JP2021179884A - 決済支援装置、決済支援方法、および決済支援プログラム - Google Patents

決済支援装置、決済支援方法、および決済支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャッシュレス決済サービスの利便性を向上させる。【解決手段】本開示の一態様によれば、決済支援装置は、ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出するエラー検出部と、ユーザからの資金回収見込みに関する情報とユーザに関する決済支援履歴とに基づいてユーザの支援可能枠を算出する支援可能枠算出部と、決済エラーの検出に応答して、ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定するユーザ審査部と、支援が可能であると判定された場合に、決済を支援する決済支援部とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、決済支援装置、決済支援方法、および決済支援プログラムに関する。
近年、キャッシュレス決済サービスが急速に普及しつつある。
キャッシュレス決済サービスは、決済の前にユーザが利用金額を事前にチャージしておく必要のある前払い型(例えば、電子マネーの一部、またはQRコード(登録商標)決済の一部)、決済と同時に利用金額がユーザの銀行口座から引き落とされる即時払い型(例えば、デビットカード)、および決済の完了後に利用金額がユーザに請求される後払い型(例えば、クレジットカード、またはクレジットカード連携した電子マネーもしくはQRコード決済)に分類される。
前払い型、および即時払い型のキャッシュレス決済サービスでは、残高不足により決済を正常に完了できないことがある。故に、これらのサービスでは、残高の管理が重要である。
前払い型のキャッシュレス決済サービスに関して、所定の条件の成立時に自動的にチャージを行うオートチャージ機能が実装されることがある。特許文献1には、決済端末が、電子マネーカードからバリュー残高およびオートチャージの条件を取得し、オートチャージ可能であればオートチャージを実行することが記載されている。
特開2015−038692号公報
特許文献1では、オートチャージ資金の調達先として、「クレジットカード」、「銀行口座引落」、または「電話料金との合算」(すなわちキャリア決済)のいずれかを選択する必要がある。
しかしながら、クレジットカードを所持していないユーザ、および利用限度額に達したユーザは、クレジットカードによるオートチャージを利用することができない。また、銀行口座に十分な残高のないユーザは、銀行口座引落によるオートチャージを利用することができない。さらに、携帯電話会社と契約を結んでいないユーザは、キャリア決済によるオートチャージを利用することができない。
本開示の目的は、キャッシュレス決済サービスの利便性を向上させることである。
本開示の一態様によれば、決済支援装置は、ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出するエラー検出部と、ユーザからの資金回収見込みに関する情報とユーザに関する決済支援履歴とに基づいてユーザの支援可能枠を算出する支援可能枠算出部と、決済エラーの検出に応答して、ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定するユーザ審査部と、支援が可能であると判定された場合に、決済を支援する決済支援部とを備える。
本開示によれば、キャッシュレス決済サービスの利便性を向上できる。
本実施形態の決済支援システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態の決済支援装置の構成を例示するブロック図である。 本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の勤怠実績データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の決済支援履歴データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の決済支援処理の全体フローを示す図である。 決済支援金に関する資金の流れの第1例を示す図である。 決済支援金に関する資金の流れの第2例を示す図である。 決済支援金に関する資金の流れの第2例を示す図である。 支援成功の通知例を示す図である。 支援エラーの通知例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)決済支援システムの構成
決済支援システムの構成について説明する。図1は、本実施形態の決済支援システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、決済支援システム1は、決済支援装置10と、決済端末20と、決済事業者サーバ30と、DB管理装置40と、企業端末50とを備える。
決済支援装置10は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して、決済端末20、決済事業者サーバ30、および企業端末50に接続可能である。決済支援装置10は、DB管理装置40に接続される。
決済端末20は、ネットワークNWを介して決済事業者サーバ30に接続可能である。
決済支援装置10と決済端末20もしくは決済事業者サーバ30との間の接続、または決済端末20と決済事業者サーバ30との間の接続には、図示されない決済プラットフォームが介在してもよい。決済プラットフォームは、各種決済取引データを中継する。決済プラットフォームとして、例えばCAFIS(登録商標)が知られている。
決済支援装置10は、決済支援サービスを提供する支援事業者OPに関連付けられる情報処理装置である。決済支援装置10は、決済支援サービスのユーザUSによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出すると、当該決済要求に係る決済を条件付きで支援する。決済支援装置10は、例えば、ウェブサーバである。
