JP7217063B1 - 文書編集支援プログラム、および文書編集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書に記載の文字列の属性および/または括弧・引用符の平仄を合わせる。【解決手段】平仄合わせアドイン122は、文書を解析して、この文書の文字列と当該文字列の属性の組み合わせを格納した属性テーブル128を生成する手順、属性テーブル128に基づき、この文字列に対してこの文書の基準となる属性を決定する手順、この文書の基準となる属性から逸脱したこの文書の文字列に対し、基準となる属性を付与する手順、をコンピュータ100に実行させるためのプログラムである。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 特許法第30条第2項適用 以下の試用者に提供して試用させることにより公開。西村あさひ法律事務所(令和3年3月10日提供)、森・濱田松本法律事務所(令和3年3月10日提供)、シティユーワ法律事務所(令和3年6月7日提供)、大江橋法律事務所(令和3年6月28日提供)、北浜法律事務所(令和3年6月28日提供)、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業(令和3年7月5日提供)、桃尾・松尾・難波法律事務所(令和3年7月6日提供)、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業(令和3年7月12日提供)、弁護士法人淀屋橋・山上合同(令和3年7月13日提供)、TMI総合法律事務所(令和3年7月14日提供)
本発明は、文書編集支援プログラム、および文書編集システムに関する。
従来から、ワードプロセッサやワープロソフトなどを使用して、ユーザが文書データ(文書)を編集する文書処理装置が知られている。
特許文献1の要約書には、「表示された電子文書において、ユーザが文字列を選択して属性情報として登録する際に、ユーザが文字列を選択して属性情報の種類を判定して登録する場合と比較して、少ない操作で属性情報の登録を行う」旨の文書処理装置が記載されている。
特開2019-95848号公報
文書によっては、特定の文字列に対して属性の平仄を合わせたい場合がある。特定の文字列とは、例えば章番号、契約書の条項番号、定義語、コメントなどである。属性の例としては、文字装飾(太字やイタリック、アンダーライン、フォントサイズ、フォント種類等)や、段落フォーマット(インデント、段落間のマージン等)、参照(段落間のクロスリファレンス、URL(Uniform Resource Locator)のハイパーリンク等)、その他アプリケーション固有のメタ情報等が考えられる。例えば、文書内にて条項番号に対する属性が太字かつイタリックが適用されている場合に、ユーザは、自身で文書内での属性適用のルールを抽出し、すべての条項番号を一つずつ調べ、文書内の他箇所で記載されている規則に則っているかを確認・修正をする必要があった。また、ユーザは、新たに条項番号の文字入力を行う場合、文字入力後に属性を付与したい条項番号の領域を選択した上で太字とイタリックの属性選択の操作が必要であり、領域選択および属性選択の2つの操作を要していた。更に、ユーザが文書にクロスリファレンスを付与する場合、エディタのクロスリファレンスの機能を利用し、参照先の箇所を選択し、付与する操作を要していた。
また、ユーザが、文書処理装置に入力後の文章に記載された文字列の属性または括弧、引用符の平仄を合わせたい場合もある。
そこで、本発明は、文書に記載の文字列の属性および/または括弧・引用符の平仄を合わせることを課題とする。
本発明に係る文書編集支援プログラムは、文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納する手順、前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定する手順、前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の文字列に対し、基準となる属性を付与する手順、をコンピュータに実行させるものである。
本発明に係る文書編集支援プログラムは、文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納する手順、前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定する手順、前記文書に新たに文字が入力された際に、前記組み合わせ情報に含まれる前記文字列のうち少なくとも一部に一致するか否かを判定する手順、前記文字列のうち少なくとも一部に一致し、前記組み合わせ情報に含まれる文字列と、当該文字列に係る前記ツリー構造の深さに応じた属性の組み合わせの候補を選択可能に表示する手順、をコンピュータに実行させるものである。
本発明の文書編集システムは、文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納するルール抽出部と、前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定し、前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の前記文字列に対し基準となる属性を決定するルール決定部と、前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の文字列に対し、基準となる属性を付与するルール適用部と、を備える。
本発明の文書編集システムは、文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納するルール抽出部と、前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定し、前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の前記文字列に対し、基準となる属性を決定するルール決定部と、前記文書に新たに文字が入力された際に、前記組み合わせ情報に含まれる前記文字列のうち少なくとも一部に一致すると判定した文字列と、当該文字列に係る前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性の組み合わせの候補を選択可能に表示するルール適用部と、を備える。
本発明によれば、文書に記載の文字列の属性および/または括弧・引用符の平仄を合わせることができる。
本実施形態に係るコンピュータの主な構成を説明する説明図である。 コンピュータのCPUが具現化する各機能部を示した機能ブロック図である。 属性テーブルの一例を示す図である。 括弧・引用符テーブルの一例を示す図である。 参照テーブルを示す図である。 ツリー構造テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態の属性付き文字列のルール抽出処理を示したフローチャートである。 属性付き文字列の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。 第2の実施形態の、括弧・引用符で囲われた語句のルール抽出処理を示したフローチャートである。 括弧・引用符で囲われた語句の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。 第3の実施形態の、文書の条項番号を参照している条項参照文字列のルール抽出処理を示したフローチャートである。 条項参照文字列とその属性の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。 第4の実施形態の、文書の条項番号のツリー構造のルール抽出処理を示したフローチャートである。 条項番号とその属性の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。 第5の実施形態の、候補表示処理を示したフローチャートである。 候補検索処理を示したフローチャートである。 文書編集プログラムを起動した文書編集ウインドウにおいて、候補を表示する処理を示した説明図である。 文書編集プログラムを起動した文書編集ウインドウにおいて、候補を表示する処理を示した説明図である。 第6の実施形態の、文書編集プログラムを起動した文書編集ウインドウにおいて、候補を表示する処理を示した説明図である。 第7の実施形態の、クロスリファレンスの平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。 他の実施形態1として、端末と、サーバとを備えた文書編集システムの構成を示したブロック図である。 他の実施形態2として、端末と、サーバとを備えた文書編集システムの構成を示したブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[コンピュータの全体構成]
