JPH1024104A - 点滴用薬液の支持装置 - Google Patents

点滴用薬液の支持装置

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JPH1024104A
JPH1024104A JP8202849A JP20284996A JPH1024104A JP H1024104 A JPH1024104 A JP H1024104A JP 8202849 A JP8202849 A JP 8202849A JP 20284996 A JP20284996 A JP 20284996A JP H1024104 A JPH1024104 A JP H1024104A
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JP
Japan
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belt
shoulder
patient
belly
supporting
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Application number
JP8202849A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagura
幸一 名倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】点滴用薬液を支持する支持装置によって、患者
の歩行が制約を受けないようにすることをを目的とす
る。 【構成】肩に掛けられる肩掛けベルト14と、吊りベル
ト16を介して前記肩掛けベルトから吊り下げられ腹の
回りに巻回される腹ベルト17とを備え、かつ、それら
のベルトによって構成される装着ベルト12の上下にお
いて薬液の支柱20を支持することによって解消され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点滴注射を行う際、
薬液を患者より高い位置に支持するための支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、点滴注射は支柱の上部に薬液を
支え、下方に位置する患者に対して重力で薬液を給送す
るようになっている。他方、長時間に亘って点滴を継続
する必要のある患者は排便その他の用で病院内を歩行し
て移動できるよう、薬液の支柱に車輪を設け、患者はそ
の支柱を押して移動させ薬液と共に移動するものが常用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな支柱は比較的小さな車輪によって支持されているた
め、床上の小さな凹凸を越える際、ことに階段を昇降す
る際には、患者が支柱を持ち上げて前記凹凸を越えたり
階段を歩行する必要があり、その歩行の邪魔になるばか
りか、支柱の重量が大きいため、非力な患者の行動が著
しく制限される不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、肩に掛
けられる肩掛けベルトと、吊りベルトを介して前記肩掛
けベルトから吊り下げられ腹の回りに巻回される腹ベル
トとを備え、かつ、それらのベルトによって構成される
装着ベルトの上下において薬液の支柱を支持することに
よって解消される。なお、前記薬液の支柱は薬液を支持
する中軸と、その中軸の外周に嵌合され摺動自在に支持
する外筒とによって伸縮自在に構成されることがある。
また、前記肩掛けベルトは肩の前後に亘って肩掛けされ
る右肩用と左肩用との左右一対からなり、前記左右一対
の肩掛けベルトは身体の前後いずれかゝら下方へ伸びて
腹ベルトに装着したバックル金具の近傍に結合し左右毎
に連結されることもある。さらに、前記装着ベルトは合
成樹脂を材料として作られるのが好ましい。
【0005】
【作用】点滴注射の薬液は支柱に支えられ、支柱は患者
が装着した装着ベルトによって患者の肩で支持される。
その結果、患者が歩行すれば、薬液は支柱に支えられ、
患者の腕へ給液しつゝ一体的に移動する。装着ベルトは
合成樹脂製の繊維によって織られたベルト、あるいは成
形された板材によって軽量に作られ、患者の身体にしっ
かりと取り付けられる。支柱は装着ベルトに常時取り付
けてあるので、装着ベルトを患者に装着するには、肩掛
けベルトを肩に掛け、腹ベルトを腹の回りに巻回してバ
ックル金具を相互に係合させて行う。装着ベルトに作用
する支柱の重量は、肩掛けベルトによって患者の肩によ
って支承される。よって、腕で支柱を持ち上げる場合の
ように支柱を腕で支える腕力を要しなくなる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの出願に係る
発明を説明する。図1中、10は患者Kによって装着さ
れた点滴用薬液を支持するための支持装置である。支持
装置10は患者Kの肩から吊り下げられる装着ベルト1
2と、その装着ベルト12によって支持された支柱20
とで構成されている。装着ベルト12は患者Kの肩に掛
けられた肩掛けベルト14と腹ベルト17を有する。腹
ベルト17は左右の吊りベルト16L、16Rおよび、
患者の背中を通る背後ベルト16Cによって前記肩掛け
