JP7214708B2 - 飲料を調製するためのカプセル及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、飲料を調製するためのカプセルであって、茶又はコーヒーなどの飲料の調製に好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされたカプセルの内部空間の周囲に延在する周壁と周壁の第1の端部において内部空間を覆う底壁とを備える、実質的に硬質のカプセル本体を含み、カプセルは底壁とは反対側の周壁の第2の端部において内部空間を覆う蓋を備えるカプセルに関する。
飲料を調製するためのこのようなカプセルは、飲料調製装置で使用するための従来技術によって一般的に知られており、装置の淹出チャンバ内では、液体がカプセル内に注入されて、カプセルの内部空間内に収容された抽出可能な原材料、通常は焙煎して挽いたコーヒー若しくは茶から飲料を抽出するか、又はカプセルの内部空間内に収容された可溶性原材料、通常はインスタントコーヒー、インスタント茶又はインスタントミルク又はチョコレートベースの製品から飲料を調製する。
既知のカプセルの大部分において、カプセルの内部空間は、保管の間、飲料原材料の新鮮さを維持又は長期化するために、飲料調製装置で使用する前は、環境から気密又は液密に密閉される。本明細書のカプセルは、多くの場合、内部空間の周囲に延在する周壁と、周壁の第1の端部において内部空間を覆う底壁とを有する、実質的に硬質のカプセル本体を含む。カプセル本体は、底壁とは反対側の周壁の第2の端部に開口充填側を有する。液密な蓋が、カプセル本体の開口充填側にわたって設けられて、内部空間を覆う。使用に際し、カプセルは、好ましくは底壁及び/又は蓋を穿孔して、熱水などの液体を注入するための注入開口部を形成し、かつ/又は調製された飲料がカプセルから流れ出すことを可能とする出口開口部を形成することができる。
既知のカプセルの多くは、特にエスプレッソ飲料を調製するためのものであり、カプセル内への加圧熱水の注入は、高圧淹出を使用する既知のピストン型エスプレッソマシンで得られるクレマ層を有するエスプレッソ飲料に相当するコーヒー飲料原材料からの物質の淹出と飲料上の泡の形成をもたらす。
クレマなしのコーヒー飲料、例えば、抽出コーヒーとも呼ばれる泡のないコーヒー飲料の場合、通常、飲料原材料と水との混合物の非加圧濾過によって飲料が調製される装置が使用される。
また、茶飲料は、通常、飲料原材料と水との混合物の非加圧濾過によって調製される。可溶性ベース製品、又は抽出可能ベース製品と可溶性ベース製品の組み合わせから調製される飲料も同様である。
しかしながら、クレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料のような飲料を加圧式飲料調製装置で調製することができるカプセル及びシステムの必要性が存在する。
したがって、本発明の目的は、クレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するためのカプセルを提供することである。
本発明の更なる目的は、クレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するための飲料調製装置及びカプセルを備えるシステムを提供することである。
本発明の特定の目的は、従来技術のシステム及びカプセルより改善された、クレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を製造するための、このようなシステム及びカプセルを提供することである。このカプセル及びシステムによって得られるクレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料は、従来技術の非加圧濾過タイプの調製装置で調製されたクレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料と比較して、特に一般の人々が認識する品質において同様又は改善されていることが好ましい。
本発明の別の目的は、クレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するのに好適なカプセルの製造方法を提供することである。
この目的のために、本発明は、本明細書に記載されるカプセルを提供する。また、本発明は、本明細書に記載されるシステムを提供する。更に、本発明は、本明細書に記載される方法を提供する。本発明の特定の実施形態を本明細書に記載する。これらの目的は、本発明、すなわちカプセル、及びシステムによって達成される。
