JP7210273B2 - 鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、鉄道車両に関する。
一般に、鉄道車両は、台車ユニット、台車ユニットに搭載された車体台枠ユニットなどを備えている。車体台枠ユニットは、連結器などを備えている。連結器は、車両同士の連結に利用されている。鉄道車両のうちの一部の車両は、車体台枠ユニットの上に設けられた運転室ユニットをさらに備えている。
ところで、連結器に過度な衝突荷重が加わった際、鉄道車両が脱線する恐れがある。そのため、脱線し難い鉄道車両が求められている。また、運転室ユニットに衝撃が加わった際、運転室ユニットが破損する恐れがある。そのため、容易に修復可能な鉄道車両が求められている。さらに、鉄道車両の脱線や運転室ユニットの破損を考慮した場合、安全性の高い鉄道車両が求められている。
特開2017-039471号公報
本実施形態は、連結器に加わる衝突荷重を制限することが可能な鉄道車両を提供する。又は、脱線し難い鉄道車両を提供する。又は、安全性の高い鉄道車両を提供する。
一実施形態に係る鉄道車両は、
それぞれ一端側に位置し互いに間隔を置いて対向した第1側壁及び第2側壁を有する車体台枠と、前記第1側壁及び前記第2側壁に支持された連結器と、を備え、前記連結器は、前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され複数のシャーボルトにより前記第1側壁及び前記第2側壁に締結されたブラケットと、前記ブラケットに固定されたダンパーと、前記ダンパーに連結された連結器本体と、を有し、前記車体台枠は、前記第1側壁及び前記第2側壁を有し一端に位置する引張箱モジュールを備え、前記引張箱モジュールは、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々の一側縁から連続して設けられた天井壁と、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々の他の側縁に接した底壁と、前記一端とは反対側の他端に位置し前記第1側壁から前記第2側壁側に突出した第1ストッパと、前記一端とは反対側の他端に位置し前記第2側壁から前記第1側壁側に突出した第2ストッパと、をさらに有し、前記ブラケットは、前記第1側壁、前記第2側壁、前記天井壁、及び前記底壁で囲まれた空洞の内部に位置している。
図1は、一実施形態に係る鉄道車両を示す斜視図である。 図2は、上記鉄道車両の車体台枠ユニットの一部及び連結器を示す分解斜視図である。 図3は、上記鉄道車両の車幅方向及び高さ方向に平行な平面上における上記車体台枠ユニットの引張箱モジュールと連結器とを示す部分断面図である。 図4は、上記鉄道車両の走行方向及び上記車幅方向に平行な平面上における上記車体台枠ユニットの引張箱モジュールと連結器とを示す部分断面図であり、締結状態について説明するための図である。 図5は、上記走行方向及び上記車幅方向に平行な平面上における上記車体台枠ユニットの引張箱モジュールと連結器とを示す部分断面図であり、当接状態について説明するための図である。 図6は、上記車体台枠ユニットの一部及び車端モジュールを示す分解斜視図である。 図7は、上記車端モジュールが取り付けられ上記ハーネスユニットが敷設された上記車体台枠ユニットと、運転室ユニットとを示す分解斜視図である。 図8は、上記運転室ユニットを示す分解斜視図であり、上記運転室ユニットに架設された配線を併せて示す図である。 図9は、上記走行方向及び上記高さ方向に平行な平面上における上記車体台枠ユニットと、上記運転室ユニットと、車端モジュールと、を示す断面図であり、配管を併せて示す図である。
以下に、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本実施形態では、鉄道車両について説明する。図1は、本実施形態に係る鉄道車両1を示す斜視図である。
図1に示すように、鉄道車両1は、台車ユニット2と、車体台枠11と、車端モジュール4と、運転室ユニット5と、側構体ユニット6と、垂木ユニット7と、屋根ユニット8と、連結器9と、を備えている。
