JP7214308B2 - ウェーハの加工方法 - Google Patents

ウェーハの加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7214308B2
JP7214308B2 JP2018200822A JP2018200822A JP7214308B2 JP 7214308 B2 JP7214308 B2 JP 7214308B2 JP 2018200822 A JP2018200822 A JP 2018200822A JP 2018200822 A JP2018200822 A JP 2018200822A JP 7214308 B2 JP7214308 B2 JP 7214308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
laser beam
modified layer
processing
crack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018200822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020068316A (ja
Inventor
繁史 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2018200822A priority Critical patent/JP7214308B2/ja
Publication of JP2020068316A publication Critical patent/JP2020068316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7214308B2 publication Critical patent/JP7214308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、ウェーハの内部にレーザビームを集光してウェーハを分割する起点となる改質層を形成し、該改質層からウェーハの表面側にクラックを伸長させるウェーハの加工方法に関する。
デバイスを搭載するデバイスチップを形成する際には、ウェーハの表面に互いに交差する複数の分割予定ラインを設定し、分割予定ラインで区画された各領域にデバイスを形成し、ウェーハを分割予定ラインに沿って分割する。
ウェーハを分割する際には、例えば、ウェーハに対して透過性を有する波長のレーザビームを分割予定ラインに沿ってウェーハの裏面側から照射してウェーハの内部に集光させる。該レーザビームをウェーハの内部に集光させると、多光子吸収過程により分割の起点となる改質層が形成されるとともに、該改質層からウェーハの厚さ方向にクラックが伸長する(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。ウェーハの表面にクラックが到達すると、ウェーハが分割予定ラインに沿って分割される。
この加工方法では、ウェーハの深さ方向における改質層の形成位置やレーザビームの照射条件等の加工条件を適切に設定しなければクラックをウェーハの厚さ方向に適切に伸長できない。ウェーハの加工条件が適切でなければ、クラックが伸長せず、または、予定していない方向にクラックが伸長する等してウェーハを適切に分割できないため、デバイスチップの歩留まりが低下する。
特開2005-86161号公報 特開2010-68009号公報
ウェーハへのレーザビームの照射は、レーザ加工装置で実施される。レーザ加工装置は、装置の状態の変化や、装置が設置された環境の変化等に敏感であり、僅かな変化によりレーザビームの照射条件が変化する場合がある。
そこで、ウェーハに対してレーザビームを照射して改質層を形成してウェーハを分割する場合、ウェーハを適切に加工できたことを確認するために、形成された改質層からウェーハの表面に向かってクラックが伸長しているか否かを確認することが望まれる。そして、ウェーハの内部の改質層よりも表面側におけるクラックの形成状況を確認するには、ウェーハを表面側から観察する必要がある。
裏面側からレーザビームが照射されて内部に改質層が形成されたウェーハの表面側を観察するためには、ウェーハをレーザ加工装置から取り出し、顕微鏡等によりウェーハの表面側を観察しなければならない。そのため、クラックの形成状況の確認に工数がかかり問題となっていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェーハが適切に加工されたか否かを容易に確認できるウェーハの加工方法を提供することである。