決済端末20は、ユーザUSによるキャッシュレス決済サービスを利用した決済指示(例えば、代金の支払指示、または送金指示)を受け付ける。決済端末20は、決済指示を受け付けると、決済事業者サーバ30に対して決済要求を送出する。
決済端末20は、一例として、キャッシュレス決済サービスの加盟店STに関連付けられる端末(例えばPOS(Point of sale system)端末、またはCCT(Credit Center Terminal))、当該加盟店STに関連付けられるサーバである。加盟店STは、実店舗に限られず、EC(Electronic Commerce)ショップを含み得る。
ユーザUSは、キャッシュレス決済手段CPMおよび決済端末20の少なくとも1つを操作することにより決済指示を決済端末20に与えることができる。キャッシュレス決済手段CPMの一例は、コンピュータ(例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、またはそれらの組み合わせ)、またはIC(Integrated Circuit)カードである。
ユーザUSの操作は、例えば、キャッシュレス決済手段CPMを決済端末20にかざすこと、キャッシュレス決済手段CPMもしくは決済端末20に暗証番号等を入力すること、キャッシュレス決済手段CPMもしくは決済端末20に備え付けられた所定のボタンを押下すること、キャッシュレス決済手段CPMもしくは決済端末20の画面に表示された所定のオブジェクトを選択すること、またはそれらの組み合わせを含むことができる。
決済事業者サーバ30は、所定のキャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者SPに関連付けられる情報処理装置である。決済事業者SPは、キャッシュレス決済事業者、銀行、またはクレジットカード会社である。
決済事業者サーバ30は、決済端末20からの決済要求に応答して決済処理を実行する。決済事業者サーバ30は、決済処理の結果を示す決済応答を決済端末20に通知する。決済事業者サーバ30は、例えば、Webサーバである。
決済応答は、決済処理の結果が決済完了(つまり正常終了)、または決済エラーのいずれであったかを示す。
決済エラーに対応する決済応答は、当該決済エラーの原因を含み得る。原因は、例えば、キャッシュレス決済サービスの残高(支払原資(例えば電子ウォレット)の残高)が不足していること、キャッシュレス決済サービスの利用限度額を超えていること、または取引内容もしくは取引金額に起因する取扱保留である。
DB管理装置40は、データベースを管理する情報処理装置である。データベースは、後述する支払元情報データベース、総枠算出材料データベース、および決済支援履歴データベースの少なくとも1つを含むことができる。DB管理装置40は、例えばデータベースサーバである。
総枠算出材料データベースは、後述するユーザUSからの資金回収見込みに関する情報(総枠算出材料)が登録される。ユーザUSの総枠算出材料は、ユーザUSが将来現金化できる収益に関する情報、およびユーザUSの信用に関する情報の少なくとも1つを含む。
ユーザUSが将来現金化できる収益は、例えば、給与、売上(一例として、業務委託契約に係る報酬)、利息、配当金、などを含むことができる。収益の現金化とは、収益をユーザUSが処分可能な状態にすること、例えば、収益を現金、現金相当物(例えば預金)、または他の貨幣(電子マネー、仮想通貨、または企業通貨(いわゆるポイント))、として受け取ることを意味する。
ユーザUSが将来現金化できる収益に関する情報は、例えば、ユーザUSの給与に関する情報、ユーザUSの売上に関する情報、またはそれらの組み合わせを含むことができる。ユーザUSの給与に関する情報は、例えば当該ユーザUSの勤怠実績に関する情報を含む。ユーザUSの売上は、例えば当該ユーザUSが発行した請求書に関する情報を含む。
ユーザUSの信用に関する情報は、ユーザUSの与信情報(一例として、ユーザUSの借入金状況、またはその返済状況に関する情報)、ユーザUSの勤怠実績に関する情報、またはそれらの組み合わせを含むことができる。ユーザUSの信用に関する情報は、金融機関または企業COから取得されてもよいし、ユーザUSの申告に基づいて取得されてもよい。
後者の例に関して、ユーザUSの申告内容とユーザUSの位置情報履歴とを対比することで、ユーザUSの申告した勤怠実績の信頼度を評価してもよい。
企業端末50は、企業COに関連付けられる情報処理装置である。企業COは、例えば、ユーザUSの給与支払者、またはユーザUSへ業務を発注した発注者に相当する。
企業端末50は、企業COの担当者からの操作に応答して、ユーザUSの勤怠実績の管理を行ったり、ユーザUSから発行された請求書の承認状態に設定したりする。
(1−1)決済支援装置の構成
本実施形態の決済支援装置の構成について説明する。図2は、本実施形態の決済支援装置の構成を例示するブロック図である。
図2に示すように、決済支援装置10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14とを備える。
記憶装置11は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、決済支援アプリケーション)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、決済支援装置10の機能を実現するように構成される。プロセッサ12は、コンピュータの一例である。
具体的には、プロセッサ12は、プログラムを実行することで、エラー検出部121、支援可能枠算出部122、ユーザ審査部123、決済支援部124、および支援案内通知部125として機能する。
エラー検出部121は、ユーザUSによる所定のキャッシュレス決済サービス(決済事業者SPによって提供されるキャッシュレス決済サービス)を利用した決済要求に対する決済エラーを検出する。
具体的には、エラー検出部121は決済エラーを監視することにより決済エラーを検出してもよいし、決済端末20、決済事業者サーバ30、または決済プラットフォームから決済エラーの通知を受けることにより決済エラーを検出してもよい。決済エラーは、決済事業者サーバ30または決済プラットフォームから、決済プラットフォームまたは決済端末20へと送出される。