車体台枠11は、鉄道車両1の走行方向d1に延在している。車体台枠11は、台車ユニット2に搭載され、台車ユニット2に支持されている。
車体台枠11には、連結器9が取り付けられている。
車端モジュール4は、走行方向d1における車体台枠11の両端側に位置し、車体台枠11の上に設けられている。上記連結器9は、走行方向d1において、車端モジュール4から鉄道車両1の外側に突き出ている。
運転室ユニット5は、走行方向d1における車体台枠11の両端に位置し、車体台枠ユニット3の上に設けられている。本実施形態において、運転室ユニット5は車端モジュール4を備えていないため、運転室ユニット5の一部は車端モジュール4の上に設けられている。但し、運転室ユニット5は車端モジュール4を備えていてもよい。
側構体ユニット6は、走行方向d1に延在し、走行方向d1に並べられ、車体台枠ユニット3の上に設けられている。なお、側構体ユニット6は、鉄道車両1の車幅方向d2の両側に設けられている。そのため、側構体ユニット6は、車幅方向d2に間隔を置いて対向している。
垂木ユニット7は、車幅方向d2に延在し、車幅方向d2の両側の側構体ユニット6に支持されている。
屋根ユニット8は、鉄道車両1の高さ方向d3にて車体台枠ユニット3に間隔を置いて対向し、走行方向d1に延在し、車幅方向d2の両側の側構体ユニット6に支持されている。
鉄道車両1のユニット同士や、ユニットと車端モジュール4は、例えば、ボルト締結により接合されている。
車体台枠11、運転室ユニット5、側構体ユニット6、垂木ユニット7、及び屋根ユニット8で囲まれた空間は機械室を構成している。なお、上記機械室の内部において、車体台枠ユニット3に各種の機器がぎ装されている。上記のことから、本実施形態の鉄道車両1は機関車である。また、車体台枠ユニット3の床下においても、各種の機器が車体台枠11にぎ装されている。
走行方向d1における車体台枠11の両端部は同様に構成されている。
走行方向d1における鉄道車両1の両側に位置する車端モジュール4及び運転室ユニット5は、同様に構成されている。
図2は、車体台枠ユニット3の一部及び連結器9を示す分解斜視図である。
図2に示すように、車体台枠11は、走行方向d1に延在した側梁モジュール12、走行方向d1における車体台枠11の一端に位置しボルト締結により側梁モジュール12に固定された引張箱モジュール13などを備えている。
引張箱モジュール13は、引張箱14と、フランジ14bと、閉塞板部15と、を有している。フランジ14bは、引張箱14に接続され、側梁モジュール12の上に位置し、側梁モジュール12にボルト締結されている。引張箱14は、走行方向d1を向いた第1開口面13aと、第1開口面13aの反対側の第2開口面13bと、高さ方向d3を向いた上面13cと、上面13cの反対側の底面13dと、側梁モジュール12に対向した側面と、を有している。引張箱14は、走行方向d1に延在し高さ方向d3に凹み底面13dに開口した凹部14aを有している。閉塞板部15は、走行方向d1及び車幅方向d2に延在し、引張箱14と地面との間に位置し、凹部14aの地面側の開口を閉塞するように構成されている。凹部14a及び閉塞板部15は、走行方向d1に延在する空洞を形成している。
連結器9は、ブラケット22と、ダンパー24と、連結器本体25と、を有している。ブラケット22は、凹部14a及び閉塞板部15で囲まれた空間に配置され、引張箱14に固定されている。ブラケット22は、走行方向d1に延在した貫通孔22hを有している。ダンパー24は、貫通孔22hに挿通され、走行方向d1に延在している。ダンパー24のフランジ34は、ブラケット22にボルト締結により固定されている。連結器本体25は、ダンパー24に連結され、走行方向d1に延在している。
図3は、車幅方向d2及び高さ方向d3に平行な平面上における引張箱モジュール13と連結器9とを示す部分断面図である。図3において、ダンパー24などの図示を省略している。
図3に示すように、引張箱14は、第1側壁16aと、第2側壁16bと、天井壁17と、第1底壁18aと、第2底壁18bと、を備えている。第1側壁16a及び第2側壁16bは、車幅方向d2に互いに間隔を置いて対向している。天井壁17は、車幅方向d2に延在し、第1側壁16a及び第2側壁16bの各々の一側縁から連続して設けられている。天井壁17は、第1側壁16a及び第2側壁16bとともに上記凹部14aを形成している。
