JP7210359B2 - タール除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タール除去装置に関する。
タール発生設備においては、排ガスを燃焼処理装置へ送り、燃焼処理装置で排ガスに含まれる有機成分を燃焼している。タール発生設備で発生した排ガスは、配管を介して燃焼処理装置へ送られる。こうした配管としては、例えば特許文献1に示すように、外側にヒータを配置し、ヒータで配管を加熱することにより配管内で排ガスが凝縮、固化するのを防止し、配管の閉塞を回避していた。
特開平9-189410号公報
しかしながら、反応性の高いミスト状の有機成分を含む排ガスがこうした配管を通過すると、配管の内表面でミスト状の有機成分が凝縮してタールになったあとヒータで加熱されて結合、分解することにより炭化し、配管を閉塞させることがあった。特に、酸化性ガス(酸素や水蒸気等)の少ない雰囲気で発生したタールは、再結合しやすく、配管が閉塞しやすいという問題があった。そのため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を効率よくタールにして除去することが望まれていた。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、排ガスに含まれるミスト状の有機成分をタールにして効率よく除去することを主目的とする。
本発明のタール除去装置は、
ガス導入管から導入される排ガスを処理してガス排出管から排出するタール除去装置であって、
少なくとも第1タール除去器
を備え、
前記第1タール除去器は、
第1筐体と、
前記第1筐体の内部空間の上方に設けられ、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化してタールにする第1タール生成部と、
前記第1筐体の内部空間の下方に設けられ、前記第1タール生成部で生成したタールを貯留する第1タール貯留部と、
を備え、
前記第1タール生成部は、ガス流路の径を絞る絞り部材と前記絞り部材を通過した排ガスを衝突させる邪魔板部材とを含むガス処理構造体を有する、
ものである。
このタール除去装置では、ガス導入管から第1タール除去器の第1筐体内に導入された排ガスは、第1筐体の内部空間の上方に設けられた第1タール生成部において、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになる。第1タール生成部でタールが生成するメカニズムは、定かではないが、排ガスが絞り部材を通過してその流速が速くなったあと、邪魔板部材に勢いよく衝突し、その衝撃によって排ガスに含まれるミスト状の有機成分が効率よく液化してタールになると考えられる。そのため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を単に冷却してタールにする場合に比べて、効率よくタールを生成することができる。したがって、本発明によれば、排ガスに含まれるミスト状の有機成分をタールにして効率よく除去することができる。
本発明のタール除去装置において、前記第1タール生成部は、排ガスの流れの上流側から下流側に向かって少なくとも2つの前記ガス処理構造体を有し、前記第1筐体の内部空間は、排ガスの流れの下流側に設けられる前記ガス処理構造体の前記絞り部材によって、前記ガス処理構造体の数の小空間に仕切られ、前記第1タール貯留部は、前記小空間ごとに分割されていてもよい。こうすれば、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになる工程がガス処理構造体の数だけ繰り返されるため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を更に効率よく除去することができる。
この場合、排ガスの流れの下流側の前記絞り部材の径は、排ガスの流れの上流側の前記絞り部材の径よりも小さいことが好ましい。こうすれば、排ガスは下流側の絞り部材を通過すると流速がより速くなるため、下流側の邪魔板部材においてミスト状の有機成分をタールにしやすい。
本発明のタール除去装置において、前記第1筐体は、カップ形状の第1上部容器とカップ形状の第1下部容器とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものであり、前記第1タール生成部は、前記第1上部容器に設けられ、前記第1タール貯留部は、前記第1下部容器に設けられていてもよい。こうすれば、例えば第1タール貯留部がタールで満杯になったら、第1下部容器を第1上部容器から取り外し、第1タール貯留部を空にしたあと再び第1下部容器を第1上部容器に取り付けることができる。
