JP7203500B2 - 火災煙検知装置 - Google Patents

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本発明は、火災に由来する煙粒子の検出を簡易かつ精度高く行うことができる火災煙検知装置に関する。
従来、火災検知器としては、半導体レーザの光を煙粒子に当て煙粒子からの散乱光をモニタして煙粒子を検知するものがある。また、火災検知器は、煙粒子が鉛直上方に流れるため、建物の天井などの上方に設置されるものが多い。
例えば、特許文献1には、撮像手段によって得られた画像を画像処理し、炎の色の濃度、煙全体の大きさや時間変化などから火災の有無を判定する火災検知装置が記載されている。
特開2017-191544号公報
ところで、トンネル内などの空間では、火災に由来する煙粒子の他に、火災以外に由来する煙粒子、例えば、自動車からの排気ガス内の微粒子が混在する。したがって、単に、レーザレーダ装置を用いても、火災に由来する煙粒子を、火災に由来しない他の微粒子から切り分けて検出することは難しい。
したがって、煙の中から、火災に由来する煙粒子と火災に由来しない他の微粒子とを切り分け、火災に由来する煙粒子のみを検知することができるものが要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、火災に由来する煙粒子の検出を簡易かつ精度高く行うことができる火災煙検知装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる火災煙検知装置は、火災に由来する煙を検知することができる火災煙検知装置であって、光を出射し、煙粒子によって反射される光の強度を取得する光送受信部と、前記反射された光の強度から煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する評価値算出部と、火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値を記憶する記憶部と、前記評価値が前記基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定する判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部がスキャンすることを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部はレーザレーダであることを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記判定部が、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定した場合、その旨を報知する報知部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記判定部は、前記評価値の単位時間あたりの時間変化が所定時間変化値以上である場合、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部は、所定間隔ごとに複数配置され、前記判定部は、隣接する光送受信部が検出した反射された光の強度による評価値の空間変化が所定空間変化値以上である場合、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部が取得する反射される光の強度は、ミー散乱によるものであり、前記煙粒子情報の評価値は、煙粒子の直径の2乗と煙粒子の粒子密度との乗算値であることを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部は、異なる波長の光を出射し、前記光送受信部が取得する反射される光の強度は、異なる波長の光に対するレイリー散乱によるものであり、前記評価値算出部は、波長の異なるレイリー散乱により反射される光の強度をもとに、前記煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度を評価値として算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記評価値算出部は、前記光送受信部の反射光強度分布画像をもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度を前記煙粒子の形状認識処理によって求めて前記評価値を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記評価値算出部は、前記光送受信部と煙粒子による光の反射点の距離の2次元分布画像をもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度を前記煙粒子の形状認識処理によって求めて前記評価値を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部は、煙粒子によって反射される光を受光する受光部をアレイ配置したことを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記受光部は、同一基板上に集積配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記光送受信部のスキャン機構は、第1スキャン角度でスキャンする第1スキャン機構と、前記第1スキャン機構上に配置され、前記第1スキャン角度間で前記第1スキャン角度よりも小さい第2スキャン角度でスキャンする第2スキャン機構と、を有し、前記光は、前記第2スキャン角度で出射されることを特徴とする。
