JP7208833B2 - 車両用動力装置およびこれを備えた車両、発電機付き車輪用軸受装置 - Google Patents

車両用動力装置およびこれを備えた車両、発電機付き車輪用軸受装置 Download PDF

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Description

この発明は、自動車に設置される車両用動力装置およびこれを備えた車両、発電機付き車輪用軸受装置に関する。
自動車の電動化に伴い、需要が増加している車載用モータに関して、モータサイズを維持しつつ、モータ出力を増加させる要求が高まっている。
従来の車両用動力装置では、モータの外径がブレーキロータの内径より小さく、車輪用軸受のフランジ面から自動車固定部品であるナックルの取り付け面までの距離が十分小さいため、現行の車両部品の改造無しで取り付けられる利点を有している(特許文献1)。しかしながら、今後さらなる性能の向上を目指し、モータ出力を増加させる要求が高まることは容易に推定される。従来品では、この要求に対応するため、モータ軸方向長さの延長、モータステータコアの直径の拡大、あるいはモータ電流の増加を行う必要があった。
図12に示す従来例の発電機能付き走行用モータを搭載した車両用動力装置は、ブレーキロータ60の内周以内に収められる。自動車固定部品であるナックル61に、外輪62を介して、モータステータコア63が固定される。モータステータコア63には、電流を流し磁力を発生させるためのモータ巻線コイル64が巻かれている。一方、車輪用軸受のフランジ65にモータロータ66が取り付けられ、このモータロータ66がモータステータ63周りを回転する。この車輪用軸受と一体化されたモータによって自動車駆動時の走行補助およびブレーキ時の発電によるエネルギーの回収が行われる。
一般に車両用動力装置をホイール内に搭載する場合、取り付け空間が狭く、車両用動力装置の外径側にはブレーキロータが近接しており、車両用動力装置の外径寸法を大きくすることはできない。近年、車両用動力装置に要求されるモータ出力は増加しており、従来の車両用動力装置では、モータステータコアの外径寸法を維持したまま、モータの軸方向長さを延長するか、モータ電流を増加するか、またはモータステータコアを内径側に拡大して対応することになる。
特開2018-52482号公報
しかしながら、図13に示すように、モータステータコア63の軸方向長さを延長すると、モータ出力は増加するが、車輪用軸受の軸方向長さが長いため、車両から発生するモーメント荷重に耐えられない。また、モータステータコア63に相対する永久磁石66aの軸方向長さが長くなり、車両用動力装置の重量増加、コスト増加につながってしまう。モータ巻線コイル64に流す電流を増加させる方法もあるが、コイルでの発熱が大きくなるため現実的でない。
図14に示すように、モータステータコア63の内径側を小さくすることにより、コイル巻き空間を大きく確保しコイル巻き数を増加させる方法が考えられるが、車輪用軸受の転動体のピッチ円直径PCDを大きくできず、車輪用軸受の剛性を確保することができない。
この発明の目的は、車輪用軸受の剛性を確保することができると共に、車両用動力装置の外径寸法を維持したまま、電動機出力を増加させることができる車両用動力装置およびこれを備えた車両を提供することである。
この発明の他の目的は、車輪用軸受の剛性を確保することができると共に、発電機付き車輪用軸受装置の外径寸法を維持したまま、発電機出力を増加させることができる発電機付き車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車両用動力装置は、固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、
前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に位置するロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、
前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置されている。
この構成によると、外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部にステータが設置されたため、ステータは外径寸法を維持したまま内径側に広がる。これにより、ステータコイルを巻くための空間が広がり、ステータコイルの巻き数、換言すればステータコイルの占有面積を増やすことができる。したがって、車両用動力装置の外径寸法を維持したまま、電動機出力を増加させることができる。また外輪の外周に環状の溝部が設けられるため、転動体のピッチ円直径を所望の大きさにできることから、車輪用軸受の剛性を確保することができる。