本発明のタール除去装置は、前記第1タール除去器の排ガスの流れの下流側に配置された第2タール除去器を備え、前記第2タール除去器は、前記第2筐体と、前記第2筐体の内部空間の上方に設けられ、前記第1タール除去器を通過したあとの排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化してタールにする第2タール生成部と、前記第2筐体の内部空間の下方に設けられ、前記第2タール生成部で生成したタールを貯留する第2タール貯留部と、を備え、前記第2タール生成部は、デミスタで排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化するものとしてもよい。こうすれば、第1タール除去器で除去できなかった排ガス中のミスト状の有機成分を、第2タール除去器でデミスタを利用して除去することができる。デミスタとしては、特に限定するものではないが、例えばワイヤ又は繊維の三次元網目構造体などが挙げられる。
この場合、前記第2タール生成部は、排ガスの上流側から下流側に向かって前記デミスタが配置された部屋を少なくとも2つ有し、排ガスの流れの上流側の部屋から排出された排ガスは、前記第2タール貯留部を通って排ガスの流れの下流側の部屋に導入されるようにしてもよい。こうすれば、デミスタが配置された部屋の数だけデミスタによるタールの除去工程が繰り返されるため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を更に効率よく除去することができる。
本発明のタール除去装置において、前記第2筐体は、カップ形状の第2上部容器とカップ形状の第2下部容器とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものであり、前記第2タール生成部は、前記第2上部容器に設けられ、前記第2タール貯留部は、前記第2下部容器に設けられていてもよい。こうすれば、例えば第2タール貯留部がタールで満杯になったら、第2下部容器を第2上部容器から取り外し、第2タール貯留部を空にしたあと再び第2下部容器を第2上部容器に取り付けることができる。
本発明のタール除去装置は、前記第2タール除去器の排ガスの流れの下流側に配置された第3タール除去器を備え、前記第3タール除去器は、前記第2タール除去器を通過したあとの排ガスを濾過するフィルタを有するようにしてもよい。こうすれば、第1及び第2タール除去器で除去できなかった有機成分を、第3タール除去器においてフィルタでろ過することにより除去することができる。フィルタとしては、例えば不織布製のフィルタが挙げられる。
本発明のタール除去装置において、前記排ガスは、ウレタン樹脂由来成分を含むガスとしてもよい。ウレタン樹脂由来成分は、例えばウレタン樹脂の分解物(例えばイソシアネート構造を有する化合物など)であり、反応性が高く炭化しやすい。そのため、こうした成分を含む排ガスは本発明のタール除去装置で処理する意義が高い。また、排ガスは、水素を含むガスとしてもよい。排ガスに水素が含まれている場合、空気中の酸素と反応すると危険なため密封空間でタールを除去する必要があるが、本発明のタール除去装置であれば密閉空間で排ガスに含まれるミスト状の有機成分を除去することができる。
タール除去装置2の概略構成を示す断面図。 第1タール除去器10の斜視図。 図2のA-A断面図。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1は本実施形態のタール除去装置2の概略構成を示す断面図、図2は第1タール除去器10の斜視図、図3は図2のA-A断面図である。
タール除去装置2は、ガス導入管4から導入される排ガスを処理してガス排出管6から排出する装置である。このタール除去装置2は、排ガスの流れの上流側から第1タール除去器10、第2タール除去器20及び第3タール除去器30がこの順に配置されたものである。第1タール除去器10と第2タール除去器20とは配管41によって連結され、第2タール除去器20と第3タール除去器30とは配管42によって連結されている。
第1タール除去器10は、第1筐体11と、第1タール生成部12と、第1タール貯留部15とを備える。