また、本発明にかかる火災煙検知装置は、上記の発明において、前記第2スキャン機構は、前記第2スキャン角度を圧電素子の駆動によって生成することを特徴とする。
本発明によれば、反射率のスキャンデータをもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出し、前記評価値が、火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定するようにしているので、火災に由来する煙粒子の検出を簡易かつ精度高く行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態1である火災煙検知装置の配置構成を示す模式図である。 図2は、火災煙検知装置1の構成を示すブロック図である。 図3は、パルスレーザ光の出射範囲を示す図である。 図4は、火災発生初期の煙粒子の画像の一例を示す図である。 図5は、本実施の形態1の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図6は、本実施の形態1の変形例1の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本実施の形態1の変形例2の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図8は、本実施の形態2の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図9は、本実施の形態2の変形例1の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図10は、本実施の形態2の変形例2の制御部による火災判定処理手順を示すフローチャートである。 図11は、本実施の形態3の受光部の構成の一例を示す模式図である。 図12は、本実施の形態3の変形例1のスキャン機構の構成を示す模式図である。 図13は、本実施の形態3の変形例2による受光部の配置構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である火災煙検知装置1の配置構成を示す模式図である。この火災煙検知装置1は、トンネルT内に発生する、火災に由来する煙粒子を検出して火災の発生を検知するものである。ここで、トンネルTは、両端が大気開放された延設方向(Z方向)に沿って比較的に長く水平ないしほぼ水平に設けられた地下または地中通路であって、自動車用トンネルに限らず、鉄道用トンネルを含む隧道をいう。
図1に示すように、火災煙検知装置1は、複数のレーザレーダ部10と、これに接続される監視部20とを有する。各レーザレーダ部10は、トンネルT内の天井Uではなく、トンネルT内の路側帯Wに設置される。各レーザレーダ部10は、トンネルTの延設方向(Z方向)に所定間隔D毎に配置される。所定間隔Dは、例えば50mである。
図2は、火災煙検知装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、火災煙検知装置1は、上記のように、複数のレーザレーダ部10が通信線40を介して監視部20に接続される。
レーザレーダ部10は、レーザレーダとして機能し、発光部11、受光部12、スキャン機構13、転送処理部14、及び通信部15を有する。発光部11は、半導体レーザからパルスレーザ光をトンネルT内にスキャンして発光する。受光部12は、トンネルT内の煙粒子Pによって散乱されたパルスレーザ光を受光する。受光部12は、粒子によって散乱されたパルスレーザ光の反射強度もしくは反射率を受光する。スキャン機構13は、発光部11及び受光部12を搭載し、発光部11及び受光部12を回動させつつ、パルスレーザ光の発光及び受光を行って水平方向のスキャンを行う。このスキャン範囲は、水平方向に180度である。発光部11、受光部12及びスキャン機構13は、光送受信部として機能する。
なお、レーザレーダ部10は、反射光と散乱光とをコヒーレント検波して、受信信号の時間応答波形によって粒子までの距離がわかるBスコープを作成することができる。Bスコープは、粒子による光の反射点までの距離の2次元分布画像である。なお、この実施の形態1では、通常のカメラと同様に、単に、スキャンされたパルスレーザ光の反射率分布画像であるスキャンデータを取得する。なお、反射率は、反射光強度に光反射点までの距離による減衰を加味したものである。また、反射率分布画像に替えて、単に反射光強度の分布である反射光強度分布画像をスキャンデータとして用いてもよい。なお、レーザレーダ部10による、空間分解能は1mm程度である。
転送処理部14は、受光部12で受光した散乱光のスキャンデータを順次、通信部15を介して監視部20側に転送する処理を行う。
なお、発光部11が発光するパルスレーザ光の波長は、1.4μm以上のアイセーフ帯であり、具体的には1.4~2.6μmである。また、パルスレーザ光の出力強度は、25W/m^2以下である。また、図3に示すように、パルスレーザ光の垂直方向のスキャン範囲は、路側帯W側からの最大高さHが4.1m以上の範囲に設定されている。つまり、パルスレーザ光を出射する方向RAは、図3に示すように、レーザレーダ部10の設置箇所から自動車の車道までの距離をXmとし、レーザレーダ部10の設置箇所を地上からYmと設置したとき、θ=tan-1(4.1-Y/X)の角度とする。この構成を採用することで、パルスレーザ光をアイセーフティに限定しない場合であっても、パルスレーザ光が運転者の眼球に損傷を与えるおそれを防止する上で好適である。また、レーザレーダ部10の設置高さYは、歩行する可能性のある4才の幼児の平均身長(1メートル)よりも低い位置に設けられることが好ましい。
