JP7210021B2 - 電磁力を利用した回転式トルク変換器のトルク校正装置およびトルク校正方法 - Google Patents
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重力方式は、現在最も高度なトルクを実現できる有効な方式であり、産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)をはじめ、ドイツ・フランス・中国・韓国など各国家計量研(NMI)で、トルクの国家標準を実現する方法として採用されている。
非特許文献1には,ドイツNMIにより開発された、1mN・m~1N・mの微小トルクの校正を可能にした実荷重式トルク標準機について記載されており、現在、これが1N・m以下のトルクに対しては最も精度の高いトルク標準機とされている。
しかし、この重力による方法では、載荷するおもりの質量を小さくしたり、レバーの長さを短くすることには、製作精度上限界があり、さらに、各レバーの支点部に作用する摩擦力の影響や、空気の流れ、緯度の相違に基づく重力加速度の影響等を受ける。非特許文献1には、実荷重式によりトルク値1mN・m~10mN・mの校正を0.1%の不確かさで実現することが記載されているが、トルク標準機としては不確かさが十分ではなく、実荷重式では、1mN・m 未満の微小トルクを正確に校正することは非常に困難である。
このため、仲介器(トルク計測機器)を使用せざるを得ず、必然的に使用した仲介器の性能に結果が大きく影響されてしまうため、仲介器の影響が及ばない、新たな校正装置及び校正方法が求められている。
しかし、回転式トルク変換器をより高精度に校正するためには、回転を伴わない静的なトルクばかりではなく、実際に回転している状態での回転トルクに基づいて校正を行うことが必要である。
また、トルクと同時に回転数(回転速度)の計測も可能な回転式トルク変換器に対しても、トルクと回転数(回転速度)を同時に校正(または試験)することができない。
磁束密度Bの磁場を形成する異極対向型磁気回路と、
前記異極対向型磁気回路の内部に挿入されたコイルと、
第1ロータリエンコーダと、
前記第1ロータリエンコーダを介して前記異極対向型磁気回路の回転軸の一方に連結され、前記異極対向型磁気回路を回転させるとともに、特定の角度位置で静止させる第1サーボモータと、
前記コイルの回転軸の他方に連結された第2ロータリエンコーダと、
第3ロータリエンコーダと、
第2サーボモータと、
前記第2ロータリエンコーダと校正対象である回転式トルク変換器の入力軸、前記第3ロータリエンコーダの一方と前記回転式トルク変換器の出力軸、及び前記第3ロータリエンコーダの他方と前記第2サーボモータとをそれぞれ連結するカップリングと、
前記第1サーボモータ及び前記第2サーボモータを制御する制御ユニットと、
前記コイルに供給する電流Iを制御する電流制御装置とを備える。
そして、前記第1サーボモータを機械的にロックした状態で前記第2サーボモータを駆動し、前記異極対向型磁気回路内部で前記コイルを回転させることで前記コイルに発生する誘導起電力Vが最大値V max となる角度位置p 0 に基づき、
前記第1サーボモータをロックした状態で前記電流制御装置により前記コイルに電流Iを流し、前記コイルに発生するトルクに抗して、前記第1及び第2ロータリエンコーダの計測結果に基づき前記コイルを前記角度位置p 0 に静止させるように前記第2サーボモータを前記制御ユニットにより制御し、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で、前記第1及び第2ロータリエンコーダの計測結果に基づき前記コイルが前記角度位置p 0 に静止した状態を維持するよう、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータを前記制御ユニットにより同期回転させ、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で、前記電流制御装置により前記コイルに供給する電流Iを変化させて、当該電流Iの変化により生ずる前記角度位置p 0 からの前記コイルのずれをゼロにするように前記制御ユニットにより前記第1サーボモータあるいは前記第2サーボモータによる位置決め制御を行い、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記回転式トルク変換器の回転速度を前記第3ロータリエンコーダにより計測する。
また、本発明に係る、回転式トルク変換器のトルク校正方法は、
磁束密度Bの磁場を形成する異極対向型磁気回路に連結された第1サーボモータを機械的にロックした状態で第2サーボモータを駆動し、前記異極対向型磁気回路内部でコイルを回転させ、前記コイルに発生する誘導起電力Vの最大値V max と、前記誘導起電力Vが最大値V max となる角度位置p 0 を特定する工程と、