第1筐体11は、底面及び天井面を有する円筒形状の金属製容器である。第1筐体11は、カップ形状の第1上部容器111と同じくカップ形状の第1下部容器112とを、お互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に一体化したものである。本実施形態では、第1上部容器111の開口部の周縁に設けたフランジ111aと第1下部容器112の開口部の周縁に設けたフランジ112aとを、シール部材であるOリング113を介して接触させた状態で図示しないクランプにより着脱可能に一体化している。第1筐体11の内部空間は、仕切り壁142により上流側空間S11と下流側空間S12とに仕切られている。仕切り壁142の上端は、第1上部容器111の天井面に固定されており、仕切り壁142の下端は、第1下部容器112の底面に離間可能に接触している。
第1タール生成部12は、第1筐体11の内部空間の上方に設けられ、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化してタールにする。第1タール生成部12は、第1上部容器111に設けられている。第1タール生成部12は、上流側空間S11と下流側空間S12にそれぞれガス処理構造体13,14を有している。上流側のガス処理構造体13は、ガス流路の径を絞る絞り穴131が開けられた上流側の絞り部材としての第1筐体11の外周壁132と、絞り穴131に正対する位置に設けられた上流側の邪魔板部材133とを備えている。絞り穴131は、ガス導入管4と連通している。絞り穴131の直径は、ガス導入管4の内径よりも小さい。邪魔板部材133は、第1筐体11の天井面に固定されており、下端は第1筐体11の底面よりも上方に浮いた状態になっている。下流側のガス処理構造体14は、ガス流路の径を絞る絞り穴141が開けられた下流側の絞り部材としての仕切り壁142と、絞り穴141に正対する位置に設けられた下流側の邪魔板部材143とを備えている。下流側の絞り穴141の直径は、上流側の絞り穴131の直径よりも小さい。邪魔板部材143は、第1筐体11の天井面に固定されており、下端は第1筐体11の底面よりも上方に浮いた状態になっている。配管41は、筐体11の下流側の外周壁を貫通する配管取付穴16に挿入され固定されている。寸法は、特に限定するものではないが、例えば、ガス導入管4の内径を25mm、上流側の絞り穴131の直径を6mm、下流側の絞り穴141の直径を4mm、配管41,42の内径を25mm、ガス排出管6の内径を25mmとしてもよい。
第1タール貯留部15は、第1筐体11の内部空間の下方に設けられ、第1タール生成部12で生成したタールを貯留する。第1タール貯留部15は、第1下部容器112に設けられている。第1タール貯留部15は、仕切り壁142によって、上流側空間S11内の上流側貯留部151と下流側空間S12内の下流側貯留部152に分割されている。上流側貯留部151には、上流側のガス処理構造体13で生成したタールが貯留され、下流側貯留部152には、下流側のガス処理構造体14で生成したタールが貯留される。
第2タール除去器20は、第2筐体21と、第2タール生成部22と、第2タール貯留部25とを備える。
第2筐体21は、底面及び天井面を有する円筒形状の金属製容器である。第2筐体21は、カップ形状の第2上部容器211と同じくカップ形状の第2下部容器212とを、お互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に一体化したものである。本実施形態では、第2上部容器211の開口部の周縁に設けたフランジ211aと第2下部容器212の開口部の周縁に設けたフランジ212aとを、シール部材であるOリング213を介して接触させた状態で図示しないクランプにより着脱可能に一体化している。第2筐体21の内部空間は、第2筐体21の底面と略平行な円形の仕切り板214によって上方空間S21と下方空間S22とに分割されている。仕切り板214は、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔215を有している。第2筐体21の上方空間S21は、第2筐体21の天井面から仕切り板214に達する仕切り壁216によって上流側部屋S21aと下流側部屋S21bとに分割されている。
第2タール生成部22は、第2筐体21の上方空間S21に設けられ、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を金属ワイヤの三次元網目構造体であるデミスタ23によって液化してタールにする。第2タール生成部22は、第2上部容器211に設けられている。デミスタ23は、第2筐体21の上方空間S21の上流側部屋S21aと下流側部屋S21bにそれぞれ充填されている。筐体21の上流側の外周壁を貫通する入口26は、配管41と連通している。入口26の直径は、配管41の内径よりも小さい。配管42は、筐体21の下流側の外周壁を貫通する配管取付穴27に挿入され固定されている。