決済エラーは、決済要求に関する金額を示す情報を含む。決済要求に関する金額は、決済要求の対象額(例えば、支払額または送金額)、当該対象額に対する残高不足額、当該対象額の与信枠超過額、またはそれらの組み合わせであってよい。
決済エラーは、決済に使用されたキャッシュレス決済サービスを識別する情報を含む。
支援可能枠算出部122は、ユーザUSの総枠算出材料と、ユーザUSに関する決済支援履歴とに基づいて、当該ユーザUSの支援可能枠を算出する。
ユーザUSの決済支援履歴は、決済支援装置10(決済支援装置10の決済支援部124)がユーザUSのために実施した決済支援の履歴を含む。
ユーザUSの支援可能枠は、ユーザUSの決済支援のために現時点で利用可能な金額の総額である。
具体的には、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの総枠算出材料を参照して、当該ユーザUSの総枠を算出する。ユーザUSの総枠は、当該ユーザUSの総枠算出材料に基づいて当該ユーザUSに対して前払い可能と評価された金額である。一例として、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの次回給与のうちの確定部分に所定の比率(≦1)を乗じることで、ユーザUSの総枠を算出する。支援可能枠算出部122は、例えば、ユーザUSの勤怠実績に関する情報を参照して、ユーザUSの次回給与のうちの確定部分を参照する。
一例として、ユーザUSの次回給与のうちの確定部分が10万円、かつ所定の比率が0.8である場合に、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの総枠を8(=10×0.8)万円として算出する。
支援可能枠算出部122は、ユーザUSに関する決済支援履歴を参照して、当該ユーザUSのために実施した過去の支援のうち原資未回収分(例えば前回給料日後の支援)の支援額を累計することで、ユーザUSの累計未収金を算出する。
一例として、ユーザUSのために実施した過去の支援のうち原資未回分が1万円、および2万円の計2件である場合に、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの累計未収金を3(=1+2)万円として算出する。
支援可能枠算出部122は、ユーザUSの総枠からユーザUSの累計未収金を減算することでユーザUSの支援可能枠を算出する。
一例として、ユーザUSの総枠が8万円、かつユーザUSの累計未収金が3万円である場合に、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの支援可能枠を5(=10−3)万円として算出する。
ユーザ審査部123は、決済エラーの検出に応答して、ユーザUSの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、ユーザUSの決済を支援の可否を判定する。
具体的には、ユーザ審査部123は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額以上である場合に、支援が可能であると判定する。
決済支援額は、例えば以下のいずれかである。
・決済要求の対象額、または当該対象額以上であって当該対象額に最も近いチャージ単位(キャッシュレス決済サービスのチャージ単位が離散的(例えば1,000円単位)である場合)
・決済要求の対象額に対する残高不足額、または当該残高不足額以上であって当該残高不足額に最も近いチャージ単位(キャッシュレス決済サービスのチャージ単位が離散的である場合)
・決済要求の対象額に対する与信枠超過額、または当該与信枠超過額以上であって当該与信枠超過額に最も近いチャージ単位(キャッシュレス決済サービスのチャージ単位が離散的である場合)
・ユーザUS、決済事業者SP、または支援事業者OPによって予め定められた金額
決済支援部124は、ユーザ審査部123によって支援が可能であると判定された場合に、決済支援を行う。決済支援は、例えばキャッシュレス決済サービスにおけるユーザUSの支払原資への資金充当である。
キャッシュレス決済サービスにおけるユーザUSの支払原資の第1例は、当該キャッシュレス決済サービスにおけるユーザUSのアカウントに関連付けられる残高である。この場合に、決済支援部124は、ユーザUSのアカウントに関連付けられる残高に対するチャージを要求する。具体的には、決済支援部124は、キャッシュレス決済サービスのチャージ要求を受け付ける装置(例えば、決済事業者サーバ30または決済プラットフォーム)に、ユーザUSのアカウントに関連付けられる残高をチャージ先とする、決済支援額分のチャージを要求する。決済支援額は、決済要求の対象額とユーザUSのアカウントに関連付けられる残高との差以上に定められる。
キャッシュレス決済サービスにおけるユーザUSの支払原資の第2例は、当該キャッシュレス決済サービスにおけるユーザUSのアカウントに関連付けられる銀行口座である。この場合に、決済支援部124は、ユーザUSのアカウントに関連付けられる銀行口座を振込先とする振込を要求する。具体的には、決済支援部124は、所定の口座を送金元とする振込を受け付ける装置に、ユーザUSのアカウントに関連付けられる銀行口座を振込先とする決済支援額分の振込を要求する。決済支援額は、決済要求の対象額とユーザUSのアカウントに関連付けられる銀行口座の残高との差以上に定められる。
支援案内通知部125は、ユーザ審査部123による審査後に、ユーザUSに支援案内を通知する。支援案内の対象となる情報は、例えば、チャージ/振込の成否、決済支援額(すなわち、正味チャージ額、または正味振込額)、支援事業者OPへの手数料、決済支援額に手数料を加算した前払い総額、支援前の残高、および支援後の残高の少なくとも1つを含むことができる。
支援案内通知部125は、キャッシュレス決済手段CPMまたはユーザUSに関連付けられる他の情報処理装置に対して支援案内を通知してもよいし、決済端末20に対して支援案内を通知してもよい。