図1は、本実施形態に係るコンピュータ100の主な構成を説明する説明図である。
コンピュータ100は、例えば、文書作成支援装置(ワードプロセッサ)として機能するコンピュータである。なお、文書作成支援装置は、文書編集支援機能を備えている。なお、以下の説明において、同一の構成については、同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)110、記憶部120、ROM(Read Only Memory)130、RAM(Random Access Memory)140、操作部150、および表示部160を備えて構成されている。記憶部120は、文書編集プログラム121、平仄合わせアドイン122、カナ漢字変換プログラム124、およびツリー構造テーブル125、参照テーブル126、属性テーブル128、括弧・引用符テーブル129を格納する。
CPU110は、中央処理装置であり、記憶部120に格納されたカナ漢字変換プログラム124を実行する。CPU110は更に、記憶部120に格納された文書編集プログラム121を実行するとともに、これに組み込まれて機能を追加する平仄合わせアドイン122を実行する。
なお、カナ漢字変換プログラム124や文書編集プログラム121や平仄合わせアドイン122は、ROM130に格納されていてもよい。
カナ漢字変換プログラム124は、CPU110によって実行されることにより、入力された文字列をカナ文字や漢字などを含む文字列の候補に変換するプログラムである。
文書編集プログラム121は、CPU110によって実行されることにより、文書作成支援の手順、またその文書を編集させる手順を実行させるためのプログラムである。すなわち、CPU110は、文書編集プログラム121を起動することにより、後述する文書編集ウインドウ181を開くことができる。
また、平仄合わせアドイン122は、文書編集プログラム121が起動されている状態で、入力された文字列を補完した候補を選択可能に表示する機能を追加するアドインプログラムである。なお、この機能を実装する実装先は、アドインプログラムに限定されるものではなく、文書編集プログラム121に直接実装されてもよい。
ツリー構造テーブル125は、この文書に記載されている文書構造番号である条項番号に係るツリー構造を登録したテーブルである。ツリー構造テーブル125には、条項番号とその属性の組み合わせ情報が格納されている。なお、ツリー構造テーブル125が格納する文書構造番号は、条項番号に限定されず、章番号などの文章の構造を示す番号であればよく、限定されない。
参照テーブル126は、この文書に記載されている文書構造番号である条項番号を参照する条項参照文字列とその属性の組み合わせ情報を格納した属性のテーブルである。なお、参照テーブル126が格納する参照文字列は、条項番号を参照するものに限定されず、章番号などの文章の構造を示す番号を参照するものであってもよく、限定されない。
属性テーブル128は、この文書に記載されている属性付きの文字列と、この文字列に付与されている属性との組み合わせ情報を格納する属性のテーブルである。
括弧・引用符テーブル129は、この文書に記載されている括弧/引用符付きの語句と、この語句を囲う括弧または引用符との組み合わせ情報を格納するテーブルである。
CPU110は、平仄合わせアドイン122を実行することにより、図2に示す、候補表示部113、反映部114、ルール抽出部116、ルール決定部117、ルール適用部118を具現化する。なお、CPU110が実行する各処理については、図3を用いて後述する。
記憶部120は、大容量の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)、不揮発性メモリなどで構成される。なお、記憶部120は、文書を構成する文書データを格納することもできる。
RAM140は、揮発性メモリであり、CPU110で実行可能な各種プログラム、入力データ、出力データ、およびパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
操作部150は、カーソルキー、数字入力キー、および各種機能キーなどを備えたキーボードと、マウスなどのポインティングデバイスを備えて構成される。操作部150は、キーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を、入力信号としてCPU110に出力する。CPU110は、操作部150からの操作信号に基づいて、各種処理を実行する。
表示部160は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニタディスプレイを備えて構成される。表示部160は、CPU110から入力される表示信号により各種画面を表示する。また、表示部160、および操作部150は、タッチパネルディスプレイを採用することもできる。
[コンピュータの機能ブロック]
次に、本実施形態に係るコンピュータ100のCPU110が、平仄合わせアドイン122を実行する場合の機能について、図2を用いて説明する。なお、平仄合わせアドイン122は、文書編集プログラム121を起動した状態で実行される。
図2は、本実施形態に係るコンピュータ100のCPU110が具現化する各機能部を示した機能ブロック図である。
CPU110は、図1の文書編集プログラム121を実行することにより、入力受付部111を具現化し、図1のカナ漢字変換プログラム124を実行することにより、カナ漢字変換部112を具現化する。そして、CPU110は、図1の平仄合わせアドイン122を実行することにより、候補表示部113、反映部114、ルール抽出部116、ルール決定部117、ルール適用部118を具現化する。
ルール抽出部116は、予め文書を解析して、この文書に記載され、かつ属性が付与された文字列およびこの文字列の属性を格納する属性テーブル128を生成する。つまりルール抽出部116は、この文書に記載されている属性付き文字列とその属性を属性テーブル128に登録する。ルール決定部117は、属性テーブル128に基づき、属性付き文字列に対して、この文書の基準となる属性を決定する。その後、ユーザが平仄ボタンをクリックした際などに、ルール適用部118は、文書に記載された属性付き文字列の属性の平仄を一括で合わせる。
文字列の属性とは、フォーマット情報、およびメタ情報のうち少なくとも何れか1つである。なお、フォーマット情報とは、文字のフォント設定を含む。文字のフォント設定には、例えば、太字と斜体(イタリック)と標準のスタイル、フォント色、フォントサイズ、フォントの種類、下線の有無、下線の種類、下線の色、背景、網掛け、ハイライト、取り消し線や二重取り消し線、上付き文字や下付き文字、特定領域への均等割付、複数行の一行への割付、縦書き、傍点の有無、複数のフォーマット情報をまとめたスタイルなどが含まれる。