前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、これら転動体が転走する前記外輪の二列の軌道面の間の軸方向範囲に、前記溝部が設けられてもよい。この場合、車輪用軸受の外輪の軌道面間の距離が大きくなるため、モーメント荷重に対して強くなる。
前記溝部の外周面は、前記転動体のピッチ円直径よりも小さい構成であってもよい。この場合、転動体のピッチ円直径を所望の大きさにすることができるため、車輪用軸受の剛性を確保することが容易となる。
前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、これら転動体が転走する前記外輪の二列の軌道面の間の軸方向範囲に、前記ステータのステータコアおよびステータコイルが配置されてもよい。この場合、ステータコアおよびステータコイルの占有面積を確実に拡大することができる。
前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、インボード側の前記転動体が転走する前記内外輪の軌道面を、車両の足回りフレーム部品の軸受取付面よりもインボード側に配置してもよい。この場合、二列の軌道面間の距離が大きくなることでモーメント荷重に対する剛性を高めることができる。
前記車両用動力装置は、主駆動源と機械的に非連結である従動輪を備えた車両における、前記従動輪に搭載されてもよい。車両用動力装置が従動輪に搭載される場合、既存の車両に車両用動力装置を後付けすることが容易となり、車両用動力装置の汎用性が高めることが可能となる。
この発明の車両は、この発明の上記いずれかの構成の車両用動力装置を搭載したものである。そのため、この発明の車両用動力装置につき前述した各効果が得られる。また動力補助または回生により、車両の燃費を低減することが可能となる。
この発明の発電機付き車輪用軸受装置は、固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、
前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に位置するロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受装置であって、
前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置されている。
この構成によると、外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部にステータが設置されたため、ステータは外径寸法を維持したまま内径側に広がる。これにより、ステータコイルを巻くための空間が広がり、ステータコイルの巻き数、換言すればステータコイルの占有面積を増やすことができる。したがって、発電機付き車輪用軸受装置の外径寸法を維持したまま、発電機出力を増加させることができる。また外輪の外周に環状の溝部が設けられるため、転動体のピッチ円直径を所望の大きさにできることから、車輪用軸受の剛性を確保することができる。
この発明の車両用動力装置は、固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に位置するロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置されたため、車輪用軸受の剛性を確保することができると共に、車両用動力装置の外径寸法を維持したまま、電動機出力を増加させることができる。
この発明の車両は、この発明の上記いずれかの構成の車両用動力装置を搭載したため、車輪用軸受の剛性を確保することができると共に、車両用動力装置の外径寸法を維持したまま、電動機出力を増加させることができる。
この発明の発電機付き車輪用軸受装置は、固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に位置するロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受装置であって、前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置されたため、車輪用軸受の剛性を確保することができると共に、発電機付き車輪用軸受装置の外径寸法を維持したまま、発電機出力を増加させることができる。