第1底壁18aは、第1側壁16aの閉塞板部15側の端部に位置している。第1底壁18aは、第1側壁16aに対して第2側壁16bの反対側に位置し、車幅方向d2において、第1側壁16aから連続的に延在している。第2底壁18bは、第2側壁16bの閉塞板部15側の端部に位置している。第2底壁18bは、第2側壁16bに対して第1側壁16aの反対側に位置し、車幅方向d2において、第2側壁16bから連続的に延在している。
閉塞板部15は、天井壁17に対向して位置している。閉塞板部15は、第1側壁16a及び第2側壁16bの各々の他の側縁に接している。閉塞板部15は、それぞれ、第1底壁18a及び第2底壁18bにボルト締結されている。閉塞板部15は、底壁として機能している。閉塞板部15は、第1側壁16a、第2側壁16b、及び天井壁17とともに走行方向d1に延在する空洞を形成している。
連結器9のブラケット22は、第1側壁16a、第2側壁16b、天井壁17、及び閉塞板部15で囲まれた上記空洞の内部に位置し、第1側壁16a及び第2側壁16bに支持されている。詳しくは、ブラケット22は、第1側壁16aと第2側壁16bとの間に配置され、複数のシャーボルト41により第1側壁16a及び第2側壁16bに締結されている。シャーボルト41は、車幅方向d2に延在している。
ブラケット22は、第1平板部22a、第2平板部22b、及び連結板部22cを有している。第1平板部22a、第2平板部22b、及び連結板部22cは、一体に形成されている。第1平板部22aは、第1側壁16aに対向して配置され、シャーボルト41により第1側壁16aに締結されている。第2平板部22bは、第2側壁16bに対向して配置され、シャーボルト41により第2側壁16bに締結されている。連結板部22cは、第1平板部22a及び第2平板部22bに連結され、第1平板部22aと第2平板部22bとの間にて走行方向d1と直交する方向(車幅方向d2)及び高さ方向d3に延在している。
図4は、走行方向d1及び車幅方向d2に平行な平面上における引張箱モジュール13と連結器9とを示す部分断面図であり、締結状態について説明するための図である。
図4に示すように、第1側壁16a及び第2側壁16bは、走行方向d1に延在している。なお、上述した閉塞板部15及び天井壁17も走行方向d1に延在している。
第1平板部22a及び第2平板部22bは、走行方向d1に延在している。ダンパー24のフランジ34は、走行方向d1において、連結板部22cと対向し、連結板部22cにボルト締結により固定されている。本実施形態において、フランジ34は、連結板部22cより連結器本体25側に位置している。
引張箱モジュール13は、第1ストッパ19a及び第2ストッパ19bをさらに有している。第1ストッパ19a及び第2ストッパ19bは、第1開口面13aが位置する引張箱モジュール13の一端とは反対側の他端に位置している。第1ストッパ19aは、第1側壁16aから第2側壁16b側に突出している。第2ストッパ19bは、第2側壁16bから第1側壁16a側に突出している。第1ストッパ19aは、走行方向d1にて、第1平板部22aの延長上に位置し、第1平板部22aに距離を置いて位置している。第2ストッパ19bは、走行方向d1にて、第2平板部22bの延長上に位置し、第2平板部22bに距離を置いて位置している。
引張箱モジュール13は、車体台枠11の一端側に位置し上記空洞が開口した第1開口面13aと、第1開口面13aとは反対側に位置し上記空洞が開口した第2開口面13b、を有している。ここで、複数のシャーボルト41が、第1側壁16aとブラケット22とを締結し、第2側壁16bとブラケット22とを締結している状態を締結状態とする。連結器本体25は、締結状態にて、第1開口面13aから上記空洞の外部に突き出ている。ダンパー24は、締結状態にて、第2開口面13bから上記空洞の外部に突き出ていない。