本発明によるクレマなしのコーヒー、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するためのカプセルは、実質的に硬質のカプセル本体が、飲料の調製に好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされたカプセルの内部空間の周囲に延在する周壁と、周壁の第1の端部において内部空間を覆う底壁とを備えており、カプセルは底壁とは反対側の周壁の第2の端部において内部空間を覆う蓋を備え、飲料原材料と蓋との間のカプセルの内部空間に膜が設けられ、蓋には、カプセルが飲料調製デバイスで使用される場合に、調製された飲料を内部空間から流し出すのに好適な予め形成された出口開口部が設けられており、膜は、少なくとも出口開口面にわたって延在し、その出口開口部は、蓋の少なくとも一部にわたって延在する取り外し可能なカバー要素によって液密に閉じられる。従来技術のカプセルでは、閉じられた内部空間内への水の注入は、例えばカプセル本体若しくは蓋を穿孔することによって、又はカプセル本体若しくは蓋の一部が圧力の蓄積によって破裂することによって、出口又は流出開口部が形成されるまで圧力の蓄積をもたらす。流出開口部を形成する前の高い抽出圧力により、抽出可能な原材料がカプセル内に提供された場合に、クレマを形成する化合物がより多く抽出される結果となる。圧力の蓄積に加えて、流出開口部の生成後の急激な圧力低下が調製された飲料中の泡の形成に寄与する。本発明によるカプセルの蓋における予め形成された出口開口部は、カプセルが飲料調製装置において使用される際、水が注入されている間、調製された飲料がカプセルから連続的に流出することを可能にする。したがって、本発明によるカプセルでは、クレマ層の形成に寄与する従来技術の圧力の蓄積及びカプセルの出口側での圧力低下が防止される。したがって、本発明のカプセルは、クレマ層を減らした又はクレマ層なしの飲料の加圧式飲料調製装置における調製に好適である。蓋における予め形成された出口開口部は、保管中のカプセル内の飲料原材料の新鮮さの維持又は長期化のため、カプセルの内部空間の気密封止を維持するために、カバー要素によって閉じられる。飲料調製装置で使用する前に、例えば、カプセルからカバー要素を手動で引き剥がすことによって、出口開口部を解放するためにカバー要素を容易に取り外してもよい。予め形成された出口開口部は、内部空間内の膜によって更に覆われ、この膜は、飲料原材料、例えばコーヒー粉砕物又は茶葉の固体粒子が、出口開口部を通って内部空間から流出することを防止するためのフィルタとして機能し得る。
本発明によるカプセルの好ましい実施形態では、カバー要素は蓋に取り付けられる。例えば、カバー要素は、蓋の予め形成された流出開口部を取り囲む部分に取り付けられてもよい。したがって、カバー要素は、より大きい開口充填側にわたって延在する必要はなく、流出開口部のみを覆うためのサイズとされてよい。これにより、材料コストが節約される。加えて、蓋とカバー要素とは便宜上組立品として事前に製造されてもよく、例えば、カバー要素を備えた蓋を側壁の端部に取り付けることによる単一の工程でこの組立品をカプセル本体に取り付けることができる。また、開口充填側にわたって延在する蓋がカプセル本体にまだ取り付けられていない場合、カバー要素を予め形成された流出開口部を覆う正しい方法で蓋に取り付ける取り扱いがより容易である。例えば、カプセル本体に取り付ける前の蓋は、使用時に内部空間に面する側を支持することができ、カバー要素を取り付けるために、例えば圧力工程の適用により蓋の反対面から力を加えることが可能となる。
本発明によるカプセルの特定の実施形態では、カバー要素と蓋との間に、蓋に対するカバー要素の取り外し可能な接着に好適な接着材料の層が設けられる。特に、カバー要素及び蓋に使用される材料に応じて適切な接着材料が選択されてもよく、カバー要素と蓋との間の接着強度は、ユーザーがカバー要素に手動で取り外し力を加えると容易に上回られるものの、通常の状況下においては蓋とカバー要素との接着を保つために十分なものである。本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、接着材料はヒートシールラッカーである。ラッカーを使用して、カバー要素と蓋との間の所望の接着強度を熱及び圧力による結合得ることができる。ラッカー工程により、蓋の取り付け面、又は好ましくはカバー要素の取り付け面のいずれかに、ラッカーを塗布してもよい。
本発明によるカプセルの更なる好ましい実施形態では、接着材料の層とカバー要素との間の接着強度は、接着材料の層と蓋との間の接着強度よりも弱い。このように、例えばカバー要素を引き裂くことによってカバー要素が取り外されるとき、カバー要素は、通常の状況下では、接着剤層とカバー要素との間の境界面で剥がれ、したがって、カプセルの蓋の一体性は常に維持される。調製された飲料の、特定の寸法を有する予め形成された出口開口部を通ってのカプセルからの決まった流出速度は、本明細書では影響を受けない。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、接着材料の層は、蓋にわたって延在するカバー要素の表面部分の上に設けられ、蓋の出口開口部にわたって延在するカバー要素の部分には、接着材料は実質的に存在しない。本明細書では、内部空間の内容物、すなわち飲料原材料及び抽出された飲料は、本明細書では接着材料にさらされない。
本発明によるカプセルの更なる好ましい実施形態では、蓋の周縁部分を有する蓋がカプセル本体に取り付けられる。蓋は、便宜上、カプセル本体に、例えば、カプセル本体の側壁の端部に接着、溶接、ないしは別の方法で取り付けられてもよい。