本発明の一態様によると、表面に複数の分割予定ラインが設定されたウェーハの該分割予定ラインに沿って該ウェーハの内部に改質層を形成するウェーハの加工方法であって、該ウェーハの該表面をチャックテーブルに対面させ、該チャックテーブルで該ウェーハを保持する保持ステップと、該ウェーハに対して透過性を有する波長の第1のレーザビームの集光点を該ウェーハの内部に位置付け、レーザビーム照射ユニットと、該チャックテーブルと、を該分割予定ラインに沿う方向に相対的に移動させながら該レーザビーム照射ユニットから該第1のレーザビームを該分割予定ラインに沿って該ウェーハの裏面側に照射し、該ウェーハの内部に改質層を形成する改質層形成ステップと、該改質層形成ステップの後に、該ウェーハの加工閾値を超えない出力であり、かつ、該ウェーハに対して透過性を有する波長である第2のレーザビームの集光点を該ウェーハの表面に位置付けると同時に該集光点を該分割予定ラインに沿う方向に対して直交する方向に該改質層から所定の距離離間させるように位置付け、該第2のレーザビームを該ウェーハの該裏面側から照射する観察用レーザビーム照射ステップと、該観察用レーザビーム照射ステップで照射された該第2のレーザビームの反射光を撮像ユニットで撮像する撮像ステップと、該撮像ステップで撮像された画像に基づいて、該改質層から該ウェーハの表面側に向かってクラックが伸長しているか否かを判定する判定ステップと、を含むことを特徴とするウェーハの加工方法が提供される。
好ましくは、該観察用レーザビーム照射ステップで該ウェーハに照射される該第2のレーザビームは、該レーザビーム照射ユニットから照射される。
また、好ましくは、該判定ステップにおいて該改質層から該ウェーハの表面側に向かって該クラックが伸長していないと判定された場合、該レーザビーム照射ユニットと、該撮像ユニットと、を含むレーザ加工装置に異常があると診断する装置診断ステップを更に含む。また、好ましくは、該観察用レーザビーム照射ステップでは、該第2のレーザビームの該集光点で反射された該反射光の一部が該改質層に到達し、該第2のレーザビームの該集光点で反射された該反射光の他の一部が該改質層よりも該表面側の領域に進行する。また、好ましくは、該判定ステップでは、該撮像ステップで撮像された該画像に写る該反射光が該改質層から該ウェーハの表面側に向かって伸長する該クラックに遮られているか否かに基づいて、該改質層から該ウェーハの表面側に向かって該クラックが伸長しているか否かを判定する。
本発明の一態様にかかるウェーハの加工方法では、ウェーハの内部に第1のレーザビームを集光させて改質層を形成する改質層形成ステップを実施した後、観察用レーザビーム照射ステップと、撮像ステップと、判定ステップと、を実施する。観察用レーザビーム照射ステップでは、第2のレーザビームの集光点を該ウェーハの表面に位置付けて、かつ、該改質層と所定の距離離間させるように位置付け、観察用レーザビームとして第2のレーザビームをウェーハに照射する。
観察用レーザビーム照射ステップにおいてウェーハに照射された第2のレーザビームはウェーハの表面で反射されるため、撮像ステップでは撮像ユニットにより該第2のレーザビームの反射光を撮像できる。このとき、集光点において反射された該反射光の一部は、改質層よりも表面側(下方側)の領域を経由する。
改質層からウェーハの表面にクラックが伸長している場合、クラックに進入した空気の層により該反射光が遮られるため、遮られた該反射光が撮像ユニットに到達せず、撮像ステップで得られる画像にはクラックに遮られた反射光は映らない。その一方で、改質層からウェーハの表面にクラックが伸長していない場合、該反射光は遮られないため、撮像ステップで得られる画像には改質層よりも表面側の領域を経由した反射光も映る。すなわち、撮像ステップで得られる画像によりクラックの有無を判定できる。
この際、ウェーハをレーザ加工装置のチャックテーブルから移動させる必要がなく、改質層を形成した後に間を置かずに改質層からウェーハの表面に至るクラックが形成されたか否かを判定できる。
したがって、本発明により、ウェーハが適切に加工されたか否かを容易に確認できるウェーハの加工方法が提供される。
ウェーハを模式的に示す斜視図である。 レーザ加工装置を模式的に示す斜視図である。 改質層形成ステップを模式的に示す側面図である。 観察用レーザビーム照射ステップを模式的に示す側面図である。 図5(A)は、改質層から伸長するクラックが形成されていない場合における反射光の経路を模式的に示す断面図であり、図5(B)は、改質層から伸長するクラックが形成されている場合における反射光の経路を模式的に示す断面図である。 図6(A)は、撮像ステップで得られる画像の一例を示す写真であり、図6(B)は、撮像ステップで得られる画像の他の一例を示す写真である。 ウェーハの加工方法の各ステップのフローを示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るウェーハの加工方法により改質層が形成されるウェーハについて説明する。図1は、ウェーハ1を模式的に示す斜視図である。
ウェーハ1は、例えば、Si(シリコン)、SiC(シリコンカーバイド)、GaN(ガリウムナイトライド)、GaAs(ヒ化ガリウム)、若しくは、その他の半導体等の材料、または、サファイア、ガラス、石英等の材料からなる略円板状の基板等である。該ガラスは、例えば、アルカリガラス、無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス等である。
ウェーハ1の表面1aには、互いに交差する複数の分割予定ライン3が設定される。ウェーハ1の表面1aには、分割予定ライン3により区画された各領域に、デバイス5が形成される。該デバイス5は、例えば、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large-Scale Integrated circuit)等である。ただし、ウェーハ1はこれに限定されない。ウェーハ1の材質、形状、構造、大きさ等に制限はなく、ウェーハ1にはデバイス5が形成されていなくてもよい。