ここで、ダンパー24の構成例について説明する。ダンパー24は、シリンダ31と、ピストン32と、減衰体33と、を有している。シリンダ31は、フランジ23(ブラケット21)に固定されている。ピストン32は、シリンダ31に走行方向d1に移動可能に配置されている。ピストン32は、尻部32aと、胴部32bとを有している。尻部32aは、シリンダ31の内部に位置している。胴部32bは、尻部32aに接続され、シリンダ31の軸線方向(走行方向d1)にてシリンダ31の外側に延在している。減衰体33は、シリンダ31内に設けられ、ピストン32の移動を減衰する機能を有している。減衰体33としては、例えば、バネ、ゴムなどの弾性体を挙げることができる。なお、連結器本体25は、ピストン32に連結されている。
図5は、走行方向d1及び車幅方向d2に平行な平面上における引張箱モジュール13と連結器9とを示す部分断面図であり、当接状態について説明するための図である。ここで、複数のシャーボルト41による上記締結状態が解除され、ブラケット22が第1ストッパ19a及び第2ストッパ19bに当接している状態を当接状態とする。
図5に示すように、連結器本体25は、当接状態にて、第1開口面13aから引張箱モジュール13の上記空洞の外部に突き出ていない。ダンパー24は、当接状態にて、第2開口面13bから上記空洞の外側に突き出ている。なお、上記締結状態が解除された状態において、ブラケット22は、第1側壁16a及び第2側壁16bの間の空間(上記空洞)において、走行方向d1に移動自在に配置される。
上記のことから、図4に示すように、ピストン32の移動方向にてピストン32に第1荷重が加わった際に、減衰体33はピストン32の移動を減衰する。
一方、図5に示すように、ピストン32の移動方向にてピストン32に上記第1荷重より大きい第2荷重が加わった際に、シャーボルト41にせん断応力がかかり、シャーボルト41は破断する。減衰体33が弾性体である場合、シャーボルト41にかかるせん断応力は、弾性体が弾性域から塑性域に切り替わる際に弾性体にかかる圧縮応力より大きい。
次に、車端モジュール4及び運転室ユニット5などについて説明する。まず、車端モジュール4について説明する。図6は、車体台枠ユニット3の一部及び車端モジュール4を示す分解斜視図である。
図6に示すように、車体台枠11は、床板11aをさらに有している。床板11aは、例えば、側梁モジュール12、引張箱モジュール13などの上に設けられている。
車端モジュール4は、車端構体51、複数のエアホース55などを有している。車端構体51は、前面壁52と、枠壁53と、を有している。前面壁52は、走行方向d1を向き、車体台枠11の端面(第1開口面13a)を覆っている。前面壁52は、連結器9のため、高さ方向d3に凹み地面側に開口した凹部52aを有している。これにより、連結器本体25などは、前面壁52に阻害されること無しに上記ピストンの移動方向に移動することができる。枠壁53は、前面壁52に接続され、ボルト締結により車体台枠11に取付けられている。枠壁53は、車体台枠11の端部を覆っている。エアホース55は、車端構体51の外側に位置している。
図7は、車端モジュール4が取り付けられハーネスユニット10が敷設された車体台枠ユニット3と、運転室ユニット5とを示す分解斜視図である。
図7に示すように、ハーネスユニット10は、車体台枠11の床板11aに敷設されている。ハーネスユニット10は、複数の第1配管10aと、複数の第1配線10bと、を有している。
運転室ユニット5は、車体台枠11のうちハーネスユニット10が敷設されていない領域に位置している。一方の運転室ユニット5は、走行方向d1における車体台枠11の一端側に位置し、他方の運転室ユニット5は、走行方向d1における車体台枠11の他端側に位置している。運転室ユニット5は、ボルト締結により車体台枠11に取付けられている。車体台枠11のうち運転室ユニット5が搭載される領域に、ハーネスユニット10は敷設されていない。運転室ユニット5は、運転室モジュール60と、先頭モジュール70と、を組み合わせて形成されている。
第1配線10bと、運転室ユニット5の第2配線67は、コネクタ80を介して接続されている。例えば、第1配線10bにコネクタ80のプラグ81が接続され、第2配線67のソケット82が接続されている。