また、フォーマット情報には、行頭のインデントの設定や、段落の上下に対する所定のマージンの設定、段落の左寄せ・中央寄せ・右寄せ、なども含まれる。
メタ情報とは、例えば、文書編集プログラム121における相互参照(クロスリファレンス)の設定であり、例えば、見出し、クロスリファレンス、ハイパーリンクの設定などが含まれる。クロスリファレンスとは、例えば、条文番号の表記に対し、当該条文本体へのリンク先を付与する情報のことで、章立て、リスト番号、ヘッダー、フッター、脚注へのリンクを付与する情報を含めていう。
なお、属性はこれらのものに限定されるものではなく、例えば、候補を選択した後のカーソルの位置の設定や、候補を選択した後の候補の文字列の一部の選択、テーブルやリスト構造、ブックマーク、適用されているスタイル等を示す制御コードや、メタ情報の埋め込みなどであってもよい。
カーソル位置の設定とは、カーソル位置を選択した候補の文字列のうち何れかの位置に移動させる属性のことをいい、例えば開き括弧と閉じ括弧からなる候補を選択した際に、開き括弧と閉じ括弧の間にカーソルを移動させることをいう。また、文字列の一部の選択とは、選択した候補の文字列の一部を選択させる属性のことをいう。
メタ情報の埋め込みとは、例えば、実際には表示されないID(identifier)、テキストの種類、確定時間、または特定のソフトウエアを用いたときのみ抽出できるメモ等の文字列を埋め込むことをいう。
ルール抽出部116は、文書を解析して、この文書に記載されている語句およびこの語句を囲う括弧・引用符の組み合わせ情報を格納する括弧・引用符テーブル129を生成する。ルール決定部117は、括弧・引用符テーブル129に基づき、括弧・引用符で囲われた語句に対して、この文書の基準となる括弧・引用符を決定する。その後、ユーザが平仄ボタンをクリックした際などに、ルール適用部118は、文書に記載されている括弧・引用符で囲われた語句の平仄を一括で合わせる。
ルール抽出部116は、文書を解析して、この文書の各行頭に記載された条項の番号および、この条項の文書中の位置の組み合わせ情報を格納するツリー構造テーブル125を生成する。ルール決定部117は、ツリー構造テーブル125に基づき、条項番号に対して、この文書の基準となる属性を決定する。その後、ユーザが平仄ボタンをクリックした際などに、ルール適用部118は、文書に記載されている条項番号の属性の平仄を一括で合わせる。
更にルール抽出部116は、この文書に記載されている条項番号を参照する条項参照文字列を参照テーブル126に登録する。ルール決定部117は、参照テーブル126に基づき、条項参照文字列に対して、この文書の基準となる属性を決定する。その後、ユーザが平仄ボタンをクリックした際などに、ルール適用部118は、文書に記載されている条項参照文字列の属性の平仄を一括で合わせる。
入力受付部111は、文書に文字列を入力させる。入力受付部111は、例えば、文書編集プログラム121を実行して文書を編集可能な状態で、ユーザによる操作部150からの文字列の入力を受け付ける。入力された文字列は、後述するカナ漢字変換部112によって確定されて文書に反映されるか、または直接に文書に反映される。なお、文字列とは、文字または記号などの操作部150を構成するキーボード等からの入力可能な、英数字、かな文字、記号などのことをいう。
カナ漢字変換部112は、操作部150によって入力された文字列に対し、漢字・かな・英字・記号などの変換候補を表示する。カナ漢字変換部112は、カナ漢字変換モードになっている場合、入力された文字を所定のカナ漢字混じりの文字などに変換する。変換した候補は、ユーザ操作によって確定されて、文書に反映される。また、カナ漢字変換部112は、カナ漢字変換モードになっていない場合、例えば、入力された文字を、そのまま文書に直接反映させる。
候補表示部113は、カナ漢字変換が確定したか、または直接入力された際に、カーソル以前の文字列に対して、ツリー構造テーブル125、属性テーブル128、参照テーブル126、および括弧・引用符テーブル129を参照して、候補の文字列を抽出して表示させる。
ここで、候補表示部113は、ツリー構造テーブル125、属性テーブル128、参照テーブル126、および括弧・引用符テーブル129に対する前方一致検索や部分一致検索や後方一致検索を実行する。候補表示部113は、例えば、入力中の行が“○○○は、営”のとき、当該行のカーソル以前かつ句読点以降を取り出した比較対象文字列の“営”による、属性テーブル128の前方一致検索で抽出された“営業日”および太字の属性に補完する。
なお、これに限られず、コンピュータ100は、入力中の行が“○○○は、営業日”のとき、当該行のカーソル以前かつ句読点以降を取り出した比較対象文字列の“営業日”による属性テーブル128の検索で抽出された“営業日”および太字の属性に補完してもよい。このとき比較対象文字列は候補文字列と同一であるため文字列の補完はされず、太字の属性が付与されることとなる。
候補表示部113は、ツリー構造テーブル125および属性テーブル128を参照して、文字列に付与しうる属性を抽出して、抽出した属性を有する候補の文字列を生成する。更に候補表示部113は、例えば、候補の文字列を、後述する文書編集ウインドウ181上に表示する。
反映部114は、候補表示部113によって表示された候補の選択操作を受け付けて、文書に候補を反映させる。なお反映部114は、ユーザによる選択操作なしに、最も適した候補を文書に反映してもよく、限定されない。
これにより、ユーザは、候補を選択するだけで、例えばフォーマット情報やメタ情報など、付与しうる属性を有する候補の文字列を文書に反映させることができる。更にこの候補は、入力した文字列を補完した文字列に属性を付与したものであってもよい。これによりユーザは、文字列の一部の入力により、所定の属性が付与された文字列を、文書に容易に反映させることができる。
候補表示部113は、属性テーブル128を参照して、この文書に新たに入力された文字よりも前が、属性テーブル128に格納された文字列のうち少なくとも一部に一致するか否かを判定して、候補を抽出して表示する。ユーザが候補を選択することで、反映部114は、候補をこの文書に反映させることができる。
候補表示部113は、括弧・引用符テーブル129を参照して、この文書に新たに入力された文字よりも前が、語句のうち少なくとも一部であるか否かを判定して、候補を抽出して表示する。ユーザが候補を選択することで、反映部114は、語句を囲う括弧・引用符を、この文書に反映させることができる。
候補表示部113は、ツリー構造テーブル125を参照して、文書に新たに入力された文字よりも前が、条項番号のうち少なくとも一部に一致するか否かを判定して、候補を抽出して表示する。ユーザが候補を選択することで、反映部114は、条項番号に所定の属性を付与して文書に反映させることができる。
候補表示部113は、参照テーブル126を参照して、文書に新たに入力された文字よりも前が、条項参照文字列のうち少なくとも一部に一致するか否かを判定して、候補を抽出して表示する。ユーザが候補を選択することで、反映部114は、条項参照文字列に所定の属性を付与して文書に反映させることができる。
カナ漢字変換部112と候補表示部113は、任意の構成要素であり、例えばユーザークリックにより属性の平仄を一括で修正する場合等は、含まなくてもよい。
図3は、属性テーブル128の一例を示す図である。
属性テーブル128は、文字列欄と、属性欄と、初出位置欄と、回数欄とを含んで構成される。
文字列欄は、この文書において、属性が付与されている文字列を格納する欄である。
属性欄は、文字列に付与されている属性情報を格納する欄である。初出位置欄は、この文字列が、この文書において初めて出現する位置を格納する欄である。
