JP7209910B1 - 衣服 - Google Patents

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Abstract

点滴容器を吊り下げる支柱90を保持可能な衣服1は、前身頃12と後身頃が肩部で繋がっている一方で、前身頃12の両側端と後身頃の両側端が繋がっていない衣服本体10と、衣服本体10に上下方向に沿って設けられ、支柱90を収容可能なポケット20と、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させると共に、ポケット20に収容された支柱90を保持するための伸縮可能なベルト30、35を備える。

Description

本発明は、点滴容器を吊り下げる支柱を保持可能な衣服に関する。
下記の特許文献1には、点滴を打つ患者が着られる衣服が開示されている。この衣服は、点滴容器を吊り下げる支柱を差し入れ可能な縦細ポケットと、縦細ポケットに差し入れられた状態の支柱の保持を補助する押圧ベルトとを有する。
実用新案登録第3230543号公報
しかし、特許文献1の衣服の場合には、患者が点滴を打っている腕を衣服のアームホールから通す必要があるため、点滴中に患者が衣服を着るのが困難であった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、点滴中の患者が容易に着られると共に、支柱を適切に保持可能な衣服を提供することを目的とする。
本発明の一の態様においては、点滴容器を吊り下げる支柱を保持可能な衣服であって、前身頃と後身頃が肩部で繋がっている一方で、前記前身頃の両側端と前記後身頃の両側端が繋がっていない衣服本体と、前記衣服本体に上下方向に沿って設けられ、前記支柱を収容可能なポケットと、前記衣服本体に取り付けられ、前記衣服本体を着衣者の胴体に固定させると共に、前記ポケットに収容された前記支柱を保持するための伸縮可能なベルトと、を備える、衣服を提供する。
また、前記ポケットは、下端が上端よりも前記衣服本体の幅方向の中央側に位置するように斜めに配置されていることとしてもよい。
また、前記ポケットの下端部に設けられ前記下端部を補強するための補強部と、前記ポケットの上端部に設けられ前記上端部の幅を調整可能な調整具と、を更に備えることとしてもよい。
また、前記ベルトは、前記衣服本体の前記上下方向において上側に位置する第1ベルトと、前記衣服本体の前記上下方向において下側に位置し、幅が前記第1ベルトの幅よりも大きい第2ベルトと、を含むこととしてもよい。
また、前記ベルトは、車椅子に着座した着衣者の胴体と前記車椅子の背もたれとを挟んだ状態の前記衣服本体を固定させると共に、前記ポケットに収容された前記支柱を保持することとしてもよい。
また、前記前身頃の下端は、前記後身頃の下端よりも前記上下方向の上方に位置し、前記ベルトは、前記前身頃の両側端の下端側に取り付けられていることとしてもよい。
また、前記衣服本体において前記ポケットの周囲に、前記衣服本体を前記車椅子に連結可能な連結部を更に備えることとしてもよい。
本発明によれば、点滴中の患者が容易に着られると共に、支柱を適切に保持可能な衣服を実現できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る衣服1を正面側から見た模式図である。 衣服1を背面側から見た模式図である。 衣服1を広げた状態を説明するための模式図である。 衣服1が支柱90を支持する状態を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る衣服2を正面側から見た模式図である。 衣服2を背面側から見た模式図である。 着衣者に着衣された衣服1が支柱90を支持する状態を説明するための模式図である。
<第1の実施形態>
(衣服の構成)
第1の実施形態に係る衣服の構成について、図1~図4を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る衣服1を正面側から見た模式図である。図2は、衣服1を背面側から見た模式図である。図3は、衣服1を広げた状態を説明するための模式図である。図4は、着衣者に着衣された衣服1が支柱90を支持する状態を説明するための模式図である。