この発明の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 図1のII-II線断面図である。 同車両用動力装置の電動機のステータの組立方法を示す斜視図である。 同ステータの円環部の接合方法を示す斜視図である。 ステータコイルおよびボビンの挿入方法を示す斜視図である。 ティース先端の形状例を示す図である。 複数種類の電磁鋼板の形状例を示す図である。 図7の電磁鋼板または圧粉磁心を利用したステータアッシの例を示す斜視図である。 いずれかの車両用動力装置を備えた車両の車両用システムの概念構成を示すブロック図である。 同車両用システムを搭載した車両の一例となる電源系統図である。 同車両用動力装置を備えた他の車両の車両用システムの概念構成を説明する図である。 従来例の車両用動力装置の断面図である。 他の従来例の車両用動力装置の断面図である。 その他の従来例の車両用動力装置の断面図である。
[第1の実施形態]
この発明の実施形態に係る車両用動力装置を図1ないし図6と共に説明する。
図1に示すように、この車両用動力装置1は、車輪用軸受2と、電動機3とを備える。
<車輪用軸受2について>
車輪用軸受2は、固定輪である外輪4と、複列(この例では二列)の転動体6と、回転輪である内輪5とを有する。外輪4と内輪5との間の軸受空間には、グリースが封入されている。外輪4のインボード側の外周面には、半径方向外方に突出する車体取付フランジ4aが設けられている。車両の足回りフレーム部品であるナックル8に、車体取付フランジ4aが固定される。二列の転動体6,6間の距離が従来例よりも延長され、且つ外輪4の外周に環状の溝部Mbが設けられている。この溝部Mbに後述するステータ18が設置される。
内輪5は、ハブ輪5aと、このハブ輪5aのインボード側の外周面に嵌合された部分内輪5bとを有する。ハブ輪5aは、外輪4よりも軸方向のアウトボード側に突出した箇所にハブフランジ7を有する。ハブ輪5aの軸方向中間付近の外周面には、外輪4の内周面に所定の隙間を介して対向する断面矩形状の環状溝5aaが形成されている。転動体6はボールから成り、車輪用軸受2は二列の転動体6,6により背面組合せのアンギュラ玉軸受を構成する。
インボード側の転動体6が転走する内外輪5,4の軌道面5i,4iは、ナックル8の軸受取付面であるアウトボード側面8aよりもインボード側に配置されている。インボード側の転動体6のピッチ円直径PCDは、アウトボード側の転動体6のピッチ円直径よりも小径に設定されている。前記二列の転動体6,6が転走する外輪4の軌道面4i,4oの間の軸方向範囲に、環状の溝部Mbが設けられている。また溝部Mbの外周面は、前記インボード側の転動体6のピッチ円直径PCDよりも小さくなっている。
ハブフランジ7のアウトボード側の側面には、ブレーキロータ12と図示外の車輪のリムとが軸方向に重なった状態で、ハブボルト13により取付けられている。前記リムの外周に図示外のタイヤが取付けられている。
なおこの明細書において、車両用動力装置1が車両に搭載された状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の車幅方向の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
<ブレーキ17について>
ブレーキ17は、ディスク状のブレーキロータ12と、ブレーキキャリパ16(図9)とを備える摩擦ブレーキである。ブレーキロータ12は、平板状部12aと、外周部12bとを有する。平板状部12aは、ハブフランジ7に重なる環状で且つ平板状の部材である。外周部12bは、平板状部12aの外周縁部からインボード側に円筒状に延びる円筒状部12baと、この円筒状部12baのインボード側端から外径側に平板状に延びる平板部12bbとを有する。
前記ブレーキキャリパ16(図9)は、車両における足回りフレーム部品であるナックル8に取付けられ、前記平板部12bbを挟み付ける摩擦パッド(図示せず)を有する。前記ブレーキキャリパ16(図9)は、油圧式および機械式のいずれであってもよく、また電動モータ式であってもよい。
<電動機3について>
この例の電動機3は、車輪の回転で発電を行い、給電されることによって車輪を回転駆動可能な走行補助用の電動発電機である。電動機3は、ステータ18と、このステータ18に対し半径方向外方に対向して位置するロータ19とを備えたアウターロータ型である。また、電動機3は、ロータ19が車輪用軸受2の回転輪である内輪5に取付けられたダイレクトドライブ形式である。
