JP7207554B2 - 濾過フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、濾過フィルタに関する。
例えば、細胞を捕捉するためのフィルタとして、特許文献1には、細胞捕捉金属フィルタが開示されている。
特開2015-188323号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフィルタでは、濾過効率を向上させるという点で未だ改善の余地がある。
本発明は、濾過効率を向上させることができる濾過フィルタを提供することを目的とする。
本発明の一態様の濾過フィルタは、
濾過対象物を含む液体を濾過する濾過フィルタであって、
複数の貫通孔を画定するフィルタ基体部を備え、
前記フィルタ基体部は、複数の第1基体部と、前記複数の第1基体部の厚みより薄い複数の第2基体部と、を有し、
前記複数の第2基体部のそれぞれは、前記複数の第1基体部の間に設けられている。
本発明によれば、濾過効率を向上させることができる濾過フィルタを提供することができる。
本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの一例の概略図である。 図1のフィルタ部の一部を拡大した概略図である。 図2のフィルタ部をA-A線で切断した概略断面図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタの製造方法の工程の一例を示す概略図である。
(本発明に至った経緯)
特許文献1に記載のフィルタでは、フィルタの主面が平坦状に形成されている。このため、フィルタの主面上に滴下された濾過対象物を含む液体は、フィルタの主面上に広がりにくく、フィルタ全体の面積に対して、実際に濾過に使用される濾過面積が小さい。
本発明者らは、濾過時に、フィルタにおいて濾過面積を広げることによって、濾過効率を向上させることを検討した。その結果、本発明者らは、フィルタにおいて、厚みの薄い部分を部分的に設けることを見出し、以下の発明に至った。
本発明の一態様の濾過フィルタは、
濾過対象物を含む液体を濾過する濾過フィルタであって、
複数の貫通孔を画定するフィルタ基体部を備え、
前記フィルタ基体部は、複数の第1基体部と、前記複数の第1基体部の厚みより薄い複数の第2基体部と、を有し、
前記複数の第2基体部のそれぞれは、前記複数の第1基体部の間に設けられている。
このような構成により、濾過効率を向上させることができる。
前記複数の第2基体部の幅は、前記複数の第1基体部の幅より大きくてもよい。
このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
前記複数の第1基体部および前記複数の第2基体部は、格子状に設けられていてもよい。
このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
前記複数の第2基体部は、周期的に設けられていてもよい。
このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
前記濾過フィルタにおいては、前記フィルタ基体部に設けられる補強層を備えてもよい。
このような構成により、濾過フィルタの強度を向上させることができる。
前記フィルタ基体部は、金属及び金属酸化物のうち少なくともいずれかを主成分としてもよい。
このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態1について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態1)
本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタは、濾過対象物を含む液体を濾過するフィルタである。
本明細書において、「濾過対象物」とは、液体に含まれる対象物のうち濾過されるべき対象物を意味している。例えば、濾過対象物は、液体に含まれる生物由来物質であってもよい。「生物由来物質」とは、細胞(真核生物)、細菌(真性細菌)、ウィルス等の生物に由来する物質を意味する。細胞(真核生物)としては、例えば、人工多能性幹細胞(iPS細胞)、ES細胞、幹細胞、間葉系幹細胞、単核球細胞、単細胞、細胞塊、浮遊性細胞、接着性細胞、神経細胞、白血球、再生医療用細胞、自己細胞、がん細胞、血中循環がん細胞(CTC)、HL-60、HELA、菌類を含む。細菌(真性細菌)としては、例えば、大腸菌、結核菌を含む。