回数欄は、この文字列がこの文書に出現する回数を格納する欄である。属性テーブル128は、これ以外に、属性と文字列の組み合わせの重複があった場合に、初めて出現するものと出現回数を格納するのではなく、属性と文字列のペアを重複して格納してもよい。
図4は、括弧・引用符テーブル129の一例を示す図である。
括弧・引用符テーブル129は、語句欄と、括弧・引用符欄と、初出位置欄と、回数欄とを含んで構成される。
語句欄は、この文書において、括弧また引用符が付与されている語句を格納する欄である。
括弧・引用符欄は、語句に付与されている括弧または引用符を格納する欄である。初出位置欄は、この語句が、この文書において初めて出現する位置を格納する欄である。
回数欄は、この語句がこの文書に出現する回数を格納する欄である。括弧・引用符テーブル129も同様に、初めて出現する括弧または引用符とその出現回数を保存するのではなく、すべての括弧または引用符の出現について保存してもよい。
図5は、参照テーブル126を示す図である。
参照テーブル126は、文書に記載されている条項を参照する条項参照文字列を記録したテーブルである。この参照テーブル126は、参照文字列欄と、フォーマット欄と、位置欄と、属性欄とを含んで構成される。
参照文字列欄は、この文書に記載されている条項を参照するための文字列を格納する欄である。フォーマット欄は、この条項参照文字列を数字と記号で表すフォーマットを格納した欄である。なお、フォーマット欄は、この記述に限られない。
位置欄は、この条項参照文字列が記載されている位置を格納する欄である。属性欄は、この条項参照文字列に付与されている属性を格納する欄である。これら位置欄が最先のもの、または属性欄が最多のものが、この条項参照文字列に適用される。
図6は、ツリー構造テーブル125の一例を示す図である。
ツリー構造テーブル125は、レベル欄と、条項欄と、位置欄と、フォーマット欄と、属性欄とを含んで構成される。ツリー構造テーブル125は、各文書に記載されて、この文書の構造を示す文書構造番号である条項番号等のツリー構造を示すテーブルである。
レベル欄は、条項番号のレベルを格納する欄である。ここでは条番号がレベル1、項番号はレベル2、号番号はレベル3と定義されている。条項番号のレベルは、条項番号のツリー構造の深さを示している。
条項欄は、条項番号をハイフンで区切った形式の文字列を格納する欄である。位置欄は、文書中の条項の位置を格納する欄である。フォーマット欄は、この条項番号を参照する条項参照文字列の形式を格納する欄である。
なお、半角のnは数字を示し、半角のaはアルファベット小文字を示している。nFは、アラビア数字全角を示している。Aは、アルファベット大文字を示している。rは、ローマ数字小文字を示している。Rは、ローマ数字大文字を示している。Hはひらがなを示し、kはカタカナを示している。Kは漢数字を示している。なお、フォーマットについては、この表現方法に限られず、正規表現のような手法を用いて行ってもよく、その他の独自のルールを利用してもよい。
属性欄は、条項番号に付与されている属性を格納する欄である。なお、ツリー構造テーブル125が格納する文書構造番号は、条項番号に限られず、「第1」のような除数、「(1)」のような括弧で括られた数字、「1章」のような章番号等であってもよい。
《第1の実施形態》
第1の実施形態にて、ルール抽出部116は、属性が付与されている文字列を抽出する。ルール決定部117は、多数決にて各文字列の属性の候補を決定する。ルール適用部118は、各文字列の属性の平仄を合わせるように一括で修正する。以下、詳細について説明する。
図7は、第1の実施形態の属性付き文字列のルール抽出処理を示したフローチャートである。
最初、ルール抽出部116は、文書から属性が付与された領域の文字列を取得する(ステップS10)。そしてルール抽出部116は、この文字列と属性との組み合わせが、属性テーブル128に有るか否かを判定する(ステップS11)。ルール抽出部116は、この文字列と属性との組み合わせが、属性テーブル128に有るならば(Yes)、ステップS12に進む。ルール抽出部116は、この文字列と属性との組み合わせが、属性テーブル128に無いならば(No)、ステップS14に進む。
ステップS12にて、ルール抽出部116は、取得した文字列とその属性、位置を属性テーブル128に新規登録する。そして、ルール抽出部116は、この文字列の回数欄に1を設定すると(ステップS13)、ステップS15に進む。
ステップS14にて、ルール抽出部116は、属性テーブル128における、この文字列の回数欄の値を1増やすと、ステップS15に進む。
ステップS15にて、ルール抽出部116は、全文書を処理したか否かを判定する。ルール抽出部116は、この文書のうち未処理の部分が有るならば(No)、ステップS10に戻る。ルール抽出部116は、全文書を処理したならば(Yes)、ステップS16に進む。
ステップS16にて、ルール抽出部116は、属性テーブル128に格納された文字列で文書を検索し、属性無しの文字列を取得する。そしてルール抽出部116は、検索した文字列と属性無しであることと、その初出位置と個数を属性テーブル128に登録する(ステップS17)。ルール抽出部116は、属性テーブル128の全レコードの文字列を処理したか否かを判定する(ステップS18)。ルール抽出部116は、属性テーブル128の全レコードの文字列を処理したならば(Yes)、図7の処理を終了する。ルール抽出部116は、属性テーブル128のレコードのうち未処理のものがあれば(No)、ステップS16に戻る。
なお、ルール抽出部116は、初めて出現する属性付き文字列と出現回数を保存するのではなく、属性と文字列のペアを重複して保存してもよい。
図8は、属性付き文字列の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。このフローチャートは、ボタンまたはメニューがクリックされると実行される。
最初、ルール決定部117は、各文字列の最頻の属性を決定する(ステップS150a)。そして、ルール適用部118は、文字列の属性の平仄が合っていない箇所を抽出する(ステップS151a)。
ルール適用部118は、各文字列の属性の平仄が合っていない箇所を一覧表示ダイアログ(不図示)に表示すると(ステップS152a)、ユーザの操作入力を待つ(ステップS153)。
操作入力待ちのときに一括修正ボタン(不図示)がクリックされたならば、ルール適用部118は、一括で平仄を合わせるように修正し(ステップS154)、図8の処理を終了する。なお、ルール適用部118は、ユーザの操作を平仄のトリガーとせず、自動的に一括で修正を行ってもよく、対話的に一つずつユーザに確認をしながら修正を行ってもよい。
《第2の実施形態》
第2の実施形態にて、ルール抽出部116は、括弧または引用符で囲われている語句を抽出する。ルール決定部117は、多数決にて各語句を囲う括弧または引用符の候補を決定する。ルール適用部118は、各語句を囲う括弧または引用符の平仄を合わせるように一括で修正する。以下、詳細について説明する。
図9は、第2の実施形態の括弧・引用符で囲われた語句のルール抽出処理を示したフローチャートである。
最初、ルール抽出部116は、文書から括弧または引用符で括られた語句を取得する(ステップS30)。そしてルール抽出部116は、この語句と括弧または引用符との組み合わせが、括弧・引用符テーブル129に有るか否かを判定する(ステップS31)。ルール抽出部116は、この語句と括弧または引用符との組み合わせが、括弧・引用符テーブル129に有るならば(Yes)、ステップS32に進む。ルール抽出部116は、この語句と括弧または引用符との組み合わせが、括弧・引用符テーブル129に無いならば(No)、ステップS34に進む。