図2において、監視部20は、通信部21、表示部22、入力部23、制御部24、記憶部25、報知部26を有する。通信部21は、各レーザレーダ部10と通信するためのインターフェース部である。表示部22は、液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部23は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。なお、表示部22と入力部23は、タッチパネルなどによって一体形成してもよい。
記憶部25は、不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、各レーザレーダ部10から送られてくるスキャンデータD1及び後述する基準値D2を記憶する。
制御部24は、火災煙検知装置1全体を制御する制御部であり、評価値算出部31、判定部32、及び報知処理部33を有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、評価値算出部31、判定部32、及び報知処理部33にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
評価値算出部31は、各レーザレーダ部10が取得した反射強度もしくは反射率のスキャンデータをもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する。
判定部32は、評価値算出部31が算出した評価値が記憶部25に記憶された基準値D2以上である場合、煙粒子が火災に由来する煙であると判定する。記憶部25に記憶された基準値D2は、火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値であり、予め実験等によって求められた値である。
報知処理部33は、判定部32によって煙粒子が火災に由来する煙であると判定された場合、その旨を報知部26から報知出力する。報知部26は、図示しない他の部署に配置されたユニットであってもよいし、表示部22が兼ねる構成であってもよい。
<評価値の算出処理及び判定処理>
図4は、火災発生初期の煙粒子の画像の一例を示す図である。火災の発生の検知は、この煙粒子の直径dと煙粒子の粒子密度M(個/mm)とを求め、直径dや粒子密度Mが所定値以上である場合に火災が発生したものと判定することができるが、レーザレーダ部10の空間分解能が1mm程度である場合には困難なものとなる。
粒子の大きさがパルスレーザ光の波長の1/10以上のとき、散乱光の反射率Rは、式(1)に示すミー散乱の式によって示すことができる。
R=M×π(d/2)×((n-1)/(n+1)) …(1)
ここで、Mは、煙粒子の粒子密度(個/mm)であり、dは、煙粒子の平均直径であり、nは、煙粒子の屈折率である。nは、煙粒子の材料であり、煙粒子は炭素であるため、ほぼ2.2として設定できる。
したがって、式(1)から、反射率Rを測定することによって、M×dを算出することができる。そして、評価値算出部31は、すべてのスキャンデータの各点に対するM×dを求め、その平均値を評価値mとして算出する。一方、基準値D2には、火災が発生したときの評価値mの最小基準値であるM×dが記憶されている。
例えば、図2では、微粒子の平均直径dは、0.001mmであり、粒子密度は、78493(個/mm)であり、図2が火災初期の状態を示していることから、基準値D2は、M×d=78493×(0.001)=0.078493(個)となる。そして、評価値mが、0.078493(個)以上のときに火災であると判定される。
判定部32は、評価値mが基準値D2以上である場合、火災に由来する煙粒子が存在し、火災が発生したものと判定する。
<火災判定処理>
ここで、図5に示したフローチャートを参照して、制御部24による火災判定処理手順を説明する。図5に示すように、まず、制御部24は、各レーザレーダ部10から、反射強度もしくは反射率のスキャンデータを取得する(ステップS101)。その後、評価値算出部31は、各レーザレーダ部10のスキャンデータに対し、煙粒子の直径dの2乗と煙粒子の粒子密度Mとの乗算値M×dを各点毎に求める(ステップS102)。その後、評価値算出部31は、求めた各点の乗算値M×dの平均値を評価値mとして算出する(ステップS103)。
その後、判定部32は、各レーザレーダ部10の評価値mに基準値D2以上のものがあるか否かを判定する(ステップS104)。評価値mが基準値D2以上である場合(ステップS104,Yes)には、火災と判定し(ステップS105)、報知処理を行った(ステップS106)後、本処理を終了する。一方、評価値mが基準値D2以上でない場合(ステップS104,No)には、そのまま本処理を終了し、検出した煙粒子は、火災に由来しない煙粒子、例えば、2.5μm以下の排気ガスの微粒子であると認識する。なお、上記の処理は、所定時間毎、繰り返し行う。
なお、上述した処理では、各点の乗算値M×dの平均値を評価値mとしていたが、さらに各点の乗算値M×dのばらつき、例えば標準偏差を用いて火災の判定を行うようにしてもよい。例えば、評価値mが基準値D2以上であっても、標準偏差が、例えば所定値0.0005mm以下である場合には、火災発生でないと判定してもよい。