実施の形態1では、液体は細胞懸濁液であり、濾過対象物は細胞である例について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタ10の一例の概略図である。 図2は、図1のフィルタ部11の一部を拡大した概略図である。図3は、図2のフィルタ部11をA-A線で切断した概略断面図である。図中のX、Y、Z方向は、それぞれ濾過フィルタ10の縦方向、横方向、厚み方向を示している。
図1に示すように、濾過フィルタ10は、複数の貫通孔を有するフィルタ部11と、フィルタ部11の外周を囲むように配置された枠部12と、を備える。実施の形態1では、フィルタ部11と枠部12とは一体で形成されている。
濾過フィルタ10は、金属製フィルタである。濾過フィルタ10を構成する材料は、金属及び金属酸化物のうち少なくともいずれかを主成分とする。濾過フィルタ10を構成する材料は、例えば、金、銀、銅、白金、ニッケル、パラジウム、チタン、これらの合金及びこれらの酸化物であってもよい。特に、チタンや、ニッケル‐パラジウム合金を使用することにより、金属の溶出が少なく、濾過対象物への影響を低減することができる。
濾過フィルタ10は、液体に含まれる濾過対象物が捕捉される第1主面PS1と、第1主面PS1に対向する第2主面PS2とを有する板状構造体である。
<フィルタ部>
図2及び図3に示すように、フィルタ部11は、複数の貫通孔13を有する部分である。具体的には、フィルタ部11には、第1主面PS1と第2主面PS2とを貫通する複数の貫通孔13が形成されている。フィルタ部11は、フィルタ基体部14によって形成されている。フィルタ基体部14は、複数の貫通孔13を画定している。
フィルタ部11の形状は、濾過フィルタ10の厚み方向(Z方向)から見て、例えば、円形、長方形、楕円形である。実施の形態1では、フィルタ部11の形状は、略円形である。なお、本明細書において、「略円形」とは、短径の長さに対する長径の長さの比が1.0以上1.2以下であることをいう。
複数の貫通孔13は、フィルタ部11の第1主面PS1及び第2主面PS2上に周期的に配置されている。具体的には、複数の貫通孔13は、フィルタ部11においてマトリクス状に等間隔で設けられている。
貫通孔13の大きさは、濾過対象物である細胞の種類(大きさ、形態、性質、弾性)又は量に応じて適宜設計される。フィルタ部11の開口率は、10%以上であり、好ましくは開口率は、25%以上である。このような構成により、フィルタ部11に対する液体の通過抵抗を低減することができる。そのため、処理時間を短くすることができ、細胞へのストレスを低減することができる。なお、開口率とは、(貫通孔13が占める面積)/(貫通孔13が空いていないと仮定したときの第1主面PS1の投影面積)で計算される。
実施の形態1では、貫通孔13は、フィルタ部11の第1主面PS1側、即ちZ方向から見て、正方形の形状を有する。なお、貫通孔13は、Z方向から見た形状が正方形に限定されず、例えば長方形、円形、又は楕円などの形状であってもよい。
実施の形態1では、フィルタ部11の第1主面PS1に対して垂直な面に投影した貫通孔13の形状(断面形状)は、長方形である。具体的には、貫通孔13の断面形状は、濾過フィルタ10の半径方向の一辺の長さが濾過フィルタ10の厚み方向の一辺の長さより長い長方形である。なお、貫通孔13の断面形状は、長方形に限定されず、例えば、平行四辺形又は台形等のテーパー形状であってもよいし、対称形状であってもよいし、非対称形状であってもよい。
実施の形態1では、複数の貫通孔13は、フィルタ部11の第1主面PS1側(Z方向)から見て正方形の各辺と平行な2つの配列方向、即ち図2中のX方向とY方向に沿って設けられている。なお、貫通孔13は、フィルタ部11に複数設けられていればよく、配列方向は限定されない。
フィルタ部11において、濾過対象物を含む液体が接触する第1主面PS1は、表面粗さが小さいことが好ましい。ここで、表面粗さとは、第1主面PS1の任意の5箇所において触針式段差計で測定された最大値と最小値の差の平均値を意味する。実施の形態1では、表面粗さは、濾過対象物の大きさより小さいことが好ましく、濾過対象物の大きさの半分より小さいことがより好ましい。
フィルタ部11において、貫通孔13が形成されていない部分は、フィルタ基体部14によって形成されている。図2及び図3に示すように、フィルタ基体部14は、複数の第1基体部15と、複数の第2基体部16と、を備える。
第1基体部15は、矩形状の棒状部材で形成されている。複数の第1基体部15は、複数の方向に延びて交差することによって、複数の貫通孔13を画定している。実施の形態1では、複数の第1基体部15は、格子状に設けられている。