入出力インタフェース13は、決済支援装置10に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、決済支援装置10に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチスクリーン、センサ又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
通信インタフェース14は、決済支援装置10と外部装置(例えば、決済事業者サーバ30、DB管理装置40、および企業端末50)との間の通信を制御するように構成される。
(2)データベース
本実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、DB管理装置40の記憶装置に記憶される。
(2−1)ユーザ情報データベース
本実施形態のユーザ情報データベースについて説明する。図3は、本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造を示す図である。
図3に示すように、ユーザ情報データベースは、「ユーザID」フィールドと、「決済サービスID」フィールドと、「支払原資情報」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「ユーザID」フィールドには、ユーザUSを識別するユーザIDが格納される。
「決済サービスID」フィールドには、ユーザUSが登録したキャッシュレス決済サービスを識別する決済サービスIDが格納される。ユーザUSが複数のキャッシュレス決済サービスを登録可能としてもよい。この場合に、同一のユーザIDに複数の決済サービスIDが関連付けられる。
「支払原資」フィールドには、ユーザUSの指定したキャッシュレス決済サービスにおける当該ユーザUSの支払原資を示す支払原資情報が格納される。一例として、支払原資情報は、ユーザUSのアカウント名、ユーザUSのアカウントに関連付けられるバーコード、QRコード、もしくはURL(Uniform Resource Locator)、またはユーザUSのアカウントに関連付けられる銀行口座の口座番号を含み得る。
(2−2)勤怠実績データベース
本実施形態の勤怠実績データベースについて説明する。図4は、本実施形態の勤怠実績データベースのデータ構造を示す図である。
図4に示すように、勤怠実績データベースは、「ユーザID」フィールドと、「給与支払者ID」フィールドと、「労働時間」フィールドと、「時給」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「ユーザID」フィールドには、前述のユーザIDが格納される。
「給与支払者ID」フィールドには、ユーザUSに関連付けられる給与支払者を識別する給与支払者IDが格納される。ユーザUSが複数の勤務先を有する場合には、同一のユーザIDに複数の給与支払者IDが関連付けられる。
「労働時間」フィールドには、ユーザUSの給与支払者に関する労働に従事した時間を表す労働時間情報が格納される。
労働時間は、複数の区分に細分化されてもよい。各区分は、所定労働時間内の労働時間、法定労働時間内の残業時間、法定労働時間外の残業時間、深夜労働時間、休日労働時間、またはそれらの組み合わせであってよい。
ユーザUSの給与支払者に関する労働が日給制である場合に、勤怠実績データベースは、「労働時間」フィールドの代わりに、ユーザUSの給与支払者に関する労働に従事した日数を表す労働日数情報が格納される「労働日数」フィールドを含んでもよい。
「時給」フィールドには、ユーザUSの給与支払者に関する労働に対する1時間当たりの給与を表す時給情報が格納される。
時給は、複数の区分に細分化されてもよい。各区分は、所定労働時間内労働の時給、法定労働時間内残業の時給、法定労働時間外残業の時給、深夜労働の時給、休日労働の時給、またはそれらの組み合わせであってよい。
ユーザUSの給与支払者に関する労働が日給制である場合に、勤怠実績データベースは、「時給」フィールドの代わりに、ユーザUSの給与支払者に関する労働に対する1日当たりの日給情報が格納される「日給」フィールドを含んでもよい。
なお、勤怠実績データベースは、給与支払者毎にテーブルが分割されていてもよい。勤怠実績データベースは、ユーザUSの自己申告に基づいて作成されてもよいし、給与支払者(例えば企業CO)から提供される勤怠データに基づいて作成されてもよい。
(2−3)決済支援履歴データベース
本実施形態の決済支援履歴データベースについて説明する。図5は、本実施形態の決済支援履歴データベースのデータ構造を示す図である。
図5に示すように、決済支援履歴データベースは、「支援ID」フィールドと、「日付」フィールドと、「ユーザID」フィールドと、「金額」フィールドと、「回収状態」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「支援ID」フィールドには、決済支援を識別する支援IDが格納される。
「日付」フィールドには、決済支援の実施日を示す日付情報が格納される。
「ユーザID」フィールドには、前述のユーザIDが格納される。
「金額」フィールドには、決済支援額を示す金額情報が格納される。
「回収状態」フィールドには、決済支援金の原資の回収状態(すなわち、回収済/未回収)を示す回収状態情報が格納される。
(3)決済支援処理
本実施形態の決済支援処理について説明する。図6は、本実施形態の決済支援処理の全体フローを示す図である。図7は、決済支援金に関する資金の流れの第1例を示す図である。図8は、決済支援金に関する資金の流れの第2例を示す図である。図9は、決済支援金に関する資金の流れの第2例を示す図である。図10は、支援成功の通知例を示す図である。図11は、支援エラーの通知例を示す図である。
図6に示すように、決済支援装置10は、エラーの検出(S110)を実行する。
具体的には、エラー検出部121は、ユーザUSによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出する。
他方、決済支援装置10は、支援可能枠の算出(S111)を実行する。
具体的には、支援可能枠算出部122は、ユーザUSの総枠算出材料と、ユーザUSに関する決済支援履歴とに基づいて、ユーザUSの支援可能枠を算出する。