本発明による飲料原材料と蓋との間に提供される膜は、とりわけ、クレマ層の形成を最小限に抑えるように適合された不織布材料の層を含む。特に、不織布材料の層の重量、厚さ、及び空気透過率は、好ましくは互いに依存して選択することができ、それにより、カプセル内の抽出された液体から任意のクレマ形成成分を除去するための所望の濾過能力を層に提供することができる。例えば、膜は、1.1~1.8mm又は1.2~1.6mmの範囲の層の厚さ、及び/又はDIN及びISO9237に従って200Paで測定された100~700mm/sの範囲の層の空気透過率、及び/又は300~600g/m2の範囲の層の重量を有し得る。このような膜を有する本発明によるカプセルは、クレマなしのコーヒー飲料又はクレマをほとんど含まないコーヒー飲料を調製するために使用することができる。具体的には、このようなカプセルを用いて、淹出コーヒーのルンゴ又はダブル・ルンゴを調製することができる。このような膜を有する本発明によるカプセルはまた、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するために使用することができる。
膜は、束縛されず取り付けない状態で、内部空間に設置してもよく、膜は、カプセル内に提供されている飲料原材料上にあってもよい。あるいは、膜は、カプセル本体の周縁部分に取り付けてもよい。しかしながら、本発明によるカプセルの好ましい実施形態では、膜は蓋に取り付けられる。したがって、膜は、便宜上、蓋とともに、場合によってはカバー要素とともに、カプセル本体の開口充填側を閉じるためのカプセル本体へのこのような組立体の取り付けの前に、予め組み立てることができる。膜と蓋を予め組み立てる際に、出口孔に対する膜の正確な位置合わせは、出口孔領域全体が膜により覆われるようにすることで、容易に実現することができる。
本発明によるカプセルの特定の実施形態における膜及び蓋は、接着材料の層、好ましくはヒートシールラッカーによって取り付けられてもよい。ラッカー工程によって、膜、又は好ましくは蓋のいずれかに、ヒートシールラッカーを塗布してもよい。
カバー要素、蓋、及びカプセル本体は、当業者によって好適と考えられ、かつ、押出し成形、共押出し成形、射出成形、ブロー成形、真空成形などの当該技術分野で従来公知の技術を用いてシート、フィルム、又は箔に加工することが可能な、多様な材料で製造することができる。カプセル本体及び/又は蓋及び/又はカバー要素の好適な材料としては、プラスチック材料、特に熱可塑性材料、例えば、ポリオレフィンポリマー、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン、PVC、ポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、またアルミニウム、ステンレス鋼、金属合金などの金属箔、又は、紙、ポリエステルなどの織ったシート、若しくは不織のシート、若しくは別の方法で加工した繊維性材料のシート、又はそれらの組み合わせ、例えば、多層材料が挙げられるが、これらに限定されない。カプセルの材料は生分解性ポリマー又は別の生物分解性材料とすることができる。当業者にはカプセルの利用中に想定される食材の利用及びその他の関連する状況を考慮に入れて適切な材料を選択することが可能である。シート又は箔の厚さは、カプセルに形状が安定した又は実質的に硬質な本体を提供するように選択することができる。シート又は箔の厚さは材料の性質に応じて変動することもある。
本発明によるカプセルの更なる好ましい実施形態では、蓋は、実質的にシート様のアルミニウムの層からなる。出口開口部は、所望の寸法でシート内に1つ以上の孔を穿孔又は切断するなど、任意の適切な手段及び方法によって蓋に設けられてもよい。出口開口部は、好ましくは、蓋の中央部分に設けられる。代替的な実施形態では、出口開口部は、消費者によって取り外し可能なカバー要素を取り外す瞬間に形成され得る。例えば、蓋は、好ましくは中央蓋出口領域に、取り外し可能なカバー要素を取り外すことによって露出するミシン目を備えることができる。あるいは、蓋には、例えばレーザースコアリング又はマイクロカット(例えば、ラベルを作製するために使用される部分的な切断など)によって作製された材料脆弱部を、好ましくは、中央蓋出口領域に備えてもよく、材料脆弱部は取り外し可能なカバー要素が取り外されると開口しミシン目が生成される。更なる代替として、ミシン目は積層構造体内の1つ以上の層に設けられ、積層接着剤を用いて定位置に留まることができ、取り外し可能なカバー要素を取り外す際にのみ露出される。
蓋に予め形成された出口開口部は、好ましくは円形である。蓋における予め形成された出口開口部は6~20mmの直径を有してもよく、そのような直径を有する出口開口部は、淹出された飲料が実質的なクレマ層を形成せずにカプセルから流れ出るのに十分な蓋における出口領域を提供する。好ましくは、出口開口部の直径は8~14mmである。最も好ましくは、出口開口部の直径は12mmである。
本発明によるカプセルの別の好ましい実施形態では、蓋は、カバー要素に面する側に、保護ラッカーの層を備える。保護ラッカーは、蓋の強度を更に支持し、特にカバー要素が取り外されたときに蓋の一体性を保護する。
本発明によるカプセルの更に好ましい実施形態におけるカバー要素は、少なくともアルミニウム層とプラスチック層の積層体、好ましいPEとの積層体を含む。アルミニウム層は、カバー要素のカプセルに背を向ける側上にあってよく、アルミニウム製である蓋及びカプセル本体と同じ触感と美観を有する仕上げをカバー要素に提供する。PE層は、カバーの反対側上で蓋に面していてよく、これにより、PE層へのヒートシールラッカーの適用が可能となり、それにより、カバー要素が蓋に取り付けられたときのラッカーとPE層との間の結合強度が、ラッカーのアルミニウム蓋への結合強度よりも低くなる。