具体的には、複数の第1基体部15は、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)に延びる基体部と、濾過フィルタ10の横方向(Y方向)に延びる基体部と、を含む。複数の第1基体部15は、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)及び横方向(Y方向)において、第2基体部16と接続される部分を除いて、等しい間隔P1で設けられている。また、複数の第1基体部15は、フィルタ部11の全体にわたって周期的に設けられている。
第2基体部16は、フィルタ部11において、第1基体部15よりも濾過フィルタ10の厚みが薄くなる部分を形成している。第2基体部16は、矩形状の棒状部材で形成されている。複数の第2基体部16のそれぞれは、複数の第1基体部15の間に設けられている。複数の第2基体部16は、複数の方向に延びて交差し、複数の第1基体部15と共に、複数の貫通孔13を画定している。実施の形態1では、複数の第2基体部16は、格子状に設けられている。
具体的には、複数の第2基体部16は、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)に延びる基体部と、濾過フィルタ10の横方向(Y方向)に延びる基体部と、を含む。複数の第2基体部16は、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)及び横方向(Y方向)において、等しい間隔P2で設けられている。また、複数の第2基体部16は、フィルタ部11の全体にわたって周期的に設けられている。
濾過フィルタ10においては、複数の第2基体部16の間隔P2は、複数の第1基体部15の間隔P1よりも大きい。このため、複数の第2基体部16のそれぞれは、複数の第1基体部15の間に挟まれるように設けられている。
実施の形態1では、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)及び横方向(Y方向)のそれぞれにおいて、1つの第2基体部16の一方側に、4つの第1基体部15が設けられており、1つの第2基体部16の他方側に、4つの第1基体部15が設けられている。即ち、濾過フィルタ10の縦方向(X方向)及び横方向(Y方向)のそれぞれにおいて、1つの第2基体部16は、一方側に設けられる4つの第1基体部15と、他方側に設けられる4つの第1基体部15とによって挟まれている。
濾過フィルタ10では、第2基体部16が複数の第1基体部15に挟まれて設けられている部分が、フィルタ部11の全体にわたって周期的に設けられている。
図3に示すように、第2基体部16の厚みt2は、第1基体部15の厚みt1よりも薄い。言い換えると、第2基体部16のZ方向における長さは、第1基体部15のZ方向における長さよりも小さい。実施の形態1では、第2基体部16の厚みt2を第1基体部15の厚みt1よりも薄くすることによって、フィルタ部11の第1主面PS1側において、第1基体部15と第2基体部16との間に高低差を設けている。なお、フィルタ部11の第2主面PS2側においては、第1基体部15と第2基体部16とは、平坦状に形成されている。このような構成により、フィルタ部11の第1主面PS1上に滴下された液体を第1基体部15より低い位置にある第2基体部16へ移動させることができる。即ち、第1基体部15から第2基体部16に向かって液体が流れるため、実際に濾過に使用されるフィルタ部11における濾過面積を広げることができる。
例えば、第2基体部16の厚みt2は、第1基体部15の厚みt1の0.25倍以上0.95倍以下である。好ましくは、第2基体部16の厚みt2は、第1基体部15の厚みt1の0.3倍以上0.7倍以下である。このような構成により、濾過フィルタ10の強度を維持しつつ、フィルタ部11の第1主面PS1上に滴下された液体を広範囲に移動させることができる。
図3に示すように、第2基体部16の幅h2は、第1基体部15の幅h1よりも大きい。言い換えると、第2基体部16のX方向及びY方向における長さは、第1基体部15のX方向及びY方向における長さよりも大きい。このような構成により、フィルタ部11の第1主面PS1上に滴下された液体をより広範囲に移動させることができる。また、第2基体部16上では液体が溜まりやすいため、第2基体部16上で捕捉された細胞の活性を保つことができる。
例えば、第2基体部16の幅h2は、第1基体部15の幅h1の1.1倍以上4倍以下である。好ましくは、第2基体部16の幅h2は、第1基体部15の幅h1の1.5倍以上3倍以下である。このような構成により、フィルタ部11の第1主面PS1上に滴下された液体を広範囲に移動させることができる。
複数の第1基体部15及び複数の第2基体部16は、一体で形成されている。
