JP7216905B2 - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関し、特に校正処理に関する。
電子写真方式を採用する画像形成装置は、露光や現像といった複数のプロセスの校正処理を行って画像の品質を確保している。校正処理に関しては、大量印刷における色味変動の抑制や校正処理の効率化の観点から紙間間隔にパッチを形成し、印刷処理と並行して校正処理を実行する各種の技術が提案されている(特許文献1乃至3)。たとえば特許文献1は、連続印刷中に形成された紙間パッチ画像の濃度を取得することを通じて得られた実際トナー量と、基準トナー量とが不一致である旨の判定が下されたとき、現像バイアスのバリエーション毎に実際トナー量を対応付けた関係特性を、実際トナー量と基準トナー量とが一致することを考慮して再構築し、基準トナー量を実現するための現像バイアスを再設定する技術を提案している。これにより、連続印刷中に大きな色味変動が生じた場合であっても、印刷作業能率を高水準に維持したままで、色味変動を抑えて高画質画像を得ることができるとしている。特許文献2は、後処理が実施中である場合に、画像形成の累計時間が予め定められた設定時間を超えると判断され、且つ、紙間時間が基準時間を超えると判断されたときに、安定化処理を行う技術を提案している。これにより、印刷生産性に寄与しない空き時間を有効に活用して、印刷生産性を低下させることなく適時に安定化処理を実施することができるとしている。特許文献3は、複数の非画像領域に渡って画像パターンを形成する技術を提案している。これにより、画質を安定化させる補正動作を遅滞なく実行するとともに、生産性の低下を防止することができるとしている。
特開2008-292614号公報 特開2015-206907号公報 特開2009-237036号公報
しかしながら、従来は、印刷処理(画像形成処理)と並行して校正処理を実行する際に画像形成処理の内容と校正処理の内容を関連づけて検討することは十分に行われていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画像形成処理と並行して校正処理を実行する際に画像形成処理の内容と校正処理の内容を関連づけて効率的に校正処理を実行する技術を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置を提供する。前記画像形成装置は、回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部と、前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部と、前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部と、前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部とを備える。
本発明の画像形成方法は、回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを用いる画像形成工程と、前記複数の感光体から中間転写ベルトに前記トナーを転写し、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写工程と、前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給工程と、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理工程と、前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析工程と、前記画像形成工程の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定工程と、前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理工程とを備える。
本発明は、画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置を制御するための画像形成プログラムを提供する。前記画像形成装置は、前記画像形成装置は、回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部とを備え、前記画像形成プログラムは、前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部、前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部、及び前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部として前記画像形成装置を機能させる。