第2タール貯留部25は、第2筐体21の下方空間S22に設けられ、第2タール生成部22で生成したタールを仕切り板214の複数の貫通孔215を介して貯留する。第2タール貯留部25は、第2下部容器212に設けられている。第2タール貯留部25には、上流側部屋S21aのデミスタ23で液化したタールも下流側部屋S21bのデミスタ23で液化したタールも貯留する。仕切り板214は、第2下部容器212に着脱可能に取り付けられている。
第3タール除去器30は、第3筐体31と、フィルタ32とを備える。
第3筐体31は、底面及び天井面を有する円筒形状の金属製容器である。第3筐体31は、カップ形状の第3上部容器311と同じくカップ形状の第3下部容器312とを、お互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に一体化したものである。本実施形態では、第3上部容器311の開口部の周縁に設けたフランジ311aと第3下部容器312の開口部の周縁に設けたフランジ312aとを、シール部材であるOリング313を介して接触させた状態で図示しないクランプにより着脱可能に一体化している。
フィルタ32は、不織布を円筒形状に巻いたものである。フィルタ32の下端は、第3筐体31の底面にバネ33を介して配置された円板34に取り付けられ、フィルタ32の上端は、第3筐体31の天井面にシール部材であるOリング36を介して接する円環板35に取り付けられている。そのため、バネ33の付勢力によって、フィルタ32は円板34と円環板35とに気密に挟み込まれると共に、円環板35は第3筐体31の天井面にOリング36を介して気密に接している。
筐体31の上流側の外周壁を貫通する入口37は、配管42と連通している。入口37の直径は、配管42の内径よりも小さい。入口37は、第3筐体31の内部空間のうちフィルタ32の外側の空間に連通している。ガス排出管6は、第3筐体31の天井面の中心を貫通する配管取付穴38に挿入され固定されている。ガス排出管6は、フィルタ32の内側の空間に連通している。配管42とガス排出管6とは、バイパス通路43を介して連結されている。バイパス通路43の途中には、リリーフ弁44が設けられている。リリーフ弁44は、通常は閉じているが、配管42の内部圧力がガス排出管6の内部圧力よりも所定圧以上高くなったときに自動的に開くものである。
次に、タール除去装置2の使用例について図1を用いて説明する。ここでは、ウレタン樹脂を有機バインダとして用いたセラミック成形体の脱脂を水素雰囲気中で室温から1400℃の範囲で加熱脱脂処理する工程において、特に120℃以上600℃以下で発生する樹脂分解物由来の排ガスを、ガス導入管4からタール除去装置2に導入する場合について説明する。こうした排ガスには、セラミック成形体のウレタン樹脂由来成分(例えばウレタン樹脂の分解物やイソシアネート構造を有する化合物など)がミスト状になって含まれている。また、排ガスには水素も含まれている。
ガス導入管4からタール除去装置2に導入された排ガスは、まず第1タール除去器10で処理される。具体的には、ガス導入管4から導入された排ガスは、第1筐体11の外周壁に設けられた絞り穴131を通過したあと、邪魔板部材133に衝突する。このとき、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が邪魔板部材133でタールになる。邪魔板部材133でタールが生成するメカニズムは、定かではないが、排ガスが絞り穴131を通過してその流速が速くなったあと、邪魔板部材133に勢いよく衝突し、その衝撃によって排ガスに含まれるミスト状の有機成分が効率よく液化してタールになると考えられる。邪魔板部材133で生成したタールは、邪魔板部材133を流下して上流側貯留部151に貯留される。続いて、邪魔板部材133に衝突したあとの排ガスは、仕切り壁142に設けられた絞り穴141を通過したあと、邪魔板部材143に衝突する。ここでも、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が邪魔板部材143でタールになる。邪魔板部材143でタールが生成するメカニズムは、定かではないが、上述したとおりである。但し、下流側の絞り穴141の直径は上流側の絞り穴131の直径よりも小さいため、絞り穴141を通過した排ガスの流速はより速くなり、排ガスが邪魔板部材143に更に勢いよく衝突すると考えられる。そのため、上流側のガス処理構造体13で除去しきれなかった排ガス中の有機成分を下流側のガス処理構造体14で除去することができる。邪魔板部材143で生成したタールは、邪魔板部材143を流下して下流側貯留部152に貯留される。