ウェーハ1を分割予定ライン3に沿って分割すると、それぞれデバイス5を搭載する個々のデバイスチップが形成される。ウェーハ1を分割する際は、例えば、分割予定ライン3に沿ってウェーハ1の内部にレーザビームを集光させて多光子吸収過程によりウェーハ1の内部に改質層を形成するとともに、該改質層からウェーハ1の表面1aに向かって厚さ方向に沿って伸長するクラックを形成する。
このとき、ウェーハ1の加工条件が適切であり、レーザ加工装置の状態も加工に適した状態でなければ、改質層からクラックが伸長せず、または、予定していない方向にクラックが伸長する等してウェーハ1を適切に分割できない。この場合、デバイスチップの歩留まりが低下する。そのため、改質層からウェーハ1の表面1aに伸長するクラックが適切に形成されているかを確認する必要がある。
次に、本実施形態に係るウェーハ1の加工方法が実施されるレーザ加工装置2について図2等を用いて説明する。図2は、レーザ加工装置2を模式的に示す斜視図である。レーザ加工装置2によると、ウェーハ1の内部に形成された改質層からウェーハ1の表面1aに適切にクラックが伸長しているか否か、容易に確認できる。
レーザ加工装置2は、ウェーハ1を保持するチャックテーブル26と、ウェーハ1のレーザ加工を実施するレーザビーム照射ユニット32と、を備える。レーザ加工装置2の基台4の上面には、チャックテーブル26をY軸方向に沿って移動させるY軸移動機構6が設けられている。Y軸移動機構6は、例えば、ウェーハ1を保持するチャックテーブル26を割り出し送りする割り出し送りユニットとして機能する。
Y軸移動機構6は、Y軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール8と、Y軸ガイドレール8にスライド可能に取り付けられたY軸移動テーブル10と、を備える。Y軸移動テーブル10の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール8に平行なY軸ボールねじ12が螺合されている。
Y軸ボールねじ12の一端には、Y軸パルスモータ14が連結されている。Y軸パルスモータ14によりY軸ボールねじ12を回転させると、Y軸移動テーブル10がY軸ガイドレール8に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動テーブル10の上面には、チャックテーブル26をX軸方向に沿って移動させるX軸移動機構16が設けられている。X軸移動機構16は、例えば、ウェーハ1を保持するチャックテーブル26を加工送りする加工送りユニットとして機能する。
X軸移動機構16は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール18と、X軸ガイドレール18にスライド可能に取り付けられたX軸移動テーブル20と、を備える。X軸移動テーブル20の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレール18に平行なX軸ボールねじ22が螺合されている。
X軸ボールねじ22の一端には、X軸パルスモータ24が連結されている。X軸パルスモータ24によりX軸ボールねじ22を回転させると、X軸移動テーブル20がX軸ガイドレール18に沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル20の上には、チャックテーブル26が配設される。チャックテーブル26は上面側に多孔質部材(不図示)を有する。多孔質部材の上面は、ウェーハ1を保持する保持面26aとなる。チャックテーブル26は、保持面26aに垂直な軸の周りに回転可能である。
チャックテーブル26は、該多孔質部材に接続された吸引源(不図示)を有する。保持面26a上にウェーハ1を載せ、多孔質部材を通して該ウェーハ1に対して吸引源により生じた負圧を作用させると、ウェーハ1はチャックテーブル26に吸引保持される。
ウェーハ1をチャックテーブル26に保持させる際、予め、環状のフレームと、外周が該環状フレームに貼られた粘着テープと、ウェーハ1と、を一体化したフレームユニットを形成してもよい。フレームユニットを形成する際には、該環状フレームの開口中に露出した粘着テープの粘着面にウェーハ1の表面1a側を貼着させる。
この場合、チャックテーブル26にフレームユニットを保持させる際には、該粘着テープを介してウェーハ1を保持面26a上に載せる。チャックテーブル26の周囲には、フレームユニットを構成する環状フレームを固定するクランプ26bが設けられてもよい。
レーザ加工装置2の基台4の上面の後部には、レーザビーム照射ユニット32を支持する立設部28が配設されている。立設部28の上部にはチャックテーブル26の上方まで伸びた支持部30の基端側が接続され、支持部30の先端側にはレーザビーム照射ユニット32が配設されている。レーザビーム照射ユニット32は、チャックテーブル26の上方に配設された加工ヘッド34aを備え、加工ヘッド34aからウェーハ1にレーザビームを照射する。
レーザビーム照射ユニット32の構成について、さらに詳述する。図3には、チャックテーブル26の保持面26a上に保持されたウェーハ1にレーザビームを照射できるレーザビーム照射ユニット32の構成例が模式的に示されている。