前記第1サーボモータをロックした状態で前記コイルに電流Iを流し、前記第2サーボモータにより、前記コイル及び当該コイルに連結される校正対象の回転式トルク変換器を回転させ、前記コイルに発生するトルクに抗して前記コイルを前記角度位置p 0 に静止させる工程と、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記コイルが前記角度位置p 0 に静止した状態を維持するよう、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータの同期回転制御を行う工程と、
前記コイルに供給する電流Iを変化させて、当該電流Iの変化により生ずる前記角度位置p 0 からのずれをゼロにするように前記第1サーボモータあるいは前記第2サーボモータによって位置決め制御を行い前記回転式トルク変換器の校正を行う工程と、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記回転式トルク変換器の回転速度を計測する工程と、
を含む。
図1に示すように、磁束密度Bの鉛直上向きの一様な磁場内に、水平軸の周りに回転できる矩形のコイルC(長さL、高さh、水平軸に対して対称形状)を設置して電流Iを流すと、磁束密度と直行する2つの辺が磁場から受ける力Fは、
F=I・B・L、または、F=-I・B・L・・・・・・・・・・・式(1)
となる。つまり、磁束密度と直行する2つの辺に働く力は、大きさが等しくて向きが逆であるので、偶力が生じる。
T=I・B・L・h・cosθ=I・B・A・cosθ・・・・・・式(2)
と表すことができる。
ここでA=L・h、すなわちAをコイルの面積とし、コイルCがN巻きのときは、
T=N・I・B・A・cosθ・・・・・・・・・・・・・・・・・式(3)
となる。
式(3)より、トルクTの最大値(絶対値)Tmaxは、|cosθ|=1、すなわち、コイルCの面が、磁力線に対し平行となるθ=nπ(n=0、1、2、3・・・・)のときに発生し、
Tmax=N・A・B・I・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式(4)
となる。
角度位置θや電流Iは比較的高精度に計測できるものの、コイルCの形状(巻数Nや面積A)や磁束密度Bを高い精度で計測することは極めて困難である。
そこで、磁束密度B、コイルCの面積A及び巻数Nを相殺するため、図3に示すように、同じ磁束密度Bの磁場中で、同じコイルCをモータMにより回転角速度ωで回転させた場合に生じる誘導起電力Vを予め計測しておく。
すなわち、トルクを発生する場合と同じ磁束密度Bの磁場中で、コイルCをモータMにより一定の回転角速度ω(π/s)で回転させることで、コイルCには誘導起電力Vが発生する。
コイルCの法線ベクトルが磁力線の方向と一致するときを原点(t=0)とすると、図4に示すように、t秒後、コイルCの法線が磁力線に対し角度ωtとなるとき、誘導起電力Vは、
V=N・A・B・ω・sinωt・・・・・・・・・・・・・・・・式(5)
で表される。
Vmax=N・A・B・ω・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式(6)
となる。
これは、前述のように、磁束密度Bの磁場内にあるコイルCに電流Iを流したとき、発生するトルクが最大値であるTmaxとなるときと同じ角度位置である。
そこで、予め、磁束密度Bの中でコイルCをモータMにより様々な回転速度ωiで回転させ、回転速度毎に、最大誘導起電力Vmax_iと、そのときのコイルCの角度位置p0_iを記録する。
そして、横軸にωi、縦軸にVmax_iをとり、その傾きであるN・A・Bを近似式で求める。
なお、p0_iの平均値をp0/とする。
このとき、式(4)により、
Tmax/I=N・A・B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式(7)
そして、式(6)により、
Vmax/ω=N・A・B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式(8)
さらに、式(7)、(8)により、
Tmax・ω=Vmax・I・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(9)
となる。
p0_iを繰り返し測定し、記録する。
回転角速度ωiを様々に変更して、以上の測定、記録を繰り返して、ωi、Vmax_iの関係を求め、その傾きを最小二乗法等により算出することで、式(6)に示すとおり、磁束密度BとコイルCの形状(巻き数N及び面積A)を評価することができる。また、どの回転角速度においても、Vmaxとなる角度位置は厳密には変わらないはずであり、p0_iの測定結果は正規分布になると考えられるので、精度向上の観点から、p0_iの平均値p0/を誘導起電力が最大となる角度位置とする。
Tmax=I・Vmax/ω ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式(10)
となる。
すなわち、あらかじめ評価されたVmax/ω(装置特有の定数)と、電流Iを計測することにより、Tmaxを特定することができ、このトルクを被校正対象に入力することで、被校正対象の校正が可能となる。