第1タール除去器10から配管41を通過した排ガスは、第2タール除去器20で処理される。具体的には、配管41を通過した排ガスは、第2筐体21の外周壁に設けられ入口26を通過して流速が速くなったあと、上流側部屋S21aのデミスタ23に接触する。デミスタ23は、金属ワイヤの三次元網目構造体のため、排ガスとの接触面積が大きい。そのため、デミスタ23において、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになり、タールは仕切り板214の貫通孔215を通って第2タール貯留部25に貯留される。上流側部屋S21aから仕切り板214の貫通孔215を通って第2タール貯留部25に入った排ガスは、第2タール貯留部25から仕切り板214の貫通孔215を通過して下流側部屋S21bに入る。排ガスは、貫通孔215を通過して流速が速くなったあと下流側部屋S21bのデミスタ23に接触する。ここでも排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになり、タールは仕切り板214の貫通孔215を通って第2タール貯留部25に貯留される。その後、排ガスは、下流側部屋S21bから配管42へ移動する。
第2タール除去器20から配管42を通過した排ガスは、第3タール除去器30で処理される。具体的には、配管42を通過した排ガスは、第3筐体31の外周壁に設けられ入口37を通過して流速が速くなったあと、フィルタ32の外側の空間に入りこみ、そこからフィルタ32を通り抜けてフィルタ32の内側の空間に入り込む。排ガスは、フィルタ32を通り抜ける際にろ過される。すなわち、排ガスに含まれるミスト状の有機成分がフィルタ32に捕捉され除去される。フィルタ32の内側の空間に入り込んだ排ガスは、ガス排出管6から排出される。ガス排出管6には図示しない燃焼処理装置が接続されている。そのため、タール除去装置2でタールが十分除去された排ガスは、ガス排出管6から燃焼処理装置に導入され、酸素と混合されたあと燃焼される。
第1タール除去器10において、第1タール貯留部15に貯留されたタールの量が所定量を超えたならば、オペレータは排ガスをタール除去装置2へ導入するのを休止する。この状態で、オペレータは、第1筐体11の図示しないクランプを解除して、第1下部容器112を第1上部容器111から取り外し、第1下部容器112内のタールを空にしたあと再び第1下部容器112を第1上部容器111に取り付ける。その後、オペレータはタール除去装置2への排ガスの導入を再開する。
第2タール除去器20において、第2タール貯留部25に貯留されたタールの量が所定量を超えたならば、オペレータは排ガスをタール除去装置2へ導入するのを休止する。この状態で、オペレータは、第2筐体21の図示しないクランプを解除して、第2下部容器212を第2上部容器211から取り外し、第2下部容器212から仕切り板214を取り外し、第2下部容器212内のタールを空にしたあと再び仕切り板214を第2下部容器212に取り付け、その第2下部容器212を第2上部容器211に取り付ける。その後、オペレータはタール除去装置2への排ガスの導入を再開する。なお、デミスタ23が汚れていたときには、デミスタ23を取り外して洗浄したあと再び戻してもよい。
第3タール除去器30において、フィルタ32に目詰まりが生じたならば、オペレータは排ガスをタール除去装置2へ導入するのを休止する。この状態で、オペレータは、第3筐体31の図示しないクランプを解除して、第3下部容器312を第3上部容器311から取り外し、目詰まりしたフィルタ32を新しいフィルタ32に交換したあと再び第3下部容器312を第3上部容器311に取り付ける。その後、オペレータはタール除去装置2への排ガスの導入を再開する。