ステップS32にて、ルール抽出部116は、取得した語句と括弧または引用符、位置を括弧・引用符テーブル129に新規登録する。そして、ルール抽出部116は、この語句の回数欄に1を設定すると(ステップS33)、ステップS35に進む。
ステップS34にて、ルール抽出部116は、括弧・引用符テーブル129における、この語句の回数欄の値を1増やすと、ステップS35に進む。
ステップS35にて、ルール抽出部116は、全文書を処理したか否かを判定する。ルール抽出部116は、この文書のうち未処理の部分が有るならば(No)、ステップS30に戻る。ルール抽出部116は、全文書を処理したならば(Yes)、ステップS36に進む。
ステップS36にて、ルール抽出部116は、括弧・引用符テーブル129に格納された語句で文書を検索し、括弧または引用符無しの語句を取得する。そしてルール抽出部116は、検索した語句と括弧または引用符無しであることと、その初出位置と個数を括弧・引用符テーブル129に登録する(ステップS37)。そして、ルール抽出部116は、括弧・引用符テーブル129の全レコードの文字列を処理したか否かを判定する(ステップS38)。ルール抽出部116は、括弧・引用符テーブル129の全レコードの文字列を処理したならば(Yes)、図7の処理を終了する。ルール抽出部116は、括弧・引用符テーブル129のレコードのうち未処理のものがあれば(No)、ステップS36に戻る。
なお、ルール抽出部116は、初めて出現する括弧または引用符とその語句と出現回数を保存するのではなく、語句と括弧または引用符の有無のペアを重複して保存してもよい。
図10は、括弧・引用符で囲われた語句の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。このフローチャートは、ボタンまたはメニューがクリックされると実行される。
最初、ルール決定部117は、各語句の最頻の括弧・引用符を決定する(ステップS150b)。そして、ルール適用部118は、語句の括弧・引用符の平仄が合っていない箇所を抽出する(ステップS151b)。
ルール適用部118は、各語句の括弧・引用符の平仄が合っていない箇所を一覧表示ダイアログ(不図示)に表示すると(ステップS152b)、ユーザの操作入力を待つ(ステップS153)。ステップS153とS154の処理は、図8に示した処理と同様である。なお、ルール適用部118は、ユーザの操作を平仄のトリガーとせず、自動的に一括で修正を行ってもよく、対話的に一つずつユーザに確認をしながら修正を行ってもよい。
《第3の実施形態》
第3の実施形態にて、ルール抽出部116は、条項を参照する文字列とその属性を抽出する。ルール決定部117は、条項を参照する文字列の太字、クロスリファレンス等の属性を最初に出てきたものに決定する。ルール適用部118は、条項を参照する文字列の属性の平仄を合わせるように一括で修正する。以下、詳細について説明する。
図11は、第3の実施形態の、文書の条項番号を参照している条項参照文字列を登録する処理を示したフローチャートである。
最初、ルール抽出部116は、行頭以外を条項参照のフォーマットでパターンマッチングする(ステップS90)。そして、ルール抽出部116は、行頭以外の箇所の何れかが条項参照フォーマットに合致するか否かを判定する(ステップS91)。ルール抽出部116は、行頭以外が条項参照フォーマットに合致するならば(Yes)、ステップS92に進む。ルール抽出部116は、行頭以外の箇所の何れもが条項参照のフォーマットに合致しないならば(No)、ステップS95の処理に進む。ここで、条項参照のフォーマットは、事前に複数パターンを設定しておく。
なお、ルール抽出部116は、行頭の条項参照について、条項番号と区別するための特別なルールを事前に設定する等で、判定しても良い。
ステップS92にて、ルール抽出部116は、条項参照のフォーマットに当て嵌めて、記載されている文字列が条項参照であるかどうかを判定する。ルール抽出部116は、文字列が条項参照ならば(Yes)、ステップS93に進む。ルール抽出部116は、文字列が条項参照ではないならば(No)、ステップS95の処理に進む。
そして、ルール抽出部116は、条項参照である箇所の位置と属性を抽出し(ステップS93)。ルール抽出部116は、条項参照の文字列と属性を、参照テーブル126に書き込むと(ステップS94)、ステップS95に進む。
ステップS95にて、ルール抽出部116は、全文書を処理したか否かを判定する。ルール抽出部116は、全文書を処理したならば(Yes)、図11の処理を終了する。ルール抽出部116は、文書のうち未処理の部分があれば(No)、ステップS90の処理に戻る。
図12は、条項参照文字列とその属性の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。このフローチャートは、ボタンまたはメニューがクリックされると実行される。
最初、ルール決定部115は、条項参照文字列の属性を、全ての条項参照文字列のうち初出のものの属性に決定する(ステップS150c)。例えば文書の行頭以外に、「第2条」と「第3条」の条項参照文字列が順に記載されていたとき、「第2条」が初出の条項参照文字列である。このときルール決定部115は、この文書における条項参照文字列の属性を「第2条」の条項参照文字列の属性に決定する。
なお、属性の平仄をあわせる範囲としては、条項参照であるかどうかの領域でもよいし、条項参照が条を指しているか、項を指しているか等の深さで領域を決定してもよい。
そして、ルール適用部118は、条項参照文字列の属性の平仄が合っていない箇所を抽出する(ステップS151c)。
ルール適用部118は、各条項参照文字列の属性の平仄が合っていない箇所を一覧表示ダイアログ(不図示)に表示すると(ステップS152c)、ユーザの操作入力を待つ(ステップS153)。ステップS153とS154の処理は、図8に示した処理と同様である。なお、ルール適用部118は、ユーザの操作を平仄のトリガーとせず、自動的に一括で修正を行ってもよく、対話的に一つずつユーザに確認をしながら修正を行ってもよい。なお、ルール適用部118が属性の平仄を合わせる対象は、必ずしも、条項の参照文字列である必要はなく、章立ての参照文字列や序数等で文章の構造を参照する文字列であってもよい。
《第4の実施形態》
第4の実施形態にて、ルール抽出部116は、各行頭に記載されている文書構造番号とその属性を抽出する。ルール決定部117は、多数決にて各文書構造番号の属性の候補を決定する。ルール適用部118は、各文書構造番号の深さごとに属性の平仄を合わせるように一括で修正する。以下、詳細について説明する。
図13は、第4の実施形態の文書の文書構造番号のツリー構造を登録する処理を示したフローチャートである。
最初、ルール抽出部116は、文書の各行に記載されているテキストとその属性を取得する(ステップS20)。そしてルール抽出部116は、行頭が文書構造番号のフォーマットに合致するか否かを判定する(ステップS21)。ルール抽出部116は、行頭が文書構造番号のフォーマットに合致するならば(Yes)、ステップS22に進む。ルール抽出部116は、行頭が文書構造番号のフォーマットに合致しないならば(No)、ステップS24の処理に進む。
ここではフォーマットを、プレフィックスと数字とポストフィックスとして定義し、それぞれのバリエーションを登録している。例えば、「第3条」では、プレフィックスが「第」、数字「3」、ポストフィックスは「条」となる。同様に3条では、プレフィックスが空文字で、数字が「3」、ポストフィックスは「条」である。プレフィックスには例えば、第、Section、開き括弧等がある。ポストフィックスには、章、条、項、号、閉じ括弧等がある。数値には、全角または半角の数字、丸付き文字、ローマ数字、漢数字、カタカナ記号、ひらがな記号、アルファベット記号等がある。ルール抽出部116は、これらプレフィックスと数字とポストフィックスを事前に設定しておき、この3つの組み合わせとしてのフォーマットを判定する。