一例として、支援可能枠算出部122は、勤怠実績データベース(図4)を参照してユーザUSの総枠を算出し、決済支援履歴データベース(図5)を参照してユーザUSの累計未収金を算出し、総枠から累計未収金を減算することで、ユーザUSの支援可能枠を算出する。
ステップS111は、ステップS110よりも前または後に実行されてもよいし、ステップS110と同時に実行されてもよい。
ステップS110およびステップS111の後に、決済支援装置10は、支援可否の審査(S112)を実行する。
具体的には、ユーザ審査部123は、ステップS110における決済エラーの検出に応答して、ステップS111において算出したユーザUSの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定する。
ステップS112において支援可と判定した場合に、決済支援装置10は、決済の支援(S113)を実行する。
具体的には、決済支援部124は、決済要求に係る決済を支援する。一例として、決済支援部124は、キャッシュレス決済サービスにおける支払原資への資金充当(すなわち、決済支援金のチャージまたは振込)を行う。
決済支援金に関する資金の流れの第1例〜第3例を説明する。
決済支援金に関する資金の流れの第1例では、支援事業者OPが決済支援金の立替を行う。
具体的には、図7に示すように、支援事業者OPは、所定の立替用口座を送金元として、決済支援金をユーザUSの支払原資(またはユーザアカウントに関連付けられる残高、銀行口座)へとチャージ/振込する(1)。支援事業者OPは、決済支援金のチャージ/振込後に(例えば、毎月の締め日の後に)、企業COに対して決済支援金(支援事業者OPが徴収する手数料を含むことができる。以下同様)を請求する(2)。支援事業者OPは、単位期間(例えば1か月)間に亘って企業COに関して支払った決済支援金を合算して請求してもよい。企業COは、請求に応じて決済支援金の支払いを支援事業者OPに対して行う(3)。これにより、支援事業者OPは、決済支援金の原資を回収できる。
決済支援金に関する資金の流れの第2例では、支援事業者OPは企業COに代わって企業口座から決済支援金のチャージ/振込を行う。企業口座は、企業COに関連付けれる銀行口座である。
具体的には、図8に示すように、支援事業者OPは、企業口座を送金元として、決済支援金をユーザUSの支払原資(またはユーザアカウントに関連付けられる残高、銀行口座)へとチャージ/振込するためのチャージ/振込指図を行う(1)。企業口座を管轄する銀行は、チャージ/振込指図に応答して、決済支援金を企業口座からユーザUSの支払原資へとチャージ/振込する(2)。
図8の例によれば、支援事業者OPは、決済支援金の立替を行わない。故に、支援事業者OPは、企業COに起因する資金回収リスクを負わない。
決済支援金に関する資金の流れの第3例では、支援事業者OPが企業カードに対するカード処理後に決済支援金の立替を行う。企業カードは、クレジットカード会社CCによって企業CO名義で発行されたクレジットカードである。
図9に示すように、支援事業者OPは、企業カード宛にカード処理を行う(1)。企業カードの有効性確認と、決済支援金(支援事業者OPが徴収する手数料を含むことができる。以下同様)の請求と、決済支援金の仮請求とのうち少なくとも1つを含む。仮請求とは、企業カードの与信枠の確保を意味する。図9は、カード処理として請求を行う例を示しているが、決済支援の前に行われるカード処理が請求を含まない場合(例えば、有効性確認、仮請求、またはその組み合わせのみ行った場合)であっても、支援事業者OPは立替金の回収のために決済支援金の請求を事後的に行い得る。
カード処理(請求)の後に、支援事業者OPは所定の立替用口座を送金元として、決済支援金をユーザUSの支払原資(またはユーザアカウントに関連付けられる残高、銀行口座)へとチャージ/振込する(2)。クレジットカード会社CCは、カード処理(請求)の後の所定の期日に、決済支援金の支払いを支援事業者OPに対して行う(3)。これにより、支援事業者OPは、決済支援金の原資を回収できる。
図9の例によれば、支援事業者OPは、決済支援金の原資を企業カードの決済により事前に確保する。支援事業者OPは、企業COに起因する資金回収リスクを負わない。
ステップS112において支援可と判定した場合に、決済支援装置10は、支援成功の通知(S114)を実行する。
具体的には、支援案内通知部125は、チャージ/振込が成功したこと、決済支援額(すなわち、正味チャージ額、または正味振込額)、支援事業者OPが徴収する手数料、決済支援額に手数料を加算した前払い総額、支援前の残高、および支援後の残高の少なくとも1つを含む支援案内をユーザUSに通知する。
一例として、支援案内通知部125は、キャッシュレス決済手段CPMもしくはユーザUSに関連付けられる他の情報処理装置、または決済端末20のうちのいずれかのディスプレイに支払案内画面P11(図10)を表示させてもよい。図10に示すように、支払案内画面P11は、各種情報に加えて、ボタンオブジェクトB11、ボタンオブジェクトB12、およびボタンオブジェクトB13の少なくとも1つを含むことができる。
ボタンオブジェクトB11を選択する操作を行うことで、ユーザUSはオートチャージ設定を変更できる。一例として、ユーザUSの操作に応答して、支払案内画面P11から図示しないオートチャージ設定画面への遷移が生じ得る。
ボタンオブジェクトB12を選択する操作を行うことで、ユーザUSは自らの支援可能枠を確認できる。一例として、ユーザUSの操作に応答して、支払案内画面P11から図示しない支援可能枠閲覧画面への遷移が生じ得る。
ボタンオブジェクトB13を選択する操作を行うことで、ユーザUSは自らの勤怠実績を確認できる。一例として、ユーザUSの操作に応答して、支払案内画面P11から図示しない勤怠実績閲覧画面への遷移が生じ得る。
ステップS114は、ステップS113の前または後に実行されてもよいし、ステップS113と同時に実行されてもよい。
ステップS114の後に、決済支援装置10は、決済支援処理(図6)を終了する。
ステップS112において支援不可と判定した場合に、決済支援装置10は、支援エラーの通知(S115)を実行する。