以上説明した本実施形態のタール除去装置2では、ガス導入管4から第1タール除去器10の第1筐体11内に導入された排ガスは、第1タール生成部12において、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになる。第1タール生成部12でタールが生成するメカニズムは、定かではないが、排ガスが絞り穴131,141を通過してその流速が速くなったあと、邪魔板部材133,143に勢いよく衝突し、その衝撃によって排ガスに含まれるミスト状の有機成分が効率よく液化してタールになると考えられる。そのため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を単に冷却してタールにする場合に比べて、効率よくタールを生成することができる。したがって、排ガスに含まれるミスト状の有機成分をタールにして効率よく除去することができる。
また、第1タール生成部12は、排ガスの流れの上流側から下流側に向かって2つのガス処理構造体13,14を有している。これにより、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになる工程がガス処理構造体13,14の数だけ繰り返される。そのため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を更に効率よく除去することができる。
ここで、排ガスの流れの下流側の絞り穴131の直径は、排ガスの流れの上流側の絞り穴141の直径よりも小さい。これにより、排ガスは下流側の絞り穴141を通過すると流速がより速くなるため、下流側の邪魔板部材143においてミスト状の有機成分をタールにしやすい。例えば、下流側の絞り穴141の直径を4mm、上流側の絞り穴131の直径を6mmとした場合には、上流側貯留部151にも下流側貯留部152にもタールが多く溜まったが、下流側の絞り穴141の直径を6mm、上流側の絞り穴131の直径を6mmとした場合には、上流側貯留部151にはタールが溜まったが下流側貯留部152にはあまりタールが溜まらなかった。そのため、下流側の絞り穴141の直径は上流側の絞り穴131の直径よりも小さくすることが好ましい。
更に、第1筐体11は、カップ形状の第1上部容器111とカップ形状の第1下部容器112とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものである。これにより、上流側及び下流側貯留部151,152の一方がタールで満杯になったら、第1下部容器112を第1上部容器111から取り外し、上流側及び下流側貯留部151,152を空にしたあと再び第1下部容器112を第1上部容器111に取り付けることができる。
更にまた、タール除去装置2は、第1タール除去器10の下流側にデミスタ23を備えた第2タール除去器20が配置されているため、第1タール除去器10で除去できなかった排ガス中のミスト状の有機成分を、第2タール除去器20でデミスタ23を利用して除去することができる。ここで、第2タール生成部22は、排ガスの上流側から下流側に向かってデミスタ23が配置された部屋を2つ有し(つまり上流側及び下流側部屋S21a,S21bを有し)、上流側部屋S21aから排出された排ガスは、第2タール貯留部25を通って下流側部屋S21bに導入される。これにより、デミスタ23が配置された部屋の数だけデミスタ23によるタールの除去工程が繰り返される。そのため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を更に効率よく除去することができる。
そしてまた、第2筐体21は、カップ形状の第2上部容器211とカップ形状の第2下部容器212とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものである。これにより、第2タール貯留部25がタールで満杯になったら、第2下部容器212を第2上部容器211から取り外し、第2タール貯留部25を空にしたあと再び第2下部容器を212第2上部容器211に取り付けることができる。
そして更に、タール除去装置2は、第2タール除去器20の排ガスの流れの下流側にフィルタ32を備えた第3タール除去器30が配置されているため、第1及び第2タール除去器10,20で除去できなかった有機成分を、第3タール除去器30においてフィルタ32でろ過することにより除去することができる。