衣服1は、点滴を打っている患者(着衣者)が着衣可能な衣服であり、点滴容器を吊り下げる支柱を保持可能である。例えば、ベッドで点滴を打っている患者が、点滴を打っている状態で移動するために着衣する。衣服1は、ここではベストである。衣服1は、図1~図3に示すように、衣服本体10と、ポケット20と、ベルト30、35と、補強部40と、調整具45と、留め部50を有する。本実施形態では、ベルト30が第1ベルトに該当し、ベルト35が第2ベルトに該当する。
衣服本体10は、図4に示すように、着衣者が着衣した際に着衣者の胴体を覆う。衣服本体10は、前身頃12と後身頃14を有する。前身頃12と後身頃14は、図3に示すように、肩部で繋がっている。一方で、前身頃12の両側端と後身頃14の両側端は、繋がっていない。このため、着衣者は、例えば衣服1を広げた状態で首を通すだけで衣服1を着衣することができるので、点滴を打っている状態でも着衣しやすい。
本実施形態では、前身頃12と後身頃14は、同じ形状を成している。衣服1は、通常、前身頃12が着衣者の胴体の前側に位置し、後身頃14が着衣者の胴体の後側に位置するように使用されるが、衣服1の前後を逆にして利用可能である。すなわち、衣服1の前身頃12が着衣者の胴体の後側に位置し、後身頃14が着衣者の胴体の前側に位置した状態で、使用可能である。
ポケット20は、図4に示すように、点滴を支持する支柱90を収容可能である。具体的には、支柱90の下側がポケット20に挿入されて保持される。このため、着衣者が衣服1を着衣した状態では、衣服1が支柱90を支持可能である。また、ポケット20は、図1に示すように、衣服本体10の上下方向に沿って設けられている。これにより、支柱90の半分程度がポケット20に挿入されることになり、ポケット20内での支柱90の姿勢が安定しやすい。
ポケット20は、ここでは、図1に示すように衣服本体10の前身頃12に設けられている。具体的には、2つのポケット20が、前身頃12の両側にそれぞれ左右対称に設けられている。着衣者は、例えば、点滴を打っている腕に近い側のポケット20に、支柱90を保持させる。ただし、上記に限定されず、衣服本体10には一つのポケット20のみが設けられていてもよい。また、ポケット20は、衣服本体10の後身頃14に設けられていてもよい。
ポケット20は、図1に示すように、下端が上端よりも衣服本体10の幅方向の中央側に位置するように斜めに配置されている。このように配置されていることで、重さがある点滴が支柱90に支持されていても、ポケット20に保持された支柱90の姿勢が保持される。なお、ポケット20は、斜めに配置されず、上下方向に平行に配置されていてもよい。
ベルト30、35は、衣服本体10から延びるように取り付けられている。ベルト30、35は、伸縮可能となっており、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させる。また、ベルト30、35は、衣服本体10を着衣者に固定した状態で、ポケット20に収容された支柱90を保持する機能を有する。
ベルト30は、図1に示すように、衣服本体10上下方向において上側に位置する。ベルト35は、図1に示すように、衣服本体10の上下方向において下側に位置する。また、ベルト35の幅は、ベルト30の幅よりも大きい。二つのベルト30、35は、図4に示すようにポケット20を覆える位置に配置されているため、ポケット20に収容された支柱90をより安定した状態で保持できる。
ベルト30は、第1帯部31と、第2帯部32を有する。第1帯部31及び第2帯部32の長手方向の一端部は、図3に示すように、後身頃14の両側端に固定されている。第1帯部31の長手方向の他端側には、留め部の一例である面ファスナー31a(図2)が設けられている。第2帯部32の長手方向の他端側にも、留め部の一例である面ファスナー32a(図1)が設けられている。第1帯部31の面ファスナー31aと第2帯部32の面ファスナー32aは、互いに着脱可能な状態で結合される。着衣者の胴体の大きさにフィットする位置で、面ファスナー32aが面ファスナー31aと結合することで、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させることができる。