本発明によれば、画像形成処理と並行して校正処理を実行する際に画像形成処理の内容と校正処理の内容を関連づけて効率的に校正処理を実行する技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す断面図である。 一実施形態に係る一括校正処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る画像形成装置1で使用されるバイアス電圧設定用パッチP100及び光量調整用パッチPLを示す説明図である。 一実施形態に係る階調調整処理で使用されるガンマ調整用パッチを示す説明図である。 一実施形態に係るレジストレーション調整処理で使用されるレジストレーション調整用チャートを示す説明図である。 一実施形態に係る印刷校正処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る紙間校正処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る紙間校正処理の内容の一例を示す説明図である。 一実施形態に係る紙間校正処理の内容の他の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置1は、制御部10と、画像形成部20と、記憶部40と、画像読取部50と、通信インターフェース部90(通信I/Fとも呼ばれる。)とを備えている。画像読取部50は、原稿から画像を読み取ってデジタルデータである画像データIDを生成する。画像形成装置1は、通信インターフェース部90とLANとを介して後処理装置500に接続されている。
画像形成部20は、色変換処理部21と、ハーフトーン処理部22と、一対の校正用濃度センサ28と、露光部29と、アモルファスシリコン感光体である感光体ドラム(像担持体)30c~30kと、現像部100c~100kと、帯電部25c~25kとを有している。色変換処理部21は、RGBデータである画像データIDをCMYKデータに色変換する。ハーフトーン処理部22は、CMYKデータにハーフトーン処理を実行してCMYKのハーフトーンデータとして印刷データPDを生成する。ハーフトーンデータは、CMYKの各トナーによって形成されるドットの形成状態を表し、ドットデータとも呼ばれる。
制御部10は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部10は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェースに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置1全体を制御する。制御部10は、校正処理部11と紙間時間計測部12と校正内容決定部13とを備えている。校正処理部11、紙間時間計測部12及び校正内容決定部13の機能については後述する。
記憶部40は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部10が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。記憶部40は、本実施形態では、さらに校正用データ格納領域R1及び校正データ格納領域R2を有している。
後処理装置500は、画像が形成された印刷用紙に対して、穿孔処理やステープル処理、印刷用紙の束を整合する整合処理といった後処理を実行することができる。後処理には所定の時間が必要とされるので、制御部10は、後処理の実行時には、画像形成の時間的間隔である紙間時間を長くすることになる。
図2は、一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置1は、タンデム型のカラープリンターである。画像形成装置1は、その筐体70内に、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて感光体ドラム(像担持体)30m、30c、30y及び30kが一列に配置されている。感光体ドラム30m、30c、30y及び30kのそれぞれに隣接して、現像部100m、100c、100y及び100kが配置されている。
感光体ドラム30m、30c、30y及び30kには、露光部29から各色用のレーザー光Lm、Lc、Ly及びLkが照射(露光)される。この照射によって、感光体ドラム30m、30c、30y及び30kに静電潜像が形成される。現像部100m、100c、100y及び100kは、トナーを攪拌しながら、感光体ドラム30m、30c、30y及び30kの表面に形成された静電潜像にトナーを付着させる。これにより、現像工程が完了し、感光体ドラム30c~30kの表面に各色のトナー像が形成される。
画像形成装置1は、無端状の中間転写ベルト27を有している。中間転写ベルト27は、テンションローラ24、駆動ローラ26a及び従動ローラ26bに張架されている。中間転写ベルト27は、駆動ローラ26aの回転によって循環駆動させられる。中間転写ベルト27は、搬送方向TBに印刷用紙Pを搬送する。
感光体ドラム30kの上流位置において、中間転写ベルト27を挟んで従動ローラ26bに対抗する位置にクリーニング装置200が配置されている。クリーニング装置200は、微細な繊維が植えられ、高速回転するファーブラシ210を有している。ファーブラシ210は、ブラシ先端の掻き取り力で中間転写ベルト27上のトナーを機械的に除去することができる。このように、画像形成装置1は、中間転写ベルト27に当接するファーブラシ210を使用するブラシクリーニング方式を採用し、使用済みのトナーを掻き取って廃棄している。
たとえば感光体ドラム30k上のブラックのトナー像は、感光体ドラム30kと一次転写ローラ23kとで中間転写ベルト27を挟み、中間転写ベルト27が循環駆動させられることによって中間転写ベルト27に一次転写される。この点は、シアン、イエロー、マゼンタの3色についても同様である。
中間転写ベルト27の表面には、所定のタイミングで相互に重ね合わせられるように一次転写が行われることによってフルカラートナー像が形成される。一対の校正用濃度センサ28は、一次転写が完了し、二次転写の直前のトナー像の濃度が計測できる位置に配置されている。一対の校正用濃度センサ28は、搬送方向TBに対して垂直方向において離隔した位置に配置されている。これにより、一対の校正用濃度センサ28は、副走査方向において異なる2カ所の位置で濃度を計測することができる。