そして更にまた、タール除去装置2に導入される排ガスは、ウレタン樹脂やウレタン樹脂が水素で還元された有機成分(ウレタン由来成分やウレタン前駆体など)を含んでいる。これらは反応性が高く炭化しやすい。そのため、こうした成分を含む排ガスはタール除去装置2で処理する意義が高い。また、排ガスは、水素を含む。排ガスに水素が含まれている場合、空気中の酸素と反応すると危険なため密封空間でタールを除去する必要があるが、タール除去装置2であれば密閉空間で排ガスに含まれるミスト状の有機成分を除去することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、第1タール除去器10において、排ガスの流れの上流側から下流側に向かって2つのガス処理構造体13,14を配置したが、3つ以上のガス処理構造体を配置してもよい。こうすれば、排ガスに含まれるミスト状の有機成分が液化してタールになる工程がガス処理構造体の数だけ繰り返されるため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分をタールにしてより効率よく除去することができる。その場合、排ガスの流れの下流側の絞り部材の径を、排ガスの流れの上流側の絞り部材の径よりも小さくすることが好ましい。あるいは、排ガスに含まれるミスト状の有機成分の量が少ない場合には、第1タール生成部12に1つのガス処理構造体13を配置してもよい。
上述した実施形態では、第2タール除去器20において、排ガスの上流側から下流側に向かってデミスタ23が配置された部屋を2つ配置したが(上流側部屋S21aと下流側部屋S21b)、3つ以上の部屋を配置してもよい。こうすれば、デミスタ23が配置された部屋の数だけデミスタ23によるタールの除去工程が繰り返されるため、排ガスに含まれるミスト状の有機成分をタールにして一層効率よく除去することができる。あるいは、排ガスに含まれるミスト状の有機成分の量が少ない場合には、デミスタ23が配置された部屋を1つだけ配置してもよい。
上述した実施形態では、第2タール除去器20において、貫通孔215を有する円形状の仕切り板214で第2筐体21の内部空間を2つの空間S21,S22に仕切ったが、この仕切り板214に代えて、ワイヤメッシュ製の円板を採用してもよい。このようにしても、各部屋S21a,S21b内のデミスタ23を保持することができるし、デミスタ23で生成したタールが第2タール貯留部25に滴下するのを妨げない。
上述した実施形態では、タール除去装置2は、第1~第3タール除去器10,20,30を備えるものとしたが、第1タール除去器10のみを備えたものとしてもよいし、第3タール除去器30を省略して第1及び第2タール除去器10,20を備えたものとしてもよいし、第2タール除去器20を省略して第1及び第3タール除去器10,30を備えたものとしてもよい。
上述した実施形態では、デミスタ23として、金属ワイヤの三次元網目構造体を例示したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、除去したいミスト状の有機成分の捕集率を高めたければ、ミスト状有機成分と化学的親和性が高いものや、電気的に吸引特性があるものが好ましい。そのようなデミスタの材質としては、上述した実施形態の金属ワイヤのほか、セラミック多孔質体、ガラス多孔質体、セラミック繊維、ガラス繊維、樹脂繊維等が挙げられる。一方で、ミスト発生量が多く、捕集率が高すぎる場合、デミスタでの詰まりが発生するおそれがあるため、意図的にミスト状有機成分と化学的親和性の低い材質を採用し、吸着後のミスト成分が下部の貯留部へ滴下分離しやすくしてもよい。
上述した実施形態では、排ガスとして、ウレタン樹脂由来成分を含むガスを例示したが、ウレタン樹脂由来成分以外の有機成分を含むガスとしてもよい。
2 タール除去装置、4 ガス導入管、6 ガス排出管、10 第1タール除去器、11 第1筐体、12 第1タール生成部、13,14 ガス処理構造体、15 第1タール貯留部、16 配管取付穴、20 第2タール除去器、21 第2筐体、22 第2タール生成部、23 デミスタ、25 第2タール貯留部、26 入口、27 配管取付穴、30 第3タール除去器、31 第3筐体、32 フィルタ、33 バネ、34 円板、35 円環板、36 Oリング、37 入口、38 配管取付穴、41,42 配管、43 バイパス通路、44 リリーフ弁、111 上部容器、111a フランジ、112 下部容器、112a フランジ、113 Oリング、131 絞り穴、132 外周壁、133 邪魔板部材、141 絞り穴、142 仕切り壁、143 邪魔板部材、151 上流側貯留部、152 下流側貯留部、211 上部容器、211a フランジ、212 下部容器、212a フランジ、213 Oリング、214 仕切り板、215 貫通孔、216 仕切り壁、311 上部容器、311a フランジ、312 下部容器、312a フランジ、313 Oリング、S11 上流側空間、S12 下流側空間、S21 上方空間、S21a 上流側部屋、S21b 下流側部屋、S22 下方空間。

