JP7208061B2 - 球形マーカー検出方法 - Google Patents

球形マーカー検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7208061B2
JP7208061B2 JP2019037057A JP2019037057A JP7208061B2 JP 7208061 B2 JP7208061 B2 JP 7208061B2 JP 2019037057 A JP2019037057 A JP 2019037057A JP 2019037057 A JP2019037057 A JP 2019037057A JP 7208061 B2 JP7208061 B2 JP 7208061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circle
point cloud
cloud data
spherical marker
reflection value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019037057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020139891A (ja
Inventor
孝久 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumonos Corp
Original Assignee
Kumonos Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumonos Corp filed Critical Kumonos Corp
Priority to JP2019037057A priority Critical patent/JP7208061B2/ja
Publication of JP2020139891A publication Critical patent/JP2020139891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208061B2 publication Critical patent/JP7208061B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、三次元レーザー光走査装置を用いた測量においてスフィア(球形マーカー)を効率良く検出する方法、およびこれを用いた三次元レーザー光走査装置に関するものである。
三次元レーザー光走査装置を用いた測量においてマーカーとよばれる特定形状の物体を測量対象領域に配置して座標上の特定点と扱う。マーカーには色々な種類が有り、平板状のものに市松模様を施したものや、特殊な形状としているものなどがある。
特殊な形状としているものの一例として先行技術文献のようなものがある。
特開2015-184078公報
前述の特定形状のマーカーは形状の特徴が見る角度によって異なるため三次元レーザー光走査装置が認識する上では方位指向性がある。これに対しスフィアはどの方向から見ても球であるためマーカーとしては扱いやすい。このため、マーカーとしてスフィアが歓迎される。
ところが、測量対象領域にスフィア以外の球状物体(完全な球面でなくても球面の一部に類似する形状も含む)が存在すると、従来の手法ではスフィアであると誤認識してしまい意図した測量結果が得られないことがある(以降、このようなスフィアでは無いのにもかかわらずスフィアと誤認識される球状物体を偽スフィアとする)。
このため、点群データを取得した後に手作業で偽スフィアを除去しなくてはならない。
あるいは事前にスフィアが存在する座標を大まかに設定してそれ以外の座標に存在する偽スフィアをフィルターリングできるようにするなどの作業が必要になる。
どちらにしても偽スフィアを除去するために必要な工数は効率の良い測量作業の妨げとなっていた。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、解決策としてスフィア検出のアルゴリズムを改良して処理を行うことが有用であることを見出し、本発明に至った。
上述の問題を解決すべく本発明が成された。
本発明の三次元レーザー光走査装置による測量において使用される球形マーカーの検出方法は、
「球形マーカー形状入力ステップと、
点群データ取得ステップと、
点群データ取得ステップで取得した点群データのダウンサンプリングを行うダウンサンプリングステップと、
ダウンサンプリングステップで生成された点群データに基づいて反射値画像を作成する反射値画像作成ステップと、
複数の閾値によって複数の二値化された二値化反射値画像を生成する二値化反射値画像生成ステップと、
複数の二値化された反射値画像から円を検出する円検出ステップと、
円検出ステップで検出された複数の円の重畳または同一を判定する円判定ステップと、
円判定ステップによって円と判定された有効円について円の形状解析を行う円解析ステップと、
円解析ステップによって得られた円の形状情報の中から球形マーカー形状入力ステップで入力された球形マーカーの形状と一致するものを球形マーカーとして認識する球形マーカー認識ステップと、を実行し、
円解析ステップにおいて、RANSAC処理、LMedS処理、最小二乗法による処理、の順番に処理を行う」
ことを特徴としている。
さらに三次元レーザー光走査装置においてこの検出方法を用いることを特徴としている。
これら特徴により、点群データの中から偽スフィアを除去してスフィアのみを精度よく検出できる三次元レーザー光走査装置を実現できる。
結果として、偽スフィアの除去にかかる工数を不要とした効率の良い測量作業が三次元レーザー光走査装置によって可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明を説明する。