図5は、本実施例の全体構成を示すものである。
第1サーボモータ(1)の出力軸は、第1カップリング(2a)、第1ロータリエンコーダ(3)を介して、異極対向型磁気回路(4)に連結されている。
一方、第2サーボモータ(9)の出力軸は、第4カップリング(2d)、第3ロータリエンコーダ(8)、第3カップリング(2c)を介して、校正対象の回転式トルク変換器(7)の入力軸に接続されている。
また、校正対象の回転式トルク変換器(7)の出力軸は、第2カップリング(2b)、第2ロータリエンコーダ(6)を介して、異極対向型磁気回路(4)内に配置されたコイル(5)に接続されている。
第1サーボモータ(1)、第2サーボモータ(9)は、それぞれサーボアンプを介して、SSCNET II/IIIやMECHATROLINK-II/IIIなど、複数のサーボモータ間の精密な同期制御や高速性に重点を置いたネットワークを介して、制御ユニットを構成するプログラムコントローラPLC(10)に接続され、その回転数、出力トルクが個別に制御されるようになっている。
具体的には、矩形コイル(5)を、第2サーボモータ(9)により角速度ωで回転させたときに生じる誘導起電力Vを測定し、V(V=NABω)が最大値Vmaxとなるときの矩形コイル(5)の角度位置p0を計測する。なお、このとき、異極対向型磁気回路(4)が回転しないよう、第1サーボモータ(1)の出力軸を電磁ブレーキなどで機械的にロックしておく。
この状態で、スリップリング(11)を介して矩形コイル(5)に精密可変電流源(12)により電流Iを供給すると、図中破線で示す測定軸上にトルクが生じ、矩形コイル(5)はΔpだけねじられる。
第1ロータリエンコーダ(3)と第2ロータリエンコーダ(6)よりその角度位置のずれを計測し(差をとり)、第2サーボモータ(9)を用いて第1ロータリエンコーダ(3)と第2ロータリエンコーダ(6)の差が0となるように制御する。このとき、破線で示す測定軸上に生じるトルクは、厳密にT=NAB・I(Tω=VI)で定義され、回転式トルク変換器(7)にこのトルクTの負荷がかかる。
これと同時に、第3ロータリエンコーダ(自己校正型ロータリエンコーダ)(8)で単位時間あたりの角度位置の変化(回転速度)を評価する。回転中に精密可変電流源(12)から供給される電流Iを変化させ、さらに第1サーボモータ(1)または第2サーボモータ(9)のいずれか一方あるいは両者によって、第1ロータリエンコーダ(3)と第2ロータリエンコーダ(6)の差がゼロとなるように制御することで、さまざまなトルク値の校正が可能となる。
なお、各構成要素の軸受は、トルクの校正装置として最高レベルを要求する場合には、摩擦の影響を低減するために、通常のボールベアリングに代え、エアベアリングを使用することが好ましい。
回転式トルク変換器の高精度化が達成されれば、回転式トルク変換器の評価対象であるエンジンやモータの高精度化、省エネ化など、その開発を促進する上で有用である。
特に、本実施の形態によれば、従来の実荷重式の校正装置と比較して、次のような効果を達成できる。
(1)回転式トルク変換器に対して、回転させながらトルク負荷をかけることができる。
(2)回転式トルク変換器に対して、トルクと回転数(回転速度)を同時に校正(または試験)することができる。
(3)回転式トルク変換器に対して、動的な評価が可能となる。
(4)微小トルクを高い精度で再現できる。
(5)軽量化、コンパクト化、低コスト化が可能となる。
(6)緯度に応じた重力加速度の評価が不要である。
(7)搬送により機構的なダメージを受けにくく、仮に受けたとしても、搬送後の再評価(磁気回路の磁束密度とコイルの形状)が容易である。
(8)このため、製造現場等でも容易にトルクの一次標準を実現できる。
(9)新しいトルクのSIトレーサビリティ体系を構築することで、新たなトルク計測機器の開発を促進できる。
2a~2d:第1~第4カップリング
3:第1ロータリエンコーダ
4:異極対向型磁気回路
5:コイル
6:第2ロータリエンコーダ
7:回転式トルク変換器
8:第3ロータリエンコーダ
9:第2サーボモータ
10:プログラムコントローラPLC
11:スリップリング
12:精密可変電流源
13:回転式トルク変換器用指示計器
14:カウンターおよび端子台
15:PC
Claims (4)
- 磁束密度Bの磁場を形成する異極対向型磁気回路と、
前記異極対向型磁気回路の内部に挿入されたコイルと、
第1ロータリエンコーダと、
前記第1ロータリエンコーダを介して前記異極対向型磁気回路の回転軸の一方に連結され、前記異極対向型磁気回路を回転させるとともに、特定の角度位置で静止させる第1サーボモータと、
前記コイルの回転軸の他方に連結された第2ロータリエンコーダと、
第3ロータリエンコーダと、
第2サーボモータと、
前記第2ロータリエンコーダと校正対象である回転式トルク変換器の入力軸、前記第3ロータリエンコーダの一方と前記回転式トルク変換器の出力軸、及び前記第3ロータリエンコーダの他方と前記第2サーボモータとをそれぞれ連結するカップリングと、
前記第1サーボモータ及び前記第2サーボモータを制御する制御ユニットと、