図3に示される通り、レーザビーム照射ユニット32は、レーザを発振するレーザ発振器36と、ミラー38と、集光レンズ42と、を備える。レーザビーム照射ユニット32は、レーザ発振器36と、集光レンズ42と、の間にビームスプリッタ40を備える。レーザ発振器36から出射されたレーザビーム46は、ミラー38により所定の方向に反射され、ビームスプリッタ40と、集光レンズ42と、を経て、チャックテーブル26に保持されたウェーハ1に集光される。
レーザ発振器36は、ウェーハ1に対して透過性を有する波長(ウェーハ1が透過する波長)のレーザビーム46を出射する機能を有する。例えば、レーザビーム46には、Nd:YAG等を媒体とし発振される波長1099nmのレーザが用いられる。ただし、レーザ発振器36及びレーザビーム46はこれに限定されず、ウェーハ1の材質等により選択される。
ウェーハ1の内部に改質層を形成する際には、例えば、レーザビーム46の出力は2W~3W程度とされる。ただし、レーザビーム46の出力はこれに限定されず、ウェーハ1の内部に改質層を形成できる出力であればよい。該出力のレーザビーム46をウェーハ1の内部に集光すると、多光子吸収過程によりウェーハ1の内部に改質層が形成されるとともに、該改質層からウェーハ1の表面1aに伸長するクラックが形成される。
集光レンズ42は、チャックテーブル26に保持されたウェーハ1の所定の高さ位置にレーザビーム46を集光させる機能を有する。集光レンズ42は、例えば、高さ方向に沿って移動可能であり、集光レンズ42を移動させることによりレーザビームの集光点の高さ位置を変えられる。
また、レーザ発振器36は、ウェーハ1の内部に改質層を形成できる加工閾値を超えない出力のレーザビーム46を出射できる。後述の通り、ウェーハ1の内部に形成された改質層からウェーハ1の表面1aにクラックが伸長しているか否かを判定するために観察用レーザビームをウェーハ1に照射する際には、レーザ発振器36は、例えば、加工閾値を超えない0.2W程度の出力のレーザビーム46を出射する。
ただし、レーザビーム46の出力はこれに限定されない。加工閾値はウェーハ1の材質により異なるため、レーザビーム46の出力は加工されるウェーハ1の材質に応じて加工閾値を超えないように適宜決定される。
または、レーザビーム照射ユニット32は、2以上のレーザ発振器を備えてもよく、ウェーハ1をレーザ加工する際にウェーハ1に照射するレーザビームと、該観察用レーザビームと、を異なるレーザ発振器から出射させてもよい。
レーザビーム照射ユニット32は、ウェーハ1に照射された観察用レーザビームがウェーハ1の表面1aで反射され、その後、レーザビーム照射ユニット32に到達した一部の反射光48を撮像する撮像ユニット44をさらに備える。撮像ユニット44は、ビームスプリッタ40により反射された反射光48を撮像する。撮像ユニット44は、例えば、CMOSセンサ、または、CCDセンサ等を備える。
なお、レーザビーム照射ユニット32の撮像ユニット44は、レーザビーム46の集光点42aを所定の高さ位置に位置付ける際に使用されてもよい。撮像ユニット44により撮像される画像を用いると、集光点42aが所定の高さ位置に位置付けられているか否かを判定できる。
次に、本実施形態に係るウェーハの加工方法について説明する。該ウェーハの加工方法は、例えば、レーザ加工装置2において実施される。該ウェーハの加工方法では、表面1aに複数の分割予定ライン3が設定されたウェーハ1の該分割予定ライン3に沿って該ウェーハ1の内部に改質層を形成する。図7に、該ウェーハの加工方法の各ステップのフローを説明するフローチャートを示す。以下、各ステップについて詳述する。
まず、ウェーハ1をレーザ加工装置2に搬入し、ウェーハ1の表面1aをチャックテーブル26に対面させ、該チャックテーブル26でウェーハ1を保持する保持ステップS1を実施する。
保持ステップS1では、まず、ウェーハ1の裏面1b側を上方に露出させるようにウェーハ1の表面1a側をチャックテーブル26の保持面26aに対面させてチャックテーブル26の上にウェーハ1を載せる。その後、チャックテーブル26の吸引源を作動させてウェーハ1に負圧を作用させると、ウェーハ1がチャックテーブル26に吸引保持される。例えば、図3には、チャックテーブル26に吸引保持されたウェーハ1の断面図が示されている。
なお、保持ステップS1を実施する前に、予めウェーハ1の表面1aに粘着テープ等の保護部材を貼着する保護部材配設ステップを実施してもよい。この場合、保持ステップS1では、該保護部材を介してウェーハ1がチャックテーブル26に保持される。
次に、第1のレーザビームを分割予定ライン3に沿ってウェーハ1の裏面1b側から照射し、ウェーハ1の内部に改質層を形成する改質層形成ステップS2を実施する。該第1のレーザビームは、ウェーハ1に対して透過性を有する波長のレーザビームである。
改質層形成ステップS2では、まず、X軸移動機構16及びY軸移動機構6を作動させて、レーザビーム照射ユニット32の下方にウェーハ1の一つの分割予定ライン3の一端を位置付ける。同時に、チャックテーブル26を回転させてウェーハ1の分割予定ライン3を加工送り方向(X軸方向)に合わせる。そして、第1のレーザビームの集光点42aをウェーハ1の内部の所定の高さ位置に位置付ける。