本発明によるカプセルの別の特に好ましい実施形態におけるカバー要素は、カバー要素の流出開口部を覆う部分から突出するプルタブを備える。カバー要素の流出開口部を覆う部分に接続された端部とは反対側のプルタブの少なくとも自由端部分は、蓋に取り付けられないままとされてもよく、それにより、ユーザーはプルタブの取り付けられていない部分を手で把み、カバー要素を引き剥がすことでカバー要素を蓋から容易に取り外すことができる。プルタブは、この目的のため、任意の好適なサイズ、例えば長さ及び厚さを有し、カバー要素の迅速かつ容易な取り外しを支持するための形態を有し得る。蓋からカバー要素を取り外すためのプルタブの所望の特性は、一般に、当業者には既知である。好ましくは、プルタブの少なくとも一部は、ユーザーによるプルタブのより容易な把持を可能にするために、カバー要素に面する蓋の表面に対して角度が付けられる。
最も好ましくは、カプセル本体、蓋、及びカバー要素はそれぞれ、主にアルミニウムから作製される。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉などの抽出可能な製品を含む。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、インスタントコーヒー、インスタント茶、インスタントミルク、又はチョコレートなどの可溶性製品を含む。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉などの抽出可能な製品と組み合わせた、インスタントコーヒー、インスタント茶、インスタントミルク又はチョコレート製品などの可溶性製品を含む。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、7~12グラムの量の挽いたコーヒーを含む。カプセル内のこのような比較的大量の挽いたコーヒーは、良好な感覚刺激特性及び感覚品質を有するクレマ層なしのルンゴ又はダブル・ルンゴタイプの淹出コーヒー飲料の調製を可能にする。このような比較的大量の挽いたコーヒーは、例えば、本発明によるカプセルの特定の実施形態では、比較的大きな内部空間を有する比較的大きなサイズのカプセル本体とともに提供されてもよい。例えば、本発明によるカプセルの内側空間は、底壁と蓋との間の高さ寸法が約30~45mm、好ましくは38~42mmであり、周壁の第2の端部における内側空間の直径は、約40~45mm、好ましくは41~43mmであってよい。
本発明によるカプセルの別の特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、4~7グラムの量の挽いたコーヒーを含む。カプセル内のこのような量の挽いたコーヒーは、より小さい体積のクレマなしのコーヒー飲料のより速い調製に特に好適であるが、良好な感覚刺激特性及び感覚品質を有する。このような量の挽いたコーヒーは、例えば、本発明によるカプセルの特定の実施形態では、比較的普通又は小さいサイズの内部空間を有する比較的普通又は小さいサイズのカプセル本体とともに提供されてもよい。例えば、本発明によるカプセルの別の特定の実施形態では、カプセルの内側空間は、底壁と蓋との間の高さ寸法が約26~30mmほど、好ましくは28~29mmであり、周壁の第2の端部における内側空間の直径は、約34~40mm、好ましくは36~38mmである。好ましくは、この特定の実施形態では、出口開口部の直径は、12mm以下、より好ましくは8~12mmであってよい。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、1.5~5グラムの量の茶葉を含む。より具体的には、本発明によるカプセルは、本明細書に記載されるように、普通の又はより小さいサイズのカプセル本体内に1.5~3グラムの茶葉を含んでもよい。本発明によるカプセルはまた、本明細書に記載されるように、比較的大きなサイズのカプセル本体内に2.5~5グラムの茶葉を含んでもよい。
本発明によるカプセルの更なる特定の実施形態では、内部空間内の飲料原材料は、本明細書に記載されるように、普通又はより小さいサイズのカプセル本体内に6~12グラム、好ましくは7~10グラムの量の可溶性製品、例えばインスタントコーヒー、インスタント茶、粉ミルク、又はチョコレート粉末を含む。本発明によるカプセルはまた、本明細書に記載されるように、比較的大きなサイズのカプセル本体内に、10~20グラム、好ましくは12~18グラムの可溶性製品を含んでもよい。