図8は、運転室ユニット5を示す分解斜視図であり、運転室ユニット5に架設された配線を併せて示す図である。
図8に示すように、運転室モジュール60は、運転室構体61と、仕切壁65と、を有している。運転室構体61は、第1側壁62と、第2側壁63と、第1側壁62と第2側壁63とに接続された屋根64と、を有している。
運転室構体61は、走行方向d1に延在し、車体台枠11の上に設けられている。運転室構体61は、ボルト締結により車体台枠11に固定されている。仕切壁65には、走行方向d1に貫通した通用口65aが形成されている。通用口65aを通ることにより、運転室と上述した機械室とを出入りすることができる。仕切壁65は、走行方向d1において運転室構体61の端部と接触し、ボルト締結により運転室構体61に連結されている。
運転室構体61及び仕切壁65には、第2配線67が架設されている。第2配線67は、一方で上述した第1配線10b(図7)に電気的に接続され、他方で後述する運転台75に接続されている。
先頭モジュール70は、先頭構体71と、運転台75と、ブラケット76と、を含んでいる。先頭構体71は、運転室構体61より車体台枠11(図7)の一端側に位置し、車体台枠11の上に設けられている。先頭構体71は、ボルト締結により車体台枠11に固定されている。先頭構体71は、前面壁72と、枠壁73と、を有している。前面壁72は、上述した前面壁52(図6)とともに走行方向d1を向いている。枠壁73は、前面壁72と運転室構体61との間に位置し、前面壁72に接続され、走行方向d1に延在している。運転室構体61及び枠壁73は、走行方向d1にて端部同士が接触し、ボルト締結により、連結されている。
運転台75は、走行方向d1にて先頭構体71の内側に位置している。ブラケット76は、走行方向d1において、先頭構体71と運転台75との間の空間に位置している。ブラケット76は、梁部77と、対向部78と、を有している。梁部77は走行方向d1に延在し、対向部78は車幅方向d2に延在している。
図9は、走行方向d1及び高さ方向d3に平行な平面上における車体台枠ユニット3と、車端モジュール4と、運転室ユニット5と、を示す断面図であり、配管を併せて示す図である。
図9に示すように、車端モジュール4は、車端構体51、エアホース55、第2配管56、及びターミナル57を備えている。ターミナル57は、前面壁52を貫通し前面壁52に設けられている。第2配管55は、ターミナル57に接続され、車体台枠11(引張箱モジュール13)と前面壁52との隙間、及び車体台枠11(床板11a)と枠壁53との隙間をそれぞれ通って第1配管10aにカプラ90を介して連結されている。例えば、第1配管10aにカプラ90のプラグ91が接続され、第2配管55にカプラ90のソケット92が接続されている。エアホース55は、ターミナル57に接続され、先頭構体71の外側に位置している。
運転台75は、先頭構体71に設置されている。本実施形態において、ブラケット76は、先頭構体71と運転台75との間の空間に位置し、先頭構体71に支持されている。運転台75は、ブラケット76により支持され、走行方向d1にて前面壁72に距離を置いて位置している。
ブラケット76の梁部77は、前面壁52に支持され、運転台75に向かって突出している。ブラケット76の対向部78は、梁部77と運転台75との間に位置し、梁部77に支持されている。対向部78は、走行方向d1において、運転台75と対向した対向面78sを含んでいる。
先頭構体71の少なくとも一部及びブラケット76の少なくとも一部は、走行方向d1において、車体台枠11の一端(第1開口面13a)より車体台枠11の外側に突き出ている。
先頭構体71は、一定荷重まで耐え、一定以上の荷重では潰れる構造として設計されている。先頭構体71は、衝突時の荷重において潰れることで車体を保護する機能を有している。それに対し、運転室構体61は剛な設計をし、乗務員を保護するスペースとしている。走行方向d1の衝撃荷重が前面壁72に加えられた際、先頭構体71及びブラケット76の集合体は、運転室構体61より先に塑性域に達する。
