので、決済事業者間での手数料等の調整を不要とすることができる。
また、決済処理部133は、受信した決済要求に含まれる店舗IDが示す店舗が、受信した決済要求に含まれるユーザIDが示すユーザに対応する第1の決済手段及び第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であるか否かを判定し、当該店舗が第1の決済手段及び第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であると判定すると、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行うようにしてもよい。
例えば、決済処理部133は、受信した決済要求に含まれる店舗IDが示す店舗が、受信した決済要求に含まれるユーザIDが示すユーザに対応する第1の決済手段及び第2の決済手段の加盟店であるか否かを判定する。ここで、加盟店は、決済手段に対応して決済を行うことが可能な店舗である。例えば、決済手段に対応する決済手段IDと、当該決済手段の加盟店である店舗IDとを関連付けた加盟店加入情報を記憶部12に記憶させておく。決済処理部133は、加盟店加入情報を参照し、受信した決済要求に含まれるユーザIDに関連付けられている2つの決済手段IDそれぞれに、受信した決済要求に含まれる店舗IDが関連付けられている場合に、受信した決済要求に含まれる店舗IDが示す店舗が、受信した決済要求に含まれるユーザIDが示すユーザに対応する第1の決済手段及び第2の決済手段の加盟店であると判定し、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う。
請求部134は、決済処理部133により、決済要求に含まれる決済金額が決済されたことに応じて、決済に用いた決済手段の利用手数料である手数料をユーザに請求する。例えば、請求部134は、決済処理部133により、決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部が第1の決済手段を用いて決済されたことに応じて、第1の決済手段を用いて決済した手数料である第1手数料をユーザに請求する。請求部134は、決済要求に含まれる決済金額のうち、第1の決済手段により決済された金額に基づいて第1手数料を算出する。例えば、請求部134は、決済要求に含まれる決済金額のうち、第1の決済手段により決済された金額の第1の割合を第1手数料として算出する。そして、請求部134は、算出した第1手数料をユーザに請求する。
記憶部12には、ユーザのユーザIDと、請求金額を引き落とす金融機関を示す金融機関情報と、金融機関におけるユーザの口座番号とが関連付けて記憶されている。請求部134は、ユーザIDに関連付けられている金融機関情報及び口座番号に基づいて、請求金額の口座振替を依頼する振替依頼要求を当該金融機関情報が示す金融機関に送信することにより、第1手数料をユーザに請求する。なお、請求部134は、第1の期間又は第2の期間に算出した第1手数料を集計してもよい。そして、第1の期間又は第2の期間の間に集計した第1手数料をまとめてユーザに請求してもよい。また、請求部134は、決済処理部133により、決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部が第2の決済手段を用いて決済されたことに応じて、第2の決済手段を用いて決済した手数料をユーザに請求してもよい。
また、請求部134は、第2の決済手段に対応する決済要求に含まれる決済金額のうち第1の決済手段により決済された金額に基づいて、決済に対応する店舗が第1の決済手段を提供する第1の決済事業者に支払う手数料である第2手数料を算出し、算出した第2手数料を店舗に請求してもよい。例えば、請求部134は、第2の決済手段に対応する決済要求に含まれる決済金額のうち第1の決済手段により決済された金額の第2の割合を第2手数料として算出する。請求部134は、第2手数料を、決済要求に含まれる店舗IDが示す店舗に請求する。この場合、請求部134は、店舗から徴収した第2手数料を第1の決済事業者に送金するようにしてもよい。
なお、請求部134が、第2手数料を決済要求に対応する店舗IDが示す店舗に請求することとしたが、これに限らない。例えば、決済処理部133が、決済要求に含まれる決済金額から第2手数料を減額して、当該店舗の口座に入金するとともに、当該第2手数料を、第1の決済手段を提供する第1の決済事業者の口座に入金するようにしてもよい。このようにすることで、情報処理装置1は、店舗に第2手数料を請求する必要なく第2手数料を確保することができるので、第2手数料が回収不能となることを防止することができる。
また、請求部134は、決済要求に含まれる決済金額のうち第1の決済手段により決済された金額に基づいて、第1の決済手段を提供する第1の決済事業者が第2の決済手段を提供する第2の決済事業者に支払う手数料である第3手数料を算出してもよい。例えば、請求部134は、第2の決済手段に対応する決済要求に含まれる決済金額のうち第1の決済手段により決済された金額の第3の割合を第3手数料として算出する。請求部134は、第3手数料を、第1の決済事業者に請求する。この場合、請求部134は、第1の決済事業者から徴収した第3手数料を第2の決済事業者に送金するようにしてもよいし、第1の決済事業者に、第2の決済事業者に対する送金を指示してもよい。第2の決済手段を提供する第2の決済事業者は、第2の決済手段により決済される決済金額が減少することにより不利益を被るところ、第1の決済事業者が、第2の決済事業者に第3手数料を支払うことにより、不利益の少なくとも一部を解消することができる。
[決済手段を用いた決済の請求]