本発明による飲料を調製するためのシステムは、交換可能なカプセルと、水などのある量の流体を圧力下でカプセルに供給するための流体注出装置と、カプセルを保持するための第1の淹出チャンバ部チャンバ部と、淹出チャンバを閉じるための第2の淹出チャンバ部チャンバ部とを有する淹出チャンバとを備える飲料調製装置とを含み、交換可能なカプセルは、飲料の調製に好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされたカプセルの内部空間の周囲に延在する周壁と周壁の第1の端部において内部空間を覆う底壁とを備える、実質的に硬質のカプセル本体を含み飲料調製装置内でのカプセルの使用において、その底壁が、ある量の流体を供給するために流体注出装置の少なくとも1つのナイフによって穿孔され、交換可能なカプセルは、周壁の底壁とは反対側の第2の端部において内部空間を覆う蓋を備えており、蓋は、カプセルが飲料調製デバイス内で使用される場合に、調製された飲料を内部空間から流し出すのに好適な予め形成された出口開口部を有し、第2の淹出チャンバ部チャンバ部は、カプセルを保持する淹出チャンバが閉じられると、周壁の第2の端部において交換可能なカプセルと係合するための抽出プレートを備え、抽出プレートは、カプセルの蓋に向かい合う引き裂き面を備えており、閉じられた淹出チャンバ内で交換可能なカプセルの蓋は、使用時に引き裂き面によって影響を受けない。カプセルの蓋は、抽出プレートの引き裂き面に影響されず、例えば、抽出プレートによって蓋に裂け目又は穴が設けられないので、カプセルの蓋に予め形成された出口開口部が、使用中にカプセルから流れ出す調製された飲料の速度を決定する。したがって、この目的のための寸法とした出口開口部を提供することにより、飲料の調製をシステムによって流体の流れに生じる圧力の蓄積又は急激な圧力低下を発生させずに行うことができる。これにより、調製された飲料上のクレマ層の形成が低減される。蓋における予め形成された出口開口部は、保管中のカプセル内の飲料原材料の新鮮さの維持又は長期化のため、カプセルの内部空間の気密封止を維持するために、カバー要素によって閉じられる。飲料調製装置で使用する前に、例えば、カプセルからカバー要素を手動で引き剥がすことによって、出口開口部を解放するためにカバー要素を容易に取り外してもよい。
本発明によるシステムの好ましい実施形態では、飲料調製デバイスは、加えて、蓋が閉じられたカプセルを更なる飲料を調製するために使用できる淹出チャンバを備える。例えば、システムは、予め形成された出口開口部を有さない閉じられた蓋を有するカプセルを、クレマ層を有するエスプレッソタイプのコーヒー飲料を調製するために使用し得る淹出チャンバを備えた飲料調製装置を備えてもよい。閉じられた蓋を有するカプセルは、既知のカプセル飲料マシンで使用される既知のエスプレッソ型カプセルなどの既知の従来技術のカプセルであってもよい。閉じられた蓋を有するカプセルは、好ましくは、本発明によるカプセルと同様のカプセル本体と、カプセル本体に取り付けられた開口部がない蓋とを有するカプセルである。淹出チャンバ内で閉じられた蓋を有するカプセルでは、使用時に、水の注入は内圧を増加させる。内圧により、閉じられた蓋は外向きに膨らんで、抽出プレートの引き裂き面に接触し得る。飲料調製デバイスの抽出プレートの引き裂き面は、使用時に、そのようなカプセルの膨らんだ蓋を引き裂いて、調製されたコーヒー飲料がカプセルから流れ出ることができる流出開口部を形成するために、複数のレリーフ要素を備えてもよく、又はこれらによって形成されてもよい。淹出チャンバ内で使用される本発明によるカプセルにおいては内部空間の内部に圧力が蓄積されないため、予め形成された開口部を有する蓋は膨らまない、又は少なくとも引き裂き面に接触するのに十分なほどには膨らまない。飲料調製装置の抽出プレート及びカプセルの蓋は、したがって、閉じられた蓋を備えるカプセルは抽出プレート上で引き裂かれる一方、予め形成された出口開口部を有する蓋を備えるカプセルは抽出プレート上で引き裂かれないように、互いに適合されてもよい。したがって、本発明によるシステムにより、例えば、エスプレッソコーヒーのようなクレマ層を有するコーヒー飲料調製のための閉じられた蓋を有するカプセル、及び淹出コーヒーのようなクレマ層なしのコーヒー飲料調製のための予め形成された開口部を備えた蓋を有するカプセルの、両方を使用することが可能になる。加えて、本発明によるシステムにより、茶、ミルク、又はチョコレートベースの飲料を調製するための予め形成された開口部を有する蓋を有するカプセルを使用することが可能になる。
抽出プレートは、第1のタイプのレリーフ要素(複数可)、及び第2のタイプの少なくとも1つのレリーフ要素を含むことができる。第2のタイプのレリーフ要素は、第1のタイプのレリーフ要素よりも鋭利なエッジを有してもよい。
本発明による飲料を調製するのに好適なカプセルの製造方法は、
-飲料を調製するのに好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされたカプセルの内部空間の周囲に延在する周壁を有する、実質的に硬質のカプセル本体と、周壁の第1の端部において内部空間を覆う底壁とを提供することと、
-底壁とは反対側のカプセル本体の開口充填側を介して、内部空間をある量の飲料原材料で満たすことと、
-開口充填側にわたって延在する蓋をカプセル本体に取り付けることによって、開口充填側を閉じることとを含み、
蓋には、カプセル本体への取り付け前に、出口開口部が設けられており、使用中のその出口開口部を介して、調製された飲料がカプセルから流れ出ることができ、出口開口部及び蓋の少なくとも一部にわたって延在する取り外し可能なカバー要素を提供することによって、その出口開口部が液密に閉じられる。
本発明によるカプセルの製造方法の好ましい実施形態では、取り外し可能なカバー要素は、蓋をカプセルに取り付ける前に、蓋に取り付けられる。