本発明の検出方法の流れを示す5図のうちの第1図である。 本発明の検出方法の流れを示す5図のうちの第2図である。 本発明の検出方法の流れを示す5図のうちの第3図である。 本発明の検出方法の流れを示す5図のうちの第4図である。 本発明の検出方法の流れを示す5図のうちの第5図である。 反射値画像の一例を示す画像である。 図6のコントラストを高めた画像である。 図7で検出された円を表示した画像である。
以下、本発明の検出方法の流れを、図1から図5に記載の流れ図に基づいて説明する。
図1および図2に記載の流れ図は、本発明の検出方法の処理の流れの全体であり、図1の「各円解析ループ」項でサブルーチンを呼び出す。このサブルーチンの呼び先は図3である。
更にこの「各円解析ループ」処理内で「円の解析」項でサブルーチンを呼び出す。このサブルーチンの呼び先は図5である。
改めて図1および図2での流れを説明する。
三次元レーザー光走査装置で取得した点群データとスフィア半径値を入力する。
点群データの品質によっては、アウトライアを除去、フィルターによるノイズ低減処理、を行っても良い。
点群データ数が多い場合や、処理時間を短縮させるために、ダウンサンプリングを行う。
ダウンサンプリングした点群データに基づいて、反射値画像データを作成する。
反射値画像データは、例えば図6に示したようなものである。これは本発明の三次元レーザー光走査装置を室内で使用して得られた点群データを視覚化したものである。各点群データの測距点において反射した光の強度をプロットしたものであり、直感的には白黒画像として認識できる。
続いて、スフィアの境界が判定しやすいように、反射値画像データに対して、複数の閾値を設定する。その複数の閾値を用いて反射値画像データに対してコントラスト強調処理を行い、複数のコントラスト強調した反射値画像を生成する。
図7は、コントラストを強調した反射値画像データの一例である。図6と同じ点群データに基づいている。結果、複数の閾値を用いてコントラストが異なる度合で強調された複数の反射値画像データが生成される。
上述の複数のコントラスト強調処理後の複数の反射値画像データに対して、2次元ハフ変換を行い、円を検出する。通常は複数の円が検出される。
図8は、図7(で示した反射値画像データと他の複数のコントラスト強調処理された反射値画像データ)に基づいて円が検出された様子を示している。
図6および図7にはスフィアが含まれているが、それ以上に偽スフィアに相当するものが検出されている。
これらの検出された複数の円に対して、それぞれの円が複数の反射値画像データにおいて重畳しているか、さらには複数の反射値画像データにおいて同一のものか、といった判定を行う。
それぞれの円ひとつひとつについて、図3にある「各円解析」の通り、円の解析を行う。
「各円解析」は、検出した円の個数回「円の解析」を呼び出す。
「円の解析」の詳細は図4および図5において流れ図を記載している。
各円についての解析結果の一覧に基づき、座標が同じスフィアは同一と判断する。
さらに、図4と図5に基づいて、各円についての解析の手順を説明する。
円の中心付近の複数の点について、原点からの距離に対する統計量を計算する。
標準偏差がスフィアと考えられないほど大きい時、その円(点群データ)はスフィアではないと判断し、次の円の処理を行う。
10X10程度大きさに円付近の点群データをダウンサンプリングする。
円の中心付近の点について原点からの距離の平均値に対して、検出するスフィアの直径の範囲内にない点は除外する。これにより、背景などは除去される。
残っている点群に対して、RANSAC(RANdom SAmple Consensus)処理を行う。
球を推定するRANSAC処理とは、点群からランダムに4点検出し、
球の式
(x-a + (y-b + (z-c = r
を計算する。この式は、中心座標(a,b,c)、半径rの球を表す。
半径rに対して、最大値rmax1最小値rmin1を設定しておく。
計算したrがrmax1とrmin1の間に入っている時、球の式が有効となる。
球の式が有効でない時は、ランダムに4点を検出するところへ戻る。
半径rに対して閾値sを設定しておく。
±sの範囲内にある点を記録する。
これらの処理を設定した回数分繰り返して行い、最大の点が存在する推定を正しい推定として判断する。
すべての球の式が有効でない時は、その円(点群データ)はスフィアではないと判断し、次の円の処理に進む。
RANSAC処理において、r±sの範囲内でない点は除去される。
RANSAC処理後の点の数に対して、閾値tを設定する。RANSAC処理後の点の数が閾値tより少なかった時、その点群データはスフィアではないと判断し、次の円の処理に進む。
RANSAC処理後の点群データに対して、LMedS(Least Median of Squares)処理を行う。
球を推定するLMedS処理は基本的にRANSAC処理と同様な処理を行う。
ただし、繰り返し処理をした後、二乗誤差の中央値が最も小さい時の推定を正しい推定として判断する。
入力した点群データからLMedS処理の球の式の中心座標から球の半径+αの範囲内にある点を抽出する。
その点群データに対して、LMedS処理を行う。
LMedS処理後の点群データに対して、最小二乗法で、球の式を計算する。半径に対する誤差の標準偏差σを計算し、±3σに入らない点を除去する。
上記処理後の点群データに対して、再度最小二乗法で球の式を計算し、それをスフィアの座標と半径とする。
ノイズに対してのロバスト性は以下の順となる。
1.RANSAC(強い)
2.LMedS
3.最小二乗法 (弱い)
また、正確性については以下の順となる。
1.最小二乗法 (高い)
2.LMedS
3.RANSAC (低い)
よって、
1.RANSAC
2.LMedS
3.最小二乗法
の順番に処理を行う事により、ノイズに強く正確なスフィアを推定出来る。
以上までに、本発明の原理と効果を説明してきた。
このような方法により点群データに含まれるスフィアを精度よく検出できるため、偽スフィアの除去に工数を裂かれることが無く、効率の良い測量作業を行うことができることとなる。
無し