<火災判定処理の変形例1>
この火災判定処理の変形例1では、評価値mの単位時間(例えば1秒)あたりの時間変化が所定値D10以上、例えば10%以上の場合に火災と判定している。この場合、基準値D2は用いない。これは、火災が発生した場合、排気ガスの微粒子などと異なり、火災に由来する煙粒子が急激に増大し、評価値mの値が急激に変動するからである。
図6は、制御部24による変形例1の火災判定処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、制御部24は、各レーザレーダ部10から、反射強度もしくは反射率のスキャンデータを取得する(ステップS201)。その後、評価値算出部31は、各レーザレーダ部10のスキャンデータに対し、煙粒子の直径dの2乗と煙粒子の粒子密度Mとの乗算値M×dを各点毎に求める(ステップS202)。その後、評価値算出部31は、求めた各点の乗算値M×dの平均値を評価値mとして算出する(ステップS203)。
その後、判定部32は、評価値mの単位時間、例えば1秒間あたりの時間変化が10%以上であるか否かを判定する(ステップS204)。評価値mの単位時間あたりの時間変化が10%以上である場合(ステップS204,Yes)には、火災と判定し(ステップS205)、報知処理を行った(ステップS206)後、本処理を終了する。一方、評価値mの単位時間あたりの時間変化が10%以上でない場合(ステップS204,No)には、そのまま本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎、繰り返し行う。
<火災判定処理の変形例2>
この火災判定処理の変形例2では、隣接するレーザレーダ部10の評価値mの空間変化が所定値D20以上、例えば10%以上の場合に火災と判定している。この場合、基準値D2は用いない。これは、火災が発生した場合、排気ガスの微粒子などと異なり、火災に由来する煙粒子が空間的に急激に広がり、隣接するレーザレーダ部10の評価値mの値が急激に変動するからである。
図7は、制御部24による変形例1の火災判定処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、制御部24は、各レーザレーダ部10から、反射強度もしくは反射率のスキャンデータを取得する(ステップS301)。その後、評価値算出部31は、各レーザレーダ部10のスキャンデータに対し、煙粒子の直径dの2乗と煙粒子の粒子密度Mとの乗算値M×dを各点毎に求める(ステップS302)。その後、評価値算出部31は、求めた各点の乗算値M×dの平均値を評価値mとして算出する(ステップS303)。
その後、判定部32は、隣接するレーザレーダ部10の評価値mの空間変化が10%以上であるか否かを判定する(ステップS304)。隣接するレーザレーダ部10の評価値mの空間変化が10%以上である場合(ステップS304,Yes)には、火災と判定し(ステップS305)、報知処理を行った(ステップS306)後、本処理を終了する。一方、隣接するレーザレーダ部10の評価値mの空間変化が10%以上でない場合(ステップS304,No)には、そのまま本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎、繰り返し行う。
(実施の形態2)
ところで、粒子の大きさがパルスレーザ光の波長の1/10以下のとき、散乱光の反射率は、式(2)に示すレイリー散乱の式によって示すことができる。
R=A×(2π/3λ)×((n-1)/(n+2))×M …(2)
ここで、Mは、煙粒子の粒子密度(個/mm)であり、dは、煙粒子の平均直径であり、nは、煙粒子の屈折率である。nは、煙粒子の材料であり、煙粒子は炭素であるため、ほぼ2.2として設定できる。λは、パルスレーザ光の波長である。この式(2)では、式(1)に比べて、変数λが入っている。したがって、異なる波長λ1,λ2のパルスレーダ光の反射率R1,R2を取得することにより、煙粒子の平均直径dと煙粒子の平均の粒子密度Mを個別に求めることができる。なお、波長λ1は、例えば10μm、波長λ2は、例えば15μmである。
具体的には、異なる波長λ1,λ2に対する反射率R1,R2の式(3),(4)の連立方程式を解けばよい。
R1=A×(2π/3(λ1))×((n-1)/(n+2))×M
…(3)
R2=A×(2π/3(λ2))×((n-1)/(n+2))×M
…(4)
本実施の形態2の構成は、図2に示した発光部11が異なる波長λ1,λ2のパルスレーザ光を出射し、受光部12が異なる波長λ1,λ2のパルスレーザ光の散乱光の反射強度を検出する。
また、本実施の形態2では、平均直径と平均粒子密度とがそれぞれ個別に基準値D2に対応する基準値D21,D22として記憶部25に格納されている。例えば、図4を参照して、平均直径の基準値D21は、0.001mmであり、平均粒子密度の基準値D22は、78493(個/mm)である。
<火災判定処理>
ここで、図8に示したフローチャートを参照して、本実施の形態2の制御部24による火災判定処理手順を説明する。図8に示すように、まず、制御部24は、各レーザレーダ部10から、異なる波長の反射強度もしくは反射率のスキャンデータを取得する(ステップS401)。具体的には、異なる波長λ1,λ2の反射率R1,R2のスキャンデータを取得する。その後、評価値算出部31は、各レーザレーダ部10の各波長λ1,λ2に対するスキャンデータの各点毎に、式(3),(4)をもとに、煙粒子の直径d及び煙粒子の粒子密度Mを算出する(ステップS402)。その後、評価値算出部31は、求めた各点の直径dの平均値を評価値m1として算出するとともに、各点の粒子密度Mの平均値を評価値m2として算出する(ステップS403)。