ベルト14に吊り下げられ、かつ、患者Kの腹の回りに
巻回されて固定される。前記支柱20は肩掛けベルト1
4と腹ベルト17へ取り付けられている。なお、これら
各ベルト14、16、17は合成樹脂を織って作られた
繊維製のベルトや、合成樹脂板を成形した材料を用いて
軽量に作られ、患者Kの身体へ柔らかく、かつ、密着し
て動かないように固定される。
【0007】図2、および図3は前記装着ベルト12の
詳細な構造を示す。すなわち、肩掛けベルト14は患者
Kの肩の前後に亘って肩掛けされる右肩用14Rと左肩
用14Lとの左右一対を、患者Kの首の後ろ側を通る連
結部14Cによって後部で連結して前側が開く半円状
(平面視)に形成してある。肩掛けベルト14には右肩
用14Rと左肩用14Lから患者Kの前側に位置して左
右の吊りベルト16L、16Rと、後側に位置して背後
ベルト16Cからなる吊りベルト16が吊り下げられて
おり、それら吊りベルト16の下端部に前記腹ベルト1
7が結合され保持されている。16aは前記吊りベルト
16の途中に設けた長さ調節手段であり、これを調節し
て腹ベルト17の高さ方向の位置を患者Kの身長に合わ
せる。
【0008】腹ベルト17は後側に位置して設けられた
連結環17aと、その連結環17aに一端を連結された
左右一対の半片で構成され、各半片の端部には患者Kの
前側に位置して互いに結合分離自在のバックル金具19
が取り付けてある。バックル金具19がステンレスなど
外観のよい硬質金属によって互いに分離可能な凸部材1
9aと凹部材19bとで作られ、プッシュボタン19d
によって分離操作するよう構成されている点は従来のも
のと大差ない。連結環17aは硬い鉄線を大略逆三角形
に折り曲げて作られたものである。17bは長さ調節手
段であり、前記長さ調節手段16aと同じもの、すなわ
ち、構造や寸法が同じもので、同様に腹ベルト17の長
さを患者Kの身体に合わせて長短に伸縮する。もっと
も、前記パックル金具19の材質が金属である点はこの
発明の構成上、必須の要件ではなく、硬質の合成樹脂で
成形することもあり、その場合、装着ベルト12が一層
軽量となる蓋然性が大きい。
【0009】吊りベルト16と腹ベルト17は以上のよ
うに構成されているので、吊りベルト16は以下のよう
に腹ベルト17へ結合されている。すなわち、前側に位
置して左右の吊りベルト16L、16Rと、背後ベルト
16Cとは直接に腹ベルトのベルト部へ連結されている
のではなく、剛性の高い金属製の部材へ結合されてい
て、装着ベルト12の形状の崩れを防止している。すな
わち、左側の吊りベルト16Lはバックル金具の凹部材
19bへ、右側の吊りベルト16Rはバックル金具の凸
部材19aへ、さらに、背後ベルト16Cは連結環17
aにそれぞれ連結されている。
【0010】支柱20は、この発明の構成上必須ではな
いが、この実施例では、伸縮可能な金属棒で構成されて
いる。図2は伸長した状態、図3は短縮させた状態をそ
れぞれ示している。支柱20は前記装着ベルト12に取
り付けられる外筒20aと、その外筒20aに摺動自在
に嵌合された中軸20bとを有する。20dは中軸20
bを伸長位置、あるいは収縮位置に固定するためのねじ
ハンドルである。この伸縮構造は支柱20の長さを患者
の身長に合わせるために用いられ、あるいは不使用時に
短くして収納し易くするために利用される。
【0011】前記外筒20aを腹ベルト17に支持する
ための下部材21は、バックル金具の凹部材19bと一
体に形成され中央部に小径の孔(図示してない)を設け
た鍔状の底を持つ底付き筒状に形成されている。また、
外筒20aの上部を肩掛けベルト14に支持するための
ブラケット22は、前記左肩掛用の肩掛けベルトの前端
部に設けられている。ブラケット22は前記外筒20a
よりやゝ小径の挿通孔を持つ欠円状のリングからなり、
外筒20aはその挿通孔を押し拡げて嵌着される。20
cは中軸20bの頂部に設けられた吊下げ板であり、吊
下げ板20cは周辺の壁や他人に接触して傷付けること
のないよう、比較的肉厚の側面を有し、角部は丸く面取
りしてある。図中、Bはリンゲル液などを収容した薬液
袋で、前記吊下げ板20cから吊り下げられており、そ
の底部から給液チューブTが下方へ伸びて周知のように
患者Kの腕に連結される。
【0012】この実施例に係る支持装置10の要部をな
す装着ベルト12を患者Kが装着するには、まず、バッ
クル金具19a、19bを分離させ、ついで肩掛けベル
ト14と下側の腹ベルト17との間に腕を通し、バック
ル金具19a、19bを再度連結することによって装着
が終了する。次いで、長さ調節手段16a、17bを調
節して装着ベルト12を患者Kの身体にピッタリ着け
る。これによって同時に支柱20もグラグラしないよう
になって安定に患者Kの身体に保持される。その後、薬
液袋Bを従来の固定式の支持台から、吊下げ板20cへ
移し代えれば、以後は従来の支持台から独立して行動す
ることが可能となる。よって、装着ベルト12の身体へ
の装着はバックル金具19a、19bの操作のみで装着
することができ、装着を容易に行い得るものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、支柱
20は床面を移動するための車輪を有せす患者Kの肩に