この電動機3は、ブレーキロータ12の内径12cよりも半径方向内方に設置され、且つ、ナックル8のアウトボード側面8aと、ハブフランジ7との間の軸方向範囲に設置されている。電動機3は、アウターロータ型の例えば表面磁石型永久磁石モータ、すなわちSPM(Surface Permanent Magnet)同期モータ(もしくはSPMSM(Surface Permanent Magnet Synchronous Motor)と標記)である。電動機3は、IPM(Interior Permanent Magnet)同期モータ(もしくはIPMSM(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)と標記)でもよい。その他電動機3は、スイッチトリラクタンスモータ(Switched reluctance motor) であってもよい。
ロータ19は、後述するロータ本体19aと、このロータ本体19aに設けられる複数の永久磁石14とを備える。ロータケース15は、例えば、軟磁性材料から成り、内輪5と同心の有底円筒状である。このロータケース15は、平板状で且つ環状のケース底部15aと、このケース底部15aの外周縁部からインボード側に円筒状に延びる前記ロータ本体19aとを有する。これらケース底部15aとロータ本体19aとは一体もしくは別体で形成されている。ケース底部15aは、ブレーキロータ12の平板状部12aと、ハブフランジ7との間に挟まれる。ロータ本体19aの内周面に円周方向一定間隔おきに複数の永久磁石14が接着等により固定されている。
図1および図2に示すように、ステータ18は、外輪4の外周の溝部Mbに、後述のように組み付けられる。外輪4は、軸方向一端側つまりインボード側に半径方向外方に突出する車体取付フランジ4aを有し、軸方向他端側つまりアウトボード側に半径方向外方に突出するフランジ4bを有するため、軸方向からステータ18を挿通することができない構造体である。
ステータ18は、ステータコア18aと、このステータコア18aのティースTsに巻回され電流を流し磁力を発生させるためのステータコイル18bとを有する。これらステータコア18aおよびステータコイル18bは、二列の転動体6,6が転走する外輪4の軌道面4i,4oの間の軸方向範囲に配置される。なおティースTsに図示外のボビンを介してステータコイル18bを巻回させてもよい。コイル巻線の方式は、集中巻き、分布巻きのいずれの方法も可能である。但し、分布巻きの場合は、ステータコア18aを組み立てた後にステータコイル18bを巻く必要がある。
ステータコア18aは、円環部18aaと、この円環部18aaから半径方向外方に放射状に突出する複数のティースTsとを備える。図6(a)に示すように、ティースTsは、基端部分から先端部分にわたってストレート形状つまり直線状に延びる形状であってもよく、図6(b)に示すように、ティースTsは、先端部分から円周方向両側に円弧状に突出するT字形状の鍔部Rbが設けられていてもよい。
図2および図3に示すように、ステータコア18aは、円環部18aaで円周方向に分割されて前記ティースTsを有する複数のステータコア分割体Dvから成り、これらステータコア分割体Dvの前記分割された円周方向両側部に、互いに半径方向に挿入して嵌合される嵌合部Kbが設けられている。嵌合部Kbは、円周方向に隣接するステータコア分割体Dv同士の当接面が凹凸形状となる凹凸部分Kbaを有し、円周方向に隣接する凹凸部分Kbaが互いに嵌め合わされて円環部18aaを構成する。ステータコア分割体Dvは、左右非対称の一枚の電磁鋼板20が表裏逆転させて積層されたものである。この例の電磁鋼板20は、正面視において、ティースTsを中心として、円環部18aaの一部を成す円周方向一方の基端部20aが他方の基端部20bよりも短く形成されることで左右非対称の電磁鋼板20を構成する。
各ステータコア分割体Dvにつき、左右非対称の一枚の電磁鋼板20を一定の積厚で表裏を逆転させて順次積層することで、凹凸部分Kbaが形成される。所望の積厚に積層された電磁鋼板20は、加締めまたは接着により相互に接合されている。
図3および図4に示すように、外輪4の外周面に設けられた溝部Mbに、複数のステータコア分割体Dvを半径方向外方から内方に組み付け、円周方向に隣接する矩形溝である凹凸部分Kbaが互いに嵌合することで円環形状のステータ18となる。
<組立手順について>
(1)外輪4の外周の溝部Mbに対し、複数のステータコア分割体Dvを径方向から組み付ける(図3)。
(2)ティースTs,Ts間の嵌合部Kbを径方向から加締め、溶接または接着などにより接合する(図4)。
(3)ティースTsに径方向からボビン18cおよびステータコイル18bを挿入し、ステータコイル18bの結線を行う(図5)。