その後、判定部32は、各レーザレーダ部10の評価値m1が基準値D21以上、または評価値m2が基準値D22以上であるか否かを判定する(ステップS404)。評価値m1が基準値D21以上、または評価値m2が基準値D22以上である場合(ステップS404,Yes)には、火災と判定し(ステップS405)、報知処理を行った(ステップS406)後、本処理を終了する。一方、評価値m1が基準値D21以上でなく、かつ評価値m2が基準値D22以上でない場合(ステップS404,No)には、そのまま本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎、繰り返し行う。
なお、ステップS403で評価値m2を算出せず、ステップS404の判定処理では、評価値m1のみを用いて判定してもよいし、ステップS403で評価値m1を求めず、ステップS404の判定処理では、評価値m2のみを用いて判定してもよい。
<火災判定処理の変形例1>
この火災判定処理の変形例1では、実施の形態1の変形例1と同様に、評価値m1または評価値m2の単位時間(例えば1秒)あたりの時間変化が所定値D31以上、例えば10%以上の場合に火災と判定している。この場合、基準値D21,D22は用いない。これは、火災が発生した場合、排気ガスの微粒子などと異なり、火災に由来する煙粒子が急激に増大し、評価値m1または評価値m2の値が急激に変動するからである。
図9は、本実施の形態2の制御部24による変形例1の火災判定処理手順を示すフローチャートである。この火災判定処理では、図8に示したステップS404に対応するステップS504の処理が図8に示した手順と異なるのみである。すなわち、ステップS501~S503,S505,S506は、ステップS401~S403,S405,S406と同じ処理である。
ステップS504では、評価値m1または評価値m2の単位時間あたりの時間変化が10%以上であるか否かを判断する。そして、評価値m1または評価値m2の単位時間あたりの時間変化が10%以上である場合(ステップS504,Yes)には、火災であると判定する(ステップS505)。一方、評価値m1または評価値m2の単位時間あたりの時間変化が10%以上でない場合(ステップS504,No)には、本処理を終了する。
<火災判定処理の変形例2>
この火災判定処理の変形例1では、実施の形態1の変形例2と同様に、隣接するレーザレーダ部10の評価値m1または評価値m2の空間変化が所定値D32以上、例えば10%以上の場合に火災と判定している。この場合、基準値D21,D22は用いない。これは、火災が発生した場合、排気ガスの微粒子などと異なり、火災に由来する煙粒子が空間的に急激に広がり、隣接するレーザレーダ部10の評価値m1または評価値m2の値が急激に変動するからである。
図10は、本実施の形態2の制御部24による変形例2の火災判定処理手順を示すフローチャートである。この火災判定処理では、図8に示したステップS404に対応するステップS604の処理が図10に示した手順と異なるのみである。すなわち、ステップS601~S603,S605,S606は、ステップS401~S403,S405,S406と同じ処理である。
ステップS604では、隣接するレーザレーダ部10の評価値m1または評価値m2の空間変化が10%以上であるか否かを判断する。そして、評価値m1または評価値m2の空間変化が10%以上である場合(ステップS604,Yes)には、火災であると判定する(ステップS605)。一方、評価値m1または評価値m2の空間変化が10%以上でない場合(ステップS604,No)には、本処理を終了する。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、空間分解能を高め、図4に示した反射率のスキャンデータが示す画像を取得し、この画像から煙粒子の直径を求める画像処理を行うようにしている。空間分解能は数μm程度であることが好ましい。図2に示した評価値算出部31は、取得した高分解能の画像に対して、近似関数として真円の関数を用いて煙粒子の粒子直径を求める画像処理を行い、各画像毎に煙粒子の平均直径を求める。すなわち、評価値算出部31は、評価値m1を求める。その他の火災判定処理は、実施の形態2と同じである。
<高空間分解能化の構成例>
図11は、本実施の形態3の受光部12の構成の一例を示す模式図である。実施の形態1,2では、1つの波長のパルスレーザ光に対して1つの光検出器を設けていることを前提として説明したが、本実施の形態3では、1つのパルスレーザ光に対して、スキャン方向ARにアレイ配置された複数の光検出器12aによって散乱強度(反射強度もしくは反射率)を検出するようにしている。なお、図11では、スキャン方向ARに垂直な方向にも複数の光検出器12aがアレイ配置されている。