フィルタ部11において、複数の第2基体部16の占める面積の割合は、複数の第1基体部15の占める面積の割合よりも小さい。例えば、フィルタ部11をZ方向から見たとき、フィルタ部11において、複数の第2基体部16の占める面積は、複数の第1基体部15の占める面積の0.001倍以上0.8倍以下である。好ましくは、複数の第2基体部16の占める面積は、複数の第1基体部15の占める面積の0.01倍以上0.5倍以下である。
枠部12は、フィルタ部11の外周を囲むように配置される部材である。枠部12は、フィルタ部11の第1主面PS1側から見て、リング状に形成されている。また、濾過フィルタ10を第1主面PS1側から見て、枠部12の中心は、フィルタ部11の中心と一致する。即ち、枠部12は、フィルタ部11と同心円上に形成されている。
<枠部>
枠部12は、濾過フィルタ10を保持するホルダとを接続する接続部として機能する。
また、枠部12には、フィルタの情報(例えば、貫通孔13の寸法など)を表示してもよい。これにより、改めて測長などを行うことなくフィルタ孔寸法を把握したり、表裏を判別したりしやすくなる。
実施の形態1では、例えば、濾過フィルタ10は直径33mmであり、厚さ20μmである。フィルタ部11の直径は20mmであり、枠部12の幅は2.5mmである。濾過フィルタ10は、これらの寸法に限定されることなく、他の寸法で作製されていてもよい。
実施の形態1では、枠部12を構成する材料は、フィルタ部11(フィルタ基体部14)を構成する材料と同じである。なお、枠部12の材料とフィルタ部11の材料は同じでなくてもよく、異なっていてもよい。また、枠部12の材料とフィルタ部11とは一体で形成されていなくてもよく、別の部材で構成されていてもよい。
[濾過フィルタの製造方法について]
濾過フィルタ10の製造方法の一例について、図4A~4Fを用いて説明する。図4A~4Fは、本発明に係る実施の形態1の濾過フィルタ10の製造方法の工程の一例を示す概略図である。
図4Aに示すように、シリコンなどの基板21上に厚さ500nmの銅薄膜22を形成する。銅薄膜22は蒸着またはスパッタリングにより形成することができる。このとき、基板21と銅薄膜22との接着性を向上させるために厚さ50nmのTiの中間層23を形成する。
まず、第1基体部15を作製する。図4Bに示すように、銅薄膜22上にスピンコートによりレジストを塗布し、乾燥させることで厚さ2μmのレジスト膜を形成する。
図4Cに示すように、レジスト膜24を露光および現像処理し、第1基体部15に相当する箇所のレジスト膜24を除去する。
レジスト膜24を除去した部分に電鋳を用いて、PdNiを堆積させる。これにより、レジスト膜24を除去した部分にPdNiめっき膜を形成する。続いて、有機溶剤を用いてレジスト膜24を除去する。このようにして、図4Dに示すように、PdNiめっき膜25からなる第1基体部15を形成する。
次に、図4A~4Dに示す工程と同様の工程を実施することによって、第2基体部16を作製する。具体的には、第1基体部15を作製した銅薄膜22及び中間層23上に厚さ2μmのレジスト膜を形成する。次に、レジスト膜を露光および現像処理し、第2基体部16に相当する箇所のレジスト膜を除去する。レジスト膜24を除去した部分に電鋳を用いて、PdNiを堆積させることによって、PdNiめっき膜を形成する。続いて、有機溶剤を用いてレジスト膜を除去する。このようにして、図4Eに示すように、PdNiめっき膜26からなる第2基体部16を形成する。
また、濾過フィルタ10の機械強度を向上させるために、濾過フィルタ10と同じ格子構造からなる補強層を作製してもよい。補強層は、図4A~4Dに示す工程と同様の工程を実施することによって作製されてもよい。
具体的には、第1基体部15及び第2基体部16を作製した銅薄膜22及び中間層23上に厚さ30mmのレジスト膜を形成する。次に、レジスト膜を露光および現像処理し、枠部12と補強層に相当する箇所のレジスト膜を除去する。レジスト膜を除去した部分に電鋳を用いて、PdNiを堆積させることによって、PdNiめっき膜を形成する。続いて、有機溶剤を用いてレジスト膜を除去する。これにより、図4Fに示すように、PdNiめっき膜27からなる枠部12及び補強層17を形成する。なお、補強層17は、第1基体部15上に配置されるように調整した。補強層17の幅は10mmであり、第1基体部15の幅が10mmよりも小さい場合は、複数の第1基体部15を跨ぐように形成される。このように、補強層17は、第1基体部15に設けられる。
[効果]
実施の形態1に係る濾過フィルタ10によれば、以下の効果を奏することができる。
濾過フィルタ10は、複数の貫通孔13を画定するフィルタ基体部14を備える。フィルタ基体部14は、複数の第1基体部15と、複数の第1基体部15の厚みより薄い複数の第2基体部16と、を有する。複数の第2基体部16のそれぞれは、複数の第1基体部15の間に設けられている。このような構成により、濾過効率を向上させることができる。