ベルト35は、ベルト30と同様に、第1帯部36と、第2帯部37を有する。第1帯部36及び第2帯部37の長手方向の一端部は、図3に示すように、後身頃14の両側端に固定されている。第1帯部36の長手方向の他端側には、面ファスナー36a(図2)が設けられている。第2帯部32の長手方向の他端側にも、面ファスナー37a(図1)が設けられている。第1帯部31の面ファスナー31aと第2帯部32の面ファスナー32aは、互いに着脱可能な状態で結合される。着衣者の胴体の大きさにフィットする位置で、面ファスナー37aが面ファスナー36aと結合することで、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させることができる。
補強部40は、ポケット20の下端部に設けられており、支柱90から力を受けやすいポケット20の下端部を補強する。補強部40は、前身頃12に左右対称に設けられた2つのポケット20の下端部にそれぞれ設けられている。これにより、2つのポケット20の下端部の強度が高まる。
調整具45は、ポケット20の上端部に設けられており、ポケット20の上端部の幅を調整可能である。調整具45は、前身頃12に左右対称に設けられた2つのポケット20の上端部にそれぞれ設けられている。例えば、支柱90が収容された状態で、ポケット20の上端部の幅を狭めるように調整具45によってケーブル45aの長さを短く調整することで、支柱90のポケット20の上端部に対応する箇所の姿勢が保持される。
留め部50は、例えば、衣服本体10を車椅子に留めるために利用される。留め部50は、前身頃12の両側端に設けられている。これにより、着衣者が着衣した衣服本体10を車椅子に連結できる。留め部50は、ここでは面ファスナーで構成されている。
(ベストの使用例)
衣服1の使用例について、図4を参照しながら説明する。
ここでは、患者が、衣服1を着衣する前に、ベッドで点滴を打っているものとする。患者がベッドから起き上がって移動する際には、点滴容器も移動させる必要がある。そこで、患者は、衣服1を着衣し、支柱90をポケット20に挿入する。この際、患者は、点滴を打っている状態で、自身の首が衣服1の首部を通るように着衣する。前述したように、衣服1の前身頃12の両側端と後身頃14の両側端が繋がっていないので、腕に点滴を打っている状態でも、衣服1を着衣しやすい。ここでは、図4に示すように、衣服1の前身頃12が患者の胴体の前側に位置し、後身頃14が患者の胴体の後側に位置する。
その後、患者は、前身頃12のポケット20に挿入された支柱90に点滴容器を吊り下げる。すなわち、患者の胴体から見て前側に、点滴容器を吊り下げている支柱90が位置する。次に、患者は、ベルト30の面ファスナー31a、32aを結合させると共に、ベルト35の面ファスナー36a、37aを結合させる。これにより、衣服本体10が患者の胴体に固定されると共に、ベルト30、35によって支柱90の姿勢が保持される。
これにより、患者は、重さがある点滴容器を支柱90を介して衣服1で保持できる。支柱90が衣服1に保持されているので、患者は、階段等の段差がある場所でも、移動することができる。これにより、点滴を打っている患者の移動範囲が広くなり、リハビリを促進させやすくなる。
なお、上記では、支柱90を衣服1のポケット20に挿入した後に、支柱90に点滴容器を吊り下げることとしたが、これに限定されない。例えば、点滴容器を支柱90に吊り下げた後に、支柱90をポケット20に挿入してもよい。また、上記では、患者が自分で衣服1を着衣することとしたが、これに限定されず、看護師が患者に衣服1を着衣させてもよい。
さらに、上記では、前身頃12が患者の胴体の前側に位置し、後身頃14が胴体の後側に位置するように、患者が衣服1を着衣することとしたが、これに限定されない。例えば、前身頃12が患者の胴体の後側に位置し、後身頃14が胴体の前側に位置するように、患者が衣服1を着衣してもよい。この場合には、看護師が、支柱90を患者の後側にあるポケット20に挿入することになる。このように支柱90を患者の後側で保持する場合には、患者が支柱90に触れ難いため、患者が誤って支柱90をポケット20が取り出すことを防止できる。