(4)その後、ロータおよび周辺部品を組み立てて電動機3とする。
なおT字形状のティースTs(図6(b))を組み立てる場合、ステータ組立後に軸方向に分割された形状のボビンを装着し、コイル巻きを行うか、または先にティースTsにコイル巻きを施した後に接着または軽圧入などにより複数のステータコア分割体を円環状に組み立てる。
<シール構造について>
図1に示すように、ロータケース15のインボード側の内周面と、車体取付フランジ4aの外周面との間には、電動機3および車輪用軸受2内部への水および異物の侵入を防ぐシール部材23が配置されている。
<回転検出器27について>
この車両用動力装置1には、回転検出器27が設けられている。この回転検出器27は、走行補助用の電動機3の回転を制御するために、外輪4に対する内輪5の回転角度または回転速度を検出する。回転検出器27は、被検出部保持部材等に取付けられた被検出部27aと、この被検出部27aを検出するセンサ部27bとを有する。外輪4のインボード側の内周面に、センサ固定部材28を介してセンサ部27bが固定されている。この回転検出器27として例えばレゾルバが適用される。なお回転検出器27としては、レゾルバに限定されるものではなく、例えば、エンコーダ、パルサーリングあるいはホールセンサなど形式を問わず採用可能で、それぞれを1つ以上もしくは組み合わせて搭載してもよい。
<作用効果>
以上説明した車両用動力装置1によれば、車輪用軸受2の二列の転動体6,6間の距離である軸受間距離を延長し、外輪4の外周で且つ二列の転動体6,6間の円周上に、環状の溝部Mbを設けた。車両から発生するモーメント荷重に耐えるために、アウトボード側つまり車輪側の転動体6は、インボード側よりもピッチ円直径を増大させる。また外輪4の二列の軌道面4i,4oの間の軸方向範囲に、ステータコア18aおよびステータコイル18bが配置される。溝部Mbは、両列の転動体6近傍の外輪4の強度を確保した上で、インボード側の転動体6のピッチ円直径PCDより小さい径まで半径方向内方に深くすることができる。
これにより、従来例のモータステータコア63(図12)と比較して、ステータコア18aの内径を大幅に小さくすることができる。この構造では、ステータコイル18bの巻線空間を広く取れるため、ステータコイル18bの巻き数を増やすことができ、電動機出力が増加する。
またインボード側の内外輪5,4の軌道面5i,4iを、ナックル8のアウトボード側面8aよりインボード側へ配置することもできる。したがって、車輪用軸受2の二列の軌道面間の距離(軸受間距離)が大きくなるため、モーメント荷重に対して強くなる。
以上のように、本実施形態の車両用動力装置1では、電動機3の外径寸法つまり車両用動力装置1の外径寸法を維持したまま電動機出力を増加することが可能である。モータステータコア18aの外径寸法は維持されるため、車両のブレーキロータ12内に車両用動力装置1を問題なく格納することができる。また、車輪用軸受2の剛性も十分確保されている。
<他の実施形態について>
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図7および図8に示すように、ステータコア分割体Dvは、前記嵌合部を構成する部分と他の部分とで互いに形状の異なる複数種類(この例では三種類)の電磁鋼板20A,20B,20Cが積層されたものであってもよい。この形状の異なる電磁鋼板20A,20B,20Cが積層されたステータコア分割体Dvは、嵌合部Kbの面積が増加し、円環状に組み立てた際の強度を増すことができる。なお、電磁鋼板の種類は、二種類であってもよいし、四種類以上であってもよい。
前述の各実施形態では、ステータコア分割体Dvを電磁鋼板で積層して構成した場合について述べたが、ステータコア分割体Dvは積層された電磁鋼板に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、ステータコア分割体Dvは、一体成形された圧粉磁心等の一体成型材(圧粉体)Atであってもよい。この場合、金型によりステータコア分割体Dvを製作すればよく、特に図3に示すステータコア分割体Dvの形状であれば、一つの金型でステータコア分割体Dvを製作可能である。したがって、電磁鋼板を積層したものより量産性を高めることが可能となる。
<車両用システムについて>
図9は、いずれかの車両用動力装置1を用いた車両用システムの概念構成を示すブロック図である。
この車両用システムにおいて、車両用動力装置1は、主駆動源35と機械的に非連結である従動輪10を持つ車両30において、従動輪10に対して搭載される。車両用動力装置1における車輪用軸受2(図1)は、従動輪10を支持する軸受である。