その後、レーザビーム照射ユニット32と、チャックテーブル26と、を分割予定ライン3に沿う方向に相対的に移動させながら第1のレーザビームをウェーハ1に照射する。ウェーハ1の加工に十分な条件で第1のレーザビームがウェーハ1に照射されると、ウェーハ1の内部に分割予定ライン3に沿った改質層が多光子吸収過程により形成されるとともに該改質層からウェーハ1の表面1aに伸長するクラックが形成される。
ウェーハ1の一つの分割予定ライン3に沿って改質層を形成した後、ウェーハ1を割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させ、他の分割予定ライン3に沿って同様にウェーハ1の内部に改質層等を形成する。一つの方向に沿ったすべての分割予定ライン3に沿って改質層等を形成した後、チャックテーブル26を回転させ、同様に他の方向に沿った分割予定ライン3に沿って改質層等を形成する。ウェーハ1のすべての分割予定ライン3に沿って改質層等を形成すると、改質層形成ステップS2が完了する。
例えば、分割予定ライン3に沿って内部に改質層と、改質層から伸長するクラックと、が形成されたウェーハ1を裏面1b側から研削してウェーハ1を薄化し改質層等を除去すると、ウェーハ1が分割されて個々のデバイスチップが得られる。このとき、予定していない方向にクラックが伸長する等してクラックが改質層からウェーハ1の表面1aに適切に伸長していなければ、ウェーハ1を適切に分割できないため、デバイスチップの歩留まりが低下する。
そこで、本実施形態に係るウェーハの加工方法では、改質層から該表面1aに伸長するクラックの有無を判定するために、観察用レーザビーム照射ステップS3と、撮像ステップS4と、判定ステップS5と、を実施する。
次に、改質層形成ステップS2の後に実施する観察用レーザビーム照射ステップS3について説明する。観察用レーザビーム照射ステップS3では、チャックテーブル26に保持されたウェーハ1に対してレーザビーム照射ユニット32から観察用レーザビームとして第2のレーザビームを照射する。第2のレーザビームは、ウェーハ1の加工閾値を超えない出力であり、かつ、ウェーハ1に対して透過性を有する波長である。第2のレーザビームは、例えば、第1のレーザビームの出力を小さくしたレーザビームである。
図4は、観察用レーザビーム照射ステップS3を模式的に示す側面図である。内部に改質層1cが形成されたウェーハ1に裏面1b側から第2のレーザビームを照射する際、予め集光点42aをウェーハ1の表面1aに位置付ける。このとき、集光点42aを該分割予定ライン3に沿う方向に対して直交する方向に改質層1cから所定の距離離間させるように位置付ける。
このとき、第2のレーザビームをウェーハ1に照射しながら、チャックテーブル26を加工送り方向(X軸方向)に移動させてもよく、チャックテーブル26を移動させなくてもよい。
観察用のレーザビームである第2のレーザビームをウェーハ1の表面1aに集光させると、該第2のレーザビームは集光点42aで反射される。反射された第2のレーザビームの一部は、レーザビーム照射ユニット32の集光レンズ42を経てビームスプリッタ40に到達する。そして、一部の反射光48はビームスプリッタ40で反射され、撮像ユニット44に到達する。
本実施形態に係るウェーハの加工方法では、観察用レーザビーム照射ステップS3を実施した後、該観察用レーザビーム照射ステップS3で照射された該第2のレーザビームの反射光48を撮像ユニット44で撮像する撮像ステップS4を実施する。ここで、ウェーハ1の表面1aに位置付けられた集光点42aで反射された第2のレーザビームの反射光の経路について詳述する。
図5(A)は、改質層1cから伸長するクラックが形成されていない場合における反射光48の経路を模式的に示す断面図であり、図5(B)は、改質層1cから伸長するクラック1dが形成されている場合における反射光48の経路を模式的に示す断面図である。
なお、図5(A)に示す断面図及び図5(B)に示す断面図は、クラック1dの有無が反射光48に与える影響について説明するための図面である。図5(A)に示す断面図及び図5(B)に示す断面図では、ウェーハ1の断面に付すべきハッチングを説明の便宜のために省略している。また、これらの断面図において、反射光48の経路、改質層1c、分割予定ライン3、クラック1d等の相対的な位置関係、及び反射光48が進行する角度等は、説明の便宜のために特徴が強調されている。
観察用レーザビーム照射ステップS3では、集光点42aが改質層1cと重ならないように僅かに水平方向にずれた位置に位置付けられる。そして、第2のレーザビームの反射光48のうち経路に改質層1cが含まれる部分と、反射光48のその他の部分と、は、反射光48が進行する様子が異なる。例えば、改質層1cに到達した反射光48は改質層1cにより遮られる。そのため、撮像ステップS4で得られる画像は、反射光48の経路に存在する改質層1cによる影響を受ける。
例えば、図6(A)は、図5(A)に示す通り反射光48の経路に改質層1cが存在する場合において撮像ステップS4で取得される画像の一例を示す写真である。画像50aは、反射光48の強度の分布によりコントラストが付けられた画像である。画像50aの領域52は、改質層1cによる影響を受けた反射光48が写る領域であり、その他の領域とは写る反射光48の強度が異なることが理解される。