このような複数の光検出器12aがアレイ配置された受光部12は、CCDカメラなどで用いられるSi材料をベースとして同一基板上に光検出器を集積することによって実現できる。例えば、受光部12としてCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを用い、1つのパルスレーザ光が反射される1測定点の範囲(1mm×1mm)の中での反射率分布を求めることができる。アレイ配置される光検出器の間隔は、5μm程度まで集積が可能であるため、空間分解能は、5μm程度となる。この結果、1スキャンの終了毎に、図4に対応する高解像度の画像を得ることができ、この画像に対する粒子直径を求める画像処理を施すことによって、実施の形態2と同様な火災判定処理を行うことができる。
<高空間分解能化の構成の変形例1>
空間分解能の向上は、パルスレーザ光のスキャン刻みを細かくすることによっても実現される。実施の形態1,2は、スキャン刻みが0.3°間隔であったが、本変形例1では、スキャン刻みを0.003°間隔としている。
図12は、本実施の形態3の変形例1のスキャン機構13の構成を示す模式図である。図12に示すように、スキャン機構13は、第1スキャン機構61の上面に第2スキャン機構62が配置される。第1スキャン機構61は、第1スキャン角度θ1で回頭する。第2スキャン機構62は、第1スキャン角度θ1での停止時に、第1スキャン角度θ1未満の細かい第2スキャン角度θ2刻みで回頭する。例えば、第1スキャン角度θ1は、10°以下の角度であり、第2スキャン角度θ2は、0.0003°以下の角度である。パルスレーザ光は、この第2スキャン角度θ2の回頭ごとに出射される。
第2スキャン機構62は、第1スキャン機構61に固定配置される固定部材63と、発光部11及び受光部12を配置する支持部材64とが、圧電素子65a,65bを介して接続される。圧電素子65a,65bは、固定部材63と支持部材64との間の空隙の両端部側にそれぞれ配置される。例えば、第2スキャン角度θ2の回頭は、図上、左側に配置された圧電素子65aを最大厚さにしておき、右側に配置された圧電素子65bを最小厚さにしておき、第2スキャン角度θ2分変化する電圧を圧電素子65aに印加して圧電素子65aの厚さを小さくし、あるいは第2スキャン角度θ2分変化する電圧を圧電素子65bに印加して圧電素子65bの厚さを大きくしていく。これらの圧電素子65a,65bに対する厚み変化の組み合わせによって支持部材64が回頭する。なお、第2スキャン機構62の最大回頭角度は、第1スキャン角度θ1である。
このように、スキャン角度を0.0003°以下の角度という細かい刻みとすることによって、数μmレベルの空間分解能を得ることができる。
<高空間分解能化の構成の変形例2>
なお、図13に示すように、発光部11(11a~11d)を多段配置し、スキャン方向ARに垂直な方向にパルスレーザ光をスキャンしつつ、各パルスレーザ光をスキャン方向ARにスキャンすることによって、さらに空間分解能を向上させることができる。
上述した実施の形態1~3では、図4に対応する1μm程度以上の粒子を、煙に由来する煙粒子として火災判定処理を行うようにしていたが、排気ガスの微粒子が2. 5μm以下とし、火災に由来する煙粒子を2.5μm以上として火災判定処理を行うようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1~3では、いずれも反射率のスキャンデータが示す反射率分布を求めていたが、レンジ方向の距離を示すBスコープの情報を用いて煙の発生位置を取得するようにしてもよい。
このBスコープのような、光の反射点の距離の2次元分布画像を用い、煙粒子の3次元分布を補うようにしてもよい。この場合、特に、煙粒子の粒子密度を精度高く取得することができる。また、煙粒子の3次元情報を求めるまでもなく、反射率分布画像と、距離の2次元分布画像とを用いるのみで、煙粒子の3次元分布を求めることができる。さらに距離の2次元分布画像に、反射率の情報を加えるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1~3では、いずれもパルスレーダ光をスキャンするようにしていたが、これに限らず、パルスレーザ光はスキャンしなくてもよい。この場合における煙粒子の直径や粒子密度の評価値は、特定の1つの測定ポイントデータに対する平均値を用いる。例えば、特定の1つの測定ポイントデータによって図4に対応した情報を得ることができ、この情報から煙粒子の直径や粒子密度の評価値を算出することになる。なお、スキャンデータに対する評価値としての平均値は、スキャン範囲の全測定ポイントに対する平均値を用いても良いし、各測定ポイントに対する平均値を用いても良い。
さらに、監視部20内の制御部24の構成を各レーザレーダ部10側に持たせた構成としても良い。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 火災煙検知装置
10 レーザレーダ部
11 発光部
12 受光部
13 スキャン機構
14 転送処理部
15 通信部
20 監視部
21 通信部
22 表示部
23 入力部
24 制御部
25 記憶部
26 報知部
31 評価値算出部
32 判定部
33 報知処理部
40 通信線
61 第1スキャン機構
62 第2スキャン機構
63 固定部材
64 支持部材
65a,65b 圧電素子
AR スキャン方向
D 所定間隔
d 平均直径
D1 スキャンデータ
D10,D20,D31,D32 所定値
D2,D21,D22 基準値
m,m1,m2 評価値
M 粒子密度
P 煙粒子
R,R1,R2 反射率
RA 方向
T トンネル
U 天井
W 路側帯
θ1 第1スキャン角度
θ2 第2スキャン角度
λ1,λ2 波長

Claims (9)

  1. 火災に由来する煙を検知することができる火災煙検知装置であって、