具体的には、支援案内通知部125は、チャージ/振込が失敗したこと、決済支援額(すなわち、正味チャージ額、または正味振込額)、支援事業者OPが徴収する手数料、決済支援額に手数料を加算した前払い総額、支援前の残高、および支援後の残高の少なくとも1つを含む支援案内をユーザUSに通知する。
一例として、支援案内通知部125は、キャッシュレス決済手段CPMもしくはユーザUSに関連付けられる他の情報処理装置、または決済端末20のうちのいずれかのディスプレイに支払案内画面P12(図11)を表示させてもよい。図11に示すように、支払案内画面P12は、各種情報に加えて、前述のボタンオブジェクトB11、ボタンオブジェクトB12、およびボタンオブジェクトB13の少なくとも1つを含むことができる。
ステップS115の後に、決済支援装置10は、決済支援処理(図6)を終了する。
以上説明したように、決済支援装置は、ユーザからの資金回収見込みに関する情報と当該ユーザに関する決済支援履歴とに基づいて当該ユーザの支援可能枠を算出する。決済支援装置は、ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出すると、当該ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて決済の支援の可否を判定し、判定結果に応じて支援(チャージまたは振込)を行う。故に、この決済支援装置によれば、ユーザが意識せずとも、キャッシュレス決済サービスを利用した決済の支払原資の残高が不足している場合には、当該ユーザからの資金回収見込みと決済支援履歴とに応じた支援可能枠の範囲内で当該残高に自動的に資金充当することで、決済を正常に終了させることができる。すなわち、この決済支援装置によれば、キャッシュレス決済サービスの利便性を向上させることができる。
(4)変形例
記憶装置11は、ネットワークNWを介して、決済支援装置10と接続されてもよい。前述のデータベースの一部または全部が記憶装置11に保存されてもよい。
上記説明において、ユーザUSおよび企業CO(企業COの担当者を含む)は、それぞれ債権者および債務者と読み替えることができる。債権者は、債務者の将来の支払により収益(例えば、給与、売上、または他の未収収益)を現金化することができる。
実施形態において、決済端末20がキャッシュレス決済サービスの加盟店STに関連付けられる端末またはサーバである例を示した。しかしながら、キャッシュレス決済手段CPMが決済端末20として機能することも可能である。すなわち、キャッシュレス決済手段CPMが決済要求を発行することもあり得る。
決済端末20として機能するキャッシュレス決済手段CPMの一例は、コンピュータ(例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、またはそれらの組み合わせ)である。
例えば、ユーザUSが加盟店STによって指定されたQRコードまたはバーコードをキャッシュレス決済手段CPMによって読み取る場合には、当該キャッシュレス決済手段CPMが決済端末20として機能する。
例えば、ユーザUSがキャッシュレス決済手段CPMのブラウザに表示された決済画面に対してカード番号等の入力を行う場合は、当該キャッシュレス決済手段CPMが決済端末20として機能する。
実施形態において、決済エラーが決済要求に関する金額を示す情報を含む例を示した。しかしながら、決済支援装置10は、決済要求に関する金額を示す情報を、決済端末20、決済事業者サーバ30、または決済プラットフォームから取得するようにしてもよい。
実施形態において、ユーザ審査部123は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額以上である場合に、支援が可能であると判定すると説明した。しかしながら、ユーザ審査部123は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額に手数料を加算した金額(つまり、前払い総額)以上である場合に、支援が可能であると判定してもよい。手数料は、固定額であってもよいし、決済支援額に依存する変動額であってもよい。手数料は、ユーザUSに別途請求してもよいし、決済支援金の原資と合算して徴収するようにしてもよい。
実施形態において、決済支援として、キャッシュレス決済サービスにおける支払原資への資金充当の例を示した。しかしながら、決済支援部124は、ユーザ審査部123によって支援が可能であると判定された場合に、決済要求に係る決済をキャッシュレス決済サービスに代わって行ってもよい。一例として、決済支援部124は、銀行振込、またはクレジットカード決済により、決済を行ってもよい。
これにより、ユーザが意識せずとも、キャッシュレス決済サービスを利用した決済の支払原資の残高が不足している場合には、当該ユーザからの資金回収見込みと決済支援履歴とに応じた支援可能枠の範囲内で代行決済を行うことで、決済を正常に終了させることができる。すなわち、キャッシュレス決済サービスの利便性を向上させることができる。
ユーザUSの未収収益から前払い金(決済支援金+手数料)を差し引いた残金は、企業COによってユーザUSに支払われてもよいし、支援事業者OPを介してユーザUSに支払われてもよい。前者の場合に、企業COは、前払い金を支援事業者OPに支払い、残金をユーザUSに支払う。後者の場合に、企業COは、ユーザUSの未収収益の全額を支援事業者OPに一度にまたは分割で支払い、支援事業者OPが所定の支払期日に残金をユーザUSに支払う。
実施形態では、決済支援装置が、決済エラーの検出に応答して支援の可否を判定し、判定結果に応じて支援を行う例を示した。しかしながら、決済支援装置は、決済エラーに限らず所定の条件が成立したことの検出に応答して支援の可否を判定し、判定結果に応じて支援を行ってもよい。一例として、決済支援装置は、キャッシュレス決済サービスの支払原資の残高が閾値以下であることが検出された場合に、決済エラーの検出に応答して支援の可否を判定し、判定結果に応じて支援(例えば予め定められた金額のチャージまたは振込)を行ってもよい。
実施形態では、決済支援装置は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額以上である場合に、支援が可能であると判定した。