よって支えられ床面から離れているから、凹凸のある床
面や階段を歩行する場合にも障害とならず歩行が容易と
なる。また、装着ベルト12は合成樹脂を材料として作
られているため強度が大きく軽量で、患者Kの歩行の障
害となりにくい。装着ベルト12の装着は肩掛けベルト
14の下側に腕を通し、ついで、バックル金具19a、
19bを相互に連結するだけで終了するから、迅速簡単
に取り扱うことができる。支柱20を床面から離すため
肩によって支えるから、腕力で持ち上げる場合に比して
力が少なくて足りる。支柱20は伸縮自在に構成されて
いるから、使用しない場合には短縮しておくことによっ
て収納が容易となる。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面はこの発明の一実施例を示すもので、患者
に装着された状態を示す外観図である。
【図2】支柱を伸長させた状態を示す外観図である。
【図3】支柱を収縮させた状態を示す外観図である。
【符号の説明】
10・・・・支持装置 12・・・・装
着ベルト 14、14C、14R、14L・・・・肩掛けベルト 16、16C、16L、16R・・・・吊りベルト 16a・・・長さ調節手段 17・・・・腹
ベルト 17a・・・連結環 17b・・・長
さ調節手段 19、19a、19b、19d・・・・バックル金具 20・・・・支柱 20a・・・外
筒 20b・・・中軸 20c・・・吊
下げ板 21・・・・下部材 22・・・・ブ
ラケット B・・・・薬液袋 K・・・・患者 T・・・・給液チューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肩に掛けられる肩掛けベルトと、吊りベル
    トを介して前記肩掛けベルトから吊り下げられ腹の回り
    に巻回される腹ベルトとを備え、かつ、それらのベルト
    によって構成される装着ベルトの上下において薬液の支
    柱を支持してなる点滴用薬液の支持装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記薬液の支柱は薬液
    を支持する中軸と、その中軸の外周に嵌合され摺動自在
    に支持する外筒とによって伸縮自在に構成してなる点滴
    用薬液の支持装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記肩掛けベルトは肩
    の前後に亘って肩掛けされる右肩用と左肩用との左右一
    対からなり、前記左右一対の肩掛けベルトは身体の前後
    いずれかゝら下方へ伸びて腹ベルトに装着したバックル
    金具の近傍に結合し左右毎に連結してなる点滴用薬液の
    支持装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記装着ベルトは合成
    樹脂を材料として作られている点滴用薬液の支持装置。
JP8202849A 1996-07-12 1996-07-12 点滴用薬液の支持装置 Pending JPH1024104A (ja)

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JP8202849A JPH1024104A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 点滴用薬液の支持装置

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JP8202849A JPH1024104A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 点滴用薬液の支持装置

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JPH1024104A true JPH1024104A (ja) 1998-01-27

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ID=16464218

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JP8202849A Pending JPH1024104A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 点滴用薬液の支持装置

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JP (1) JPH1024104A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024502A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Masayuki Kajiwara 点滴容器ホルダ
KR200464961Y1 (ko) 2011-01-17 2013-01-25 주식회사 모비유 다용도 걸이구
JP7209910B1 (ja) * 2022-05-24 2023-01-20 株式会社ボンマックス 衣服

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