フォーマット判定方法としては、行頭がこのプレフィックス+数字+ポストフィックスでの判定できた際に、同一のフォーマットで後続の2以降の数値を検出する。これらは、ツリー構造の深さのレベル1と判定される。レベル1の領域に絞って同様の判定を行うことで、レベル2を判定、と再帰的にツリー構造を判定する。
なお、文頭が文書エディタ独自のリスト形式の場合であっても、テキストとして解析することで、リスト形式、テキスト形式のうちいずれの場合にでも対応が可能である。
図13のステップS22にて、ルール抽出部116は、フォーマット判定方法を用いて、レベルと文書構造番号と位置を判定する。そして、ルール抽出部116は、文書構造番号のレベルと条項と位置とフォーマットと属性の組み合わせ情報をツリー構造テーブル125に書き込むと(ステップS23)、ステップS24の処理に進む。
ステップS24にて、ルール抽出部116は、全文書を処理したか否かを判定する。ルール抽出部116は、この文書のうち未処理の部分が有るならば(No)、ステップS20に戻る。ルール抽出部116は、全文書を処理したならば(Yes)、図13の処理を終了する。
図14は、文書構造番号とその属性の平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。このフローチャートは、ボタンまたはメニューがクリックされると実行される。
最初、ルール決定部115は、各文書構造番号をレベルごとに最頻の属性を決定する(ステップS150d)。ここで文書構造番号のレベルとは、文書が文書構造番号によってツリー構造を構成するとき、そのツリー構造の深さのことをいう。これにより、ルール決定部115は、レベルごとに属性を統一することができる。
そして、ルール適用部118は、文書構造番号のレベルと属性の平仄が合っていない箇所を抽出する(ステップS151d)。
ルール適用部118は、各文書構造番号のレベルと属性の平仄が合っていない箇所を一覧表示ダイアログ(不図示)に表示すると(ステップS152d)、ユーザの操作入力を待つ(ステップS153)。ステップS153とS154の処理は、図8に示した処理と同様である。
ここでルール適用部118が属性の平仄を合わせる文書構造番号は、条および項を示す番号だけでなく、号や序数等の番号であってもよい。
《第5の実施形態》
第5の実施形態にて、ルール抽出部116は、属性が付与されている文字列を抽出する。ルール決定部117は、多数決にて各文字列の属性の候補を決定する。候補表示部113は、文字入力中に前方一致で足りない文字と属性を一緒に補完する。反映部114は、ユーザが選択した候補を反映する。これによりユーザは、文書に記載の文字列の属性の平仄を合わせることができる。
以下、図15と図16Aと図16Bを参照して、候補表示部113と反映部114の動作の詳細について説明する。
図15は、第5の実施形態の候補表示処理を示したフローチャートである。
図15に示すように、コンピュータ100のCPU110の入力受付部111は、文書編集プログラム121を実行することにより、文書への文字列の入力を受け付ける(ステップS40)。具体的には、入力受付部111は、ユーザの操作部150に対する操作により、操作部150から文字や記号などの文字列の入力を受け付ける。
次に、CPU110のカナ漢字変換部112は、現在の入力モードがカナ漢字変換モードか否かを判定する(ステップS41)。例えば、カナ漢字変換モードの場合(Yes)、カナ漢字変換部112は、入力された文字列を予め定められた文字列、例えば、漢字を含む熟語やカタカナ言葉などに変換し、その文字列を確定する(ステップS42)。そして、カナ漢字変換部112は、ステップS43に進む。
一方、カナ漢字変換モードではない場合(ステップS41のNo)、カナ漢字変換部112は、入力された文字を文書にそのまま直接反映させて、ステップS43に進む。例えば、カナ漢字変換モードオフで文字列が入力された場合、カナ漢字変換部112は、入力されたアルファベットのままの文字列を、文書に直接反映させる。
ステップS43において、CPU110の候補表示部113は、入力された文字列の補完を試みる。その後、候補表示部113は、候補の文字列の抽出処理を行う。そして候補表示部113は、入力された文字列に対する候補があるか否かを判定する(ステップS44)。入力された文字列に対する候補がある場合(ステップS44のYes)、候補表示部113は、ステップS45に進み、入力された文字列に対する候補としてメニュー表示すると、ステップS46に進む。
一方、入力された文字列に対する候補がない場合(ステップS44のNo)、候補表示部113は、ステップS48に進み、入力された文字列のままとして、図15の処理を終了する。
ステップS46において、反映部114は、属性付き候補が選択されたか否か判定する。属性付き候補のうち何れかが選択された場合(ステップS46のYes)、反映部114は、その選択された属性付き候補を文書に反映させて(ステップS47)、図15の処理を終了する。
一方、属性付き候補が選択されなかった場合(ステップS46のNo)、反映部114は、ステップS48に進み、入力された文字列ままとし、図15の処理を終了する。
なお、候補が選択されなかった場合とは、例えば、文書に新たな文字列の入力が受け付けられた場合や、この文書の他の部分にカーソルが移動した場合、その他、この文書以外のウインドウが選択されて操作された場合などである。
図16は、候補検索処理を示したフローチャートである。
最初、候補表示部113は、カーソル位置以前かつ句読点以降の当該行の文字列を比較対象文字列とする(ステップS50)、そして、候補表示部113は、比較対象文字列を属性テーブル128の各行と前方一致検索する(ステップS51)。候補表示部113は、前方一致検索で検索できた文字列が有ったか否かを判定する(ステップS52)。候補表示部113は、前方一致検索で検索できた文字列が有ったならば(Yes)、属性付き文字列を候補に追加すると(ステップS53)、ステップS54に進む。候補表示部113は、前方一致検索で検索できた文字列が無かったならば(No)、ステップS54に進む。
ステップS54にて、候補表示部113は、比較対象文字列の先頭の1文字を削除する。具体的にいうと、比較対象文字列が「店舗の営業日」であり、属性テーブル128に「営業日」が格納されていた場合、そのままでは属性テーブル128の各文字列の前方一致検索で一致しない。よって、候補表示部113は、比較対象文字列を「舗の営業日」⇒「の営業日」⇒「営業日」のように先頭の一文字を順に削除しながら属性テーブル128の各文字列との前方一致検索を行う。
なお、候補を表示するための入力文字列の比較方法は、上記の方法に限定されず、形態素解析等で単語のまとまりを判定した上で検索してもよいし、転置インデックス等で検索してもよい。
そして、候補表示部113は、比較対象文字列の長さが閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS55)。候補表示部113は、比較対象文字列の長さが閾値よりも大きいならば(Yes)、ステップS51に戻る。候補表示部113は、比較対象文字列の長さが閾値以下ならば(No)、図16の処理を終了する。
図17から図18は、文書編集プログラム121を起動した文書編集ウインドウ181において、候補を表示する処理を示した説明図である。ここでは一例として、“営業日”を対象として文字列を補完し、その補完文字列を候補として表示する場合について説明する。