フルカラートナー像は、所定のタイミングで給紙カセット60から供給された印刷用紙Pに二次転写され、定着部の定着ローラ対81によって印刷用紙Pに定着される。所定のタイミングは、レジストローラ33の駆動タイミングによって調整される。クリーニング装置200は、校正パッチについても中間転写ベルト27に残留する残留トナーを中間転写ベルト27から除去することができる。印刷媒体は、画像形成媒体とも呼ばれる。給紙カセット60及びレジストローラ33は、画像形成媒体供給部とも呼ばれる。
図3は、一実施形態に係る一括校正処理(ステップS150)の内容を示すフローチャートである。図4は、一実施形態に係る画像形成装置1で使用されるバイアス電圧設定用パッチP100及び光量調整用パッチPLを示す説明図である。一括校正処理は、現像バイアス校正処理、光量校正処理、レジストレーション調整処理及び階調調整処理(ガンマ設定処理とも呼ばれる。)を一括して順に実行する処理である。本実施形態では、一括校正処理の他に印刷処理(画像形成処理)と平行して、紙間毎に分割して校正処理が行われる紙間校正処理(後述)も利用可能である。
ステップS151では、校正処理部11は、現像バイアス校正処理を実行する。現像バイアス校正処理では、校正処理部11は、現像バイアス電位Vslvを予め設定されている複数の段階で段階的に変更した複数のソリッドパッチP100を有するチャートを中間転写ベルト27に形成する。現像バイアス電位Vslvは、現像部100m、100c、100y及び100kの各現像プロセスで使用されるバイアス電位である。ソリッドパッチP100を表す画像データは、記憶部40の校正用データ格納領域R1に格納されている。
現像バイアス電位Vslvを段階的に変更した複数のソリッドパッチP100を使用するのは、トナー像は、感光体ドラム30の表面の静電潜像の電位と現像部100m、100c、100y及び100kの現像ローラ(図示略)に印加される現像バイアス電位Vslvの電位差に基づいて形成されるからである。複数のソリッドパッチP100は、CMYKのそれぞれについて形成される。
校正処理部11は、校正用濃度センサ28を使用してソリッドパッチP100の各色(たとえばシアン(C))のパッチの濃度を計測する。本実施形態では、校正用濃度センサ28は、たとえばLED(図示せず)から赤外光を出射し、P波のみを透過させる偏光フィルタを透過させて赤外光のP波をパッチに照射し、受光素子で検出した反射光のP波とS波の比率に基づいて濃度を検出することができる。
なお、校正用濃度センサ28には、パッチからの正反射光を検出する正反射方式やパッチからの拡散反射光を検出する拡散反射方式もある。パッチの濃度は、たとえばシアン(C)の補色の関係にある赤色の反射光の光量として計測することもできる。
校正処理部11は、現像バイアス電位Vslvが段階的に変更されている複数のシアン(C)のソリッドパッチP100の中から予め設定されているベタ画像目標濃度に達しているパッチが存在する場合には、そのパッチに対応する最小の現像バイアス電位Vslvを選択することによって現像バイアス電位Vslvの決定が実行される。校正処理部11は、選択された現像バイアス電位Vslvを記憶部40の校正データ格納領域R2に記憶する。
ステップS152では、校正処理部11は、光量校正処理を実行する。光量校正処理では、校正処理部11は、予め設定されている複数の段階で段階的に光量を変更した複数の光量のレーザー光で露光部29に露光させて複数の光量調整用パッチPLを有するチャートを中間転写ベルト27に形成する。光量調整用パッチPLを表す画像データは、記憶部40の校正用データ格納領域R1に格納されている。
校正処理部11は、複数の相違する光量のレーザー光で光量調整用パッチPLを形成するように感光体ドラム30c~30kを露光する。この例では、光量調整用パッチPLは、光量調整に適切なドット面積率として25%のドット面積率を有している。
校正処理部11は、校正用濃度センサ28を使用して各色(たとえばブラック(K))のパッチの濃度を計測する。校正処理部11は、複数の相違する光量のレーザー光で露光された複数の光量調整用パッチPLの反射光を使用して、たとえば内挿計算を実行して予め設定された目標濃度となるような光量である校正光量を設定する。校正処理部11は、校正光量を記憶部40の校正データ格納領域R2に記憶する。
ステップS153では、校正処理部11は、レジストレーション調整処理を実行する。レジストレーション調整処理では、校正処理部11は、主走査方向(搬送方向TBと垂直方向)の色ずれ量と副走査方向(搬送方向TBと平行方向)の色ずれ量を検知し、校正によって色ずれを抑制する。
図5は、一実施形態に係るレジストレーション調整処理で使用されるレジストレーション調整用チャートを示す説明図である。レジストレーション調整用チャートPRは、所定のタイミングでCMYKの各トナーで、それぞれK主パッチKm、M主パッチMm、C主パッチCm及びY主パッチYmと、K副パッチKs、M副パッチMs、C副パッチCs及びY副パッチYsとを形成する。K主パッチKm、M主パッチMm、C主パッチCm及びY主パッチYmは、主走査方向の色ずれ量を検知するためのパッチである。K副パッチKs、M副パッチMs、C副パッチCs及びY副パッチYsは、副走査方向の色ずれ量を検知するためのパッチである。
校正処理部11は、各パッチの先端側での濃度上昇のタイミングを検知し、複数の現像部100c~100kによって形成される画像の位置関係を計測する。校正処理部11は、計測された画像の位置関係に基づいて複数の画像間の色ずれを検知することができる。校正処理部11は、検知された色ずれを抑制するように、複数の現像部100c~100kによる画像形成の相対的な時間差(タイミング)や主走査方向の位置を校正する。