本発明によるカプセルの製造方法の更なる好ましい実施形態では、内部空間を飲料原材料で満たした後に、膜が内部空間内に設置される。
本発明によるカプセルの製造方法の特に好ましい実施形態では、蓋をカプセルに取り付ける前に、膜が蓋に取り付けられる。
本発明の上記その他の態様は、添付の図面及び対応する実施形態によって以下更に解明され、これは本出願の一部をなす。図面は、明確かつ明示的に示されない限り、本発明の範囲の限定を反映することをいかなる方法においても意味しない。例示的な実施形態は、非限定的な例示によって与えられる。なお、図面は、非限定例として与えられる本発明の実施形態の、概略的な表現に過ぎない。
図面において、
本発明によるカプセルの第1の実施形態の、カバー要素が取り付けられた閉じた保管状態、及びカバー要素が取り外された解放使用状態の、それぞれの斜視側面図を示す。 本発明によるカプセルの第1の実施形態の、カバー要素が取り付けられた閉じた保管状態、及びカバー要素が取り外された解放使用状態の、それぞれの斜視側面図を示す。 本発明に係るカプセルの一実施形態の上面図である。 本発明によるカプセルの第2の実施形態の、カバー要素が取り付けられた閉じた保管状態の斜視側面図を示す。 本発明によるカプセルで使用するための、カバー要素、蓋、及び膜の積層組立体の略図を示す。
図1A及び図1Bは、本発明の第1の実施形態によるカプセルを示す。カプセル1はカプセル本体2を備える。本体は、本体の内部空間の周囲に延在する円錐台形の側壁を備える。カプセル本体の底壁は、カプセル本体の第1の端部において内部空間を閉じるために側壁の第1の端部に接続される。縁とも呼ばれるフランジ3は、側壁の第2の端部から半径方向外側に延在する。側壁の第2の端部において、カプセル本体は、開口充填側を有する。
カプセルは、カプセル本体のフランジ3に取り付けられた蓋4を更に含む。蓋4は、内部空間の上方の箔の中央に配置された流出開口部5を備える、比較的可撓性のシート状箔である。内部空間には、焙煎して挽いたコーヒーのコーヒー床が提供される。コーヒー床の重量は7~12グラムの範囲である。図1Aに示される保管状態では、カプセル1は、コーヒー床の新鮮さを維持するために密閉されている。出口開口部5は、蓋4に取り付けられたカバー要素6によって液密に閉じられる。図1Bに示されるカプセルの使用状態では、カバー要素6は、出口開口部5を解放するように取り外されている。例えば、カバー要素6は、カバー要素6のプルタブ7を引っ張ることによって、蓋から手動で取り外されてもよい。カプセル本体の底壁は、圧力下でカプセル内に水を供給するため、飲料調製装置の穿孔手段によって穿孔されるように更に設計されている。膜8は、カプセルの内部空間のコーヒー床と蓋4との間で、予め形成された流出開口部5の下に設けられる。カプセル本体2、蓋4、及びカバー要素6は、それぞれ主にアルミニウムから作製されている。カプセル本体2に取り付けられる前の、蓋4、カバー要素6、及び膜8は、蓋4の一方の側に取り付けられて予め形成された出口開口部にわたって延在するカバー要素6と蓋4の反対側に取り付けられて予め形成された出口開口部にわたって延在する膜8により積層体を形成する。
図2は、蓋、カバー要素、出口開口部及び膜の互いに対する位置決めが示される、本発明によるカプセルの実施形態の上面図を示す。出口開口部は、蓋の中央部分に設けられ、円形形状を有する。出口開口部の直径は、6~20mmの間であってもよく、好ましくは8~14mmであり、図2に示されるような最も好ましい実施形態では、12mmである。図2には、更にカバー要素が、カバー要素の出口開口部を覆う部分から延在するプルタブを備えることが示されている。プルタブは、プルタブの非束縛部分、すなわち蓋に取り付けられていないプルタブの部分を、蓋に取り付けられているカバー要素の部分の上に折り返し、出口開口部にわたって延在させるための折り目を備える。
図3は、第2の実施形態における本発明によるカプセルを示し、このカプセルは、カバー要素6が、カバー要素6の出口開口部5を覆う部分からカプセル本体のフランジ又は縁3まで延在する、より長いプルタブ7を含むという点で、図1に示されるカプセルとは異なる。プルタブ7の自由端部は非束縛、すなわち蓋に接着されておらず、蓋の表面に対して角度をなしているため、ユーザーはプルタブのこの自由端部を手で把み、カバー要素を引き剥がすことでカバー要素6を蓋から容易に取り外すことができる。
本発明によるカプセルに使用するためのカバー要素、蓋、及び膜の積層組立体の詳細図を図4に示す。蓋は、アルミニウムで作製されてもよい。アルミニウムの層の厚さは、20~50μmの範囲であってもよく、特さ30μm~40μmであってもよい。図3に示すように、蓋4は、主に、厚さ30μmのアルミニウムの層からなる。アルミニウム層の両側にラッカー層が適用される。カバー要素に面する側のアルミニウム層の面上で、ラッカー層は保護ラッカーである。アルミニウム層の反対側では、ラッカー層は、熱及び圧力結合によって不織布材料の膜8に蓋を取り付けるためのヒートシールラッカーである。