主駆動源35は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジン等の内燃機関、または電動発電機(電動モータ)、または両者を組み合わせたハイブリッド型の駆動源である。前記「電動発電機」は、回転付与による発電が可能な電動モータと称す。図示の例では、車両30は、前輪が駆動輪10、後輪が従動輪10となる前輪駆動車であって、主駆動源35が内燃機関35aと駆動輪側の電動発電機35bとを有するハイブッリド車(以下、「HEV」と称することがある)である。
具体的には、駆動輪側の電動発電機35bが48V等の中電圧で駆動されるマイルドハイブリッド形式である。ハイブリッドはストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドとに大別されるが、マイルドハイブリッドは、主要駆動源が内燃機関であって、発進時や加速時等にモータで走行の補助を主に行う形式を言い、EV(電気自動車)モードでは通常の走行を暫くは行えても長時間行うことができないことでストロングハイブリッドと区別される。同図の例の内燃機関35aは、クラッチ36および減速機37を介して駆動輪10のドライブシャフトに接続され、減速機37に駆動輪側の電動発電機35bが接続されている。
この車両用システムは、従動輪10の回転駆動を行う走行補助用の電動発電機である電動機3と、この電動機3の制御を行う個別制御手段39と、上位ECU40に設けられて前記個別制御手段39に駆動および回生の制御を行わせる指令を出力する個別電動発電機指令手段45とを備える。電動機3は、蓄電手段に接続されている。この蓄電手段は、バッテリー(蓄電池)またはキャパシタ、コンデンサ等を用いることができ、その形式や車両30への搭載位置は問わないが、この実施形態では、車両30に搭載された低電圧バッテリー50および中電圧バッテリー49のうちの中電圧バッテリー49とされている。
従動輪用の電動機3は、変速機を用いないダイレクトドライブモータである。電動機3は、電力を供給することで電動機として作用し、また車両30の運動エネルギーを電力に変換する発電機としても作用する。
電動機3は、ハブ輪である内輪5(図1)にロータ19(図1)が取付けられているため、電動機3に電流を印加すると内輪5(図1)が回転駆動され、逆に電力回生時には誘起電圧を負荷することで回生電力が得られる。
<車両30の制御系について>
上位ECU40は、車両30の統合制御を行う手段であり、トルク指令生成手段43を備える。このトルク指令生成手段43は、アクセルペダル等のアクセル操作手段56およびブレーキペダル等のブレーキ操作手段57からそれぞれ入力される操作量の信号に従ってトルク指令を生成する。この車両30は、主駆動源35として内燃機関35aおよび駆動輪側の電動発電機35bを備え、また二つの従動輪10,10をそれぞれ駆動する二つの電動機3,3を備えるため、前記トルク指令を各駆動源35a,35b,3,3に定められた規則によって分配するトルク指令分配手段44が上位ECU40に設けられている。
内燃機関35aに対するトルク指令は内燃機関制御手段47に伝達され、内燃機関制御手段47によるバルブ開度制御等に用いられる。駆動輪側の発電電動機35bに対するトルク指令は、駆動輪側電動発電機制御手段48に伝達されて実行される。従動輪側の電動機3,3に対するトルク指令は、個別制御手段39,39に伝達される。前記トルク指令分配手段44のうち、個別制御手段39,39へ出力する部分を個別電動発電機指令手段45と称している。この個別電動発電機指令手段45は、ブレーキ操作手段57の操作量の信号に対して、電動機3が回生制動により制動を分担する制動力の指令となるトルク指令を個別制御手段39へ与える機能も備える。
個別制御手段39はインバータ装置であり、中電圧バッテリー49の直流電力を三相の交流電圧に変換するインバータ41と、前記トルク指令等によりインバータ41の出力をPWM制御等で制御する制御部42とを有する。インバータ41は、半導体スイッチング素子等によるブリッジ回路(図示せず)と、電動機3の回生電力を中電圧バッテリー49に充電する充電回路(図示せず)とを備える。なお個別制御手段39は、二つの電動機3,3に対して個別に設けられるが、一つの筐体内に収められ、制御部42を両個別制御手段39,39で共有する構成であってもよい。