ステップS154では、校正処理部11は、階調調整処理を実行する。階調調整処理では、校正処理部11は、0乃至255(濃度0%~100%)の入力階調値に対してリニアに0乃至255(濃度0%~100%)の画像濃度としての出力階調値(ドット面積率0%~100%)を実現するための入出力ガンマを設定することができる。
図6は、一実施形態に係る階調調整処理で使用されるガンマ調整用パッチを示す説明図である。ガンマ調整用パッチは、ドット面積20%のハーフパッチP20、ドット面積40%のハーフパッチP40、ドット面積60%のハーフパッチP60、ドット面積80%のハーフパッチP80及びドット面積100%のソリッドパッチP100を有している。
この例では、一括校正処理は、現像バイアス校正処理、光量校正処理、レジストレーション調整処理及び階調調整処理の順に連続して(一括して)実行しているが、この順序に限定されない。ただし、現像バイアス校正処理、光量校正処理及び階調調整処理は、この順序で実行されることが好ましい。
図7は、一実施形態に係る印刷校正処理(ステップS100)の内容を示すフローチャートである。印刷校正処理は、後処理の有無に応じて、一括校正処理と紙間校正処理のいずれかの方法で校正処理を行う処理である。一般に後処理を実行する場合には、紙間時間が長くなるとともに、印刷処理枚数が増加する傾向にあるからである。
ステップS110では、制御部10は、画像形成動作起動処理を実行する。画像形成動作起動処理は、たとえばLANを介しての印刷ジョブの受信や複写操作の開始に応じて実行される。
ステップS120では、校正処理部11は、校正の要否を判断する。校正の要否は、たとえば印字枚数や駆動時間、温度変化、湿度変化といった様々な要因によって決定される。校正が必要と判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS130に進め、校正が必要でないと判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS160に進める。
ステップS130では、校正処理部11は、後処理が実行されるか否かを判断する。後処理が実行されるか否かは、たとえば画像形成装置1へのユーザー入力や印刷ジョブの内容に基づいて判断される。後処理が実行されると判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS140に進め、後処理が実行されないと判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS150に進める。
ステップS150では、校正処理部11は、画像形成処理を一旦停止させて一括校正処理(図3のステップS150)を実行し、その後に画像形成処理(ステップS160)が開始される。このように、一括校正処理では、校正処理部11は、画像形成処理が停止した状態において、校正処理のために画像形成部20を駆動させることになる。
ステップS140では、校正処理部11は、紙間校正処理を実行する。紙間校正処理では、校正処理部11は、画像形成部20による画像形成処理と並行して校正処理を実行することができる。これにより、画像形成装置1は、印刷途中での色味の変動を抑制することができる。
図8は、一実施形態に係る紙間校正処理(ステップS140)の内容を示すフローチャートである。ステップS141では、校正処理部11は、紙間時間取得処理を実行する。紙間時間取得処理では、予め計測されて校正データ格納領域R2に格納されている紙間時間Tを取得する。紙間時間Tは、たとえば穿孔処理やステープル処理、印刷用紙の束を整合する整合処理といった後処理の種類毎に格納されている。この例では、紙間時間Tは、後処理装置500によって実行される処理がステープル処理である場合の時間であるものとする。紙間時間Tは、レジストローラ33の駆動タイミングによって調整される。
ステップS142では、校正処理部11は、画像データ解析部として機能し、印刷内容解析処理を実行する。印刷内容解析処理では、校正処理部11は、印刷対象となるCMYKの画像データ(たとえばCMYKデータ)を解析し、印刷に主として使用される色材である主色材を特定する。具体的には、校正処理部11は、たとえば白黒印刷については、Kトナーを主色材として特定する。さらに、カラー印刷であってもたとえばシアンを基調とするプレゼン資料である場合、たとえばCMYの各トナー(色材)のうちCトナーを使用して画像が形成される領域である画像形成領域の全画像形成領域に対する割合が所定の閾値を超えるときには、Cトナー(又はCトナーとKトナー)を主色材として特定する。
ステップS143では、校正内容決定部13は、校正内容決定処理を実行する。校正内容決定処理では、校正内容決定部13は、現像バイアス校正処理時間T1、光量校正処理時間T2、レジストレーション調整処理時間T3及び階調調整処理時間T4のいずれもが紙間時間T未満となるように校正内容を決定する。
校正内容決定部13は、主色材に基づいて、現像バイアス校正処理時間T1、光量校正処理時間T2、レジストレーション調整処理時間T3及び階調調整処理時間T4を決定する。具体的には、校正処理部11は、たとえば白黒印刷については、Kトナーのパッチのみを形成することを前提として各処理時間T1乃至T4を決定し、KトナーとCトナーとを主として使用する印刷については主色材(KトナーとCトナー)以外のパッチ数を必要に応じて削減(調整)して校正内容を決定し、それを前提として各処理時間T1乃至T4を決定する。