カバー要素6は、40~60μmの厚さを有するアルミニウムの層を含み、示されるように好ましくは47μmの厚さである。アルミニウム層の蓋に面する一方の側には、蓋からカバー要素を適切に取り外す方法、例えば、引っ張る方向を示す矢印を示す情報を提供するために、少なくとも部分的にユーザーに可視であり得る印刷が適用される。この印刷層には、ポリエチレン(PE)層を接着するための透明接着剤層が設けられている。PE層は、厚さ20~40mmであってもよく、示されるように、好ましくは厚さ30mmである。PE層は、カバー要素6を蓋4に取り付けるためのヒートシールラッカーでラッカーされる。ヒートシールラッカーは、アルミニウム蓋に対してよりも弱い結合強度をPE層に対して提供し、その結果、カバー要素に取り外し力が加えられると、カバー要素はXで示されるPE層とヒートシールラッカーとの界面で裂ける。アルミニウム層の他方の側には、印刷プライマー及び更なる印刷層が適用されて、カバー要素に美観を有する仕上げを提供する。保護ラッカーは、カバー要素6の蓋に背を向ける可視外側表面に提供される。
膜8は、主に1.35mmの厚さを有するポリエステル繊維の層を含む。
本明細書では、本発明は本発明の実施形態の具体例を参照して説明する。しかし、本発明の本質から逸脱することなく、その点で様々な修正及び変更が行われ得ることは明らかであろう。明瞭性及び簡潔な説明を目的として、本明細書では、記載した特徴について同じ又は別個の実施形態の一部として説明してきたが、これらの別個の実施形態において説明した特徴の全部又は一部の組み合わせを有する代替実施形態もまた想定される。
これらの例では、カプセル本体及び蓋は本体に蓋を容易に溶接できるようにするアルミ箔製、好ましいポリマー被覆アルミ箔製である。カプセル本体及び/又は蓋は、当業者によって好適と考えられ、かつ、押出し成形、共押出し成形、射出成形、ブロー成形、真空成形などの当該技術分野で従来公知の技術を用いてシート、フィルム、又は箔に加工することが可能な、多様な材料で製造することができることが理解されるであろう。カプセル本体及び/又は蓋の好適な材料としては、プラスチック材料、特に熱可塑性材料、例えば、ポリオレフィンポリマー、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン、PVC、ポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、またアルミニウム、ステンレス鋼、金属合金などの金属箔、又は、紙、ポリエステルなどの織ったシート若しくは不織のシート若しくは別の方法で加工した繊維性材料のシート、又はそれらの組み合わせ、例えば、多層材料が挙げられるが、これらに限定されない。カプセルの材料は生分解性ポリマー又は別の生物分解性材料とすることができる。当業者にはカプセルの利用中に想定される食材の利用及びその他の関連する状況を考慮に入れて適切な材料を選択することが可能である。シート又は箔の厚さは、形状が安定したカプセルを提供するように選択することができる。シート又は箔の厚さは材料の性質に応じて変動することもある。
この例ではカプセルは穿孔手段によって穿孔される。また、穿孔手段で穿孔されないカプセルをシステムに提供することも可能である。このようなカプセルは、例えば入口フィルタを含むことができる。
実施例では、カプセルは、外向きに延在するフランジ状リムを有し、蓋がこのリムに取り付けられる。カプセルが外向きに延在するフリムを含まないことが可能であることが理解されよう。

Claims (20)

  1. 飲料を調製するためのカプセルであって、実質的に硬質のカプセル本体が、前記飲料の調製に好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされた前記カプセルの内部空間の周囲に延在する周壁と、前記周壁の第1の端部において前記内部空間を覆う底壁とを備えており、前記カプセルは前記底壁とは反対側の前記周壁の第2の端部において前記内部空間を覆う蓋を備え、前記飲料原材料と前記蓋との間の前記カプセルの前記内部空間に膜が設けられ、前記蓋には、前記カプセルが飲料調製デバイスで使用される場合に、前記調製された飲料を前記内部空間から流し出すのに好適な予め形成された出口開口部が設けられており、前記膜は、少なくとも前記出口開口面にわたって延在し、その出口開口部は、前記蓋の少なくとも一部にわたって延在する取り外し可能なカバー要素によって液密に閉じられる、および、膜は、1.1~1.8mmの範囲の層の厚さ、及び200Paにおいて100~700mm/sの範囲の層の空気透過率、及び300~600g/m の範囲の重量を有する不織材料の層を有して、クレマ層の形成を防止する、
    上記カプセル。
  2. 前記カバー要素が前記蓋に取り付けられている、請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記カバー要素と前記蓋との間に、前記蓋に対する前記カバー要素の取り外し可能な接着に好適な接着材料の層が設けられる、請求項2に記載のカプセル。
  4. 前記接着材料の層が、前記蓋にわたって延在する前記カバー要素の部分の上に設けられるが、前記蓋の前記出口開口部にわたって延在する前記カバー要素の部分には接着材料が実質的に設けられない、請求項3に記載のカプセル。
  5. 前記接着材料の層と前記カバー要素との間の接着強度が、前記接着材料の層と前記蓋との間の接着強度よりも弱い、請求項3又は4に記載のカプセル。
  6. 前記接着材料がヒートシールラッカーの層である、請求項3~5のいずれか一項に記載のカプセル。