    光を出射し、煙粒子によって反射される光の強度を取得する光送受信部と、
    前記反射された光の強度から煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する評価値算出部と、
    火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値を記憶する記憶部と、
    前記評価値が前記基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定する判定部と、
    を備え、
    前記光送受信部が取得する反射される光の強度は、ミー散乱によるものであり、
    前記煙粒子情報の評価値は、煙粒子の直径の2乗と煙粒子の粒子密度との乗算値であることを特徴とする火災煙検知装置。
  2. 火災に由来する煙を検知することができる火災煙検知装置であって、
    光を出射し、煙粒子によって反射される光の強度を取得する光送受信部と、
    前記反射された光の強度から煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する評価値算出部と、
    火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値を記憶する記憶部と、
    前記評価値が前記基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定する判定部と、
    を備え、
    前記評価値算出部は、前記光送受信部の反射光強度分布画像をもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度を前記煙粒子の形状認識処理によって求めて前記評価値を算出することを特徴とする火災煙検知装置。
  3. 火災に由来する煙を検知することができる火災煙検知装置であって、
    光を出射し、煙粒子によって反射される光の強度を取得する光送受信部と、
    前記反射された光の強度から煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する評価値算出部と、
    火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値を記憶する記憶部と、
    前記評価値が前記基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定する判定部と、
    を備え、
    前記評価値算出部は、前記光送受信部と煙粒子による光の反射点の距離の2次元分布画像をもとに、煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度を前記煙粒子の形状認識処理によって求めて前記評価値を算出することを特徴とする火災煙検知装置。
  4. 火災に由来する煙を検知することができる火災煙検知装置であって、
    光を出射し、煙粒子によって反射される光の強度を取得する光送受信部と、
    前記反射された光の強度から煙粒子の直径及び/又は煙粒子の粒子密度に関する煙粒子情報の評価値を算出する評価値算出部と、
    火災に由来する煙である場合の煙粒子情報の基準値を記憶する記憶部と、
    前記評価値が前記基準値以上である場合、前記煙粒子は火災に由来する煙であると判定する判定部と、
    を備え、
    前記光送受信部がスキャンし、
    前記光送受信部のスキャン機構は、
    第1スキャン角度でスキャンする第1スキャン機構と、
    前記第1スキャン機構上に配置され、前記第1スキャン角度間で前記第1スキャン角度よりも小さい第2スキャン角度でスキャンする第2スキャン機構と、
    を有し、
    前記光は、前記第2スキャン角度で出射されることを特徴とする火災煙検知装置。
  5. 前記第2スキャン機構は、前記第2スキャン角度を圧電素子の駆動によって生成することを特徴とする請求項4に記載の火災煙検知装置。
  6. 前記光送受信部はレーザレーダであることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の火災煙検知装置。
  7. 前記判定部が、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定した場合、その旨を報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の火災煙検知装置。
  8. 前記判定部は、前記評価値の単位時間あたりの時間変化が所定時間変化値以上である場合、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定することを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の火災煙検知装置。
  9. 前記光送受信部は、所定間隔ごとに複数配置され、
    前記判定部は、隣接する光送受信部が検出した反射された光の強度による評価値の空間変化が所定空間変化値以上である場合、前記煙粒子が火災に由来する煙であると判定することを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の火災煙検知装置。
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