パッチ数の削減は、複数の現像部の現像バイアスの校正、露光部の露光光量の校正及び階調調整処理の少なくとも1つにおいて適用可能である。パッチ数の削減方法は、たとえば現像バイアス電位Vslvや光量の段階を疎とする方法や階調調整処理のパッチの階調数(上記実施例では5段階)を削減する方法が利用可能である。さらに、パッチ数の削減には、主色材以外のパッチの非形成も含まれる。
ステップS144では、校正内容決定部13は、紙間処理が可能であるか否か、すなわち現像バイアス校正処理時間T1、光量校正処理時間T2、レジストレーション調整処理時間T3及び階調調整処理時間T4のいずれもが紙間時間T未満となるように校正内容を決定することができたか否かを判断する。可能であると判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS145に進め、可能でないと判断した場合には、校正処理部11は、処理をステップS150に進める。
ステップS145では、校正内容決定部13は、校正ステップ決定処理を実行する。校正ステップ決定処理では、校正処理部11は、予め設定されている順序、すなわち、現像バイアス校正処理、光量校正処理、レジストレーション調整処理及び階調調整処理の順に校正ステップの内容を決定する。この例では、校正処理部11は、最初に校正ステップの内容として現像バイアス校正処理を決定する。
図9は、一実施形態に係る紙間校正処理の内容の一例を示す説明図である。この例では、5枚の印刷用紙P1乃至P5への5回の画像形成処理(ステップS160)の間の4回の紙間時間Tにおいて校正処理が実行される。一対の校正用濃度センサ28は、スキャンラインL1とスキャンラインL2の位置において反射光量を計測し、たとえば2つの計測値の平均して計測値を取得する。
ステップS146では、校正処理部11は、校正ステップ実行処理を実行する。校正ステップ実行処理では、校正処理部11は、校正用濃度センサ28を使用して印刷用紙P1の画像形成処理と印刷用紙P2の画像形成処理の間に現像バイアス校正処理を実行する。
ステップS147では、校正処理部11は、校正ステップ記録処理を実行する。校正ステップ記録処理では、校正処理部11は、現像バイアス校正処理が完了したことを記録する。
ステップS148では、紙間時間計測部12は、紙間時間計測処理を実行する。紙間時間計測処理では、校正処理部11は、校正用濃度センサ28による印刷用紙P1の後端の検知時刻と印刷用紙P2の前端の検知時刻の時刻差として紙間時間Tを計測し、紙間時間Tの最小値での更新となるように校正データ格納領域R2に格納する。
次に、校正内容決定部13は、現像バイアス校正処理が完了している旨の記録(ステップS147)に基づいて、校正ステップの内容として光量校正処理を決定する(ステップS145)。校正処理部11は、印刷用紙P2の画像形成処理と印刷用紙P3の画像形成処理の間に光量校正処理を実行する(ステップS146)。さらに、校正処理部11は、印刷用紙P3の画像形成処理と印刷用紙P4の画像形成処理の間にレジストレーション調整処理を実行し、印刷用紙P4の画像形成処理と印刷用紙P5の画像形成処理の間に階調調整処理を実行する。
このように、画像形成装置1は、画像形成枚数をカウントしつつ(ステップS170)、最終ページの画像形成処理が完了するまでの間において(ステップS160及びS180)、画像形成部20による画像形成処理と並行して校正処理を実行することができる。これにより、画像形成装置1は、印刷途中での色味の変動を抑制することができる。
最後に、校正処理部11は、最終ページの画像形成処理が完了してから全色材について一括校正処理(ステップS150)を実行する。ただし、パッチ数を削減することなく全ての色の色材の紙間処理が可能である場合には、画像形成処理の完了とともに、全色材について校正処理も完了していることとなるので、印刷途中での色味の変動を抑制するとともに、画像形成処理における駆動動力を利用して効率的に校正処理を実行することができる。
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、各紙間時間に単一の校正ステップが配置されているが、必ずしも単一の校正ステップとする必要はなく、図10に示されるように、光量校正処理とレジストレーション処理の両者の処理時間T23が紙間時間Taよりも短い場合には、単一の紙間時間Taに複数の校正処理(たとえば光量校正処理とレジストレーション処理)が実行されるように構成してもよい。
変形例2:本発明は、複数種類のハーフトーン処理を実行可能な画像形成装置にも適用することができる。たとえばスクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理が実行される場合には、画像データ解析部は、画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、校正処理部は、階調調整処理において主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減(削除を含む。)して所定の紙間間隔に形成するようにしてもよい。主スクリーン数は、たとえばハーフトーン処理の対象となる画像形成領域の全画像形成領域に対する割合が所定の閾値よりも大きなスクリーン数とすることができる。
1 画像形成装置
10 制御部
20 画像形成部
21 色変換処理部
28 校正用濃度センサ
29 露光部
40 記憶部
50 画像読取部
60 給紙カセット
70 筐体
500 後処理装置

Claims (8)

  1. 画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置であって、
    回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、