  7. 前記蓋が周縁部において前記カプセル本体に取り付けられる、請求項1~6のいずれか一項に記載のカプセル。
  8. 前記膜が前記蓋に取り付けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載のカプセル。
  9. 前記膜と前記蓋とが、接着材料の層、好ましくはヒートシールラッカーによって取り付けられる、請求項8に記載のカプセル。
  10. 前記カバー要素が、シート状のアルミニウムの層を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のカプセル。
  11. 前記カバー要素が、少なくともアルミニウム層とプラスチック層、特にPEとの積層体を含む、請求項10に記載のカプセル。
  12. 前記蓋が、実質的にシート状のアルミニウムの層からなる、請求項1~11のいずれか一項に記載のカプセル。
  13. 前記蓋が、前記カバー要素に面する側に、保護ラッカーの層を備える、請求項1~12のいずれか一項に記載のカプセル。
  14. 前記カバー要素が、前記出口開口部を覆う前記カバー要素の部分から突出する自由プルタブを備える、請求項1~13のいずれか一項に記載のカプセル。
  15. 前記カプセル本体、前記蓋、及び前記カバー要素がそれぞれ、主にアルミニウムから作製される、請求項1~14のいずれか一項に記載のカプセル。
  16. 前記飲料原材料が、少なくとも7グラムの量の挽いたコーヒーを含む、請求項1~15のいずれか一項に記載のカプセル。
  17. 飲料を調製するためのシステムであって、交換可能なカプセルと、水などのある量の流体を8~20バールの圧力でカプセルに供給できる流体注出装置と、前記カプセルを保持するための第1の淹出チャンバ部と、淹出チャンバを閉じるための第2の淹出チャンバ部とを有する前記淹出チャンバとを備える飲料調製装置とを含み、前記交換可能なカプセルは、前記飲料の調製に好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされた前記カプセルの内部空間の周囲に延在する周壁と前記周壁の第1の端部において前記内部空間を覆う底壁とを備える、実質的に硬質のカプセル本体を含み、前記飲料調製装置内での前記カプセルの使用において、その底壁が、前記ある量の流体を供給するために前記流体注出装置の少なくとも1つのナイフによって穿孔され、前記交換可能なカプセルは、前記周壁の前記底壁とは反対側の第2の端部において前記内部空間を覆う蓋を備えており、前記蓋は、前記カプセルが前記飲料調製デバイス内で使用される場合に、前記調製された飲料を前記内部空間から流し出すのに好適な予め形成された出口開口部を有し、前記飲料原材料と前記蓋との間の前記カプセル内部空間内に膜が設けられ、および、膜は、1.1~1.8mmの範囲の層の厚さ、及び200Paにおいて100~700mm/sの範囲の層の空気透過率、及び300~600g/m の範囲の重量を有する不織材料の層を有して、クレマ層の形成を防止し、前記第2の淹出チャンバ部は、前記カプセルを保持する前記淹出チャンバが閉じられると、前記周壁の前記第2の端部において前記交換可能なカプセルと係合するための抽出プレートを備え、前記抽出プレートは、前記カプセルの前記蓋に向かい合う引き裂き面を備えており、前記閉じられた淹出チャンバ内で前記交換可能なカプセルの前記蓋は使用時に、前記引き裂き面によって影響を受けない、システム。
  18. 飲料を調製するのに好適なカプセル、特に請求項1~16のいずれか一項に記載のカプセルの製造方法であって、
    -前記飲料を調製するのに好適な飲料原材料により少なくとも部分的に満たされた前記カプセルの内部空間の周囲に延在する周壁を有する、実質的に硬質のカプセル本体と、前記周壁の第1の端部において前記内部空間を覆う底壁とを提供することと、
    -前記底壁とは反対側の前記カプセル本体の開口充填側を介して、前記内部空間をある量の前記飲料原材料で満たすことと、
    -前記内部空間を前記飲料原材料で満たした後に、前記内部空間内に膜を設けること、および、膜は、1.1~1.8mmの範囲の層の厚さ、及び200Paにおいて100~700mm/sの範囲の層の空気透過率、及び300~600g/m の範囲の重量を有する不織材料の層を有して、クレマ層の形成を防止する、と、
    -前記開口充填側にわたって延在する蓋を前記カプセル本体に取り付けることによって、前記開口充填側を閉じることとを含み、前記蓋には、前記カプセル本体への前記取り付け前に、出口開口部が設けられており、使用時にその出口開口部を介して、調製された飲料が前記カプセルから流れ出ることができ、前記出口開口部及び前記蓋の少なくとも一部にわたって延在する取り外し可能なカバー要素を提供することによって、その出口開口部が液密に閉じられる方法。
  19. 前記取り外し可能なカバー要素が、前記蓋を前記カプセルに取り付ける前に、前記蓋に取り付けられる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記蓋を前記カプセルに取り付ける前に、前記膜が前記蓋に取り付けられる、請求項18または19に記載の方法。
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