Claims (8)

  1. ガス導入管から導入される排ガスを処理してガス排出管から排出するタール除去装置であって、
    1タール除去器と、
    前記第1タール除去器の排ガスの流れの下流側に配置された第2タール除去器と、
    前記第2タール除去器の排ガスの流れの下流側に配置された第3タール除去器と、
    を備え、
    前記第1タール除去器は、
    第1筐体と、
    前記第1筐体の内部空間の上方に設けられ、排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化してタールにする第1タール生成部と、
    前記第1筐体の内部空間の下方に設けられ、前記第1タール生成部で生成したタールを貯留する第1タール貯留部と、
    を備え、
    前記第1タール生成部は、ガス流路の径を絞る絞り部材と前記絞り部材を通過した排ガスを衝突させる邪魔板部材とを含むガス処理構造体を有
    前記第2タール除去器は、
    第2筐体と、
    前記第2筐体の内部空間の上方に設けられ、前記第1タール除去器を通過したあとの排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化してタールにする第2タール生成部と、
    前記第2筐体の内部空間の下方に設けられ、前記第2タール生成部で生成したタールを貯留する第2タール貯留部と、
    を備え、
    前記第2タール生成部は、デミスタで排ガスに含まれるミスト状の有機成分を液化し、
    前記第3タール除去器は、
    第3筐体と、
    前記第3筐体内に配置され、前記第2タール除去器を通過したあとの排ガスを濾過するフィルタと
    を有し、
    前記第3筐体は、カップ形状の第3上部容器とカップ形状の第3下部容器とをお互いの開口部が向き合った状態でクランプにより着脱可能に取り付けたものであり、
    前記フィルタは、不織布を円筒形状に巻いたものであり、前記フィルタの下端は、前記第3筐体の底面にバネを介して配置された円板に取り付けられ、前記フィルタの上端は、前記第3筐体の上面にシール部材を介して接する円環板に取り付けられている
    タール除去装置。
  2. 前記第1タール生成部は、排ガスの流れの上流側から下流側に向かって少なくとも2つの前記ガス処理構造体を有し、
    前記第1筐体の内部空間は、排ガスの流れの下流側に設けられる前記ガス処理構造体の前記絞り部材によって、前記ガス処理構造体の数の小空間に仕切られ、
    前記第1タール貯留部は、前記小空間ごとに分割されている、
    請求項1に記載のタール除去装置。
  3. 排ガスの流れの下流側の前記絞り部材の径は、排ガスの流れの上流側の前記絞り部材の径よりも小さい、
    請求項2に記載のタール除去装置。
  4. 前記第1筐体は、カップ形状の第1上部容器とカップ形状の第1下部容器とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものであり、
    前記第1タール生成部は、前記第1上部容器に設けられ、
    前記第1タール貯留部は、前記第1下部容器に設けられている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のタール除去装置。
  5. 前記第2タール生成部は、排ガスの上流側から下流側に向かって前記デミスタが配置された部屋を少なくとも2つ有し、
    排ガスの流れの上流側の部屋から排出された排ガスは、前記第2タール貯留部を通って排ガスの流れの下流側の部屋に導入される、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のタール除去装置。
  6. 前記第2筐体は、カップ形状の第2上部容器とカップ形状の第2下部容器とをお互いの開口部が向き合った状態で着脱可能に取り付けたものであり、
    前記第2タール生成部は、前記第2上部容器に設けられ、
    前記第2タール貯留部は、前記第2下部容器に設けられている、
    請求項1~5のいずれか1項に記載のタール除去装置。
  7. 前記排ガスは、ウレタン樹脂由来成分を含むガスである、
    請求項1~のいずれか1項に記載のタール除去装置。
  8. 前記排ガスは、水素を含むガスである、
    請求項に記載のタール除去装置。
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