続いて、第1の決済手段及び第2の決済手段を含む複数の決済手段を用いた決済の請求に関する処理を説明する。
請求部134は、記憶部12に記憶されている決済実績情報に基づいて、決済手段IDが示す決済手段を利用したユーザに対し、決済手段を利用した決済の決済金額を合計した請求金額を算出し、算出した請求金額を請求する。請求部134は、決済手段に対応する集計対象期間の終了日を経過すると、記憶部12に記憶されている決済実績情報を参照し、当該決済手段の集計対象期間におけるユーザの決済金額を合計することにより、当該決済手段に対応する請求金額を算出する。
例えば、決済手段ID「B」の集計対象期間は、図3に示すように当月21日から翌月20日であることから、請求部134は、毎月21日になると、記憶部12に記憶されている決済実績情報を参照し、当該集計対象期間におけるユーザの決済手段ID「B」に対応する決済金額を合計することにより、第2の決済手段に対応する請求金額を算出し、算出した請求金額を請求する。
例えば、請求部134は、記憶部12を参照し、ユーザIDに関連付けられている金融機関情報及び口座番号に基づいて、請求金額の口座振替を依頼する振替依頼要求を当該金融機関情報が示す金融機関に送信することにより、請求金額をユーザに請求する。
[動作フロー]
続いて、情報処理装置1の処理の流れについて説明する。図5は、情報処理装置1における決済要求の受信時に係る処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、第2の決済手段に対応する決済要求を受信した場合における処理の流れを説明する。なお、記憶部12に記憶されている限度額情報において、決済要求に含まれているユーザIDに対し、第1の決済手段の決済手段IDと、第2の決済手段の決済手段IDとが関連付けられているものとする。
まず、決済要求受信部132は、第2の決済手段に対応する決済要求を受信する(S1)。決済要求には、ユーザIDと、店舗IDと、第2の決済手段に対応する決済手段IDと、決済金額とが含まれている。
続いて、決済処理部133は、記憶部12に記憶されている限度額情報と、決済実績情報とを参照し、受信した決済要求に含まれているユーザIDに関連付けられている第1の決済手段の第1決済可能額と、第2の決済手段の第2決済可能額とを特定する(S2)。
続いて、決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が、第1の決済可能額と第2の決済可能額との合計額以下であるか否かを判定する(S3)。決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が、決済可能額の合計額を超えると判定すると(S3におけるNO)、S4に処理を移し、決済要求に対応する決済を行うことができないことを示すエラー情報を決済要求の送信元に送信する(S4)。
決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が、決済可能額の合計額以下であると判定すると(S3におけるYES)、S5に処理を移し、決済要求に含まれる決済金額が、第1の決済可能額以下であるか否かを判定する(S5)。決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が、第1の決済可能額以下であると判定すると(S5におけるYES)、S6に処理を移し、第1の決済手段を用いて決済を行う(S6)。
決済処理部133は、決済要求に含まれる決済金額が、第1の決済可能額を超えると判定すると(S5におけるNO)、S7に処理を移し、第1の決済手段及び第2の決済手段を用いて決済を行う(S7)。
[情報処理装置1による効果]
以上説明したように、本実施の形態に係る情報処理装置1は、決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第2の期間の一部が、第1の決済手段に対応する集計対象期間である第1の期間と重複する第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信する。情報処理装置1は、第1の期間において第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、第1の期間と第2の期間とが重複する期間に当該決済要求を受信すると、当該決済可能額に基づいて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部を第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、第1の決済手段を用いて決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う。このようにすることで、情報処理装置1は、決済可能額が少ない期間を短くすることができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 受付部
132 決済要求受信部
133 決済処理部
134 請求部

Claims (11)

  1. ユーザを識別するためのユーザ識別情報に関連付けて、第1の決済手段を用いた決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第1の期間において前記ユーザが前記第1の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第1決済限度額と、第2の決済手段に対応する決済金額を集計する集計対象期間であり、前記第1の期間と一部の期間が重複し、集計対象期間の終了時間が、前記第1の期間の終了時間よりも後である第2の期間において前記ユーザが第2の決済手段を用いて決済可能な金額の上限を示す第2決済限度額とを記憶する記憶部と、