また、複数の第2基体部16のそれぞれが複数の第1基体部15の間に設けられているため、第2基体部16が少なくとも2つの第1基体部15によって挟まれている。これにより、第1基体部15より低い第2基体部16に液体が流れやすくなっている。
例えば、濾過フィルタ10の第1主面PS1に濾過対象物を含む液体が滴下される場合、液体は、第1基体部15から第2基体部16に向かって流れ易くなる。これにより、液体が、濾過フィルタ10全体に広がり易くなり、フィルタ全体の面積に対して、実際に濾過に使用される濾過面積を大きくすることができる。
より具体的に説明すると、液体を滴下した際、第1基体部15と第2基体部16の境界をまたいで存在する液滴は、高低差による重力の影響を受け第2基体部16の方へと移動し、その方向に沿った液体の流れが生じる。第2基体部16を挟んだ、複数の第1基体部15の両側から第2基体部16への液体の流れが生じることにより、第2基体部16に沿った流れが強めあうことになる。そのため、第2基体部16の延びる方向、例えば、幅方向(X方向及び/又はY方向)に沿って加速度が生じ、液体が広がるため、濾過面積を大きくすることができる。
このように、濾過面積が広がることによって、濾過フィルタ10を液体が通過しやすくなるため、濾過時間を短縮することができる。
断面形状が正方形となる貫通孔13を有する濾過フィルタ10に対する、単位濾過面積当たりの流量を表す式(1)を、以下に示す。
Figure 0007207554000001
ここで、J:単位濾過面積当たりの流量(m/m・s)、N:単位濾過面積当たりの円管数(1/m)、a:正方形状貫通孔の一辺(m)、ΔP:円管両端での差圧(Pa)、μ:流体の粘度(Pa・s)、t:貫通孔の厚み(m)である。
式(1)は、フィルタ基体部14における高低差により広がった液体が、厚みの薄い第2基体部16の周りの貫通孔13において、通過しやすくなることを表している。そのため、濾過面積が広がり、さらに厚みの小さい第2基体部16の周りにおいて液体が通過しやすくなるため、濾過時間を短縮することができる。これにより、濾過効率を向上させることができる。
複数の第2基体部16の幅h2は、複数の第1基体部15の幅h1より大きい。このような構成により、液体が、濾過フィルタ10の全体により広がり易くなる。このため、濾過面積をより大きくすることができ、濾過効率を更に向上させることができる。
また、第1基体部15から第2基体部16に向かって流れる液体が、第2基体部16上に溜まりやすくなる。濾過対象物が細胞である場合、細胞が液体に浸かった状態で濾過フィルタ10に捕捉される。このため、濾過フィルタ10で捕捉された細胞の活性の低下を抑制することができる。
複数の第1基体部15および複数の第2基体部16は、格子状に設けられている。このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
複数の第2基体部16は、周期的に設けられている。このような構成により、液体が、濾過フィルタ10全体により広がり易くなり、濾過効率を更に向上させることができる。
濾過フィルタ10は、第1基体部15に設けられる補強層17を備える。このような構成により、濾過フィルタ10の機械強度を向上させることができる。
濾過フィルタ10は、金属及び金属酸化物のうち少なくともいずれかを主成分とする。このような構成により、濾過効率を更に向上させることができる。
なお、実施の形態1では、濾過フィルタ10がフィルタ部11と枠部12とを備える例について説明したが、これに限定されない。例えば、濾過フィルタ10は、枠部12を備えていなくてもよい。枠部12は、必須の構成ではない。
実施の形態1では、濾過フィルタ10の第2主面PS2が平坦状である例について説明したが、これに限定されない。例えば、濾過フィルタ10の第2主面PS2は、平坦状でなくてもよい。濾過フィルタ10の第2主面PS2には、段差が設けられていてもよい。
実施の形態1では、複数の第1基体部15及び複数の第2基体部16は、それぞれ、格子状に設けられる例について説明したが、これに限定されない。複数の第1基体部15及び複数の第2基体部16は、複数の貫通孔13を画定することができるように設けられていればよい。例えば、複数の第1基体部15及び複数の第2基体部16は、それぞれ、斜めに交差して設けられていてもよい。
実施の形態1では、複数の第2基体部16が周期的に設けられる例について説明したが、これに限定されない。複数の第2基体部16は、複数の第1基体部15の間に設けられていればよい。複数の第2基体部16は、ランダムに設けられていてもよい。