図17と図18では、文書編集ウインドウ181を示している。この文書編集ウインドウ181の上側には、平仄ボタン189が設けられており、文書の属性付き文字列の平仄を合わせる際にクリックされる。入力領域182には、入力中の文書が示されている。カーソル183は、文字が入力されることを示すものである。この文書において、カーソル183の直前には読点が打たれている。このとき、オートコンプリ―トの対象となる比較対象文字列は存在しない。
図18は、“eigyou”が入力され、カナ漢字変換部112によって“営業”と入力を確定すると、その補完候補を表示する処理を示した説明図である。選択メニュー184に表示された候補の“営業日”には、太字と下線の属性が付与されている。
入力中の行は、“第3条 甲は、第1条第2項の営業”である。このとき、候補表示部113は、当該行のカーソル183以前かつ句読点以降を比較対象文字列として取り出す。比較対象文字列は、“第1条第2項の営業”である。そして、候補表示部113は、“第1条第2項の営業”で、ツリー構造テーブル125、属性テーブル128および括弧・引用符テーブル129を検索する。この場合、候補はヒットしない。
以降、候補表示部113は、比較対象文字列を先頭から1文字ずつ削除しつつ、属性テーブル128を検索する。すると、比較対象文字列が“営業”のとき、属性テーブル128の検索で“営業日”が抽出できる。
以上説明したように、本実施の形態に係るコンピュータ100のCPU110は、候補表示部113と反映部114とを備えて構成されている。候補表示部113は、文書に入力された文字列の候補をメニューに表示する。反映部114は、ユーザによる候補の選択を受け付けて、文書に候補を反映させる。
これにより、ユーザは、入力された文字列に属性のみが付与された候補の場合と、入力された文字列が補完され、更に属性が付与された候補の場合の両方に於いて、候補を文書に容易に反映させることができる。なお、属性付き候補は、入力された文字列が補完されて属性が付与されたものに限られず、入力された文字列に属性が付与されたものであってもよい。
《第6の実施形態》
第6の実施形態にて、ルール抽出部116は、条項参照文字列とその属性を抽出する。ルール決定部117は、多数決にて各条項参照文字列の属性の候補を決定する。候補表示部113は、文字を入力中に候補となる文字列と属性の組み合わせを表示する。反映部114は、ユーザが選択した候補を反映する。これによりユーザは、文書に記載の文字列の属性の平仄を合わせることができる。
図19では、文書編集ウインドウ181上で“dai1”が入力されたのち、入力領域182においてカナ漢字変換部112によって“第1”と入力を確定したときの画面を示している。このとき、候補表示部113は、比較対象文字列をカーソル183以前かつ句読点以降の文字列として、参照テーブル126に対する“第1”の検索を行う。更に候補表示部113は、属性を付与した候補191を、選択メニュー184に表示する。
候補191は、比較対象文字列の“第1”によるツリー構造テーブル125の検索で抽出された“第1条”である。なお、この文書中に条項参照文字列は、“第1条”しか記載されていないので、条項参照文字列の候補は、“第1条”の1つとなる。
本実施形態では、条項参照文字列の一部である“第1”を入力(確定)しただけで、これを補完した条項参照文字列が候補として表示される。
《第7の実施形態》
第7の実施形態にて、ルール決定部117は、条項参照文字列に、参照先の条項へのクロスリファレンスの属性(条項への参照)を付与する。例えば、文書の行頭以外の箇所に「第2条」という初出の条項参照文字列が有り、第2条の位置を参照するクロスリファレンス属性が付与されていた場合、ルール適用部118は、その後に記載されているクロスリファレンスのない「第2条」の条項参照文字列に対して、第2条の位置を参照するクロスリファレンスの属性を一括で付与する。
ここでクロスリファレンスの属性とは、行頭以外に記載された「第2条」などの条項参照の文字列に対して付与された、参照先である第2条などの条項番号が行頭に付与された文章にリンクする属性のことをいう。これによりユーザは、「第2条」などの条項参照の文字列をクリックすることで、参照先である第2条の条項番号が行頭に付与された文章にジャンプして、第2条の条文を閲覧できる。
なお、第2条の文章の行頭には、例えば「第2条」などの文字列が記載されている。
第3の実施形態にて、文書中に「第3条」という初出の条項参照文字列が有り、クロスリファレンス属性が付与されていない場合、その後に記載されたクロスリファレンスのない「第3条」の条項参照文字列に対して、クロスリファレンスの属性を付与しない。第7の実施形態は、予め文書のツリー構造を解析して、条項参照文字列の属性として、クロスリファレンスの属性を付与するというものである。
図20は、第7の実施形態のクロスリファレンスの平仄を合わせる処理を示したフローチャートである。
最初、ルール抽出部116は、参照先の章立てまたは条項番号などのツリー構造を解析し(ステップS160)、そのツリー構造をテーブルへ登録する(ステップS161)。ルール抽出部116は更に、条項参照文字列を抽出する(ステップS162)。
そして、ルール決定部117は、各条項参照文字列のクロスリファレンス属性の最頻値または初出位置により、各条項参照文字列にクロスリファレンスを付与するか否かのルールを決定する(ステップS163)。
ルール適用部118は、各条項参照文字列のうち、クロスリファレンスが付与されていない箇所を特定する(ステップS164)。ルール適用部118は、クロスリファレンスが付与されていない箇所の条項参照文字列に対して、クロスリファレンスを付与すると(ステップS165)、図20の処理を終了する。これにより、条項参照文字列に対して、機械的にクロスリファレンスを付与することができる。
ここで、ルール適用部118がクロスリファレンスを付与する対象は、必ずしも、条項の参照文字列である必要はなく、章立ての参照文字列や序数等で文章の構造を参照する参照文字列であってもよい。
《他の実施形態1》
上述した本実施形態では、コンピュータ100のCPU110により、各種処理が実行されていたが、本実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、他の実施形態1として、コンピュータ100のCPU110が実行していた一部の機能を、ネットワーク300を介して接続された外部のサーバ400のCPU(図示せず)に処理させてもよい。
図21は、他の実施形態1として、端末101と、サーバ400とを備えた文書編集システムの構成を示したブロック図である。
図21に示すように、他の実施形態1としての文書編集システムは、端末101が、ネットワーク300を介して、サーバ400に接続されている。
端末101は、表示部160と、ブラウザ165を備えて構成されている。ブラウザ165は、所定のプログラムによって構成され、表示部160に表示させる機能を有している。
サーバ400は、候補抽出部113aと、反映部114を備えて構成されている。
候補抽出部113aは、文書に入力された文字列に対し、付与しうる属性を有する候補を抽出する。なお、候補抽出部113aは、サーバ400の不図示のCPUがサーバサイドプログラムを実行することによって具現化される。
これにより、他の実施形態1としての変更編集システムは、文書に入力された文字列に対し、付与しうる属性を有する候補を抽出させる候補抽出部113aと、候補の選択を受け付けて、文書に候補を反映させる反映部114と、ルール抽出部116と、ルール決定部117と、ルール適用部118とを備えるサーバ400、を備えて構成される。なお、候補抽出部113aは、所定のルールで補完した属性付き候補を抽出してもよい。また、候補抽出部113aと、反映部114と、ルール抽出部116と、ルール決定部117と、ルール適用部118とが配備される箇所は、サーバ400に限定されない。