    前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、
    前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部と、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部と、
    前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部と、
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部と、
    を備え
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像形成部は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析部は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成装置。
  2. 画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置であって、
    回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、
    前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、
    前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部と、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部と、
    前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部と、
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部と、
    を備え
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像データ解析部は、前記画像データがKの色材のみを使用する白黒の画像形成を表しているときには、前記Kの色材を主色材として特定し、CMYの各色材のうち一のトナーが占める割合が所定の閾値を超えるときには、前記一のトナーを主色材として特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主色材以外の色材のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成し、
    前記画像形成部は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析部は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    前記画像データ解析部は、前記画像データがKの色材のみを使用する白黒の画像形成を表しているときには、前記Kの色材を主色材として特定する画像形成装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    前記画像データ解析部は、CMYの各色材のうち一の色材を使用して画像が形成される画像形成領域の全画像領域に占める割合が所定の閾値を超えるときには、前記一のトナーを主色材として特定する画像形成装置。
  5. 回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを用いる画像形成工程と、
    前記複数の感光体から中間転写ベルトに前記トナーを転写し、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写工程と、
    前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給工程と、
    前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理工程と、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析工程と、
    前記画像形成工程の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定工程と、
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理工程と、
    を備え
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像形成工程は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析工程は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理工程は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成方法。
  6. 回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを用いる画像形成工程と、
    前記複数の感光体から中間転写ベルトに前記トナーを転写し、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写工程と、
    前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給工程と、