実施の形態1では、第2基体部16の幅h2が第1基体部15の幅h1より大きい例について説明したが、これに限定されない。例えば、第2基体部16の幅h2は、第1基体部15の幅h1以下であってもよい。
実施の形態1では、第1基体部15に補強層17を設ける例について説明したが、これに限定されない。濾過フィルタ10は、補強層17を備えていなくてもよい。補強層17は、必須の構成ではない。
実施の形態1では、液体は細胞懸濁液であり、濾過対象物は細胞である例について説明したがこれに限定されない。
実施例1と比較例1とを用いて濾過を行った。
実施例1は、実施の形態1の濾過フィルタ10を用いた。比較例1は、第2基体部16を備えない濾過フィルタ、即ち、第1基体部15のみによって構成される濾過フィルタを用いた。実施例1及び比較例2の濾過フィルタの条件を表1に示す。
Figure 0007207554000002
実施例1の濾過フィルタ10では、濾過対象物を捕捉する第1主面PS1において複数の第1基体部15と複数の第2基体部16とによって高低差(凹凸)が形成されている。比較例1の濾過フィルタでは、第1主面PS1が平坦状に形成されている。
実施例1及び比較例1の濾過フィルタを、それぞれ、樹脂製ホルダで挟み込んで保持し、濾過対象物を含む液体を滴下することによって濾過を行った。具体的には、実施例1及び比較例1の濾過フィルタの濾過特性を評価するために、通液試験を行った。
まず、実施例1の濾過フィルタ10を保持した樹脂製ホルダ及び比較例1の濾過フィルタを保持した樹脂製ホルダを、それぞれ、50mlの遠沈管の開口部に設置した。次に、70%(v/v)エタノールを2mlを、実施例1の濾過フィルタ10及び比較例1の濾過フィルタにそれぞれ滴下した後、MilliQ水を10ml滴下した。
その後、実施例1の濾過フィルタ10を保持した樹脂製ホルダ及び比較例1の濾過フィルタを保持した樹脂製ホルダを、それぞれ、50mlの別の遠沈管に設置し、試験液を5mlを、実施例1の濾過フィルタ10及び比較例1の濾過フィルタにそれぞれ導入した。
5mlの試験液が全て濾過フィルタを通過するまでの時間(以下、濾過時間)、50mlの遠沈管に回収できた液量(以下、濾過量)、回収液中の細胞数濃度を測定した。ただし、濾過時間の上限は5分とし、5分を過ぎても濾過フィルタを通過しない場合は、濾過フィルタが目詰まりした、と判断した。試験液は、純水、リン酸緩衝生理食塩水(以下、PBS)、培地、HL-60細胞の細胞懸濁液(1.86×10個/ml)、の4種類用いた。また、各試験液について、濾過後に実体顕微鏡(島津製作所、型番:STZ-16)を用いて、倍率1倍または2倍で通液試験後の濾過フィルタの画像を撮影し、画像解析ソフトImage J(米国国立衛生研究所)を用いて、試験液が広がった面積(以下、濾過面積)を概算した。評価結果について表2に示す。
Figure 0007207554000003
表2に示すように、実施例1は、比較例1と比べて、濾過時間が短くなること、および回収液中の細胞数濃度が大きいこと、濾過面積が大きいことがわかる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明の濾過フィルタは、例えば、細胞懸濁液を濾過する用途に有用である。
10 濾過フィルタ
11 フィルタ部
12 枠部
13 貫通孔
14 フィルタ基体部
15 第1基体部
16 第2基体部
17 補強層
21 基板
22 銅薄膜
23 中間層
24 レジスト膜
25,26,27 PdNiめっき膜

Claims (5)

  1. 濾過対象物を含む液体を濾過する濾過フィルタであって、
    複数の貫通孔を画定するフィルタ基体部を備え、
    前記フィルタ基体部は、複数の第1基体部と、前記複数の第1基体部の厚みより薄い複数の第2基体部と、を有し、
    前記複数の第2基体部のそれぞれは、前記複数の第1基体部の間に設けられており、
    前記複数の第2基体部の幅は、前記複数の第1基体部の幅より大きい、濾過フィルタ。
  2. 前記複数の第1基体部および前記複数の第2基体部は、格子状に設けられている、
    請求項1に記載の濾過フィルタ。
  3. 前記複数の第2基体部は、周期的に設けられている、
    請求項1又は2に記載の濾過フィルタ。
  4. さらに、
    前記第1基体部に設けられる補強層を備える、
    請求項1~のいずれか一項に記載の濾過フィルタ。
  5. 前記フィルタ基体部は、金属及び金属酸化物のうち少なくともいずれかを主成分とする、
    請求項1~のいずれか一項に記載の濾過フィルタ。
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