そして、図5(B)に示す通り、ウェーハ1の内部に形成された改質層1cから表面1aにクラック1dが伸長している場合、反射光48は改質層1cだけでなくクラック1dによる影響を受ける。
クラック1dがウェーハ1の表面1aに達している場合、クラック1dにより僅かにウェーハ1が分断されるため、クラック1dに進入する空気の層と、ウェーハ1と、の間に界面が形成される。そのため、クラック1dに到達した反射光48はクラック1dにより遮られる。すなわち、クラック1dが形成されている場合、反射光48のうち改質層1cよりも表面1a側の領域を経由する部分は、撮像ユニット44に到達しない。
例えば、図6(B)は、図5(B)に示す通り改質層1cから表面1aに達するクラック1dが形成されている場合における撮像ステップS4で取得される画像の一例を示す写真である。画像50bは、同様に、反射光48の強度の分布によりコントラストが付けられた画像である。画像50bを見ると、領域52では反射光48の強度が極めて小さいことが理解される。これは、反射光48のうち改質層1cよりも表面1a側の領域を経由する部分がクラック1dにより遮られたためである。
図6(A)の画像50aと、図6(B)の画像50bと、を比較すると容易に理解される通り、クラック1dの有無により撮像ステップS4で取得される画像は大きく変化する。したがって、撮像ステップS4で撮像された画像に基づいて、改質層1cからウェーハ1の表面1a側に向かってクラック1dが伸長しているか否かを判定できる。
なお、観察用レーザビーム照射ステップS3では、集光点42aの改質層1cからの水平方向のずれの量は、撮像ユニット44で撮像される画像によりクラック1dの有無を判定するのに適した量が選択されてもよい。このずれの量は、例えば、ウェーハ1の厚さや改質層1cの形成高さを基に決定されてもよく、例えば、3μm~5μm程度とされる。
本実施形態に係るウェーハの加工方法では、撮像ステップS4の後に判定ステップS5を実施する。判定ステップS5では、撮像ステップS4で撮像された画像のみからクラック1dの有無を判定してもよい。また、クラック1dが形成されていない場合に取得される画像の一例、又はクラック1dが形成されている場合に取得される画像の一例を予め取得しておき、撮像ステップS4で撮像された画像と比較することによりクラック1dの有無を判定してもよい。
本実施形態に係るウェーハの加工方法では、ウェーハ1をチャックテーブル26から移動させることなくその場でクラック1dの有無を判定できるため、ウェーハ1が適切に加工されたか否かを容易に確認できる。
判定ステップS5において、改質層1cから表面1aにクラック1dが伸長していないと判定される場合、改質層形成ステップS2で実施されたレーザ加工が適切に実施されなかったと判断できる。この場合、本実施形態に係るウェーハの加工方法では、レーザビーム照射ユニット32と、撮像ユニット44と、等を含むレーザ加工装置2に何らかの異常があると診断する装置診断ステップS6を更に実施してもよい。
さらに、装置診断ステップS6の後に、レーザ加工装置2に異常があることを報知する報知ステップを実施してもよい。レーザ加工装置2の使用者又は管理者がレーザ加工装置2に異常があるとの報知を受けた場合、ウェーハ1の加工を停止させ、異常の原因を調査してレーザ加工装置2を修正できる。そのため、その後に加工されるウェーハ1は適切にレーザ加工される。
判定ステップS5において、表面1aに伸長するクラック1dが形成されていると判定される場合、その後、例えば、ウェーハ1を裏面1b側から研削して薄化し、ウェーハ1を分割して個々のデバイスチップを製造する。クラック1dが適切に形成されていれば、ウェーハ1は適切に分割される。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、デバイス5が表面1a側に形成されたウェーハ1を加工する場合について主に説明したが、本発明の一態様はこれに限定されない。例えば、デバイス5が形成されていないウェーハ1をレーザ加工してウェーハ1の内部に改質層を形成してもよい。
例えば、ウェーハ1を適切に加工できるレーザ加工条件を導出する過程において、ウェーハ1を様々な条件で加工する実験を繰り返す場合に、従来では、顕微鏡等にウェーハ1を移してクラック1dの有無を確認し、加工結果を評価しなければならなかった。その後、該ウェーハ1を使用して実験を再開する場合に、再びレーザ加工装置2にウェーハ1を移動させなければならなかった。
これに対して、本実施形態に係るウェーハの加工方法によると、チャックテーブル26から移動させることなく、ウェーハ1を加工した直後に加工結果を評価できる。そのため、チャックテーブル26によるウェーハ1の吸引保持を解除し、ウェーハ1を顕微鏡等に移動させるのに要する時間を節約できる。
そして、ウェーハ1のレーザ加工を再開する場合においても、再びレーザ加工装置2のチャックテーブル26にウェーハ1を吸引保持させ、ウェーハ1の向き及び集光点42aの位置を調整するのに要する時間を節約できる。本実施形態に係るウェーハの加工方法によると、ウェーハ1を加工した直後に加工結果を評価でき、その直後にレーザ加工を再開できるため、加工結果の評価後に実施するレーザ加工の条件を選択する際に該評価を参照できる。