しかしながら、決済支援装置(例えば、ユーザ審査部123)は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足額に関する貸付審査をさらに行ってよい。一例として決済支援装置は、ユーザUSの信用に関する情報を参照して、ユーザUSに不足額の貸付が可能であるか否かを審査する。決済支援装置(決済支援部124)は、貸付が可能であると判定した場合に、支援事業者OPまたは図示されない所定の金融機関による不足額のユーザUSへの貸付と組み合わせて、決済を支援する。決済支援装置は、貸付金の利率をユーザUSの信用情報などを参照して決定してもよい。
或いは、決済支援装置(例えば、ユーザ審査部123)は、ユーザUSの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足額に関する貸付審査を図示されない所定の金融機関に依頼してもよい。金融機関が貸付を承認した場合に、決済支援装置(決済支援部124)は、支援事業者OPまたは図示されない所定の金融機関による不足額のユーザUSへの貸付と組み合わせて、決済を支援する。
上記変形例により、ユーザUSに対して貸付を行った後に、決済支援装置(例えば、図示されない貸付金回収部)は、ユーザUSの支援可能枠の少なくとも一部を当該貸付に対する弁済に優先的に割り当てるようにしてもよい。これにより、ユーザUSから貸付金を自動的に回収することが可能となるので、ユーザUSの利便性が向上するとともに、貸付金の回収リスクを低減させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
(5)付記
実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)
ユーザ(US)による所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出するエラー検出部(121)と、
ユーザからの資金回収見込みに関する情報とユーザに関する決済支援履歴とに基づいてユーザの支援可能枠を算出する支援可能枠算出部(122)と、
決済エラーの検出に応答して、ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定するユーザ審査部(123)と、
支援が可能であると判定された場合に、決済を支援する決済支援部(124)と
を具備する、決済支援装置(10)。
(付記2)
ユーザからの資金回収見込みに関する情報は、ユーザが将来現金化できる収益に関する情報、およびユーザの信用に関する情報のうち少なくとも1つを含む、
付記1に記載の決済支援装置。
(付記3)
ユーザが将来現金化できる収益に関する情報は、ユーザの給与に関する情報、およびユーザの売上に関する情報の少なくとも1つを含む、
付記2に記載の決済支援装置。
(付記4)
ユーザ審査部は、ユーザの支援可能枠が決済支援額以上である場合に、支援が可能であると判定する、
付記1乃至付記3のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記5)
ユーザ審査部は、ユーザの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足分の貸付が可能であるか否かをさらに判定し、貸付が可能であると判定した場合に支援が可能であると判定する、
付記1乃至付記4のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記6)
ユーザ審査部は、ユーザの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足分の貸付が可能であるか否かの審査を金融機関に依頼し、金融機関が貸付を承認した場合に支援が可能であると判定する、
付記1乃至付記4のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記7)
ユーザの支援可能枠の少なくとも一部を、貸付に対する弁済に優先的に割り当てる貸付金回収部をさらに具備する、
付記5または付記6に記載の決済支援装置。
(付記8)
決済支援部は、支援が可能であると判定された場合に、キャッシュレス決済サービスにおけるユーザのアカウントに関連付けられる残高に対するチャージを要求する、
付記1乃至付記7のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記9)
決済支援部は、決済要求の対象額とユーザのアカウントに関連付けられる残高との差以上の金額のチャージを要求する、
付記8に記載の決済支援装置。
(付記10)
決済支援部は、支援が可能であると判定された場合に、キャッシュレス決済サービスにおけるユーザのアカウントに関連付けられる銀行口座を振込先とする振込を要求する、
付記1乃至付記7のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記11)
決済要求に関する金額は、決済要求の対象額とユーザのアカウントに関連付けられる銀行口座の残高との差以上の金額の振込を要求する、
付記10に記載の決済支援装置。
(付記12)
決済支援部は、支援が可能であると判定された場合に、決済要求に係る決済をキャッシュレス決済サービスに代わって行う、
付記1乃至付記7のいずれかに記載の決済支援装置。
(付記13)
コンピュータ(10)が、
ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出すること(S110)と、
ユーザからの資金回収見込みに関する情報とユーザに関する決済支援履歴とに基づいてユーザの支援可能枠を算出すること(S111)と、
決済エラーの検出に応答して、ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定すること(S112)と、
支援が可能であると判定された場合に、決済を支援すること(S113)と
を具備する、決済支援方法。
(付記14)
コンピュータ(10)を、
ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出する手段(S110)、