なお、運転室ユニット5が車端モジュール4を備えている場合、先頭構体71と車端構体51とは一体に形成されていてもよい。
上記のように構成された一実施形態に係る鉄道車両1によれば、鉄道車両1は、車体台枠11と、連結器9と、を備えている。車体台枠11は、それぞれ走行方向d1の一端側に位置し走行方向d1に延在し互いに間隔を置いて対向した第1側壁16a及び第2側壁16bを有している。連結器9は、第1側壁16a及び第2側壁16bに支持されている。連結器9は、ブラケット21、ダンパー24、及び連結器本体25と、を有している。ブラケット21は、第1側壁16aと第2側壁16bとの間に配置され、複数のシャーボルト41により第1側壁16a及び第2側壁16bに締結されている。
走行方向d1において、他の車両から連結器本体25に過度の衝突荷重が加わった場合、シャーボルト41は破断する。これにより、鉄道車両1に係る荷重を、連結器本体25ではなく車体台枠11(第1開口面13a)で受けることができる。より広い領域に他の車両の荷重が加わることになるため、鉄道車両1の脱線を抑制することができる。
ブラケット22は、引張箱モジュール13の第1側壁16a、第2側壁16b、天井壁17、及び底壁15で囲まれた空洞の内部に位置している。引張箱モジュール13は、第1ストッパ19a及び第2ストッパ19bを有している。そのため、シャーボルト41による上記締結状態が解除されても、引張箱モジュール13の外部への連結器9の脱落を防止することができる。
連結器本体25は、上記当接状態にて、第1開口面13aから引張箱モジュール13の上記空洞の外部に突き出ていない。そのため、上記当接状態にて、衝突荷重を車体台枠11(第1開口面13a)で受ける際、連結器9が阻害する事態を回避することができる。
上記のことから、連結器9に加わる衝突荷重を制限することが可能な鉄道車両を得ることができる。また、脱線し難い鉄道車両1を得ることができる。また、安全性の高い鉄道車両1を得ることができる。
また、上記のように構成された一実施形態に係る鉄道車両1によれば、鉄道車両1は、車体台枠11と、走行方向d1における車体台枠11の一端側に位置した運転室ユニット5と、を備えている。運転室ユニット5は、運転室構体61を含む運転室モジュール60と、先頭構体71、運転台75、及びブラケット76を含む先頭モジュール70と、を有している。運転室構体61及び先頭構体71の枠壁73は、走行方向d1にて端部同士が接触し、連結されている。運転台75は、走行方向d1にて先頭構体71の内側に位置し、先頭構体71に設置されている。ブラケット76は、走行方向d1において先頭構体71と運転台75との間の空間に位置している。
運転室ユニット5のうち先頭構体71及びブラケット76の集合体は、クラッシャブル構造を有している。上記集合体は、先頭構体71に衝突荷重が加わった際に潰れることで、そのエネルギーを吸収し、運転台75や運転手を保護する働きを有している。運転室ユニット5が上記クラッシャブル構造を有していない場合と比較して衝突荷重から運転手を保護することができるため、安全性の高い鉄道車両1を得ることができる。
また、運転室ユニット5は、運転室モジュール60及び先頭モジュール70に分かれている。上記集合体が潰れた場合、先頭モジュール70を修復すればよく、運転室ユニット5の全体を修復しなくともよい。そのため、運転室ユニット5の全体を修復する場合と比較し、容易に修復可能な鉄道車両1を得ることができる。
ブラケット76は、先頭構体71と運転台75との間の空間に位置している。ブラケット76は、先頭構体71の変形部分を吸収できるような空間を先頭構体71と運転台75との間に形成することができる。先頭構体71が潰れた分だけ運転台75が押される事態を抑制することができ、運転手を保護することができる。ブラケット76は、対向面78sを有している。ブラケット76が面ではなく点で運転台75に当接した場合と比較して、運転台75の破損を防止することができる。
第2配線67は、コネクタ80を介して第1配線10bに接続されている。第2配管55は、カプラ90を介して第1配管10aに連結されている。そのため、配線同士の接続のやり直しや、配管同士の連結のやり直しを容易にすることができる。