Claims (2)

  1. 三次元レーザー光走査装置による測量において使用される球形マーカーの検出方法であって、
    球形マーカー形状入力ステップと、
    点群データ取得ステップと、
    前記点群データ取得ステップで取得した点群データのダウンサンプリングを行うダウンサンプリングステップと、
    前記ダウンサンプリングステップで生成された点群データに基づいて反射値画像を作成する反射値画像作成ステップと、
    複数の閾値によって複数の二値化された二値化反射値画像を生成する二値化反射値画像生成ステップと、
    前記複数の二値化された反射値画像から円を検出する円検出ステップと、
    前記円検出ステップで検出された複数の円の重畳または同一を判定する円判定ステップと、
    円判定ステップによって円と判定された有効円について円の形状解析を行う円解析ステップと、
    前記円解析ステップによって得られた円の形状情報の中から前記球形マーカー形状入力ステップで入力された球形マーカーの形状と一致するものを球形マーカーとして認識する球形マーカー認識ステップと、
    を実行し、
    前記円解析ステップにおいて、RANSAC処理、LMedS処理、最小二乗法による処理、の順番に処理を行うこと、を特徴とする検出方法。
  2. 請求項1に記載の方法を用いて球形マーカーを検出する三次元レーザー光走査装置。


JP2019037057A 2019-02-28 2019-02-28 球形マーカー検出方法 Active JP7208061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019037057A JP7208061B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 球形マーカー検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019037057A JP7208061B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 球形マーカー検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020139891A JP2020139891A (ja) 2020-09-03
JP7208061B2 true JP7208061B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=72280196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019037057A Active JP7208061B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 球形マーカー検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7208061B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114511673B (zh) * 2022-01-26 2022-12-09 哈尔滨工程大学 一种基于改进icp的海底局部环境初步构建方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004239747A (ja) 2003-02-06 2004-08-26 Pulstec Industrial Co Ltd 3次元画像データ生成方法
JP2009536731A (ja) 2006-05-11 2009-10-15 プライム・センス・リミテッド 深度マップによるヒューマノイド形状のモデル化
JP2010250743A (ja) 2009-04-20 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動走行車両及び道路形状認識装置
JP2017100202A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 株式会社アイキューブテクノロジ ロボットシステム、制御装置、制御方法、及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004239747A (ja) 2003-02-06 2004-08-26 Pulstec Industrial Co Ltd 3次元画像データ生成方法
JP2009536731A (ja) 2006-05-11 2009-10-15 プライム・センス・リミテッド 深度マップによるヒューマノイド形状のモデル化
JP2010250743A (ja) 2009-04-20 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動走行車両及び道路形状認識装置
JP2017100202A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 株式会社アイキューブテクノロジ ロボットシステム、制御装置、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020139891A (ja) 2020-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5631025B2 (ja) 情報処理装置、その処理方法及びプログラム
JP6125188B2 (ja) 映像処理方法及び装置
US8867790B2 (en) Object detection device, object detection method, and program
JP5025442B2 (ja) タイヤ形状検査方法とその装置
US6868194B2 (en) Method for the extraction of image features caused by structure light using image reconstruction
KR101527876B1 (ko) 소나 영상의 실시간 영상처리를 이용한 수중물체의 인식 및 추적방법
JP6480902B2 (ja) 投影パターン作成装置および3次元計測装置
KR101822185B1 (ko) 3d 포인트 클라우드 poi 검출 방법 및 장치
KR102424135B1 (ko) 2개의 카메라로부터의 곡선의 세트의 구조형 광 매칭
US9613425B2 (en) Three-dimensional measurement apparatus, three-dimensional measurement method and program
Hurtós et al. Automatic detection of underwater chain links using a forward-looking sonar
KR20180098945A (ko) 고정형 단일 카메라를 이용한 차량 속도 감지 방법 및 장치
JP6516012B2 (ja) 画像処理装置、物体認識装置、機器制御システム、画像処理方法およびプログラム
JP7208061B2 (ja) 球形マーカー検出方法
JP2010256040A (ja) 車両検出装置
US7136171B2 (en) Method for the extraction of image features caused by structure light using template information
JP2019046295A (ja) 監視装置
JP2010250651A (ja) 車両検出装置
KR20200064421A (ko) 3차원 파이프 라인 검출 자동화 장치
US11538260B2 (en) Object identification apparatus, object identification method, and nontransitory computer readable medium storing control program
KR101907057B1 (ko) 구면 모델링을 통한 깊이 정보 보정 방법과 보정장치
JP2016176723A (ja) 計測装置
JP6602096B2 (ja) 欠陥検出装置
JP2020012742A (ja) 物体検知装置
CN111724366B (zh) 一种激光腔识别方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191030

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7208061

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150