    前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理工程と、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析工程と、
    前記画像形成工程の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定工程と、
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理工程と、
    を備え
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像データ解析工程は、前記画像データがKの色材のみを使用する白黒の画像形成を表しているときには、前記Kの色材を主色材として特定し、CMYの各色材のうち一のトナーが占める割合が所定の閾値を超えるときには、前記一のトナーを主色材として特定し、
    前記校正処理工程は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主色材以外の色材のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成し、
    前記画像形成工程は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析工程は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理工程は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成方法。
  7. 画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、
    前記画像形成装置は、回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部とを備え、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部、
    前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部、及び
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部として前記画像形成装置を機能させ
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像形成部は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析部は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成プログラム。
  8. 画像形成媒体に対して画像を形成し、前記画像形成媒体に対して後処理を実行する後処理装置に接続可能な画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、
    前記画像形成装置は、回転可能な複数の感光体と、画像データに基づいて前記複数の感光体に露光して静電潜像を形成する露光部と、前記複数の感光体にトナーを付着させる複数の現像部とを有する画像形成部と、前記複数の感光体から前記トナーが転写され、前記転写されたトナーを画像形成媒体上に転写する中間転写ベルトと、前記画像形成媒体を所定の紙間間隔で前記中間転写ベルトに供給する画像形成媒体供給部とを備え、
    前記後処理の実行に応じて、前記画像データを解析して主として画像形成に使用される色材である主色材を特定する画像データ解析部、
    前記画像形成部の校正処理を複数の校正ステップに分割し、前記複数の校正ステップで使用される前記主色材以外の色材に関するパッチの数を削減して、前記複数の校正ステップのいずれもが前記所定の紙間間隔に形成可能となるように前記複数の校正ステップの内容を決定する校正内容決定部、及び
    前記複数の校正ステップのそれぞれに使用されるパッチを前記所定の紙間間隔に形成する校正処理部として前記画像形成装置を機能させ、
    前記複数の校正ステップは、前記複数の現像部の現像バイアスの校正と、前記露光部の露光光量の校正と、色ずれを抑制するためのレジストレーション調整処理と、階調調整処理とを含み、
    前記画像データ解析部は、前記画像データがKの色材のみを使用する白黒の画像形成を表しているときには、前記Kの色材を主色材として特定し、CMYの各色材のうち一のトナーが占める割合が所定の閾値を超えるときには、前記一のトナーを主色材として特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主色材以外の色材のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成し、
    前記画像形成部は、スクリーン数が相互に異なる複数のスクリーン数のいずれかでハーフトーン処理を実行し、
    前記画像データ解析部は、前記画像データを解析して主として画像形成に使用されるスクリーン数である主スクリーン数を特定し、
    前記校正処理部は、前記複数の現像部の現像バイアスの校正、前記露光部の露光光量の校正及び前記階調調整処理の少なくとも1つの校正処理において前記主スクリーン数以外のスクリーン数のパッチ数を削減して前記所定の紙間間隔に形成する画像形成プログラム。
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