ユーザからの資金回収見込みに関する情報とユーザに関する決済支援履歴とに基づいてユーザの支援可能枠を算出する手段(S111)、
決済エラーの検出に応答して、ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、決済要求に係る決済の支援の可否を判定する手段(S112)、
支援が可能であると判定された場合に、決済を支援する手段(S113)
として機能させる、決済支援プログラム。
1 :決済支援システム
10 :決済支援装置
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
20 :決済端末
30 :決済事業者サーバ
40 :DB管理装置
50 :企業端末
121 :エラー検出部
122 :支援可能枠算出部
123 :ユーザ審査部
124 :決済支援部
125 :支援案内通知部

Claims (14)

  1. ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出するエラー検出部と、
    前記ユーザからの資金回収見込みに関する情報と前記ユーザに関する決済支援履歴とに基づいて前記ユーザの支援可能枠を算出する支援可能枠算出部と、
    前記決済エラーの検出に応答して、前記ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、前記決済要求に係る決済の支援の可否を判定するユーザ審査部と、
    前記支援が可能であると判定された場合に、前記決済を支援する決済支援部と
    を具備する、決済支援装置。
  2. 前記ユーザからの資金回収見込みに関する情報は、前記ユーザが将来現金化できる収益に関する情報、および前記ユーザの信用に関する情報のうち少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の決済支援装置。
  3. 前記ユーザが将来現金化できる収益に関する情報は、前記ユーザの給与に関する情報、および前記ユーザの売上に関する情報の少なくとも1つを含む、
    請求項2に記載の決済支援装置。
  4. 前記ユーザ審査部は、前記ユーザの支援可能枠が決済支援額以上である場合に、前記支援が可能であると判定する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の決済支援装置。
  5. 前記ユーザ審査部は、前記ユーザの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足分の貸付が可能であるか否かをさらに判定し、前記貸付が可能であると判定した場合に前記支援が可能であると判定する、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の決済支援装置。
  6. 前記ユーザ審査部は、前記ユーザの支援可能枠が決済支援額を下回る場合に、不足分の貸付が可能であるか否かの審査を金融機関に依頼し、前記金融機関が前記貸付を承認した場合に前記支援が可能であると判定する、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の決済支援装置。
  7. 前記ユーザの支援可能枠の少なくとも一部を、前記貸付に対する弁済に優先的に割り当てる貸付金回収部をさらに具備する、
    請求項5または請求項6に記載の決済支援装置。
  8. 前記決済支援部は、前記支援が可能であると判定された場合に、前記キャッシュレス決済サービスにおける前記ユーザのアカウントに関連付けられる残高に対するチャージを要求する、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の決済支援装置。
  9. 前記決済支援部は、前記決済要求の対象額と前記ユーザのアカウントに関連付けられる残高との差以上の金額のチャージを要求する、
    請求項8に記載の決済支援装置。
  10. 前記決済支援部は、前記支援が可能であると判定された場合に、前記キャッシュレス決済サービスにおける前記ユーザのアカウントに関連付けられる銀行口座を振込先とする振込を要求する、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の決済支援装置。
  11. 前記決済要求に関する金額は、前記決済要求の対象額と前記ユーザのアカウントに関連付けられる銀行口座の残高との差以上の金額の振込を要求する、
    請求項10に記載の決済支援装置。
  12. 前記決済支援部は、前記支援が可能であると判定された場合に、前記決済要求に係る決済を前記キャッシュレス決済サービスに代わって行う、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の決済支援装置。
  13. コンピュータが、
    ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出することと、
    前記ユーザからの資金回収見込みに関する情報と前記ユーザに関する決済支援履歴とに基づいて前記ユーザの支援可能枠を算出することと、
    前記決済エラーの検出に応答して、前記ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、前記決済要求に係る決済の支援の可否を判定することと、
    前記支援が可能であると判定された場合に、前記決済を支援することと
    を具備する、決済支援方法。
  14. コンピュータを、
    ユーザによる所定のキャッシュレス決済サービスを利用した決済要求に対する決済エラーを検出する手段、
    前記ユーザからの資金回収見込みに関する情報と前記ユーザに関する決済支援履歴とに基づいて前記ユーザの支援可能枠を算出する手段、
    前記決済エラーの検出に応答して、前記ユーザの支援可能枠と必要とされる決済支援額とに基づいて、前記決済要求に係る決済の支援の可否を判定する手段、
    前記支援が可能であると判定された場合に、前記決済を支援する手段
    として機能させる、決済支援プログラム。
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