上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 ウェーハ
1a 表面
1b 裏面
1c 改質層
1d クラック
3 分割予定ライン
5 デバイス
2 レーザ加工装置
4 基台
6,16 移動ユニット
8,18 ガイドレール
10,20 移動テーブル
12,22 ボールねじ
14,24 パルスモータ
26 チャックテーブル
26a 保持面
26b クランプ
28 立設部
30 支持部
32 レーザビーム照射ユニット
34 加工ヘッド
36 レーザ発振器
38 ミラー
40 ビームスプリッタ
42 集光レンズ
42a 集光点
44 撮像ユニット
46 レーザビーム
48 反射光
50a,50b 撮像画像
52 領域

Claims (5)

  1. 表面に複数の分割予定ラインが設定されたウェーハの該分割予定ラインに沿って該ウェーハの内部に改質層を形成するウェーハの加工方法であって、
    該ウェーハの該表面をチャックテーブルに対面させ、該チャックテーブルで該ウェーハを保持する保持ステップと、
    該ウェーハに対して透過性を有する波長の第1のレーザビームの集光点を該ウェーハの内部に位置付け、レーザビーム照射ユニットと、該チャックテーブルと、を該分割予定ラインに沿う方向に相対的に移動させながら該レーザビーム照射ユニットから該第1のレーザビームを該分割予定ラインに沿って該ウェーハの裏面側に照射し、該ウェーハの内部に改質層を形成する改質層形成ステップと、
    該改質層形成ステップの後に、該ウェーハの加工閾値を超えない出力であり、かつ、該ウェーハに対して透過性を有する波長である第2のレーザビームの集光点を該ウェーハの表面に位置付けると同時に該集光点を該分割予定ラインに沿う方向に対して直交する方向に該改質層から所定の距離離間させるように位置付け、該第2のレーザビームを該ウェーハの該裏面側から照射する観察用レーザビーム照射ステップと、
    該観察用レーザビーム照射ステップで照射された該第2のレーザビームの反射光を撮像ユニットで撮像する撮像ステップと、
    該撮像ステップで撮像された画像に基づいて、該改質層から該ウェーハの表面側に向かってクラックが伸長しているか否かを判定する判定ステップと、
    を含むことを特徴とするウェーハの加工方法。
  2. 該観察用レーザビーム照射ステップで該ウェーハに照射される該第2のレーザビームは、該レーザビーム照射ユニットから照射されることを特徴とする請求項1に記載のウェーハの加工方法。
  3. 該判定ステップにおいて該改質層から該ウェーハの表面側に向かって該クラックが伸長していないと判定された場合、該レーザビーム照射ユニットと、該撮像ユニットと、を含むレーザ加工装置に異常があると診断する装置診断ステップを更に含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウェーハの加工方法。
  4. 該観察用レーザビーム照射ステップでは、該第2のレーザビームの該集光点で反射された該反射光の一部が該改質層に到達し、該第2のレーザビームの該集光点で反射された該反射光の他の一部が該改質層よりも該表面側の領域に進行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のウェーハの加工方法。
  5. 該判定ステップでは、該撮像ステップで撮像された該画像に写る該反射光が該改質層から該ウェーハの表面側に向かって伸長する該クラックに遮られているか否かに基づいて、該改質層から該ウェーハの表面側に向かって該クラックが伸長しているか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のウェーハの加工方法。
JP2018200822A 2018-10-25 2018-10-25 ウェーハの加工方法 Active JP7214308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018200822A JP7214308B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 ウェーハの加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018200822A JP7214308B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 ウェーハの加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020068316A JP2020068316A (ja) 2020-04-30
JP7214308B2 true JP7214308B2 (ja) 2023-01-30

Family

ID=70388650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018200822A Active JP7214308B2 (ja) 2018-10-25 2018-10-25 ウェーハの加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7214308B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7510296B2 (ja) 2020-07-30 2024-07-03 浜松ホトニクス株式会社 検査装置及び検査方法