(第1の実施形態における効果)
上述した実施形態の衣服1は、前身頃12の両側端と後身頃14の両側端が繋がっていない衣服本体10と、支柱90を収容可能なポケット20と、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させると共にポケット20に収容された支柱90を保持するための伸縮可能なベルト30、35を有する。
衣服本体10の前身頃12の両側端と後身頃14の両側端が繋がっていないことで、着衣者である患者は、点滴を打っている状態でも衣服1を着衣しやすくなる。また、ベルト30、35が、衣服本体10を着衣者の胴体に固定させるだけでなく、ポケット20に収容された支柱90も保持することで、重さがさる点滴容器を吊り下げている支柱90の姿勢を維持できる。このため、患者は、衣服1を着た状態で広範囲に移動しやすくなり、点滴容器用のスタンドでは移動困難な階段等の段差がある部分も移動できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る衣服の構成について、図5~図7を参照しながら説明する。
図5は、第2の実施形態に係る衣服2を正面側から見た模式図である。図6は、衣服2を背面側から見た模式図である。図7は、衣服2を広げた状態を説明するための模式図である。
衣服2は、第1の実施形態の衣服1と同様に、点滴を打っている患者(着衣者)が着衣可能な衣服であり、点滴容器を吊り下げる支柱90を保持可能である。特に、衣服2は、点滴を打っている患者が車椅子に座っている状態で着衣可能になっている。衣服2は、図5~図7に示すように、衣服本体110と、ポケット120と、ベルト130と、補強部140と、調整具145と、留め部150、155を有する。
衣服本体110は、前身頃112と後身頃114を有する。前身頃112と後身頃114は、図7に示すように、肩部で繋がっている。一方で、前身頃112の両側端と後身頃114の両側端は、図7に示すように繋がっていない。このため、点滴を打っている状態の着衣者は、首を通すだけで衣服2を着衣することができる。
患者が車椅子に座った状態で衣服2を着衣する際には、衣服本体110が、着衣者の胴体と車椅子の背もたれと挟むように着衣される。すなわち、衣服本体110の前身頃112が着衣者の胴体の前側に位置し、後身頃114が車椅子の背もたれの後側に位置する。
第2の実施形態では、前身頃112の下端は、後身頃114の下端よりも上下方向の上方に位置している。このため、前身頃112の長さが後身頃114の長さよりも短くなっている。なお、車椅子に座った状態の患者が衣服2を着衣した際には、後身頃114を背もたれの後側に位置させるため、前身頃112の下端と後身頃114の下端とがほぼ同じ位置になる。
ポケット120は、図6に示すように、点滴を支持する支柱90を収容可能である。ポケット120は、後身頃114の両側に左右対称に2つ設けられている。ポケット120は、衣服本体110の上下方向に沿って設けられている。具体的には、ポケット120は、下端が上端よりも衣服本体110の幅方向の中央側に位置するように斜めに配置されている。このように配置されていることで、重さがある点滴が支柱90に支持されていても、ポケット120に保持された支柱90の姿勢が保持される。
ベルト130は、図7に示すように、前身頃112の両側端の下端側に取り付けられている。ベルト130は、伸縮可能となっており、衣服本体110を着衣者の胴体に固定させる。例えば、着衣者が車椅子に座っている場合には、ベルト130は、車椅子に着座した着衣者の胴体と車椅子の背もたれとを挟んだ状態の衣服本体110を固定させる。また、ベルト130は、ポケット120に収容された支柱90を保持する。
ベルト130は、第1帯部131と、第2帯部132を有する。第1帯部131及び第2帯部132の長手方向の一端部は、図7に示すように、前身頃112の両側端の下端部に固定されている。第1帯部131の長手方向の他端側には、留め部の一例である面ファスナー131a(図6)が設けられている。第2帯部132の長手方向の他端側にも、留め部の一例である面ファスナー132a(図5)が設けられている。着衣者の胴体の大きさにフィットする位置で、面ファスナー131aが面ファスナー132aと結合することで、衣服本体110を着衣者の胴体に固定させることができる。