したがって、他の実施形態1としての変更編集システムは、サーバ400を用いたSaaS(Software as a Service)により、ユーザは、文字列に属性が付与された候補を選択して、文書に容易に反映させることができる。更にユーザは、文字列を所定のルールで補完して属性が付与された候補を選択して、文書に容易に反映させることができる。
《他の実施形態2》
図22は、他の実施形態2として、端末102と、サーバ400とを備えた文書編集システムの構成を示したブロック図である。
図22に示すように、他の実施形態2としての文書編集システムは、端末102が、ネットワーク300を介して、サーバ400に接続されている。サーバ400は、候補抽出部113aと、反映部114と、ルール抽出部116と、ルール決定部117と、ルール適用部118とを備える。
端末102は、表示部160と、文書編集プログラム121と、接続用アドイン123とを備えて構成されている。接続用アドイン123は、所定のプログラムによって構成され、端末102から、サーバ400に接続させる機能を有している。
これにより、接続用アドイン123は、文書編集プログラム121を実行し、端末102をサーバ400に接続することができる。
したがって、他の実施形態2としての文書編集システムは、文書編集プログラム121を実行し、接続用アドイン123によって接続されたサーバ400と協同する。これにより、ユーザは、文字列に属性が付与された候補を選択して、文書に容易に反映させることができる。更にユーザは、文字列を所定のルールで補完して属性が付与された候補を選択して、文書に容易に反映させることができる。
また、本発明に係る第1、第2の実施形態において、候補表示部113は、カナ漢字変換部112が確定した文字列に対して、これを補完した候補174~176を選択メニュー173に表示させていた。本実施形態は、これに限定されるものではなく、候補表示部113は、例えば、カナ漢字変換部112が変換中の文字列に対して、これを補完した候補を選択メニューに表示させてもよい。
また、本発明に係る実施形態において、不図示の辞書および辞書テーブルは、例えば、辞書を具現化するプログラムや、検索する候補を構成する辞書テーブルを、記憶部120やRAM140に格納してもよい。
100 コンピュータ
101,102 端末
110 CPU
111 入力受付部
112 カナ漢字変換部
113 候補表示部
113a 候補抽出部
114 反映部
116 ルール抽出部
117 ルール決定部
118 ルール適用部
120 記憶部
121 文書編集プログラム
122 平仄合わせアドイン(文字編集支援プログラム)
123 接続用アドイン
124 カナ漢字変換プログラム
125 ツリー構造テーブル
126 参照テーブル
128 属性テーブル
129 括弧・引用符テーブル
130 ROM
140 RAM
150 操作部
160 表示部
165 ブラウザ
181 文書編集ウインドウ
183 カーソル
184 選択メニュー
189 平仄ボタン
300 ネットワーク
400 サーバ

Claims (9)

  1. 文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納する手順、
    前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定する手順、
    前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の文字列に対し、基準となる属性を付与する手順、
    をコンピュータに実行させるための文書編集支援プログラム。
  2. 文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納する手順、
    前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定する手順、
    前記文書に新たに文字が入力された際に、前記組み合わせ情報に含まれる前記文字列のうち少なくとも一部に一致するか否かを判定する手順、
    前記文字列のうち少なくとも一部に一致し、前記組み合わせ情報に含まれる文字列と、当該文字列に係る前記ツリー構造の深さに応じた属性の組み合わせの候補を選択可能に表示する手順、
    前記候補が選択されたとき、当該候補を前記文書に反映させる手順、
    をコンピュータに実行させるための文書編集支援プログラム。
  3. 前記文書の基準となる属性を、前記組み合わせ情報に含まれる各文字列の属性のうち最多の属性とする手順、
    をコンピュータに実行させるための請求項1または2に記載の文書編集支援プログラム。
  4. 前記文書の基準となる属性を、前記組み合わせ情報に含まれる各文字列の属性のうち初出の属性とする手順、
    をコンピュータに実行させるための請求項1または2に記載の文書編集支援プログラム。
  5. 前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さと位置に応じて、各参照文字列が指し示す当該文書構造番号へのリンクを含む基準となる属性を決定する手順、
    前記文書の参照文字列が指し示す文字列が基準となる属性から逸脱している際に、前記参照文字列に対して前記基準となる文書構造番号の位置へのリンクを含む属性を付与する手順、
    をコンピュータに実行させるための請求項1に記載の文書編集支援プログラム。
  6. 前記基準となる属性を付与する文字列とは、前記文書構造番号の文字列である、
    請求項1または2に記載の文書編集支援プログラム。
  7. 前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さと位置に応じて、各参照文字列が指し示す当該文書構造番号へのリンクを含む基準となる属性を決定する手順、
    前記文字列のうち少なくとも一部に一致する組み合せ情報に含まれる参照文字列と、当該参照文字列が参照する文書構造番号の位置へのリンクを含み、かつ前記ツリー構造の深さに応じた属性の組み合わせの候補を選択可能に表示する手順、
    をコンピュータに実行させるための請求項2に記載の文書編集支援プログラム。
  8. 文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納するルール抽出部と、
    前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定し、前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の前記文字列に対し基準となる属性を決定するルール決定部と、
    前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の文字列に対し、基準となる属性を付与するルール適用部と、
    を備える文書編集システム。
  9. 文書を解析して、前記文書の各行頭に記載された文書構造番号の文字列と当該文字列の属性の組み合わせ情報を格納するルール抽出部と、
    前記文書構造番号が構成されているツリー構造の深さに応じて、基準となる属性を決定し、前記組み合わせ情報に基づき、前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性から逸脱した前記文書の前記文字列に対し基準となる属性を決定するルール決定部と、
    前記文書に新たに文字が入力された際に、前記組み合わせ情報に含まれる前記文字列のうち少なくとも一部に一致すると判定した文字列と、当該文字列に係る前記ツリー構造の深さを加味した前記文書の基準となる属性の組み合わせの候補を選択可能に表示するルール適用部と、
    を備える文書編集システム。
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