図10は、図9に示した車両用システムを搭載した車両の一例となる電源系統図である。同図の例では、バッテリーとして低電圧バッテリー50と中電圧バッテリー49とが設けられ、両バッテリー49,50は、DC/DCコンバータ51を介して接続されている。電動機3は二つあるが、代表して一つで図示している。図9の駆動輪側の電動発電機35bは、図10では図示を省略しているが、従動輪側の電動機3と並列に中電力系統に接続されている。低電圧系統には低電圧負荷52が接続され、中電圧系統には中電圧負荷53が接続される。低電圧負荷52および中電圧負荷53は、それぞれ複数あるが、代表して一つで示している。
低電圧バッテリー50は、制御系等の電源として各種の自動車一般に用いられているバッテリーであり、例えば12Vまたは24Vとされる。低電圧負荷52としては、内燃機関35aのスタータモータ、灯火類、上位ECU40およびその他のECU(図示せず)等の基幹部品がある。低電圧バッテリー50は電装補機類用補助バッテリーと称し、中電圧バッテリー49は電動システム用補助バッテリー等と称しても良い。
中電圧バッテリー49は、低電圧バッテリー50よりも電圧が高く、かつストロングハイブリッド車等に用いられる高圧バッテリー(100V以上、例えば200~400V程度)よりも低く、かつ作業時に感電による人体への影響が問題とならない程度の電圧であり、近年マイルドハイブリッドに用いられている48Vバッテリーが好ましい。48Vバッテリー等の中電圧バッテリー49は、従来の内燃機関を搭載した車両に比較的容易に搭載することができ、マイルドハイブリッドとして電力による動力アシストや回生により、燃費低減することができる。
前記48V系統の中電圧負荷53は前記アクセサリー部品であり、前記駆動輪側の電動機3である動力アシストモータ、電動ポンプ、電動パワーステアリング、スーパーチャージャ、およびエアーコンプレッサなどである。アクセサリーによる負荷を48V系統で構成することで、高電圧(100V以上のストロングハイブリッド車など)よりも動力アシストの出力が低くなるものの、乗員やメンテナンス作業者への感電の危険性を低くすることができる。電線の絶縁被膜を薄くすることができるので、電線の重量や体積を減らすことができる。また、12Vよりも小さな電流量で大きな電力量を入出力することができるため、電動機または発電機の体積を小さくすることができる。これらのことから、車両の燃費低減効果に寄与する。
この車両用システムは、こうしたマイルドハイブリッド車のアクセサリー部品に好適であり、動力アシストおよび電力回生部品として適用される。なお、従来よりマイルドハイブリッド車において、CMG、GMG、ベルト駆動式スタータモータ(いずれも図示せず)などが採用されることがあるが、これらはいずれも、内燃機関または動力装置に対して動力アシストまたは回生するため、伝達装置および減速機などの効率の影響を受ける。
これに対してこの実施形態の車両用システムは従動輪10に対して搭載されるため、内燃機関35aおよび電動モータ(図示せず)等の主駆動源とは切り離されており、電力回生の際には車体の運動エネルギーを直接利用することができる。また、CMG、GMG、ベルト駆動式スタータモータなどを搭載する際には、車両30の設計段階から考慮して組み込む必要があり、後付けすることが難しいが、従動輪10内に収まるこの車両用システムの電動機3は、完成車であっても部品交換と同等の工数で取り付けることができ、内燃機関35aのみの完成車に対しても48Vのシステムを構成することができる。この実施形態の車両用システムを搭載した車両に、図9の例のように別の補助駆動用の電動発電機35bが搭載されていても構わない。その際は車両30に対する動力アシスト量や回生電力量を増加させることができ、さらに燃費低減に寄与する。
図11は、いずれかの実施形態に係る車両用動力装置1を、前輪である駆動輪10および後輪である従動輪10にそれぞれ適用した例を示す。駆動輪10は内燃機関からなる主駆動源35により、クラッチ36および減速機37を介して駆動される。この前輪駆動車において、各駆動輪10および従動輪10の支持および補助駆動に、車両用動力装置1が設置されている。このように車両用動力装置1を、従動輪10だけでなく、駆動輪10にも適用し得る。
図9に示す車両用システムは、発電を行う機能を有するが、給電による回転駆動をしないシステムとしてもよい。この車両用システムには、モータを兼用しない発電機3と、車輪用軸受2とを備える発電機付き車輪用軸受装置が搭載される。この発電機付き車輪用軸受装置は、いずれかの実施形態の車両用動力装置に対し、電動機を除き同一構成である。