前身頃112の両端側に取り付けられたベルト130の面ファスナー131aと面ファスナー132aは、車椅子の背もたれの後側で結合される。この場合には、患者の手が面ファスナー131aと面ファスナー132aの結合箇所に届かないので、患者が誤って面ファスナー131aと面ファスナー132aの結合を解除することを抑制できる。
また、面ファスナー131aが面ファスナー132aと結合している状態では、支柱90が収容されたポケット120をベルト130が覆っている。このため、ベルト130によっても支柱90が保持される。なお、ベルト130は、ポケット120の下端部を覆う。
補強部140は、図6に示すように、ポケット120の下端部に設けられており、ポケット120の下端部を補強する。調整具145は、ポケット120の上端部に設けられており、ポケット120の上端部の幅を調整可能である。補強部140及び調整具145は、第1の実施形態の補強部40及び調整具45と同様な構成なので、詳細な説明は省略する。
留め部150、155は、衣服本体110を車椅子に留めるためのものである。留め部150、155は、衣服本体110を車椅子(例えば、車椅子の背もたれ)に連結させる連結部としての機能を有する。留め部150、155は、衣服本体110においてポケット120の周囲に配置されている。留め部150、155は、図6に示すように後身頃114に設けられており、後身頃114を車椅子の背もたれ(例えば、背もたれのパイプ)に連結される。留め部150は、後身頃114の両側端の上端部に左右対称に設けられ、留め部155は、後身頃114の両側端の下端部に左右対称に設けられている。これにより、ポケット120が形成された後身頃114が車椅子に支持されるので、支柱90をより安定した状態で支持しやすくなる。
第2の実施形態の衣服2においても、衣服本体110の前身頃112の両側端と後身頃114の両側端が繋がっていないことで、点滴を打っている患者は、車椅子に座っている状態でも衣服2を着衣しやすくなる。また、ベルト130が、衣服本体110を着衣者の胴体に固定させるだけでなく、ポケット120に収容された支柱90も保持することで、重さがさる点滴容器を吊り下げている支柱90の姿勢を維持できる。
なお、第1の実施形態の衣服1も、点滴を打っている患者が車椅子に座った状態で着衣可能である。この場合、車椅子に座った状態の患者は、衣服1の前後を逆にして着衣し、支柱90を背中側で支持する方が望ましい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1、2 衣服
10 衣服本体
12 前身頃
14 後身頃
20 ポケット
30、35 ベルト
40 補強部
45 調整具
50 留め部
90 支柱
110 衣服本体
112 前身頃
114 後身頃
120 ポケット
130 ベルト
140 補強部
145 調整具
150、155 留め部

Claims (2)

  1. 点滴容器を吊り下げる支柱を保持可能な衣服であって、
    前身頃と後身頃が肩部で繋がっている一方で、前記前身頃の両側端と前記後身頃の両側端が繋がっていない衣服本体と、
    前記衣服本体に上下方向に沿って設けられ、前記支柱を収容可能なポケットと、
    前記衣服本体に取り付けられ、前記衣服本体を着衣者の胴体に固定させると共に、前記ポケットに収容された前記支柱を保持するための伸縮可能なベルトと、
    を備え、
    前記ポケットは、下端が上端よりも前記衣服本体の幅方向の中央側に位置するように斜めに配置されており、
    前記ポケットの下端部に設けられ前記下端部を補強するための補強部と、
    前記ポケットの上端部に設けられ前記上端部の幅を調整可能な調整具と、を更に備える、
    衣服。
  2. 前記ベルトは、
    前記衣服本体の前記上下方向において上側に位置する第1ベルトと、
    前記衣服本体の前記上下方向において下側に位置し、幅が前記第1ベルトの幅よりも大きい第2ベルトと、を含む、
    請求項1に記載の衣服。
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