CN111975211B (zh) * 2020-08-24 2022-09-30 松山湖材料实验室 一种晶圆异形结构的激光加工方法
JP2022179050A (ja) 2021-05-21 2022-12-02 株式会社ディスコ ウェーハの検査方法
CN116698753B (zh) * 2023-07-25 2024-03-26 广州纳动半导体设备有限公司 一种基于机器视觉的mini-LED面板缺陷检测设备及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025080A (ja) 2000-09-13 2003-01-28 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法
JP2014113632A (ja) 2012-12-12 2014-06-26 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2015012015A (ja) 2013-06-26 2015-01-19 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP2017069340A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 株式会社東京精密 レーザー加工装置及びレーザー加工方法
JP2017133997A (ja) 2016-01-29 2017-08-03 株式会社東京精密 亀裂検出装置及び亀裂検出方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311109A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光を使用した欠陥検査方法、およびその装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025080A (ja) 2000-09-13 2003-01-28 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法
JP2014113632A (ja) 2012-12-12 2014-06-26 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2015012015A (ja) 2013-06-26 2015-01-19 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
JP2017069340A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 株式会社東京精密 レーザー加工装置及びレーザー加工方法
JP2017133997A (ja) 2016-01-29 2017-08-03 株式会社東京精密 亀裂検出装置及び亀裂検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020068316A (ja) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7214308B2 (ja) ウェーハの加工方法
KR102285101B1 (ko) 피가공물의 검사 방법, 검사 장치, 레이저 가공 장치 및 확장 장치
TWI579088B (zh) Laser processing method
JP4767711B2 (ja) ウエーハの分割方法
KR101418613B1 (ko) 웨이퍼 분할 방법
KR102313271B1 (ko) 웨이퍼의 가공 방법
JP2013152986A (ja) ウエーハの加工方法
JP2008294191A (ja) ウエーハの分割方法
US8927395B2 (en) Wafer processing method
JP2015012015A (ja) ウェーハの加工方法
TW201635358A (zh) 晶圓的加工方法
US10468255B2 (en) Wafer processing method
JP7460274B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP2011056576A (ja) 板状物の加工方法
JP2014082317A (ja) ウエーハの加工方法
TW202125604A (zh) 裝置晶片的製造方法
JP2013152995A (ja) ウエーハの加工方法
US11456260B2 (en) Wafer processing method
JP7446673B2 (ja) ウエーハの加工方法
TWI855231B (zh) 晶圓之加工方法
JP2022097232A (ja) レーザー加工装置
JP2013152989A (ja) ウエーハの加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7214308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150