この発電機付車輪用軸受が搭載される車両用システムによれば、発電機3が発電した回生電力を中電圧バッテリー49に蓄えることにより、制動力を発生させることができる。機械式のブレーキ操作手段57と併用や使い分けで、制動性能も向上させることができる。このように発電を行う機能に限定した場合、個別制御手段39はインバータ装置ではなく、AC/DCコンバータ装置(図示せず)として構成することができる。前記AC/DCコンバータ装置は、3相交流電圧を直流電圧に変換することで、発電機3の回生電力を中電圧バッテリー49に充電する機能を備え、インバータと比較すると制御方法が容易であり、小型化が可能となる。
本願における車両用動力装置、発電機付車輪用軸受は、回転輪として、一つの部分内輪が嵌合されたハブ輪を備え、固定輪である外輪と、ハブ輪および部分内輪の嵌合体で構成された第3世代構造としているが、これに限定するものではない。
ハブフランジを有するハブと、転動体の軌道面を有する部材とを合わせた構造体が請求項でいう回転輪となる。例えば、主に固定輪である外輪と、ハブフランジを有するハブの外周面に嵌合された内輪とを備えた第1世代構造であってもよい。固定輪である外輪と、ハブフランジを有するハブの外周面に嵌合された内輪とを備えた内輪回転形式の第2世代構造であってもよい。これらの例では、前記ハブと前記内輪とが組み合わさったものが請求項でいう「回転輪」に相当する。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…車両用動力装置、2…車輪用軸受、3…電動機(発電機)、4…外輪、4i,4o…軌道面、5…内輪、5i…軌道面、6…転動体、7…ハブフランジ、8…ナックル(足回りフレーム部品)、10…従動輪、18…ステータ、18a…ステータコア、18b…ステータコイル、19…ロータ、30…車両、35…主駆動源、Mb…溝部、PCD…ピッチ円直径

Claims (7)

  1. 固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、
    前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に径方向の隙間を介して位置するロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、
    前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置され、前記溝部の外周面の直径は、前記転動体のピッチ円直径よりも小さい車両用動力装置。
  2. 請求項1に記載の車両用動力装置において、前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、これら転動体が転走する前記外輪の二列の軌道面の間の軸方向範囲に、前記溝部が設けられる車両用動力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用動力装置において、前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、これら転動体が転走する前記外輪の二列の軌道面の間の軸方向範囲に、前記ステータのステータコアおよびステータコイルが配置される車両用動力装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用動力装置において、前記車輪用軸受は二列の前記転動体を備え、インボード側の前記転動体が転走する前記内外輪の軌道面を、車両の足回りフレーム部品の軸受取付面よりもインボード側に配置した車両用動力装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用動力装置において、前記車両用動力装置は、主駆動源と機械的に非連結である従動輪を備えた車両における、前記従動輪に搭載される車両用動力装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用動力装置を搭載した車両。
  7. 固定輪である外輪およびこの外輪に転動体を介して回転自在に支持された内輪を有し、この内輪に設けられたハブフランジに車両の車輪が取付けられる車輪用軸受と、
    前記外輪に取付けられたステータおよび前記ハブフランジに取付けられ前記ステータの半径方向外方に径方向の隙間を介して位置するロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受装置であって、
    前記外輪の外周に環状の溝部が設けられ、この溝部に前記ステータが設置され、前記溝部の外周面の直径は、前記転動体のピッチ円直径よりも小さい発電機付き車輪用軸受装置。
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