    前記第2の決済手段を用いた前記ユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信する決済要求受信部と、
    前記第1の期間において前記第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、前記第1の期間と前記第2の期間とが重複する期間に前記決済要求受信部が前記決済要求を受信すると、前記決済可能額に基づいて、前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う決済処理部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記ユーザから、前記第2の決済手段よりも前記第1の決済手段を優先して決済を行う指定を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記決済処理部は、前記受付部が前記指定を受け付けた場合に、前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記決済金額が前記決済可能額以下であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額に対応する決済を行う、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記決済金額が前記決済可能額よりも大きい場合、前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記決済可能額分の金額を前記第1の決済手段を用いて決済を行い、前記決済可能額と前記決済金額との差額を前記第2の決済手段を用いて決済を行う、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記決済処理部は、前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者と、前記第2の決済手段を提供する第2の決済事業者とが同一であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記決済処理部により、前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部が前記第1の決済手段を用いて決済されたことに応じて、前記第1の決済手段を用いて決済した手数料である第1手数料を前記ユーザに請求する請求部をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記請求部は、前記決済要求に含まれる決済金額のうち、前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて前記第1手数料を算出し、算出した前記第1手数料を前記ユーザに請求する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて、前記決済に対応する店舗が前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者に支払う手数料である第2手数料を算出し、算出した前記第2手数料を前記店舗に請求する請求部をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  9. 前記決済要求に含まれる決済金額のうち前記第1の決済手段により決済された金額に基づいて、前記第1の決済手段を提供する第1の決済事業者が前記第2の決済手段を提供する第2の決済事業者に支払う手数料である第3手数料を算出し、算出した前記第3手数料を前記第1の決済事業者に請求する請求部をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  10. 前記決済要求は、前記決済が行われる店舗を識別するための店舗識別情報と、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報とを含み、
    前記決済処理部は、前記決済要求に含まれる前記店舗識別情報が示す店舗が、前記ユーザ識別情報に対応する前記第1の決済手段及び前記第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であるか否かを判定し、前記店舗が前記第1の決済手段及び前記第2の決済手段のそれぞれを用いて決済可能な店舗であると判定すると、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行う、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが実行する、
    決済に対応する決済金額を集計する集計対象期間である第2の期間の一部が、第1の決済手段に対応する集計対象期間である第1の期間と重複する第2の決済手段を用いたユーザの決済に対応する決済金額を含む決済要求を受信するステップと、
    前記第1の期間において前記第1の決済手段を用いて決済可能な残りの金額である決済可能額を特定し、前記第1の期間と前記第2の期間とが重複する期間に前記決済要求を受信すると、前記決済可能額に基づいて前記決済要求に含まれる前記決済金額の少なくとも一部を前記第1の決済手段を用いて決済可能であることを条件として、前記第1の決済手段を用いて前記決済要求に含まれる決済金額の少なくとも一部に対応する決済を行うステップと、
    を有する情報処理方法。

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