前記コイルに供給する電流Iを制御する電流制御装置とを備え、
前記第1サーボモータを機械的にロックした状態で前記第2サーボモータを駆動し、前記異極対向型磁気回路内部で前記コイルを回転させることで前記コイルに発生する誘導起電力Vが最大値V max となる角度位置p 0 に基づき、
前記第1サーボモータをロックした状態で前記電流制御装置により前記コイルに電流Iを流し、前記コイルに発生するトルクに抗して、前記第1及び第2ロータリエンコーダの計測結果に基づき前記コイルを前記角度位置p0に静止させるように前記第2サーボモータを前記制御ユニットにより制御し、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で、前記第1及び第2ロータリエンコーダの計測結果に基づき前記コイルが前記角度位置p0に静止した状態を維持するよう、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータを前記制御ユニットにより同期回転させ、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で、前記電流制御装置により前記コイルに供給する電流Iを変化させて、当該電流Iの変化により生ずる前記角度位置p 0 からの前記コイルのずれをゼロにするように前記制御ユニットにより前記第1サーボモータあるいは前記第2サーボモータによる位置決め制御を行い、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記回転式トルク変換器の回転速度を前記第3ロータリエンコーダにより計測する
回転式トルク変換器のトルク校正装置。 - 前記第1サーボモータと前記第2サーボモータは、それぞれサーボアンプを介して、前記制御ユニットに接続され、その回転数、出力トルクが個別に制御されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載された回転式トルク変換器のトルク校正装置。
- 前記第3ロータリエンコーダとして、自己校正型ロータリエンコーダを用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された回転式トルク変換器のトルク校正装置。
- 磁束密度Bの磁場を形成する異極対向型磁気回路に連結された第1サーボモータを機械的にロックした状態で第2サーボモータを駆動し、前記異極対向型磁気回路内部でコイルを回転させ、前記コイルに発生する誘導起電力Vの最大値Vmaxと、前記誘導起電力Vが最大値Vmaxとなる角度位置p0を特定する工程と、
前記第1サーボモータをロックした状態で前記コイルに電流Iを流し、前記第2サーボモータにより、前記コイル及び当該コイルに連結される校正対象の回転式トルク変換器を回転させ、前記コイルに発生するトルクに抗して前記コイルを前記角度位置p0に静止させる工程と、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記コイルが前記角度位置p0に静止した状態を維持するよう、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータの同期回転制御を行う工程と、
前記コイルに供給する電流Iを変化させて、当該電流Iの変化により生ずる前記角度位置p0からのずれをゼロにするように前記第1サーボモータあるいは前記第2サーボモータによって位置決め制御を行い前記回転式トルク変換器の校正を行う工程と、
前記第1サーボモータのロックを解除した状態で前記回転式トルク変換器の回転速度を計測する工程と、
を含む回転式トルク変換器のトルク校正方法。
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JP2019126102A JP7210021B2 (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 電磁力を利用した回転式トルク変換器のトルク校正装置およびトルク校正方法 |
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JP3614109B2 (ja) | 2001-02-08 | 2005-01-26 | 日産自動車株式会社 | 複合電流駆動回転電機 |
JP3742448B2 (ja) | 1995-10-25 | 2006-02-01 | ファナック株式会社 | 射出成形機における圧力検出器の零点調整方法及び装置 |
JP4824415B2 (ja) | 2006-01-27 | 2011-11-30 | 株式会社 ソキア・トプコン | ロータリエンコーダ |
JP6479605B2 (ja) | 2015-08-13 | 2019-03-06 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 電磁力を利用したトルク校正装置及びトルク校正方法 |
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