本発明の上記実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記の実施形態は、上記機関車だけではなく、各種の機関車に適用可能である。さらに、上記の実施形態は、機関車以外の各種の鉄道車両に適用可能である。
ブラケット21は、支持ブラケット22及びフランジ23のように複数の部品を組合せで形成されていなくともよく、単一の部品で形成されていてもよい。
上記の実施形態のダンパーとしては、上述したダンパー24に限定されるものではなく、一般に知られている各種のダンパーを適用可能である。
運転室ユニット5は車端モジュール4を備えていてもよい。その場合、例えば、車端構体51及び先頭構体71は、一体に形成されていてもよい。
1…鉄道車両、2…台車ユニット、4…車端モジュール、5…運転室ユニット、
9…連結器、10…ハーネスユニット、11…車体台枠、13…引張箱モジュール、
13a,13b…開口面、14…引張箱、14a…凹部、15…閉塞板部、
16a,16b…側壁、17…天井壁、19a,19b…ストッパ、22…ブラケット、
22a,22b…平板部、22c…連結板部、24…ダンパー、25…連結器本体、
31…シリンダ、32…ピストン、33…減衰体、41…シャーボルト、
51…車端構体、52…前面壁、53…枠壁、60…運転室モジュール、
61…運転室構体、62,63…側壁、64…屋根、65…仕切壁、
70…先頭モジュール、71…先頭構体、72…前面壁、73…枠壁、75…運転台、
76…ブラケット、77…梁部、78…対向部、78s…対向面、10a,56…配管、
10b,67…配線、80…コネクタ、90…カプラ、d1…走行方向、
d2…車幅方向、d3…高さ方向。

Claims (4)

  1. それぞれ一端側に位置し互いに間隔を置いて対向した第1側壁及び第2側壁を有する車体台枠と、
    前記第1側壁及び前記第2側壁に支持された連結器と、を備え、
    前記連結器は、
    前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され複数のシャーボルトにより前記第1側壁及び前記第2側壁に締結されたブラケットと、
    前記ブラケットに固定されたダンパーと、
    前記ダンパーに連結された連結器本体と、を有し、
    前記車体台枠は、前記第1側壁及び前記第2側壁を有し一端に位置する引張箱モジュールを備え、
    前記引張箱モジュールは、
    前記第1側壁及び前記第2側壁の各々の一側縁から連続して設けられた天井壁と、
    前記第1側壁及び前記第2側壁の各々の他の側縁に接した底壁と、
    前記一端とは反対側の他端に位置し前記第1側壁から前記第2側壁側に突出した第1ストッパと、
    前記一端とは反対側の他端に位置し前記第2側壁から前記第1側壁側に突出した第2ストッパと、をさらに有し、
    前記ブラケットは、前記第1側壁、前記第2側壁、前記天井壁、及び前記底壁で囲まれた空洞の内部に位置している
    道車両。
  2. 前記引張箱モジュールは、前記一端に位置し、前記空洞が開口した第1開口面を有し、
    前記複数のシャーボルトが、前記第1側壁と前記ブラケットとを締結し、前記第2側壁と前記ブラケットとを締結している状態を締結状態とすると、
    前記連結器本体は、前記締結状態にて、前記第1開口面から前記空洞の外部に突き出ている、
    請求項1に記載の鉄道車両。
  3. 前記複数のシャーボルトによる前記締結状態が解除され、前記ブラケットが前記第1ストッパ及び前記第2ストッパに当接している状態を当接状態とすると、
    前記連結器本体は、前記当接状態にて、前記第1開口面から前記空洞の外部に突き出ていない、
    請求項2に記載の鉄道車両。
  4. 前記引張箱モジュールは、前記第1開口面とは反対側に位置し前記空洞が開口した第2開口面を有し、
    前記ダンパーは、前記当接状態にて、前記第2開口面から前記空洞の外側に突き出ている、
    請求項3に記載の鉄道車両。
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